JPH03126485A - 脱水洗濯機 - Google Patents

脱水洗濯機

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JPH03126485A
JPH03126485A JP1264168A JP26416889A JPH03126485A JP H03126485 A JPH03126485 A JP H03126485A JP 1264168 A JP1264168 A JP 1264168A JP 26416889 A JP26416889 A JP 26416889A JP H03126485 A JPH03126485 A JP H03126485A
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JP
Japan
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washing water
drive shaft
washing
water
tank
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Pending
Application number
JP1264168A
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English (en)
Inventor
Fumio Nakamura
文夫 中村
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、洗濯物の洗濯、すすぎ及び脱水の各動作を実
行可能な脱水洗濯機に関するものである。
[従来技術] 最近、この出願の発明者らは、以下に述べるような脱水
洗濯機を創案した。この脱水洗濯機は、ケース本体内に
水を収容可能な外槽を配設し、その外槽の内部には垂直
軸線の周りで回転可能な有底筒状の支持体を設けると共
に、その支持体には洗濯物を収容するための内槽を水平
軸線の周りで回転可能に配設した構成となっている。そ
して、洗濯物を収容した内槽の内部に水位が達するよう
に、外槽内に水を供給した状態で、内槽を前記水平軸線
の周りで回転させることにより、洗濯物の洗濯を行うよ
うになっている。又、外槽内の水を排出した後、支持体
を内槽と一体的に前記垂直軸線の周りで高速回転させる
ことにより、洗濯物の脱水を行うようになっている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、前記脱水洗濯機においては、洗濯水を加
熱する装置が装着されていなかったので、洗濯水を暖め
ることができず、従って、特に水質が良くなかったり、
冬期などにおいて洗濯水の温度が低かったりすると、洗
濯水への洗剤の溶解が円滑に行われず、洗濯時の衣類の
洗浄効果を向上することかできないという問題があった
。ところで、第7図に示されるように、従来周知の洗濯
機はパルセータPの回転による旋回水流を利用した洗濯
方式であるため、大量の洗濯水を必要とし、洗濯機に洗
濯水を加熱する洗濯水加熱装置を装着しようとすると、
ヒータの水に触れる表面積が全洗濯水量に対して極めて
小さいため、洗濯水が所定温度に達するまでに、極めて
長時間を必要とした。又、従来の全自動式洗濯機におい
て外槽Aの底部と脱水用の中槽Bの底部との間に加熱用
ヒータCを配置することも考えられるが、中槽Bが洗濯
物の収容槽となるため、中槽Bに透設した水抜き孔を大
きくできず、従って、加熱用ヒータCにより加熱された
洗濯水が中槽B内へ流入し難く、槽内に収容されている
洗濯水の大部分を占める中槽B内の洗濯水が容易に加熱
されないという問題がある。そして、一般的には洗濯物
を浸した状態で加熱されるので、洗濯物りが中槽Bの底
部にはりついた状態になり、洗濯水の対流が阻害され、
中槽B内の洗濯水がなかなか加熱されず、又、外槽Aの
底部に配置されたヒータの近傍の洗濯水のみが集中的に
加熱された。
然るに、本発明は、上述した問題点を解決するためにな
されたものであり、内槽内の洗濯水を簡単な構造により
