JPH02255178A - 脱水洗たく機 - Google Patents

脱水洗たく機

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JPH02255178A
JPH02255178A JP1079289A JP7928989A JPH02255178A JP H02255178 A JPH02255178 A JP H02255178A JP 1079289 A JP1079289 A JP 1079289A JP 7928989 A JP7928989 A JP 7928989A JP H02255178 A JPH02255178 A JP H02255178A
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JP
Japan
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inner tank
lid
tank
opening
washed
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JP1079289A
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Fumio Nakamura
文夫 中村
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は脱水洗たく機に関する。
[従来の技術] 従来の脱水洗たく機としては、周壁に多数の小孔を透設
した回転ドラムを水槽内において水平軸線の周りで回転
可能に支持し、水槽内に水を収容した状態で、回転ドラ
ムを回転させることにより、回転ドラム内の洗たく物の
洗たくを行い、又、水槽から水を除去した状態で回転ド
ラムを回転させることにより、洗たく物の脱水を行うよ
うにしたものが知られている。
又、上記の脱水洗たく機では、洗たく物出し入れ用の開
口を開閉するための蓋が、その開口とほぼ同一形状をな
し、開口周縁に接合する開口閉鎖位置と、開口から外側
方へ離間する開口開放位置との間で移動されると共に、
開口閉鎖位置に配置された時には係止装置によってその
位置に保持されるようになっている。
[発明が解決しようとした課題] ところが、上記の装置では、洗たく動作時に、ドラム内
に収容された洗たく物により、前記蓋に対して、回転ド
ラムの内方から大きな力が加わると、蓋と開口との接合
がずれたり、係止装置に大きな負荷が加わって蓋の係止
状態が誤って解除されたりするおそれがあった。
これを防止するには、洗たく1回当たりの洗たく物処理
量を少なくする必要が生じて使い勝手が悪くなったり、
係止装置を堅固に構成する必要が生じて製造コストの高
騰を招いたりした。
この発明は上記の事情を考慮してなされたものであって
、その目的は洗たく動作時及び脱水動作時等に洗たく物
によって蓋体に加わる力を蓋体を介して内槽で受は止め
ることができ、よって処理可能な洗たく物の重量を増加
させることができると共に、蓋体のための係止装置の構
成を簡略化することが可能な脱水洗たく機を提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、この発明では、外槽と、
その外槽内に垂直軸線の周りで回転可能に支持された支
持体と、その支持体に水平軸線若しくは水平軸線に対し
所定角度で傾斜した傾斜軸線の周りで回転可能に支持さ
れ、周壁に多数の小孔を透設した内槽と、前記内槽内部
に水位が達するように外槽内に水を収容した状態で、内
槽を前記水平軸線若しくは傾斜軸線の周りで回転させて
洗たく動作を行う洗たく用駆動手段と、前記内槽内に洗
たく後の洗たく物を収容した状態で、支持体を内槽と一
体的に前記垂直軸線の周りで高速回転させて脱水動作を
行う脱水用駆動手段とを備え、前記内槽の上部に洗たく
物出し入れ用の開口を形成すると共に、内槽の内面には
前記開口を開閉可能な蓋体を設け、閉鎖位置に配置され
