JP2009150571A - 湯沸器 - Google Patents

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Abstract

【課題】湯沸器の再使用の停止を安全に行うことが可能な湯沸器を提供する。
【解決手段】湯沸器の制御基板62に設けられたソレノイド弁駆動回路91は、電池76とソレノイド弁92のコイル47との導通状態を制御可能なトランジスタ93を備えている。CPU71が熱電対の起電力を検知し、不完全燃焼が生じている可能性があると判断した場合、トランジスタ93のベース信号を制御してコイル47に通電させ、プランジャ46を駆動させてガス流路を閉塞することにより、湯沸器の再使用を禁止するインターロック状態とする。一旦閉塞状態となると、CPU71によりプランジャ46を駆動して開放状態とすることは不可能であるため、不用意なインターロック解除操作を防止することが可能となる。
【選択図】図3

Description

本発明は、湯沸器に関し、詳細には、ガスバーナの燃焼状態の異常を検出し、器具の使用を停止するインターロックを確実且つ安全に行うことができるとともに、この状態を解除することができる湯沸器に関する。
従来、湯沸器においては、室内の換気が不十分な場合や熱交換器のフィンの間隔が燃焼生成物の付着により閉塞を起こした場合には、燃焼用空気を取り込み難くなり、不完全燃焼に繋がるおそれがある。このような不完全燃焼での運転状態を検知してガスの供給を遮断する不完全燃焼防止装置を備えているものが知られている。また、このような不完全燃焼に繋がる原因を放置したまま使用が繰り返されないよう、燃焼停止とともに器具の再使用を禁止するインターロック手段を備えたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。インターロック状態においては、燃料供給制御用の電磁弁を駆動してガス流路を閉塞し、燃料への着火装置(イグナイタ)がスパークしないように制御することによって、器具の再利用を禁止している。
特開平11−311412号公報
しかしながら、電磁弁は、通常、外部操作ボタンを押下することにより機械的に開弁するような構成となっている。従って、インターロック状態であっても、操作ボタンが継続して押下された状態となっている場合には、電磁弁は開弁状態となりガス流路は開放状態となるため、たとえイグナイタがスパークしないように制御されていても、ガスが湯沸器内に供給されてしまうという問題点があった。
加えて、従来の湯沸器においては、電源となる乾電池の抜き差しにより制御CPUがリセットしてインターロックが解除されてしまうという問題点もあった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、湯沸器の使用を停止するインターロックを安全に行うことが可能であるとともに、乾電池の一時的な取り外しが行われた場合でもインターロックを確実に継続実行することが可能な湯沸器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明の湯沸器は、ガスバーナの燃焼排気熱を利用して伝熱管の通水を加熱する熱交換器と、前記ガスバーナへ燃料を流通するガス流路と、前記ガスバーナへの燃料供給を制御する電磁弁と、前記ガスバーナの燃焼状態を監視する監視手段と、前記ガス流路を閉塞し、前記ガスバーナへの燃料供給を停止するプランジャを備えたソレノイド弁と、前記ガス流路を閉塞する方向に前記プランジャを駆動させるために、当該ソレノイド弁が備えるコイルに直流電流を供給する電流供給手段と、前記監視手段による監視結果に基づき、前記電流供給手段と前記コイルとの間の電路を導通させて前記コイルに直流電流を供給し、前記プランジャを駆動させて前記ガス流路を閉塞状態とする電流制御手段と、前記電流制御手段により、前記プランジャが前記ガス流路を閉塞する状態に駆動された後、前記電流供給手段と前記コイルとの間の電路が非導通となり、前記コイルへの電流供給が停止された状態において、前記ガス流路を開放する方向に前記プランジャを駆動して開放する解除手段を備えたことを特徴とする。
