JPH11343380A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物

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JPH11343380A
JPH11343380A JP14893298A JP14893298A JPH11343380A JP H11343380 A JPH11343380 A JP H11343380A JP 14893298 A JP14893298 A JP 14893298A JP 14893298 A JP14893298 A JP 14893298A JP H11343380 A JPH11343380 A JP H11343380A
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JP
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weight
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methylstyrene
styrene
rubber polymer
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JP14893298A
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English (en)
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Kenji Nishimoto
健志 西本
Yoshihiko Hashimoto
芳彦 橋本
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 引張強度等の剛性が低く、頭部衝撃指数が小
さく、成形品の破断面がシャープエッジとならず延性的
であり、かつ耐熱変形性が高く、しかも成形加工性に優
れ、自動車用部品に適した熱可塑性樹脂組成物を提供す
る。 【解決手段】 分子量の低い芳香族ポリカーボネート
(A)、多量のグラフト共重合体(B)、α−メチルス
チレンが高含有量のα−メチルスチレン系共重合体
(C)、及びスチレン系共重合体(D)からなる熱可塑
性樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性樹脂組成
物に関するものであり、更に詳しくは、引張強度等の剛
性が低く、頭部衝撃指数が小さく、成形品の破断面がシ
ャープエッジとならず延性的であり、かつ耐熱変形性が
高く、しかも成形加工性に優れ、自動車部品として好適
な熱可塑性樹脂組成物に関するものである。なお、前記
頭部衝撃指数とは、車両の衝突時に人体の頭部が部品に
激突した際の頭部に与える衝撃度を示す指数であり、小
さいほど与える衝撃が少ない。
【0002】
【従来の技術】スチレン系樹脂とポリカーボネート系樹
脂からなる樹脂アロイは、優れた剛性、耐衝撃性、耐熱
変形性等を有するため、自動車の内外装材、家電製品や
OA機器のハウジング、部品などに広く使用されてい
る。近年、特に自動車の内外装材では、高温下での寸法
安定性、表面外観性等の特性とともに、米国FMVSS
201の側突規制にみられるように、衝突時の安全性確
保が求められている。
【0003】これらの特性を満足させるために各種の検
討が行われているが、いまだ十分な特性を有するものが
得られていない。例えば、特開昭59−20346号公
報では、ゴム強化スチレン系樹脂に特定の可塑剤を添加
する方法が開示されているが、耐熱変形性が低く、可塑
剤の揮発もあり、満足できるものではない。また、特定
の組成を有するポリプロピレン系樹脂の使用も検討され
ているが、ヒケによる成形品表面外観の不良、ソリによ
る寸法安定性不良に加え、他材料との接着性に劣るとい
う欠点を有している。更に、部品の内側へポリエチレン
発泡体を充填させることも実施されているが、製造工程
の複雑化、経済性の点から問題があった。
【0004】また、スチレン系樹脂とポリカーボネート
樹脂からなる樹脂アロイについては、特公昭58−12
