JPH03231699A - 洗濯機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、洗濯物の量を検出することによって洗濯等の
作動時間を設定できるようにした洗濯機に関するもので
ある。

［従来技術］ 既に、この出願の発明者らは、以下に述べるような脱水
洗濯機を創案した。この脱水洗濯機は、ケース本体内に
水を収容可能な外槽を配設し、その外槽の内部には垂直
軸線の周りで回転可能な支持体を設けるとともに、その
支持体には洗濯物を収容するための内槽を水平軸線の周
りで回転可能に配設した構成となっている。

そして、洗濯物を収容した内槽の内部に水位が達するよ
うに、外槽内に水を供給した状態で、内槽を前記水平軸
線の周りで回転させることにより、洗濯物の洗濯を行う
ようになっている。又、外槽内の水を排出した後、支持
体を内槽と一体的に前記垂直軸線の周りで高速回転させ
ることにより、洗濯物の脱水を行うようになっている。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上記洗濯機においては、自動化を図るた
めに洗濯やすすぎ、あるいは乾燥なとの動作時間を調整
したりするため、洗濯動作に先たって前記内槽内に収容
した洗濯物の量（以下単に洗濯負荷量という）を正確に
検出することか要求される。

また、洗濯物の出し入れを容易にするために前記内槽の
洗濯物出入口か本体ケースに設けた開口と正確に対応し
た位置で停止されることが要求される。

本発明は、上述した問題点を解決するためになされたも
のであり、洗濯動作に先だって内槽内に収容した洗濯負
荷量を簡単な検出構造により正確に検出することができ
、又、ケース本体の開口と内槽の出入口が対応する定位
置に内槽を正確、かつ迅速に停止することができる洗濯
機を提供することにある。

［課題を解決するための手段］ この目的を達成するために本発明は、洗濯機のケース本
体と、そのケース本体内に設けられ、水を貯溜するため
の外槽と、その外槽内に水平軸線若しくは水平軸線に対
し所定角度で傾斜した傾斜軸線の周りで回転可能に支持
され、周壁に多数の小孔を透設し、かつ洗濯物を収容可
能な内槽と、その内槽を前記水平軸線若しくは傾斜軸線
の周りに回転させる種部動用モータと、内槽の外周部分
に配置された２つの被検出体、それ等の被検出体を検出
するために前記ケース本体又は外槽に設けけられた検出
体と、内槽回転停止信号を発生する信号発生手段と、前
記内槽回転停止信号の発生に基づき検層動モータへの通
電を遮断して内槽を一旦停止させ、その後に種部動用モ
ータに通電して内槽を再び一方向へ回転させ、前記検出
体が前記一方の被検出体を検出した時又はその直後に前
記種部動用モータに対する通電を遮断して内槽を惰性回
転させ、所定時間後槽駆動用モータを低速回転させて内
槽を回転させ、検出体か他の被検出体を検出した時には
再び種部動用モータに対する通電を遮断し、内槽を定位
置に停止させる制御手段と、検出体か一方の彼検用体を
検出し、次に他方の被検出体を検出するまでの時間を測
定して洗濯物の量を検出する負荷量検出手段と、検出さ
れた負荷量に応じて洗濯等の動作時間を設定する設定手
段とにより構成される。

［作用］ 上記の構成を有する本発明は、内槽か水平軸線を中心に
通常回転している状態において、信号発生手段から内槽
回転停止信号が出力されると、旦内槽を停止させ、その
後に内槽を再度一方向に回転させて固定側に位置する検
出体により内槽に設けた一方の被検出体が検出される。

その検出動作の直後に種部動用モータに対する通電が遮
断され、内槽が惰性回転され、この惰性回転が開始され
てから所定時間経過後に前記種部動用モータが低速回転
されて内槽が低速で回転される。さらに、検出体か他方
の被検出体を検出した時、再び種部動用モータに対する
通電が遮断され、内槽が所定位置に停止される。又、負
荷量検出手段により、前記内槽か惰性回転を開始してか
ら、再び検出体か他方の液検出体を検出するまでの時間
が測定され、それに応じて洗濯負荷量が険出される。さ
らに、設定手段により険出された負荷量に応じて洗濯等
の動作時間か設定される。

