JP2004169978A - 給湯機 - Google Patents
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Abstract
【課題】燃焼ファンは回転していても燃焼空気を供給できない状態で点火動作を繰り返すことで爆発的着火を起こし、給湯機が破損するのを防止する。
【解決手段】バ−ナ8とバ−ナ8に供給されるガス回路を開閉する電磁弁9とバ−ナ8に燃焼用の空気を供給する燃焼ファン5とバーナ8に供給されたガスを点火する点火装置7とバーナ8の着火を検知する着火検知装置11と燃焼ファン5の回転を検知する回転検知装置6と燃焼ファン出力監視装置14とを備え、バーナ8が不着火の時に電磁弁9を閉じると共に燃焼ファン5を一定時間強回転させ回転中の燃焼ファン出力が予め設定されたしきい値以下の場合は給湯機の再使用時に点火シーケンスの進行を禁止する燃焼禁止制御手段15を設けた。
【選択図】 図1
【解決手段】バ−ナ8とバ−ナ8に供給されるガス回路を開閉する電磁弁9とバ−ナ8に燃焼用の空気を供給する燃焼ファン5とバーナ8に供給されたガスを点火する点火装置7とバーナ8の着火を検知する着火検知装置11と燃焼ファン5の回転を検知する回転検知装置6と燃焼ファン出力監視装置14とを備え、バーナ8が不着火の時に電磁弁9を閉じると共に燃焼ファン5を一定時間強回転させ回転中の燃焼ファン出力が予め設定されたしきい値以下の場合は給湯機の再使用時に点火シーケンスの進行を禁止する燃焼禁止制御手段15を設けた。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガス及び石油を気化させたガスを燃焼する給湯機に関し、特にその安全装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の開放式小型給湯機として、バ−ナと、バ−ナに供給されるガス回路を開閉する電磁弁と、バ−ナに燃焼用の空気を供給する燃焼ファンと、バーナに供給されたガスを点火する点火装置と、バーナの着火を検知する着火検知装置と、燃焼ファンの回転を検知する回転検知装置と、燃焼ファン出力監視装置とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
この種の開放式小型給湯機における制御動作を、図8に示すフローチャートを参照して説明する。使用者が電源を「ON」し、運転スイッチを「入」にし、給湯栓を「開」にして水量検出装置が「ON」すると、点火シーケンスが進行してマイコンが給湯機の各アクチュエーターの初期チェックを行う。チェック結果が正常でなければ、次に進まず水がそのまま出てしまうため、使用者が一旦給湯栓を「閉」にすると、水量検出装置の「OFF」を確認した後、給湯栓が「開」されるまでそのまま待機する。チェック結果が正常であれば、燃焼ファンを所定の回転数で回転させ、燃焼ファンの回転を検知する回転検知装置で回転数を確認する。所定回転数未満であれば、燃焼ファンを「OFF」にして次に進まず水がそのまま出てしまうため、使用者が一旦給湯栓を「閉」にすると、水量検出装置の「OFF」を確認した後、給湯栓が「開」されるまでそのまま待機する。所定回転数以上であれば、点火装置が「ON」して連続火花放電が始まり、次にバ−ナに供給されるガス回路を開閉する電磁弁及び比例弁を「開」にしてバ−ナにガスを供給して点火する。
【0004】
次に、着火検知装置でバーナが点火したか否かを検知し、例えば7秒程度の一定時間経過した後にも着火しなかった場合は、電磁弁、比例弁を「OFF」にしてガスの供給を停止してガスの流出を防止し、点火装置及び燃焼ファンを「OFF」にして、次に進まない。そのため、水がそのまま出てしまうので、使用者が一旦給湯栓を「閉」にすると、水量検出装置の「OFF」を確認して、次に給湯栓が「開」されるまでそのまま待機する。
【0005】
点火を確認すると、点火装置を「OFF」し、それ以降使用者が給湯栓を「閉」にするまで燃焼を継続する。その燃焼継続中に、着火検知装置が「NG」になったり、安全装置が作動した場合には、電磁弁、比例弁及び燃焼ファンを「OFF」にする。そのため、水がそのまま出てしまうので、使用者が一旦給湯栓を「閉」にすると、水量検出装置の「OFF」を確認して、次に給湯栓が「開」されるまでそのまま待機する。また、水量検出装置が「OFF」した場合には、電磁弁、比例弁を「OFF」にし、燃焼ファンを所定時間「ON」にして停止するため、使用者が一旦給湯栓を「閉」にすると、次に給湯栓が「開」されるまでそのまま待機する。
【0006】
また、1回の上記点火動作では着火せず、使用者が点火動作を繰り返した場合でも、燃焼ファンが回転していればバーナに供給されたガスは空気と共に給湯機外に放出されるので、爆発的着火を起こすことはなく安全性は確保されるものとしていた。
【0007】
【特許文献1】
