JP2928830B2 - 耐熱性に優れたブロー成形用樹脂組成物 - Google Patents

耐熱性に優れたブロー成形用樹脂組成物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大型部品のブロー
成形に適し、かつ耐熱性に優れ、成形時にパリソンの保
持性が良くて長時間ドローダウンしない製品が得られる
ブロー成形用熱可塑性樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ブロー成形法は、中空容器を成形する技
術としてポリオレフィン系樹脂を中心に広く利用されて
来たが、比較的簡便な装置を用いて大型成形品が得られ
ることから、エンジニアリング樹脂を用いた大型成形品
を成形する技術としても注目されている。例えば、ポリ
フェニレンエーテルを用いたブロー成形に関し、特開平
2−64149号公報には大型部品を成形しようとする
とパリソン強度が充分でなくドローダウンし易く、また
仮に成形可能な場合でも成形条件巾が狭いといった欠点
を有していたことが示されている。
【0003】ところで、ゴム質重合体とシアン化ビニル
化合物と芳香族ビニル化合物よりなる樹脂組成物は一般
にABS樹脂として知られ、主として射出成形用材料と
して用いられている。ABS樹脂は、その分子量および
分子量分布を工夫することで(特開平3−243646
公報)優れたブロー成形性を付与できるものの、ポリフ
ェニレンエーテル系樹脂に比べ耐熱性に劣るために、使
用可能な用途に制約を受けざるを得ない。例えば、塗装
を施す用途では塗料焼付時の成形品変形を回避するた
め、100℃以上の耐熱性(加熱変形温度)が求められ
ることが多い。
【0004】ABS樹脂に耐熱性を付与する手段として
は、芳香族ビニル化合物としてα−メチルスチレンを用
いることが一般的であるが、ブロー成形では成形品とと
もに発生する大量の「バリ」部分をリワーク再使用する
ため、解重合性を有する単量体を用いた樹脂組成物では
商業的な生産に適さず、α−メチルスチレンを用いた耐
熱温度100℃以上のブロー成形材料は作れなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ブロ
ー成形法により大型部品を容易に成形することが可能
で、かつ「バリ」部分のリワーク使用ができる耐熱性に
優れた、成形時にパリソンの保持性が良くて長期間ドロ
ーダウンしない、ブロー成形用マレイミド化合物含有A
BS樹脂組成物を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる現
状に鑑み、マレイミド化合物を必須成分とするABS系
樹脂組成物に対し、特に分子量を工夫することによりパ
リソン強度が高く保持性の良好なブロー成形に適するA
BS系樹脂組成物を提供できることを見出し、本発明を
完成するに至った。
【0007】すなわち、本発明は; ゴム質重合体にシアン化ビニル化合物、芳香族ビニ
ル化合物および必要に応じ下記一般式(1) で示されるマ
レイミド化合物がグラフト共重合してなる共重合体
〔I〕と、下記一般式(1) で示されるマレイミド化合物
単位を有する芳香族ビニル−マレイミド又は芳香族ビニ
ル−シアン化ビニル−マレイミド共重合体〔II〕、シ
アン化ビニル化合物及び芳香族ビニル化合物だけよりな
る共重合体〔III〕よりなる樹脂組成物であり、(i)
該組成物中のゴム質重合体が10〜30重量%、(ii)
該組成物中のマレイミド化合物単位が5〜25重量
%、(iii) 該組成物よりアセトンを用い、抽出して得ら
れる成分の還元粘度(ηsp/c)が0.4以上1.0
以下、である耐熱性に優れたブロー成形用熱可塑性樹脂
組成物を提供する。また、
【化2】
【0008】 下記数式(2) に定義される230℃に
於ける溶融粘度比が10以上である点にも特徴を有す
る。また、
【数2】 又は記載の組成物を用いたブロー成形品を提供
する。
【0009】このようなブロー成形用熱可塑性樹脂組成
物は、グラフト共重合体〔I〕、マレイミド化合物単位
を有する共重合体〔II〕に併せ、シアン化ビニル化合
物及び芳香族ビニル化合物だけよりなるマレイミド化合
物単位を含まない共重合体〔III〕を組合せて製造す
る。
【0010】以下、本発明を更に詳しく説明する。AB
S樹脂に耐熱性を付与する目的で、マレイミド化合物を
導入する手法は広く知られている。マレイミド化合物単
位を有するABS系樹脂は一般に耐熱性が高いと同時に
射出成形がし易い、すなわち溶融粘度がα−メチルスチ
レンを用いてなる耐熱ABSに比べ小さいことが特色で
ある。この特色を生かすために、樹脂組成物からアセト
ンを用いて抽出した成分の還元粘度は、0.25〜0.
