JPH037198A - 脱水洗たく機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、洗たく物の洗たく、すすぎ及び脱水の各動
作を実行可能な脱水洗たく機に関するものである。

［従来の技術〕 轟近、この出願の発明者らは、以下に述べるような脱水
洗たく機を創案した。この脱水洗たく機は、洗たく物を
出し入れするための開口と、その開口を開閉可能な蓋体
とを有するケース本体内に水を収容可能な外槽を配設し
、その外槽め内部には垂直軸線の周りで回転可能な支持
体を設けると共に、その支持体には前記ケース本体の開
口と対向する開口と、その開口を開閉可能な蓋体とを有
する洗たく物を収容するための内槽を水平軸線の周りで
回転可能に配設した構成となっている。

そして、洗たく物を収容した内相の内部に水位が達する
ように、内槽内に水を供給した状態で、内槽を前記水平
軸線の周りで回転させることにより、洗たく物の洗たく
を行うようになっている。

また、外槽内の水を排出した後、支持体を内槽と一体的
に前記垂直軸線の周りで高速回転させることにより、洗
たく物の脱水を行うようになっている。

［発明が解決しようとする課題］ 上記のように構成された脱水洗たく機においては、洗た
く動作や脱水動作の終了時等に、ケース本体及び内槽の
洗たく物出し入れ用の両開口を一致させるために、内槽
の水平軸線の周りでの回転、あるいは支持体及び内槽の
垂直軸線の周りでの一体回転を、所定位置にて正確に停
止させる必要がある。

もし、前記本体ケース側の蓋体を開放しても、前記洗た
く物出し入れ口が−・致していない場合には、洗たく物
の出し入れ、あるいは脱水に際しての洗たく物のアンバ
ランスを直すことができないという問題があった。又、
ケース本体の蓋体を開放した状態で開口の不一致を圧す
ため、内槽を回転しようとしても内槽駆動機構の減速比
が大きいため、回動操作が大変であるという問題があっ
た。

この発明は、このような要望に対処するためになされた
ものであって、その目的とするところは、支持体及び内
槽の回転位置の検出を行うことができ、その支持体及び
内槽を所定位置に停止させることができるとともに、ケ
ース本体の開口と内槽の開口が一致しているときのみ、
ケース本体の蓋体を開放することができる脱水洗たく機
を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記の目的を達成するために、この発明の脱水洗たく機
においては、洗たく物を出し入れするための開口と、そ
の開口を開閉可能な蓋体とを有するケース本体と、その
ケース本体内に配置された外槽と、その外槽内に垂直軸
線の周りで回転可能に支持された支持体と、その支持体
に水平軸線若しくは水平軸線に対し所定角度で傾斜した
傾ネ１軸線の周りで回転可能に支持され、周壁に小孔を
透設すると共に、前記開口に対向する開口と、その開口
を開閉可能な蓋体とを有する内槽と、前記内槽内部に水
位が達するように外槽内に水を収容すると共に、内槽内
に洗たく物を収容した状態で、内槽を前記水平軸線もし
くは傾斜軸線の周りで回転させて洗たくを行う洗たく用
駆動手段と、前記内槽内に洗たく擾の洗たく物を収容し
た状態で一前記支持体を内槽と一体的に前記垂直軸線の
周りで回転させて脱水を行う脱水用駆動手段と、前記内
槽の開口がケース本体の開口と合致しなとき、それを検
出する検出手段と一前記ケース本体の蓋体を閉鎖状態に
ロックするロック手段と、洗たく及び脱水の終了時にお
いて、前記検出手段が前記内槽の開口とケース本体の開
口との合致を検出していない場合には前記ロック手段が
ロック解除しないように制御する制御手段とからなるも
のである。

［作用］ 上記のように構成された脱水洗たく機において、内槽の
内部に水位が達するように外槽内に水を収容すると共に
、内槽内に洗たく物を収容した状態で、内槽が洗たく用
駆動手段にて回転されることにより、洗たく物の洗たく
が行われる。また、洗たく後の洗たく物を内槽内に収容
した状態で、脱水用駆動手段にて支持体が内槽と一体的
に晶速回転されることにより、洗たく物の脱水か行われ
る。

そして、前記洗たく動作の終了時には、検出手段により
ケース本体の開口と内槽の開口が合致しているかどうか
検出され、両開口が合致しているときにのみ、ロック手
段のロックが解除され、ケース本体のＷｉｔが開放可能
となる。

［実施例］ 以下、この発明を具体化した脱水乾煉洗たく機の一実施
例を、図面の記載に基づいて詳細に説明する。

（ケース本体、外槽及び内槽の関連構成）第１図に示す
ように、ケース本体１は鉄板によりほぼ箱型に形成され
、その上部には洗たく物を出し入れするための開口３を
有する本体カバー２が取着されている０本体開閉Ｍ４は
擾端部において支軸５により本体カバー２の開口３に開
閉回動可能に取着され、その下面には若閉鎖時に熱気や
湿気あるいは騒音が外部に漏れるのを防１トするだめの
パツキン６が取り付けられている。

