JP3317607B2 - 燃焼器具の安全装置 - Google Patents

燃焼器具の安全装置

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JP3317607B2
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紀生 坂本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ホットスタート時の
不着火及び途中失火した場合に、生ガスの放出を防止す
る燃焼器具の安全装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の燃焼器具の安全装置は、
バーナ炎により加熱され熱起電力を発生する熱発電素子
と、ガス供給通路を開閉制御する電磁安全弁とから構成
され、点火操作により炎が形成されると、バーナ炎によ
り熱発電素子が加熱され熱起電力を発生し、電磁安全弁
に励磁電流を流し、点火操作と同時にクイック電流によ
り開弁状態にある電磁安全弁をそのまま開弁状態に保持
し、点火に失敗したり、途中失火した場合には熱発電素
子の熱起電力が電磁安全弁の離脱電圧まで低下するのを
待って電磁安全弁を閉止するものが広く使用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の燃
焼器具の安全装置は、熱発電素子が加熱状態にあるとき
に炎が消失しても、熱慣性により直ぐに熱起電力が電磁
安全弁の離脱電圧にまで低下しないため、しばらくの間
生ガスが放出される。また、燃焼器具を使用していて一
旦使用を止め、その直後に再使用するために再び点火操
作した場合、所謂ホットスタートした場合、熱発電素子
は直ぐに冷えないため、その熱起電力が電磁安全弁の離
脱電圧まで低下せず、再点火操作により点火に失敗し炎
が形成されていなくても、電磁安全弁を開弁状態にしば
らくの間保持し続けるため、生ガスが放出されることに
なる。
【0004】この発明は、上記の問題点に鑑み、熱発電
素子と電磁安全弁との間に、MOSFET等のスイッチ
ング素子を挿入接続し、炎の有無を炎電流から検知する
炎検知回路により、炎無しと判断した場合、直ちにスイ
ッチング素子をオフし、熱発電素子から電磁安全弁へ流
れる励磁電流を遮断し、燃焼器具のホットスタート時の
不着火及び使用中における途中失火が生じた場合に、生
ガスの放出を防止でき、また、バーナが異常燃焼したと
きには、異常燃焼により加熱される二次熱電対による熱
起電力で上記熱発電素子である一次熱電対の熱起電力を
相殺し、電磁安全弁へ流れる励磁電流を急減させ異常燃
焼も併せて防止できる燃焼器具の安全装置を提供するこ
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するこの
発明の第1の燃焼器具の安全装置は、バーナ炎により加
熱され熱起電力を発生する熱発電素子1と、ガス供給通
路を開閉制御する電磁安全弁2との間に、スイッチング
動作するMOSFET等のスイッチング素子3を挿入接
続し、該スイッチング素子3を炎の有無を炎電流から検
知する炎検知回路Dの出力信号に基づいて制御し、該炎
検知回路Dからの炎無しの出力信号によりスイッチング
素子3をオフとするものである。
【0006】上記課題を解決するこの発明の第2の燃焼
器具の安全装置は、上記第1の燃焼器具の安全装置にお
いて、バーナの正常燃焼炎内に臨ませて設置した熱発電
素子である一次熱電対1に、バーナの異常燃焼により加
熱される二次熱電対4を、該 一次熱電対1と逆極性にし
て接続し、この一次熱電対1と二次熱電対4とを前記電
磁安全弁2に直列接続したことを特徴とするものであ
る。
【0007】
【作用】上記構成を有するこの発明の第1の燃焼器具の
安全装置は、点火操作に伴ってスイッチング素子3がオ
ンし、バーナに炎が形成され、熱発電素子1がバーナ炎