特開平8−54118号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来の方法では、燃焼ファンの羽根車が破損・破断したり、モータシャフトと羽根車が外れた時に、燃焼ファンモータは回転しているがバ−ナに燃焼用の空気が供給できない状態で使用者が点火動作を繰り返す場合が生じ、その場合にはガスがバーナ部に充満してその濃度が点火範囲内に入った時点で爆発的着火を起こして給湯機の破損を引き起こす可能性があるという問題があった。
【0009】
本発明は、上記従来の問題に鑑み、バーナが不着火の時に燃焼ファンが正常にバーナへ空気を供給しているかどうかを判断して、空気が供給できていなければ使用者が点火動作を繰り返しても給湯機の点火シーケンスの進行を禁止してガスの供給を行わないようにし、爆発的着火の防止を図れる給湯機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の給湯機は、バ−ナと、バ−ナに供給されるガス回路を開閉する電磁弁と、バ−ナに燃焼用の空気を供給する燃焼ファンと、バーナに供給されたガスを点火する点火装置と、バーナの着火を検知する着火検知装置と、燃焼ファンの回転を検知する回転検知装置と、燃焼ファンの出力を監視する燃焼ファン出力監視装と、点火シーケンスの進行を禁止する燃焼禁止制御手段とを備え、バーナが不着火の時に電磁弁を閉じると共に燃焼ファンを一定時間強回転させ、回転中の燃焼ファン出力が予め設定されたしきい値以下の場合に給湯機の再使用時に点火シーケンスの進行を禁止するものである。
【0011】
この構成によれば、燃焼ファンモータは回転しているが燃焼ファンの異常でバ−ナに燃焼用の空気が供給できない状態では燃焼ファンの出力が低下することを利用し、バーナが不着火の時に燃焼ファンを一定時間強回転させ、回転中の燃焼ファン出力電圧が予め設定されたしきい値以下の場合は、給湯機の再使用時に点火シーケンスの進行を禁止することで、使用者が点火動作を繰り返してもガスがバーナ部に充満することはなく爆発的着火の防止でき安全性を向上することができる。
【0012】
また、燃焼ファン出力監視装置を、燃焼ファンの駆動回路の電流を検知するものとすると、圧力センサーや風量センサーを搭載することなく燃焼ファンの出力を監視できるので給湯機の製造コストが低減できる。
【0013】
また、燃焼ファン出力監視装置を、燃焼ファンの駆動回路のデューティを検知するものとしても、圧力センサーや風量センサーを搭載することなく燃焼ファンの出力を監視できるので給湯機の製造コストが低減できる。
【0014】
また、点火シーケンスの進行を禁止する燃焼禁止制御手段が作動した場合に警告表示を行う表示手段を設けると、燃焼ファンの羽根車が破損・破断したり、モータシャフトと羽根車が外れた場合に、使用者にその状態を知らせることができ不安全な状態をメンテすることができるので安全性・サービス性を向上することができる。
【0015】
また、点火シーケンスの進行を禁止する燃焼禁止制御手段の作動を解除するリセット装置を設けると、燃焼ファンを修理・交換した場合に給湯機の再使用を可能にすると共に、専門知識を備えたサービスマンでなければ解除できないようにすることで、安全性・サービス性を向上することができる。
【0016】
また、リセット装置を作動させた後の初回の使用時のみ、点火シーケンスの最初に燃焼ファンを一定時間強回転させ回転中の燃焼ファン出力が予め設定されたしきい値以上の場合に点火シーケンスを進行する初期チェックシーケンスを設けると、燃焼ファンによる空気の供給が正常になったことを確認した後にガスを供給して点火するので安全性・サービス性を向上することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の給湯機の各実施形態について、図1〜図7を参照しながら説明する。
【0018】
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態の給湯機について、図1の構成図と、図2の制御動作のフローチャートを参照して説明する。
【0019】
図1において、1は給湯栓、2は給湯栓1が開くことで流れる水量を検出する水量検出装置である。3は電装ユニットであり、各種アクチュエータの初期チェック及び動作制御を行うマイコン4を内蔵している。5は燃焼用エアをバーナ8に供給する燃焼ファン、6はその回転検知装置である。7は、バーナ8に点火する点火装置である。9は、バーナ8にガスを供給する電磁弁、10は出湯量と入水温度と設定された出湯温度に応じてガスの流量を制御する比例弁である。11はバーナ8での着火を検知する着火検知装置である。
【0020】
12はバーナ8での燃焼熱によって加熱される熱交換器で、元栓から供給された水がこの熱交換器12で所定温度に加熱されて給湯栓1から出湯する。熱交換器で熱交換された燃焼排ガスは、排気口13から給湯機外に排出される。
【0021】
本実施形態では、電装ユニット3に燃焼ファン5の出力を監視する燃焼ファン出力監視装置14と、点火シーケンスの進行を禁止する燃焼禁止制御手段15が配設されている。16はリモコンである。
【0022】