［実施例］ 以下、本発明を具体化した一実施例を図面を参照して説
明する。

（ケース本体、外槽及び内槽の関連構成）第３図及び第
４図に示すように、ケース本体１は鉄板によりほぼ箱型
に形成され、その上部には洗濯物を出し入れするための
開口３を有する本体カバー２が取着されている。本体開
閉蓋４は後端部において支軸５により本体カバー２の開
口３に開閉回動可能に取着され、その下面には蓋閉鎖時
に熱気や湿気あるいは騒音が外部に漏れるのを防止する
ためのパツキン６か取り付けられている。

ロック部材７は本体カバー２内の前部に支持され、常に
はバネにより本体開閉蓋４から離脱する方向に付勢され
ており、図示しないソレノイドの励磁にともないロック
部材７が閉鎖位置の本体開閉蓋４に係合されて、本体開
閉蓋４か閉鎖位置にロックされる。

洗濯水を貯溜するための外槽１５は合成樹脂によりほぼ
有底円筒状に形成され、その四箇所において図示しない
緩衝支持装置を介して前記ケース本体１内にその軸線方
向及び半径方向へ揺動可能に吊下げ支持されている。外
槽カバー１６は外槽１５の上部に取着され、その前部上
面には本体カバー２の開口３と対向する開口１７が形成
されている。可撓性を有する筒状のシールド部材１８は
本体カバー２の開口３と外槽カバー１６の開口１７の周
縁部間に装着され、前記外槽１５の揺動にかかわらず常
に、両開口３，１７間を気密状態に保持して、外槽１５
内の熱気や湿気が外槽１５とケース本体２との間に侵入
しないようにしている。

中槽２１は合成樹脂により前記外槽１５とほぼ近似のを
底円筒状に形成され、その上端部には環状のバランサ２
２が取着されている。中槽２１の底部中央は補強用の鉄
板性の支持板２３により形成され、その下面には土中空
軸２４が突出固定されている。そして、中槽２１は外［
１５内において、土中空軸２４を外Ｉ！５１５の底部に
シール部材２５を介して貫通させた状態で、軸受２６に
より垂直軸線Ｙ−Ｙの周りで回転可能に支持されている
。

水抜き用の多数の小孔２７は、中ｔ’！！！２１の周壁
及び底壁並びに支持板２３にそれぞれ所定間隔をおいて
透設されている。又、一対の軸受部２８は、中槽２１の
周壁のほぼ中間部に前後に対向して形成されている。

（内槽の関連構成） 内部に洗濯物を収容するための内槽３０は、合成樹脂に
よりほぼ球状に形成され、この内槽３０の両側外面には
短円筒状の軸部３１が一体に突出形成されている。後方
の軸部３１には内槽３０内の洗濯物の飛び出しを防止す
るための保護網３２か装着され、この後方の軸部３１及
び軸受部２８によって送風口が兼用されている。又、前
方の中空の軸部３１にも同様の保護網３３が設けられて
いる。そして、この両軸部３１を中Ｎ１２１の軸受部２
８にそれぞれ嵌合させることにより、内槽３０が中ｐａ
２１内において水平軸線Ｘ−Ｘの周りで回転可能に支持
されている。

一対の洗濯物反転用の突条３４は、前記内槽３０の回転
軸線とほぼ平行に延びるように、内１３０の内周面に所
定間隔をおいて形成されている。

多数の小孔３５は内槽３０の周壁に所定間隔をおいて透
設されている。洗濯物を出し入れするための出入口３６
は本体カバー２の開口３及び外槽カバー１６の開口１７
と対向するように、前記内槽３０の周壁に形成されてい
る。

第３図に示すように、蓋体３７は覆い部３７ａ及び一対
の支持脚部３７ｂを有するように合成樹脂により一体に
形成され、覆い部３７ａには多数の小孔３８が形成され
ている。一対の軸部３９は両支持脚部３７ｂの先端外面
に突出形成され、この両軸部３９を内槽３０の周壁に設
けられた一対の軸受部４０に係合させることにより、蓋
体３７が内ｔｌ！３０の出入口３６の内側に開閉回動可
能に取着されている。洗濯物反転用の突条４１は蓋体３
７の覆い部３７ａの内面に、内槽３０の回転軸線とほぼ
平行に延びるように形成され、内槽３０の他の突条３４
と所定間隔をおいて対向配置されている。