で加熱され熱起電力を発生し、電磁安全弁2へ前記スイ
ッチング素子3を通って励磁電流が流れ、電磁安全弁2
を開弁状態に保持する。
【0008】そして、燃焼中に何らかの理由で炎が消失
すると、炎の有無を炎電流から検知する炎検知回路Dか
ら炎無しの出力信号が出力されスイッチング素子3がオ
フし、即座に電磁安全弁2に流れている励磁電流を遮断
し、電磁安全弁2を閉止しガス供給通路を閉じ生ガスの
放出を防止する。
【0009】また、燃焼器具をホットスタートした場
合、すなわち使用していて一旦使用を中止し、その直後
に再び点火操作をした場合、熱発電素子1は熱慣性によ
り熱起電力を発生し続け、電磁安全弁2の離脱電圧以上
の熱起電力を発生している場合がある。そこで、再点火
操作をし点火に失敗しバーナに炎が形成されなかった場
合、炎の有無を炎電流から検知する炎検知回路が炎無し
の出力信号を出力し、スイッチング素子3がオフし、熱
発電素子1から電磁安全弁2に流れている励磁電流を遮
断し電磁安全弁2を閉止し生ガスの放出を防止する。
【0010】上記構成を有するこの発明の第2の燃焼器
具の安全装置は、上記作用に加え、一次熱電対1に、バ
ーナの異常燃焼により加熱される二次熱電対4を、前記
一次熱電対1と逆極性にして接続してあるので、バーナ
が異常燃焼すると二次熱電対4が加熱され熱起電力が大
きくなり、一次熱電対1による発生熱起電力を打ち消
し、一次熱電対1と二次熱電対4が直列に接続された電
磁安全弁2に流れる励磁電流が急速に減少し、電磁安全
弁2が閉止しガス供給通路が閉じ燃焼を停止し、 異常燃
焼も併せて防止する。
【0011】
【実施例】以下、この発明の燃焼器具の安全装置の実施
例を図1及び図2を参照して説明する。
【0012】図1は燃焼器具の燃焼制御回路で、Aは制
御回路、Bは制御回路Aの出力端子TCCに接続された
安全装置回路、Cは安全装置回路Bの電磁安全弁2に制
御回路AのMG、MG、MG端子から出力
される制御信号により点火操作した時点からI→I
→I(I>I>I)の順に変化さ
せつつ励磁電流を流す電磁安全弁駆動回路、Dは炎電流
をフレームロッドFLで検出し炎の有無を検知する炎検
知回路であり、制御回路Aの出力端子FGOに接続さ
れ、かつ、炎検知回路Dの炎有り或いは炎無しの出力信
号が制御回路Aの入力端子FGIに入力できるように接
続されている。Eは点火操作時にイグナイターにより火
花を飛ばす着火回路であり、制御回路AのIG端子に接
続されている。
【0013】Fは点火操作に伴って作動する点火スイッ
チSWの動作信号を制御回路Aの入力端子PSWに
入力し、Gは点火操作により給水が開始され、その水流
の有無により作動する水流スイッチSWの動作信号
が制御回路Aの入力端子WFSに入力できる様に接続さ
れている。さらに、電圧監視回路Hと、電池交換ランプ
回路Iが制御回路AのVD端子、LED端子に接続され
ている。
【0014】安全装置回路Bは、ガス供給通路を開閉制
御する電磁安全弁2に、バーナの異常燃焼により加熱さ
れる二次熱電対4と、励磁電流をオン−オフするMOS
FET3と、燃焼器具の加熱防止用温度ヒューズ5と、
さらに、バーナの正常燃焼炎内に臨ませて設置した一次
熱電対1が順に直列接続され、二次熱電対4の極性は一
次熱電対1と逆極性にして接続され、バーナが異常燃焼
したとき一次熱電対1の熱起電力を打消し、電磁安全弁
2を閉止できるようになっている。MOSFET3のゲ
ートは制御回路AのTCC端子に接続され、炎電流をフ
レームロッドFLで検出し炎の有無を検知する炎検知回
路Dの炎の有無に伴なう出力信号に基づき、制御回路A
を介して炎無しのときMOSFETをオフし一次熱電対
1から電磁安全弁2に流れる励磁電流を遮断する。
【0015】次に、上記実施例の動作を図2のフローチ
ャートに従って説明する。燃焼器具を使用する場合の運
転操作は、点火ボタンを押圧操作すると点火スイッチ回
路Fの点火スイッチSWがオンし、電池電圧が1.
