JPH0224982Y2 - - Google Patents

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JPH0224982Y2
JPH0224982Y2 JP1982070163U JP7016382U JPH0224982Y2 JP H0224982 Y2 JPH0224982 Y2 JP H0224982Y2 JP 1982070163 U JP1982070163 U JP 1982070163U JP 7016382 U JP7016382 U JP 7016382U JP H0224982 Y2 JPH0224982 Y2 JP H0224982Y2
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    • F16D2125/40—Screw-and-nut
    • Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はデイスクブレーキのピストン回り止め
機構に関するものである。
従来、例えばエアデイスクブレーキのように外
力により回転される螺子軸の回転力を、これに螺
合するピストンの軸方向前進力に変換して、摩擦
パツドをローターに圧接せしめる方式のデイスク
ブレーキなどでは、摩擦パツドのライニング摩耗
に伴う間隙増大を吸収する目的から、螺子軸とピ
ストンの螺合位置関係を相対的に変化させて、ブ
レーキ解放時のピストン戻り位置をローター側に
再定位させるなどの工夫がなされている。
そしてこのような形式のデイスクブレーキで
は、ピストンのシリンダ内での軸回り回転を規制
することが構成上必須とされ、例えば(イ)ピストン
を非円形型とする。(ロ)通常サポートによつて非回
転的に支持されている摩擦パツドとの間で、ピス
トンの回り止め凹凸嵌合をさせる。(ハ)更にこの場
合にピストンと摩擦パツドの間に両者を非回転に
係合させ、かつ押圧力を分散するロードデイスト
リビユーシヨンプレートを介挿するなどのものが
提案されている。
しかし(イ)の形式は加工が難かしく、(ロ)(ハ)の形式
のものではピストン戻りストロークの際にロード
デイストリビユーシヨンプレートが取り残こされ
てローター回転抵抗に影響する他、ピストンの回
り止めが複雑となるなどの難点があつた。
そこで本考案においては、これらの従来形式の
ものとは異なり、ピストン部とロードデイストリ
ビユーシヨンプレート部（以下プレート部と称す
る）を一体に備えたものを用い、このプレート部
をキャリパとの間で係合させることによりピスト
ン部の軸回り回転を規制するように構成したデイ
スクブレーキを開発したものである。
勿論、本考案はエアデイスクブレーキに限定さ
れるものではなく、ピストン回り止めが必要なデ
イスクブレーキに適用できるものであることは言
うまでもない。
而して本考案の要旨は、ローターと、ローター
の両側に対向して配置された摩擦パツドと、ロー
ターの両側に設けられた一対の脚部並びにそれら
脚部を互いに連結する鞍部を有するキヤリパと、
一方の脚部のシリンダー内に配置されて軸回り回
転が規制された円筒状のピストンと、このピスト
ンに螺合する螺子軸とを備え、螺子軸の回転によ
りピストンを前進させて摩擦パツドをローターに
係合させるデイスクブレーキにおいて、摩擦パツ
ド背面に係合する前記ピストンの先端部に、ピス
トン径外方に延出しかつローター周方向に間隔を
あけた一対のフランジをもつロードデイストリビ
ユーシヨンプレート部を一体に形成し、前記一対
のフランジをキヤリパ鞍部のローター周方向端部
における内面部分と係合させることで前記したピ
ストンの軸回り回転規制を与える構成としたこと
を特徴とするデイスクブレーキにある。
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて説
明する。
第１図は本考案を適用するエアデイスクブレー
キの一部断面図を示しており、１はローター、
２，３は一対の摩擦パツド、４はローター１縁部
を跨ぐように配置されたキヤリパであり、図示し
ない滑動支持装置を介してサポート（図示せず）
によりローター軸方向摺動可能に支持されてい
る。
そしてこのキヤリパ４はローター１の一側方の
脚部５に形成されたシリンダ７にピストン８を収
容し、このピストン８はシリンダ内端部側が開放
した一端開放筒状をなしてその内筒部に螺子部９
が形成され、パワースクリユウ１０が螺合されて
いる。
このパワースクリユウ１０はシリンダ８内の所
定位置で軸方向には移動しないように設けられ、
図示しない外部駆動機構によつて回転力が与えら
れることにより、前記ピストン８に対して相対的
に回転し、この回転によつてピストン８を前進せ
しめ摩擦パツド２をローター１に圧接せしめるよ
うになつている。なお６はローター他側方の反作
用部をなすキヤリパの脚部である。
そして、従来型では第１図における摩擦パツド
２とピストン８の間に、第２図に示す如きロード
デイストリビユーシヨンプレート１１を介挿し、
このプレート１１が摩擦パツドに対して凹凸嵌合
すると共に、ピストンに対しても軸回り回転を規
制するように凹凸嵌合するように設けているので
ある。
しかしこの場合には前述したような問題を招く
ことになつている。
第３図〜第５図は本考案の実施例を示してお
り、ピストン形状が異なる他は第１図に示したデ
イスクブレーキの構成と基本的に一致し、このた
め図示する構成部分のうち共通する部材について
は第１図の符号に100を加えて示しその説明を省
略した。
すなわち、１０１はローター、１０２は摩擦パ
ツド、１０４はキヤリパ、１０５はキヤリパの一
側方の脚部、１０７はシリンダ、１１０はパワー
スクリユウである。なお１１２は摩擦パツド１０
２をローター軸方向移動可能に支持するサポート
である。