取付四部４２は前記蓋体３７の田い部３７ａの端部外面
に形成されている。係止部材４３は中間部において支軸
４４により取付凹部４２内に回動可能に支持され、ハネ
４５により常には出入口３６の開口縁と係合する方向に
付勢されて、この係合により蓋体３７を閉鎖位置に係止
保持する。そして、この実施例においては、蓋体３７の
覆い部３７ａが内槽３０の出入口３６の開口面積よりも
大きくなるように形成されるとともに、蓋体３７の覆い
部３７ａの回動半径か球形状の内槽３０の半径よりも小
さくなるように構成され、第３図に示すように、蓋体３
７の覆い部３７ａが出入口３６の開口内面に係合された
状態で出入口３６が閉鎖され、又、蓋体３７の覆い部３
７ａが内槽３０内に回動された状態で出入口３６が開放
される。

（内槽及び中槽の駆動構成） 波動歯車４６は前記内ｆｆ１３０の外周面に一体に形成
されている。正逆回転可能な種部動用モータ５１は図示
しないブラケット等を介して前記外槽１５の下面に装着
され、そのモータ軸にはモータ冷却用ファン５２を備え
た駆動プーリ５３が固定されている。

下部空軸５４は前記土中空軸２４の下方において同一軸
線上に位置するように、種部動用モータ５１に支持板５
５及び軸受５６を介して回転可能に支持され、ブレーキ
ドラム支持ケース５７を介して土中空軸２４に連結され
ている。回転駆動軸５８は土中空軸２４、ブレーキドラ
ム支持ケース５７及び下部空軸５４に対し支持メタルを
介して相対回転可能に貫通支持され、その下端には筒状
のクラッチ継手５９と、前記駆動プーリ５３にベルト６
０を介して連結される被動プーリ６１とがそれぞれ固定
されている。

前記回転駆動軸５８の上端にはピニオン６３か固定され
ている。合成樹脂製の歯車カバー６４は中槽２１の内底
部の支持体２３上にパツキン６５を介して水密状態で配
設されている。横方向に延びる伝達軸６６は軸受６７を
介して歯車カバー６４内に回転可能に支持され、その一
端には歯車カバー６４内において前記ピニオン６３に噛
み合うハイポイド歯車６８が固定されるとともに、他端
には内ｔ６３０の下方においてその外周の波動歯車４６
に噛み合う駆動歯車６９か固定されている。

ハネクランチア１は前記下部空軸５４及びクラッチ継手
５９に跨がって設けられ、クラッチ爪７２がクラッチハ
ウシング７３から離脱されたときには、回転駆動軸５８
と下部空軸５４とがバネクラッチ７１を介して作動連結
され、クラッチ爪７２かクラッチハウジング７３に係合
されたときには、回転駆動軸５８と下部空軸５４との連
結が断たれる。ブレーキトラム７４はブレーキドラム支
持ケース５７の外周に設けられ、このブレーキドラム７
４にブレーキ体７５が接合されることにより、中槽２１
の回転が上下中空軸２４．５４とともに制動される。

そして、洗濯時、すすぎ時及び乾燥時においては、バネ
クラッチ７１が遮断状態になるとともにブレーキ体７５
か制動状態になり、種部動用モータ５１の回転か駆動プ
ーリ５３、ベルト６０、被動プーリ６１、回転駆動軸５
８、ピニオン６３、ハイポイド歯車６８、伝達軸６６、
駆動歯車６９及び被動歯車４６を介して内槽３０に減速
状態で伝達されて、内槽３０か水平軸線Ｘ−Ｘの周りで
回転される。

又、脱水時においては、バネクラッチ７１が連結状態に
なるとともにブレーキ体７５が非制動状態になり、種部
動用モータ５１の回転が駆動プーリ５３、ベルト６０、
被動プーリ６１、回転駆動軸５８、バネクラッチ７１、
下部空軸５４、ブレーキトラム支持ケース５７及び土中
空軸２４を介して中槽２１に同速、同方向回転として伝
達されて、中槽２１が内槽３０と一体的に垂直軸線Ｙ−
Ｙの周りで高速回転される。