300号公報等に開示されているように、耐衝撃性、剛
性、耐熱性を高める方法は、数多く提案されている。し
かし、これらの組成物では、剛性が低く、頭部衝撃指数
が小さく、成形品の破断面が延性的であり、かつ耐熱変
形性が高く、しかも成形加工性に優れた樹脂組成物は得
られていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のごと
き問題を解消し、引張強度等の剛性が低く、頭部衝撃指
数が小さく、成形品の破断面がシャープエッジとならず
延性的であり、かつ耐熱変形性が高く、しかも成形加工
性に優れ、自動車用部品に適した熱可塑性樹脂組成物を
提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成するべく鋭意検討した結果、分子量の低い芳香
族ポリカーボネート(A)、多量のグラフト共重合体
(B)、α−メチルスチレンが高含有量のα−メチルス
チレン系共重合体(C)、及びスチレン系共重合体
(D)からなる熱可塑性樹脂組成物が、引張強度等の剛
性が低く、頭部衝撃指数が小さく、成形品の破断面がシ
ャープエッジとならず延性的であり、かつ耐熱変形性が
高く、しかも成形加工性に優れ、自動車用部品に好適で
あることを見出し、本発明に到達した。
【0007】すなわち、本発明は、下記芳香族ポリカー
ボネート(A)5〜40重量部、下記グラフト共重合体
(B)30〜80重量部、下記α−メチルスチレン系共
重合体(C)0〜65重量部、及び下記スチレン系共重
合体(D)0〜65重量部の合計100重量部からな
り、下記ゴム重合体(R)の含量が樹脂中20〜50重
量%であり、引張強度が100〜400kg/cm2
熱変形温度(HDT)が80〜120℃である自動車部
品用の熱可塑性樹脂組成物を内容とする。 芳香族ポリカーボネート(A):重量平均分子量が1
0,000〜35,000の芳香族ポリカーボネート。 グラフト共重合体(B):ジエン系ゴム重合体、アクリ
ル系ゴム重合体、シリコン系ゴム重合体、及びオレフィ
ン系ゴム重合体の内から選択される少なくとも1種で体
積平均粒径が50〜1000nmであるゴム重合体
(R)25〜90重量部に、芳香族ビニル化合物10〜
90重量%、(メタ)アクリル酸エステル、シアン化ビ
ニル化合物の少なくとも1種10〜90重量%、及びこ
れらと共重合可能な単量体0〜30重量%の合計100
重量%からなる単量体混合物10〜75重量部を重合し
てなるグラフト共重合体。 α−メチルスチレン系共重合体(C):アクリロニトリ
ル10〜40重量%、α−メチルスチレン5〜80重量
%、スチレン0〜85重量%、及びこれらと共重合可能
な単量体0〜20重量%の合計100重量%からなる単
量体混合物を重合してなり、メチルエチルケトン可溶分
の還元粘度(30℃、N,N−ジメチルホルムアミド溶
液中)が0.3〜1.2dl/gであるα−メチルスチ
レン系共重合体。 スチレン系共重合体(D):アクリロニトリル10〜4
0重量%、スチレン60〜90重量%、及びこれらと共
重合可能な単量体0〜20重量%の合計100重量%か
らなる単量体混合物を重合してなり、メチルエチルケト
ン可溶分の還元粘度(30℃、N,N−ジメチルホルム
アミド溶液中)が0.3〜1.2dl/gであるスチレ
ン系共重合体。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の樹脂組成物における芳香
族ポリカーボネート(A)は、具体的にはビスフェノー
ルA系のポリカーボネート等である。また、その重量平
均分子量は10,000〜35,000であるが、剛
性、頭部衝撃指数、成形品の破断面が延性的でシャープ
エッジとならないこと、及び成形加工性の点から、より
好ましくは重量平均分子量が20,000〜32,00
0である。重量平均分子量が10,000未満では成形
品の破断面がシャープエッジとなる。また、重量平均分
子量が35,000を越えると成形加工性が低下する。
【0009】グラフト共重合体(B)におけるゴム重合
体(R)の体積平均粒径は50〜1000nmである
が、頭部衝撃指数、成形品の破断面が延性的でシャープ
エッジとならないという点から、より好ましくは体積平
均粒径は60〜900nm、更に好ましくは70〜80
