JPH0225836B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0225836B2 JPH0225836B2 JP21274582A JP21274582A JPH0225836B2 JP H0225836 B2 JPH0225836 B2 JP H0225836B2 JP 21274582 A JP21274582 A JP 21274582A JP 21274582 A JP21274582 A JP 21274582A JP H0225836 B2 JPH0225836 B2 JP H0225836B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rack
- shaft
- seal ring
- gear housing
- rack shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 6
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 6
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 7
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 239000013585 weight reducing agent Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D3/00—Steering gears
- B62D3/02—Steering gears mechanical
- B62D3/12—Steering gears mechanical of rack-and-pinion type
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Power Steering Mechanism (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はラツクピニオン式パワーステアリング
装置の製造方法に関し、特に装置の小型化、軽量
化を図る一方で製造の容易化を達成できる方法に
関するものである。
装置の製造方法に関し、特に装置の小型化、軽量
化を図る一方で製造の容易化を達成できる方法に
関するものである。
近年における自動車等の車両の小型軽量化に伴
なつてこれに搭載される各種部品も小型化が図ら
れるようになり、車両操向装置の一部であるパワ
ーステアリング装置にも小型軽量のものが採用さ
れてきている。例えば、ラツクピニオン式のパワ
ーステアリング装置においては、第1図に示すよ
うに、ギヤボツクス2とシリンダ3とをギヤハウ
ジング1として一体化する一方、ピストン4はラ
ツクシヤフト5にかしめ固定する等して部品点数
の低減を図り、これにより装置の小型、軽量化を
図るようにしている。
なつてこれに搭載される各種部品も小型化が図ら
れるようになり、車両操向装置の一部であるパワ
ーステアリング装置にも小型軽量のものが採用さ
れてきている。例えば、ラツクピニオン式のパワ
ーステアリング装置においては、第1図に示すよ
うに、ギヤボツクス2とシリンダ3とをギヤハウ
ジング1として一体化する一方、ピストン4はラ
ツクシヤフト5にかしめ固定する等して部品点数
の低減を図り、これにより装置の小型、軽量化を
図るようにしている。
ところで、第1図のラツクピニオン式パワース
テアリング装置は、前記したラツクシヤフト5を
油圧作動させるために、ギヤハウジング1のギヤ
ボツクス側端部と、反対側のエンドカバー6内側
に夫々シールリング7,8を配設してギヤハウジ
ング1内に液密的空間を画成し、かつラツクシヤ
フト5にかしめ固定した前記ピストン4にてこの
液密的空間を二つの作動液室R1とR2に隔成して
いる。そして、これら各作動液室R1,R2に連通
するポート9,10に図外の油圧源を接続し、油
圧を各作動液室に選択的に導入することにより油
圧力にてピストン、即ちラツクシヤフト5を軸方
向に移動させ、これによりラツクシヤフト5の一
部に形成したラツク11に噛合する図外のステア
リングギヤの作動を助勢して所謂パワーステアリ
ング作用を生じさせるようになつている。
テアリング装置は、前記したラツクシヤフト5を
油圧作動させるために、ギヤハウジング1のギヤ
ボツクス側端部と、反対側のエンドカバー6内側
に夫々シールリング7,8を配設してギヤハウジ
ング1内に液密的空間を画成し、かつラツクシヤ
フト5にかしめ固定した前記ピストン4にてこの
液密的空間を二つの作動液室R1とR2に隔成して
いる。そして、これら各作動液室R1,R2に連通
するポート9,10に図外の油圧源を接続し、油
圧を各作動液室に選択的に導入することにより油
圧力にてピストン、即ちラツクシヤフト5を軸方
