JPH03244493A - 洗たく機 - Google Patents

洗たく機

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Publication number
JPH03244493A
JPH03244493A JP2041606A JP4160690A JPH03244493A JP H03244493 A JPH03244493 A JP H03244493A JP 2041606 A JP2041606 A JP 2041606A JP 4160690 A JP4160690 A JP 4160690A JP H03244493 A JPH03244493 A JP H03244493A
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JP
Japan
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inner tank
tank
hemispherical
members
washing
Prior art date
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Pending
Application number
JP2041606A
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English (en)
Inventor
Kaoru Sakakibara
薫 榊原
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、洸たく物の洗た(、すすぎ等の各動作を実行
可能な洗たく機に関するものである。
[従来技術] 既に、この出願の発明者らは、以下に述べるような脱水
洗たく機を創案した。この脱水洗たく機は、ケース本体
内に水を収容可能な外槽を配設し、その外槽の内部には
垂直軸線の周りで回転可能な支持体を設けると共に、そ
の支持体には洗たく物を収容するためのほぼ球形状の内
槽を水平軸線の周りで回転可能に配設した構成となって
いる。
そして、洗たく物を収容した内槽の内部に水位が達する
ように、外槽内に水を供給した状態で、内槽を前記水平
軸線の周りで回転させることにより、洗たく物の洗たく
を行うようになっている。
また、外槽内の水を排出した後、支持体を内槽と一体的
に前記垂直軸線の周りで高速回転させることにより、洗
たく物の脱水を行うようになっている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記の脱水洗たく機においては、はぼ球
形状の内槽がほぼ三等分された一対の半球部材によって
構成され、その両生球部材の対向端縁部同士がネジによ
って固定されていたので、脱水、洗たく動作時の振動等
によってネジが次第に緩み、その結合強度か低下し、洗
たく物の転勤や、遠心力によって2つの半球部材の軸支
部を損傷したり、それ等の対向端縁部が分離する虞れが
あった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたも
のであり、その目的とするところは、はぼ球形状の内槽
の2つの半球部材の結合を、洗たく、脱水時の物理的な
力に充分耐えられるように確実に保持することができる
ようにすると共に、2つの半球部材の結合を容易に行な
うことができるようにその構成を簡略化することにある
[課題を解決するための手段] この目的を達成するために本発明の脱水洗たく機におい
ては、水を収容可能な外槽と、その外槽内に水平軸線若
しくは水平軸線に対し所定角度で傾斜した傾斜軸線の周
りで回転可能に支持され、周壁に多数の小孔が透設され
ると共に、洗たく物を収容可能な内槽とを備えた洗たく
機において、前記内槽を、その回転軸線方向にほぼ三笠
分割したほぼ半球形状の一対の半球部材によって構成し
、その一方の半球部材の対向端縁部には、複数個の凹部
を周方向に間隔を置いて設け、他方の半球部材の対向端
縁部には、前記一方の半球部材の各凹部にそれぞれ内側
から各別に嵌合する複数の凸部を設けたものである。ま
た、前記一方の半球部材に設けられた各凹部は、それぞ
れ円周方向に長い小判形に形成される。
[作用] 上記のように構成された洗たく機によれば、はぼ半球形
