JPS6020838Y2 - ピンスライド型ディスクブレ−キ - Google Patents
ピンスライド型ディスクブレ−キInfo
- Publication number
- JPS6020838Y2 JPS6020838Y2 JP691379U JP691379U JPS6020838Y2 JP S6020838 Y2 JPS6020838 Y2 JP S6020838Y2 JP 691379 U JP691379 U JP 691379U JP 691379 U JP691379 U JP 691379U JP S6020838 Y2 JPS6020838 Y2 JP S6020838Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- caliper
- bushing
- boot
- disc brake
- slide type
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はキャリパが摺動するスライドピンを備えたピン
スライド型ディスクブレーキの改良に関する。
スライド型ディスクブレーキの改良に関する。
従来のピンスライド型ディスクブレーキにおいては、ブ
ツシュの端面近傍に設けられた凹溝とキャリパの摺動部
に設けられた凹溝とに、両端の足部を嵌合したブーツが
設けられているが、該ブーツの腹部の一部がキャリパ端
部に接触していた。
ツシュの端面近傍に設けられた凹溝とキャリパの摺動部
に設けられた凹溝とに、両端の足部を嵌合したブーツが
設けられているが、該ブーツの腹部の一部がキャリパ端
部に接触していた。
上記構成のブーツは、車両走行時あるいはブレーキ時の
キャリパの加振作用を受けると、ブーツの腹部とキャリ
パの端部とがあたり、ついにはブーツの損傷、破損とい
う不具合を発生するという欠点を有していた。
キャリパの加振作用を受けると、ブーツの腹部とキャリ
パの端部とがあたり、ついにはブーツの損傷、破損とい
う不具合を発生するという欠点を有していた。
本考案は上記の不具合を除去することを目的としてなさ
れたものであり、その特徴とするところは、ピンスライ
ド型ディスクブレーキにおいて、ブーツの腹部とキャリ
パ端部との間に遊隙を設けて、キャリパの最大移動時に
おいても、ブーツの腹部とキャリパ端部とがあたらない
ようにし、ブーツの損傷、破損を防止したことである。
れたものであり、その特徴とするところは、ピンスライ
ド型ディスクブレーキにおいて、ブーツの腹部とキャリ
パ端部との間に遊隙を設けて、キャリパの最大移動時に
おいても、ブーツの腹部とキャリパ端部とがあたらない
ようにし、ブーツの損傷、破損を防止したことである。
以下本考案の一実施例を示す図面に基づいて、本考案は
の構成、効果を詳細に説明する。
の構成、効果を詳細に説明する。
ピンスライド型ディスクブレーキの平面図を第１図に示
す。
す。
キャリパ１はアクチュエータ（液圧シリンダ）ＩＣを有
し、ディスクロータ２１を跨いだ状態で、トルクプレー
ト２に取り付けられたスライドピン２２上に装架されて
いる。
し、ディスクロータ２１を跨いだ状態で、トルクプレー
ト２に取り付けられたスライドピン２２上に装架されて
いる。
ブレーキ作動時において、キャリパ１はアクチュエータ
ＩＣのピストン（図示しない）によってインナパッド２
３をディスクロータ２１に押圧するとともに、その反力
によってスライドピン２２上をディスクロータ２１の板
面に垂直な方向に摺動し、アクチュエータＩＣに対向し
て設けられた爪部１Ｄによってアウタペット２４をディ
スクロータ２１に押圧する。
ＩＣのピストン（図示しない）によってインナパッド２
３をディスクロータ２１に押圧するとともに、その反力
によってスライドピン２２上をディスクロータ２１の板
面に垂直な方向に摺動し、アクチュエータＩＣに対向し
て設けられた爪部１Ｄによってアウタペット２４をディ
スクロータ２１に押圧する。
スライドピン２２の断面図を示す第２図において、スラ
イドピン２２は、ブツシュ１３、ボルト１４、ワッシャ
１００からなっている。
イドピン２２は、ブツシュ１３、ボルト１４、ワッシャ
１００からなっている。
ブツシュ１３は中空路円筒状であり、ブツシュの第１端
面１３Ａ及び第２端面１３Ｂの近傍外周には、塵埃等が
侵入付着するのを防止する作用をなす第１及び第２ブー
ツ３，４を嵌合するための第１外周凹溝９及び第２外周
凹溝１０が夫々設けられている。
面１３Ａ及び第２端面１３Ｂの近傍外周には、塵埃等が
侵入付着するのを防止する作用をなす第１及び第２ブー
ツ３，４を嵌合するための第１外周凹溝９及び第２外周
凹溝１０が夫々設けられている。
ブツシュ１３は、その第１端面１３Ａをトルクプレート
２に当接させ、ボルト１４の頭部と第２端面１３Ｂとの
間にワッシャ１００を挟み、ボルト１４をその中空部を
貫通させてトルクプレート２に締め付けることによりト
ルクプレート２に固定される。
２に当接させ、ボルト１４の頭部と第２端面１３Ｂとの
間にワッシャ１００を挟み、ボルト１４をその中空部を
貫通させてトルクプレート２に締め付けることによりト
ルクプレート２に固定される。
キャリパ１は、スライドピンと摺動する内周面に、摺動
面１Ｃと、キャリパの端部１Ａ、ＩＢの近傍に設けられ
た第１内周凹溝１１、第２内周凹溝１２とを夫々持って
いる。
面１Ｃと、キャリパの端部１Ａ、ＩＢの近傍に設けられ
た第１内周凹溝１１、第２内周凹溝１２とを夫々持って
いる。
キャリパの端部ＩＡ、ＩＢから夫々間ｉｌｌ、１２に至
る範囲の内周面は、摺動面１Ｃの内径より大きい円筒形
状、または、端部ＩＡ、ＩＢに向って内径が大きくなる
円錐形状となっている。
る範囲の内周面は、摺動面１Ｃの内径より大きい円筒形
状、または、端部ＩＡ、ＩＢに向って内径が大きくなる
円錐形状となっている。