4程度に設定されるのが一般的である。しかし、これら
射出成形を前提に設計された組成物をそのままの形でブ
ロー成形に用いようとすると、パリソン強度が低くドロ
ーダウンが激しいため、大型部品は得られなかった。
【0011】これに対し、本発明者らは、該抽出物の還
元粘度(ηsp/c)を0.4以上1.0以下、好まし
くは0.5以上1.0以下に高めると、パリソン強度が
著しく改善されることを見出した。この現象は、キャピ
ラリーフローテストにより見出された知見、すなわちポ
リフェニレンエーテル系樹脂の一般的なブロー成形温度
である230℃(ブロー成形機のシリンダー温度)にお
ける、シェアレート101 (1/sec)と103 (1/sec)の溶融
粘度比に関係し、この値が10以上、好ましくは15以
上であることと対応している。
【0012】ブロー成形に適した樹脂の還元粘度におい
て、キャピラリーフローテストから還元粘度1.0を越
えるとパリソンそのものの押出しが困難になるか、或い
は押出しは出来てもメルトフラクチャーを起こし平滑な
表面を有するブロー成形品が得られないものと予想され
る。還元粘度は、該組成物のアセトン可溶分を0.5%
メチルエチルケトン溶液とし、30℃にて測定したηs
p/cである。
【0013】ブロー成形品の耐熱性には、マレイミド化
合物単位の含有率が重要であり、該組成物中に5〜25
重量%が好ましい範囲である。基本的には、製品に求め
られる耐熱温度に合わせて含有率を決めれば良いが、5
重量%未満では100℃以上の加熱変形温度に達せず、
25重量%を越えるとηsp/cを高く設定しにくく、
仮にηsp/cの高い組成物を作るとメルトフラクチャ
ーを起こし易いといった問題がある。
【0014】組成物中のマレイミド化合物単位の含有率
は、IRにより求めたカルボニル量に基づきnフェニル
マレイミド単位に換算することで求めることができる。
マレイミド化合物単位としては、nフェニルマレイミド
の他にマレイミド、nシクロヘキシルマレイミド等、下
記一般式(1) に示される構造のものが挙げられる。
【化3】
【0015】マレイミド化合物単位を有する共重合体
〔II〕を共重合によって作成する方法には特に制限は
なく、公知の乳化重合法、懸濁重合法、溶液重合法を用
いることができる。また、マレイミド化合物単位を高濃
度で含有する芳香族ビニル−マレイミド又はシアン化ビ
ニル−芳香族ビニル−マレイミド共重合体(II)と、
マレイミド化合物を含まないシアン化ビニル−芳香族ビ
ニルだけからなる共重合体(III)をそれぞれ独立に
作成し、本発明の範囲に混合調整して用いることもでき
る。マレイミド化合物を含まないシアン化ビニルと芳香
族ビニルだけよりなる共重合体(III)は、ゴム質重
合体を含むグラフト共重合体〔I〕を作成する際にグラ
フト反応せず併生した共重合体であっても構わない。更
には、無水マレイン酸とスチレンの共重合体をイミド化
して得た変成共重合体をABS樹脂と組み合わせて用い
ることもできる。
【0016】本発明に用いるグラフト共重合体〔I〕
は、ゴム質重合体にシアン化ビニル化合物、芳香族ビニ
ル化合物及び必要に応じてマレイミド化合物をグラフト
共重合させてなるものであり、公知の乳化重合法、懸濁
重合法、溶液重合法により作られる。シアン化ビニル化
合物としてアクリロニトリル、メタアクリロニトリルが
芳香族ビニル化合物としてはスチレン、α−メチルスチ
レンが例示できる。ゴム質重合体は、ポリブタジエン、
ブタジエン−スチレン共重合体、ブタジエン−アクリロ
ニトリル共重合体といったジエン系ゴム質重合体;ブチ
ルアクリレート−メチルメタアクリレート−(メタ)ア
クリル酸エステル共重合体といったアクリルゴム;エチ
レン−プロピレン共重合体といった飽和ゴム質重合体が
挙げられる。
【0017】ゴム質重合体の含有率は10〜30重量%
が好適である。10重量%未満では耐衝撃性が十分では
なく、30重量%を越えると「バリ」部分のリワーク使
用時に樹脂が着色する等の問題がある。本樹脂組成物に
対し公知の熱安定剤、紫外線吸収剤、滑剤、離型剤、難
燃剤、帯電防止剤を添加することは任意である。また成
形品の熱膨張率を調整するためガラス繊維、カーボン繊
維等を配合することも任意である。
【0018】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明を説明するが、
これらは本発明の範囲を制限しない。なお、以下に用い
る部数は重量部を表すものである。 (参考例1)<グラフト共重合体〔I〕の作成> ポリブタジエンゴムラテックス(3000Å)ゴム固形
分40部、脱イオン水100部、ロジン酸カリウム0.