衣類の洗浄効果の高い温水に効率的に変えることができ
る脱水洗濯機を提供することにある。
[課題を解決するための手段] この目的を達成するために本発明は、洗濯機本体と、そ
の洗濯機本体内に設けられ、洗濯水を貯溜するための外
槽と、その外槽の底部に垂直軸線の周りに回転可能に貫
通支持された中空の駆動軸と、その中空の駆動軸に固定
された有底筒状の支持体と、その支持体に水平軸線の周
りで回転可能に支持され、周壁に多数の小孔を透設した
内槽と、駆動モータと、前記中空の駆動軸内に回転可能
に挿通支持され、前記駆動モータにより回転駆動される
回転駆動軸と、その回転駆動軸と前記中空の駆動軸との
間に設けられ、前記駆動モータにより駆動される回転駆
動軸の回転を前記中空の駆動軸に同速、同方向回転とし
て伝達する状態と、同回転駆動軸の回転を前記中空の駆
動軸に伝達させない状態とに切替える切替機構と、前記
回転駆動軸と内槽との間に設けられ、前記回転駆動軸の
回転を内槽に対して減速して伝達する伝達機構とを備え
、前記外槽の底部と支持体の底部との間の空間内に、洗
濯水を加温するためのヒータを、前記垂直軸線を包囲す
るように配置すると共に、前記洗濯水加温中に、前記内
槽を水平軸線の周りで回転させ、洗濯水を撹拌する洗濯
水撹拌手段を備えている。
[作用] 上記の構成を有する本発明において、洗濯水を加温する
ためのヒータが作動されると、洗濯水が加熱され、また
、加熱されている途中において、適時内槽が水平軸線の
周りで回転され、加熱された洗濯水を撹拌するため、洗
濯水の加温温度の均一化が行われる。
次に、洗濯用駆動手段が作動されると、内槽が水平軸線
の周りで回転されて、内槽内に収容した洗濯物の洗濯が
行われる。このとき、洗濯水が暖められているので、該
洗濯水に洗剤が効率良く溶は込み、洗濯物の洗浄効果が
向上する。又、洗濯動作の終了後、脱水用駆動手段が作
動されると、内槽が支持体と一体的に垂直軸線の周りで
高速回転されて、洗濯物の脱水が行われる。
更に、洗濯水加温中に内槽が水平軸線の回りで回転する
と、洗濯水が撹拌され、洗濯水は外槽から支持体及び内
槽内へ移動し、加温温度の均一化が行われ、ヒータの近
傍のみ集中的に加温されることはない。
[実施例] 以下、この発明を具体化した脱水乾燥洗濯機の一実施例
を図面に基づいて詳細に説明する。
(ケース本体、外槽及び支持体(中槽)の関連構成) 第5図に示すように、ケース本体1は鉄板によりほぼ箱
型に形成され、その上部には洗濯物を出し入れするため
の開口3を有する本体カバー2が取着されている。本体
開閉蓋4は後端部において支軸5により本体カバー2の
開口3に開閉回動可能に取着され、その下面にはパツキ
ン6が取り付けられている。ロック部材7は本体カバー
2内の前部に設けられ、閉鎖位置の本体開閉蓋4に係合
されて、その蓋4を閉鎖位置にロックする。
洗濯水を貯溜するための外槽15は合成樹脂によりほぼ
有底円筒状に形成され、その四箇所において図示しない
緩衝支持装置を介して前記ケース本体1内にその軸線方
向及び半径方向へ揺動可能に吊下げ支持されている。外
槽カバー16は外槽15の上部に取着され、その前部上
面には本体力カバー2の開口3と対向する開口17が形
成されている。可撓性を有するシールド部材18は本体
カバー2の開口3と外槽カバー16の開口17との周縁
部間に装着され、前記外槽15の揺動にかかわらず常に
、本体カバー2と外槽15との間を気密状態に連結して
、外槽15内の熱気や湿気が外槽15とケース本体1と
の間に侵入しないようにしている。
支持体を形成する中槽21は合成樹脂により前記外槽1
5とほぼ近似の有底円筒状に形成され、その上端部には
環状のバランサ22が取着されている。中槽21の底部
中央は補強用の鉄板製の支持板23により形成され、そ
の下面には土中空軸24が突出固定されていLoそして
、中槽21は外槽15内において、土中空軸24を外槽
15の底部にシール部材25を介して貫通させた状態で
、軸受26により垂直軸線Y−Yの回りで回転可能に支
持されている。
水抜き孔を兼用する加温水循環用の多数の小孔27a、