た蓋体はその外周縁にて内槽の内周面に係合するように
構成されている。
又、前記蓋体は前記水平軸線と交わる軸線の周りに回動
可能に装着されていることが望ましい。
[作用コ 外槽内に水が収容されると共に、内槽内に洗たく物が収
容された状態で、内槽が水平軸線若しくは傾斜軸線の周
りで回転されて、洗たく物の洗たくが行われる。又、内
槽内に洗たく後の洗たく物が収容された状態で、支持体
が内槽と一体的に垂直軸線の周りで高速回転されて、洗
たく物の脱水が行われる。そして、この脱水洗たく機で
は、蓋体が閉鎖位置に配置された時、その外周縁にて内
槽の内周面に係合されるため、洗たく動作時及び脱水動
作時において、内槽の回転に伴って洗たく物の重量が蓋
体に加わる場合、その力が内槽で確実に受は止められる
。又、蓋体を内槽の回転軸線と交わる軸線の周りに回動
可能に装着すれば、蓋体の開閉操作時に、内槽が誤って
回動されるおそれがない。
[実施例] 以下、この発明を具体化した脱水乾燥法たく機の一実施
例を図面に従って詳細に説明する。
(ケース本体、外槽及び中槽の関連構成)第1図及び第
2図に示すように、ケース本体1は鉄板により箱型に形
成され、その上部には洗たく物を出し入れするための開
口3を有する本体カバー2が取着されている。本体開閉
蓋4は後端部において軸5により本体カバー2の開口3
に開閉回動可能に取着され、その下面には蓋閉鎖時に熱
気や湿気或いは騒音が外部に漏れるのを防止するパツキ
ン6が取付けられている。又、ロック部材7は本体カバ
ー2内の前部に設けられ、図示しないソレノイドの作用
により、閉鎖位置の本体開閉蓋4に係合されて、その蓋
4を閉鎖位置にロックする。
洗たく水を貯留するための外槽15は合成樹脂により略
有底円筒状に形成され、図示しない緩衝支持装置によっ
て前記ケース本体1内にその軸線方向及び半径方向へ揺
動可能に吊下げ支持されている。外槽カバー16は外槽
15の上部に取着され、その前部上面には本体カバー2
の開口3と対向する開口17が形成されている。可撓性
を有するシールド部材18は本体カバー2の開口3と外
槽カバー16の開口17との間に配設され、常に、両開
口3.17を気密状態に連結している。
支持体としての中槽21は合成樹脂により前記外槽15
とほぼ近似の有底円筒状に形成され、その上端部には環
状のバランサ22が取着されている。中槽21の底部中
央は補強用の鉄板製の支持板23により形成され、その
下面には土中空軸24が突出固定されている。そして、
中槽21は外槽15内において、土中空軸24を外槽1
5の底部にシール部材25を介して貫通させた状態で、
軸受け26により垂直軸線Y−Yの周りで回転可能に支
持されている。
水抜き部としての多数の小孔27は中槽21の周壁、底
壁及び支持板23に所定間隔をおいて透設されている。
一対の軸受は部28は外槽15の周壁の略中間部に対向
して中槽21に形成されている。
(内槽の関連構成) 内部に洗たく物を収容するための内槽31は合成樹脂か
らなる一対の半球状部材31a、31bにより略球状に
形成され、その内槽31の両側外面には短円筒状の軸部
32が一体に突出形成されている。後方の軸部32には
内槽31内の洗たく物の飛び出しを防止する保護網33
が装着され、この後方の軸部32及び軸受は部28によ
って送風口が兼用されている。前方の軸部32は蓋30
によって閉塞されている。そして、両軸部32を中槽2
1の軸受は部28にそれぞれ嵌合させることにより、内
槽31が中槽21内において水平軸線X−Xの周りで回
転可能に支持されると共に、その上端外周部が外槽カバ
ー16に近接して配置されている。
一対の洗たく物反転用突条34は前記内槽31の回転軸
線と略平行に延びるように内槽31の内周面に所定間隔
をおいて形成され、多数の小孔35は内槽31の周壁に
所定間隔をおいて透設されている。洗たく物を出し入れ
するための出入口36は本体カバー2の開口3及び外槽
カバー16の開口17と対向するように、前記内[31
0周壁に形成されている。合成樹脂製の蓋体37は本体