請求項1に係る発明の湯沸器では、ガス流路から供給された燃料によりガスバーナが燃焼し、この燃焼排気熱を利用して伝熱管の通水が加熱される。なお、ガスバーナへの燃料供給の制御は電磁弁により行われている。そして、ガス流路を閉塞しガスバーナへの燃料供給を停止することが可能なソレノイド弁が設けられている。また、プランジャを駆動させるための電流を供給する電流供給手段と、プランジャを駆動させてガス流路を閉塞させるために、電流供給手段とコイルとの間の電路を導通させ、コイルに電流を供給する制御を行う電流制御手段とが設けられている。そして、監視手段の監視結果に基づいて、コイルに電流が供給され、プランジャが駆動されてガス流路を閉塞した状態となった後、電流供給手段とコイルとの間の電路が非導通となり、前記コイルへの電流供給が停止された状態において、ガス流路を開放する方向にプランジャを駆動させる解除手段を備えている。すなわち、電磁弁とは別にソレノイド弁を設け、これによりガスバーナへのガス供給を停止することにより、インターロックを安全に実行することが可能となる。また、一旦閉塞状態に駆動したプランジャは、コイルへの電流供給が停止されても閉塞状態を維持し、解除手段による操作によってのみガス流路を開放できるようになっている。従って、ガス流路の閉塞状態を容易に解除されることがないため、湯沸器の安全性が向上する。
以下、本発明の一実施形態である湯沸器1について、図面を参照して説明する。図1は、湯沸器1の概略構成図であり、図2は、制御基板62の電気的構成を示すブロック図であり、図3は、ソレノイド弁駆動回路91の電気的構成を示すブロック図であり、図4は、CPU71によるソレノイド弁の駆動制御処理のフローチャートである。
はじめに、図1を参照し、湯沸器1の概略構成について説明する。図1に示すように、湯沸器1は、金属製のケース状の器具(図示外)を備える。この器具内の中段よりやや上側には、ガスを燃焼させるメインバーナ14が設けられている。このメインバーナ14には、連続スパークによってメインバーナ14に点火する点火電極44が設けられ、その点火電極44にはイグナイタ43(図2参照)が接続されている。また点火電極44の隣には、メインバーナ14の炎を検知するためのフレームロッド45が設けられている。そしてメインバーナ14の上方には、メインバーナ14の燃焼排気熱によって伝熱管12aの通水を加熱する熱交換器12が設けられている。また器具の正面下部には操作パネル(図示外)が設けられ、その操作パネルには操作ボタン54が設けられている。
また、器具には、ガスが流入するガス流路21と、水が流入する水入口25と、湯が流出する出湯口28とが各々設けられている。ガス流路21とメインバーナ14との間にはガス管22が接続され、水入口25と熱交換器12の入口との間には給水管16が接続され、出湯口と熱交換器12の出口との間には出湯管18が接続されている。
さらに、給水管16と水入口25との間には給止水栓20が設けられている。この給止水栓20には、水栓パイロットバルブ26が設けられている。さらに水栓パイロットバルブ26と操作ボタン54との間には、操作ボタン54の操作によって動く連動レバー30,32が介設されている。つまり操作ボタン54が押下されると、連動レバー30,32は水栓パイロットバルブ26を開くように作用する。これにより給水管16に水が流れるようになっている。
他方、ガス流路21にはソレノイド弁92が設けられている。このソレノイド弁92は、コイル47と、コイル47に電流が流れることにより駆動しガス流路21を閉塞させるプランジャ46と、閉塞状態に駆動したプランジャ46を手動にて開放状態に戻すためのプランジャ開放ツマミ48とが各々設けられている。また、ガス管22とガス流路21との間には給ガス栓24が設けられている。この給ガス栓24には、給水管16に水が流れると連動して開く水圧応動弁34と、点火トラブル等を未然に防止するためのマグネット式のガス電磁弁36と、そのガス電磁弁36を開閉するマグネット開弁機構37と、給ガス栓24内の給ガス流路を操作ボタン54の操作によって開閉するための器具栓38とが各々設けられている。そして水栓パイロットバルブ26と水圧応動弁34とは、突棒40を介して連結されている。この突棒40には、突棒40の移動に伴ってON−OFF信号を出力する水圧スイッチ50,51が各々設けられている。さらに給ガス栓24の下流側には、供給ガス圧の変動を調整するガスガバナ29が設けられている。