27b、27cは、中槽21の周壁21A及び傾斜壁2
1B並びに支持板23にそれぞれ所定間隔をおいて透設
されている。又、一対の軸受部28は、中槽21の周壁
の中間部に前後に対向して形成されている。
(内槽の関連構成) 内部に洗濯物を収容するための内槽30は合成樹脂によ
りほぼ球状に形成され、この内槽30の両側外面には短
円筒状の軸部31が一体に突出形成されている。後方の
軸部31には内槽30内の洗濯物の飛び出しを防止する
ための保護網32が装着され、この後方の軸部31及び
軸受部28によって送風口が兼用されている。又、前方
の軸部31は蓋33によって閉塞されている。そして、
この両軸部31を中槽21の軸受部28にそれぞれ嵌合
させることにより、内槽30が中槽21内において水平
軸線X−Xの回りで回転可能に支持されている。
一対の洗濯物反転用の突条34は前記内槽30の回転軸
線とほぼ平行に延びるように、内槽30の内周面に所定
間隔をおいて形成されている。多数の小孔35は内槽3
0の周壁に所定間隔をおいて透設されている。洗濯物を
出し入れするための出入口36は本体カバー2の開口3
及び外槽カバー16の開口17と対向するように、前記
内槽30の周壁に形成されている。多数の小孔38を有
する合成樹脂製の蓋体37は軸39に支持され、内槽3
0の出入口36に開閉回動可能に取着されている。
係止部材42は中間部において支軸43により回動可能
に支持され、バネ41により、常には出入口36の開口
縁と係合する方向に付勢されて、この係合により蓋体3
7を閉鎖位置に係止保持する。
(内槽及び中槽の駆動構成) 水平方向に延びる多数の歯部を備えた被動歯車44は前
記内槽30の最下部付近を通るように、その内槽30の
外周面に一体に形成されている。
正逆回転可能な種部動用モータ51は図示しないブラケ
ット等を介して前記外槽15の下面に装着され、そのモ
ータ軸にはモータ冷却用ファン52を備えた駆動プーリ
53が固定されている。
上申空軸54は前記土中空軸24の下方において同一軸
線上に位置するように、種部動用モータ51に支持板5
5、軸受56及び一方向クラッチ62を介して一方向へ
の回転可能に支持され、ブレーキドラム支持ケース57
を介して土中空軸24に連結されている。そして、この
土中空軸24、上申空軸54及びブレーキドラム支持ケ
ース57によって、中槽21を回転させる中空の中槽駆
動軸78が構成されている。回転駆動軸58は前記中槽
駆動軸78内にベアリング及び支持メタルを介して相対
回転可能に貫通支持され、その下端には筒状のクラッチ
継手59と、前記駆動プーリ53にベルト60を介して
連結される被動ブー961とがそれぞれ固定されている
前記回転駆動軸58の上端には高減速比ハイポイド歯車
機構を構成する駆動側のピニオン63が固定されている
。合成樹脂製の歯車カバー64は中槽21の内底部の支
持板23上にパツキン65を介して水密状態で配設され
ている。横方向に延びる回転軸66は軸受67を介して
歯車カバー64内に回転可能に支持され、その一端には
歯車カバー64内において前記ピニオン63に噛み合う
ハイポイド歯車68が固定されると共に、他端には内槽
30の下方においてその外周の被動歯車44に常時噛み
合う駆動歯車69が固定されている。
そして、この実施例では前記歯車44,69、回転軸6
6等により、減速伝達機構70が構成されている。
バネクラッチ71は前記上申空軸54及びクラッチ継手
59に跨って設けられている。クラッチレバ−107は
支軸108を介して前記支持板55に回転可能に支持さ
れ、その先端にはクラッチ爪72が設けられている。そ
して、このクラッチ爪72がクラッチハウジング73か
ら離脱されたときには、回転駆動軸58と上申空軸54
とがバネクラッチ71を介して作動連結され、クラッチ
爪72がクラッチハウジング73に係合されたときには
、回転駆動軸58と上申空軸54との連結が断たれる。
なお、この実施例では前記バネクラッチ71、クラッチ
爪72及びクラッチレバ−107等により、切替機構8
0が構成されている。この切替機構80は特公昭48−
44343号にて記載されたものと構成、作用が同じな