開閉蓋4の開閉方向と同一方向で、かつ内槽31の回転
軸線X−Xと直交する軸41 z −zの周りで回動す
るように、内槽31の出入口36内方に開閉回動可能に
取着されている。
(内槽及び中槽の駆動構成) 水平方向に延びる多数の歯部を備えた被動歯車44は前
記内槽31の最下部付近を通過するように、その外周面
に一体に形成されている。正逆回転可能な槽駆動用モー
タ51は図示しないブラケット等を介して前記外槽15
の下面に装着され、そのモータ軸にはモータ冷却用ファ
ン52を備えた駆動プーリ53が固定されている。
上申空軸54は前記土中空軸24の下方において同一軸
線上に位置するように、槽駆動用モータ51に支持板5
5及び軸受け56を介して回転可能に支持され、歯車ケ
ース57を介して土中空軸24に連結されている。下回
転軸58は上申空軸54内に相対回転可能に支持され、
その下端には筒状のクラッチ継手59と、前記駆動プー
リ53にベルト60を介して連結される被動プーリ61
とがそれぞれ固定されている。
上回転軸62は支持メタルを介して前記土中空軸24内
に相対回転可能に支持され、その上端には傘歯車63が
固定されている。合成樹脂製の歯車カバー64は前記内
槽31の下方において、中槽21の内底部の支持板23
上にパツキン65を介して水密状態で配設されている。
横方向に延びる伝達軸66は軸受け67を介して歯車カ
バー64内に回転可能に支持され、その一端には歯車力
バー64内において前記傘歯車63に噛み合う傘歯車6
8が固定されると共に、他端には内槽31の下方におい
てその外周の被動歯車44に噛み合う駆動歯車69が固
定されている。
第4図に示すように、遊星歯車減速装置70は前記歯車
ケース57内において、下回転軸58と上回転軸62と
の間に設けられ、歯車ケース57の内壁には遊星歯車減
速装置70を構成する内歯歯車90が固着されている。
一方、回転体91はスプライン結合92を介して前記上
回転軸62と一体に回転する上円盤部91aを備え、そ
の」二円盤部94aに吊下げ固定された複数の支軸91
bの下端には上円盤部91Cが固着されている。
前記上円盤部91c上において各支軸91bには前記下
回転輪58の先端に設けた太陽歯車93及び内歯歯車9
0に噛合う複数の遊星歯車94が回転可能に支持されて
いる。そして、下回転軸58と共に太陽歯車93が回転
される時には、その回転運動が各遊星歯車94.内歯歯
車90及びスプライン結合92を介して前記上回転軸6
2に伝達され、上回転軸62が減速回転される。
バネクラッチ71は前記上申空軸54及びクラッチ継手
59に跨がって設けられ、クラッチ爪73がクラッチハ
ウジング74から離脱された時には、下回転軸58と上
申空軸54とがバネクラッチ71を介して作動連結され
、クラッチ爪73がクラッチハウジング74に係合され
た時には、下回転軸58と上申空軸54との連結が断た
れる。
ブレーキドラム75は歯車ケース57の外周に設けられ
、このブレーキドラム75にブレーキ体76が接合され
ることにより、中槽21の回転が上下中空軸24.54
と共に制動される。
そして、洗たく時、すすぎ時及び乾燥時においては、バ
ネクラッチ71が遮断状態になると共に、ブレーキ体7
6が制動状態になり、槽駆動用モータ51の回転が駆動
ブー1J53、ベルト60、被動プーリ61、下回転軸
58、遊星歯車減速装置70、上回転軸62、傘歯車6
3.68、伝達軸66、駆動歯車69及び被動歯車44
を介して内槽31に伝達されて、内槽31が水平軸線X
−Xの周りで低速回転される(30rpm程度)。
又、脱水時においては、バネクラッチ71が連結状態に
なると共に、ブレーキ体76が非制動状態になり、槽駆
動用モータ51の回転が駆動プーリ53、ベルト60、
被動プーリ61、下回転軸58、バネクラッチ71、上
申空軸54、歯車ケース57及び土中空軸24を介して
中槽21に伝達されて、中槽21カイ内槽31と一体的
に垂直軸線Y−Yの周りで高速回転される(900rp