ロック部材７は第２図に示すように本体カバー２内の前
部に回動可能に支持され、バネ８の作用により常には本
体開閉蓋４からだ脱する方向に付勢されている。ソレノ
イド９は本体カバー２内に配設され、このソレノイド９
の励磁にともないロック部材７が閉鎖位置の本体開閉蓋
４に係合されて、本体開閉蓋４か閉鎖位置にロックされ
る。

洗たく水を貯留するための外槽１５は合成樹脂によりほ
ぼ有底円筒状に形成され、その四箇所において図示しな
い線画支持装置を介して前記ケース本体１内にその軸線
方向及び生径方向へ揺動シ丁能に吊下げ支持されている
。外槽カバー１６は外槽１５の上部に収着され、その前
部上面には本体カバー２の開口３と対向するＩｊｆＩ　
Ｏ１，７が形成されている。可撓性を有する筒状のシー
ルド部＋４１８は本体カバー２の開口３と外槽カバー１
６の開Ｌ１１７との周縁部間に装着され、前記外槽１５
力揺動にかかわらず常に、両開［］３．１７間を気密状
態に保持して、外ＩＩ　１．５内の熱気や湿気が外槽１
５とケース本体２との間に侵入しないようしている。

支持体としての中槽２１は合成樹脂により前記外槽１５
とほぼ近似の有底円筒状に形成され、その上端部には環
状のバランサ２２が取着されている。中槽２１の底部中
央は補強用の鉄板製の支持板２３により形成され、その
下面には土中空軸２４か突出固定されている。そして、
中４１ｓ２１は外槽１５内において、土中空軸２４を外
槽１５の底部にシール部材２５を介して貫通さぜな状態
で、軸受２６により垂直軸線Ｙ−Ｙの周りで回転可能に
支持されている。

水抜き部としての多数の小孔２７は、中４！２１の周壁
及び底壁並びに支持板２３にそれぞれ所定間隔をおいて
透設されている。また、一対の軸受部２８は、中槽２１
の周壁のほぼ中間部に前後に対向して形成されている。

（内槽の関連構成） 内部に洗たく物を収容するための内ＭＪ３０は合成樹脂
によりほぼ球状に形成され、この内槽３０の両側外面に
は短円筒状の軸部３１が一体に突出形成されている。後
方の軸部３１には内槽３０内の洗たく物の飛び出しを防
止するための保護網３２が装着され、この後方の軸部３
１及び軸受部：２８によって送風口が兼用されている。

また、前方の軸部３１は蓋３３によって閉塞されている
。そして、との両軸部３１を中槽２１の軸受部２８にそ
れぞれ嵌合させることにより、内槽３０が中槽２１内に
おいて水平軸線Ｘ−Ｘの周りで回転可能に支持されてい
る。

一対の洗たく物反転用の突条３４は前記内槽３０の回転
軸線とほぼ平行に延びるように、内槽′３０の内周面に
所定間隔をおいて形成されている。

多数の小孔３５は内槽３０の周壁に所定間隔をおいて透
設されている。洗たく物を出し入れするｔ二めの出入口
３６は本体カバー２の開口３及び外槽カバー１６の開口
１７と対向するように、前記内槽３０の周壁に形成され
ている。

第１図〜第４図に示すように、肴体３７は覆い部３７ａ
及び一対の支持脚部３７ｂを有するように合成樹脂によ
り一体に形成され、覆い部３７ａには多数の小孔３８が
形成されている。一対の軸部３９は両支持脚部３７ｂの
先端外面に突出形成され、この両軸部３９を内槽３０の
周壁に設ｃｔられな一対の軸受部４０に係合させること
により、蓋体３７が内槽３０の出入口３６の内側に開閉
回動可能に取着されている。洗たく物反転用の突条４１
は蓋体３７の覆い部３７ａの内面に、内槽３０の回転軸
線とほぼ平行に延びるように形成され、内槽３０の他の
突条３４と所定間隔をおいて対向配置されている。

取付凹部４２は前記蓋体３７の覆い部３７ａの端部外面
に形成されている。係止部材４３は中間部において支軸
４４により取付凹部４２内に回動可能に支持され、バネ
４５により常には出入口３６の開口縁と係合する方向に
付勢されて、この係合により蓋体３７を閉鎖位置に係止
保持する。そして、この実施例においては、蓋体３７の
覆い部３７ａが内槽３０の出入口３６の開口面積よりも
大きくなるように形成されると共に、蓋体３７の覆い部
３７ａの回動半径が球形状の内槽３０の半径よりも小さ
くなるように構成され、第３図に示すように、蓋体３７
の覆い部３７ａが出入口３６の開口内面に係合された状
態で出入口３６が閉鎖され、また、第４図に示すように
、蓋体３７の覆い部３７ａが内槽３０内に回動された状
態で出入口３６が開放される。