（給水、排水及び溢水構成） 給水装置８１は前記本体カバー２の内部に配設され、図
示しない給水弁と、内槽３０の外周上面近傍位置にて開
口された給水口８２とを有している。そして、給水時及
びすすぎ時において、給水弁の開放動作により給水口８
２から内槽３０の外周面に向けて給水か行われる。

排水口８４は前記外槽１５の底部に設けられ、排水弁８
５を介して排水ホース８６に連結されている。そして、
この実施例では、排水弁８５が前記バネクラッチ７１の
クラッチ爪７２及びブレーキ体７５と連動して開閉され
、洗濯時等において、バネクラッチ７１が遮断状態でブ
レーキ体７５が制動状態にあるときには、排水弁８５が
閉鎖され、脱水時等において、バネクラッチ７１が連結
状態でブレーキ体７５が非制動状態にされたときには、
排水弁８５が開放される。

溢水ホース８７は外槽１５の周壁に設けられた温風排気
口を兼用する図示しない溢水口に接続され、下端におい
て前記排水ホース８６に接続されている。そして前記給
水装置８１により外槽１５内に給水されたときには、静
止時における通常水位Ｗｎが第３図に鎖線で示すように
、溢水口と対応する位置に設定される。拡張冷却室８８
は溢水ホース８７の途中に設けられ、この拡張冷却室８
８、前記排水ホース８６及び溢水ホース８７は乾燥時に
おいて溢水口から溢水ホース８７を通って排圧される高
温多湿の空気の冷却及び除湿を行う。

（温風供給装置の構成） 加熱手段としての温風供給装置９４を構成する温風発生
源９５は、前記外槽１５、中槽２１及び内槽３０よりも
上方においてケース本体１と本体カバー２との間に支持
され、ファン用モータ９６、ファン９７及び加熱用ヒー
タ９８を有している。

（中槽、内槽の定位置及び開口合致の検圧構成）第３図
に示すように、磁石１０２は後方軸受部２８の上方にお
いて、中槽２１の状態外周縁のバランサ２２内に設けら
れている。ホール素子よりなる中槽位置センサ１０３は
後方軸受部２８の上方において磁石１０２の回転軌跡と
対応するように、外槽カバー１６上に配置され、磁石１
０２を感知したとき、この位置センサ１０３がら中槽２
１の回転位置検出信号が出力される。そして、この実施
例では、磁石１０２と位置センサ１０３とより、脱水動
作の終了時等において、送風口を兼用する中槽２１の後
方軸受部２８及び内Ｎ１３０の後方軸部３１が外槽１５
の送風口１０１と合致するとともに、内槽３０の出入口
３６か本体カバー２の開口３と対応した位置で、中槽２
１の回転を停止させるようになっている。

第２の被検出体としての第２の磁石１０６は、前記磁石
１０２よりも中１２１の回転中心側に位置するように、
内槽３０の外周における蓋体３７上の一端部°に設けら
れている。内槽３０の周壁に第２の磁石１０６から１２
０度離れて第１の被検出体としての第１の磁石１０４が
設けられている。

この第２の磁石１０６から第１の磁石１０４までの間隔
（取付角）は、前記内槽３０の惰性回転後の低速回転時
間をできるたけ短くするために通常よく使用されると思
われる負荷量（８０％）の洗濯物を内槽３０内に収容し
て、内槽３０か正回転した時、第１の磁石１０４がホー
ル素子よつなる検出体としての内槽位置センサ１０５を
通過したあと、槽駆動用モータ５１が停止して内槽３０
が慣性で移動し、第２の磁石１０６か内槽位置センサ１
０５の付近に到達する距離を目安にして設定される。

（制御回路の構成） 第５図に示すように、中央処理装置（ＣＰＵ）１１１は
内槽回転停止信号を発生する信号発生手段、負荷量検出
手段及び制御手段を構成し、脱水・乾燥洗濯機全体の動
作を制御するためのプログラム、洗濯、すすぎ、脱水及
び乾燥の各動作時間の設定データ等を記憶するための設
定手段としてのメモリ１０７及び第１タイマ１０８及び
第２タイマ１０９を内蔵し、さらにモータ５１の通常回
転検出用などのタイマ１１０を備えている。このＣＰＵ
１１１には、前記中槽位置センサ１０３及び内槽位置セ
ンサ１０５からコンパレータ１２４゜１２５を介して回
転位置検出信号が入力される。

