JPH0337094A - 脱水洗たく機 - Google Patents

脱水洗たく機

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JPH0337094A
JPH0337094A JP1173741A JP17374189A JPH0337094A JP H0337094 A JPH0337094 A JP H0337094A JP 1173741 A JP1173741 A JP 1173741A JP 17374189 A JP17374189 A JP 17374189A JP H0337094 A JPH0337094 A JP H0337094A
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JP
Japan
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inner tank
tank
washing
axis
support
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Pending
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JP1173741A
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English (en)
Inventor
Fumio Nakamura
文夫 中村
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は洗たく物の洗たく及び脱水の動作を行うことが
できる脱水洗たく機に関するものである。
[従来の技術] 従来、洗たく機の典型的な構成としては、次の2つのタ
イプが知られている。まず、第1のタイプは、水槽と、
その水槽内に垂直軸線の周りで回転可能に支持され、周
壁に多数の小孔を透設した脱水槽と、その脱水槽内に垂
直軸線の周りで回転可能に支持された撹拌翼とを備え、
撹拌翼の回転により、洗たく物の洗たくを行うと共に、
脱水槽の高速回転により、洗たく後の洗たく物の脱水を
行うようにした脱水洗たく機である。また、第2のタイ
プは、水槽と、その水槽内に水平軸線の周りで回転可能
に支持され、周壁に多数の小孔を透設した回転ドラムと
を備え、水槽内に水を収容した状態で回転ドラムを回転
させることにより、回転ドラム内の洗たく物の洗たくを
行うようにした洗たく機である。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、前記第1のタイプにおいては、水槽内の
水に洗たく物を浸した状態で、それらを撹拌翼により撹
拌して水流により洗たくを行うものであるため、洗たく
時に多量の水が必要であり、しかも、洗たく動作にとも
なって洗たく物に捩れや絡み合いが生じやすく、洗たく
動作の終了後に、この洗たく物の捩れや絡み合いを修正
しないと、脱水槽の重心バランスがくずれて脱水動作が
円滑に行われず、洗たくおよび脱水の動作を連続して行
うことができないことがたびたびあった。
また、前記第2のタイプにおいては、回転ドラムを水平
軸線の周りで回転させて水流によらず洗たく物を転勤さ
せることにより、洗たくを行うものであるため、第1の
タイプに比較して、洗たく時の使用水量が少なくなると
共に、洗たく物の捩れや絡み合いも少なくなる。ところ
が、この第2のタイプでは、洗たく動作の終了時に、洗
たく物が自身の重量により回転ドラム内の下部に偏在し
て、回転ドラムの重心バランスがくずれた状態になるた
め、このままの状態で回転ドラムを水平軸線の周りで高
速回転させて、脱水動作を行うと大きな振動や騒音の発
生の原因となっていた。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたも
のであり、その目的とするところは、洗たく物に捩れや
絡み合い及び布いたみ等が生じることを少なくすると共
に、洗たく終了後の洗たく物の偏在を少なくして、重心
バランスのくずれを少なくすることによりただちに脱水
動作に移行できる脱水洗たく機を提供することにある。