向に移動させ、これによりラツクシヤフト5の一
部に形成したラツク11に噛合する図外のステア
リングギヤの作動を助勢して所謂パワーステアリ
ング作用を生じさせるようになつている。
したがつて、前記したラツクピニオン式パワー
ステアリング装置の組立製造にあつては、予め一
定のシールリング7を特殊冶具を用いてギヤハウ
ジング1内に圧入固定し、次にピストン4をかし
め固定したラツクシヤフト5を挿入し、更に他方
のシールリング8を設けたエンドカバー6を取着
する方法が一般的であり、従来からこの方法が採
用されている。
ステアリング装置の組立製造にあつては、予め一
定のシールリング7を特殊冶具を用いてギヤハウ
ジング1内に圧入固定し、次にピストン4をかし
め固定したラツクシヤフト5を挿入し、更に他方
のシールリング8を設けたエンドカバー6を取着
する方法が一般的であり、従来からこの方法が採
用されている。
しかしながら、この従来の方法ではラツクシヤ
フト5の挿入取着時にラツクシヤフト5の一端部
に形成したラツク11を前記シールリング7内を
挿通させなければならず、このとき誤つてラツク
11をシールリング7に接触させてシールリング
7を損傷する事故が生じ易い。このため、従来で
はラツク11とシールリング7との干渉を極力防
止する対策として、同図に示すように、ラツク1
1形成部のシヤフト径を他端部の摺動軸部12よ
りも小さくし、シールリングとラツクとの間に半
径方向の余裕を設けるようにしている。しかしな
がら、一般にラツクシヤフト5には所定の強度が
要求されているためにラツク11形成部の径はそ
れ程低減できず、またラツク11形成部を小径に
した分だけ摺動軸部12の径を増径してラツクシ
ヤフト5全体の強度を保持しなければならなくな
る。この結果、シールリング7の損傷を確実に防
止することができないのみならずラツクシヤフト
5全体の増径および重量の増加を生じ、更にこれ
に伴なつてギヤハウジング1はもとより装置全体
の大型化(増径化)および高重量化を生じてしま
うことになる。
フト5の挿入取着時にラツクシヤフト5の一端部
に形成したラツク11を前記シールリング7内を
挿通させなければならず、このとき誤つてラツク
11をシールリング7に接触させてシールリング
7を損傷する事故が生じ易い。このため、従来で
はラツク11とシールリング7との干渉を極力防
止する対策として、同図に示すように、ラツク1
1形成部のシヤフト径を他端部の摺動軸部12よ
りも小さくし、シールリングとラツクとの間に半
径方向の余裕を設けるようにしている。しかしな
がら、一般にラツクシヤフト5には所定の強度が
要求されているためにラツク11形成部の径はそ
れ程低減できず、またラツク11形成部を小径に
した分だけ摺動軸部12の径を増径してラツクシ
ヤフト5全体の強度を保持しなければならなくな
る。この結果、シールリング7の損傷を確実に防
止することができないのみならずラツクシヤフト
5全体の増径および重量の増加を生じ、更にこれ
に伴なつてギヤハウジング1はもとより装置全体
の大型化(増径化)および高重量化を生じてしま
うことになる。
本発明は以上に鑑みなされたものでその目的は
ラツクシヤフトの摺動軸部の増径を不要にしてラ
ツクシヤフト全体としての大型化、高重量化を防
止すると共に、シールリングの損傷を確実に防止
して装置全体の信頼性を向上しかつその組立を容
易なものにできるラツクピニオン式パワーステア
リング装置の製造方法を提供することにある。
ラツクシヤフトの摺動軸部の増径を不要にしてラ
ツクシヤフト全体としての大型化、高重量化を防
止すると共に、シールリングの損傷を確実に防止
して装置全体の信頼性を向上しかつその組立を容
易なものにできるラツクピニオン式パワーステア
リング装置の製造方法を提供することにある。
この目的を達成するために本発明は組付前のラ
ツクシヤフトに予めシールリングを嵌挿支持させ
ておき、ラツクシヤフトをギヤハウジング内に挿
入したときにこれを軸方向に押圧してシールリン
グをギヤハウジング内の所定箇所に圧入固定する
ようにしたものである。
ツクシヤフトに予めシールリングを嵌挿支持させ
ておき、ラツクシヤフトをギヤハウジング内に挿
入したときにこれを軸方向に押圧してシールリン
グをギヤハウジング内の所定箇所に圧入固定する
ようにしたものである。
以下、本発明を図示の実施例により説明する。
第2図及び第3図は本発明を説明する図であつ
て、第1図と同一部分には同一符号を付しており
これらの図において1は一端側のギヤボツクス2
と、他端側のシリンダ3とを一体に形成したギヤ
ハウジングである。前記ギヤボツクス2にはステ
アリングシヤフト13の先端に固設したピニオン
ギヤ(図示せず)を内装しており、後述するラツ
クシヤフト5のラツク11に噛合して所謂ラツク
ピニオン作動を可能とし、ステアリングシヤフト
13の軸転をラツクシヤフト5の軸移動に変換す
る。前記シリンダ3はその長さ方向の略中央位置
