JPH02248454A - 成形用熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

成形用熱可塑性樹脂組成物

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JPH02248454A
JPH02248454A JP1067675A JP6767589A JPH02248454A JP H02248454 A JPH02248454 A JP H02248454A JP 1067675 A JP1067675 A JP 1067675A JP 6767589 A JP6767589 A JP 6767589A JP H02248454 A JPH02248454 A JP H02248454A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、塗装を施した場合に、良好な外観を与える樹
脂組成物であって、成形加工前の予備乾燥工程で安易に
材料中の含有水分量を下げ得る熱可塑性樹脂組成物に関
するものであ。
(従来の技術) ゴム質重合体にシアン化ビニル化合物と芳香族ビニル化
合物をグラフト共重合してなる樹脂組成物は、例えばA
BS樹脂として、良好な加工性と機械的強度及び外観の
バランスから広範囲に使用されている。
樹脂組成物を構成するシアン化ビニル化合物由来成分は
、掻性が高いことから耐薬品性付与に有効であるが、同
時に吸湿性を有するために、該樹脂組成物を熱加工する
場合予め乾燥を行い、含有水分を取り除く操作が必要で
ある。乾燥が不十分なまま射出成形、圧縮成形などを実
施すると、含有水分が気化し、成形品中に気泡を生じた
り、成形品表面に銀状痕(フラッシュ)を生じ、外観を
損ねることがある。また、気化した水分の結露により、
金型面、或いは金型内ガス排気路にサビを生ずる等のト
ラブルが発生する場合もある。
従って、シアン化ビニル化合物由来成分を含む樹脂組成
物を熱加工する場合、原料を予め熱風乾燥機、ホッパー
ドライア−等により乾燥することが必須である。
ところで、耐薬品性、塗装性を高めるべく、シアン化ビ
ニル化合物由来成分の含有率を高く設定した樹脂組成物
にあってぼ、当然予備乾燥は重要であるが、樹脂の軟化
温度の制約からむやみに乾燥温度を上げられず、また、
生産性を犠牲にし長時間乾燥を行っても、十分なレベル
まで含水量を下げられない等未解決の問題があった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明者らは、シアン化ビニル化合物由来成分含有率の
高い樹脂組成物において、乾燥速度が早く、かつ一定時
間乾燥後の残留水分量が少ない組成物を検討したところ
、乾燥挙動には、シアン化ビニル化合物由来成分の含有
率と同時にナトリウム、カリウム量が大きく関与してい
ることを発見し、本発明を完成するに至った。
(課題を解決するための手段) 樹脂組成物の乾燥速度を上げ、かつ一定時間乾燥後の残
存水分量を減らし、熱加工時の水分由来の銀状痕発生を
回避するには、ナトリウム、カリウム量を減らすことが
効果的である。
本発明は、ゴム質重合体に、シアン化ビニル化合物と芳
香族ビニル化合物がグラフト共重合された共重合体(a
)と、シアン化ビニル化合物と芳香族ビニル化合物の共
重合体(b)とからなる樹脂組成物であって、該組成物
中のゴム質重合体が5〜50重量部であり、ゴム質重合
体を除く樹脂成分中に占めるシアン化ビニル化合物由来
成分の平均含有率が0.35〜0.50であって、かつ
該樹脂組成物中のナトリウム及びカリウムの含有量の和
が、シアン化ビニル化合物由来成分の平均含有率が0゜
35〜0.50の場合に、それぞれ140ppm〜50
ppm以下であって、第1図に示される区画ABCDの
範囲内の値であることを特徴とする、熱可塑性樹脂組成
物である。
すなわち、樹脂組成物中のゴム質重合体を除く樹脂成分
中に占めるシアン化ビニル化合物由来成分の平均含有率
が、0.35の場合はナトリウム、カリウムの合計が1
40ppm以下、同平均含有率が、0.5の場合は50
pPm以下、また、この中間に於いては、平均含有率に
応じ、140及び50ppmの相加平均値以下の量に抑
えることで、−S的に使用されるシアン化ビニル化合物
由来成分を含有する樹脂組成物の乾燥用の設備と条件で
、問題のないレベルの乾燥が可能となる。
以下、本発明を更に詳しく説明する。
ABS樹脂は、シアン化ビニル化合物由来成分の含有率
を高めることで塗装性を上げられることは公知である(
特公昭63−30953号公報、特開昭59−1080