9V以上であることを電圧監視回路Hで判断し、1.9
V以下の時制御回路Aを介して電池交換ランプ回路Iが
動作し電池交換ランプが点滅する。この場合は電池交換
等により原因を除去すれば運転操作を再開することがで
きる。
【0016】電池電圧が1.9V以上にある場合は、点
火操作ボタンの押圧操作に伴って給水が開始され、水流
スイッチ回路Gの水流スイッチSWが水流が有ると
オンすると共に、スイッチング素子3もオンし、電磁安
全弁2に電磁安全弁駆動回路Cからクイック電流I
が流れ、着火回路Eのイグナイターが火花を飛ばす。そ
して、水流スイッチSWがオンしてから1秒後に電
磁安全弁2へ流れるクイック電流がIからI
下げられ、又炎検知回路Dがオンする。そして、炎検知
回路Dがオンして、炎が有るか無いかを水流スイッチS
がオンしてから2秒後に判断し、炎が無い時はス
イッチング素子3をオフし、電磁安全弁2に流れるクイ
ック電流をOFFする。この結果ホットスタート時にお
いても熱慣性により発生している熱発電素子1からの励
磁電流を遮断し、電磁安全弁2を閉じ生ガスの放出をス
トップする。
【0017】炎有りの場合は水流スイッチSWがオ
ンしてから6秒後に電磁安全弁2に流れるクイック電流
がIからIにさらに小さくなり、また、着火回
路Eのイグナイターもオフする。水流スイッチSW
オンより12秒後に電磁安全弁2に流れるクイック電流
がオフし、この時点では安全装置回路Bの一次熱
電対1が加熱され大きな励磁電流が電磁安全弁に流れて
いるので、クイック電流は0になっても開弁状態に保持
される。そして、異状がない場合は燃焼を継続し、何ら
かの理由で炎が消失すると炎電流が急減するので炎検知
回路Dがこれを検出し、スイッチング素子3をオフす
る。これにより励磁電流が遮断され電磁安全弁を閉止し
生ガスの放出を防止する。
【0018】また、何らかの理由で燃焼器具が過熱し、
温度ヒューズ5が溶断したり、バーナの異常燃焼により
二次熱電対4が加熱され一次熱電対1の起電力を相殺す
ると、電磁安全弁2に印加される電圧が離脱電圧以下に
低下し電磁安全弁2を閉止しガス供給通路を閉じ異状燃
焼を停止する。燃焼器具の使用を停止する場合の停止動
作は、操作ボタンを押圧すると点火スイッチがオフし、
スイッチング素子3もオフする。そして、スイッチング
素子3により電磁安全弁2が閉止し水流スイッチも給水
の停止に伴ってオフとなり燃焼器具の作動が停止する。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の第1の
燃焼器具の安全装置によれば、電磁安全弁と熱発電素子
との間にスイッチング動作するMOSFET等のスイッ
チング素子が挿入接続され、炎電流から炎検知回路が炎
無しと判断した場合、直ちに上記スイッチング素子がオ
フし、これにより熱発電素子から電磁安全弁へ流れる励
磁電流が即座に遮断され、電磁安全弁を閉止しガスの供
給をストップできるから、燃焼器具のホットスタート時
における不着火及び使用中における途中失火が生じた場
合に、直ちに生ガスの放出を防止することができ、不快
な生ガスの臭の発生を防ぐと共に、安全性を一層向上さ
せることができる。また、炎電流から炎検知回路が炎の
有無を判断する構造であるから、炎の消失を検知するま
での時間が短く、熱電対の発生熱起電力から炎の消失を
検知するよりも、応答性が極めてよく、生ガスの放出を
極力少なくすることができる。
【0020】また、この発明の第2の燃焼器具の安全装
置によれば、一次熱電対に、バーナの異常燃焼により加
熱される二次熱電対を、前記一次熱電対と逆極性にして
接続 し、この一次熱電対と二次熱電対が電磁安全弁に直
列に接続されているので、バーナが異常燃焼をしたとき
二次熱電対が加熱され一次熱電対1の起電力を相殺し、
電磁安全弁に流れる励磁電流を急速に減少させ、電磁安
全弁を閉止するので、異常燃焼も併せて防止することが
できる。
【0021】
【図面の簡単な説明】
【図1】燃焼器具の燃焼制御回路である。
【図2】燃焼器具の動作を表わすフローチャートであ
る。
【符号の説明】 1 熱発電素子(一次熱電対) 2 電磁安全弁 3 スイッチング素子 二次熱電対 D 炎検知回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーナ炎により加熱され熱起電力を発生
    する熱発電素子(1)と、ガス供給通路を開閉制御する
    電磁安全弁(2)との間に、スイッチング動作するMO
    SFET等のスイッチング素子(3)を挿入接続し、 該スイッチング素子(3)を炎の有無を炎電流から検知
    する炎検知回路(D)の出力信号に基づいて制御し、
    該炎検知回路(D)からの炎無しの出力信号によりスイ
    ッチング素子(3)をオフとすることを特徴とする燃焼
    器具の安全装置。
  2. 【請求項2】 バーナの正常燃焼炎内に臨ませて設置し
    た熱発電素子である一次熱電対(1)に、バーナの異常
    燃焼により加熱される二次熱電対(4)を、該一次熱電
    対(1)と逆極性にして接続し、この一次熱電対(1)
    と二次熱電対(4)とを前記電磁安全弁(2)に直列接
    続したことを特徴とする請求項1記載の燃焼器具の安全
    装置。
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