JPH08200664A - ガスメータ用遮断弁制御装置 - Google Patents

ガスメータ用遮断弁制御装置

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Publication number
JPH08200664A
JPH08200664A JP3445195A JP3445195A JPH08200664A JP H08200664 A JPH08200664 A JP H08200664A JP 3445195 A JP3445195 A JP 3445195A JP 3445195 A JP3445195 A JP 3445195A JP H08200664 A JPH08200664 A JP H08200664A
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JP
Japan
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state
switch
shutoff valve
shutoff
valve
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Application number
JP3445195A
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English (en)
Inventor
Kazuya Fujisawa
和也 藤澤
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Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遮断弁の復帰の操作を容易かつ確実にすると
共に、需要家が容易に遮断弁の復帰状態を判別できるよ
うにする。 【構成】 正常時には、遮断弁20は開放状態にあり、
復帰スイッチ30は第1の状態にある。異常時には、制
御部25が、遮断弁20を開放状態から遮断状態に変化
させてガスを遮断すると共にスイッチ駆動用ソレノイド
を動作させて復帰スイッチ30を第1の状態から図2に
示した第2の状態に変化させる。ガスの供給を再開させ
るために復帰スイッチ30が第2の状態から第1の状態
に変化するように操作されると、制御部25は、遮断弁
20を遮断状態から開放状態に復帰させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスメータにおいてガ
ス漏れ等の異常時にガスを遮断する遮断弁を制御するた
めのガスメータ用遮断弁制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスメータには、ガス漏れ等の異常時に
ガスを自動的に遮断する遮断弁が設けられている。従来
のガスメータでは、遮断弁としては、異常時には電気的
に遮断状態にし、開放状態にする復帰は手動で行うもの
が用いられていた。
【0003】図9はこのような遮断弁を有する従来のガ
スメータの構成を示す断面図である。このガスメータ
は、本体110を有し、この本体110内に、入口部1
11から出口部112に到るガス流路を形成する配管1
13が挿通されている。この配管113の途中には流量
計測部114が設けられている。配管113の外側には
圧力スイッチ115が設けられ、この圧力スイッチ11
5は、配管113に設けられた圧力導入孔116を介し
て配管113内に連通している。圧力スイッチ115
は、配管113内のガス供給圧力が所定値以下になった
場合に信号を出力するようになっている。流量計測部1
14および圧力導入孔116の上流側における配管11
3内には、上流側と下流側を隔てる隔壁117が設けら
れ、この隔壁117には開口部118が設けられてい
る。ガスメータは遮断弁120を備え、この遮断弁12
0は、開口部118を閉塞可能なゴム弁体121と、一
端がゴム弁体121に接続され他端側が配管113を貫
通して外部に導出されたシャフト122と、配管113
の外側に設けられ、シャフト122を進退するアクチュ
エータ123とを有している。
【0004】ガスメータは、更に、流量計測部114、
圧力スイッチ115およびアクチュエータ123に接続
された制御部125を備えている。制御部125は、流
量計測部114の出力に基づいて流量および積算流量を
演算し、図示しない表示部に積算流量を表示させると共
に、所定量以上の流量を検出した場合や所定の流量を所