’m程度)。このとき内槽31は、上回転軸62が土中
空軸24と同体回転するので、水平軸線の周りには回転
しない。
尚、前記洗たく、すすぎ及び乾燥時における遊星歯車減
速装置70を含む駆動系により、洗たく用駆動手段及び
乾燥用駆動手段としての第1駆動機構77が構成され、
脱水時におけるバネクラッチ71等を含む駆動系により
、脱水用駆動手段としての第2駆動機構78が構成され
ている。
(給水、排水及び溢水構成) 給水装置81は前記本体カバー2の内部に配設され、図
示しない給水弁と、内槽31の上部外周近傍位置にて開
口された第1給水口82と、外槽15の内部において内
槽31の後方軸部32の近傍に開口された第2給水口8
3とを有している。
そして、給水時及びすすぎ時において、給水弁の開放動
作により第1及び第2給水口82.83から内槽31の
外側及び内側に向けて給水が行われる。
排水口84は前記外槽15の底部に設けられ、排水弁8
5を介して排水ホース86に連結されている。そして、
この実施例では、排水弁85が前記バネクラッチ71の
クラッチ爪73及びブレーキ体76と連動して開閉され
、洗たく時等において、バネクラッチ71が遮断状態及
びブレーキ体76が制動状態にある時には、排水弁85
が閉鎖され、脱水時等において、バネクラッチ71が連
結状態及びブレーキ体76が非制動状態にされた時には
、排水弁85が開放される。
溢水ボース87は外槽15の側壁に設けられた温風排気
口を兼用する溢水口(図示路)に接続され、下端におい
て前記排水ホース86に接続されている。そして、外槽
15に給水された時、静止時における通常水位Wnが第
1図に2点鎖線で示すように前記溢水口に対応する位置
に設定される。
拡張冷却室88は溢水ホース87の途中に設りられ、乾
燥時において溢水口から溢水ホース87を通って排出さ
れる高温多湿の空気の冷却及び除湿を行う。
(温風供給装置の構成) 温風供給装置95は、前記外槽15、中槽21及び内槽
31よりも上方においてケース本体lと本体カバー2と
の間に支持され、ファン用モータ96、ファン97及び
加熱用ヒータ98を有している。送風通路°99は外槽
15及び外槽カバー16の後面に一体に形成され、可撓
性を有する連結筒体100を介して、温風供給装置95
に連結されている。又、前記送風通路99内に前記第2
給水口83が開口されている。送風口101は前述した
送風口を兼用する中槽21の後方軸受は部28及び内槽
31の後方軸部32と近接して対向するように、送風通
路99の下端にて外槽15の後壁に形成され、洗たく物
の乾燥時に、温風供給装置95から供給される温風が、
この送風口101から後方軸受は部28及び後方軸部3
2を通って内131内へ導入される。
(動作) 次に、上記のように構成された脱水乾燥法たく機の動作
の概要を第3図に従って説明する。
先ず、本体開閉蓋4及び内槽蓋体37を開放した状態で
、内槽31内に洗たく物を投入した後、内槽蓋体37及
び本体開閉蓋4を閉じてスタートスイッチ(図示路)を
操作すると、制御袋″i!(図示路)によって第3図の
タイムチャートに示す一連の動作が順次自動的に遂行さ
れる。即ち、(a)  給水装置81による給水動作(
b)  第1駆動機構77による内槽31の回転に基づ
く洗たく動作 (C)  排水弁85の開放による排水動作(d)  
第2駆動機構78による中槽21の回転に基づく脱水動
作 (e)  給水装置81による給水動作ffl  給水
装置81による給水及び第1駆動機構77による内槽3
1の回転に基づくすすぎ動作(gl  排水弁85の開
放による排水動作fhl  第2駆動機構78による中
槽21の回転に基づく脱水動作 +11  温風供給装置95による温風供給及び第1駆
動機構77による内槽31の回転に基づく乾燥動作 尚、上記の各動作(a)〜filの間においては、中槽
21に装着されたマグネット製の被検出体102及び蓋
体37に装着された後述する被検出体126が、外槽1
5上に配設されたホール素子型の検出体103.128
によって検出されることにより、前記制御袋W(図示路