の内面に環状の段部14を有し、この段部14を
境にして他端側の内径寸法を一端側よりも大きく
している。また、前記ギヤハウジング1の他端は
開口し、ここには厚肉環状のエンドカバー6を嵌
着できる。このエンドカバー6の内縁一部にはシ
ールリング8を一体に支持しており、ラツクシヤ
フト5の摺動軸部12外周面に摺接してこれをシ
ールする。なお、前記ギヤハウジング1の他端と
前記段部14の内側位置には夫々給排油用のポー
ト9,10を設け、図外の油圧系統に接続する。
て、第1図と同一部分には同一符号を付しており
これらの図において1は一端側のギヤボツクス2
と、他端側のシリンダ3とを一体に形成したギヤ
ハウジングである。前記ギヤボツクス2にはステ
アリングシヤフト13の先端に固設したピニオン
ギヤ(図示せず)を内装しており、後述するラツ
クシヤフト5のラツク11に噛合して所謂ラツク
ピニオン作動を可能とし、ステアリングシヤフト
13の軸転をラツクシヤフト5の軸移動に変換す
る。前記シリンダ3はその長さ方向の略中央位置
の内面に環状の段部14を有し、この段部14を
境にして他端側の内径寸法を一端側よりも大きく
している。また、前記ギヤハウジング1の他端は
開口し、ここには厚肉環状のエンドカバー6を嵌
着できる。このエンドカバー6の内縁一部にはシ
ールリング8を一体に支持しており、ラツクシヤ
フト5の摺動軸部12外周面に摺接してこれをシ
ールする。なお、前記ギヤハウジング1の他端と
前記段部14の内側位置には夫々給排油用のポー
ト9,10を設け、図外の油圧系統に接続する。
一方、符号5で示すラツクシヤフトは、一端側
のラツク形成部15と、他端側の摺動軸部12と
を一体に形成した構成とし、前記ギヤハウジング
1内に他端開口から挿入できるようにしている。
前記ラツク形成部15には前述のピニオンギヤに
噛合するラツク11を形成し、摺動軸部12の略
軸中央部にはピストン4を嵌着固定している。こ
のピストン4は第4図に示すように摺動軸部12
の外周に設けた環状溝16を利用してかしめ固定
できるようになつている。図中、17はスナツプ
リング、18はピストンリングである。
のラツク形成部15と、他端側の摺動軸部12と
を一体に形成した構成とし、前記ギヤハウジング
1内に他端開口から挿入できるようにしている。
前記ラツク形成部15には前述のピニオンギヤに
噛合するラツク11を形成し、摺動軸部12の略
軸中央部にはピストン4を嵌着固定している。こ
のピストン4は第4図に示すように摺動軸部12
の外周に設けた環状溝16を利用してかしめ固定
できるようになつている。図中、17はスナツプ
リング、18はピストンリングである。
次に以上の構成ギヤハウジング1、ラツクシヤ
フト5を用いたパワーステアリング装置の製造方
法、即ち組立方法を説明する。
フト5を用いたパワーステアリング装置の製造方
法、即ち組立方法を説明する。
先ず、前記段部14内に圧入できかつその内周
面において軸摺動部12の外周面に摺接できるシ
ールリング7を用意し、これをラツクシヤフト5
の軸摺動部12に嵌挿する。このとき、シールリ
ング7とラツク11との干渉を避けるためにシー
ルリング7はラツクシヤフト5の他端側から嵌挿
させることが好ましい。したがつて、この時点で
は未だピストン4は固定しておらず、シールリン
グ7の嵌挿後に同様に他端側から嵌挿して前述の
ように環状溝16を利用して固定する(第2図)。
その上で、同図に仮想線で示すように、ギヤハウ
ジング1の他端開口からラツクシヤフト5をその
一端側から挿入する。
面において軸摺動部12の外周面に摺接できるシ
ールリング7を用意し、これをラツクシヤフト5
の軸摺動部12に嵌挿する。このとき、シールリ
ング7とラツク11との干渉を避けるためにシー
ルリング7はラツクシヤフト5の他端側から嵌挿
させることが好ましい。したがつて、この時点で
は未だピストン4は固定しておらず、シールリン
グ7の嵌挿後に同様に他端側から嵌挿して前述の
ように環状溝16を利用して固定する(第2図)。
その上で、同図に仮想線で示すように、ギヤハウ
ジング1の他端開口からラツクシヤフト5をその
一端側から挿入する。
そして、ラツクシヤフト5を更に挿入すると、
第3図に示すように、軸摺動部12に嵌挿したシ
ールリング7が段部14位置にまで移動され、ま
た、このシールリング7の後面にはピストン4が
当接される。したがつて、この状態でラツクシヤ
フト5を若干強めに一端方向に押圧すれば、シー
ルリング7はピストン4によつて押圧されて段部
14内に圧入固定され、以後ラツクシヤフトを他
端方向に移動しても段部14から脱落されること
はなく、その内面の摺接によつて軸摺動部12と
ギヤハウジング1との間をシールする。
第3図に示すように、軸摺動部12に嵌挿したシ
ールリング7が段部14位置にまで移動され、ま
た、このシールリング7の後面にはピストン4が
当接される。したがつて、この状態でラツクシヤ