また、メインバーナ14には、メインバーナ14の立ち消え又は酸欠を検知する一次熱電対58が設けられている。例えば、酸欠によりメインバーナ14の炎がリフト現象を起こしている場合、一次熱電対58から炎が遠ざかるので、一次熱電対58から出力される起電力は低下する。このことにより、室内が酸欠状態であることが検出できる。なお、一次熱電対58には、センシングバーナ53が併設されている。これにより一次熱電対58は、センシングバーナ53の炎により直接加熱される。
さらに、熱交換器12には、フィン12bの目詰まりを検知する二次熱電対60が設けられている。二次熱電対60は、熱交換器12の側壁に設けられた開口(図示外)に臨む位置に配置されている。たとえば、熱交換器12のフィン12bにススや異物が詰まると、側壁の開口から燃焼排気熱が流出する。この場合、二次熱電対60から出力される起電力は上昇する。このことにより、熱交換器12のフィン12bが詰まっていることがわかる。そして、上記構造を備えた器具内には、湯沸器1の動作を制御するための制御基板62(図2参照)が設けられている。
次に、図2を参照し、制御基板62の構成について説明する。図2に示すように、制御基板62には、中央演算処理装置としてのCPU71が設けられている。また、制御基板62には、ROM72、RAM73、EEPROM74、発振子75、熱電対回路78、イグナイタ回路79、マグネット駆動回路80、フレームロッド回路82、ソレノイド弁駆動回路91が夫々設けられており、CPU71に接続されている。これらのうちROM72は、各種制御プログラム、各種データの初期値等を記憶する不揮発性記憶素子であり、RAM73は、CPU71の演算処理中に発生するデータ等を一時的に記憶する揮発性記憶素子である。またEEPROM74は、カウンタやパラメータ等を記憶する不揮発性記憶素子である。また発振子75は、CPU71に対してクロックを供給している。また熱電対回路78には、器具に設けられた一次熱電対58及び二次熱電対60(以下、一次熱電対58と二次熱電対60とを総称し「熱電対70」という。)が接続されている。そして、CPU71による熱電対70の起電力の検出が可能となっている。またイグナイタ回路79には、器具に設けられたイグナイタ43が接続されている。そして、CPU71によるイグナイタ43のスパーク制御が可能となっている。またマグネット駆動回路80には、器具に設けられたガス電磁弁36が接続されている。そして、CPU71によるガス電磁弁36のマグネット保持電流の制御が可能となっている。またフレームロッド回路82には、器具に設けられたフレームロッド45が接続されている。そして、CPU71がフレームロッド45の出力信号を検知可能な状態となっている。またソレノイド弁駆動回路91には、本実施の形態の要部であるソレノイド弁92が接続されている。そして、CPU71がソレノイド弁92を駆動できるようになっている。またCPU71には、器具に設けられた水圧スイッチ50、51が接続されており、これらのスイッチのON−OFF状態を検知することが可能な状態となっている。またCPU71には、器具に設けられたLED77が接続されており、使用者に対してメンテナンスの必要性を報知することが可能な状態となっている。さらに、器具に設けられている電池76が上記回路等を駆動するために制御基板62に接続されている。
次に、図3を参照し、ソレノイド弁駆動回路91の電気的構成について説明する。図3に示すように、ソレノイド弁駆動回路91は、スイッチング制御用のトランジスタ93を備えている。トランジスタ93のエミッタ端子には電池76が接続され、コレクタ端子にはソレノイド弁92のコイル47が接続され、ベース端子にはCPU71の出力端子から電圧が印加されるようになっている。