（内槽及び中槽の駆動構成） 被動歯車４６は前記内槽３０の外周面に一体に形成され
ている。正逆回転可能な槽駆動用モータ５１は図示しな
いブラケット等を介して前記外槽１５の下面に装着され
、そのモータ軸にはモータ冷却用ファン５２を備えた駆
動プーリ５３が固定されている。

上申空軸５４は前記土中空軸２４の下方において同一軸
線上に位置するように、槽駆動用モータ５１に支持板５
５及び軸受５６を介して回転可能に支持され、歯車ケー
ス５７を介して土中空軸２４に連結されている。下回転
軸５８は１中空軸５４内に相対回転可能に支持され、そ
の下端には筒状のクラッチ継手５９と、前記駆動プーリ
５３にベルト６０を介して連結される被動プーリ６１と
がそれぞれ固定されている。

Ｆ回転軸６２は支持メタルを介して前記土中空軸２４内
に相対回転可能に支持され、その上端には傘歯車６３が
固定されている６合成樹脂製の歯車カバー６４は中槽２
１の内底部の支持板２３上にパツキン６５を介して水密
状態で配設されている。横方向に延びる伝達軸６６は軸
受６７を介して歯車カバー６４内に回転可能に支持され
、その一端には歯車カバー６４内において前記傘歯車６
３に噛み合う傘歯車６８が固定されると共に、他端には
内槽３０の下方においてその外周の被動歯車４６に噛み
合う駆動歯車６９が固定されている。

′ｉｊ！１星ｉｓ減速装置７０は前記歯車ケース５７内
において、下回転軸５８と上回転軸６２との間に設けら
れている。なお、第１図においては、この遊星歯車減速
装置７０の歯車の一部が省略して示されている。バネク
ラッチ７１は前記上申空軸５４及びクラッチ継手５９に
跨がって設けられ、クラッチ爪７２がクラッチハウジン
グ７３から離脱されたときには、下回転軸５８と上申空
軸５４とがバネクラッチ７１を介して作動連結され、ク
ラ・ｙチ爪７２がクラッチハウジング７３に係合された
ときには、下回転軸５８と上申空軸５４との連結が断た
れる。ブレーキドラム７４は＃１′ＲＬケース５７の外
周に設けられ、このブレーキドラム７４にブレーキ体７
５が接合されることにより、中槽２１の回転が上下中空
軸２４．５４と共に制動される。

そして、洗たく時、すすぎ時及び乾燥時においては、バ
ネクラッチ７１が遮断状態になるとともにブレーキ体７
５が制動状態になり、横駆動用モータ５１の回転が駆動
プーリ５３、ベルト６０、被動プーリ６１、下回転軸５
８、遊星歯車減速装置７０、上回転軸６２、傘歯車６３
．６８、伝達軸６６、駆動歯車６９及び被動歯車４６を
介して内′ＷＪ３０に減速状態で伝達されて、内槽３０
が水平軸線ｘ−Ｘの周りで回転される。

また、脱水時においては、バネクランチア１が連結状態
になるとともにブレーキ体７５か１１制動状態になり、
ＷＩ駆動用モータ５１の回転か１１［４動プーリ５３、
ベルト６０、被動プーリ６１、下回転軸５８、バネクラ
ッチ７１．１中空軸５４、歯車ケース５７及び土中空軸
２４を介して中槽２１に同速、同方向回転として伝達さ
れて、中槽２１が内４１’ｆ３０と一体的に垂直軸線Ｙ
−Ｙの周りで高速回転される。

なお、前記洗たく、すすぎ及び乾燥時における遊星歯車
減速装置７０等を含む駆動系により、洗たく用駆動手段
及び乾燥用駆動手段としての第１駆動機横７６が構成さ
れ、前記脱水時におけるバネクラッチ７１等を含む駆動
系により、脱水用駆動−ｆ−１，ｔとしての第２駆動ｆ
ｉｍ７７が構成されている。

（給水、排水及び溢水構成） 給水装置８１は前記本体カバー２の内部に配設され、図
示しない給水弁と、内槽３０の外周１面近傍位置にて開
口された給水口８２とを有している。そして、給水時及
びすすぎ時において、給水弁のｎｎ放動作により給水口
８２から内Ｍｓ３０の外周上面に向けて給水が行われる
。

排水口８４は前記外槽１５の底部に設けられ、排水弁８
５を介して排水ポース８６に連結されている。そして、
この実施例では、排水弁８５が前記バネクラッチ７１の
クラッチ爪７２及びブレーキ体７５と連動して開閉され
、洗たく時等において、バネクラッチ７１が遮断状態で
ブレーキ体７５が制動状態にあるときには、排水弁８５
が閉摂され、脱水時等において、バネクラッチ７１が連
結状態でブレーキ体７５が非制動状態にされたときには
、排水弁８５が開放される。