次に、本実施形態における点火制御動作を、図2を参照して説明する。使用者が電源を「ON」し、運転スイッチを「入」にし、給湯栓1を「開」にし、水量検出装置が「ON」すると、マイコン4にて点火シーケンスが進行して給湯機の各アクチュエーターの初期チェックを行う。チェック結果が正常であれば、次に燃焼禁止制御手段15が「OFF」となっているかのチェックを行う。初期チェックが正常でなかったり、燃焼禁止制御手段15が「OFF」でない場合は、次に進まず、水がそのまま出て出湯しない。そこで、使用者が一旦給湯栓1を「閉」にすると、水量検出装置2の「OFF」が確認された後、給湯栓1が「開」されるまでそのまま待機する。
【0023】
初期チェック結果が正常で、燃焼禁止制御手段15が「OFF」であれば、燃焼ファン5を所定の点火回転数で回転させ、燃焼ファン5の回転を検知する回転検知装置6で回転数を確認する。所定回転数未満であれば、燃焼ファン5を「OFF」にして次に進まず、水がそのまま出て出湯しない。そこで、使用者が一旦給湯栓1を「閉」にすると、水量検出装置2の「OFF」が確認された後、給湯栓1が「開」されるまでそのまま待機する。
【0024】
燃焼ファン5の回転数が所定の回転数以上であれば、点火装置7が「ON」して連続火花放電が始まり、次にバ−ナ8に供給されるガス回路を開閉する電磁弁9を「開」にするとともに点火に必要なガス量を供給するように比例弁10を「開」にしてバ−ナ8にガスを供給して点火する。
【0025】
次に、着火検知装置11でバーナ8が着火したか否かを検知し、例えば7秒程度の一定時間経過した後にも着火しなかった場合は、電磁弁9、比例弁10を「OFF」にしてガスの供給を停止し、点火装置7を「OFF」にする。さらに、次いで燃焼ファン5を強回転数で回転するとともに燃焼ファン出力監視装置14で回転中の燃焼ファン5の出力電圧を計測して出力電圧がしきい値以下であるか否か、即ち燃焼ファン5の羽根車が破損・破断したり、モータシャフトと羽根車が外れて燃焼ファン5のモータは回転していてもバ−ナ8に燃焼用の空気を供給できない状態であるか否かをチェックする。しきい値以下でない場合は、燃焼ファン5は正常であると判定して燃焼ファンを「OFF」にし、しきい値以下の場合には燃焼禁止制御手段15を「ON」してから燃焼ファンを「OFF」にして次に進まず、水がそのまま出て出湯しない。そこで、使用者が一旦給湯栓1を「閉」にすると、水量検出装置2の「OFF」が確認された後、給湯栓1が「開」されるまでそのまま待機する。
【0026】
着火検知装置11で着火を確認すると、点火装置7を「OFF」し、それ以降使用者が給湯栓1を「閉」にするまで燃焼を継続する。使用者が給湯栓1を「閉」にすると水の流れが停止して水量検出装置2が「OFF」するので、電磁弁9、比例弁10を「閉」にしてガスの供給を停止してバ−ナ8が消火する。また、燃焼継続中に、着火検知装置11が「NG」になったり、安全装置が作動した場合には、電磁弁9、比例弁10及び燃焼ファン5を「OFF」にするため、水がそのまま出て出湯しない。そこで、使用者が一旦給湯栓1を「閉」にすると、水量検出装置2の「OFF」が確認された後、給湯栓1が「開」されるまでそのまま待機する。また、水量検出装置2が「OFF」した場合には、電磁弁9、比例弁10を「OFF」にし、燃焼ファン5を所定時間だけ「ON」にする。使用者は出湯しないため、一旦給湯栓1を「閉」にし、次に給湯栓1が「開」されるまでそのまま待機する。
【0027】
以上のように、燃焼ファン5のモータは回転しているがバ−ナ8に燃焼用の空気が供給できない状態となった場合に、本実施形態では、燃焼ファン5の出力電圧が低下し、計測した燃焼ファン5の出力電圧が予め設定されたしきい値以下となることに基づいてマイコン4内の燃焼禁止制御手段15を「ON」にするようにしたことにより、使用者が給湯栓1が一旦「閉」にした後再度「開」にしたとき、給湯機に水が流れ、水量検出装置2が「ON」しても、マイコン4内の燃焼禁止制御手段15が作動して、点火シーケンスの進行を停止して初期状態に戻すので、電磁弁9、比例弁10が「ON」にならず、使用者が点火動作を繰り返してもガスがバーナ8に充満することはなく、爆発的着火の防止でき安全性を向上することができる。
【0028】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態の給湯機について説明する。なお、以下の実施形態の説明において、先行する実施形態と共通の構成部分については説明を省略し、相違点のみを説明する。
【0029】
本実施形態では、燃焼ファン出力監視装置14として、燃焼ファン5の駆動回路の電流を検知するものとしている。このような構成によれば、圧力センサーや風量センサーを搭載することなく燃焼ファンの出力を監視できるので給湯機の製造コストが低減できる。
【0030】
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態の給湯機について説明する。本実施形態では、燃焼ファン出力監視装置14として燃焼ファン5の駆動回路のデューティを検知するものとしている。このような構成によれば、第2の実施形態と同様に給湯機の製造コストが低減できる。
【0031】
