JP2018123911A - デファレンシャルギヤとドライブシャフトとの結合構造及び車両の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ドライブシャフト20はY方向に小径部、中間部20b、大径部20cを有する。小径部がデファレンシャルケース190内に挿入され、デファレンシャルサイドギヤと結合されている。大径部20cの端面20eとデファレンシャルケース190との間に環状の隙間領域が設けられており、シール部材24が隙間部分に配されている。シール部材24は金属部241とゴム部242とを有する。ゴム部242の外周部242aは、隙間領域の外周を覆っている。外周部242aは外部からの力の付加により弾性変形し、当該状態で大径部20cの端面20eの径方向内側の所定部分まで外部に露出する。
【選択図】図3
Description
開口部を有するデファレンシャルケースと、前記デファレンシャルケース内に収納され、互いに噛合するデファレンシャルピニオンギヤ及びデファレンシャルサイドギヤと、を有するデファレンシャルギヤを準備する。
前記デファレンシャルケースの前記開口部に面する部分に対して、環状であって、前記デファレンシャルケースの外側に向けて円筒状に張出す外周部を有するシール部材を固定する。
軸方向に小径部と大径部とを有するドライブシャフトを準備する。
前記デファレンシャルギヤに対して、前記ドライブシャフトの前記小径部を前記開口部から挿入し、前記大径部における前記小径部側の端面と前記デファレンシャルケースとの間に環状の隙間領域が形成された状態で、前記ドライブシャフトの前記小径部と前記デファレンシャルギヤとを結合する。
前記隙間領域の少なくとも一部に対して検査工具の先端部分を挿入し、当該検査工具の先端部分を前記ドライブシャフトの前記大径部における前記小径部側の端面に当接させ、当該状態で前記検査工具に対して前記軸方向への力をかけることで前記デファレンシャルギヤと前記ドライブシャフトとの結合状態を検査する。
前記隙間領域から前記検査工具を抜き出す。
1.車両1の概略構成
第1実施形態に係る車両1の概略構成について、図1を用い説明する。
車両1におけるデファレンシャルギヤ19とドライブシャフト20との結合構造について、図2及び図3を用い説明する。図2は、図1の矢印Aで指し示す部分であって、デファレンシャルギヤ19とドライブシャフト20との結合部分を示す模式断面図であり、図3は、図2の矢印Bで指し示す部分の構成を示す模式断面図である。
車両1の製造方法について、図4から図6を用い説明する。なお、以下では、車両1の製造方法の内、デファレンシャルギヤ19に対するドライブシャフト20の結合、及びデファレンシャルギヤ19とドライブシャフト20との結合状態の検査を中心に説明する。
本実施形態に係るデファレンシャルギヤ19とドライブシャフト20との結合構造では、シール部材24における外周部242aが可撓性材料であるゴムにより構成されている。そして、ゴム部242の外周部242aは、外部からの力を受けていない状態(検査工具50が挿入されていない状態)では隙間領域の外周(ドライブシャフト20の中間部20bの外周)を覆い、外部から力を受けた状態(検査工具50が挿入された状態)では、図6に示すように弾性変形する。
第2実施形態に係る車両でのデファレンシャルギヤ19とドライブシャフト20との結合構造について、図7を用い説明する。なお、以下では、上記第1実施形態との差異点であるシール部材34の構造について説明し、それ以外の説明を省略する。
第3実施形態に係る車両でのデファレンシャルギヤ19とドライブシャフト20との結合構造について、図8及び図9を用い説明する。なお、以下では、上記第1実施形態との差異点であるシール部材44の構造を中心に説明する。
上記第1実施形態から上記第3実施形態では、車両1におけるリヤ側のデファレンシャルギヤ19とリヤのドライブシャフト20(20L,20R)との結合構造を一例としたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、フロント側のデファレンシャルギヤ13とフロントのドライブシャフト14L,14Rとの結合構造についても、上記第1実施形態から上記第3実施形態と同様の構成を採用することも可能である。
13,19 デファレンシャルギヤ
14L,14R,20L,20R ドライブシャフト
20a 小径部
20b 中間部
20c 大径部
20d 溝部
20e 端面
22 スナップリング
23 ダストカバー
24,34,44 シール部材
50,51 検査工具
190 デファレンシャルケース
193 デファレンシャルピニオンギヤ
194 デファレンシャルサイドギヤ
241,341,441 金属部
242,342,442 ゴム部(ラビリンス部)
Claims (9)
- デファレンシャルギヤとドライブシャフトとの結合構造において、
前記デファレンシャルギヤは、開口部を有するデファレンシャルケースと、前記デファレンシャルケース内に収納され、互いに噛合するデファレンシャルピニオンギヤ及びデファレンシャルサイドギヤと、を有し、
前記ドライブシャフトは、軸方向に小径部と大径部とを有し、前記小径部が前記デファレンシャルケース内に挿入され、前記大径部が前記デファレンシャルケース外に配されており、
前記ドライブシャフトの前記小径部が前記デファレンシャルサイドギヤと結合されているとともに、前記大径部における前記小径部側の端面と前記デファレンシャルケースとの間に環状の隙間領域が設けられており、