状の一方の半球部材の複数個の凹部に対して他方の半球
部材の各凹部を嵌合することにより、はぼ球形状の内槽
が構成される。そして、前記一方の半球部材に設けた各
凹部が円周方向に長い小判形であるので、洗たく、脱水
時に内槽に対し発生する物理的な力を複数個の凸部とそ
れに嵌合する凹部とで分散、吸収することができること
はもとより、それ等の半球部材の変形を小判形の孔の範
囲内で吸収することができる。
[実施例] 以下、本発明を具体化した一実施例を図面を参照して説
明する。
(ケース本体、外槽及び中槽の関連構成)第1図及び第
2図に示すように、ケース本体1は鉄板によりほぼ箱型
に形成され、その上部には洗たく物を出し入れするため
の開口3を有する本体カバー2が取着されている。本体
開閉蓋4は後端部において支軸5により本体カバー2の
開口3に開閉回動可能に取着され、その下面には蓋閉鎖
時に熱気や湿気あるいは騒音が外部に漏れるのを防止す
るためのパツキン6が取り付けられている。
ロック部材7は本体カバー2内の全部に設けられ、図示
しないソレノイドの作用により、閉鎖位置の本体開閉蓋
4に係合されて、その蓋4を閉鎖位置にロックする。
洗たく水を貯留するための外槽15は合成樹脂によりほ
ぼ有底円筒状に形成され、その四箇所において図示しな
い緩衝支持装置を介して前記ケース本体1内にその軸線
方向及び半径方向へ揺動可能に吊下げ支持されている。
外槽カバー16は外槽15の上部に取着され、その前部
上面には本体カバー2の開口3と対向する開口17が形
成されている。可撓性を有するシールド部材18は本体
カバー2の開口3と外槽カバー16の開口17との周縁
部間に装着され、前記外槽15の揺動にかかわらず常に
、両開口3.17間を気密状態に連結して、外槽15内
の熱気や湿気が外槽15とケース本体2との間に侵入し
ないようにしている。
支持体としての中槽21は合成樹脂により前記外槽15
とほぼ近似の有底円筒状に形成され、その上端部には環
状のバランサ22が取着されている。中槽21の底部中
央は補強用の鉄板性の支持板23により形成され、その
下面には土中空軸24が突出固定されている。そして、
中I!21は外槽15内において、土中空軸24を外槽
15の底部にシール部材25を介して貫通させた状態で
、軸受26により垂直軸線Y−Yの周りで回転可能に支
持されている。
水抜き部としての多数の小孔27は、中槽21の周壁及
び底壁並びに支持板23にそれぞれ所定間隔をおいて透
設されている。また、一対の軸受部28は、中槽21の
周壁のほぼ中間部に前後に対向して形成されている。
(内槽の関連構成) 内部に洗たく物を収容するための内槽30は合成樹脂で
半球状に成形された一対の半球部材30a、30bの端
縁部同志を接合することによりほぼ球状に形成され、そ
の両側外面には短円筒状の軸部31が一体に突出形成さ
れている。後方の軸部31には内槽30内の洗たく物の
飛び出しを防止するための保護網32が装着され、この
後方の軸部31及び軸受部28によって送風口が兼用さ
れている。また、前方の軸部31は蓋33によって閉塞
されている。そして、この両輪部31を中槽21の軸受
部28にそれぞれ嵌合させることにより、内槽30が中
槽21内において水平軸線X−Xの周りで回転可能に支
持されている。
第3図及び第6図に示されるように、内I!30を構成
する一方の半球部材30aの対向端縁部(後記出入口3
6の部分を除く)には、それぞれ円周方向に僅か長く形
成された略小判形の凹部30dが所定間隔置きに複数個
穿設される(本実施例の場合9個、この個数は内槽30
の大きさに応じて任意に設定できる)。また、他方の半
球部材30bの対向端縁部には、前記一方の半球部材3
0aの対向端縁部の略肉厚分だけ小径の小径端縁部30
eが設けられ、この小径端縁部30e(後記出入口36
の部分を除く)の外周面には、それぞれ前記一方の半球
部材30aの凹部30dに内側から各別に嵌合する複数
個の凸部30cが一体に突設される(本実施例の場合凹
部30dの個数と同じ)。
又、第4図及び第5図に示されるように、一対の洗たく
物反転用の突条34は内槽30の回転軸線とほぼ平行に
延びるように、内槽30の内周面に所定間隔をおいて一
体に形成され、この突条34の部分において、内槽30
の両手球部材30a。
30bがネジ45により固定される。洗たく物反転補助