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態の給湯機について、図3、図4を参照して説明する。
【0032】
本実施形態においては、図3に示すように、点火シーケンスの進行を禁止する燃焼禁止制御手段15が作動した場合に、警告表示を行うように別設のリモコン16に警告表示用の表示手段17を設けている。そして、図4に示すように、給湯栓1が「開」の状態で、燃焼禁止制御手段15が「ON」された時、及びその後に給湯栓1が再度「開」されたが、燃焼禁止制御手段15が「ON」されているため、燃焼ファン5及び点火装置7を「ON」しない場合に、10秒間表示手段17が「ON」するように構成されている。なお、給湯栓1が「閉」の状態で表示手段17は「OFF」する。
【0033】
このような構成によれば、燃焼ファン5の羽根車が破損・破断したり、モータシャフトと羽根車が外れた場合に、リモコン16の表示手段17にて使用者にその状態を知らせることができ、不安全な状態をメンテすることができるので安全性・サービス性を向上することができる。
【0034】
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態の給湯機について、図5、図6を参照して説明する。
【0035】
本実施形態においては、図5に示すように、点火シーケンスの進行を禁止する燃焼禁止制御手段15の作動を解除するリセット装置18を電装ユニット3に設けている。そして、図6に示すように、給湯栓1が一旦「閉」された後、リセット装置18が「ON」されているかどうか判定し、「ON」されている時は、燃焼禁止制御手段15を「OFF」し、次に給湯栓1が「開」されるまでそのまま待機する。
【0036】
このような構成によれば、燃焼ファン5を修理・交換した場合に給湯機の再使用を可能にすると共に、専門知識を備えたサービスマンでなければ解除できないので安全性・サービス性を向上することができる。
【0037】
(第6の実施形態)
次に、本発明の第6の実施形態の給湯機について、図7を参照して説明する。
【0038】
本実施形態では、図7の制御動作のフローチャートに示すように、リセット装置18を作動させた後の初回の使用時のみ、点火シーケンスの最初に燃焼ファン5を一定時間強回転させ回転中の燃焼ファン出力が予め設定されたしきい値以上の場合に点火シーケンスの進行する初期チェックシーケンスを設けたもので、燃焼ファン出力が予め設定されたしきい値以下の場合にはマイコン4内の燃焼禁止制御手段15が作動してが点火シーケンスの進行を停止して初期状態に戻すので、電磁弁9、比例弁10が「開」にならず、そのため使用者が点火動作を繰り返してもガスがバーナ部に充満することはなく爆発的着火の防止でき安全性を向上することができる。
【0039】
このような構成によれば、燃焼ファン5による空気の供給が正常になったことを確認した後にガスを供給して点火することになるので、安全性・サービス性を向上することができる。
【0040】
【発明の効果】
本発明の給湯機によれば、次の効果が得られる。
【0041】
1)燃焼ファンモータは回転しているが燃焼ファンの異常でバ−ナに燃焼用の空気が供給できない状態になった時には給湯機の再使用時に点火シーケンスの進行を禁止してガスの供給を行わないようにして爆発的着火の防止を防止できるので安全性を向上することができる。
【0042】
2)燃焼ファン出力監視装置に燃焼ファンの駆動回路の電流やデューティを検知するものとしたので給湯機の製造コストが低減できる。
【0043】
3)燃焼ファンの羽根車が破損・破断したりモータシャフトと羽根車が外れた場合に使用者にその状態を知らせることができ不安全な状態をメンテすることができるので安全性・サービス性を向上することができる。
【0044】
4)燃焼ファンを修理・交換した場合に給湯機の再使用を可能にすると共に、専門知識を備えたサービスマンでなければ解除できないので安全性・サービス性を向上することができる。
【0045】
5)リセット装置を作動させた後の初回の使用時に、点火シーケンスの最初に燃焼ファン出力監視装置により燃焼ファンの異常を検知するので安全性・サービス性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の構成図。
【図2】同実施形態の制御動作のフローチャート。
【図3】本発明の第4の実施形態の構成図。
【図4】同実施形態の制御動作のフローチャート。
【図5】本発明の第5の実施形態の構成図。
【図6】同実施形態の制御動作のフローチャート。
【図7】本発明の第6の実施形態の制御動作のフローチャート。
【図8】従来例の給湯機の制御動作のフローチャート。
【符号の説明】
5 燃焼ファン
6 回転検知装置
8 バーナ
9 電磁弁
11 着火検知装置
14 燃焼ファン出力監視装置
15 燃焼禁止制御手段
16 リモコン
17 表示手段