15号公報)。
これら先行技術には、シアン化ビニル化合物由来成分と
塗装性の関係には触れられているものの、シアン化ビニ
ル化合物由来成分を増やした時の問題点である樹脂組成
物の乾燥の難しさについては検討されていない。
一方、ゴム質重合体を除く樹脂成分中のシアン化ビニル
化合物由来成分が0.27〜0.33の範囲にある通常
のABS樹脂に於いては、温水白化の防止、或いは熱加
工時の物性低下の回避、着色防止の観点から、ナトリウ
ム、カリウム等のアルカリ金属の含有量を減らす試みは
、−船釣に行われており、ナトリウム、カリウムに起因
する吸湿、乾燥不良の問題は、殆ど注意しなくても十分
であった。
本発明者らは、かかる塗装性と乾燥特性の関係から、通
常のABS樹脂の乾燥用設備と条件で、実用上問題のな
い乾燥が可能な樹脂組成物を検討したところ、意外にも
、通常のABS樹脂では、既に解決済みとされていたナ
トリウム、カリウムの含有量が、乾燥特性に大きく関与
していることを発見した。
ナトリウム、カリウムは、該樹脂組成物を乳化重合法に
より作成する際に使用される乳化剤、重合開始剤に由来
し、重合終了後の塩析工程で重合体析出用の酸又は無機
電解質と十分反応しきらなかったもの、或いは反応はし
たものの、同伴水中に存在し、十分洗浄されないまま乾
燥工程で樹脂側に取り込まれたものである。
これら金属が樹脂組成物中に存在すると、親水性が強い
ため空気中の水分を吸着し易く、また乾燥時に水分を放
出しにくくする。同様の親水性は、シアン化ビニル化合
物由来成分そのものにも認められるため、乾燥し易い樹
脂組成物として許容可能な上限となるナトリウム、カリ
ウム含有量は、シアン化ビニル化合物由来成分の含有率
に伴って変化する。
実験により求めた、銀状痕を生起しない許容含水率1.
OOOppm以下まで、通常のABS樹脂と同一の操作
により乾燥させ得るためには、ゴム質重合体を除く樹脂
成分中のシアン化ビニル化合物由来成分の平均含有率が
0.35の場合は、ナトリウム、カリウム合計量が14
0ppm以下、好ましくは80ppm以下でなくてはな
らない。
また、同含有率が0.50の場合では50ppm、更に
好ましくは20ppm以下でなくてはならない、この中
間にあっては、平均含有率に応じて、140及び50p
pmの相加平均以下、好ましくは80及び20ppmの
相加平均以下であることが必要である。これらをまとめ
て、第1図に好ましい範囲(ABCD)及び更に好まし
い範囲(A’  B’ CD)を示した。
第1図において、縦軸はNa、にの合計量(ppm)で
あり、横軸はゴム質重合体を除く樹脂成分中のシアン化
ビニル化合物由来成分の平均含有率である。
通常のABS樹脂の乾燥条件とは、80〜90℃の熱風
循環乾燥機を用い、2〜4時間乾燥させるものである。
樹脂組成物中のナトリウム、カリウム含有量は原子吸光
法により測定される。
上記条件を満足し得ない場合は、樹脂組成物をベント押
出機を用い再造粒し、水分を除去した後、ラミネート袋
、ポリエチレン内装袋等に密閉し、吸湿させない工夫が
必要となる。
本発明の樹脂組成物は、乳化重合法又は乳化重合法によ
り得られたゴム質濃度の高いグラフト共重合体と乳化型
合法以外の、例えば溶液重合、懸濁重合により得られた
共重合体のブレンドにより得られる。
乳化重合に用いられる乳化剤としては、−船釣に知られ
る脂肪酸アルカリ金属塩、ロジン酸アルカリ金属塩、ア
ルケニルコハク酸アルカリ金属塩等である。
また、重合開始剤としては、過硫酸のアルカリ金属又は
アンモニウム塩、又は、有機過酸化物を用いたレドック
ス系開始剤の使用が可能である。
重合物を水から分離する操作は、通常の無機酸による凝
集、硫酸マグネシウム、塩化カルシウム、硫酸アルミニ
ウム等の無機電解質を用いた塩析が適用できる。
樹脂組成物中のゴム質重合体含量は5〜50重量部、好
ましくは12〜30重量部である。5部未満では耐衝撃
性が不足し1.50部を越えると加工流動性が不足する
等好ましくない。
本発明に用いられるゴム質重合体としては、ポリブタジ
ェン、ブタジェン−スチレン共重合体、ブタジェン−ア
クリロニトリル共重合体、ポリイソプレン等のジエン系
ゴム;ブチルアクリレートメチルメタアクリレート−(
メタ)アクリル酸エステル重合体等のアクリル系ゴム、
水添ポリブタジェン、エチレン−プロピレン共重合ゴム
(EPDM)、フッ素ゴム、シリコーンゴム等の飽和型
ゴム等を用いることができる。
ゴム質重合体を除く樹脂組成物を構成するシアン化ビニ
ル化合物としては、アクリロニトリル、メタシクロニト
リルが;芳香族ビニル化合物としては、スチレン、αメ