用の複数のボス102は突条34と所定間隔をおいて平
行に延びるように、内槽30の内周面に形成され、この
ボス102の部分においても、内槽30の両手球部材3
0a、30bがネジ103により固定される。
更に、内槽30の内外の周壁面上には、補強用リブ46
,47が所定間隔置きに一体に形成される。
処で、前記一対の半球部材30a、30bを結合して球
形状の内槽30を構成する場合は、先ず、他方の半球部
材30bの出入口36に近い小径端縁部30eをその自
己保有弾力に抗して少し内側に撓ませ、この状態を維持
してその他方の半球部材30bの小径端縁部30eを一
方の半球部材30aの対向端縁部の内側に嵌入し、それ
等の各凹部30d及び凸部30cを嵌合させる。これに
よって両手球部材30a、30bが結合される。そして
、一対の突条34の部分にネジ45を螺合すると共に、
ボス102の部分にネジ103を螺合することにより球
体状の内槽30が完成する。この結果、その内槽30の
両手球部材30a、30bの境界部分は同一面にて連な
ると共に密着し、この部分に洗たく物等がはさみ込まれ
るようなことがない。
多数の孔35は内槽30の各半球部材30a。
30bの結合方向に向かって水平軸線X−Xと平行に延
びるように、各半球部材30a、30bの周壁に当接さ
れる。それ等の孔35は垂直軸線YY力方向径がほぼ等
しくされるが、第9図に示されるように、その開口面積
の大きさが内槽30の分割結合部に近付くほど実質的に
大きくなっている。洗たく物を出し入れするための出入
口36は本体カバー2の開口3及び外槽カバー16の開
口17と対向するように、前記内槽30の周壁に形成さ
れている。多数の小孔38を有する合成樹脂製の蓋体3
7は内槽30の出入口36に開閉回動可能に取着され、
バネ39により常に開放方向へ回動付勢されている。
洗たく物反転用の突条40は前記内槽30の内周面にそ
の回転軸線とほぼ平行に形成された部分突条41と連な
るように、蓋体37の内面に形成され、内槽30の他の
突条34と所定間隔をおいて対向配置されている。係止
部材42は中間部において支軸43により前記突条40
の外側凹部内に回動可能に支持され、図示しないバネに
より、常には出入口36の開口縁と係合する方向に付勢
されて、この係合により蓋体37を閉鎖位置に係止保持
する。
(内槽及び中槽の駆動構成) 被動歯車44は前記内槽30の一方の部材30aの外周
面に一体に形成されている。正逆回転可能な種部動用モ
ータ51は図示しないブラケット等を介して前記外槽1
5の下面に装着され、そのモータ軸にはモータ冷却用フ
ァン52を備えた駆動プーリ53が固定されている。
上申空軸54は前記土中空軸24の下方において同一軸
線上に位置するように、種部動用モータ51に支持板5
5及び軸受56を介して回転可能に支持され、歯車ケー
ス57を介して土中空軸24に連結されている。下回転
軸58は上申空軸54内に相対回転可能に支持され、そ
の下端には筒状のクラッチ継手59と、前記駆動プーリ
53にベルト60を介して連結される被動プーリ61と
がそれぞれ固定されている。
上回転軸62は支持メタルを介して前記土中空軸24内
に相対回転可能に支持され、その上端には傘歯車63が
固定されている。合成樹脂製の歯車カバー64は中槽2
1の内底部の支持板2?上にパツキン65を介して水密
状態で配設されている。横方向に伸びる伝達軸66は軸
受67を介して歯車カバー64内に回転可能に支持され
、その一端には歯車カバー64内において前記傘歯車6
3に噛み合う傘歯車68が固定されると共に、他端には
内槽30の下方においてその外周の被動歯車44に噛み
合う駆動歯車69が固定されている。
遊星歯車減速装置70は前記歯車ケース57内において
、下回転軸58と上回転軸62との間に設けられている
。なお、第1図においては、この遊星歯車減速装置70
の歯車の一部が省略して示されている。バネクラッチ7
1は前記上申空軸54及びクラッチ継手59に跨がって
設けられ、クラッチ爪72がクラッチハウジング73か
ら離脱されたときには、下回転軸58と上申空軸54と
がバネクラッチ71を介して作動連結され、クラッチ爪
72がクラッチハウジング73に係合されたときには、
下回転軸58と上申空軸54との連結が断たれる。ブレ
ーキドラム74は歯車ケース57の外周に設けられ、こ