一方、前記槽駆動用モータ５１の主巻線５１ａと補助巻
線５１ｂ、給水装置８１の給水弁を開閉するだめのソレ
ノイド１１２、排水弁８５の開閉並びにクラッチ爪７２
の係脱を行うためのソレノイド１１３、蓋ロツク部材７
を係脱するためのソレノイド１１４、温風供給装置９４
のファン用モータ９６及び加熱用ヒータ９８は、交流電
源回路１１５にトライアック１１６〜１２２を介してそ
れぞれ並列に接続されている。そして、各トライアック
１１６〜１２２のゲート端子には、ＣＰＵ１１１からド
ライバー１２３及び抵抗等を介して作動信号か圧力され
る。

（動作の概要） 次に、上記のように構成された脱水乾燥洗濯機の動作の
概略を説明する。

まず、本体開閉蓋４及び内槽蓋体３７を開放した状態で
、内槽３０内に洗濯物を投入した後、内槽蓋体３７及び
本体開閉蓋４を閉じて、図示しないスタートスイッチを
操作すると、ＣＰＵ１１１の制御のもとて一連の動作が
順次自動的に遂行される。すなわち、 （ａ）給水装置８１による給水動作 （ｂ）負荷量検出手段１１１による洗濯負荷量の検出動
作 （ｃ）検出された負荷量に基づく洗濯時間などの設定動
作 （ｄ）内槽３０の回転に基づく洗濯動作（ｅ）排水弁８
５の開放による排水動作（ｆ）中槽２１の回転に基づく
脱水動作（ｇ）給水装置８１による給水動作 （ｈ）給水装置８１による給水及び内槽３０の回転に基
づくすすぎ動作 （ｉ）排水弁８５の開放による排水動作（ｊ）中１２１
の回転に基づく脱水動作（ｋ）温風供給装置９４による
温風供給及び内槽３０の回転に基づく乾燥動作 である。

（動作の詳細） 次に、前記の各動作（ａ）〜（ｋ）について詳細に説明
する。

さて、前述のように本体開閉蓋４及び蓋体３７がともに
閉鎖され、かつ予め内槽３０内に洗濯物を収容した状態
で洗濯を行う場合には、図示しないスイッチを操作する
と自動的に排水弁８５が閉鎖され、かつバネクラッチ７
１か遮断状態になるとともに、ブレーキ体７５が制動状
態になって中Ｉｌ！！２１の回転か規制される。この状
態で、給水装置８１の給水弁か開放されて、給水口８２
から外槽１５内に水が供給される。そして、外槽１５内
の水位が内槽３０の内部に達して通常水位Ｗｎになった
とき、種部動用モータ５１か回転され、内槽３０か水平
軸線Ｘ−Ｘの周りで回転されて、洗濯負荷量が検出され
、それに応じて洗濯時間などの動作時間が設定される。

引き続き内１１３０が水平軸線Ｘ−Ｘの周りで回転され
て洗濯動作が開始される。

この洗濯動作中には、洗濯物を収容した球形状の内槽３
０か水平軸線Ｘ−Ｘの周りで回転され、その回転にとも
ない複数の反転用突条３４，４１等によって洗濯物か転
動されながら、いわゆる叩き洗いが行われる。

（負荷量検出動作） 次に、前記負荷量検出動作を第１図（ａ）〜（Ｃ）及び
第２図のフローチャートに従って詳述する。

ステップ１の通常運転中において、ステッチ２てＣＰＵ
Ｉ　１１から内槽回転停止信号が出力されたか否かが判
断され、内槽回転停止信号が出力された場合には、ステ
ップ３において直ちに種部動用モータ５１への通電が遮
断されて所定時間（実施例は約１秒）内に種部動用モー
タ５１が完全に停止する。内Ｉ！３０は停止される。

次にステップ４において、種部動用モータ５１が通電さ
れて、内１１３０か右方向へ回転され、後に詳述する第
１の磁石１０４、第２の磁石１０６の判別動作、すなわ
ち回転方向の判別が行われる。