0nmである。体積平均粒径が50nm未満、あるいは
1000nmを越えると成形品の破断面がシャープエッ
ジとなり、成形加工性も低下する。特に、体積平均粒径
が250nm未満の小粒径ゴム10〜90重量%と25
0〜1000nmの中粒径ゴム10〜90重量%の合計
100重量%からなるゴム重合体が好ましい。
【0010】ゴム重合体(R)としては、ブタジエンゴ
ム、スチレン−ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブ
タジエンゴム等のジエン系ゴム重合体、アクリル酸ブチ
ルゴム、ブタジエン−アクリル酸ブチルゴム、アクリル
酸2−エチルヘキシル−アクリル酸ブチルゴム、メタク
リル酸2−エチルヘキシル−アクリル酸ブチルゴム、ア
クリル酸ステアリル−アクリル酸ブチルゴム、ジメチル
シロキサン−アクリル酸ブチルゴム、シリコン系/アク
リル酸ブチル複合ゴム等のアクリル系ゴム重合体、エチ
レン−プロピレンゴム、エチレン−プロピレン−ジエン
ゴム等のオレフィン系ゴム重合体、ポリジメチルシロキ
サンゴム等のシリコン系ゴム重合体が挙げられ、単独又
は2種以上組み合わせて用いられる。
【0011】ゴム重合体(R)の50重量%以上は、酸
基含有ラテックスを使用する凝集肥大法により製造され
たものが好ましい。特に、ゴムラテックス100重量部
(固形分)に対して、アクリル酸、メタクリル酸、イタ
コン酸、及びクロトン酸の内から選択される少なくとも
1種の不飽和酸5〜50重量%、アルキル基の炭素数が
1〜12である少なくとも1種の(メタ)アルキルアク
リレート50〜95重量%、及びこれらと共重合可能な
単量体0〜40%を重合させることにより調製した酸基
含有ラテックスを使用する凝集肥大法により製造したも
のが好ましい。
【0012】グラフト共重合体(B)におけるゴム重合
体(R)は25〜90重量部であるが、頭部衝撃指数、
成形品の破断面が延性的でシャープエッジとならないこ
と、及び成形加工性の点から、より好ましくは30〜8
5重量部、更に好ましくは40〜80重量部である。ゴ
ム重合体(R)が25重量部未満、あるいは90重量部
を越えると頭部衝撃指数が大きく、成形品の破断面がシ
ャープエッジとなり、成形加工性も低下する。
【0013】グラフト共重合体(B)における単量体混
合物は、芳香族ビニル化合物10〜90重量%、(メ
タ)アクリル酸エステル、シアン化ビニル化合物の少な
くとも1種10〜90重量%、及びこれらと共重合可能
な単量体0〜30重量%の合計100重量%であるが、
頭部衝撃指数、成形品の破断面が延性的でシャープエッ
ジとならないこと、成形加工性の点から、より好ましく
は芳香族ビニル化合物が20〜85重量%、(メタ)ア
クリル酸エステル、シアン化ビニル化合物が15〜80
重量%、及びこれらと共重合可能な単量体が0〜20重
量%であり、更に好ましくは芳香族ビニル化合物が25
〜80重量%、(メタ)アクリル酸エステル、シアン化
ビニル化合物が20〜75重量%、及びこれらと共重合
可能な単量体が0〜10重量%である。芳香族ビニル化
合物が10重量%未満では加工性が低下し、90重量%
を越えると頭部衝撃指数が大きく、成形品の破断面がシ
ャープエッジとなり、加工性も低下する。
【0014】前記芳香族ビニル化合物としては、スチレ
ン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−イ
ソプロピルスチレン、クロルスチレン、ブロムスチレン
等が挙げられる。シアン化ビニル化合物としては、アク
リロニトリル、メタクリロニトリル等が挙げられる。
(メタ)アクリル酸エステル化合物としては、メチルメ
タクリレート、エチルメタクリレート、ブチルメタクリ
レート、2−エチルヘキシルメタクリレート、ステアリ
ルメタクリレート等の炭素数1〜18のアルキル基を有
するメタクリル酸エステル、メチルアクリレート、エチ
ルアクリレート、ブチルアクリレート、2−エチルヘキ
シルアクリレート、ステアリルアクリレート等の炭素数
1〜18のアルキル基を有するアクリル酸エステルが挙
げられる。共重合可能なその他の単量体としては、(メ
タ)アクリル酸、グリシジル(メタ)アクリレート、等
の(メタ)アクリル酸エステル以外の(メタ)アクリル