さらに、この発明の目的とするところは、洗たく物を収
容するための球形状の内槽を合成樹脂等により容易に成
形すると共に、内槽を支持体内に簡単な構成で支持し、
かつ、球形状の内槽の軸部を支持体の外周面より突出さ
せない構成とすることにより、支持体の外周部に配置す
る外槽の内径や外槽を収容する本体ケースを大きくしな
い構造の脱水洗たく機を提供することにある。
[課題を解決するための手段] この目的を達成するために本発明の脱水洗たく機におい
ては、外槽と、その外槽内に垂直軸線の周りで回転可能
に支持された支持体と、その支持体に水平軸線若しくは
水平軸線に対し所定角度で傾斜した傾斜軸線の周りで回
転可能に支持され、周壁に多数の小孔を透設した略球形
状の内槽と、前記内槽内部に水位が達するように外槽内
に水を収容すると共に、内槽内に洗たく物を収容した状
態で、内槽を前記水平軸線若しくは傾斜軸線の周りで回
転させて洗たくを行う洗たく用駆動手段と、前記内槽内
に洗たく後の洗たく物を収容した状態で、内槽を水平軸
線若しくは傾斜IIII線の周りで回転させることなく
支持体を内槽と一体的に前記垂直軸線の周りで高速回転
させて脱水を行う脱水用駆動手段とを備え、前記内槽は
ほぼ半球形状の一対の部材をその対向端縁において互い
に結合して構成し、両部材の半球頂部外面には支持体に
回転可能に支持するための軸部を一体的に突出形成し、
前記各軸部の外側端面を前記支持体の外周面の外側に突
出しないように設定したものである。
[作用] 上記の構成を有する本発明の脱水洗たく機においては、
外槽内に水が収容されると共に、内槽内に洗たく物が収
容された状態で、内槽が水平軸線若しくは傾斜軸線の周
りで回転されて、洗たく物の洗た(が行われる。また、
内槽内に洗たく後の洗たく物が収容された状態で、支持
体が内槽と−体的に垂直軸線の周りで高速回転されて、
洗たく物の脱水が行われる。更に、この脱水洗たく機で
は、球形状の内槽を一対のほぼ半球形状の部材に分割し
て合成樹脂等により簡単に成形することができると共に
、その半球頂部外面に軸部を一体に形成することができ
、しかも、内槽の半球頂部外面に突出させた軸部の長さ
のために外槽の内周径や本体ケースを大きくすることな
く、両軸部により内装を支持体内に回転可能に支持する
ことができる。
[実施例コ 以下、本発明を具体化した一実施例を図面を参照して説
明する。
(本体ケース及び外槽の関連構成) 第1図および第2図に示すように、本体ケース1は鉄板
によりほぼ箱型に形成され、その上部には洗たく物を出
し入れするための開口3を有する合成樹脂製の本体カバ
ー2が取着されている。合成樹脂製の本体開閉蓋4は後
端部において支軸5により本体カバー2の開口3に開閉
回動可能に取着され、その前部上面には手掛は部6が設
けられると共に、下面には蓋閉鎖時に熱気や湿気あるい
は騒音が外部に漏れるのを防止するためのパツキン7が
取り付けられている。ロック部材8は本体カバー2内の
前部に設けられ、図示しない蓋ロツク用ソレノイドの励
磁に伴い閉鎖位置の本体開閉蓋4に係合されて、その本
体開閉蓋4を閉鎖位置にロックする。
洗たく水を貯留するための外槽15は合成樹脂によりほ
ぼ有底円筒状に形成され、その四箇所において図示しな
い緩衝支持装置を介して前記本体ケース1内に揺動可能
に吊下支持されている。合成樹脂製の外槽カバー16は
外槽15の上部に取着され、その前部上面には本体カバ
ー2の開口3と対向する開口17が形成されている。可
撓性を有するシールド部材工8は本体カバー2の開口3
と外槽カバー16の開口17との間に装着され、前記外
槽15の揺動にかかわらず常に、両開口3゜17間を気
密状態に連結して、外槽15内の熱気や湿気が外槽15
と本体ケース2との間に侵入しないようにしていると共
に、外槽15の振動が本体ケース1及び本体カバー2に
伝達されないようになっている。
(中槽の関連構成) 第1図および第2図に示すように、支持体としての中槽
26は合成樹脂により前記外槽15と近似のほぼ有底円
筒状に且つ下部が中心側に向かって下降傾斜するように
形成され、その上端部には環状のバランサ27が取着さ
れている。中槽26の底部中央は補強用の鉄板製の支持