そして、CPU71がトランジスタ93のベース端子の電位を制御することにより、エミッタ端子〜コレクタ端子間の導通状態を制御でき、プランジャ46を駆動できるような構成となっている。すなわち、CPU71によるトランジスタ93のベース端子制御により、エミッタ端子〜コレクタ端子間を非導通状態から導通状態とした場合、コイル47に電流が通電し、プランジャ46はガス流路21(図1参照)を閉塞する状態に駆動する。一方、回路構成上コイル47に導通状態とは逆向きの電流が流れないようになっているため、一旦ガス流路21(図1参照)を閉塞状態とする状態に駆動したプランジャ46は、その後エミッタ端子〜コレクタ端子間を導通状態から非導通状態とした場合でも、ガス流路21を閉塞した状態に保持される。
次に、操作ボタン54(図1参照)押下により出湯を開始する場合の動作について、図1を参照して説明する。ユーザによって操作ボタン54が押下されると、連動レバー30、32を介して水栓パイロットバルブ26が開かれる。すると、給水管16に水が流れ、その水圧によって突棒40が押されて、水圧応動弁34が開かれる。さらに突棒40に係止されたマグネット開弁機構37によって、ガス電磁弁36が開かれる。これと同時に水圧スイッチ50がONされ、マグネット保持電流が流れて励磁されることによってガス電磁弁36が開放状態に保持される。他方、器具栓38は操作ボタン54が押されることによって開かれる。これによって給ガス栓24の給ガス流路が完全に開かれ、メインバーナ14にガスが供給される。そして突棒40が押されると同時に水圧スイッチ51がONされる。そこでイグナイタ43を駆動させ、点火電極44を連続スパークさせることによってメインバーナ14及びセンシングバーナ53を点火する。
次に、図4を参照し、CPU71(図2参照)が実行するソレノイド弁の駆動制御処理のフローチャートについて説明する。本実施例における湯沸器1は、不完全燃焼に繋がる怖れがある状態を連続して所定回数以上検知した場合に、事故防止の為に機器の再使用を禁止した状態(以下「インターロック状態」という。)とする機能(以下「インターロック機能」という。)を有している。再使用を禁止するために、本実施形態においては、イグナイタ43(図2参照)によるスパーク制御を禁止し、併せて、ガス電磁弁36、及びソレノイド弁92(図1参照)を制御してガス流路21を閉塞状態とし、ガスの供給を停止する。このことによってインターロック機能を実現している。図4に示すように、まず、ユーザによって操作ボタン54(図1参照)が押下され、点火操作がなされると(S10:YES)、これと同時に水圧スイッチ50がONされる。これをCPU71(図1参照)が検知し、マグネット保持電流を通流させて励磁させ、ガス電磁弁36を開放状態に保持する。また、水圧スイッチ50に続いて水圧スイッチ51がオンされると、これをCPU71が検知し、イグナイタ43を駆動させて点火電極44を連続スパークさせ、メインバーナ14及びセンシングバーナ53を点火する(S11)。
ここで、室内の換気が不十分な状態となった場合や、熱交換器12(図1参照)のフィン12b(図1参照)にススや異物が詰まった状態となった場合、燃焼用空気が取り込みにくくなり、不完全燃焼につながる虞がある。そこで、フレームロッド45(図1参照)、一次熱電対58(図1参照)、及び二次熱電対60(図1参照)の検知結果を監視し、不完全燃焼となっている可能性があると判断した場合には、ガス電磁弁36(図1参照)及びソレノイド弁92(図1参照)によりガス流路を閉塞する。
具体的には、以下の処理を実行する。メインバーナ14及びセンシングバーナ53の点火の後、フレームロッド45(図2参照)がメインバーナ14(図1参照)の炎を検知したか否かを判断する(S13)。所定時間継続してメインバーナ14の炎を検知した場合(S13:YES、S15:YES)、メインバーナ14が安定して点火状態となったと判断する。これとは逆に、フレームロッド45(図2参照)がメインバーナ14(図1参照)の炎を検知できなかった場合や(S13:NO)、瞬間的に炎を検知した場合であっても、継続して所定時間メインバーナ14の点火状態を検知できなかった場合(S13:YES、S15:NO、S13:NO)、室内が酸欠状態となっている可能性があると判断する。そして、ガス漏れ防止のためにガスの供給を停止させる処理を行うため、S25に移行する。