フト5を若干強めに一端方向に押圧すれば、シー
ルリング7はピストン4によつて押圧されて段部
14内に圧入固定され、以後ラツクシヤフトを他
端方向に移動しても段部14から脱落されること
はなく、その内面の摺接によつて軸摺動部12と
ギヤハウジング1との間をシールする。
その後、ラツクシヤフト5の他端にエンドカバ
ー6を嵌挿させこれをギヤハウジング1の他端開
口に嵌着すれば、ラツクピニオン式パワーステア
リング装置の本体部の組立が完了される。
ー6を嵌挿させこれをギヤハウジング1の他端開
口に嵌着すれば、ラツクピニオン式パワーステア
リング装置の本体部の組立が完了される。
したがつて、以上の方法によれば、ギヤハウジ
ング1の段部14に固定するシールリング7の取
付けには特殊な冶具を全く必要とせず、予めシー
ルリング7をラツクシヤフト5に嵌挿しておけば
ラツクシヤフト5をギヤハウジング1に挿入する
作業によつて同時に取付けを行なうことができ
る。このため、特殊冶具の操作等の困難な作業を
不要とし、組立作業を容易なものにできる。
ング1の段部14に固定するシールリング7の取
付けには特殊な冶具を全く必要とせず、予めシー
ルリング7をラツクシヤフト5に嵌挿しておけば
ラツクシヤフト5をギヤハウジング1に挿入する
作業によつて同時に取付けを行なうことができ
る。このため、特殊冶具の操作等の困難な作業を
不要とし、組立作業を容易なものにできる。
また、この方法によればシールリング7をラツ
ク11に挿通させることが全くないので、シール
リング7とラツク11との干渉及びこれに伴なう
シールリング7の損傷等を考慮する必要はなく、
これにより第2図からも判るようにラツクシヤフ
ト5のラツク形成部15の外径を必要な強度が得
られるまで増大させることができる。したがつ
て、これを逆にみればラツクシヤフト5は従来の
ように軸摺動部12を増径して所定の強度を確保
する必要はなくなり、軸摺動部12の小径化が可
能になる。即ち、摺動軸部12をラツク形成部1
5と同径又は小径にできる。これにより、ラツク
シヤフト5はもとよりギヤハウジング1の小径化
も可能とされ、ステアリング装置全体の小型化、
軽量化を達成できる。勿論、シールリング7の損
傷は確実に防止できるので、装置の信頼性を高め
ることもできる。
ク11に挿通させることが全くないので、シール
リング7とラツク11との干渉及びこれに伴なう
シールリング7の損傷等を考慮する必要はなく、
これにより第2図からも判るようにラツクシヤフ
ト5のラツク形成部15の外径を必要な強度が得
られるまで増大させることができる。したがつ
て、これを逆にみればラツクシヤフト5は従来の
ように軸摺動部12を増径して所定の強度を確保
する必要はなくなり、軸摺動部12の小径化が可
能になる。即ち、摺動軸部12をラツク形成部1
5と同径又は小径にできる。これにより、ラツク
シヤフト5はもとよりギヤハウジング1の小径化
も可能とされ、ステアリング装置全体の小型化、
軽量化を達成できる。勿論、シールリング7の損
傷は確実に防止できるので、装置の信頼性を高め
ることもできる。
なお、完成されたパワーステアリング装置は、
第5図に示すように、ギヤハウジング1内のシー
ルリング7,8で画成された空間をピストン4が
二つの作動液室R1,R2に隔成し、ポート9,1
0を介してこれら作動液室R1,R2に給排される
油圧によつてピストン4及びラツクシヤフト5を
軸移動し得る。これにより、ステアリングシヤフ
ト13の軸転操作を助勢し、ラツクシヤフト5の
両端に連結した図外の操蛇リンクによるステアリ
ング作動を軽減し得ることは言うまでもない。
第5図に示すように、ギヤハウジング1内のシー
ルリング7,8で画成された空間をピストン4が
二つの作動液室R1,R2に隔成し、ポート9,1
0を介してこれら作動液室R1,R2に給排される
油圧によつてピストン4及びラツクシヤフト5を
軸移動し得る。これにより、ステアリングシヤフ
ト13の軸転操作を助勢し、ラツクシヤフト5の
両端に連結した図外の操蛇リンクによるステアリ
ング作動を軽減し得ることは言うまでもない。
以上のように本発明によれば、ラツクシヤフト
に予めシールリングを嵌挿支持させておき、ラツ
クシヤフトをギヤハウジング内に挿入したときに
これを軸方向に押圧してシールリングをギヤハウ
ジング内の所定箇所に圧入固定するようにしてい
るので、ラツクシヤフトの摺動軸部の増径を不要
にしてラツクシヤフトはもとより装置全体の小型
化、軽量化を達成すると共に、シールリングの損
傷を確実に防止して装置の信頼性を向上し、しか
も組立を容易なものにできる等の効果を奏する。
に予めシールリングを嵌挿支持させておき、ラツ
クシヤフトをギヤハウジング内に挿入したときに
これを軸方向に押圧してシールリングをギヤハウ
ジング内の所定箇所に圧入固定するようにしてい
るので、ラツクシヤフトの摺動軸部の増径を不要
にしてラツクシヤフトはもとより装置全体の小型
