JPH04189395A - 脱水洗濯機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、洗濯及び脱水が可能な脱水洗濯機に関するも
のである。

［従来の技術］ 従来、例えば、特開平２−１６８９８９号公報に示され
るように、水を収容可能な外槽と、その外槽内に垂直軸
線の周りで回転可能に支持された支持体と、その支持体
内に水平軸線若しくは傾斜軸線の周りで回転可能に支持
され、周壁に多数の小孔を透設した内槽と、その内槽内
に洗濯物を収容した状態でその内槽を前記水平軸線若し
くは傾斜軸線の周りで回転させる第１の駆動手段と、前
記内槽内に洗濯後の洗濯物を収容した状態で、前記支持
体を内槽と一体的に前記垂直軸線の周りで高速回転させ
て脱水を行う第２の駆動手段とを備えた脱水洗濯機が見
受けられる。

［発明が解決しようとする課題］ 前記従来の脱水洗濯機によれば、洗濯から脱水まで自動
的に遂行するようになっている関係上、洗濯の開始の際
或いは洗濯を終了して脱水を行う際等に、−旦、前記支
持体及び内槽がそれぞれ各別にホール素子等の位置検出
手段によって所定の基準位置に置かれているか否かを確
認するようになっている。而して、特に洗濯から脱水に
移行する場合、内槽のみを回転する洗濯動作中に、その
振動や洗濯物の転勤に基づく負荷等によってしばしば支
持体が僅かながら回転して前記基準位置からすれてしま
うことがあった。このため、洗濯を終了して次の脱水を
行う際に、前記支持体並びに内槽がそれぞれ基準位置に
配置されているか否かを前記位置検出手段によって検出
することができなくなることがあった。この場合、その
支持体及び内槽の位置合わせを人為的に行う等してその
修正に手間どり、洗濯効率の低下を来たしていた。

然るに、本発明は、内槽のみが回転するときは支持体を
位置規制することにより、内槽のみを回転する間中、支
持体の位置ずれを確実に防ぎ、工程の変更の際に、支持
体及び内槽が基準位置に配置されていることを確実に検
出できるようにして、洗濯各工程を効率よく遂行できる
ようにした脱水洗濯機を提供することを目的とするもの
である。

［課題を解決するための手段］ 本発明は前記目的を達成するために、水を収容可能な外
槽と、その外槽内に垂直軸線の周りで回転可能に支持さ
れた支持体と、その支持体内に水平軸線若しくは傾斜軸
線の周りで回転可能に支持され、周壁に多数の小孔を透
設した内槽と、その内槽内に洗濯物を収容した状態でそ
の内槽を前記水平軸線若しくは傾斜軸線の周りで回転さ
せる第１の駆動手段と、前記内槽内に洗濯後の洗濯物を
収容した状態で、前記支持体を内槽と一体的に前記垂直
軸線の周りで高速回転させて脱水を行う第２の駆動手段
とを備えた脱水洗濯機において、少なくとも前記第１の
駆動手段によって内槽を回転するとき、前記支持体をそ
の回転方向に位置規制する規制手段を備えたことを特徴
とするものである。

［作用］ 前記手段によれば、内槽内に洗濯物を収容すると共に、
外槽内に水を収容した状態で、第１の駆動手段によって
内槽を水平軸線若しくは傾斜軸線の周りに回転すること
により、洗濯動作が行われる。この洗濯動作中は規制手
段によって支持体が位置規制される。又、外槽内の水を
排出した後、第２の駆動手段によって支持体を内槽もろ
とも垂直軸線の周りで高速回転させることにより、脱水
動作が行われる。

［実施例］ 以下、本発明を具体化した一実施例を図面を参照して説
明する。

（ケース本体、外槽および中槽の関連構成）第１図に示
すように、ケース本体１は鉄板により箱型に形成され、
その上部には洗濯物を出し入れするための開口３を有す
る本体カバー２が取着されている。本体開閉蓋４は後端
部において輔５により本体カバー２の開口３に開閉回動
可能に取着され、その下面にはパツキン６が取付けられ
ている。又、本体カバー２内の前部には、図示しないソ
レノイドの作用によりロック部材を作動して本体開閉蓋
４を閉鎖位置にロックするようになっている。