チルスチレンが挙げられる。
ゴム質重合体を除く樹脂組成物を構成する芳香族ビニル
化合物由来成分の一部は、(メタ)アクリル酸エステル
により置き替えることができる。
また、(メタ)アクリル酸エステルとしては、メチルア
クリレート、メチルメタアクリレート、プチルアクリレ
ート、2−エチルへキシルアクリレート等が例示できる
。これら化合物中でも、樹脂の加工流動性を高め得るブ
チルアクリレート、2−エチルへキシルアクリレートが
好ましく、適正な使用量は、芳香族ビニル化合物の5〜
50重景%重量に好ましくは10〜40重量%である。
ゴム質重合体を除く樹脂組成物中のシアン化ビニル化合
物由来成分の含有率は0.35〜0.5、好ましくは0
.37〜0.45の範囲である。
0.35未満では塗装性が十分でなく、また、本発明の
基きナトリウム、カリウム含有量の削減をするまでもな
く、樹脂の乾燥特性に問題がない。
一方、同含有率が0.5を越えると加工流動性が低下し
、非実用的である。
ゴム質重合体にグラフト共重合していない樹脂成分の分
子量については、乾燥特性とは関係しないため、用途に
応じ任意に設定すれば良い。
射出成形により製品を得ようとする場合、メチルエチル
ケトン中0.5重量%での還元粘度(30°C)η!P
/eが0.3〜0.6、好ましくは0゜35〜0.45
の範囲である。
プロー成形、シート成形法で製品を得ようとする場合は
、η8,7.は0.4〜0.9、好ましくは0.5〜0
.8の範囲である。
同様の理由で、ゴム質重合体に対するシアン化ビニル及
び芳香族ビニル化合物のグラフト率も任意である。ただ
し、製品強度と加工性のバランスから、適当なグラフト
率は、30〜70%、更に好ましくは40〜60%であ
る。グラフト率は、アセトンを溶媒として樹脂組成物か
ら可溶分を抽出し、次式によって求める。
グラフト率が30%未満では耐衝撃性が十分ではなく、
70%を越えると加工流動性が低下してく る。
なお、樹脂組成物に、必要に応じ酸化防止剤、紫外線吸
収剤、滑剤、離型剤、帯電防止剤等を加えることは任意
である。
また、樹脂組成物をグラスファイバー、カーボンファイ
バー等で強化したり、ポリアミド等のABS以外の樹脂
とブレンド使用することも可能である。
以下、実施例に基づき本発明を説明するが、これらは本
発明の範囲を制限するものでない。
量(拠 (アクリロニトリル含有率と乾燥特性)完全混合型連続
溶液重合装置を用い、3種類のアクリロニトリル、スチ
レン共重合体を用いた参考例1〜3を作成した。
各試料のアクリロニトリル含有率を屈折率から求めたと
ころ、夫々20.5%、30.1%、40.1%であっ
た。また、各試料中のナシリウム、カリウム含有量を原
子吸光法(島津製作所製AA−610S型)により測定
したが、存在は認められなかった。
各試料を押出機を用いて同一サイズのペレットにした後
、30℃湿度100%の恒温恒湿槽に5日間放置し、飽
和吸湿させた。吸湿させた各試料を85℃の熱風循環乾
燥機を用いて、所定時間乾燥し含水率測定用のサンプル
とした。この際、乾燥機の容量は、試料量に対し十分な
大きさのものとし、被乾燥試料は3c11の均一厚みと
なるように積み上げた。サンプル中の含水率は、カール
フィッシャー型水分計(三菱化成(株)製CAO6型)
を用い、水分気化装置(三菱化成(株)製VAO6型)
のオープン温度を250°Cに設定して測定した。
以上の結果をまとめ、表−1を得た。
アクリロニトリル−スチレン共重合体中のアクリロニト
リル含有率が高くなるに従い、飽和吸水率が高くなると
同時に、乾燥速度が著しく低下することが明らかである
止較■上二主 (アクリロニトリル含有率の異なるABS樹脂の作成、
及びフラッシュの有無と塗装性の評価)ポリブタジェン
ゴムラテックス(重量平均粒子径3,000人)ゴム固
形分16部、脱イオン水100部、ロジン酸カリウム1
.0部を還流冷却器付き重合槽に入れ、気相部を窒素置
換しながら70℃に昇温した。アクリロニトリルχ部、
スチレン(84−x)部、クメンハイドロパーオキサイ
ド0.1部、む−ドデシルメルカプタフ0.85部の混
合液、及び脱イオン水50部にナトリウムホルムアルデ
ヒドスルホキシレート0.2部、硫酸第一鉄0.004
部、エチレンジアミンテトラ酢酸ナトリウム0.04部
を溶解した液を、6時間にわたり連続追添加し、反応さ
せた。この間、重合系の温度を70’Cにコントロール
し、追添加終了後、さらに1時間その状態を維持し、重
合を完結した。
比較例1は、アクリロニトリル使用量χを28゜6部、
比較例2は33.6部、比較例3は40゜0部使用した
ものである。
得られた共重合体ラテックスを固形分10%となるよう