溢水ホース８７は外槽１５の側壁に設けられた温風排気
口を兼用する図示しない溢水口に接続され、下端におい
て前記排水ホース８６に接続されている。そして、前記
給水装置８１により外槽１５内に給水されたときには、
静止時における通常水位Ｗｎが第１図に鎖線で示すよう
に、溢水口と対応する位置に設定される。拡張冷却室８
８は溢水ホース８７の途中に設けられ、この拡張冷却室
８８、前記排水ホース８６及び溢水ホース８７はｖ、煤
時において溢水口から温水ホース８７を通りて排出され
る高温多湿の空気の冷却及び除湿を行つ。

（温風供給装置の構成） 加熱１段としての温風供給装置９４を構成する温風発生
源９５は、前記外槽１５、中！ｔ４２１及び内ＷＩ３０
よりら上方においてケース本体１と本体カバー２との間
に支持され、ファン用モータ９６、ファン９７及び加熱
用ヒータ９８を有している。

温風供給装置９４の温風供給通路９９は外槽１５及び外
槽カバー１６の後面に一体に形成され、可視性を有する
蛇腹状の連結筒体１００を介して、温風発生源９５に連
結されている。送風口１０１は前述した送風口を兼用す
る中槽２１の後方軸受部２８及び内槽３０の後方軸部３
１と近接して対向するように、温風供給通路９９の下端
にて外槽１５の後壁に形成され、洗たく物の乾燥時に、
温風供給装置９４から供給される温風が、この送風口１
０１から後方軸受部２８及び後方軸部３１を通って内槽
３０内へ導入される。

（中槽及び内槽の回転位１及び開口合致の検出構成） 第１図及び第３図に示すように、磁石１０２は後方軸受
部２８の上方において、中槽２１の上端外周縁のバラン
サ２２内に設けられている。ホール素子よりなる中槽位
置センサ１０３は後方軸受部２８の上方において磁石１
０２の回転域と対応するように、外槽カバー１６上に配
置され、磁石１０２を感知したとき、この位置センサ１
０３から中槽２１の回転位置検出信号が出力される。そ
して、この実施例では、磁石１０２と位置センサ１０３
とにより、脱水動作の終了時等において、送風口を兼用
する中槽２１の後方軸受部２８及び内槽３０の後方軸部
３１が外槽１５の送風口１０１と合致した位置で、中槽
２１の回転を停止させるようになっている。

磁石１０４は、前記磁石１０２よりも中槽２１の回転中
心側に位！するように、内槽３０の外周における蓋体３
７上の一端部に設けられている。

ホール素子よりなる内槽位置センサ１０５は磁石１０４
の回転域と対応するように、外槽カバー１６上に配置さ
れ、磁石１０４を感知したとき、この位置センサ１０５
から内槽３０の回転位置検出信号が出力される。そして
、この実施例では、磁石１０４と位置センサ１０５とに
より、内槽３０の蓋体３７の開閉状態が判別されると共
に、洗たく、すすぎ、脱水及び乾燥の各動作の終了時に
おいて、第１図に示すように、内槽３０の蓋体３７が閉
鎧状態で外槽カバー１６の開口１７と合致し、かつ内槽
３０の内周面の２つの洗たく物反転用突条３４が内槽３
０の回転軸線Ｘ−ｘよりも下方において、回転軸線Ｘ−
ｘを通る垂直面に対し左右対称に配置された位置で、内
槽３０の回転を停止させるようになっている。

この実施例では前記磁石１０２、中槽位置センサ１０３
、磁石１０４、内槽位置センサ１０５等によりケース本
体１の開口３と内槽３０の開口３６とが合致したか否か
を検出する検出手段を構成している。

なお、前記蓋体３７の開放状態が判別された場合は前記
ソレノイド９によるロック部材７のロックや洗たく機の
運転が不可能になるように楕成されている。

（本体開閉蓋の開閉検出構成） 第１図に示すように、若スイッチ１４８は前記本体開閉
１１４に対向して本体カバー２内に配設され、本体開閉
ｆｆ４が開放状態より所定角度位置まで閉じられたとき
、この堡スイッチ１４８から検出信号が出力される。第
２図に示すように若ロックスイッチ１４９はロック部材
７に対向して本体カバー２内に配設され、ロック部材７
により本体開閉蓋４が閉鎖位置にロックされたとき、こ
の若ロックスイッチ１４９から検出信号が出力される。

（制御回路の構成） 第５図に示すように、中央処理装置（ＣＰＵ）１１１は
制御手段を楕成し、脱水乾燥洗たく機全体の動作を制御
するためのプログラム、洗たく、すすぎ、脱水及び乾燥
の各動作時間の設定データ等を記憶するためのメモリを
内蔵している。このＣＰＵＩＩＩには、前記中槽位１セ
ンサ１０３及び内槽位置センサ１０５からコンパレータ
１２４゜１２５を介して回転位置検出信号が入力される
。