そして本実施例の特徴は、シリンダ１０７に滑
合するピストン１０８が、円筒状のピストン部１
０８ａと、このピストン部１０８ａの先端部にお
いて径外方に延出するプレート形状に形成された
ロードデイストリビユーシヨンプレート部１０８
ｂ（以下プレート部と称する）とを備えた形状を
なし、ピストン部１０８ａの内筒部に形成した螺
子部１０８ｃがパワースクリユウ１１０と螺合す
ると共に、プレート部１０８ｂが先端面において
摩擦パツド１０２の背面に係合接触し、かつその
ローター径外方側のフランジ１０８ｄが、キヤリ
パ１０４のローター１０１を跨ぐ跨部の内面に係
合することによつて回り止めされていることに特
徴がある。
なおこのキヤリパ鞍部内面との係合をなすプレ
ート部１０８ｂのフランジ１０８ｄ，１０８ｄ
は、本例ではローター周方向の両側部分に２ケ所
形成されて、これが一対をなして軸回り回転を規
制するようになつている。
言うまでもなく、キヤリパ１０４は図示しない
所定の滑動支持装置によつてサポート１１２に支
持されているから、ピストン１０８の軸回り回転
は実質的にキヤリパ１０４によつて規制されるこ
とになるということになる。
このような構成によれば、ピストンがロードデ
イストリビユーシヨンプレート部を一体的に備え
ているため、ブレーキ時の押圧力分散の効果が得
られる他、このプレート部がキヤリパの鞍部内面
と係合することによつてピストン回り止めをなす
ことができ、ブレーキ解放時において該プレート
部も一体であるため確実に戻されるため、これが
取り残されて引き摺り抵抗が大きくなるという問
題を生ずることもなく、また全体としての構成も
簡易であるなどの効果が得られる。
なお、本考案は図示実施例のものに限定される
ものではなく、要するにピストン部とプレート部
を一体化して、このプレート部がキヤリパと係合
することにより回り止めなされるものであればよ
い。
以上述べた如く、本考案よりなるデイスクブレ
ーキは、比較的簡単なる構成によつて前述した良
好な効果を得ることができ、またピストンの溝加
工や摩擦パツドの突起加工等も必要ないため製作
加工工数の上でも有利であるという効果もあり、
その実用上の利益は大なるものである。
【図面の簡単な説明】
図面第１図は本考案を適用するデイスクブレー
キの一部縦断面図、第２図はロードデイストリビ
ユーシヨンプレートの斜視図、第３図は本考案の
一実施例を示すデイスクブレーキの一部平断面
図、第４図はピストンとキヤリパの関係を示す
図、第５図はピストンの斜視図である。 １，１０１……ローター、２，３，１０２……
摩擦パツド、４，１０４……キヤリパ、５，１０
５……脚部、６……脚部、７，１０７……シリン
ダ、８，１０８……ピストン、９，１０９……螺
子部、１０，１１０……パワースクリユウ、１１
……ロードデイストリビユーシヨンプレート部、
１０８ａ……ピストン部、１０８ｂ……ロードデ
イストリビユーシヨンプレート部、１０８ｃ……
螺子部、１０８ｄ……フランジ、１１２……サポ
ート。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ローターと、ローターの両側に対向して配置さ
    れた摩擦パツドと、ローターの両側に設けられた
    一対の脚部並びにそれら脚部を互いに連結する鞍
    部を有するキヤリパと、一方の脚部のシリンダー
    内に配置されて軸回り回転が規制された円筒状の
    ピストンと、このピストンに螺合する螺子軸とを
    備え、螺子軸の回転によりピストンを前進させて
    摩擦パツドをローターに係合させるディスクブレ
    ーキにおいて、 摩擦パツド背面に係合する前記ピストンの先端
    部に、ピストン径外方に延出しかつローター周方
    向に間隔をあけた一対のフランジをもつロードデ
    イストリビユーシヨンプレート部を一体に形成
    し、前記一対のフランジをキヤリパ鞍部のロータ
    ー周方向端部における内面部分と係合させること
    で前記したピストンの軸回り回転規制を与える構
    成としたことを特徴とするデイスクブレーキ。
JP1982070163U 1982-05-14 1982-05-14 デイスクブレ−キ Granted JPS58172133U (ja)

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FR8307801A FR2526902B1 (fr) 1982-05-14 1983-05-10 Frein a disque avec limiteur de la rotation du piston autour de son axe
GB08313228A GB2123909B (en) 1982-05-14 1983-05-13 A disc brake
US06/732,894 US4560035A (en) 1982-05-14 1985-05-09 Disc brake

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JPH0224982Y2 true JPH0224982Y2 (ja) 1990-07-10

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ID=13423611

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US (1) US4560035A (ja)
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FR (1) FR2526902B1 (ja)
GB (1) GB2123909B (ja)

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