3部、t−ドデシルメルカプタン0.2部を還流冷却器
付き重合槽に入れ、気相部を窒素置換しながら70℃に
昇温した。アクリロニトリル24部、スチレン36部、
クメンハイドロパーオキサイド0.15部、t−ドデシ
ルメルカプタン0.4部の混合液、及び脱イオン水50
部にナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート0.
3部、硫酸第一鉄0.004部、エチレンジアミンテト
ラ酢酸ナトリウム0.04部を加えてなる水溶液を、7
時間にわたり連続追添加して、反応させた。この間、重
合系の温度を70℃にコントロールし、追添加終了後に
更にクメンハイドロパーオキサイド0.02部を加え、
1時間その状態を維持して、反応を完結した。得られた
ラテックスから硫酸マグネシウムを用い樹脂分を析出さ
せ、洗浄、濾過、乾燥し、ABS乾燥粉末を得た。
【0019】(参考例2)<マレイミド化合物単位を有
する共重合体〔II〕の作成> スチレン36重量部、アクリロニトリル14重量部、N
−フェニルマレイミド20重量部、エチルベンゼン30
重量部及びt−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネ
ート0.02重量部からなる混合液を1.26L/hr
の速度で、反応容積1.9Lの完全混合反応器と0.5
Lの層流反応器(3基)とを直列に並べた重合槽に連続
的に供給し、完全混合反応器の温度109℃、層流反応
器の温度110〜140℃の条件で重合を行った。な
お、第2層流反応器の上流に、スチレン10重量部を添
加混合した。
【0020】次いで、固形分50重量%の重合体溶液を
265℃に加熱すると同時に20トールの減圧室に導
き、脱揮を15分間行い、溶融重合体を取り出し冷却固
化し、共重合体を得た。この共重合体は、N−フェニル
マレイミドの残存量が18ppmで、スチレン(ST)
単位50重量%、アクリロニトリル(AN)単位17重
量%及びN−フェニルマレイミド(NPMI)単位33
重量%から成るものであった。これをH−1とした。同
様の反応を温度及び開始剤量変えて実施し、H−2、H
−3を得た。各共重合体の分析値を表1に示した。
【表1】
【0021】(参考例3)<マレイミド化合物単位を含
まない共重合体〔III〕の作成> 160℃に予め昇温された連続式、完全混合型反応器
に、アクリロニトリル37.5部、スチレン37.5
部、エチルベンゼン25部よりなる単量体混合液を連続
的に添加し、添加量に見合う分の重合体溶液を払い出し
ながら反応させた。反応系の固形分量が50重量%に安
定した後に払い出された重合体溶液を脱気し、造粒し、
サンプルペレットを得た。これをM−1とした。同様の
反応を温度を変えて実施し、M−2、M−3を得た。そ
れぞれの分析値を表2に示した。
【表2】
【0022】(比較参考例)<ブロー成形性良否の判断
規準の作成> グラフト共重合体〔I〕45部、(M−1)〔III〕
55部、エチレンビスステアリルアミド0.5部、熱安
定剤(スミライザー 登録商標 BHT)0.5部を押
出機を用い、溶融混練し、ペレットを得た。得られたペ
レットをブロー成形機(プラコー(株)製DA−75
型)を用い、シリンダー温度210℃にて円筒を成形し
た。この時、1.5m、重量3.8kgのパリソンは、
30秒以上ドローダウンしなかった。同様の操作を(M
−2)〔III〕、(M−3)〔III〕を用い実施し
たところ、M−2では18秒、M−3では数秒でドロー
ダウンが発生した。
【0023】以上から、30秒以上ドローダウンしない
ものを、優良(◎)、10秒以上ドローダウンしないも
のを良(○)、10秒未満のものを不可(×)と判定し
た。この試験に用いたペレットをキャピラルフローテス
ター(キャピログラフ、登録商標「1B型」:東洋精機
(株)製)を用い、210℃の溶融粘度とシェアレート
の関係を測定し、シェアレート101 (1/sec)とシェア
レート103(1/sec)における溶融粘度の比を求めたと
ころ、それぞれ20、15、9であった。以上の結果を
表3にまとめた。
【0024】
【表3】 表3より、ABS樹脂のブロー成形性は、溶融粘度のシ
ェアレート依存性の大きい材料が良好であり、上記溶融
粘度比が10以上で実際の商業生産が可能であることが
明らかとなった。なお、マレイミド化合物単位を含有す
る樹脂組成物は、一般的ABS樹脂に比べガラス転移温
度が上昇しており、キャピラリーフローテストは、耐熱
温度の差に相当する20℃高めた温度条件である230