定時間以上検出した場合や、圧力スイッチ115によっ
てガス供給圧力が所定値以下に低下したことを検出した
場合等の異常時に、遮断弁120を駆動してガスを遮断
すると共に、図示しない警報ランプを点滅して異常を知
らせるようになっている。
【0005】ガスメータは、更に、遮断弁120がガス
を遮断した後にガス需要家が手動で再びガス流路を開く
ための復帰ボタン126を備えている。この復帰ボタン
126には、シャフト127の一端が接続され、シャフ
ト127の他端側は配管113を貫通してゴム弁体12
1に対向している。復帰ボタン126と配管113との
間には、復帰ボタン126を外側に付勢するばね128
が設けられている。本体110には、復帰ボタン126
に対応する位置に開口部129が設けられ、この開口部
129には着脱自在なキャップ130が装着されてい
る。
【0006】このガスメータでは、異常時に遮断弁12
0がガスを遮断した後にガス流路を開く場合には、ガス
需要家は、全てのガス器具を止め、キャップ130を外
し、復帰ボタン126を奥まで押して、すぐに手を離
す。すると、復帰ボタン126に接続されたシャフト1
27によって遮断弁120のゴム弁体121が押され、
遮断弁120が復帰状態となる。また、図示しない警報
ランプが再び点滅する。その後、制御部125が安全を
確認したら、警報ランプの点滅が消え、ガスが使用可能
となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図9に
示したような押しボタン式の復帰ボタン126を用いた
機械的な復帰方法では、復帰ボタン126をしっかり奥
まで押さなければ遮断弁120を復帰状態にできず、ま
た、復帰ボタン126が押されたか否かが視覚的に認識
できないので、復帰ボタン126を押しても、確実にガ
ス流路を開いた状態になっているか否かがガス需要家、
特に高齢者等にとって判断が難しいという問題点があっ
た。そのため、ガス供給元への問い合わせの電話が多
く、需要家が自分で復帰できない場合の保守作業者の出
動回数も多かった。
【0008】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、遮断弁の復帰の操作を容易かつ確実
にすると共に、需要家が容易に遮断弁の復帰状態を判別
できるようにしたガスメータ用遮断弁制御装置を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のガスメー
タ用遮断弁制御装置は、ガスメータ中においてガスが通
過する開口部を開放した開放状態と開口部を閉塞した遮
断状態とを電気的に選択可能な遮断弁を制御するガスメ
ータ用遮断弁制御装置であって、遮断弁の開放状態に対
応する第1の状態と遮断弁の遮断状態に対応する第2の
状態とを選択可能なスイッチと、このスイッチを第1の
状態から第2の状態に変化させることが可能な可能なス
イッチ駆動手段と、異常時には遮断弁を開放状態から遮
断状態に変化させると共にスイッチ駆動手段を動作させ
てスイッチを第1の状態から第2の状態に変化させ、遮
断弁が遮断状態にあるときにスイッチが第2の状態から
第1の状態に変化するように操作された場合には、遮断
弁を遮断状態から開放状態に復帰させる制御手段とを備
えたものである。
【0010】このガスメータ用遮断弁制御装置では、異
常時には、制御手段は、遮断弁を開放状態から遮断状態
に変化させると共にスイッチ駆動手段を動作させてスイ
ッチを第1の状態から第2の状態に変化させる。また、
遮断弁が遮断状態にあるときにスイッチが第2の状態か
ら第1の状態に変化するように操作された場合には、制
御手段は、遮断弁を遮断状態から開放状態に変化させ
る。このように、復帰ボタンの機械的な動作によって直
接遮断弁を遮断状態から開放状態に復帰させるのではな
く、スイッチの状態の変化に応じて、制御手段によって
電気的に遮断弁を遮断状態から開放状態に復帰させるよ
うにしたので、復帰の操作が容易かつ確実である。ま
た、遮断弁が開放状態のときはスイッチは第1の状態に
あり、遮断弁が遮断状態のときはスイッチは第2の状態
にあるので、スイッチの状態から需要家が容易に遮断弁
の復帰状態を判別することができる。
【0011】請求項2記載のガスメータ用遮断弁制御装
置は、ガスメータ中においてガスが通過する開口部を開
放した開放状態と開口部を閉塞した遮断状態とを電気的
に選択可能な遮断弁を制御するガスメータ用遮断弁制御
装置であって、視覚的に区別することのできる2つの状
態を選択可能なスイッチと、異常時には遮断弁を開放状