18 リセット装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガス及び石油を気化させたガスを燃焼する給湯機に関し、特にその安全装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の開放式小型給湯機として、バ−ナと、バ−ナに供給されるガス回路を開閉する電磁弁と、バ−ナに燃焼用の空気を供給する燃焼ファンと、バーナに供給されたガスを点火する点火装置と、バーナの着火を検知する着火検知装置と、燃焼ファンの回転を検知する回転検知装置と、燃焼ファン出力監視装置とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
この種の開放式小型給湯機における制御動作を、図8に示すフローチャートを参照して説明する。使用者が電源を「ON」し、運転スイッチを「入」にし、給湯栓を「開」にして水量検出装置が「ON」すると、点火シーケンスが進行してマイコンが給湯機の各アクチュエーターの初期チェックを行う。チェック結果が正常でなければ、次に進まず水がそのまま出てしまうため、使用者が一旦給湯栓を「閉」にすると、水量検出装置の「OFF」を確認した後、給湯栓が「開」されるまでそのまま待機する。チェック結果が正常であれば、燃焼ファンを所定の回転数で回転させ、燃焼ファンの回転を検知する回転検知装置で回転数を確認する。所定回転数未満であれば、燃焼ファンを「OFF」にして次に進まず水がそのまま出てしまうため、使用者が一旦給湯栓を「閉」にすると、水量検出装置の「OFF」を確認した後、給湯栓が「開」されるまでそのまま待機する。所定回転数以上であれば、点火装置が「ON」して連続火花放電が始まり、次にバ−ナに供給されるガス回路を開閉する電磁弁及び比例弁を「開」にしてバ−ナにガスを供給して点火する。
【0004】
次に、着火検知装置でバーナが点火したか否かを検知し、例えば7秒程度の一定時間経過した後にも着火しなかった場合は、電磁弁、比例弁を「OFF」にしてガスの供給を停止してガスの流出を防止し、点火装置及び燃焼ファンを「OFF」にして、次に進まない。そのため、水がそのまま出てしまうので、使用者が一旦給湯栓を「閉」にすると、水量検出装置の「OFF」を確認して、次に給湯栓が「開」されるまでそのまま待機する。
【0005】
点火を確認すると、点火装置を「OFF」し、それ以降使用者が給湯栓を「閉」にするまで燃焼を継続する。その燃焼継続中に、着火検知装置が「NG」になったり、安全装置が作動した場合には、電磁弁、比例弁及び燃焼ファンを「OFF」にする。そのため、水がそのまま出てしまうので、使用者が一旦給湯栓を「閉」にすると、水量検出装置の「OFF」を確認して、次に給湯栓が「開」されるまでそのまま待機する。また、水量検出装置が「OFF」した場合には、電磁弁、比例弁を「OFF」にし、燃焼ファンを所定時間「ON」にして停止するため、使用者が一旦給湯栓を「閉」にすると、次に給湯栓が「開」されるまでそのまま待機する。
【0006】
また、1回の上記点火動作では着火せず、使用者が点火動作を繰り返した場合でも、燃焼ファンが回転していればバーナに供給されたガスは空気と共に給湯機外に放出されるので、爆発的着火を起こすことはなく安全性は確保されるものとしていた。
【0007】
【特許文献1】
特開平8−54118号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来の方法では、燃焼ファンの羽根車が破損・破断したり、モータシャフトと羽根車が外れた時に、燃焼ファンモータは回転しているがバ−ナに燃焼用の空気が供給できない状態で使用者が点火動作を繰り返す場合が生じ、その場合にはガスがバーナ部に充満してその濃度が点火範囲内に入った時点で爆発的着火を起こして給湯機の破損を引き起こす可能性があるという問題があった。
【0009】
本発明は、上記従来の問題に鑑み、バーナが不着火の時に燃焼ファンが正常にバーナへ空気を供給しているかどうかを判断して、空気が供給できていなければ使用者が点火動作を繰り返しても給湯機の点火シーケンスの進行を禁止してガスの供給を行わないようにし、爆発的着火の防止を図れる給湯機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の給湯機は、バ−ナと、バ−ナに供給されるガス回路を開閉する電磁弁と、バ−ナに燃焼用の空気を供給する燃焼ファンと、バーナに供給されたガスを点火する点火装置と、バーナの着火を検知する着火検知装置と、燃焼ファンの回転を検知する回転検知装置と、燃焼ファンの出力を監視する燃焼ファン出力監視装と、点火シーケンスの進行を禁止する燃焼禁止制御手段とを備え、バーナが不着火の時に電磁弁を閉じると共に燃焼ファンを一定時間強回転させ、回転中の燃焼ファン出力が予め設定されたしきい値以下の場合に給湯機の再使用時に点火シーケンスの進行を禁止するものである。
【0011】
この構成によれば、燃焼ファンモータは回転しているが燃焼ファンの異常でバ−ナに燃焼用の空気が供給できない状態では燃焼ファンの出力が低下することを利用し、バーナが不着火の時に燃焼ファンを一定時間強回転させ、回転中の燃焼ファン出力電圧が予め設定されたしきい値以下の場合は、給湯機の再使用時に点火シーケンスの進行を禁止することで、使用者が点火動作を繰り返してもガスがバーナ部に充満することはなく爆発的着火の防止でき安全性を向上することができる。