フレームロッド45(図2参照)がメインバーナ14(図1参照)の安定した点火状態を検知した場合(S15:YES)、次に、一次熱電対58(図1参照)の起電力(V1)が1.5mV以上であるかどうかを判断する(S17)。1.5mV以上であった場合(S17:YES)、メインバーナ14(図1参照)の立ち消え又は酸欠は生じていないものとみなす。そして次に、二次熱電対60(図1参照)の起電力(V2)が15mV未満であるかどうかを判断する(S19)。15mV未満であった場合(S19:YES)、フィン12b(図1参照)の目詰まりは生じていないものとみなす。そして再度フレームロッド45(図2参照)がメインバーナ14(図1参照)の炎を検知できているかを判断し(S21)、炎を検知できている場合(S21:YES)、次に、水圧スイッチ50及び水圧スイッチ51(図1参照)がOFFとなっているかどうかを判断する(S23)。双方のスイッチがOFFとなっていた場合、操作ボタン54(図1参照)がユーザにより再押下され、消火操作がなされたものとみなす(S23:YES)。そして、EEPROM74(図2参照)に記憶されている不完全燃焼回数に「0」を記憶し(S24)、マグネット保持電流の通電を停止させてガス電磁弁36(図1参照)を閉塞状態として(S31)、一連の点火処理を終了する。一方、水圧スイッチ50及び水圧スイッチ51(図1参照)がOFFとなっていない場合、消火操作はなされていないものとみなして(S23:NO)、継続して一次熱電対58、二次熱電対60、及びフレームロッド45の監視を実行する。(S17、S19、S21)。
ここで、V1が1.5mV未満であった場合(S17:NO)、V2が15mV以上であった場合(S19:NO)、及び、フレームロッド45(図2参照)が炎を検知できなかった場合(S21:NO)、メインバーナ14(図1参照)の立ち消え又は酸欠、及びフィン12b(図1参照)の目詰まりが発生し、不完全燃焼発生の虞があるとみなして、S25に移行する。
S25では、EEPROM74(図2参照)に記憶されている不完全燃焼回数に「1」加算して更新し、記憶する。次に、確実に不完全燃焼が発生してしまっていることを確認するために、更新した不完全燃焼回数が3回以上となったかどうかを判断する(S27)。ここで、不完全燃焼回数が3回未満の場合(S27:NO)、インターロック状態には移行せず、マグネット保持電流の通電を停止させてガス電磁弁36(図1参照)を閉塞し(S31)、出湯を停止して一連の点火処理を終了する。なおこの状態では、湯沸器は再使用が可能な状態となっているため、再度操作ボタン54(図1参照)が押下された場合には通常通り出湯が開始される。
一方、不完全燃焼発生回数が3回以上となった場合には(S27:YES)、不完全燃焼が確実に生じているものと判断し、湯沸器を再使用不可能なインターロック状態とする。具体的には、ソレノイド弁駆動回路91(図2参照)を制御してコイル47(図1参照)に電流を通電させ、プランジャ46(図1参照)をガス流路が閉塞される状態に駆動させる(S29)。そしてこの状態でマグネット保持電流の通電を停止させてガス電磁弁36(図1参照)を駆動させ、ガス流路を閉塞し(S31)、出湯を停止して一連の処理を終了する。
なお、不完全燃焼につながる要因を解消した後は、ガス電磁弁36によるガス流路の閉塞状態を解除してイグナイタ43による点火を許可し、プランジャ開放ツマミ48を操作してガス流路21を開放状態とすることにより、湯沸器を再使用可能な状態とすることができるようになっている。
以上説明したように、本実施の形態の湯沸器1では、ソレノイド弁92をガス流路21に設け、インターロック時においてプランジャ46を閉塞状態とするように制御することにより、湯沸器1を再使用不可能とするインターロック機能を実現している。インターロック状態においては、ソレノイド弁92を閉塞状態とすることにより、操作ボタン54を継続して押下させた場合でもガスが湯沸器内に流入してしまうことがなくなるため、より安全に湯沸器をインターロック状態とすることが可能となる。また、ガス流路21を閉塞状態としたソレノイド弁92のプランジャ46は、プランジャ開放ツマミ48の手動操作によってのみ元の状態に戻すことが可能な構成となっており、制御基板62のCPU71(図2参照)からの制御によっては元の開放状態に戻すことはできないようになっている。そのため、湯沸器の駆動電源である電池76の一時的な取り外し等によるインターロック状態の解除が不可能となり、確実にインターロック状態を継続可能となっている。さらに、インターロック状態を解除させるためには、プランジャ開放ツマミ48を手動にて操作し、プランジャ46を開放状態にする。このことにより、ガス流路は開放された状態となり、操作ボタン54(図1参照)の押下により出湯が再開可能となっている。そのため、不完全燃焼発生の要因の解消後は、湯沸器1を再利用できるようになっている。