そして、ステップ５において第１の磁石１０４が検出さ
れると、直ちにステップ６でＣＰＵＩＩＩからモータ停
止信号が出力される。

次に、ステップ７において前記種部動用モータ５１がＯ
ＦＦされてから所定時間（実施例では約１秒）経過した
か否かがＣＰＵＩＩＩにより判断され、約１秒が経過し
た場合には、ステップ１０において、第２の磁石１０６
のフラッグが立っているか否か判断され、フラッグが立
っていない場合、すなわち出入口３６が開口３と合致し
ていない場合には、ステップ１１において、種部動用モ
ータ５１が前記正転回転方向に低速で回転されて内槽３
０が低速回転される。又、この低速回転開始と同期して
タイマ１０ｇがカウントを開始する（ステップ１１）。

この低速回転状態で、ステ、ンブ１２において内槽位置
センサ１０５による第２の磁石１０６の検出動作が行わ
れ、検出信号が入力されると、すなわち出入口３６と開
口３とが合致すると、前記タイマ１０８がタイムアツプ
し、その時間を記憶する（ステップ１２）。そして、ス
テップ１３でＣＰＵＩ　１１から種部動用モータ５１に
対しＯＦＦ信号か出力され、その種部動用モータが停止
される。従って、内槽３０も停止される。このモータ停
止から所定時間（約１秒）後に、ステップ１４において
、第２の磁石１０６を検出中であるか否か、すなわち内
槽３０が停止中であるか否かの判断が行われ、検出中の
信号が入力された場合には、内槽３０が所定位置に停止
中であるとして、ステップ１４で次工程の動作へと移行
される。そして、前記タイマ１０８の記憶時間からＣＰ
Ｕは、洗濯負荷量を演算し、これに基づいて、以降の作
動時間等を設定し、記憶する。

即ち、例えば演算の結果、洗濯負荷量が２Ｋｇとなった
とき、洗濯、脱水、乾燥の各工程時間がそれぞれ２０分
、３０分、１００分というように設定され、これ等の時
間か記憶される。

前記惰性回転速度が速すぎて、ステップ７における約１
秒経過前に第２の磁石１０６が検出された場合には、ス
テップ８を経てステップ９においてフラッグが立てられ
、約１秒経過を待ってステップ１０に進行する。ステッ
プ１０ではフラッグが立っているた、め、ステップ１０
からステップ１５に進行し、ステップ１５において第２
の磁石１０６が検出中か否か、すなわち内槽３０か定位
置で停止中か否かが判断され、検出中の場合には前述し
たステップ１２−に移行される。反対に検出中でない場
合、すなわち内槽３０が定位置を通りすぎた場合にはス
テップ１６において、種部動用モータ５１か低速で逆方
向へ回転される。この低速逆回転と同期して第２タイマ
１０９がカウントを開始する（ステップ１６）その後、
位置センサ１０５が第２の磁石１０６を検出したか否か
、すなわち内槽３０が定位置に復帰したか否かがステッ
プ１７において判断され、検出した場合には同様に前記
ステップ１２′に移行される。このようにして、内＃＠
３０を定位置で停止させることができるとともに、洗濯
負荷量を演算してそれに適した各種の動作時間を設定す
ることができる。

そして、この実施例においてもタイマ１０８゜１０９か
両方ともカウントを行わなかった場合、それに応じて動
作時間が設定される。又、洗濯、すすぎ、乾燥の各動作
終了時にはタイマ１０８゜１０９のカウントと、それに
応じた動作時間の設定動作とを除いた第２図のプログラ
ムに従ワて内槽３０が定位置で停止される。

次に、ステップ４における第１の磁石１０４、第２の磁
石１０６の判別動作を第６図及び第７図に基づいて説明
する。

前記内Ｆｆｉ３０の回転動作中において、両磁石１０４
．１０６の判別はコンパレータ１２４からの出力が第７
図に示すように第１の磁石１０４の検出から第２の磁石
１０６検出までの経過時間Ｔａと第２の磁石１０６の検
出から第１の磁石１０４の検出までの経過時間Ｔｂとが
異なるので、同時間Ｔａ、Ｔｂを比較することにより行
われる。この動作を第６図のフローチャートに基づいて
説明すると、ステップ１で種部動用モータ５１が通常速
度で正回転され、ステップ２て位置センサ１０５により
一方の磁石１０４又は１０Ｂがセンサ１０５を通過した
か否かを判断し、通過した場合にはステップ５で前記タ
イマ１０８による測定時間Ｔｘが前記同時間Ｔａ、Ｔｂ
を合計した半分の時間（Ｔ／２）よりも短いか否か判断
され、短い場合には次に来る磁石は第１の磁石１０４で
あると判断され、長い場合には次に来る磁石は第２の磁
石１０６であると判断される。