ので、詳しくはそれを参照されたい。
ブレーキドラム74はドラム支持ケース57の外周に固
設されている。ブレーキレバー109は前記支持板55
の支軸108に回転可能に支持され、その上部にはブレ
ーキ体75が設けられている。そして、このブレーキ体
75がブレーキドラム74に接合されることにより、中
槽21の回転が上下中空軸24.54及びドラム支持ケ
ース57と共に制動される。
また、洗濯時、ずすき時及び乾燥時においては、切替機
構80のバネクラッチ71が遮断状態になると共にブレ
ーキ体75が制動状態になり、種部動用モータ51の回
転が駆動プーリ53、ベルト60、被動プーリ61、回
転駆動軸58、ピニオン63、ハイポイド歯車68、回
転軸66、駆動歯車69及び被動歯車44を介して内槽
30に減速状態で伝達されて、内槽30が水平軸線X−
Xの周りで低速回転される。
さらに、脱水時においては、バネクラッチ71が連結状
態になると共に、ブレーキ体75が非制動状態になり、
種部動用モータ51の回転が駆動プーリ53、ベルト6
0、被動プーリ61を介して回転駆動軸58に伝達され
ると共に、回転駆動軸58上のクラッチ継手59の回転
がバネクラッチア1を介して土中空軸54にも伝達され
る。そして、土中空軸54の回転がドラム支持ケース5
7を介して土中空軸24に伝達され、中槽21が垂直軸
線Y−Yの周りで高速回転される。一方、回転駆動軸5
8は中槽駆動軸78と共に同速度で同方向へ回転される
ため、回転軸66、ビニオン63及びハイポイド歯車6
8等が垂直軸線Y−Yの周りで回転し、駆動歯車69と
駆動歯車44との噛合を介して内槽30が、中槽21と
一体的に垂直軸線Y−Yの周りで高速回転される。
なお、この実施例においては前記駆動モータ51、ベル
ト60、両プーリ53,61、回転駆動軸58、ビニオ
ン63、ハイポイド歯車68、回転軸66、駆動歯車6
9及び駆動歯車44等の駆動系により、前記内槽30内
部に水位が達するように外槽15内に水を収容すると共
に、内槽30内に洗濯物を収容した状態で、内槽30を
前記水平軸線X−Xの周りで回転させて洗濯又はすすぎ
を行う洗濯用駆動手段76を構成している。
又、前記洗濯用駆動手段76、前記中槽駆動軸78、切
替機構80及びブレーキドラム74、ブレーキ体75等
により前記内槽30内に洗濯後の洗濯物を収容した状態
で、中槽21を内槽30と一体的に前記垂直軸線Y−Y
の周りで高速回転させて脱水を行う脱水用駆動手段77
を構成している。
さらに、この実施例では前記洗濯用駆動手段76は、前
記内槽30内に脱水後の洗濯物を収容した状態で、内槽
30を前記水平軸線X−Xの周りで回転させて乾燥を行
う乾燥用駆動手段76を兼用し、更に、後記説明によっ
て明らかなように、洗濯水加温中に内槽30を水平軸線
X−Xの周りに回転させて洗濯水を撹拌する撹拌手段を
も兼用している。
(給水、加熱、排水及び溢水構成) 給水装置81は前記外槽15とケース本体1との間に装
着され、給水口82が前記開口17の直上に位置してい
る。
前記ケース本体1と外槽15との間には外槽15の底部
、すなわち、外槽15の外側底部と中槽21の傾斜壁2
1Bとの間に形成された断面はぼ三角形状の空間Rに貯
溜された洗濯水を加熱するための加熱装置88が装着さ
れている。
加熱装置88の加熱用ヒータ89は第3図及び第5図に
示すように垂直軸線Y−Yを中心とするほぼ円環状に配
設され、その両端部は第4図に示すようにケース本体1
の底部を貫通して外部に導出され、図示しない電源に接
続される。前記加熱用ヒータ89は複数箇所(この実施
例では5箇所)において所定位置に支持されている。第
1図に示すように外槽15の底部15aには取付孔15
bが透設され、該取付孔15bに取付台90がパツキン
91を介して嵌入され、ボルト92により締付固定され
ている。前記取付台90の上面には前記加熱用ヒータ8
9が支持され、ヒータ押え部102及びボルト103に
より取付台90に前記加熱用ヒータ89を取付けている
。この加熱用ヒータ89を通る垂直線上には前記傾斜壁
21Bに設けた通水孔としての小孔27bが多数円環状