又、ＣＰＵＩＩには前記益スイッチ１４８及び蓋ロツク
スイッチ１４９がらコンパレータ１２６゜１２７を介し
て開閉蓋の開閉信号及び蓋ロツク信号、ロック解除信号
が入力される。

一方、前記種部動用モータ５１の主巻１１５１ａと補助
巻線５１ｂ、給水装Ｗ８１の給水弁を開閉するためのソ
レノイド１１２、排水弁８５の開閉並びにクラッチ爪７
２の係脱を行うためのソレノイド１１３．１１０ツク部
材７を係脱するためのソレノイド１１４、温風供給装置
９４のファン用モータ９６及び加熱用ヒータ９８は、交
流電源回路１１５にトライアック１１６〜１２２を介し
てそれぞれ並列に接続されている。そして、各トライア
ック１１６〜１２２のゲート端子には、ＣＰＵ１１１か
らドライバー１２３及び抵抗等を介して作動信号が出力
される。

（動作の概要） 次に、上記のように構成された脱水乾燥洗たく機の動作
の概要を、第６図に従って説明する。

まず、本体開閉蓋４及び内槽蓋体３７を開放した状態で
、内槽３０内に洗たく物を投入した後、内槽Ｍ＃３７及
び本体開閉蓋４を閉じて、図示しないスタートスイッチ
を操作すると、ＣＰＵｌｌ１の制御のもとて第６図のタ
イムチャートに示す一連の動作が順次自動的に遂行され
る。すなわち、（ａ）給水装置８１による給水動作 （ｂ）第１駆動機ｌｌｌ１７６による内！３０の回転に
基づく洗たく動作 （ｃ）排水弁８５の開放による排水動作（ｄ）第２駆動
Ｉｌ梢７７による中槽２１の回転に基づく脱水動作 （ｅ）給水装！８１による給水動作 （ｆ）給水装置８１による給水及び第１駆動ＦＲ横７６
による内槽３０の回転に基づくすすぎ動作（ｇ）排水弁
８５の開放による排水動作（ｈ）第２駆動機構７７によ
る中槽２１の回転に基づく脱水動作 （ｉ）温風供給装置９１１による温風供給及び第１駆動
ｖ１横７６による内槽３０の回転に基づく乾燥動作 （動作の詳細） 次に、前記の各動作（ａ）〜（ｉ）について詳細に説明
する。

（ｆＮの閉鎖ｆｌＩ認動作） そこで、まず動作開始時における本体開閉器４および内
槽ｎ体３７の閉鎖確認動作を、第７図の７！７−チャー
トに従って詳述する。

さて、内槽３０内に洗たく物を投入して内Ｗ４廿体３７
を閉じた後、本体開閉蓋４を開放状態から所定角度（閉
鎖位置に対し約３〜５度）まで閉じると、萱スイッチ１
４８が検知作動され、この検知作動から所定時間（約０
．５秒Ｎ＆４：ｌ：ｆｉロック用ソレノイド９がオンさ
れて、ロック部材７が本体開閉蓋４と係合可能な状態に
なる（ステップＳ１およびＳ２）、そして、本体開閉器
４が閉鎖位置に配置されると、第１図および第２図に示
すように、ロック部材７が本体開閉Ｍ４に係合して、本
体開閉器４が閉鎖位置にロックされ、前述した一連の動
作が終了するまでこのロック状態に保持される。

前記ソレノイド９の励磁から所定時間（約０５秒）擾に
、蓋ロツクスイッチ１４９により本体開閉′Ｍ４のロッ
ク確認動作が行われ、ロック状態にないときには、ソレ
ノイド９がオフされた後に前記ステップＳ１に戻る（ス
テップＳ３およびＳ４）、また、ロック状態にあるとき
には、若スイッチ１４８の作動状態が再び確認され、作
動状態にないときにはステップＳ１に戻る（ステップＳ
５）、従って、本体開閉蓋４の閉鎖状態は、前記両スイ
ッチ１４８，１４９によって二重に確認されることにな
る。

そして、前記益スイッチ１４８の動作状態が再確認され
た後、磁石１０４．内槽位置センサ１０５により内槽ｎ
体３７が閉鎖位置にあるか否かが確認され、蓋体３７が
係止部材４３により閉鎖位置に係止保持されている場合
には、動作が次工程へと進行する（ステップＳ６）、Ｗ
体３７が閉鎖位置に完全に係止保持されていないで、第
４図に示すように開放されている場合には、その開放状
態が磁石１０４．内槽位置センサ１０５により検出され
て、圧電ブザー（図示時）の作動等によりＷ常表示が行
われる（ステップＳ７）。