洗濯水を貯溜するための外槽７は合成樹脂により略有底
円筒状に形成され、図示しない緩衝支持装置を介して前
記ケース本体１内にその軸線方向及び半径方向へ揺動可
能に吊下げ支持されている。

外槽カバー８は外槽７の上部に取着され、その前部上面
には本体カバー２の開口３と対向する開口９が形成され
ている。

支持体としての中槽１０は合成樹脂により前記外槽７と
ほぼ近似する有底円筒状に形成され、その上端部には環
状のバランサ１１が取着されている。中槽１０の底部中
央は補強用の鉄板製の支持板１２により形成され、その
下面には土中空軸１３が突出固定されている。そして、
中槽１０は外槽７内において、土中空軸１３を外槽７の
底部に貫通させた状態で、軸受け１４により垂直軸線Ｙ
−Ｙの周りで回転可能に支持されている。

水抜き部としての多数の小孔１５は中槽１０の周壁、底
壁及び支持板１２に所定間隔をおいて透設されている。

一対の軸受は部１６は外槽７の周壁の略中間部に対向し
て中槽１０に形成されている。

（内槽の関連構成） 内部に洗濯物を収容するための内槽１７は合成樹脂によ
り略球形状に形成され、その両側外面には短円筒状の軸
部］８か一体に突出形成されている。各軸部１８には内
槽１７の洗濯物の飛び出しを防雨する保護網１つが装置
され、この軸部］８及び軸受は部１６によって送風口が
兼用されている。そして、両軸部１８を中槽１０の軸受
は部１６にそれぞれ嵌合させることにより、内槽１７が
中槽１０内において水平軸線Ｘ−Ｘの周りで回転可能に
支持されると共に、その上端外周部が外槽カバー８に近
接して配置されている。

多数の小孔２０は内槽］７の周壁に所定間隔をおいて透
設されている。洗濯物を出し入れするための出入口２１
は本体カバー２の開口３及び外槽カバー８の開口つと対
向するように、前記内槽１７の周壁に形成されている。

合成樹脂製の蓋体２２は一対の回動アーム２３と、両ア
ーム２３を連結すると共に出入口２１を開閉する開閉部
２４とを備え、蓋体２２の開閉方向が本体開閉蓋４の開
閉方向と同一方向となるように、前記回動アーム２３に
よって内槽１７の出入口２１内方に開閉回動可能に取着
されている。

係止部材２５は蓋体２２の開閉部２４前縁に支軸２６に
よって回動可能に支持され、その回動操作に伴い、内槽
１７の出入口２１の周縁に係合されて、蓋体２２を閉鎖
位置に保持する。又、蓋体２２はその溝部にマグネット
２７を備え、この磁気を検出する検出体２８は外槽カバ
ー８の開口９の周縁に配置されている。そして、前記検
出体２８によってマグネット２７の磁力を検出すること
により、出入口２１の閉鎖状態及び内槽１７の回転位置
が検出される。中槽１０の回転位置の検出に使用するマ
グネット２９は、バランサ１１の上部に埋設され、この
磁気を検出する検出体３０が外槽カバー８の上面に配置
されている。

第２図乃至第４図に示されるように、中槽１０を回転方
向に位置規制するための規制部材３１が外槽カバー８に
設けられる。その規制部材３１の基端の鍔３１Ａ付きの
軸部３１Ｂが外槽カバー８の軸孔３２に下側から嵌合さ
れ、その開放端部が垂直軸線を中心として外槽カバー８
の下面側で回動可能とされ、その開放端部に、バランサ
１］の上部内側部に設けられた凹所１１Ａに係合可能な
係止爪３１Ｃか形成される。前記規制部材３１の軸部３
１Ｂの上端部に適宜の固定手段によって固定連結された
中間連結部材３３の他端部は、外槽カバー８の上面に固
定された電磁石３４のプランジャー３５にピン３６及び
連結孔３７の手段によって連結される。