に位置するようにしており、この小孔27bの内側には
さらに多数の通水孔としての小孔27bが環状に形成さ
れている。さらに、中槽21自身は洗濯物を収容しなく
てもよいため、水が出入りする機能を十分に発揮できる
ように前記小孔27bの径は、加熱用ヒータ89の径よ
りも大きく形成され、加熱された洗濯水が円滑に中槽2
1内へ移動し得るようにしている。
前記取付台90の裏面には温度ヒユーズ104が取付け
られ、前記加熱用ヒータ89が異常に加熱された時、加
熱用ヒータ89への通電を停止し得るようにしている。
前記空間R内の水温を検知するための水温検知用サーミ
スタ105は、前記取付台90の上面に立設され、該空
間Rの上下中間位置の水温を検知し得るようにしている
一方、排水口84は前記外槽15の底部に設けられ、排
水弁85を介して排水ホース86に連結されている。そ
して、この実施例では、排水弁85が前記バネクラッチ
71のクラッチ爪72及びブレーキ体75と連動して開
閉され、洗濯時において、バネクラッチ71が遮断状態
でブレーキ体75が制動状態にあるときには、排水弁8
5が閉鎖され、脱水時等において、バネクラッチ71が
連結状態でブレーキ体75が非制動状態にされたときに
は、排水弁85が開放される。
温風の排気口を兼用する溢水口(図示路)は前記内槽3
0の送風口を兼用する後軸部31と反対側に位置するよ
うに、外槽15の側壁に形成されている。温風の排気通
路を兼用する溢水ホース87は前記溢水口(図示路)と
同じく温風の排気通路を兼用する排水ホース86との間
に接続され、前記給水装置81により外槽15内に給水
されたときには、静止時における通常水位Wnが第5図
に鎖線で示すように、溢水口(図示路)より更に下方の
位置に設定される。
(温風供給装置の構成) 第5図に示すように温風供給装置94を構成する温風発
生源95は、前記外槽15、中槽21及び内槽30より
も上方においてケース本体1と本体カバー2との間に支
持され、ファン用モータ(図示路)、ファン(図示路)
及び加熱用ヒータ(図示路)を有している。温風供給装
置94の温風供給通路99は外槽15及び外槽カバー1
6の後面に一体に形成され、送風口101は前述した送
風口を兼用する中槽21の後方軸受部28及び内槽30
の後方軸部31と近接して対向するように、温風供給通
路99の下端にて外槽15の後壁に形成され、洗濯物の
乾燥時に、温風供給装置94から供給される温風が、こ
の送風口101から後方軸受部28及び後方軸部31を
通って内槽30内へ導入される。
(動作) 次に、上記のように構成された脱水乾燥洗濯機の動作の
概要を説明する。
まず、本体開閉蓋4及び内槽蓋体37を開放した状態で
、内槽30内に洗濯物を投入した後、内槽蓋体37及び
本体開閉蓋4を閉じて、図示しないスタートスイッチを
操作すると、制御回路(図示路)の制御のもとて一連の
動作が以下のように順次自動的に遂行される。
第5図において、排水弁85が閉鎖され、給水装置81
が動作されて、給水口82から洗濯水が外槽15の底部
に供給される。そして、外槽15の水位Wnが第5図に
鎖線で示す位置に達すると、水位検出用センサ(図示路
)が動作して、前記給水装置81が停止される。
次に、前記加熱用ヒータ89に通電されると、空間R内
の洗濯水が該加熱用ヒータ89により加熱される。加熱
された洗濯水は第1図において、上方へ移動し、中槽2
1の傾斜壁21Bに形成した小孔27bを通って該中槽
21の内部に流入し、その後、内槽21の小孔35から
該内槽21内へ流入する。又、前記加熱された洗濯水の
上昇により対流が生じ、中槽21内の温度の低い洗濯水
は、中槽21の周壁21A及び支持板23に形成した小
孔27a、27cを通って、第1図の矢印で示すように
加熱用ヒータ89側へ移動され、ここで加熱されて上昇
する。
このようにして、前記外槽15内の洗濯水は加熱用ヒー
タ89により適温(例えば35〜40℃)に加熱される
。そして、洗濯水の温度は水温検知用サーミスタ105
により検出され、その温度が適温に達すると、前記洗濯
用駆動手段76を介して内槽30が水平軸線(X−X)