化、軽量化を達成すると共に、シールリングの損
傷を確実に防止して装置の信頼性を向上し、しか
も組立を容易なものにできる等の効果を奏する。
第1図は従来方法を説明するための破断面図、
第2図及び第3図は本発明方法を説明するための
破断面図、第4図はピストンの拡大図、第5図は
完成したパワーステアリング装置の破断面図であ
る。 1……ギヤハウジング、2……ギヤボツクス、
3……シリンダ、4……ピストン、5……ラツク
シヤフト、7,8……シールリング、9,10…
…ポート、11……ラツク、12……摺動軸部、
13……ステアリングシヤフト、14……段部、
15……ラツク形成部。
第2図及び第3図は本発明方法を説明するための
破断面図、第4図はピストンの拡大図、第5図は
完成したパワーステアリング装置の破断面図であ
る。 1……ギヤハウジング、2……ギヤボツクス、
3……シリンダ、4……ピストン、5……ラツク
シヤフト、7,8……シールリング、9,10…
…ポート、11……ラツク、12……摺動軸部、
13……ステアリングシヤフト、14……段部、
15……ラツク形成部。
Claims (1)
- 1 ギヤボツクスとこのギヤボツクスに一体のシ
リンダとからなるギヤハウジングと、このギヤハ
ウジング内に固定されるシールリングと、一端側
にラツクが形成され他端側に摺動軸部が形成され
て前記シールリングを貫通するように前記ギヤハ
ウジング内に挿入されて軸方向摺動可能なラツク
シヤフトと、前記ラツクシヤフトの摺動軸部に固
定されて前記シリンダ内を二つの作動液室に隔成
するピストンとを備えるラツクピニオン式パワー
ステアリング装置の組立に際し、予めラツクシヤ
フトの摺動軸部に前記シールリングを嵌挿すると
共にピストンを固定し、次いでこのラツクシヤフ
トをギヤハウジング内に挿入し、かつラツクシヤ
フトを挿入方向に押圧して前記ピストンを介して
シールリングを前記ギヤハウジング内に圧入固定
することを特徴とするラツクピニオン式パワース
テアリング装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21274582A JPS59102658A (ja) | 1982-12-06 | 1982-12-06 | ラツクピニオン式パワ−ステアリング装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21274582A JPS59102658A (ja) | 1982-12-06 | 1982-12-06 | ラツクピニオン式パワ−ステアリング装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59102658A JPS59102658A (ja) | 1984-06-13 |
JPH0225836B2 true JPH0225836B2 (ja) | 1990-06-06 |
Family
ID=16627718
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21274582A Granted JPS59102658A (ja) | 1982-12-06 | 1982-12-06 | ラツクピニオン式パワ−ステアリング装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59102658A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19630299A1 (de) * | 1996-07-26 | 1998-01-29 | Zahnradfabrik Friedrichshafen | Zahnstangenlenkeinrichtung für Kraftfahrzeuge |
GB9624353D0 (en) * | 1996-11-22 | 1997-01-08 | Adwest Steering Ltd | Piston and cylinder assembly |
FR2920400B1 (fr) * | 2007-09-03 | 2009-10-16 | Jtekt Europ Soc Par Actions Si | Procede d'assemblage d'un palier de guidage epuiqe de joint(s) toriques(s) a l'extremite d'un element tubulaire |
-
1982
- 1982-12-06 JP JP21274582A patent/JPS59102658A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59102658A (ja) | 1984-06-13 |
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