態から遮断状態に変化させ、遮断弁が遮断状態にあると
きにスイッチの状態が切り換えられた場合には、遮断弁
を遮断状態から開放状態に復帰させる制御手段とを備え
たものである。
【0012】このガスメータ用遮断弁制御装置では、制
御手段は、異常時には遮断弁を開放状態から遮断状態に
変化させ、遮断弁が遮断状態にあるときにスイッチの状
態が切り換えられた場合には、遮断弁を遮断状態から開
放状態に変化させる。このように、復帰ボタンの機械的
な動作によって直接遮断弁を遮断状態から開放状態に復
帰させるのではなく、スイッチの状態の変化に応じて、
制御手段によって電気的に遮断弁を遮断状態から開放状
態に復帰させるようにしたので、復帰の操作が容易かつ
確実である。また、スイッチの2つの状態が視覚的に区
別することができるので、スイッチの状態を変えたこと
を視覚的に認識することで、需要家が容易に遮断弁の復
帰状態を判別することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。
【0014】図1は本発明の第1の実施例に係るガスメ
ータ用遮断弁制御装置を含むガスメータの構成を示す断
面図である。この図に示すガスメータは、本体10を有
し、この本体10内に、入口部11から出口部12に到
るガス流路を形成する配管13が挿通されている。この
配管13の途中には流量計測部14が設けられている。
配管13の外側には圧力スイッチ15が設けられ、この
圧力スイッチ15は、配管13に設けられた圧力導入孔
16を介して配管13内に連通している。圧力スイッチ
15は、配管13内のガス供給圧力が所定値以下になっ
た場合に信号を出力するようになっている。流量計測部
14および圧力導入孔16の上流側における配管13内
には、上流側と下流側を隔てる隔壁17が設けられ、こ
の隔壁17には開口部18が設けられている。ガスメー
タは遮断弁20を備えている。この遮断弁20は、開口
部18を閉塞可能なゴム弁体21を有し、このゴム弁体
21によって開口部18を開放した開放状態と開口部1
8を閉塞した遮断状態とを電気的に選択可能になってい
る。本体10の外側には、遮断弁20を遮断状態から開
放状態に復帰させる指示を行うための復帰スイッチ30
が設けられている。ガスメータは、更に、流量計測部1
4、圧力スイッチ15、遮断弁20および復帰スイッチ
30に接続された制御部25を備えている。
【0015】図2は図1における復帰スイッチ30の斜
視図、図3は復帰スイッチ30の断面図である。これら
の図に示すように、本実施例では、復帰スイッチ30と
してオルガン型スイッチを用いている。復帰スイッチ3
0は前面が開放されたケース31と、このケース31の
前面を塞ぐように配設された操作部材32とを有してい
る。操作部材32は、一方が前側に突出するように互い
に所定の角度をなした上部32aと下部32bとを有
し、中央部分でピン33によって回動自在にケース31
に対して取り付けられている。操作部材32の上部32
aの前面には、遮断弁20を遮断状態から開放状態に復
帰させる際に上部32aを押すべきことを需要家に知ら
せるためのマーク34が設けられている。操作部材32
の裏側の中央部分には、操作部材32と共にピン33を
中心にして回動する作動片35が設けられている。ケー
ス31内には接点保持部材36が設けられ、この接点保
持部材36には固定接点37と可動接点38とが取り付
けられている。可動接点38はピン39によって回動自
在に接点保持部材36に対して取り付けられ、作動片3
5によって回動されるようになっている。作動片35
は、その端部がピン39の下側に位置する状態とピン3
9の上側に位置する状態とが安定な状態になっており、
これらの状態に対応して、復帰スイッチ30は、図3に
示したように操作部材32の下部32bが前側に突出し
た第1の状態と、図2に示したように上部32aが前側
に突出した第2の状態とが選択されるようになってい
る。これらの第1の状態と第2の状態は視覚的に区別す
ることができる。固定接点37と可動接点38には、そ
れぞれリード線41,42の一端が接続され、リード線
41,42の他端は制御部25に接続されている。
【0016】この復帰スイッチ30では、図3に示した
ような第1の状態が遮断弁20の開放状態に対応し、図
2に示したような第2の状態が遮断弁20の遮断状態に
対応している。第1の状態では固定接点37と可動接点
38が接触し、第2の状態では固定接点37と可動接点
38が離れるようになっている。
【0017】ケース31内には、操作部材32の上部3