のブレーキドラム74にブレーキ体75か接合されるこ
とにより、中槽21の回転が上下中空軸24.54と共
に制動される。
そして、洗たく時、すすぎ時及び乾燥時においては、バ
ネクラッチ71が遮断状態になるとともにブレーキ体7
5が制動状態になり、種部動用モータ51の回転が駆動
プーリ53、ベルト60、被動プーリ61、下回転軸5
8、遊星歯車減速装置70、上回転軸62、傘歯車63
.68、伝達軸66、駆動歯車69及び被動歯車44を
介して内槽30に減速状態で伝達されて、内槽30が水
平軸線X−Xの周りで回転される。
また、脱水時においては、バネクラッチ71が連結状態
になるとともにブレーキ体75が非制動状態になり、種
部動用モータ51の回転が駆動プーリ53、ベルト60
、被動プーリ61、下回転軸58、バネクラッチ71、
上申空軸54、歯車ケース57及び土中空軸24を介し
て中槽21に同速、同方向回転として伝達されて、中槽
21が内槽30と一体的に垂直軸線Y−Yの周りで高速
回転される。
なお、前記洗たく、すすぎ及び乾燥時における遊星歯車
減速装置70等を含む駆動系により、洗たく用駆動手段
及び乾燥用駆動手段としての第1駆動機構76が構成さ
れ、前記脱水時におけるバネクラッチ71等を含む駆動
系により、脱水用駆動手段としての第2駆動機構77が
構成されている。
(給水、排水及び溢水構成) 給水装置81は前記本体カバー2の内部に配設され、図
示しない給水弁と、内槽30の外周上面近傍位置にて開
口された給水口82とを有している。そして、給水時及
びすすぎ時において、給水弁の開放動作により給水口8
2から内槽30の外周上面及び内部に向けて給水が行わ
れる。
排水口84は前記外槽15の底部に設けられ、排水弁8
5を介して排水ホース86に連結されている。そして、
この実施例では、排水弁85が前記バネクラッチ71の
クラッチ爪72及びブレーキ体75と連動して開閉され
、洗たく時等において、バネクラッチ71が遮断状態で
ブレーキ体75が制動状態にあるときには、排水弁85
が閉鎖され、脱水時等において、バネクラッチ71が連
結状態でブレーキ体75が非制動状態にされたときには
、排水弁85が開放される。
溢水ホース87は外槽15の側壁に設けられた温風排気
口を兼用する図示しない溢水口に接続され、下端におい
て前記排水ホース86に接続されている。そして、すす
ぎに際して、前記給水装置81により外槽15内に給水
されたときには、静止時における通常水位Wnが第1図
に鎖線で示すように、溢水口と対応する位置に設定され
る。拡張冷却室88は溢水ホース87の途中に設けられ
、この拡張冷却室88、前記排水ホース86及び溢水ホ
ース87は乾燥時において溢水口から溢水ホース87を
通って排出される高温多湿の空気の冷却や除湿を行う。
(温風供給装置の構成) 加熱手段としての温風供給装置94を構成する温風発生
源95は、前記外槽15、中槽21及び内槽30よりも
上方においてケース本体1と本体カバー2との間に支持
され、ファン用モータ96、ファン97及び加熱用ヒー
タ98を有している。
温風供給装置94の温風供給通路99は外槽15及び外
槽カバー16の後面に一体に形成され、可撓性を有する
蛇腹状の連結筒体100を介して、温風発生源95に連
結されている。送風口101は前述した送風口を兼用す
る中槽21の後方軸受部28及び内槽30の後方軸部3
1と近接して対向するように、温風供給通路99の下端
にて外槽15の後壁に形成され、洗たく物の乾燥時に、
温風供給装置94から供給される温風が、この送風口1
01から後方軸受部28及び後方軸部31を通って内槽
30内へ導入される。
(動作) 次に、上記のように構成された脱水乾燥性たく機の動作
の概要を、第7図に従って説明する。
まず、本体開閉蓋4及び内槽蓋体37を開放した状態で
、内槽30内に洗たく物を投入した後、内槽蓋体37及
び本体開閉蓋4を閉じて、図示しないスタートスイッチ
を操作すると、図示しない制御装置によって第7図のタ
イムチャートに示す一連の動作が順次自動的に遂行され
る。すなわち(a)給水装置81による給水動作 (b)第1駆動機構76による内槽30の回転に基づく
洗たく動作 (c)排水弁85の開放による排水動作(d)第2駆動
機構77による中槽21の回転に基づく脱水動作 (e)給水装置81による給水動作 (f)給水装置81による給水及び第1駆動機構76に