前記検出体３０がマグネット２つを検出して中槽１０が
基準位置に配置された状態に於いて、前記電磁石３４に
通電され、中間連結部材３３を介して規制部材３１を第
２図の二点鎖線位置から実線位置に回動し、その係止爪
３１Ｃを凹所１１Ａに係合させて、中槽１０を係止保持
するようにしている。

（内槽及び中槽の駆動構成） 被動歯車３８は前記内槽１７の外周面に一体に形成され
ている。正逆回転可能な検層動用モータ（図示せず）が
ブラケット等を介して前記外槽１５の下面に装着される
。

上申空軸３９は前記土中空軸１３の下方において同一軸
線上に位置するように、検層動用モータに支持板４０及
び軸受け４１を介して回転可能に支持され、公知の遊星
歯車減速装置を内装した歯車ケース４２を介して土中空
軸１３に連結されている。下回転軸４３は上申空軸３９
内に相対回転可能に支持され、その下端には筒状のクラ
ッチ継手４４と、前記モータのプーリにベルトを介して
連結される被動プーリ４５とがそれぞれ固定されている
。

上回転軸４６は支持メタルを介して前記土中空軸１３内
に相対回転可能に支持され、その上端には傘歯車４７が
固定されている。横方向に伸びる伝達軸４７は軸受け４
８を介して歯車カバー４９内に回転可能に支持されその
一端には歯車カバー４９内において前記傘歯車４７に噛
み合う傘歯車５０が固定されると共に、他端には内槽１
７の下方においてその外周の波動歯車３８に噛み合う駆
動歯車５１が固定されている。

そして、洗濯時、すすぎ時及び乾燥時においては、図示
しない公知のバネクラッチが遮断状態になると共に、ブ
レーキ体が制動状態になり、検層動用モータの回転がモ
ータブー９、ベルト、被動プーリ４５、下回転軸４３、
遊星歯車減速装置、上回転軸４６、傘歯車４７，５０、
伝達軸４７、駆動歯車５１及び被動歯車３８を介して内
槽１７に伝達されて、内槽１７が水平軸線Ｘ−Ｘの周り
で低速回転される（３０ｒｐｍ程度）。以上の駆動系に
よって第１の駆動手段５２が構成される。

又、脱水時においては、バネクラッチが連結状態になる
と共に、ブレーキ体が被制動状態になり、検層動用モー
タの回転がモータプーリ、ベルト、被動プーリ４５、下
回転軸４３、バネクラッチ、上申空軸３９、歯車ケース
４２及び土中空軸１３を介して中槽１０に伝達されて、
中槽１０が内槽１７と一体的に垂直軸線Ｙ−Ｙの回りで
高速回転される（９００ｒｐｍ程度）。このとき内槽１
７は、上回転軸４６か土中空軸］３と同体回転するので
、水平軸線の周りには回転しない。以上の駆動系によっ
て第２の駆動手段５３が構成される。

尚、図示しないが、ケース本体１の上部には給水装置が
設けられ、洗濯に際して或いはすすぎ時に外槽７に給水
するようになっている。又、ケース本体１の下部には、
洗濯水を排出する周知の排水装置５４が設けられる。更
に、空気加熱手段を有する温風供給通路５５が設けられ
、中槽１０を第１図に示される状態から９０度回動した
位置に配置することにより、その一対の軸受は部１６が
前記温風供給通路５３の一端及び他端に対応するように
なっている。この状態て内槽１７内の洗濯物の乾燥を行
うことができるようになっている。