)による中槽21若しくは内槽31の位置決めが行われ
る。
次に、上記各動作について詳細に説明する。さて、内槽
31内に洗たく物を収容した状態で洗たくを行う場合、
排水弁85が閉鎖され、かつバネクラッチ71が遮断状
態になって、第1駆動機構77が形成されると共に、ブ
レーキ体76が制動状態になって中槽21の回転が規制
される。この状態で、給水装置81の給水弁が開放され
て、第1及び第2給水口82.83から外槽15内に水
が供給され、外槽15内の水位が内槽31の内部に達し
て通常水位Wnになった時、槽駆動用モータ51が正転
され、第1駆動機構77を介して内槽31が水平軸線X
−Xの周りで回転される。そして、この内槽31の回転
によって洗たく動作が開始される。
この洗たく動作中においては、洗たく物を収容した球形
状の内槽31が水平軸線X−Xの周りで回転され、その
回転に伴い複数の反転用突条34によって洗たく物が転
動されながら、所謂叩き洗いが行われる。そのため、洗
たく時の使用水量が少なくてよい。又、洗たく物に捩じ
れや絡み合いがほとんど生じないので、布を傷ませるこ
となく洗たく動作を効果的に行うことができ、しかも洗
たく動作の終了時に、洗た(物の捩じれや絡み合いを修
正するという面倒な作業を必要とせず、洗た(動作から
排水動作及び脱水動作へと自動的に移行することができ
る。
又、洗たく物の洗たく後にすすぎが行われる場合には、
前記洗たく時と同様に、槽駆動用モータ51により、第
1駆動機構77を介して内槽31が回転され、かつ給水
装置81の給水弁の開放により、第1給水口82から内
槽31の外周面に向けて水が供給されると共に、第2給
水口83から送風通路99、送風口101及び後方軸部
32を介して内槽31内に水が供給され、外槽15内の
すすぎ水が溢水口(図示路)及び溢水ホース87を通っ
て排出されて水位が一定に保持される。従って、すすぎ
水が順次入れ替わると共に、内槽31の外周面に付着し
ている泡が第1給水口82からの水によって洗い流され
、かつ内槽31内の洗たく物に付着している泡が第2給
水口83からの水により効果的に洗い流される。
更に、洗たく物の洗たくやすすぎの終了後に脱水が行わ
れる場合には、バネクラッチ71が連結状態にされて第
2駆動機構78が形成されると共に、ブレーキ体76が
非制動状態にされて中槽21の回転が許容される。この
状態で槽駆動用モータ51が正転されると、第2駆動機
構78を介して中槽21が内槽31と一体的に垂直軸線
Y−Yの周りで回転されて、洗たく物の脱水が行われる
従って、洗たく動作又はすすぎ動作から脱水動作への移
行を、槽の姿勢を変更することなく、洗たく物を収容し
た内槽31の回転軸線を水平軸線XXから垂直軸線Y−
Yに変更することによって短時間で円滑に行うことがで
きる。
更に、洗たく物の脱水後に乾燥が行われる場合には、前
記洗たく時と同様に、槽駆動用モータ51により第1駆
動機構77を介して内槽31が水平軸線X−Xの周りで
回転されると共に、ファン用モーク96及び加熱用ヒー
タ98の通電により、温風供給装置95から温風が発生
し、その温風が連結筒体100、送風通路99及び後方
軸部32を介して内槽31内に供給されて、各小孔35
から排出される。従って、洗たく物を転動させながら、
その洗たく物に温風をあてて乾燥動作を効果的に行うこ
とができる。そして、上記の乾燥動作時には、内槽31
内の高温多湿の空気が外槽15に設けた温風送風口兼用
の溢水口(図示路)から、溢水ホース87を経て拡張冷
却室88へ導入され、そこで冷却及び除湿された後、外
部へ排出される。
次に、内槽31の蓋体37について詳細に説明する。蓋
体37を支持するための一対の軸受け111は角孔状を
なし、内槽31の水平軸線X−Xよりも上方で、かつ、
中槽21の垂直軸線Y−Yよりも前方に位置すると共に
、両軸線に直交する軸線Z−Z上―形成されている。そ
して、各軸受け111は内槽31を構成する一対の半球
状部材の結合ラインLに対して前方へ偏倚して位置して