（洗たく、すすぎ、脱水、乾燥動作） さて、前述のように本体開閉蓋４及び蓋体３７がともに
閉鎖され、かつ予め内槽３０内に洗たく物を収容した状
態で洗たくを行う場合には、図示しないスイッチを操作
すると自動的に排水弁８５か閉鎖され、かつバネクラッ
チ７１が遮断状態になって、第１駆動Ｒ楕７６が形成さ
れると共に一ブレーキ体７５が制動状態になって中槽２
１の回転が規制される。この状態で、給水装置８１の給
水弁が開放されて、給水口８２から外槽１５内に水が供
給される。そして、外槽１５内の水位が内槽３０の内部
に達して通常水位Ｗｎになったとき、摺部動用モータ５
１が回転され、第１駆動機構７６を介して内槽３０が水
平軸線Ｘ−Ｘの周りで回転されて、洗たく動作が開始さ
れる。

この洗たく動作中には、洗たく物を収容した球形状の内
槽３０が水平軸ａＸ−Ｘの周りで回転され、その回転に
ともない複数の反転用突条３４゜４０等によって洗たく
物が転動されながら、いわゆる叩き洗いが行われる。そ
のため、洗たく時の使用水量が少なくてよい、また、洗
たく物に捩れや絡み合いがほとんど生じないので、洗た
く物に傷みを生じることもほとんどなく洗たく動作を効
果的に行うことができ、しかも、洗たく動作の終了後に
、洗たく物の捩れや絡み合いを修正するという面倒な作
業を必要とせず、洗たく動作から排水動作及び脱水動作
へと自動的に移行することができる。

また、洗たく物の洗たく後にすすぎが行われる場合には
、前記洗たく時と同様に、摺部動用モータ５１により、
第１駆動機楕７６を介して内槽３０が回転される。また
、給水装置８１の給水弁の開放により、給水口８２から
内槽３０の外周上面に向けて水が供給されると共に、外
槽１５内のずすぎ水が図示しない溢水口及び溢水ポース
８７を通って排出されて、水位が一定に保たれる。従っ
て、すすぎ水が順次入れ替えられながら、給水［１８２
からの水によって、内槽３０の外周面に付着している泡
及び内槽３０内の洗たく物に付着している泡が効果的に
洗い流される。

さらに、洗たく物の洗たくやすすぎの終了後に脱水が行
われる場合には、バネクラッチ７１が連結状態にされて
第２駆動Ｒ横７７が形成されると共に、ブレーキ体７５
が非制動状態にされて中槽２１の回転が許容される。こ
の状態で、種卵動用モータ５１が回転されると、第２駆
動ｔＲ横７７を介して中＄１２１が内槽３０と一体的に
垂直軸線Ｙ−Ｙの周りで高速回転されて、洗たく物の脱
水が行われる。従って、洗たく動作またはすすぎ動作か
ら脱水動作への移行を、槽の姿勢を変更することなく、
洗たく物を収容した内槽３０の回転軸線を水平軸線Ｘ−
Ｘから垂直軸線Ｙ−Ｙに変更することによって、短時間
にかつ円滑に行うことができる。

また、洗たく物の脱水後に乾燥が行われる場合には、前
記洗たく時と同様に、種卵動用モータ５１により第１駆
動ａ楕７６を介して内槽３０が水平軸線Ｘ−Ｘの周りで
回転されると共に、ファン用モータ９６及び加熱用ヒー
タ９８の通電により。

′ＪＡＭ供給装置９４の温風発生源９５から温風が発生
され、その温風が連結筒体１００、温風供給通Ｆ！！！
９９−送風口１０１及び後方軸部３１を介して内槽３０
内に供給されて、各小孔３５から排出される。従って、
洗たく物を転動させながら、その洗たく物にｍ風をあて
て乾熱動作を効果的に行うことができる。

そして、この乾燥動作時には、内槽３０内の高ｉ１４％
湿の空気が、外槽１５に設けられた温風排気口兼用の図
示しない溢水口から、溢水ホース８７を経て拡張冷却室
８８内に導かれ、その溢水ホース８７、拡張冷却室８８
等において冷却及び除湿された後、排水ホース８６を通
して外部に排出される。

（中槽の定位１停止動作） 次に、前記脱水動作の終了時等における中槽２１の定位
置停止動作を、第８図のフローチャートに従って詳述す
る。

さて、脱水動作の終了時等において、摺部動用モータ５
１が停止されて、中槽２１の惰性回転数が低くなると、
その回転低下を見越した所定時間後に、排水弁及びクラ
ッチ用ソレノイド１１３がオフされて、ブレーキ体７５
が制動状態になり、中横２１の回転が制動停止される（
ステップＳｌ及びＳ２）、この状態で、中槽位置センサ
１０３による磁石１０２の検出動作が行われ、所定時間
（約１秒）内に検出信号が入力されない場合には、中槽
２１が停止されたものとして、前記ソレノイド１１３の
オンにより、ブレーキ体７５が非制動状態に切り換えら
れる（ステップＳ３及びＳ４）。