2aの裏側に対向する位置に、この上部32aを前側に
押し出して、復帰スイッチ30を第1の状態から第2の
状態に変化可能なスイッチ駆動用ソレノイド44が設け
られている。このスイッチ駆動用ソレノイド44に接続
されたリード45は制御部25に接続されている。
【0018】図4および図5は、図1における遮断弁2
0の構成を示す断面図であり、図4は開放状態を示し、
図5は遮断状態を示している。なお、以下の説明では、
開口部18側を前側、その反対側を後側としている。遮
断弁20は、磁性材で形成されたハウジング51を備え
ている。このハウジング51は、前側が小径の円筒状、
後側が大径の円筒状に形成され、前端は開放され、後端
は閉塞されている。このハウジング51の前後方向の中
央部分の外側にはフランジ部52が固定されている。こ
のフランジ部52は図1における配管13に固定されて
いる。ハウジング51内の前側には円筒状の永久磁石5
3が設けられ、ハウジング51内の後側には電磁石とな
るコイル54が設けられている。永久磁石53とコイル
54とによって形成される中空部内には、プランジャ5
5が軸方向に移動可能に挿通されている。このプランジ
ャ55は、磁性材で形成された上側の磁性部55aと、
非磁性材で形成された下側の非磁性部55bとを有して
いる。このプランジャ55の前端部はハウジング51の
前端より突出し、このプランジャ55の前端部にゴム弁
体21が取り付けられている。ゴム弁体21とフランジ
部52との間には、ゴム弁体21を前方に付勢するばね
57が設けられている。
【0019】この遮断弁20は、通常時にはコイル54
には通電されていない。この状態では、図4に示したよ
うに、永久磁石53の磁力が矢印58で示すように作用
して、プランジャ55は引き込まれ、開口部18が開放
され、ガスは矢印59で示すように開口部18を通過す
る。
【0020】遮断弁20を遮断状態にするには、コイル
54に所定の方向の電流を流し、図5に示したように、
永久磁石53による磁界を打ち消す磁界を生成する。こ
のコイル54による磁力を破線の矢印60で示す。する
と、ばね57の力によりプランジャ55が突出し、ゴム
弁体21によって開口部18が閉塞される。
【0021】一方、遮断弁20を復帰するには、遮断状
態にするときとは逆方向の電流をコイル54に流し、永
久磁石53による磁界を強める磁界を生成する。これに
より、ばね57の力に打ち勝ってプランジャ55は引き
込まれ、開口部18が開放される。
【0022】図6は図1に示した制御部25とその周辺
の構成を示すブロック図である。制御部25は、流量計
測部14の出力に基づいて流量および積算流量を演算す
る流量演算部61と、遮断弁20を制御する遮断弁制御
部62とを備えている。ガスメータは表示部63を備
え、流量演算部61で演算された積算流量はこの表示部
63で表示されるようになっている。遮断弁制御部62
には、流量演算部61、圧力スイッチ15、復帰スイッ
チ30、遮断弁20およびスイッチ駆動用ソレノイド4
4の他に警報ランプ64が接続されている。復帰スイッ
チ30、スイッチ駆動用ソレノイド44および遮断弁制
御部62が本実施例のガスメータ用遮断弁制御装置を構
成する。制御部25は例えばマイクロコンピュータによ
って実現される。
【0023】次に、本実施例のガスメータ用遮断弁制御
装置の動作について説明する。正常時には、遮断弁20
は開放状態にあり、復帰スイッチ30は図3に示した第
1の状態にある。また、警報ランプ64は点滅していな
い。需要家は、警報ランプ64が点滅していないこと、
および復帰スイッチ30が第1の状態にあることから正
常であることが分かる
【0024】一方、流量演算部61が所定量以上の流量
を検出した場合や所定の流量を所定時間以上検出した場
合や、圧力スイッチ15によってガス供給圧力が所定値
以下に低下したことが検出された場合等の異常時には、
遮断弁制御部62が、遮断弁20を開放状態から遮断状
態に変化させてガスを遮断し、警報ランプ64を点滅さ
せると共にスイッチ駆動用ソレノイド44を動作させて
復帰スイッチ30を図3に示した第1の状態から図2に
示した第2の状態に変化させる。需要家は、警報ランプ
64が点滅していること、および復帰スイッチ30が第
2の状態にあることから異常であることが分かる。
【0025】このようにしてガスが遮断された後、需要
家がガス器具の消し忘れ等による異常の原因を解消して
ガスの供給を再開させたい場合には、復帰スイッチ30
を第2の状態から第1の状態に変化するように操作す
る。すなわち、図2に示したように、マーク34が設け