【0012】
また、燃焼ファン出力監視装置を、燃焼ファンの駆動回路の電流を検知するものとすると、圧力センサーや風量センサーを搭載することなく燃焼ファンの出力を監視できるので給湯機の製造コストが低減できる。
【0013】
また、燃焼ファン出力監視装置を、燃焼ファンの駆動回路のデューティを検知するものとしても、圧力センサーや風量センサーを搭載することなく燃焼ファンの出力を監視できるので給湯機の製造コストが低減できる。
【0014】
また、点火シーケンスの進行を禁止する燃焼禁止制御手段が作動した場合に警告表示を行う表示手段を設けると、燃焼ファンの羽根車が破損・破断したり、モータシャフトと羽根車が外れた場合に、使用者にその状態を知らせることができ不安全な状態をメンテすることができるので安全性・サービス性を向上することができる。
【0015】
また、点火シーケンスの進行を禁止する燃焼禁止制御手段の作動を解除するリセット装置を設けると、燃焼ファンを修理・交換した場合に給湯機の再使用を可能にすると共に、専門知識を備えたサービスマンでなければ解除できないようにすることで、安全性・サービス性を向上することができる。
【0016】
また、リセット装置を作動させた後の初回の使用時のみ、点火シーケンスの最初に燃焼ファンを一定時間強回転させ回転中の燃焼ファン出力が予め設定されたしきい値以上の場合に点火シーケンスを進行する初期チェックシーケンスを設けると、燃焼ファンによる空気の供給が正常になったことを確認した後にガスを供給して点火するので安全性・サービス性を向上することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の給湯機の各実施形態について、図1〜図7を参照しながら説明する。
【0018】
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態の給湯機について、図1の構成図と、図2の制御動作のフローチャートを参照して説明する。
【0019】
図1において、1は給湯栓、2は給湯栓1が開くことで流れる水量を検出する水量検出装置である。3は電装ユニットであり、各種アクチュエータの初期チェック及び動作制御を行うマイコン4を内蔵している。5は燃焼用エアをバーナ8に供給する燃焼ファン、6はその回転検知装置である。7は、バーナ8に点火する点火装置である。9は、バーナ8にガスを供給する電磁弁、10は出湯量と入水温度と設定された出湯温度に応じてガスの流量を制御する比例弁である。11はバーナ8での着火を検知する着火検知装置である。
【0020】
12はバーナ8での燃焼熱によって加熱される熱交換器で、元栓から供給された水がこの熱交換器12で所定温度に加熱されて給湯栓1から出湯する。熱交換器で熱交換された燃焼排ガスは、排気口13から給湯機外に排出される。
【0021】
本実施形態では、電装ユニット3に燃焼ファン5の出力を監視する燃焼ファン出力監視装置14と、点火シーケンスの進行を禁止する燃焼禁止制御手段15が配設されている。16はリモコンである。
【0022】
次に、本実施形態における点火制御動作を、図2を参照して説明する。使用者が電源を「ON」し、運転スイッチを「入」にし、給湯栓1を「開」にし、水量検出装置が「ON」すると、マイコン4にて点火シーケンスが進行して給湯機の各アクチュエーターの初期チェックを行う。チェック結果が正常であれば、次に燃焼禁止制御手段15が「OFF」となっているかのチェックを行う。初期チェックが正常でなかったり、燃焼禁止制御手段15が「OFF」でない場合は、次に進まず、水がそのまま出て出湯しない。そこで、使用者が一旦給湯栓1を「閉」にすると、水量検出装置2の「OFF」が確認された後、給湯栓1が「開」されるまでそのまま待機する。
【0023】
初期チェック結果が正常で、燃焼禁止制御手段15が「OFF」であれば、燃焼ファン5を所定の点火回転数で回転させ、燃焼ファン5の回転を検知する回転検知装置6で回転数を確認する。所定回転数未満であれば、燃焼ファン5を「OFF」にして次に進まず、水がそのまま出て出湯しない。そこで、使用者が一旦給湯栓1を「閉」にすると、水量検出装置2の「OFF」が確認された後、給湯栓1が「開」されるまでそのまま待機する。
【0024】
燃焼ファン5の回転数が所定の回転数以上であれば、点火装置7が「ON」して連続火花放電が始まり、次にバ−ナ8に供給されるガス回路を開閉する電磁弁9を「開」にするとともに点火に必要なガス量を供給するように比例弁10を「開」にしてバ−ナ8にガスを供給して点火する。
【0025】