その後、主巻＠　５１　ａ側のトライアック１１６の所
定時間おきのオンオフ（例えば、０．１秒オン、２秒オ
フ）により、モータ５１が正転インチング運転され、中
槽２１が低迷度で寸動回転される（ステップＳ５）、こ
の回転状態で、中槽位置センサ１０３の検出動作が行わ
れ、検出信号が入力されると、前記ソレノイド１１３が
オフされて、ブレーキ体７５が制動状態になり、中槽２
１の回転が制動停止される（ステップＳ６及びＳ７）。

そして、この停止状態において、中槽位置センサ１０３
の検出動作が行われ、中１２１が所定位置に停止されて
いる場合には、次工程の動作へと移行され、所定位置に
停止されていない場合にはステップＳ３に戻って、前記
の定位置停止動作が繰り返される（ステップＳ８）。

ところで、この中槽２１の定位置停止動作においては、
第１図に示すように、送風口を兼用する中槽２１の後方
軸受部２８及び内槽３０の後方軸部３１が外槽１５の送
風口１０１と合致した位置に配置される。従って、脱水
動作の終了時に・おいて、温風供給装置９４の温風供給
源９５が温風供給通路９つ、送風口１０１、後方軸受部
２８及び後方軸部３１を介して内槽３０の内部に連結さ
れた状態となり、この状態で乾燥動作へ円滑に移行する
ことができる。

（内槽の定位置停止動作） 次に、前記洗たく及び乾煤動０・の終了時等における内
槽２１の定位置停止動作を、第９図のフｔ７−ヂヤート
に従って詳述する。

さて、洗たく及び乾燥動作の終了時等において、摺部動
用モータ５１が停止されて、内槽３０か・ｍ性回転の後
に停止されると、その惰性回転終了を晃越した所定時間
（約２秒）後に、主巻線５１ａ側のトライアック１１６
の所定時間おきのオンオフ（例えば、０．１秒オン、２
秒オフ）により、モータ５１が」転インチング運転され
、内槽３０が低速度で寸動回転される（ステップＳ１及
びＳ２）、この回転状態で、内槽位１センサ１０５によ
る磁石１．０４の検出動作が行われ、検出信号が入力さ
れると、補助巻線５１ｂ側のトライアック１、１７のａ
続オンにより逆相制動がかけられると共に、同継続オン
に基づくモータ５１の逆転を波運転により、内槽３０が
停止後超低速で逆方向にわずかに回転されてオーバーラ
ンが修正される（ステップＳ３及びＳ４）。

この回転状態で、内槽位置センサ１０５による磁石１０
４の検出動作が行おれ、検出信号が入力されると、モー
タ５１が停止されて内槽３０の回転が停止される（ステ
ップＳ５及びＳ６）、そして、このモータ停止から所定
時間（約１秒）後に、内槽位置センサ１０５の検出動作
が再び行われ、検出信号が入力された場合には、内槽３
０が所定位置に停止されたものとして、次工程の動作へ
と移行される（ステップ７）。

位置センサ１０５の再検出動作（ステップ８７）時に検
出信号が入力されない場合、すなわち、洗たく物の偏在
等の原因によりモータ停止後内槽３０が回転した場合に
は、主巻線５１ａ側のトライアック１１６の継続オンに
基づくモータ５１の正転半波運転により、内槽３０が超
低速で正方向に回転される（ステップＳ８）。この回転
状態で、内槽位置センサ１０５の検出動作が行われ、検
出信号が入力されると、モータ５１が停止されて内！ｅ
ｔ３０の回転が停止される〈ステップＳ９及び５１０）
、そして、このモータ停止から所定時間（約１秒）後に
、内槽位πセンサ１０５の検出動作が再び行われ、検出
信号が入力された場合には、内槽３０が所定位置に停止
されたものとして、次工程の動作へと移行される（ステ
ップ１］）。

次にステップ１２において中槽位置センサ１０３により
中［２１が定位１に停止していることか検出されると、
乾燥動作が終了したか舌か判別され、終了状態のときに
はロック用ソレノイド９がＯＦＦされ、ロック部材７の
ロックが解除され、開閉ｆｆ４が開放可能となる。

又、洗たく、すすぎあるいは脱水動作が終了したところ
で、開閉！１４を開けたいときも前述のような動作で両
開口３．３６が合致したときに、ソレノイド９がＯＦＦ
され、開閉蓋４が開放可能となる。

そして、前記内槽３０の定位置停止状態においては、第
１図に示すように、内１！ｇ３０のｎ体３７が外槽カバ
ー１６の開口１７と合致した位置に配置される。従って
、乾燥動作の終了時等において、本体開閉蓋４を開放さ
せた後に、開口１７を介して内槽蓋体３７を支障なく開
放させることができ、内槽３０内の洗たく物を手作業で
内槽３０を修正回動させなりすることなく容易に取り出
すことができる。又、開閉蓋４の開放状もで内Ｗ！３０
を手動により回動して位置合せする面倒な作業が不要と
なる。