られている操作部材32の上部32aを押す。遮断弁制
御部62は、復帰スイッチ30が第2の状態から第1の
状態に変化するように操作されたことを検知したら、遮
断弁20を遮断状態から開放状態に復帰させ、異常がな
ければ警報ランプ64の点滅を終了し、異常があれば警
報ランプ64の点滅を継続すると共に遮断弁20を再度
遮断状態にする。
【0026】このように本実施例によれば、復帰ボタン
の機械的な動作によって直接遮断弁20を遮断状態から
開放状態に復帰させるのではなく、復帰スイッチ20の
状態の変化に応じて、遮断弁制御部62によって電気的
に遮断弁20を遮断状態から開放状態に復帰させるよう
にしたので、遮断弁20の復帰の操作が容易かつ確実に
なる。また、遮断弁20が開放状態のときは復帰スイッ
チ30は第1の状態にあり、遮断弁20が遮断状態のと
きは復帰スイッチ30は第2の状態にあるので、復帰ス
イッチ30の状態から需要家が容易に遮断弁20を復帰
させたか否かを判別することができる。その結果、ガス
供給元への問い合わせの電話や、需要家が自分で復帰で
きない場合の保守作業者の出動回数を減らすことができ
る。
【0027】図7は本発明の第2の実施例に係るガスメ
ータ用遮断弁制御装置における制御部とその周辺の構成
を示すブロック図である。本実施例では、第1の実施例
における復帰スイッチ30の代わりに復帰スイッチ70
を設けている。この復帰スイッチ70は、復帰スイッチ
30からスイッチ駆動用ソレノイド44を除いたもので
ある。制御部25内には、復帰スイッチ70の状態が切
り換えられたことを判別するスイッチ操作判別部71が
設けられている。遮断弁制御部62は、異常時には、遮
断弁20を開放状態から遮断状態に変化させてガスを遮
断し、警報ランプ64を点滅させ、スイッチ操作判別部
71によって復帰スイッチ70の状態が切り換えられた
ことが判別されたときには、遮断弁20の状態を切り換
えるようになっている。すなわち、遮断弁制御部62
は、遮断弁20が遮断状態にあるときに復帰スイッチ7
0の状態が切り換えられた場合には、遮断弁20を遮断
状態から開放状態に復帰させる。なお、本実施例では、
遮断弁制御部62およびスイッチ操作判別部71が本発
明における制御手段に対応する。
【0028】図8はスイッチ操作判別部71の構成の一
例を示すブロック図である。このスイッチ操作判別部7
1は、復帰スイッチ70の状態に応じた“H”レベルま
たは“L”レベルの信号を所定時間遅延する遅延回路7
2と、この遅延回路72の出力信号と復帰スイッチ70
の状態に応じた信号との排他的論理和演算を行う排他的
論理和回路73とを備えている。排他的論理和回路73
の出力信号は遮断弁制御部62に入力されるようになっ
ている。このスイッチ操作判別部71では、復帰スイッ
チ70の状態が切り換えられ、復帰スイッチ70の状態
に応じた信号が“H”レベルから“L”レベル、または
“L”レベルから“H”レベルに切り換わると排他的論
理和回路73の出力が所定時間だけ“H”レベルとな
り、復帰スイッチ70の状態が切り換えられたことを表
すことになる。なお、スイッチ操作判別部71は、制御
部25を構成するマイクロコンピュータによってソフト
ウェア的に実現しても良い。
【0029】本実施例では、異常時に遮断弁20によっ
てガスが遮断された後、需要家がガスの供給を再開させ
たい場合には、復帰スイッチ70の状態を切り換える。
復帰スイッチ70の状態が切り換えられたことはスイッ
チ操作判別部71によって判別され、その結果、遮断弁
制御部62によって遮断弁20が遮断状態から開放状態
に復帰される。このように本実施例によれば、復帰スイ
ッチ70の2つの状態を視覚的に区別することができる
ので、復帰スイッチ70の状態を変えたことを視覚的に
認識することで、需要家が容易に遮断弁20の復帰状態
を判別することができる。その他の構成、動作および効
果は第1の実施例と同様である。
【0030】なお、本発明は上記各実施例に限定され
ず、例えば、復帰スイッチ30としては、実施例で示し
たオルガン型スイッチに限らず、第1の状態と第2の状
態とが視覚的に区別できるものであれば良い。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載のガス
メータ用遮断弁制御装置によれば、制御手段によって、
異常時には、遮断弁を開放状態から遮断状態に変化させ
ると共にスイッチ駆動手段を動作させてスイッチを第1
の状態から第2の状態に変化させ、遮断弁が遮断状態に
あるときにスイッチが第2の状態から第1の状態に変化