よる内槽30の回転に基づくすすぎ動作(g)排水弁8
5の解放による排水動作(h)第2駆動機構77による
中槽21の回転に基づく脱水動作 (i)温風給水装置94による温風供給及び第1駆動機
構76による内槽30の回転に基づく乾燥動作 なお、上記の各動作(a)〜(i)の間においては、図
示しないセンサからの検出信号に基づいて、前記制御装
置による中槽21若しくは内槽30の第1図の状態の位
置決めが行われる。
次に、上記の各動作について詳細に説明する。
さて、内槽30内に洗たく物を収容した状態で洗たくを
行う場合には、排水弁85が閉鎖され、かつバネクラッ
チ71が遮断状態になって、第1駆動機構76が形成さ
れると共に、ブレーキ体75が制動状態になって中槽2
1の回転が規制される。この状態で、給水装置81の給
水弁が開放されて、給水口82から外槽15内に水が供
給される。そして、外槽15内の水位が内槽30の内部
に達して通常の洗濯水位(すすぎ水位Wnよりも低い)
になったとき、種部動用モータ51が回転され、第1駆
動機構76を介して内槽30が水平軸線X−Xの周りで
回転されて、洗たく動作が開始される。
この洗たく動作中には、洗たく物を収容した球形状の内
槽30が水平軸線X−Xの周りで回転され、その回転に
ともない複数の反転用突条34゜40等によって洗たく
物か転動されながら、いわゆる叩き洗いが行われる。そ
のため、洗たく時の使用水量か少なくてよい。また、洗
たく物に捩れや絡み合いがほとんど生じないので、洗た
く物に傷みを生じることもほとんどなく洗たく動作を効
果的に行うことができる。そして、内槽30の水にひた
る下方部分の番孔35は、水平軸線X−Xに近い番孔3
5と垂直軸線Y−Y方向の径がほぼ等しいにも拘らず、
その開口面積が第7図からも明らかな如く実質的に大で
あるから、内槽30内への水の侵入作用及び内槽30か
ら外側への水抜は作用が極めて円滑かつ迅速に行なわれ
、従って、水がいつまでも内槽30内に残っていること
により内槽30の駆動負荷が必要以上に大になるとか、
逆に、内槽30内への水の侵入量が少なすぎて洗たく効
果を低下させる等のことかなく、常に洗たく作用を効率
的に行なうことができる。しかも、洗たく動作の終了後
に、洗たく物の捩れや絡み合いを修正するという面倒な
作業を必要とせず、洗たく動作から排水動作及び脱水動
作へと自動的に移行することができる。
また、洗たく物の洗たく後にすすぎが行われる場合には
、前記洗たく時と同様に、種部動用モータ51により、
第1駆動機構76を介して内槽30が回転される。また
、給水装置81の給水弁の開放により、給水口82から
内槽30の外周上面に向けて水が供給されると共に、外
槽15内のすすぎ水が図示しない溢水口及び溢水ホース
87を通って排出されて、水位が一定に保たれる。従っ
て、すすぎ水か順次入れ替えられながら、給水口82か
らの水によって内槽30の外周面に付着している泡及び
内槽30内の洗たく物に付着している泡か効果的に洗い
流される。
さらに、洗たく物の洗たくやすすぎの終了後に脱水が行
われる場合には、バネクラッチ71か連結状態にされて
第2駆動機構77が形成されると共に、ブレーキ体75
が非制動状態にされて中槽21の回転が許容される。こ
の状態で、種部動用モータ51が回転されると、第2駆
動機構77を介して中槽21か内槽30と一体的に垂直
軸線YYの周りで高速回転されて、洗たく物の脱水が行
われる。従って、洗たく動作またはすすぎ動作から脱水
動作への移行を、槽の姿勢を変更することなく、洗たく
物を収容した内槽30の回転軸線を水平軸線X−Xから
垂直軸線Y−Yに変更することによって、短時間にかつ
円滑に行うことができる。
この場合も、内槽30の下方部分の番孔35の下方面積
が実質的に大であるので、内槽30から外側への水抜は
作用が際めで円滑かつ迅速に行なわれ、水がいつまでも
内槽30内にとどまるようなことがない。
また、洗たく物の脱水後に乾燥が行われる場合には、前
記洗たく時と同様に、種部動用モータ51により第1駆
動機構76を介して内槽30が水平軸線X−Xの周りで
回転されると共に、ファン用モータ96及び加熱用ヒー
タ98の通電により、温風供給装置94の温風発生源9
5から温風が発生され、その温風が連結筒体100、温
風供給通路99、送風口101及び後方軸部31を介し