［変形例］ なお、この発明は前記実施例の構成に限定されるもので
はなく、次のように変更して具体化することも可能であ
る。

（１）中槽２１を金網等によりほぼ円筒状に形成し、周
壁の網目を水抜き部としたり、複数個の支柱等を組み合
わせてほぼ円筒状の枠組を形成し、その各支柱間の間隙
を水抜き部としたり、あるいは、ステンレス板等を有底
円筒状に形成して、その周壁及び底壁に水抜き孔を透設
すること。

（２）内槽３０を水平軸＆１Ｘ−Ｘに対し所定角度で傾
斜した傾斜軸線の周りで回転可能に支持すること。

（３）内槽３０を位置検出するための磁石１゜４を内槽
３０の蓋体３７上ではなく、内槽３ｏの本体上に設ける
こと。

〔発明の効果〕

この発明は、以上説明したように構成されているため、
洗たく動作や脱水動作の終了時等において、内槽の水平
軸線の周りでの回転、あるいは支持体及び内槽の垂直軸
線の周りでの一体回転を、検出することができ、支持体
や内槽を所定位置に停止させることができ、さらに内槽
を手動で回動する面倒な作業をなくして洗たく物の出し
入れを容易に行うことができるとい−う優れた効果を奏
す

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明を具体化した脱水乾燥洗たく機の一実
施例を示す側断面図、第２図はその脱水乾燥洗たく機の
一部を破断して示す平面図、第３図は内槽の蓋体部分を
拡大して示す部分断面図、第４図は同じ＜１１体を開放
した状態を示す部分断面図、第５図は制御回路を示す回
路図、第６図は動作の概要を示すタイムチャート、第７
図は内槽蓋体閉鎖確認動作を示すフローチャート、第８
図は中槽の定位置停止動作を示すフローチャート、第９
図は内槽の定位置停止動作を示すフローチャートである
。 ７・・・ロック部材、８・・・バネ、９・・・ソレノイ
ド、１５・・・外槽、１６・・・外槽カバー、２１・・
・支持体としての中槽、３０・・・内槽、３５・・・小
孔、７６・・・洗たく用駆動手段を構成する第１駆動ａ
横、７７・・・脱水用駆動手段を構成する第２駆動機楕
、１０２・・・開口の合致検出手段を構成する磁石、１
０３・・・開口の合致検出手段を構成する中槽位置セン
サ、１０４・・・開口の合致検出手段を構成する磁石、
１０５・・・開口の合致検出手段を構成する内槽位置セ
ンサ、１１１・・・制御手段としてのＣＰＵ、１４８・
・・蓋スィッチ、１４９・・・蓋ロツクスイッチ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、洗たく物を出し入れするための開口（３）と、その
   開口（３）を開閉可能な蓋体（４）とを有するケース本
   体（１）と、 そのケース本体（１）内に配置された外槽（１５）と、 その外槽（１５）内に垂直軸線（Ｙ−Ｙ）の周りで回転
   可能に支持された支持体（２１）と、その支持体（２１
   ）に水平軸線（Ｘ−Ｘ）若しくは水平軸線に対し所定角
   度で傾斜した傾斜軸線の周りで回転可能に支持され、周
   壁に小孔（３５）を透設すると共に、前記開口（３）に
   対向する開口（３６）と、その開口（３６）を開閉可能
   な蓋体（３７）とを有する内槽（３０）と、 前記内槽（３０）内部に水位が達するように外槽（１５
   ）内に水を収容すると共に、内槽（３０）内に洗たく物
   を収容した状態で、内槽（３０）を前記水平軸線（Ｘ−
   Ｘ）もしくは傾斜軸線の周りで回転させて洗たくを行う
   洗たく用駆動手段（７６）と、 前記内槽（３０）内に洗たく後の洗たく物を収容した状
   態で、前記支持体（２１）を内槽（３０）と一体的に前
   記垂直軸線（Ｙ−Ｙ）の周りで回転させて脱水を行う脱
   水用駆動手段（７７）と、前記内槽（３０）の開口（３
   ６）がケース本体（１）の開口（３）と合致したとき、
   それを検出する検出手段（１０２、１０３、１０４、１
   ０５）と、 前記ケース本体（１）の蓋体（４）を閉鎖状態にロック
   するロック手段（７、８、９）と、洗たく及び脱水の終
   了時において、前記検出手段（１０２、１０３、１０４
   、１０５）が前記内槽（３０）の開口（３６）とケース
   本体（１）の開口（３）との合致を検出していない場合
   には前記ロック手段（７、８、９）がロック解除しない
   ように制御する制御手段（１１１）と よりなる脱水洗たく機。