（変形例） なお、この発明は前シ己実施例の構成に限定されるもの
ではなく、例えば負荷量検出におけるタイマによるカウ
ントを１回目の磁石検出から２回目の磁石検出まで行い
、それに応じて動作時間を設定したり、内槽３０を水平
軸線Ｘ−Ｘに対し所定角度で傾斜した傾斜軸線の周りで
回転可能に支持したりするなと、発明の趣旨を逸脱しな
い範囲内で変更して具体化することも可能である。

［発明の効果］ 以上詳述したことから明らかなように、本発明によれば
、簡単な構成により洗濯負荷量を検出することができる
。又、内槽を所定位置に正確かつ確実に停止することが
できる効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図から第７図までは本発明を具体化した実施例を示
すもので、第１図（ａ）〜（ｃ）はこの発明を具体化し
た脱水乾燥洗濯機の内槽定位置停止動作を説明するため
の要部の路体正面図、第２図は内槽定位置停止動作を説
明するためのフローチャート、第３図は脱水乾燥洗濯機
全体を示す側断面図、第４図は脱水乾燥洗濯機の一部破
断圧面図、第５図は制御装置のブロック回路図、第６図
は２つの磁石の判別動作を説明するためのフローチャー
ト、第７図は２つの磁石の判別動作を説明するための説
明図である。 図中、１はケース本体、１５は外槽、３０は内槽、３５
は小孔、５１は槽駆動用モータ、１０４は第１の被検出
体としての第１の磁石、１０５は検出体としての内槽位
置センサ、１０６は第２の被検出体としての第２の磁石
、１１１は信号発生手段及び制御手段を兼用するＣＰＵ
である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、洗濯機のケース本体（１）と、そのケース本体内に
   設けられ、水を貯溜するための外槽（１５）と、その外
   槽（１５）内に水平軸線（Ｘ−Ｘ）若しくは水平軸線（
   Ｘ−Ｘ）に対し所定角度で傾斜した傾斜軸線の周りで回
   転可能に支持され、周壁に多数の小孔を透設し、かつ洗
   濯物を収容可能な内槽（３０）と、その内槽（３０）を
   前記水平軸線（Ｘ−Ｘ）若しくは傾斜軸線の周りに回転
   させる槽駆動用モータ（５１）と、内槽（３０）の外周
   部分に配置された第１の被検出体（１０４）と、前記第
   １の被検出体（１０４）より所定角度離れた外周部分に
   配置された第２の被検出体（１０６）と、その第１、第
   ２の被検出体（１０４、１０６）を検出するために前記
   ケース本体１又は外槽（１５）に設けられた検出体（１
   ０５）と、内槽回転停止信号を発生する信号発生手段（
   １１１）と、その内槽回転停止信号の発生に基づき槽駆
   動用モータ（５１）への通電を遮断して内槽（３０）を
   一旦停止させ、その後に槽駆動用モータ（５１）に通電
   して内槽（３０）を再び一方向へ回転させ、前記検出体
   （１０５）が前記第１の被検出体（１０４）を検出した
   時、又はその直後に前記槽駆動用モータ（５１）に対す
   る通電を遮断して内槽（３０）を惰性回転させ、所定時
   間後槽駆動用モータ（５１）に通電してその槽駆動用モ
   ータ（５１）を低速回転させて内槽（３０）を低速回転
   させ、検出体（１０５）が第２の被検出体（１０６）を
   検出した時に槽駆動用モータ（５１）に対する通電を遮
   断し、内槽（３０）を定位置に停止させる制御手段（１
   １１）と、検出体（１０５）が第１の被検出体（１０４
   ）を検出し、次に第２の被検出体（１０６）を検出する
   までの時間を測定して洗濯物の量を検出する負荷量検出
   手段（１０７、１０８、１１１等）と、検出された負荷
   量に応じて洗濯等の動作時間を設定する設定手段（１１
   １）とよりなる洗濯機。