するように操作された場合には、遮断弁を遮断状態から
開放状態に変化させるようにして、復帰ボタンの機械的
な動作によって直接遮断弁を遮断状態から開放状態に復
帰させるのではなく、スイッチの状態の変化に応じて制
御手段によって電気的に遮断弁を遮断状態から開放状態
に復帰させるようにしたので、復帰の操作が容易かつ確
実になり、また、スイッチの状態が遮断弁の状態に対応
しているので、スイッチの状態から需要家が容易に遮断
弁の復帰状態を判別することができるという効果があ
る。
【0032】また、請求項2記載のガスメータ用遮断弁
制御装置によれば、制御手段によって、異常時には遮断
弁を開放状態から遮断状態に変化させ、遮断弁が遮断状
態にあるときにスイッチの状態が切り換えられた場合に
は、遮断弁を遮断状態から開放状態に変化させるように
して、復帰ボタンの機械的な動作によって直接遮断弁を
遮断状態から開放状態に復帰させるのではなく、スイッ
チの状態の変化に応じて制御手段によって電気的に遮断
弁を遮断状態から開放状態に復帰させるようにしたの
で、復帰の操作が容易かつ確実になり、また、スイッチ
の2つの状態を視覚的に区別することができるので、ス
イッチの状態を変えたことを視覚的に認識することで、
需要家が容易に遮断弁の復帰状態を判別することができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るガスメータ用遮断
弁制御装置を含むガスメータの構成を示す断面図であ
る。
【図2】図1におけるスイッチの構成を示す斜視図であ
る。
【図3】図1におけるスイッチの構成を示す断面図であ
る。
【図4】図1における遮断弁の開放状態を示す断面図で
ある。
【図5】図1における遮断弁の遮断状態を示す断面図で
ある。
【図6】図1における制御部とその周辺の構成を示すブ
ロック図である。
【図7】本発明の第2の実施例に係るガスメータ用遮断
弁制御装置における制御部とその周辺の構成を示すブロ
ック図である。
【図8】図7におけるスイッチ操作判別部の構成の一例
を示すブロック図である。
【図9】従来のガスメータの構成を示す断面図である。
【符号の説明】
20 遮断弁 25 制御部 30 復帰スイッチ 44 スイッチ駆動用ソレノイド 62 遮断弁制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスメータ中においてガスが通過する開
    口部を開放した開放状態と前記開口部を閉塞した遮断状
    態とを電気的に選択可能な遮断弁を制御するガスメータ
    用遮断弁制御装置であって、 遮断弁の開放状態に対応する第1の状態と遮断弁の遮断
    状態に対応する第2の状態とを選択可能なスイッチと、 このスイッチを第1の状態から第2の状態に変化させる
    ことが可能なスイッチ駆動手段と、 異常時には遮断弁を開放状態から遮断状態に変化させる
    と共に前記スイッチ駆動手段を動作させて前記スイッチ
    を第1の状態から第2の状態に変化させ、遮断弁が遮断
    状態にあるときに前記スイッチが第2の状態から第1の
    状態に変化するように操作された場合には、遮断弁を遮
    断状態から開放状態に復帰させる制御手段とを備えたこ
    とを特徴とするガスメータ用遮断弁制御装置。
  2. 【請求項2】 ガスメータ中においてガスが通過する開
    口部を開放した開放状態と前記開口部を閉塞した遮断状
    態とを電気的に選択可能な遮断弁を制御するガスメータ
    用遮断弁制御装置であって、 視覚的に区別することのできる2つの状態を選択可能な
    スイッチと、 異常時には遮断弁を開放状態から遮断状態に変化させ、
    遮断弁が遮断状態にあるときに前記スイッチの状態が切
    り換えられた場合には、遮断弁を遮断状態から開放状態
    に復帰させる制御手段とを備えたことを特徴とするガス
    メータ用遮断弁制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009150571A (ja) * 2007-12-19 2009-07-09 Paloma Ind Ltd 湯沸器

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JP2009150571A (ja) * 2007-12-19 2009-07-09 Paloma Ind Ltd 湯沸器

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