いる。
蓋体37は合成樹脂によって形成され、内槽31内に位
置する一対の回動アーム112と、両アーム112を連
結すると共にその外周縁にて前記出入口36を開閉する
と共に出入口閉鎖時にその出入口36の内周面に保合可
能な開閉部113とを備えている。そして、各回動アー
ム112の自由端に形成したリング状の軸支部114を
前記各軸受け111に挿入することにより、蓋体37が
内槽31に対し、第5図に示す閉鎖位置と第6図に示す
開放位置との間で回動可能に支持されている。凹所11
5は蓋体37の開閉部113の前縁中央に形成され、第
8図(a)〜(C)に示すように、その凹所115の対
向内壁に形成した一対の軸受は孔116には鍔117を
有する支軸118が挿通支持されている。
係止部材119は凹所115内に指挿入用の間隙を残し
て配設され、その裏面中央に形成された一対の軸支片1
20が前記支軸118に上方から係合されている。一方
の軸支片120と鍔117との間において支軸118に
は止め具121が嵌合され、それによって支軸118が
抜は止めされている。又、ばね掛は片122は凹所11
5の底部に突設され、係止部材119の裏面と支軸11
8との間及び一対の軸支片120の間を通ってこのばね
掛は片122に係止された板ばね123により、係止部
材119が凹所115内に保持されると共に、第5図の
反時計方向へ回動付勢されている。
係止突部124は係止部材119の一端に形成され、蓋
体37の出入口36の周縁に形成した係止凹部125に
この係止突部124が係合されることにより、蓋体37
が第5図に示す閉鎖位置に保持される。
棒状のマグネットからなる被検出体126は、蓋体37
の後縁部中央に突出形成された透磁性の合成樹脂材料か
らなる収容部127にその下方から挿入固定されている
。一方、蓋体37の開閉状態を検出する検出体128は
ボール素子によって構成され、外槽15の開口17周縁
において、内槽31の被動歯車44の上方に配設されて
いる。
そして、内槽31の回転が停止されて出入口36が開口
17に対向配置された状態で、蓋体37が閉鎖位置に配
置された時、被検出体126が検出体128に対向配置
され、検出体128からは所定の電気信号が出力される
前記内槽31の内面には前記収容部127の移動経路に
沿ってその両側に位置する一対の突条129が形成され
、蓋体37の開閉時には両突条129間を前記収容部1
27が移動される。洗剤を収容する収容凹部130は蓋
体37の開閉部113上面に形成され、蓋体37が閉鎖
位置から開放位置へ回動される時、収容凹部130から
洗剤が内槽31内に投入される。又、前記各回動アーム
112はその長手方向に平行に延びる複数のリブ131
によって補強されている。
さて、第1図は洗たく動作の開始時において、内槽31
の蓋体37が外槽15の開口17に対向すると共に、蓋
体37が閉鎖された状態を示している。この状態では、
蓋体37の被検出体126が外槽15上の検出体128
に対向配置されている。そこで、本体開閉蓋4を開放位
置に配置した後、蓋体37の凹所115に指を挿入し、
係止部材119を板ばね123の付勢力に抗して第1図
及び第5図の時計方向へ回動操作すると、係止部材11
9の係止突部124が蓋体37の係止凹部125から離
脱する。
そして、係止部材119を回動操作位置に保持した状態
で、蓋体37全体を第1図及び第5図の反時計方向へ回
動させ、その係止突部124を出入口36内に配置して
操作力を解除すると、係止部材119が板ばね123の
付勢力によって第5図の2点鎖線位置に配置される。引
き続き、蓋体37を第6図に示す開放位置まで回動させ
れば、出入口36が開放されて、その出入口36がら内
槽31内へ洗たく物を投入することができる。又、蓋体
37の開放操作に先立ち、収容凹部130内に洗剤を収
容しておけば、蓋体37の開放動作に伴って内槽31内
に洗剤を容易に投入することができる。
その後、蓋体37を第5図に示す閉鎖位置へ向って復帰
回動させると、同図に2点鎖線で示すように、内槽31
