JPH02277493A

JPH02277493A - ドラム式洗濯機

Info

Publication number: JPH02277493A
Application number: JP1099375A
Authority: JP
Inventors: Tatsuo Akaha; 赤羽　達夫
Original assignee: Sharp Corp
Current assignee: Sharp Corp
Priority date: 1989-04-18
Filing date: 1989-04-18
Publication date: 1990-11-14

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野この発明は、ドラム式洗濯機に関し、さらに詳しくは、
回転ドラム内の洗濯物を回転ドラムの周壁内面に設けら
れた引っ掛は部で引っ掛けて持ち上げ、これを回転ドラ
ム内の洗濯液（洗剤を含みずたは含まない水あるいは湯
）の表面に落下させ、落下の衝撃で洗濯を行なうドラム
式洗濯機に関する。

（ロ）従来の技術従来、ドラム式洗濯機としては、洗濯機本体内に固定さ
れ、洗濯液を蓄えろ固定ドラムと、この固定ドラム内で
回転可能に水平支持され、かつ洗濯物を収納可能で上記
洗濯液が出入り可能に構成された回転ドラムとを備えた
ものが広く知られている。このようなドラム式洗濯機は
、使用洗濯液の量が少なくてすむ、洗濯物の傷みが少な
いなどの長所を有している。

（ハ）発明が解決しようとする課題このようなドラム式洗濯機においては、回転ドラム内の
洗濯液の・液面高さをできるだけ低くして自由落下距離
を確保する必要があるが、洗濯物の量が多いときや洗濯
物が毛布などの大物であるときには、自由落下距離が充
分でないため強い衝撃力が得られず、洗濯性能がきわめ
て悪かった。また、洗濯物が汚れのひどいものであると
きには、ただでさえ長い洗濯時間をさらに長くしなけれ
ばならなかった。

この発明は、上記の実情に鑑みてなされたものであり、
洗濯物の量が多いときや洗濯物が大物であるときにも良
好な洗濯性能が確保でき、洗濯物が汚れのひどいもので
あっても、短い洗濯時間で汚れを落とすことのできるド
ラム式洗濯機を提供することを目的とする。

（ニ）課題を解決するための手段及びその作用この発明
は、洗濯機本体内に固定され、洗濯液を蓄える固定ドラ
ムと、この固定ドラム内で回転可能に水平支持され、か
つ洗濯物を収納可能で上記洗濯液が出入り可能に構成さ
れた回転ドラムとを備え、更に、上記回転ドラム内に、回転ドラムと軸心を同じに
して揺動可能に揺動ディスクを配設し、かつその揺動デ
ィスクに、回転ドラムに収納される洗濯物を感動時に引
っ掛けて振り洗いし得る突起部を形成してなるドラム式
洗濯機である。

すなわちこの発明は、回転ドラム内に回転ドラムと軸心
を同じにして揺動可能な特定形状の揺動ディスクを設け
ておき、回転ドラムによるドラム洗濯とともにあるいは
ドラム洗濯にかえて、揺動ディスクによって洗濯物を引
っ掛けて振り洗いしようとするものである。

ここにおいて揺動ディスクは、回転ドラムの各側壁寄り
に１つずつ、左右対称に設けるのが好ましいが、回転ド
ラムの幅中間位置に１つ設けてもよい。また揺動ディス
クにおける突起部は、揺動ディスクが回転ドラムの各側
壁寄りに１つ、ずつ左右対称に配される場合にその揺動
ディスクに水平内向きに設けるのが、回転ドラム内の洗
濯スペースを確保し、かつ高い洗濯性能を発揮させる上
で好ましく、具体的な突起部の大きさは揺動ディスクの
揺動時に洗濯物を引っ掛けて振り洗いできるように決め
られるが、揺動ディスクの内側基面から５０〜７０ｘｍ
突出し、横断面積が２８０〜３７０１ｍ’（先端部で若
干大きくするのが好ましい）とするのが好ましい。なお
揺動ディスクの揺動は、その支軸と回転ドラムの駆動軸
（正逆回転可）とのクラッチ機構による切り換え結合に
よって可能になり、揺動角度は真下を中心に４５°〜１
２０°が好ましい。また揺動ディスクが左右対称に配さ
れる場合に、揺動方向を反対にするのが、２つのディス
ク間の洗濯物に回転をともなうもみ洗い効果を付与でき
るので好ましい。