の周りで数秒間正反転回転が行われる。第6図(b)、
(c)に彎曲した二点鎖線で示すように、内槽30の回
転方向に洗濯水が移動するため、洗濯水全体が撹拌され
る。
撹拌された洗濯水は適温より低下するためこの動作を数
回繰返すことにより、洗濯水全体の加熱温度の均一化が
行われる。洗濯水が適温に達すると、前記制御装置(図
示せず)から前記加熱用ヒータ89への通電が停止され
、加温動作が終了する。
この実施例では水温検知用サーミスタ105を水位Wn
の上下中間位置に配置したので、洗濯水の適温を正確に
検出することができる。又、第5図から明らかなように
、この洗濯方式が叩き洗いのため、洗濯水の水位Wnは
内槽30の底部に存在しておればよく、その洗濯水は少
量である。しかも内#fJ30は球形であるため、内槽
30と中槽21との底部間には大きな空間が形成され、
洗濯物が内槽30内の底部にはりついていても、洗濯水
の循環や対流が阻害されることはない。
従って、内槽30内に洗濯物が存在しても洗濯水は外槽
15内の加熱された洗濯水により中槽21の多数の小孔
27bを通しての円滑な対流や内槽21の回転により、
外槽15内及び中槽21内の洗濯水が有効的に撹拌され
るため、外槽15の底部に配置した加熱用ヒータ89の
近傍の洗濯水だけが集中的に加熱されることなく、短時
間に効率良く洗濯水全体が加熱される。
次に、バネクラッチ71が遮断状態になって、洗濯用駆
動手段76が形成されると共に、ブレーキ体75が制動
状態になって中槽21の回転が規制される。そして、種
部動用モータ51が回転され、洗濯用駆動手段76を介
して内槽30が水平軸線X−Xの周りで回転されて、洗
濯動作が開始される。
この洗濯動作中には、洗濯物を収容した球形状の内槽3
0が水平軸IJjl X −Xの周りで回転され、その
回転にともない複数の反転用突条34,40等によって
洗濯物が転動されながら、叩き洗いが行われる。このと
き、加熱された洗濯水には洗剤が効果的に溶解されるの
で、洗濯物の洗浄効果が向上する。
又、洗濯物の洗濯後にすすぎが行われる場合には、前記
洗濯時と同様に、種部動用モータ51により、洗濯用駆
動手段76を介して内If!i30が回転される。この
とき、給水装置81の給水口82から内槽30の外周上
面に向けて水が供給されると共に外槽15内のすすぎ水
が溢水口(図示路)及び溢水ホース87を通って排出さ
れて、水位が一定に保たれる。従って、すすぎ水が順次
入れ替えられながら、給水口82からの水によって、内
槽30の外周面に付着している泡及び内槽30内の洗濯
物に付着している泡が効果的に洗い流される。
さらに、洗濯物の洗濯やすすぎの終了後に脱水が行われ
る場合には、バネクラッチ71が連結状態にされて、脱
水用駆動手段77が形成されると共に、ブレーキ体75
が非制動状態にされて中槽21の回転が許容される。こ
の状態で、種部動用モータ51が回転されると、脱水用
駆動手段77により中槽21と内槽30とが一体的に垂
直軸線Y−Yの周りで高速回転されて、洗濯物の脱水が
行われる。
又、洗濯物の脱水後に乾燥が行われるが、前記洗濯時と
同様に、種部動用モータ51により乾燥用駆動手段76
を介して内槽30が水平軸線X−Xの周りで回転される
と共に、温風供給装置94の通電により、温風発生源9
5から温風が発生され、その温風が温風供給通路99、
送風口101及び後方軸部31を介して内槽30内に供
給されて、各小孔35から排出される。従って、洗濯物
を転動させながら、その洗濯物に温風をあてて乾燥動作
を効果的に行うことができる。
以上詳述したように、この発明の実施例においては、外
槽15内の底部に加熱用ヒータ89を配置すると共に、
中槽21に加温水循環用の小孔27bを形成し、又、洗
濯水加温中に内槽30の回転により洗濯水を撹拌するた
め、洗濯水全体を適温に効率よく加温することができる
[変形例] なお、この発明は前記実施例の構成に限定されるもので
はく、次のように変更して具体化することも可能である
(1)支持体としての中槽21を金網等によりほぼ円筒
状に形成し、周壁の網目を水抜き部としたり、複数個の