板28により形成され、その下面には下方へ延びる土中
空軸2つが突出固定されている。そして、中槽26は外
槽15内において、土中空軸29を外槽15の底部にシ
ール部材30を介して貫通させた状態で、軸受31によ
り垂直軸線Y−Yの周りで回転可能に支持されている。
多数の環状凹部32は前記中槽26の周壁を補強するた
めに、中槽26の外周面に上下方向へ所定間隔おきに形
成されている。水抜き部としての多数の小孔33は水平
方向へ延びるように、環状凸部32間において中槽26
の周壁に当接されている。また、多数の水抜き孔34は
垂直方向へ延びるように、中槽26の底壁および支持板
28に当接され、前記小孔33よりも大径状に形成され
ている。
第1図〜第6図に示すように、一対の平板部35は前記
中槽26の周壁の下半部両側に設けられ、この平板部3
5によって中槽26の下半部が横断面略小判形となるよ
うに構成されている。また、中槽26の上半部は円筒形
に構成されている。
対の軸受部36は中槽26の上下方向はぼ中央部におい
て平板部35の上端外面に突出形成され、その内側上端
が中槽26内の上半部に向けて開口されている。摩擦係
数の小さい耐摩耗性合成樹脂よりなる帯状の低摩擦部材
37は軸受部36の下部内周面に固定され、後記内槽4
1の軸部43を支持している。
(内槽の関連構成) 第1図、第2図及び第7図〜第9図に示すように、洗た
く物を収容するための内槽41は合成樹脂よりなる一対
のほぼ球形状の部材42a、42bをその対向端縁にお
いて互いに結合固定し、全体として略球形状となるよう
に構成されている。
一対の短縁筒状の軸部43は前記両部材42a。
42bの半球頂部外面に水平方向に向かって一体に突出
形成され、一方の軸部43には内槽41内の洗たく物の
飛出しを防止するための保護網44が装着されて、この
一方の軸部43および軸受部36により送風口が兼用さ
れると共に、他方の軸部43の開口は蓋板45により塞
がれている。
そして、前記両軸部43の先端間の間隔が中槽26の上
半部の内径よりも若干小さくなるように構成されると共
に、内槽41の両軸部43の基端部の間隔は平面部43
a、43bにより中槽26の両手板部35間の間隔とほ
ぼ同一となるように構成されている。このため、内槽4
1を中槽26内にその上方から挿入すれば、両軸部43
を中槽26の軸受部36にそれぞれ嵌合させることがで
き、この状態で押え部材46を、軸部43の上部外周に
係合するように軸受部36の上端にネジ止めすることに
より、内槽41は中槽26内において両側から挾持され
た状態にて、水平軸線X−Xの周りで回転可能に支持さ
れる。
第2図、第10図〜第12図に示すように、複数の係止
片47は前記内槽141の一方の半球形状部材42aの
端縁に形成され、他方の半球形状部材42bの係合孔4
8に結合して、両部材42a。
42bを結合状態に保持している。一対の洗たく物反転
用の突条49は内槽41の回転軸線とほぼ平行に延びる
ように、内槽41の内周面に所定間隔をおいて形成され
、突条49の部分において、内槽41の両部材42a、
42bがネジ50により固定されている。洗たく物反転
補助用の複数のボス51は突条49と所定間隔をおいて
平行に延びるように、内槽41の内周面に形成され、こ
のボス51の部分においても、内槽41の両端部材42
a、42bがネジ52により固定されている。
そして、この実施例では、第11図から明らかなように
、前記洗たく物反転用の突条49の頂点が、その長平方
向の中間部から両端部に向かい、内槽41の回転軸線側
へ次第に接近するように傾斜されている。このため、突
条49の傾斜構成によって、突条49の両端部において
も十分な高さを確保することができ、洗たく物等におけ
る洗たく物の反転効果を向上させることができる。
多数の環状凸部53は前記内槽41の周壁を補強するた
めに、内槽4工の外周面に上下方向へ所定間隔おきに形
成され、第2図に示すように、特に、内槽41の回転軸
線X−Xを含む水平面内の外周付近においては、環状凸
部53の上下間隔が狭くなって、脱水時の集中荷重に耐
え得る構成となっている。多数の小孔54は水平方向へ
延びるように、環状凸部53間において内槽41の周壁