かくして、回転ドラム内に洗濯物と洗濯液が入っている
状聾で揺動ディスクを揺動させ、揺動ディスクに設けら
れた突起部で洗濯液中の洗濯物を引っ掛けて揺動ディス
クの円周方向へ往復動させることにより、回転ドラムの
回転とは異なる揺動によるからみの少ない洗濯物の振り
洗いを行なうことが可能になる。

（ホ）実施例以下、図に示す実施例に基づいてこの発明を詳述する。

なお、この発明はこれによって限定されるものではない
。

第１図において、ドラム式全自動洗濯機Ｗの洗濯機本体
の一部を構成する外箱ｉ内に、洗濯液を蓄える固定ドラ
ム２が固定されている。そして、固定ドラム２の左右両
側壁の外面にはそれぞれモータユニット固定板３・３が
取り付けられ、これら固定板３・３にそれぞれモータ４
・４が固定されており、モータ４・４の回転力が順次、
モータプーリ５・５、■ベルト６・６、クラブチプーリ
７・７および原動側クラッチ軸８・８を介して鍔付き筒
状の従動外側クラッチ軸９・９に伝わるようにされてい
る。これら原動側クラッチ軸８・８および従動外側クラ
、ブチ軸９・９の各対向端部はクラッチケースｌＯ・１
０内に収められている。

固定ドラム２内には、左右一対の水平な支持軸としての
従動外側クラッチ軸９・９にドラムフランジ」１・１１
を介して支持されているとともに洗濯物が収納できる太
鼓形の回転ドラム１２が配されている。回転ドラム１２
は、洗濯液が出入り可能となる小孔１２ｂ・１２ｂが側
壁部に多数設けられた左右一対のドラム半体１２λ・１
２ａを、通水性を有する欠損リング状のドラムパツキン
１３により連結してなるものである。回転ドラム１２は
さらに、その周壁部に洗濯物出し入れ用の１つの開口部
１２ｃが設けられているとともに、この開口部１２ｃを
開閉可能に塞ぐ左右一対のスライド式ドア１２ｄ−１２
ｄが設けられている。

またドラムパツキンＩ３の周壁内面には小突起１３ａ・
・・１３ａが多数設けられている。これら小突起１３ａ
・・・１３ａは、回転ドラム１２の回転時に洗濯物と擦
れ合うことにより洗濯性能を向上させるとともに、洗濯
物を上方へ持ち上げるためのものである。

回転ドラム１２内には、上記の従動外側クラッチ軸９・
９に軸心が同じになるようにはめ入れられている従動内
側クラッチ軸１４・１４の一端に支持された左右一対の
揺動ディスク１５・１５が回転ドラム１２の各側壁寄り
位置に配されている。

従動内側クラッチ軸１４・１４の他端はクラッチケース
ｌＯ・１０内で原動側クラッチ軸８・８に対向している
。

クラッチケース１０にはクラッチ機構が内蔵されている
。そしてこのクラッチ機構により、揺動ディスク１５・
１５へは従動内側クラッチ軸１４を介してモータ４の正
回転および逆回転が伝わり、回転ドラム１２へは、従動
外側クラッチ軸９を介してモータ４の正回転のみが伝わ
るようになっている。

各揺動ディスク１５は、第２図にも示すように、円盤状
の本体部１５ａと、これの周縁に互いに所定間隔をおい
て本体部１５ａと一体に形成された４つの突起部１５ｂ
−１５ｂ−１５ｂ・１５ｂとからなっている。すなわち
、これらの突起部ｔｓｂ・１５ｂ・１５ｂ・１５ｂは互
いに同形・同大であって、第２図のＮ−Ｌ線（本体部１
５ａの中心を通る直線）を境にして、一方の側に１つ、
他方の側に３つ形成され、Ｎ−Ｌ線を境に重量的アンバ
ランスが生じるようにされている。

上記固定ドラム２は、内蓋１６のための開口部２ａを除
いて、シールパツキン１７・１７により水密構造とされ
ており、回転ドラム１２がほぼ水没した状態で回転ドラ
ム１２を回転させることができるようにされている。そ
して固定ドラム２の右側壁上部には、第３図に示す給水
給湯ユニット【８の給水管１９が接続される給水口２ｂ
が設けられている。また固定ドラム２の下部右側には、
水位検出装置（図示路）により水位を検出するための水
位検出口２ｃが設けられている。