℃にて実施した。
【0025】(参考実施例1)参考例1で得られたグラ
フト共重合体〔I〕45部、参考例2で得られたマレイ
ミド含有共重合体(H−1)〔II〕55部、エチレン
ビスステアリルアミド0.5部、熱安定剤(スミライザ
ーBBM)0.5部を押出機を用い溶融混練し、ペレッ
ト状試料を作成した。同試料の加熱変形温度(ASTM
−D648、18.6kg荷重、射出成形試験片によ
る)は108℃であった。230℃においてキャピラル
フローテストを行ったところ、溶融粘度比は15.7で
あった。ペレットからのアセトン可溶分の還元粘度ηs
p/cは0.42であった。
【0026】同サンプルを大量に作成し、比較参考例と
同様のブロー成形を230℃にて実施したところ、パリ
ソンの保持時間は15秒と良好であった。同パリソンよ
り製品(自動車用エアスポイラー、製品重量1.41k
g、パリソン重量3.8kg)を取り去った後のバリ部
分を粉砕し、再度ブロー成形を実施したが、成形品の変
色、パリソン強度の低下、ゲル化物の発生は観られず、
良好なリワーク性能を有することが確認できた。
【0027】(参考実施例2〜4、実施例1〜2及び比
較例1、2)同様の試験を各成分の組合せを変えて実施
して表4を得た。ブロー成形性の良否は、キャピラルフ
ローテストの溶融粘度比に基づき判定した。その結果を
表4に示した。
【0028】
【表4】 注) 1)樹脂組成物全体を100部とする。 2)(シェアレート=101 における溶融粘度/シェア
レート=103 における溶融粘度) 表4よりマレイミド化合物単位を導入したABS樹脂は
高い耐熱性を有すること、ブロー成形性は該組成物のア
セトン可溶分の還元粘度が0.4以上1.0以下、好ま
しくは0.5以上1.0以下で良好となること、この効
果はゴム質重合体含有率には依存しないこと、マレイミ
ド化合物単位を含む共重合体〔II〕と含まない共重合
体〔III〕を併用することが可能なことが明らかであ
る。併せて、マレイミド化合物単位を導入したABS樹
脂は、これを含まないABSに比べ小さい還元粘度にお
いても良好なブロー成形性を有することも明らかであ
る。
【0029】
【発明の効果】本発明の組成物は、マレイミド化合物を
必須成分とし、分子量に工夫を凝らしたABS系樹脂型
としたので、耐熱性に優れ、かつブロー成形で大型部品
に成形できる利点を有する。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−69148(JP,A) 特開 昭62−36442(JP,A) 特開 昭61−264041(JP,A) 「ポリマーダイジェスト」第40巻 第 3号 p.39−40 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08L 51/00 - 55/02 C08L 25/08 - 25/14 C08L 33/18 - 33/22 C08L 35/00 - 35/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム質重合体にシアン化ビニル化合物、
    芳香族ビニル化合物および必要に応じ下記一般式(1) で
    示されるマレイミド化合物がグラフト共重合してなる共
    重合体〔I〕と、下記一般式(1) で示されるマレイミド
    化合物単位を有する芳香族ビニル−−マレイミド又は芳
    香族ビニル−シアン化ビニル−マレイミド共重合体〔I
    I〕、シアン化ビニル化合物及び芳香族ビニル化合物だ
    けよりなる共重合体〔III〕よりなる樹脂組成物であ
    り、 ( i) 該組成物中のゴム質重合体が10〜30重量%、 (ii) 該組成物中のマレイミド化合物単位が5〜25重
    量%、 (iii) 該組成物よりアセトンを用い、抽出して得られる
    成分の還元粘度(ηsp/c)が0.4以上で1.0以
    下、であることを特徴とする、耐熱性に優れたブロー成
    形用熱可塑性樹脂組成物。 【化1】
  2. 【請求項2】 下記数式(2) に定義される230℃に於
    ける溶融粘度比が10以上であることを特徴とする、請
    求項1記載の熱可塑性樹脂組成物。 【数1】
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の組成物を用いたブ
    ロー成形品。
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