酸誘導体及びマレイミド、N−フェニルマレイミド等の
マレイミド化合物等が挙げられる。これらは、1種又は
2種以上であっても良い。
【0015】α−メチルスチレン系共重合体(C)は、
アクリロニトリル10〜40重量%、α−メチルスチレ
ン5〜80重量%、スチレン0〜85重量%、及びこれ
らと共重合可能な単量体0〜20重量%の合計100重
量%からなる単量体混合物を重合してなるが、より好ま
しくはアクリロニトリルが15〜37重量%、α−メチ
ルスチレンが40〜80重量%、スチレンが0〜23重
量%、及びこれらと共重合可能な単量体が0〜15重量
%であり、更に好ましくはアクリロニトリルが20〜3
5重量%、α−メチルスチレンが65〜80重量%、ス
チレンが0〜10重量%、及びこれらと共重合可能な単
量体が0〜10重量%である。上記の範囲外では、加工
性が低下したり、頭部衝撃指数が大きくなったり、成形
品の破断面がシャープエッジとなる。
【0016】前記共重合可能な単量体としては、メチル
メタクリレート、エチルメタクリレート、ブチルメタク
リレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、ステア
リルメタクリレート等の炭素数1〜18のアルキル基を
有するメタクリル酸エステル、メチルアクリレート、エ
チルアクリレート、ブチルアクリレート、2−エチルヘ
キシルアクリレート、ステアリルアクリレート等の炭素
数1〜18のアルキル基を有するアクリル酸エステル、
(メタ)アクリル酸、グリシジル(メタ)アクリレー
ト、等の(メタ)アクリル酸エステル以外の(メタ)ア
クリル酸誘導体及びマレイミド、N−フェニルマレイミ
ド等のマレイミド化合物、p−メチルスチレン、p−イ
ソプロピルスチレン、クロルスチレン、ブロムスチレ
ン、メタクリロニトリル等が挙げられる。これらは、1
種又は2種以上であっても良い。
【0017】α−メチルスチレン系共重合体(C)は、
メチルエチルケトン可溶分の還元粘度(30℃、N,N
−ジメチルホルムアミド溶液中)が0.3〜1.2dl
/gであるが、頭部衝撃指数、成形品の破断面がシャー
プエッジとならないこと、及び成形加工性の点から、よ
り好ましくは0.4〜1.0dl/g、更に好ましくは
0.45〜0.9dl/gである。0.3dl/g未満
では頭部衝撃指数が大きく、成形品の破断面がシャープ
エッジとなり、1.2dl/gを越えると成形加工性が
低下する。
【0018】スチレン系共重合体(D)は、アクリロニ
トリル10〜40重量%、スチレン60〜90重量%、
及びこれらと共重合可能な単量体0〜20重量%の合計
100重量%からなる単量体混合物を重合してなるもの
であるが、より好ましくは、アクリロニトリルが15〜
37重量%、スチレンが63〜85重量%、及びこれら
と共重合可能な単量体が0〜10重量%であり、更に好
ましくは、アクリロニトリルが20〜35重量%、スチ
レンが65〜80重量%、及びこれらと共重合可能な単
量体が0〜7重量%である。上記の範囲外では、成形加
工性が低下したり、頭部衝撃指数が大きくなったり、成
形品の破断面がシャープエッジとなる。
【0019】前記共重合可能な単量体としては、メチル
メタクリレート、エチルメタクリレート、ブチルメタク
リレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、ステア
リルメタクリレート等の炭素数1〜18のアルキル基を
有するメタクリル酸エステル、メチルアクリレート、エ
チルアクリレート、ブチルアクリレート、2−エチルヘ
キシルアクリレート、ステアリルアクリレート等の炭素
数1〜18のアルキル基を有するアクリル酸エステル、
(メタ)アクリル酸、グリシジル(メタ)アクリレート
等の(メタ)アクリル酸エステル以外の(メタ)アクリ
ル酸誘導体及びマレイミド、N−フェニルマレイミド等
のマレイミド化合物、α−メチルスチレン、p−メチル
スチレン、p−イソプロピルスチレン、クロルスチレ
ン、ブロムスチレン、メタクリロニトリル等が挙げられ
る。これらは、1種又は2種以上であっても良い。
【0020】スチレン系共重合体(D)は、メチルエチ
ルケトン可溶分の還元粘度(30℃、N,N−ジメチル