第１及び第２ブーツ３，４は、ブツシュの第１外周凹溝
９、及び第２外周凹溝１０に嵌合する足部７，７と、キ
ャリパ１の第１内周凹溝１１及び第２内周凹溝１２に夫
々嵌合する足部８，８と、夫々の足部７゜７と８，８と
に連続する腹部５，６からなっている。
９、及び第２外周凹溝１０に嵌合する足部７，７と、キ
ャリパ１の第１内周凹溝１１及び第２内周凹溝１２に夫
々嵌合する足部８，８と、夫々の足部７゜７と８，８と
に連続する腹部５，６からなっている。
そしてここで、ブーツの腹部５，６はキャリパの端部Ｉ
Ａ、ＩＢとの間に、軸方向に遊隙を設けるように成形さ
れている。
Ａ、ＩＢとの間に、軸方向に遊隙を設けるように成形さ
れている。
上記構成のピンスライド型ディスクブレーキのブレーキ
作動時において、キャリパ１はスライドピン２２上を主
にブーツ３，４の足部８を介して摺動する。
作動時において、キャリパ１はスライドピン２２上を主
にブーツ３，４の足部８を介して摺動する。
ブーツの腹部５，６はキャリパ１の摺動にともなって変
形するが、キャリパの端部１Ａ、ＩＢとブーツの腹部５
，６との間には軸方向に遊隙が設けられているので、接
触することがない。
形するが、キャリパの端部１Ａ、ＩＢとブーツの腹部５
，６との間には軸方向に遊隙が設けられているので、接
触することがない。
以上述べたように、本考案は、キャリパ端部とブーツと
の間に遊隙が設けられているので、車両走行時やブレー
キ時のキャリパの加振によるブーツの損傷、破損を防止
することができるものであり、これによってキャリパと
スライドピンとの摺動面への塵埃等の侵入付着の危険を
確実に解消し、この種のブレーキの耐久性、安全性を向
上させる効果を奏するものである。
の間に遊隙が設けられているので、車両走行時やブレー
キ時のキャリパの加振によるブーツの損傷、破損を防止
することができるものであり、これによってキャリパと
スライドピンとの摺動面への塵埃等の侵入付着の危険を
確実に解消し、この種のブレーキの耐久性、安全性を向
上させる効果を奏するものである。
第１図はピンスライド型ディスクブレーキの平面図であ
り、第２図は前記ブレーキのスライドピン部分の断面図
である。 １：キャリパ、２：トルクプレート、ＩＡ：キャリパの
端部、ＩＣ＝キャリパの摺動部、３：第１ブーツ、４：
第２ブーツ、５：第１ブーツの腹部、６：第２ブーツの
腹部、１３：プッシュ、１４：ボルト。
り、第２図は前記ブレーキのスライドピン部分の断面図
である。 １：キャリパ、２：トルクプレート、ＩＡ：キャリパの
端部、ＩＣ＝キャリパの摺動部、３：第１ブーツ、４：
第２ブーツ、５：第１ブーツの腹部、６：第２ブーツの
腹部、１３：プッシュ、１４：ボルト。
Claims (1)
- 中空円筒状のブツシュの第１端面をトルクプレートに当
接させ、該ブツシュの第２端面側より該フッシュの中空
部を貫通させたボルトをトルクプレートに螺合すること
により、該ブツシュをトルクプレートに固定し、さらに
該ブツシュの第１端面の近傍に設けられた第１外周凹溝
と該ブツシュに半径方向の隙間をもって装着されたキャ
リパの摺動部の設けられ第１内周凹溝とに両端の足部を
嵌合した第１ブーツと、該ブツシュの第２端面の近傍に
設けられた第２外周凹溝とキャリパの摺動部に設けられ
た第２内周凹溝とに両端の足部を嵌合した第２ブーツと
を備えたピンスライド型ディスクブレーキにおいて、前
記キャリパはキャリパの内周凹溝に嵌合した前記第１及
び第２ブーツの足部を介して前記ブツシュに支持される
とともに、前記キャリパ端部と前記第１及び第２ブーツ
の腹部との間に半径方向の遊隙を設けたことを特徴とす
るピンスライド型ディスクブレーキ
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP691379U JPS6020838Y2 (ja) | 1979-01-22 | 1979-01-22 | ピンスライド型ディスクブレ−キ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP691379U JPS6020838Y2 (ja) | 1979-01-22 | 1979-01-22 | ピンスライド型ディスクブレ−キ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55106744U JPS55106744U (ja) | 1980-07-25 |
| JPS6020838Y2 true JPS6020838Y2 (ja) | 1985-06-21 |
Family
ID=28814164
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP691379U Expired JPS6020838Y2 (ja) | 1979-01-22 | 1979-01-22 | ピンスライド型ディスクブレ−キ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6020838Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102012008003A1 (de) * | 2012-04-20 | 2013-10-24 | Knorr-Bremse Systeme für Nutzfahrzeuge GmbH | Scheibenbremse für Fahrzeuge |
-
1979
- 1979-01-22 JP JP691379U patent/JPS6020838Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55106744U (ja) | 1980-07-25 |
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