に脱イオン水で希釈し、80°Cに昇温した後、硫酸マ
グネシウムを固形分100重量部に対して1.3部加え
、ラテックスを凝固した。凝固体は、そのまま遠心脱水
により含水率65%の含水ケークとし、90 ’C30
分乾燥し、ABSフレークとした。乾燥フレークに熱安
定剤(住友化学(株)製BHT)0.2部、滑剤(エチ
レンビスステアリルアミド)0.5部を加え、押出機を
用いペレット化し、  IRによる組成分析と原子吸光
法による金属分析を行った。
得られたペレットは、参考例と同様に30°C11OO
%湿度条件下に5日間放置して、飽和吸湿させた後、9
0°Cで2時間乾燥し、JIS  1号ダンベルを射出
成形(シリンダー温度240°C1金型温度45°C1
背圧かけず)し、成形片表面の銀状痕(フラッシュ)の
有無を目視判定した。
得られた試験片は、23℃に調温した塗料溶液(藤倉化
成■製−液型アクリル塗料、レクランク55:ノンブラ
ッシング=169シンナー=50:15:35)に20
秒浸漬し、80’Cで30分乾燥し、クランクと塗料の
吸い込みの発生の有無を目視判定した。
その結果を表−2にまとめた。
3を得た。
アクリロニトリル含有率の少ない組成物では、乾燥は容
易で、フラッシュの発生は認められないものの塗装性に
劣り、逆にアクリロニトリル含有率の高い組成物は塗装
性は高いものの、乾燥が難しくフラッシュの発生が認め
られる。
z隻■ (ナトリウム、カリウム含有量とABS樹脂の乾燥特性
の評価) 比較例2及び3に使用したものと同一のABSラテック
スを塩析、凝固させるにあたり、脱水後の含水ケークを
同重量の脱イオン水を用い、リスラリ−洗浄を行い、以
降は同じ方法によりABSベレットを得た。
実施例1は、比較例2のラテックスを用いてリスラリ−
を1回、実施例2は同2回繰返したものである。実施例
3は、比較例3のラテックスを用いてリスラリ−を2回
、実施例4は同3回繰返したものである。
以下、比較例2.3と同様の操作を行い、表−表−3に
示されたとおり、ゴム質重合体を除く樹脂成分中の7ク
リロニトリル含有率が0.388の場合、樹脂組成物中
のナトリウム、カリウム合計量が120ppm以下であ
れば、80℃乾燥ならば10時間、90℃乾燥ならば4
時間で、フラッシュの発生は防止できる。
好ましくはナトリウム、カリウム合計量が60ppm以
下では80°Cで4時間、又は90°Cで2時間という
通常のABS#A脂と同一の乾燥条件下で問題ない乾燥
が可能である。
アクリロニトリル含有率が高くなると、許容できるナト
リウム、カリウム含有量の制限は厳しくなり、ゴム質重
合体を除く樹脂成分中のアクリロニトリルが0.475
の場合では、60ppm以下、好ましくは30ppm以
下で問題ない乾燥が可能である。
来成分含有率の樹脂組成物と同等で、かつ塗装性に優れ
るばかりでなく、アルカリ金属に起因する問題がある。
■温水日化現象が発生しない。
■熱加工時の着色が軽微である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のABS樹脂組成物中の、ゴム質重合
体を除く樹脂成分中に占めるシアン化ビニル化合物由来
成分の平均含有率と、Na、に合計量の許容範囲との関
係を示すグラフである。 (ほか1名) (発明の効果) 本発明の樹脂組成物は; ■乾燥特性が一般的なシアン化ビニル化合物由弔 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ゴム質重合体に、シアン化ビニル化合物と芳香族ビニル
    化合物がグラフト共重合された共重合体(a)と、シア
    ン化ビニル化合物と芳香族ビニル化合物の共重合体(b
    )とからなる樹脂組成物であって、該組成物中のゴム質
    重合体が5〜50重量部であり、ゴム質重合体を除く樹
    脂成分中に占めるシアン化ビニル化合物由来成分の平均
    含有率が0.35〜0.50であって、かつ該樹脂組成
    物中のナトリウム及びカリウムの含有量の和が、シアン
    化ビニル化合物由来成分の平均含有率が0.35〜0.
    50の場合に、それぞれ140ppm〜50ppm以下
    であって、第1図に示される区画ABCDの範囲内の値
    であることを特徴とする、熱可塑性樹脂組成物。
JP1067675A 1988-12-09 1989-03-22 成形用熱可塑性樹脂組成物 Expired - Lifetime JPH0633347B2 (ja)

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