次に、着火検知装置11でバーナ8が着火したか否かを検知し、例えば7秒程度の一定時間経過した後にも着火しなかった場合は、電磁弁9、比例弁10を「OFF」にしてガスの供給を停止し、点火装置7を「OFF」にする。さらに、次いで燃焼ファン5を強回転数で回転するとともに燃焼ファン出力監視装置14で回転中の燃焼ファン5の出力電圧を計測して出力電圧がしきい値以下であるか否か、即ち燃焼ファン5の羽根車が破損・破断したり、モータシャフトと羽根車が外れて燃焼ファン5のモータは回転していてもバ−ナ8に燃焼用の空気を供給できない状態であるか否かをチェックする。しきい値以下でない場合は、燃焼ファン5は正常であると判定して燃焼ファンを「OFF」にし、しきい値以下の場合には燃焼禁止制御手段15を「ON」してから燃焼ファンを「OFF」にして次に進まず、水がそのまま出て出湯しない。そこで、使用者が一旦給湯栓1を「閉」にすると、水量検出装置2の「OFF」が確認された後、給湯栓1が「開」されるまでそのまま待機する。
【0026】
着火検知装置11で着火を確認すると、点火装置7を「OFF」し、それ以降使用者が給湯栓1を「閉」にするまで燃焼を継続する。使用者が給湯栓1を「閉」にすると水の流れが停止して水量検出装置2が「OFF」するので、電磁弁9、比例弁10を「閉」にしてガスの供給を停止してバ−ナ8が消火する。また、燃焼継続中に、着火検知装置11が「NG」になったり、安全装置が作動した場合には、電磁弁9、比例弁10及び燃焼ファン5を「OFF」にするため、水がそのまま出て出湯しない。そこで、使用者が一旦給湯栓1を「閉」にすると、水量検出装置2の「OFF」が確認された後、給湯栓1が「開」されるまでそのまま待機する。また、水量検出装置2が「OFF」した場合には、電磁弁9、比例弁10を「OFF」にし、燃焼ファン5を所定時間だけ「ON」にする。使用者は出湯しないため、一旦給湯栓1を「閉」にし、次に給湯栓1が「開」されるまでそのまま待機する。
【0027】
以上のように、燃焼ファン5のモータは回転しているがバ−ナ8に燃焼用の空気が供給できない状態となった場合に、本実施形態では、燃焼ファン5の出力電圧が低下し、計測した燃焼ファン5の出力電圧が予め設定されたしきい値以下となることに基づいてマイコン4内の燃焼禁止制御手段15を「ON」にするようにしたことにより、使用者が給湯栓1が一旦「閉」にした後再度「開」にしたとき、給湯機に水が流れ、水量検出装置2が「ON」しても、マイコン4内の燃焼禁止制御手段15が作動して、点火シーケンスの進行を停止して初期状態に戻すので、電磁弁9、比例弁10が「ON」にならず、使用者が点火動作を繰り返してもガスがバーナ8に充満することはなく、爆発的着火の防止でき安全性を向上することができる。
【0028】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態の給湯機について説明する。なお、以下の実施形態の説明において、先行する実施形態と共通の構成部分については説明を省略し、相違点のみを説明する。
【0029】
本実施形態では、燃焼ファン出力監視装置14として、燃焼ファン5の駆動回路の電流を検知するものとしている。このような構成によれば、圧力センサーや風量センサーを搭載することなく燃焼ファンの出力を監視できるので給湯機の製造コストが低減できる。
【0030】
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態の給湯機について説明する。本実施形態では、燃焼ファン出力監視装置14として燃焼ファン5の駆動回路のデューティを検知するものとしている。このような構成によれば、第2の実施形態と同様に給湯機の製造コストが低減できる。
【0031】
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態の給湯機について、図3、図4を参照して説明する。
【0032】
本実施形態においては、図3に示すように、点火シーケンスの進行を禁止する燃焼禁止制御手段15が作動した場合に、警告表示を行うように別設のリモコン16に警告表示用の表示手段17を設けている。そして、図4に示すように、給湯栓1が「開」の状態で、燃焼禁止制御手段15が「ON」された時、及びその後に給湯栓1が再度「開」されたが、燃焼禁止制御手段15が「ON」されているため、燃焼ファン5及び点火装置7を「ON」しない場合に、10秒間表示手段17が「ON」するように構成されている。なお、給湯栓1が「閉」の状態で表示手段17は「OFF」する。
【0033】
このような構成によれば、燃焼ファン5の羽根車が破損・破断したり、モータシャフトと羽根車が外れた場合に、リモコン16の表示手段17にて使用者にその状態を知らせることができ、不安全な状態をメンテすることができるので安全性・サービス性を向上することができる。
【0034】
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態の給湯機について、図5、図6を参照して説明する。
【0035】
本実施形態においては、図5に示すように、点火シーケンスの進行を禁止する燃焼禁止制御手段15の作動を解除するリセット装置18を電装ユニット3に設けている。そして、図6に示すように、給湯栓1が一旦「閉」された後、リセット装置18が「ON」されているかどうか判定し、「ON」されている時は、燃焼禁止制御手段15を「OFF」し、次に給湯栓1が「開」されるまでそのまま待機する。
【0036】