なお、図1に示す湯沸器1の概略構成図におけるメインバーナ14が、本発明の「ガスバーナ」に相当し、電池76が、本発明の「電流供給手段」に相当し、プランジャ開放ツマミ48が、本発明の「解除手段」に相当する。また、図4に示す点火操作時の処理のフローチャートにおけるS13、S17,S19、及びS21において、フレームロッド45、一次熱電対58及び二次熱電対60から出力される電圧を監視する処理を行うCPU71が、本発明の「監視手段」に相当し、S29において、ソレノイド弁駆動回路91のトランジスタ93を制御し、コイル47への電流供給を制御する処理を行うCPU71が、本発明の「電流制御手段」に相当する。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能であることは言うまでもない。上記実施形態においては、一次熱電対58の起電力が1.5mV以上であるか、二次熱電対60の起電力が15mV以下である場合に、不完全燃焼発生の可能性があるとみなしていたが、これらの値に限定されるものではなく、他の値により不完全燃焼の可能性を判断してもかまわない。また、上記実施形態においては、プランジャ開放ツマミを設け、手動によりプランジャを駆動させることによりインターロック状態を解除可能としたが、これに限定されるものではない。従って、他の機械的、及び電気的構成によりプランジャを駆動させ、インターロック状態を解除可能としてもかまわない。また、上記実施形態においては、ソレノイド弁と電磁弁との両方を制御してインターロック機能を実現しているが、これに限定されるものではなく、ソレノイド弁のみを制御してインターロック機能を実現することとしてもよい。
湯沸器1の概略構成図である。 湯沸器が備える制御基板62の電気的構成を示すブロック図である。 制御基板62が備えるソレノイド弁駆動回路91の電気的構成を示すブロック図である。 CPU71によるソレノイド弁の駆動制御処理である。
符号の説明
1 湯沸器
14 メインバーナ
21 ガス流路
36 ガス電磁弁
37 マグネット開弁機構
43 イグナイタ
44 点火電極
45 フレームロッド
46 プランジャ
47 コイル
48 プランジャ開放ツマミ
54 操作ボタン
58 一次熱電対
60 二次熱電対
62 制御基板
70 熱電対
76 電池
78 熱電対回路
79 イグナイタ回路
80 マグネット駆動回路
81 安全回路
82 フレームロッド回路
91 ソレノイド弁駆動回路
92 ソレノイド弁
93 トランジスタ

Claims (1)

  1. ガスバーナの燃焼排気熱を利用して伝熱管の通水を加熱する熱交換器と、
    前記ガスバーナへ燃料を流通するガス流路と、
    前記ガスバーナへの燃料供給を制御する電磁弁と、
    前記ガスバーナの燃焼状態を監視する監視手段と、
    前記ガス流路を閉塞し、前記ガスバーナへの燃料供給を停止するプランジャを備えたソレノイド弁と、
    前記ガス流路を閉塞する方向に前記プランジャを駆動させるために、当該ソレノイド弁が備えるコイルに直流電流を供給する電流供給手段と、
    前記監視手段による監視結果に基づき、前記電流供給手段と前記コイルとの間の電路を導通させて前記コイルに直流電流を供給し、前記プランジャを駆動させて前記ガス流路を閉塞状態とする電流制御手段と、
    前記電流制御手段により、前記プランジャが前記ガス流路を閉塞する状態に駆動された後、前記電流供給手段と前記コイルとの間の電路が非導通となり、前記コイルへの電流供給が停止された状態において、
    前記ガス流路を開放する方向に前記プランジャを駆動して開放する解除手段を備えたことを特徴とする湯沸器。
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