前記デファレンシャルケースにおける前記開口部に面する部分に固定された、環状のシール部材を更に備えており、
前記シール部材は、前記隙間領域において、前記ドライブシャフトの外周を覆う外周部を有し、当該外周部における周方向の少なくとも一部領域が可撓性材料により構成されており、
前記外周部における前記可撓性材料により構成された部分が外部からの力の付加により弾性変形した状態では、前記大径部における前記端面が外部に露出する、
デファレンシャルギヤとドライブシャフトとの結合構造。 - 請求項1記載のデファレンシャルギヤとドライブシャフトとの結合構造であって、
前記隙間領域において、前記ドライブシャフトの外周面に固定され、ダストの侵入を抑制するダストカバーを更に備えており、
前記ダストカバーは、前記シール部材の前記外周部よりも径方向内側に配され、前記隙間領域において前記ドライブシャフトの外周を覆う外周部分を有し、
前記シール部材は、前記ダストカバーの前記外周部分よりも径方向内側に配され、前記隙間領域において前記ドライブシャフトの外周を覆う内周部を更に有しており、
前記シール部材の前記内周部は、当該内周部の先端部分が前記ダストカバーの前記外周部分に接触している、
デファレンシャルギヤとドライブシャフトとの結合構造。 - 請求項1又は請求項2記載のデファレンシャルギヤとドライブシャフトとの結合構造であって、
前記シール部材の前記外周部は、当該外周部の先端部分が縮径された状態になっている、
デファレンシャルギヤとドライブシャフトとの結合構造。 - 請求項1から請求項3の何れか記載のデファレンシャルギヤとドライブシャフトとの結合構造であって、
前記シール部材の前記外周部は、周方向の一部領域が前記可撓性材料により構成され、残りの領域が前記可撓性材料よりも高剛性の剛性材料により構成されている、
デファレンシャルギヤとドライブシャフトとの結合構造。 - 請求項4記載のデファレンシャルギヤとドライブシャフトとの結合構造であって、
前記可撓性材料はゴム材料であり、前記剛性材料は金属材料である、
デファレンシャルギヤとドライブシャフトとの結合構造。 - 請求項1から請求項5の何れか記載のデファレンシャルギヤとドライブシャフトとの結合構造であって、
前記デファレンシャルサイドギヤは、外周部にギヤ部が形成されてなる円筒形状を有し、該円筒内周面に周方向に延びる溝部が刻設されており、
前記ドライブシャフトの前記小径部には、その先端部分に周方向に延びる溝部が刻設されており、
前記デファレンシャルギヤと前記ドライブシャフトとの結合は、前記デファレンシャルギヤに刻設された溝部と前記ドライブシャフトに刻設された溝部とに跨って嵌入されたスナップリングによりなされている、
デファレンシャルギヤとドライブシャフトとの結合構造。 - 請求項1から請求項6の何れか記載のデファレンシャルギヤとドライブシャフトとの結合構造であって、
前記隙間領域は、前記デファレンシャルギヤと前記ドライブシャフトとの結合状態を検査するための検査工具の先端部分の挿入を受け入れる領域であり、
前記シール部材の前記外周部における前記可撓性材料により構成された部分は、検査工具の先端部分の挿入により、弾性変形する、
デファレンシャルギヤとドライブシャフトとの結合構造。 - 開口部を有するデファレンシャルケースと、前記デファレンシャルケース内に収納され、互いに噛合するデファレンシャルピニオンギヤ及びデファレンシャルサイドギヤと、を有するデファレンシャルギヤを準備するステップと、
前記デファレンシャルケースの前記開口部に面する部分に対して、環状であって、前記デファレンシャルケースの外側に向けて円筒状に張出す外周部を有するシール部材を固定するステップと、
軸方向に小径部と大径部とを有するドライブシャフトを準備するステップと、
前記デファレンシャルギヤに対して、前記ドライブシャフトの前記小径部を前記開口部から挿入し、前記大径部における前記小径部側の端面と前記デファレンシャルケースとの間に環状の隙間領域が形成された状態で、前記ドライブシャフトの前記小径部と前記デファレンシャルギヤとを結合するステップと、
前記隙間領域の少なくとも一部に対して検査工具の先端部分を挿入し、当該検査工具の先端部分を前記ドライブシャフトの前記大径部における前記小径部側の端面に当接させ、当該状態で前記検査工具に対して前記軸方向への力をかけることで前記デファレンシャルギヤと前記ドライブシャフトとの結合状態を検査するステップと、
前記隙間領域から前記検査工具を抜き出すステップと、
を備え、
前記シール部材における前記外周部は、周方向の少なくとも一部領域が可撓性材料により構成されており、
前記検査するステップでは、前記検査工具の先端部分を挿入することにより、前記シール部材の前記外周部における前記可撓性材料により構成された部分が弾性変形し、当該一部領域の弾性変形により前記検査工具の先端部分と前記大径部における前記端面とが直に当接する、
車両の製造方法。 - 請求項8記載の車両の製造方法であって、
前記シール部材の前記外周部は、周方向の一部領域が前記可撓性材料により構成され、残りの領域が前記可撓性材料よりも高剛性の剛性材料により構成されており、
前記検査するステップでは、前記隙間領域における前記可撓性材料で構成された部分で外周が覆われた領域に対して前記検査工具の先端部分を挿入する、
車両の製造方法。
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