このような構成によれば、燃焼ファン5を修理・交換した場合に給湯機の再使用を可能にすると共に、専門知識を備えたサービスマンでなければ解除できないので安全性・サービス性を向上することができる。
【0037】
(第6の実施形態)
次に、本発明の第6の実施形態の給湯機について、図7を参照して説明する。
【0038】
本実施形態では、図7の制御動作のフローチャートに示すように、リセット装置18を作動させた後の初回の使用時のみ、点火シーケンスの最初に燃焼ファン5を一定時間強回転させ回転中の燃焼ファン出力が予め設定されたしきい値以上の場合に点火シーケンスの進行する初期チェックシーケンスを設けたもので、燃焼ファン出力が予め設定されたしきい値以下の場合にはマイコン4内の燃焼禁止制御手段15が作動してが点火シーケンスの進行を停止して初期状態に戻すので、電磁弁9、比例弁10が「開」にならず、そのため使用者が点火動作を繰り返してもガスがバーナ部に充満することはなく爆発的着火の防止でき安全性を向上することができる。
【0039】
このような構成によれば、燃焼ファン5による空気の供給が正常になったことを確認した後にガスを供給して点火することになるので、安全性・サービス性を向上することができる。
【0040】
【発明の効果】
本発明の給湯機によれば、次の効果が得られる。
【0041】
1)燃焼ファンモータは回転しているが燃焼ファンの異常でバ−ナに燃焼用の空気が供給できない状態になった時には給湯機の再使用時に点火シーケンスの進行を禁止してガスの供給を行わないようにして爆発的着火の防止を防止できるので安全性を向上することができる。
【0042】
2)燃焼ファン出力監視装置に燃焼ファンの駆動回路の電流やデューティを検知するものとしたので給湯機の製造コストが低減できる。
【0043】
3)燃焼ファンの羽根車が破損・破断したりモータシャフトと羽根車が外れた場合に使用者にその状態を知らせることができ不安全な状態をメンテすることができるので安全性・サービス性を向上することができる。
【0044】
4)燃焼ファンを修理・交換した場合に給湯機の再使用を可能にすると共に、専門知識を備えたサービスマンでなければ解除できないので安全性・サービス性を向上することができる。
【0045】
5)リセット装置を作動させた後の初回の使用時に、点火シーケンスの最初に燃焼ファン出力監視装置により燃焼ファンの異常を検知するので安全性・サービス性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の構成図。
【図2】同実施形態の制御動作のフローチャート。
【図3】本発明の第4の実施形態の構成図。
【図4】同実施形態の制御動作のフローチャート。
【図5】本発明の第5の実施形態の構成図。
【図6】同実施形態の制御動作のフローチャート。
【図7】本発明の第6の実施形態の制御動作のフローチャート。
【図8】従来例の給湯機の制御動作のフローチャート。
【符号の説明】
5 燃焼ファン
6 回転検知装置
8 バーナ
9 電磁弁
11 着火検知装置
14 燃焼ファン出力監視装置
15 燃焼禁止制御手段
16 リモコン
17 表示手段
18 リセット装置
Claims (6)
- バ−ナと、バ−ナに供給されるガス回路を開閉する電磁弁と、バ−ナに燃焼用の空気を供給する燃焼ファンと、バーナに供給されたガスを点火する点火装置と、バーナの着火を検知する着火検知装置と、燃焼ファンの回転を検知する回転検知装置と、燃焼ファンの出力を監視する燃焼ファン出力監視装と、点火シーケンスの進行を禁止する燃焼禁止制御手段とを備え、バーナが不着火の時に電磁弁を閉じると共に燃焼ファンを一定時間強回転させ、回転中の燃焼ファン出力が予め設定されたしきい値以下の場合に給湯機の再使用時に点火シーケンスの進行を禁止する給湯機。
- 燃焼ファン出力監視装置は、燃焼ファンの駆動回路の電流を検知するものとした請求項1記載の給湯機。
- 燃焼ファン出力監視装置は、燃焼ファンの駆動回路のデューティを検知するものとした請求項1記載の給湯機。
- 点火シーケンスの進行を禁止する燃焼禁止制御手段が作動した場合に警告表示を行う表示手段を設けた請求項1記載の給湯機。
- 点火シーケンスの進行を禁止する燃焼禁止制御手段の作動を解除するリセット装置を設けた請求項1記載の給湯機。
- リセット装置を作動させた後の初回の使用時のみ、点火シーケンスの最初に燃焼ファンを一定時間強回転させ回転中の燃焼ファン出力が予め設定されたしきい値以上の場合に点火シーケンスを進行する初期チェックシーケンスを設けた請求項5記載の給湯機。
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-
2002
- 2002-11-19 JP JP2002335415A patent/JP2004169978A/ja active Pending
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070710 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071113 |