ホルムアミド溶液中)が0.3〜1.2dl/g、頭部
衝撃指数、成形品の破断面がシャープエッジとならない
こと、及び成形加工性の点から、より好ましくは0.4
〜1.0dl/g、更に好ましくは0.45〜0.9d
l/gである。0.3dl/g未満では、成形品の破断
面がシャープエッジとなり、1.2dl/gを越えると
成形加工性が低下する。
【0021】本発明に係る熱可塑性樹脂組成物は、上記
のような芳香族ポリカーボネート(A)5〜40重量
部、より好ましくは10〜35重量部、グラフト共重合
体(B)30〜80重量部、より好ましくは35〜65
重量部、α−メチルスチレン系共重合体(C)0〜65
重量部、より好ましくは10〜55重量部、及びスチレ
ン系共重合体(D)0〜65重量部、より好ましくは1
0〜55重量部の合計100重量部からなる。上記の範
囲外では、成形加工性が低下したり、成形品の破断面が
シャープエッジとなる。
【0022】また、本発明の熱可塑性樹脂組成物は、ゴ
ム重合体(R)の含有量が樹脂中20〜50重量%、よ
り好ましくは25〜45重量%である。ゴム重合体
(R)の含有量が樹脂中20重量%未満では頭部衝撃指
数が大きく、成形品の破断面がシャープエッジとなり、
50重量%を越えると成形加工性が低下する。
【0023】更に本発明の熱可塑性樹脂組成物は、頭部
衝撃指数、成形品の破断面がシャープエッジとならない
という点から、ASTM D−638規格による引張強
度が100〜400kg/cm2 、好ましくは150〜
350kg/cm2 、ASTM D−648規格による
熱変形温度(HDT)が80〜120℃、好ましくは8
5〜115℃、更に好ましくは87〜113℃である。
【0024】本発明の範囲の組成が得られれば、芳香族
ポリカーボネート(A)、グラフト共重合体(B)、α
−メチルスチレン系共重合体(C)、スチレン系共重合
体(D)はいかなる重合法を用いて製造したものでもか
まわない。グラフト共重合体(B)、α−メチルスチレ
ン系共重合体(C)、スチレン系共重合体(D)は、例
えば、公知の塊状重合法、溶液重合法、懸濁重合法、乳
化重合法、乳化−懸濁重合法、乳化−塊状重合法等、本
発明の範囲内の組成に制御できればどの重合法よって製
造したものでもよい。グラフト共重合体(B)は、グラ
フト率を制御しやすい点から、乳化重合法が好ましい。
【0025】また、本発明の範囲であれば、グラフト共
重合体(B)、α−メチルスチレン系共重合体(C)、
スチレン系共重合体(D)は、いかなる開始剤、連鎖移
動剤、乳化剤を用いて製造したものでもかまわない。開
始剤は、過硫酸カリウム等の熱分解開始剤、Fe−還元
剤−有機パーオキサイド等のレドックス系開始剤等の公
知の開始剤が使用できる。t−ドデシルメルカプタン、
n−ドデシルメルカプタン、α−メチルスチレンダイマ
ー、テルピノレン等公知の連鎖移動剤が使用できる。乳
化剤としてはオレイン酸ソーダ、パルミチン酸ソーダ、
ロジン酸ソーダ等の脂肪酸金属塩系乳化剤、ドデシルベ
ンゼンスルホン酸ソーダ、炭素数12〜20のアルキル
スルホン酸ソーダ、ジオクチルスルホコハク酸ソーダ等
のスルホン酸金属塩系乳化剤等の公知の乳化剤が使用で
きる。
【0026】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、通常よく
知られた酸化防止剤、熱安定剤、UV吸収剤、顔料、帯
電防止剤、滑剤を必要に応じて適宜使用できる。特に、
スチレン系樹脂に用いられるフェノール系、イオウ系、
リン系、ヒンダードアミン系の安定剤、抗酸化剤、ベン
ゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系の紫外線吸収剤及
びオルガノポリシロキサン、脂肪族炭化水素、高級脂肪
酸と高級アルコールのエステル等の滑剤等は、成形用樹
脂として、より高性能なものとするために用いることが
できる。これらの安定剤、滑剤は、単独でも、また2種
以上混合して使用することもできる。
【0027】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、成形加工
性、成形品の破断面が延性的でシャープエッジとならな
いという点から、好ましくはカルボン酸の金属塩が2.