外箱１の右側上部の水道水供給口２０から入った水は、
つぎの４つのうちのいずれかの経路をたどる。すなわち
、■給水電磁弁２１および給水管１９を通って固定ドラ
ム２上部の給水口２ｂから給水される、■給水電磁弁２
１、垂直管２２、水平管２３、給水給湯電磁弁２４およ
び給水給湯ホース２５を経由して固定ドラム２下部の排
水口２ｄから給水される、■給湯電磁弁２６、ヒータ付
き貯湯タンク２７、水平管２３、給水給湯電磁弁２４お
よび給水給湯ホース２５を経由して排水口２ｄから給湯
される、■給湯電磁弁２６、貯湯タンク２７、垂直管２
２および給水管１９を経由して給水口２ｂから給湯され
る。

使用ずみの洗濯液は、排水口２ｄ、排水電磁弁２８およ
び排水ホース２９を経て排水される。

このドラム式全自動洗濯ｍｗにおいては、上記のように
、左右２つのモータ４・４のいずれによっても回転可能
な回転ドラム２内に、回転ドラム２と軸心を同じにして
同モータ４・４によって揺動可能に揺動ディスク１５・
１５が２つ配設され、かつ各揺動ディスク１５に、回転
ドラム２に収納される洗濯物を揺動時に引っ掛けて振り
洗いし得る突起部ｔｓｂ−ｔｓｂ・１５ｂ・１５ｂが形
成されている。したがってこの洗濯機Ｗによれば、洗濯
物の量が多いときに、一方のモータ４で回転ドラム１２
を回転させながら他方のモータ４で１つの揺動ディスク
１５を揺動させることにより、または、回転ドラム１２
を停止させておき２つの揺動ディスク１５・１５を互い
に逆方向へあるいは同方向へ揺動させることにより、ス
イング洗濯すなわち振り洗いを行ない、洗濯性能を向上
させることができる。、その上、スイング洗濯時、洗濯
物がドラムパツキン１３の小突起１３ａ・・・１３ａに
当たるため、洗濯性能がよりいっそう高まる。

またこの洗濯機Ｗによれば、毛布のような大物を１する
ときには、回転ドラム１２が水没する程度の水位を選び
、揺動ディスク１５・１５を相互に反対方向に揺動させ
てスイング洗濯を行なえば、洗濯物に固定をともなうも
み洗い効果を付与できろ。また、ウールやシルクなどの
洗濯傷みしやすい洗濯物の場合には、回転も可能な上記
感動ディスク１５・１５を回転ドラムＩ２と同期回転さ
せることにより、傷みの少ない洗濯を行うことができる
。

さらに、洗濯後のすすぎにおいては、水位を高くして揺
動ディスク１５・１５を揺動させることにより、すすぎ
効果を高めることができる。

（へ）発明の効果この発明のドラム式洗濯機においては、上記のように、
回転ドラム内に、回転ドラムと軸心を同じにして揺動可
能に揺動ディスクを配設し、かつその揺動ディスクに、
回転ドラムに収納される洗濯物を揺動時に引っ掛けて振
り洗いし得る突起部を形成しているので、従来のドラム
洗濯にかえであるいはドラム洗濯とともに、揺動ディス
クによる振り洗いを行なうことが可能になる。したがっ
てこの発明によれば、洗濯物の量が多いときや洗濯物が
大物であるときにも揺動ディスクによる振り洗いで良好
な洗濯性能を確保することができ、洗濯物が汚れのひど
いものであっても、短い洗濯時間で汚れを落とすことが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図から第３図まではこの発明の一実施例を示し、第
１図はドラム式全自動洗濯機の中央部縦断面図、第２図
は同洗濯機を構成する揺動ディスクの斜視図、第３図は
同洗濯機を構成する給水給湯ユニットの概略図である。２・・・・・・固定ドラム、９・・・・・・支持軸（従動外側クラッチ軸）、！２・
・・・・・回転ドラム、１４・・・・・・従動内側クラッチ軸、１５・・・・・
・揺動ディスク、　　　ｔｓｂ・・・・・・突起部。第１図真２図

Claims

【特許請求の範囲】

１、洗濯機本体内に固定され、洗濯液を蓄える固定ドラ
ムと、この固定ドラム内で回転可能に水平支持され、か
つ洗濯物を収納可能で上記洗濯液が出入り可能に構成さ
れた回転ドラムとを備え、更に、上記回転ドラム内に、
回転ドラムと軸心を同じにして揺動可能に揺動ディスク
を配設し、かつその揺動ディスクに、回転ドラムに収納
される洗濯物を揺動時に引っ掛けて振り洗いし得る突起
部を形成してなるドラム式洗濯機。