（動作） 次に、上記のように構成された脱水乾燥洗濯機の動作の
概要を説明する。

先ず、本体開閉蓋４及び内槽蓋体２２を解放した状態で
、内槽１７内に洗濯物を投入した後、内槽蓋体２２及び
本体開閉蓋４を閉じてスタートスイッチ（図示略）を操
作すると、制御装置（図示略）によって予め定められた
一連の動作が順次自動的に遂行される。即ち、 （ａ）給水装置による給水動作 （ｂ）第１の駆動手段５２による内槽１７の回転に基づ
く洗濯動作 （ｃ）排水弁の解放による排水動作 （ｄ）第２の駆動手段５３による中槽１０の回転に基づ
く脱水動作 （ｅ）給水装置による給水動作 （ｆ）給水装置による給水及び第１の駆動手段５２によ
る内槽］７の回転に基づくすすぎ動作 （ｇ）排水弁の解放による排水動作 （ｈ）第２の駆動手段５３による中槽１０の回転に基づ
く脱水動作 （ｉ）温風供給装置による温風供給及び第１の駆動手段
５２による内槽１７の回転に基づく乾燥動作 前記各動作の内、（ｂ）の洗濯動作、（ｆ）のすすぎ動
作及び（ｉ）の乾燥動作のときは、電磁石３４に通電さ
れて規制部材３１の係止爪３１Ｃが中槽１０の凹所１１
Ａに係合するので、中槽１０が基準位置にそのまま保持
される。従って、これ等の動作中に振動や洗濯物の負荷
等によって位置ずれを起こす等のことがなく、次の工程
に際して中槽１０及び内槽１７の位置検出が確実に行わ
れ、次工程に円滑に移行することができる。

［発明の効果〕 本発明は以上に詳述したように、外槽と、支持体と、内
槽と、第１の駆動手段と、第２の駆動手段とを備えた脱
水洗濯機を対象として、特に、少なくとも第１の駆動手
段によって内槽を回転するとき、前記支持体をその回転
方向に位置規制する規制手段を備えたものである。従っ
て、前記第１の駆動手段によって内槽のみを水平或いは
傾斜軸＝　　１４　− 線の周りで回転する洗濯等の工程中、前記支持体を規制
手段によって位置規制するようにしたから、洗濯物の負
荷或いは振動等に関係なく支持体の位置ずれを確実に防
ぐことができ、洗濯工程の変更の際に、支持体及び内槽
が基準位置に配置されていることを検出することができ
、洗濯各工程を中断することなく効率よく遂行すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は脱水洗濯機の側断面図、第２図は脱水洗濯機の
部分拡大上面図、第３図は脱水洗濯機の部分拡大側断面
図、第４図は規制手段の拡大側断面図である。 図中、７は外槽、］０は支持体たる中槽、１７は内槽、
２０は小孔、３１は規制手段たる規制部材、５２は第１
の駆動手段、５３は第２の駆動手段である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、水を収容可能な外槽（７）と、その外槽（７）内に
   垂直軸線（Ｙ−Ｙ）の周りで回転可能に支持された支持
   体（１０）と、その支持体（１０）に水平軸線（Ｘ−Ｘ
   ）若しくは傾斜軸線の周りで回転可能に支持され、周壁
   に多数の小孔（２０）を透設した内槽（１７）と、その
   内槽（１７）内に洗濯物を収容した状態でその内槽（１
   ７）を前記水平軸線（Ｘ−Ｘ）若しくは傾斜軸線の周り
   で回転させる第１の駆動手段（５２）と、前記内槽（１
   ７）内に洗濯後の洗濯物を収容した状態で、前記支持体
   （１０）を内槽（１７）と一体的に前記垂直軸線（Ｙ−
   Ｙ）の周りで高速回転させて脱水を行う第２の駆動手段
   （５３）とを備えた脱水洗濯機において、 少なくとも前記第１の駆動手段（５２）によって内槽を
   回転するとき、前記支持体（１０）をその回転方向に位
   置規制する規制手段（３１）を備えたことを特徴とする
   脱水洗濯機。