5重量%以下、更に好ましくは2.0重量%以下、特に
好ましくは1.5重量%以下である。200トン以上の
射出成形機で成形する成形品については熱履歴が高いた
め特に重要である。本発明の熱可塑性樹脂組成物は、低
分子量の芳香族ポリカーボネートを使用しているため、
カルボン酸の金属塩による芳香族ポリカーボネートの分
子量低下は、成形品の破断面をシャープエッジとするた
め好ましくない。
【0028】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、上記のよ
うな芳香族ポリカーボネート(A)、グラフト共重合体
(B)、α−メチルスチレン系共重合体(C)、及びス
チレン系共重合体(D)の製造方法によって異なるが、
例えば、これらをラテックス、スラリー、溶液、粉末、
ペレット等の状態、あるいはこれらの組み合わせにて混
合して、製造できる。グラフト共重合体(B)、α−メ
チルスチレン系共重合体(C)、スチレン系共重合体
(D)のラテックスからポリマー粉末を回収する場合
は、通常の方法、例えばラテックスに塩化カルシウム、
塩化マグネシウム、硫酸マグネシウムのようなアルカリ
土類金属の塩、塩化ナトリウム、硫酸ナトリウムのよう
なアルカリ金属の塩、塩酸、硫酸、リン酸、酢酸のよう
な無機酸及び有機酸を添加することでラテックスを凝固
した後、脱水乾燥する方法で実施できる。またスプレー
乾燥法も使用できる。更に、安定剤の使用する量の一部
を分散液の状態でこれら樹脂のラテックスあるいはスラ
リーに添加することもできる。
【0029】また、本発明の熱可塑性樹脂組成物は、芳
香族ポリカーボネート(A)、グラフト共重合体
(B)、α−メチルスチレン系共重合体(C)、及びス
チレン系共重合体(D)の1種以上からなる粉末、ペレ
ットの混合物に対し、必要ならば安定剤、滑剤、顔料等
を配合し、バンバリミキサー、ロールミル、1軸押出し
機、2軸押出し機等の公知の溶融混練機にて混練するこ
とができる。
【0030】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、これを射
出成形、押出成形、真空成形、ブロー成形等の公知の加
工法にて成形品に加工できる。また、本発明の熱可塑性
樹脂組成物は、頭部衝撃指数が小さく、成形品の破断面
がシャープエッジとならず延性的であり、かつ耐熱変形
性が高い特性が有効に発揮できる部品に使用されるが、
特に自動車部品、例えば内装用のフロントピラーガーニ
ッシュ、サイドルーフガーニッシュ、センターピラーガ
ーニッシュ及びロアー等の周辺の部品と一体化した部品
等に好適である。
【0031】
【実施例】以下、本発明を実施例によって更に詳細に説
明するが、これらは単なる例示であり、本発明はこれら
に限定されるものではない。尚、特に断らない限り、
「部」は重量部を、「%」は重量%を表す。
【0032】(1)芳香族ポリカーボネート(A); 出光石油化学株式会社製、タフロンA2200:重量平
均分子量27,700を使用した。
【0033】(2)グラフト共重合体(B); (2−1)酸基含有ラテツクスの製造:肥大化用酸基含
有ラテックスを以下のように製造した。先ず、撹拌機、
還流冷却器、窒素導入口、モノマー導入口、温度計の設
置された反応器に下記の物質を仕込んだ。 純水 200部 ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム 0.5部 ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート 0.3部 反応器を撹拌しながら窒素気流下に70℃まで昇温し、
70℃に到達した後、下記成分を連続的に1.5時間で
滴下した。 BA(ブチルアクリレート) 24部 MAA(メタクリル酸) 1部 tDM(t−ドデシルメルカプタン) 0.1部 CHP(クメンハイドロパーオキサイド) 0.03部 続けて、下記成分を連続的に3.5時間で滴下し、終了
後、65℃で1時間撹拌を続けて重合を終了した。 BA 3部 BMA(ブチルメタクリレート) 58部 MAA 14部 tDM 0.3部 CHP 0.08部 (2−2)ポリブタジエンの製造:公知の方法にて、平
均粒径90nm(b−1)、220nm(b−2)のゴ
ムラテックスを得た。なお、ラテックスの平均粒径は、