支柱等を組み合わせてほぼ円筒状の枠組を形成し、その
各支柱間の間隙を水抜き部としたり、あるいは、ステン
レス板等を有底円筒状に形成して、その周壁及び底壁に
水抜き孔を透設すること。
(2)内槽30を水平軸線X−Xに対し所定角度で傾斜
した傾斜軸線の周りで回転可能に支持すること。
[発明の効果〕 以上詳述したことから明らかなように、本発明によれば
、外槽の底部と中槽の底部との間に洗濯水加熱用ヒータ
を配置し、洗濯水加温動作中に内槽の回転を行うことに
より、外槽内及び中槽内の洗濯水が撹拌されるため、加
熱用ヒータの近傍や洗濯水の上層部だけが集中的に加熱
されることなく、洗濯水を衣類の洗浄効果の高い温水に
短時間で効率良く均一に加熱することができるという優
れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図までは本発明を具体化した実施例を示
すもので、第1図は本発明の要部の部分拡大断面図、第
2図は加熱用ヒータの取付台付近を示す部分平面図、第
3図は加熱用ヒータ全体を示す平面図、第4図は加熱用
ヒータの端部の支持構造を示す拡大断面図、第5図は脱
水乾燥洗濯機全体を示す縦断面図、第6図は洗濯水撹拌
状態を示し、(a)は内槽停止時、(b)は内槽正転時
。 (c)は内槽反転時を示す概略図、第7図は従来例の説
明図である。 図中、1は洗濯機本体、15は外槽、21は支持体、3
0は内槽、35は小孔、51は駆動モータ、58は回転
駆動軸、70は伝達機構、78は中空の駆動軸、80は
切替機構、8つはヒータである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、洗濯機本体(1)と、その洗濯機本体(1)内に設
    けられ、洗濯水を貯溜するための外槽(15)と、その
    外槽(15)の底部に垂直軸線(Y−Y)の周りに回転
    可能に貫通支持された中空の駆動軸(78)と、その中
    空の駆動軸(78)に固定された有底筒状の支持体(2
    1)と、その支持体(21)に水平軸線(X−X)の周
    りで回転可能に支持され、周壁に多数の小孔(35)を
    透設した内槽(30)と、駆動モータ(51)と、前記
    中空の駆動軸(78)内に回転可能に挿通支持され、前
    記駆動モータ(51)により回転駆動される回転駆動軸
    (58)と、その回転駆動軸(58)と前記中空の駆動
    軸(78)との間に設けられ、前記駆動モータ(51)
    により駆動される回転駆動軸(58)の回転を前記中空
    の駆動軸(78)に同速、同方向回転として伝達する状
    態と、同回転駆動軸(58)の回転を前記中空の駆動軸
    (78)に伝達させない状態とに切替える切替機構(8
    0)と、前記回転駆動軸(58)と内槽(30)との間
    に設けられ、前記回転駆動軸(58)の回転を内槽(3
    0)に対して減速して伝達する伝達機構(70)とを備
    えた脱水洗濯機において、 前記外槽(15)の底部と支持体(21)の底部との間
    の空間(R)内に、洗濯水を加温するためのヒータ(8
    9)を前記垂直軸線(Y−Y)を包囲するように配置す
    ると共に、前記洗濯水加温中に、前記内槽(30)を前
    記水平軸線(X−X)の周りに回転させ、洗濯水を撹拌
    する撹拌手段を備えたことを特徴とする脱水洗濯機。
JP1264168A 1989-10-11 1989-10-11 脱水洗濯機 Pending JPH03126485A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0727485U (ja) * 1993-06-03 1995-05-23 武盛 豊永 球形洗濯機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0727485U (ja) * 1993-06-03 1995-05-23 武盛 豊永 球形洗濯機

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