て内槽30内に供給されて、各小孔35から排出される
。従って、洗たく物を転勤させながら、その洗たく物に
温風をあてて乾燥動作を効果的に行うことができる。
そして、この乾燥動作時には、内槽30内の高温多湿の
空気が、外槽15に設けられた温風排気日並用の図示し
ない溢水口から、溢水ホース87を経て拡張冷却室88
内に導かれ、その溢水ホース87、拡張冷却室88等に
おいて冷却及び除湿された後、溢水ホース86を通して
外部に排出される。
さて、この脱水乾燥法たく機においては、内槽30がそ
の回転軸線方向(X −X)に分割したほぼ半球形状の
一対の半球部材30a、30bよりなり、それら半球部
材30a、30bをその対向端縁において互いに結合す
ることにより、はぼ球形状の内槽30を容易に製作する
ことができる。
前記結合は、他方の半球部材30bの小径端縁部30e
の外周壁面上に一体的に形成された凸部30Cを、一方
の半球部材30aの対向端縁部に設けられた小判形の各
凹部30dに嵌合することによって行われ、さらに複数
のネジ45,103により固定されて内槽30が構成さ
れているため、洗たく、すすぎ、脱水の各動作時に洗た
く物によって内槽30に加えられる力が各半球部材30
a。
30bの複数箇所の嵌合部分によって分散吸収され、両
半球部材30a、3Qbを固定しているネジ45への力
の集中をできるだけ少なくし、内槽30の損傷を防止す
ることができる。
[発明の効果] 以上詳述したことから明らがなように、本発明によれば
、はぼ球形状の内槽を2つの半球部材に分割し、それら
を複数組の凹、凸部の嵌合によって結合構成しているた
め、その嵌合部に対して洗たく、すすぎ、脱水の各動作
時に洗たく物の遠心力等が作用しても両半球部材の結合
を確実に保持することができる。しがち、その結合は前
記凹。
凸部を嵌合する簡単な操作で実行できると共に、その構
成を簡略化できる。又、前記各凹部を円周方向に長いほ
ぼ小判形に形成したので、凹、凸部の配置位置が円周方
向に多少狂ってもこれに対処できることはもとより、嵌
合部分に加わる力を複数箇所によって分散させることが
できると共に、凹部内で凸部が多少変位できることによ
り前記力を吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第7図までは本発明を具体化した実施例を示
すもので、第1図は洗たく機の側断面図、第2図は洗た
く機の一部を破断して示す正面図、第3図は内槽の嵌合
部の一部を拡大して示す部分斜視図、第4図は内槽の突
条部におけるネジ止め構成を示す部分断面図、第5図は
内槽の突条部間におけるネジ止め構成を示す部分断面図
、第6図は一対の半球部材を分離して示す側面図、第7
図は動作の概要を示すタイムチャートである。 図中、15は外槽、30は内槽、30a、30bは半球
部材、30cは凸部、30dは凹部、35は小孔、X−
Xは水平軸線である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、水を収容可能な外槽(15)と、その外槽(15)
    内に水平軸線(X−X)若しくは水平軸線(X−X)に
    対し所定角度で傾斜した傾斜軸線の周りで回転可能に支
    持され、周壁に多数の小孔(35)が透設されると共に
    、洗たく物を収容可能な内槽(30)とを備えた洗たく
    機において、前記内槽(30)を、その回転軸線方向に
    ほぼ二等分割したほぼ半球形状の一対の半球部材(30
    a,30b)によって構成し、 その一方の半球部材(30a)の対向端縁部には、複数
    個の凹部(30d)を周方向に間隔を置いて設け、他方
    の半球部材(30b)の対向端縁部には、前記一方の半
    球部材(30a)の各凹部(30d)にそれぞれ内側か
    ら各別に嵌合する複数の凸部(30c)を設けたことを
    特徴とする洗たく機。 2、前記一方の半球部材(30a)に設けられた各凹部
    (30d)は、それぞれ円周方向に長いほぼ小判形に形
    成したことを特徴とする請求項1に記載の洗たく機。
JP2041606A 1990-02-22 1990-02-22 洗たく機 Pending JPH03244493A (ja)

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