パシフィック・サイエンティック(PACIFIC SCIENTIFI
C )社製のNICOMP粒子径測定機にて評価した。 (2−3)肥大処理:上記(2−2)で得たポリブタジ
エンゴム(b−1)に上記(2−1)で得た酸基含有ラ
テックスを3部一括して添加後、撹拌を1時間続けて肥
大を完了させ、470nmのポリブタジエンゴムラテッ
クス(b−3)を得た。 (2−4)グラフト重合体(B)の製造:撹拌機、還流
冷却器、窒素導入口、モノマー導入口、温度計の設置さ
れた反応器に下記の物質を仕込み、反応器を撹拌しなが
ら窒素気流下に60℃まで昇温させた。 純水 200部 ゴム状重合体(固形分) 表1に記載した種類、量 ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート 0.2部 EDTA(エチレンジアミン四酢酸) 0.01部 硫酸第一鉄 0.0025部 60℃に到達した後、表1に示す単量体混合物を連続的
に4時間で滴下し、終了後、60℃で1時間撹拌を続け
て重合を終了し、グラフト共重合体(B−1)〜(B−
5)を得た。
【0034】
【表1】
【0035】(3)α−メチルスチレン系共重合体
(C)並びにスチレン系共重合体(D)の製造;撹拌
機、還流冷却器、窒素導入口、モノマー導入口、温度計
の設置された反応器に下記の物質及び表2の単量体
(I)を仕込み、反応器を撹拌しながら窒素気流下に6
5℃まで昇温した。 純水 200部 ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム 1部 ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート 0.4部 EDTA 0.01部 硫酸第一鉄 0.0025部 65℃に到達した後、表2に示す単量体を連続的に6時
間で滴下した。また、ジオクチルスルホコハク酸ナトリ
ウムを重合時間1時間目に0.5部、3時間目に0.5
部追加した。滴下終了後、65℃で1時間撹拌を続け重
合を終了し、α−メチルスチレン系共重合体(C−
1)、(C−2)、並びにスチレン系共重合体(D−
1)を得た。
【0036】
【表2】
【0037】(4)スチレン系樹脂組成物(E)の製造
[(B)+(C)あるいは(B)+(D)];上記で製
造した、グラフト共重合体ラテックス(B)と、α−メ
チルスチレン系共重合体(C)及びスチレン系共重合体
(D)を表3に示す割合で混合後、フェノール系の安定
剤0.5部を添加し、塩化カルシウム2部を加えて凝固
させた。凝固スラリーを脱水乾燥して、スチレン系樹脂
組成物(E−1)〜(E−7)の粉末を得た。
【0038】
【表3】
【0039】(5)熱可塑性樹脂組成物(F)の製造;
表4に示す混合比率の熱可塑性樹脂100部に、リン系
安定剤PEP−24Gを3部、及びフェノール系安定剤
A0−20を0.3部(共に旭電化工業株式会社製)配
合し、株式会社タバタ製201ブレンダーで均一にブレ
ンドした。更に株式会社タバタ製40mmの1軸押出機
で溶融混練して、9種類の熱可塑性樹脂組成物(F−
1)〜(F−9)のペレットを製造した。得られたペレ
ットから、株式会社ファナック製100B射出成形機を
使用し、シリンダー温度250〜270℃で成形して、
物性評価に必要な試験片を作成し、評価した結果を表4
に示した。
【0040】(6)評価; (6−1)頭部衝撃指数[HIC(d)値]:図1に示
す形状のピラー成形品に24km/Hrの速度で4.5
Kgの荷重を与えた時の加速度−時変化を測定する、F
MVSS201に従って、23℃におけるHIC(d)
値を求めた。図中の数字はmmである。規格上、HIC
(d)値は1000以下である必要がある。 (6−2)成形品の破断面:前記の衝撃試験において、
成形品の破断面が延性的(シャープエッジとならない)
であるか、脆性的(シャープエッジとなる)であるかを
観察した。 (6−3)引張強度(TS):ASTM D−638に
従って23℃で評価した[単位:kg/cm2]。 (6−4)アイゾット衝撃強度:ASTM D−256
(1/4インチ厚み)に従って23℃で評価した[単
位:kgf−cm/cm2 ]。 (6−5)耐熱性(HDT):ASTM D−648の
18.6kg/cm2 荷重の熱変形温度で評価した[単
位:℃]。 (6−6)成形加工性(SPL:スパイラルフロー):