に透設され、第2図に示すように、特に、内槽41の回
転軸線X−Xを含む水平面内の外周付近と、突条49の
基部下側とには、小孔54が必須的に形成されていて、
脱水時において、これらの部分に集中する水が内槽41
外へ効果的に排出されるようになっている。
なお、前記半球形状部材42a、42bは雄型及び雌型
よりなる型を使用して成形されるものであるため、型抜
き方向は回転軸線X−xに沿ったものになる。この場合
、前記軸部43及び突条49及び小孔54が水平方向に
突出しているため、型抜きが容易である。
また、この実施例においては、第1図から明らかなよう
に、前記内槽41の小孔54の面積が、内槽41の回転
軸線X−Xを含む水平面内の外周付近から垂直軸線Y−
Y方向に遠ざかるに従って次第に大きくなり、しかも、
最大のものが中槽26の周壁の小孔33よりも小さくな
るように構成されている。
第1図、第2図、第7図および第8図に示すように、洗
たく物を出ししれするための出入口55は前記内槽41
の周壁に形成され、その平面形状が、本体カバー2の開
口3および外槽カバー16の開口17とほぼ相似形にな
っている。合成樹脂製の蓋体56は本体開閉蓋4の開閉
方向と同一方向となるように、前記外槽15の上端とほ
ぼ同一高さ位置において後端縁においてヒンジ57によ
り内槽41の出入口55に開閉回動可能に取着され、ヒ
ンジ57の部分に設けられたバネ(図示せず)の作用に
より、常には開放方向(第1図の反時計方向)に回動付
勢されている。
多数の小孔59は垂直方向に延びるように、前記蓋体5
6に透設されている。そして、この蓋体56の小孔59
及び前記内槽41の小孔54は、第12図に示すように
、蓋体56または内槽41の各部材42a、42bの成
形時に、円弧60aを有するコア60により形成され、
小孔59,54の内端縁に洗たく物が引っ掛からないよ
うに円弧59 a、  54 aが形成されている。
洗たく物反転用の突条61は前記内槽41の内周面にそ
の回転軸線とほぼ平行に形成された部分突条70と連な
るように、蓋体56の内面に形成され、内槽41の他の
2個の突条4つと所定間隔をおいて対向配置されている
。そして、この突条61(部分突条70)及び前記2個
の突条49は120度おきに形成されている。洗剤等を
収容するための複数の収容部62.63は仕切り板64
により突条61の外側凹部内に区画形成されている。従
って、あらかじめ収容部62.63に収容された洗剤は
内槽41の回転にともなって中槽26内に落下し、その
洗剤が衣類に直接付着するのを防止して衣類が変色した
りするのを防ぐことができる。
係止手段としての合成樹脂製の係止部材66は中間部に
おいて支軸67により前記突条61の外側凹部内の前縁
に回動可能に取り付けられ、その一端には内槽41の出
入口55の開口縁と係合可能な係止爪部66aが設けら
れると共に、他端には解除用操作部66bが設けられて
いる。そして、この係止部材66は図示しないバネ手段
により、常には出入口55の開口縁と係合する方向(第
1図の半時針方向)に回動付勢され、この係合により蓋
体56を閉鎖位置に係止保持するようになっている。ま
た、この実施例の係止部材66は、支軸67よりも係止
爪部66a側の質量が操作部66b側の質量よりも大き
くなるように構成され、内槽41が水平軸線X−X若し
くは垂直軸線Y−Yの周りで回転されたとき、遠心力に
よって係止部材66に蓋体56を係止する方向への回動
力が生じるようになっている。また、蓋体56が閉鎖方
向へ移動させると、係止爪部66aが内槽41の開口縁
と衝合し、バネ作用に抗して係止爪部66aが一旦回避
し、開口縁を通過したときバネ作用により復帰して開口
縁に係合するように、同部材66には傾斜面が形成され
ている。
第1図、第2図、第7図および第8図に示すように、段
部68は前記内槽41における一方の半球形状部材42
aの外周面に端縁部と平行で全周にわたって形成され、
この段部68には前記回転軸線X−Xを中心として被動
部体としての被動歯車69が、内槽41の最下部付近を
通るように一体に形成されている。そして、内槽41の
上端外周部が外槽カバー16に近接して配置され、その
外槽カバー16により波動歯車69の上方が覆われてい
る。