より外方へ突出した状態の係止部材119の係止突部1
24が出入口36の周縁に当接する。そこで、板ばね1
23の付勢力に抗して係止部材119を第5図の時計方
向へ回動させ、係止突部124を凹所115内に退避さ
せる。その状態で、蓋体37を閉鎖位置側へ更に回動す
ると、同図に実線で示すように、係止部材119の係止
突部124が内槽31の係止凹部125に係合され、蓋
体37が閉鎖位置に保持される。
上記のようにこの実施例では、蓋体37を閉鎖位置に保
持するためには、係止部材119の係止突部124を凹
所115内に退避させる必要があり、その操作□を使用
者に強制することで、使用者は出入口36が確実に閉鎖
されたことを確認することができる。
又、この実施例では蓋体37の回動軸線z−zが内槽3
1の回転中心から偏倚した位置に設定されているため、
蓋体37の開閉操作時に、蓋体37が内槽31内面に密
着して移動されることがなく、両者間の接触抵抗を低減
して操作性を向上させることができる。更に、蓋体37
の閉鎖動作時には、その収容部127が内槽31の一対
の突条129に沿ってその間を移動するため、蓋体37
と内槽31との間に洗たく物が挟着されるおそれがない
一方、蓋体37が第5図に示す正規の閉鎖位置に配置さ
れた状態では、前述したように、被検出体126が検出
体128に対向配置される。又、蓋体37が第5図に2
点鎖線で示すように開放位置側へ僅かに開放された場合
には、被検出体126が検出体128による検出範囲外
へ移動する。
従って、検出体128からの出力の有無を制御装置(図
示路)によって監視すれば、蓋体37の閉鎖状態を確認
した後に、内槽31の回転を開始でき、蓋体37の閉鎖
が不完全なままの状態で内槽31が回転されることがな
くなって、安全に使用することができる。
又、蓋体37が閉鎖位置に配置された状態では、蓋体3
7がその外周縁にて内槽31の内周面に係合されて、出
入口36が完全に閉鎖されているため、洗たく動作時等
に、内槽31内に収容された洗たく物により、蓋体37
に対して、内槽31内方から大きな力が加わっても、そ
のノコを、蓋体37を介して内槽31により確実に受は
止めることができ、係止部材119の構成を堅固にする
必要かない。よって、内槽31内に投入し得る洗たく物
を増加させることができると共に、係止部材119の構
成を簡略化して安価に製造することができる。
更に、この実施例では蓋体37が内槽31の回転軸線X
−Xと直交する軸vAz −zの周りに回動可能に支持
されているため、蓋体37の開閉動作時に、内槽31が
誤って動かされることがなく、従って位置ずれが生じる
ことはない。又、蓋体37の開閉方向は本体開閉蓋4と
同一に設定されているため、操作性を向上させることが
できる。
一方、蓋体37に係止部材119を組付ける場合には、
先ず、第8図(a)に示すように、支軸118の鍔装着
側とは反対側端部を、蓋体37の凹所115内において
一方の軸受は孔116に挿入する。次に、支軸118を
第8図(a)において上方へ移動させ、第8図(b)に
示すように、その跨装着側端部も他方の軸受は孔116
に挿入する。そして、凹所115内に係止部材119を
配置して、一対の軸支片120を支軸118の中間部に
上方から係合させる。
引き続き、第8図(C)に示すように、凹所115の下
方から、支軸118の鍔117と一方の軸支片120と
の間において、支軸118に止め具121を嵌合する。
すると、この止め具121により支軸118の軸線方向
の移動が規制される。
最後に、板ばね123を支軸118と係止部材119内
面との間から一対の軸支片12.0の間へ押し込んで、
その一端をばね掛げ片122に係止すれば、係止部材1
19の取付けを短時間で簡単に終了することができる。
又、この実施例では、第5図に示すように、蓋体37用
の軸受け111が内槽31の結合ラインLに対して偏倚
して位置し、その結合ライン■、によって各軸受け11
1が不等分に分割されて、大小の軸受は構成部111a