株式会社ファナック製100B射出成形機を使用し、シ
リンダー温度250℃、射出圧力1350kg/cm2
にて、3mm厚みのスパイラル形状の金型内における樹
脂の流動長で評価した[単位:mm]。
【0041】
【表4】
【0042】
【発明の効果】本発明に係る熱可塑性樹脂組成物は、引
張強度等の剛性が低く、頭部衝撃指数が小さく、成形品
の破断面がシャープエッジとならず延性的であり、かつ
耐熱変形性が高く、しかも成形加工性に優れ、自動車用
部品として好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 頭部衝撃指数(HIC(d)値)の測定に用
いたピラー成形品の寸法説明図であり、(a)は平面
図、(b)は(a)におけるA−A断面図。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記芳香族ポリカーボネート(A)5〜
    40重量部、下記グラフト共重合体(B)30〜80重
    量部、下記α−メチルスチレン系共重合体(C)0〜6
    5重量部、及び下記スチレン系共重合体(D)0〜65
    重量部の合計100重量部からなり、下記ゴム重合体
    (R)の含量が樹脂中20〜50重量%であり、引張強
    度が100〜400kg/cm2 、熱変形温度(HD
    T)が80〜120℃である熱可塑性樹脂組成物。 芳香族ポリカーボネート(A):重量平均分子量が1
    0,000〜35,000の芳香族ポリカーボネート。 グラフト共重合体(B):ジエン系ゴム重合体、アクリ
    ル系ゴム重合体、シリコン系ゴム重合体、及びオレフィ
    ン系ゴム重合体の内から選択される少なくとも1種であ
    って体積平均粒径が50〜1000nmであるゴム重合
    体(R)25〜90重量部に、芳香族ビニル化合物10
    〜90重量%、(メタ)アクリル酸エステル、シアン化
    ビニル化合物の少なくとも1種10〜90重量%、及び
    これらと共重合可能な単量体0〜30重量%の合計10
    0重量%からなる単量体混合物10〜75重量部を重合
    してなるグラフト共重合体。 α−メチルスチレン系共重合体(C):アクリロニトリ
    ル10〜40重量%、α−メチルスチレン5〜80重量
    %、スチレン0〜85重量%、及びこれらと共重合可能
    な単量体0〜20重量%の合計100重量%からなる単
    量体混合物を重合してなり、メチルエチルケトン可溶分
    の還元粘度(30℃、N,N−ジメチルホルムアミド溶
    液中)が0.3〜1.2dl/gであるα−メチルスチ
    レン系共重合体。 スチレン系共重合体(D):アクリロニトリル10〜4
    0重量%、スチレン60〜90重量%、及びこれらと共
    重合可能な単量体0〜20重量%の合計100重量%か
    らなる単量体混合物を重合してなり、メチルエチルケト
    ン可溶分の還元粘度(30℃、N,N−ジメチルホルム
    アミド溶液中)が0.3〜1.2dl/gであるスチレ
    ン系共重合体。
  2. 【請求項2】 前記α−メチルスチレン系共重合体
    (C)が、アクリロニトリル15〜37重量%、α−メ
    チルスチレン40〜80重量%、スチレン0〜23重量
    %、及びこれらと共重合可能な単量体0〜10重量%の
    合計100重量%を重合してなるα−メチルスチレン高
    含量の共重合体であり、かつ樹脂中に該α−メチルスチ
    レン系共重合体(C)を10〜55重量部含む請求項1
    記載の熱可塑性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 前記ゴム重合体(R)が、体積平均粒径
    が250nm未満の小粒径ゴム10〜90重量%と25
    0〜1000nmの中粒径ゴム10〜90重量%の合計
    100重量%からなる請求項1記載の熱可塑性樹脂組成
    物。
  4. 【請求項4】 前記ゴム重合体(R)の50重量%以上
    が酸基含有ラテックスを使用する凝集肥大法により得ら
    れるゴム重合体である請求項1又は3記載の熱可塑性樹
    脂組成物。
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