また、この実施例においては、第1図から明らかなよう
に、内槽41の外径が中槽26上のバランサ27の内径
よりも大きく構成されると共に、内槽41の停止状態で
その出入口55の下端縁がバランサ27の下端部よりも
上方に位置するように構成され、出入口55の下端縁と
バランサ27との間の隙間から内槽41と中槽26との
間に洗たく物が誤って投入されるのを防止している。さ
らに、第1図および第2図に示すように、前記内槽41
と中槽26との外周部間の間隔および中槽26と外槽1
5との外周部間の間隔は、下方にいくに従って大きくな
るように構成されている。
(内槽および中槽の駆動機構) 第1図に示すように、正逆回転可能な種部動用モータ7
5は図示しないブラケット等を介して前記外槽15の下
面に装着され、その上下方向に延びるモータ軸にはモー
タ冷却用ファン102を備えた駆動プーリ76が固定さ
れている。下中空軸77は前記土中空軸29の下方にお
いて同一軸線上に位置するように、種部動用モータ75
の側部に支持され、歯車ケース80を介して回転可能に
支持され、歯車ケース80を介して上中空軸29に連結
されている。下回転軸81は支持メタルを介して下中空
軸77内に相対回転可能に支持され、その下端には筒状
のクラッチ継手82および前記駆動プーリ76にベルト
83を介して連結される被動プーリ84が固定されてい
る。
第1図および第2図に示すように、上回転軸85は支持
メタルを介して前記土中空軸29内に相対回転可能に支
持され、その上端には傘歯車86が固定されている。合
成樹脂製の歯車カバー87は前記内槽41の下方におい
て、中槽26の内底部の支持板28上にパツキン88を
介して水密状態で配設されている。横方向に延びる伝達
軸8つは軸受90を介して歯車カバー87に回転可能に
支持され、その前端には歯車カバー87内において前記
傘歯車86に噛み合う傘歯車91が固定されると共に、
後端には内槽41の下方においてその外周の被動歯車6
9に噛み合う駆動部体としての駆動歯車92が固定され
ている。そして、この実施例においては、前記傘歯車8
6.91および駆動歯車92の歯部が、基部の硬質合成
樹脂材料とは異なった超高分子ポリエチレン等の摩擦係
数の小さな合成樹脂材料により形成され、噛み合い騒音
が小さくなるようになっている。
遊星歯車減速装置93は前記歯車ケース80内において
、下回転軸81と上回転軸85との間に設けられている
(第1図は歯車の一部を省略して図示している)。バネ
クラッチ94は前記下中空軸77およびクラッチ継手8
2の外周に跨がって設けられ、クラッチ爪95がクラッ
チハウジング96から離脱されたときには、下回転軸8
1と下中空軸77とがバネクラッチ94を介して作動連
結され、クラッチ爪95がクラッチハウジング96に係
合されたときには、下回転軸81と下中空軸77との連
結が断たれる。ブレーキドラム97は歯車ケース80の
外周に設けられ、このブレーキドラム97にブレーキ体
98が嵌合されることにより、中槽26の回転か上下中
空軸29.77と共に制動される。
そして、洗たく時、すずき時および乾燥時においては、
バネクラッチ94が遮断状態になるとともにブレーキ体
98が制動状態になり、種部動用モータ75の回転が駆
動プーリ76、ベルト83、被動プーリ84、下回転軸
81、遊星歯車減速装置93、上回転軸85、傘歯車8
6.91、伝達軸89、駆動歯車92および被動歯車6
9を介して内槽41に伝達されて、内槽41が水平軸線
X−Xの周りで低速回転される(30’r、pm程度)
また、脱水時においては、バネクラッチ94が連結状態
になるとともにブレーキ体98が非制動状態になり、種
部動用モータ75の回転が駆動プーリ76、ベルト83
、被動プーリ84、下回転軸81、バネクラッチ94、
下中空軸77、歯車ケース80及び土中空軸29を介し
て一体的に垂直軸線Y−Yの周りで高速回転される(9
00rpm程度)。
なお、前記洗たく、すすぎおよび乾燥時における遊星歯
車減速装置93等を含む駆動系により、洗たく用駆動手
段および乾燥用駆動手段としての第1駆動機構99が構
成され、前記脱水時におけるバネクラッチ94等を含む
駆動系により、脱水用駆動手段としての第2駆動機構1