、1llbが内槽31の各半球状部材31a、31bの
結合部分に形成されている。そのため、大きな軸受は構
成部111aに蓋体37の軸支部114を収容すれば、
蓋体37を一方の半球状部材31aに仮止めすることが
でき、その状態で、両方の半球状部材31a。
31bを結合して、両方の軸受は構成部L 11 a。
111bを合致させれば、それらを容易に組立てること
ができる。
尚、この発明は前記実施例に限定されるものではなく、
各部の構成を次のように変更することもできる。
(1)中槽21を金網等により略円筒状に形成し、周壁
の網目を水抜き部としたこと、或いは、複数個の支柱等
を組み合わせて略円筒状の枠組を形成し、その各支柱間
の間隙を水抜き部としたり、ステンレス板等を有底円筒
状にして、その周壁及び底壁に水抜き孔を透設すること
(2)内槽31を水平軸線X−Xに対して所定角度で傾
斜した傾斜軸線の周りで回転可能に支持すること。
[発明の効果] 以上詳述したように、この発明は洗たく動作時及び脱水
動作時等に洗たく物によって蓋体に加わる力を蓋体自身
で受は止めることができ、よって処理可能な洗たく物の
重量を増加さゼることができると共に、蓋体のための係
止装置の構成を簡略化することができるという効果を発
揮する。又、蓋体の開閉操作時に内槽が誤って回動され
るおそれがないという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を具体化した洗たく機の側断面図、第
2図は一部を破断して示す正面図、第3図は動作の概要
を示すタイムチャーI・、第4図は第1.第2駆動機構
を示す部分拡大断面図、第5図は蓋体を閉鎖位置に配置
した状態を示す部分拡大断面図、第6図は蓋体を開放位
置に配置した状態を示す部分拡大断面図、第7図は内槽
内の突条と蓋体との位置関係を示す部分拡大断面図、第
8図(a)〜(C)は蓋体に対する係止部材の組立て順
序を示す部分拡大平断面図である。 15・・・外槽、21・・・支持体としての中槽、31
・・・内槽、35・・・小孔、36・・・出入口、37
・・・蓋体、77・・・洗たく用駆動手段としての第1
駆動機構、78・・・脱水用駆動手段としての第2駆動
機構。 ■ 区 0〕 昧

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 外槽(15)と、 その外槽(15)内に垂直軸線(Y−Y)の周りで回転
    可能に支持された支持体(21)と、その支持体(21
    )に水平軸線(X−X)若しくは水平軸線に対し所定角
    度で傾斜した傾斜軸線の周りで回転可能に支持され、周
    壁に多数の小孔(35)を透設した内槽(31)と、 前記内槽(31)内部に水位が達するように外槽(15
    )内に水を収容した状態で、内槽(31)を前記水平軸
    線(X−X)若しくは傾斜軸線の周りで回転させて洗た
    く動作を行う洗たく用駆動手段(77)と、 前記内槽(31)内に洗たく後の洗たく物を収容した状
    態で、支持体(21)を内槽(31)と一体的に前記垂
    直軸線(Y−Y)の周りで高速回転させて脱水動作を行
    う脱水用駆動手段(78)と を備え、 前記内槽(31)の上部に洗たく物出し入れ用の開口(
    36)を形成すると共に、内槽(34)の内面には前記
    開口(36)を開閉可能な蓋体(37)を設け、閉鎖位
    置に配置された蓋体(37)はその外周縁にて内槽(3
    1)の内周面に係合するように構成されていることを特
    徴とした脱水洗たく機。 2、前記蓋体(37)は、前記水平軸線(X−X)と交
    わる軸線(Z−Z)の周りに回動可能に装着されている
    ことを特徴とした請求項1に記載の脱水洗たく機。
JP1079289A 1989-03-29 1989-03-29 脱水洗たく機 Pending JPH02255178A (ja)

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