00が構成されている。
(給水、排水および溢水構成) 給水装置104は前記本体カバー2の内部に配設され、
図示しない給水弁と、内槽41の上方外周近傍位置にて
開口された第1給水口105と、後述する温風供給装置
115の送風通路119を介して内槽41の内部に開口
された第2給水口106とを有している。そして、給水
時およびすすぎ時において、給水弁の開放により第1お
よび第2給水口105,106から内槽41の外側およ
び内側に向けて給水が行われる。
排水口107は前記外槽15の底部に設けられ、排水弁
108を介して排水ホース109に連結されている。そ
して、この実施例では、排水弁108が図示しないソレ
ノイドにより、前記バネクラッチ94のクラッチ爪95
およびブレーキ体98と連動して開閉され、洗たく時、
すすぎ時および乾燥時等において、バネクラッチ94が
遮断状態にあると共にブレーキ体98が制動状態にある
ときには、排水弁108が閉鎖状態にあり、脱水時等に
おいて、バネクラッチ94が連結状態に切り換えられる
と共にブレーキ体98が非制動状態にされたときには、
排水弁108が開放される。
溢水ホース111は外槽15の側壁に設けられた温風の
排気口を兼用する溢水口(図示しない)に接続され、下
端において前記排水ホース109に連結されている。
(温風供給装置の構成) 加熱手段としての温風供給装置115は、前記外槽15
、中槽26および内槽41よりも上方において本体ケー
ス1と本体カバー2との間に支持され、ファン用モータ
116、ファン117および加熱用ヒータ118を有し
ている。送風通路119は外槽15および外槽カバー1
6の後面に一体に形成され、外槽15の揺動にかかわら
ず、常に可撓性を有する蛇腹状の連結筒体120を介し
て、温風供給装置115に連結されている。送風口12
1は前述した送風口を兼用する中槽26の光軸受部36
および内槽41の光軸部43と近接対向するように、送
風通路119の下端に連通して外槽15の後壁に形成さ
れ、温風供給装置115から供給される温風が、この送
風口121から後軸受部36および後軸部43を通して
内槽41内へ導入され、内槽41内の空気の温度が上昇
されて洗たく物が乾燥される。
(動作) 次に、前記のように構成された脱水乾燥洗たく機の動作
を説明する。
さて、この脱水乾燥洗たく機において、本体開閉蓋4お
よび内槽蓋体56を開放した状態で、内槽41内に洗た
く物を投入した後、内槽蓋体56を閉じて収容部62.
63に洗剤を入れると共に、本体開閉蓋4を閉じて図示
しないスタートスイッチをオンすると、第14図のタイ
ムチャートに示す一連の動作が順次自動的に行われる。
すなわち、まず図示しない蓋ロツク用ソレノイドにより
本体開閉蓋4が閉鎖位置にロックされ、一連の動作が終
了するまでこのロック状態に保持される。
本体開閉蓋4のロック後、給水装置104による給水動
作、第1駆動機構99による内槽41の回転に基づく洗
たく動作、排水弁108の開放による排水動作、第2駆
動機構100による中槽26の回転に基づく脱水動作、
給水装置1.04による給水動作、給水装置104の給
水および第1駆動機構99による内槽41の回転に基づ
くすすぎ動作、排水弁108の開放による排水動作、第
2駆動機構100による中槽26の一体的な回転に基づ
く脱水動作、温風供給装置115による温風供給および
第1駆動機構99による内槽41の回転に基づく乾燥動
作が行われる。
そして、前記洗たく物の洗たくが行われる場合には、排
水弁およびクラッチ用のソレノイド(図示しない)がオ
フされ、バネクラッチ94が遮断状態になって第1駆動
機構99が形成されると共に、ブレーキ体98が制動状
態になって中槽26の回転が規制される。この状態で種
部動用モータ75が回転され、第1駆動機構99を介し
て内槽41が水平軸線X−Xの周りで回転されて、複数
の反転用突条49,61により洗たく物が転勤されなが
ら、いわゆるたたき洗いの洗たくが行われる。従って、
パルセータ等により洗たく物を水と共に撹拌する方式に
比較して、旋回水流を利用しないため洗たく時の使用水
量が少なくてよい。また、洗たく動作時に洗たく物に捩
れや絡み合いが少ないので、洗たく動作の終了後に、洗
たく物の捩れや絡み合いを修正するという面倒な作業を
必要とせず、洗たく動作から排水動作及び脱水動作へと
自動的に移行することができる。
また、洗たく物の洗たく後にすすぎが行われる場合には
、前記洗たく時と同様に、種部動用モータ75により第
1駆動機構99を介して内槽41が水平軸線X−Xの周
りで回転されると共に、給水装置104の給水弁の開放
により、第1給水口105から内槽41の外周面に向け
て水が供給されると共に、第2給水口106から送風通
路119、送風口121および後軸部43を介して内槽
41の内部に水が供給され、すずき水が溢水口(図示し
ない)から排出されて、水位が一定に保持される。従っ
て、内槽41の外周面に付着している泡が、第1給水口
105からの水により球形状の外周面に沿って静かに洗
い流されると共に、内槽41内の洗たく物に付着してい
る泡が、第2給水口106からの水により効果的に洗い
流される。
さらに、洗たく物の洗たくやすすぎの終了後に脱水が行
われる場合には、排水弁およびクラッチ用のソレノイド
がオンされ、バネクラッチ94が連結状態になって第2
駆動機構100が形成されると共に、ブレーキ体98が
非制動状態になって中槽26の回転が許容される。この
状態で、種部動用モータ75が回転され、第2駆動機構
100を介して中槽26が内槽41と一体的に垂直軸線
Y−Yの周りで高速回転されて、洗たく物の脱水が行わ
れる。従って、洗たく動作またはすすぎ動作から脱水動
作への移行を、洗たく物を収容した内槽41の回転軸線
を水平細線X−Xから垂直軸線Y−Yに変更することに
よって、短時間に円滑に行うことができる。
さらに、洗たく物の脱水後に乾燥が行われる場合には、
前記洗たく時と同様に、種部動用モータ75により第1
駆動機構99を介して内槽41が水平軸線X−Xの周り
で回転されると共に、ファン用モータ116および加熱
用ヒータ118の通電により、温風供給装置115から
発生される温風排気口を兼用する溢水口(図示しない)
から、溢水ホース111内に排出され、溢水ホース10
9を通して外部に排出される。(変形例)なお、この発
明は前記実施例の構成に限定されるものではなく、次の
ように変更して具体化することも可能である。
(1) 前記実施例においては、中槽26が合成樹脂に
よりほぼ円筒状に形成されて、その周壁に水抜き部とし
ての多数の小孔33が透設されているが、中槽26を金
網等によりほぼ円筒状に形成し、周壁の網目を水抜き部
とすること。あるいは、複数個の支柱等を組合わせてほ
ぼ円筒状の枠組をつくり、その支柱の間の間隙を水抜き
部とすること。
(2) 前記実施例においては、内槽41か中槽26内
に水平軸線X−Xの周りで回転可能に支持されているが
、内槽41を水平軸線X−Xに対し所定角度で傾斜した
傾斜軸線の周りで回転可能に支持すること。
(3) 前記実施例においては、内槽41の外周面に複
数の補強用の環状凸部53が形成されているが、この環
状凸部53を内槽41の内周面に形成すること。
このように環状凸部53を内槽41の内周面に形成した
場合には、外周面に形成した場合に比較して、すずき動
作等の内槽41の回転時において、環状凸部53による
水の撹拌に起因して、泡が発生するのを抑制することが
でき、また、乾燥の際には洗たく物が内槽41の内周面
に密着するのを防止して、効果的に乾燥を行うことがで
きる。
(4) 前記実施例においては、洗たく物反転用の突条
49,61及び部分突条70を120度おきに3個設け
ているが、例えば第1図に示す停止状態において、内槽
41の回転軸線と同じ高さ位置に2個の突条を互いに対
向するように形成し、すなわち180度おきの2個の突
条のみとしてもよい。
[発明の効果コ 以上詳述したことから明らかなように、本発明によれば
、次のような効果を奏する。
支持体が外槽内に垂直軸線の周りで回転可能に支持され
ると共に、内槽が支持体に水平軸線若しくは傾斜軸線の
周りで回転可能に支持され、支持体の姿勢を変更するこ
となく、内槽の回転軸線を使い分けて、洗たくや脱水の
動作を行うように構成されているため、それらの動作を
連続して短時間に行うことができる。しかも、洗たくお
よび脱水の個々の動作においては、まず、洗たく物を収
容した内槽が水平軸線若しくは傾斜軸線の周りで回転さ
れて、水流によることなく洗たく物の洗たくが行われる
ようになっているため、洗たく時の使用水量が少なくて
よい。また、洗たく動作時に洗たく物に捩れや絡み合い
が少ないので、布いたみ等が少なくなると共に、洗たく
動作の終了時に、洗たく物の捩れや絡み合いを修正する
という面倒な作業を必要とせず、洗たく動作から脱水動
作へ自動的に移行することができる。さらに、球形状の
内槽を一対のほぼ半球形状の部材に分割すると共に、軸
部はそれらの半球頂部外面に一体に突出形成されている
ため、内槽を合成樹脂等により容易に成形することがで
き、しかも、各軸部の外側端面が支持体の外周面の外側
に突出しないように設定されているので、外槽の内周径
や外槽を収容している本体ケースを大きくすることなく
、簡単な構成で両軸部にまり内槽を支持体に回転可能に
支持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を具体化した脱水乾燥洗たく機の一実
施例を示す側断面図、第2図は脱水乾燥洗たく機の一部
破断正面図、第3図は中槽の軸受部を拡大して示す部分
斜視図、第4図は同じく軸受部の部分断面図、第5図は
、内槽の水平軸線XXにおける断面図、第6図は内槽の
水平軸線X−Xより上半部における断面図、第7図は内
槽の斜視図、第8図は洗たく物出入口から蓋体を除去し
て示す内槽の斜視図、第9図は半球形の部材の段部を拡
大して示す部分断面図、第10図は中槽の軸受部に対す
る内槽の軸部の支持構成を示す部分断面図、第11図は
内槽の係止組み付は構成を示す部分断面図、第12図は
内槽の突条部におけるネジ止め構成を示す部分断面図、
第13図は内槽の周壁に対する小孔の形成状態を示す部
分拡大断面図、第14図は動作の概要を示すタイムチャ
ートである。 図中、15は外槽、26は支持体を構成する中槽、41
は内槽、42a、42bは半球状の部材、43は軸部、
54は小孔、99は洗たく用駆動手段、100は脱水用
駆動手段である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、外槽(15)と、 その外槽(15)内に垂直軸線(Y−Y)の周りで回転
    可能に支持された支持体(26)と、その支持体(26
    )に水平軸線(X−X)若しくは水平軸線(X−X)に
    対し所定角度で傾斜した傾斜軸線の周りで回転可能に支
    持され、 周壁に多数の小孔(54)を透設した略球形状の内槽(
    41)と、 前記内槽(41)内部に水位が達するように外槽(15
    )内に水を収容すると共に、内槽(41)内に洗たく物
    を収容した状態で、内槽(41)を前記水平軸線(X−
    X)若しくは傾斜軸線の周りで回転させて洗たくを行う
    洗たく用駆動手段(99)と、 前記内槽(41)内に洗たく後の洗たく物を収容した状
    態で、前記内槽(41)を前記水平軸線(X−X)若し
    くは傾斜軸線の周りで回転させることなく、支持体(2
    6)を内槽(41)と一体的に前記垂直軸線(Y−Y)
    の周りで高速回転させて脱水を行う脱水用駆動手段(1
    00)とを備え、 前記内槽(41)はほぼ半球形状の一対の部材(42a
    、42b)をその対向端縁において互いに結合して構成
    し、両部材(42a、42b)の半球頂部外面にはそれ
    ぞれ支持体(26)に回転可能に支持するための軸部(
    43)を一体に突出形成し、 前記各軸部(43)の外側端面を前記支持体(26)の
    外周面の外側に突出しないように設定したことを特徴と
    する脱水洗たく機。
JP1173741A 1989-07-05 1989-07-05 脱水洗たく機 Pending JPH0337094A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150124219A (ko) * 2014-04-28 2015-11-05 이성수 연마모듈 및 이를 구비한 연마장치

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