JPH0224698Y2 - - Google Patents
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- JPH0224698Y2 JPH0224698Y2 JP1983166316U JP16631683U JPH0224698Y2 JP H0224698 Y2 JPH0224698 Y2 JP H0224698Y2 JP 1983166316 U JP1983166316 U JP 1983166316U JP 16631683 U JP16631683 U JP 16631683U JP H0224698 Y2 JPH0224698 Y2 JP H0224698Y2
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- Japan
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- circuit
- proportional solenoid
- voltage
- vehicle speed
- proportional
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D5/00—Power-assisted or power-driven steering
- B62D5/06—Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D6/00—Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits
- B62D6/008—Control of feed-back to the steering input member, e.g. simulating road feel in steer-by-wire applications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D6/00—Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits
- B62D6/02—Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits responsive only to vehicle speed
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕
本考案は自動車などに使用される動力操向装置
の操舵力制御装置に係り、特に、少くとも電流帰
還閉ループ内に異常が生じたときの高速走行時の
安全性を向上すると共に二次破壊を防ぐことがで
きる動力操向装置の操舵力制御装置に関するもの
である。
の操舵力制御装置に係り、特に、少くとも電流帰
還閉ループ内に異常が生じたときの高速走行時の
安全性を向上すると共に二次破壊を防ぐことがで
きる動力操向装置の操舵力制御装置に関するもの
である。
一般に、自動車用動力操向装置の操舵力制御装
置は、操舵力を操舵負荷に比例して軽快にすると
共に、高速走行時のハンドル操作が安全になるべ
く車速に比例して重くするものであることを要す
る。
置は、操舵力を操舵負荷に比例して軽快にすると
共に、高速走行時のハンドル操作が安全になるべ
く車速に比例して重くするものであることを要す
る。
しかして、この種の操舵力制御装置において
は、一般に、車速に応じて電気系制御装置から車
体配線を介して比例ソレノイドのコイルに通電電
流を流し、油圧制御弁をその通電電流にほぼ比例
して動かして適正な油圧反力を得るという方法が
採られている。
は、一般に、車速に応じて電気系制御装置から車
体配線を介して比例ソレノイドのコイルに通電電
流を流し、油圧制御弁をその通電電流にほぼ比例
して動かして適正な油圧反力を得るという方法が
採られている。
しかしながら、上記比例ソレノイド本体や車体
配線の故障で、コイルの層間短絡や地絡および車
体配線の線間短絡や地絡を起したとき、ならび
に、上記電気系制御装置の内部で電流制御をする
閉ループに故障を生じたときに電流検出信号がな
くなり、電流制御ができなくなつて、比例ソレノ
イドのコイルに過大電流が流れて過熱や焼損を起
したり、ソレノイド駆動回路のパワー・トランジ
スタを破壊したりすると共に、高速走行時のハン
ドル操作が軽すぎて、ハンドル操作が不安定とな
り、運転者が不安をいだいたり、危険な状態にな
るという欠点を有していた。
配線の故障で、コイルの層間短絡や地絡および車
体配線の線間短絡や地絡を起したとき、ならび
に、上記電気系制御装置の内部で電流制御をする
閉ループに故障を生じたときに電流検出信号がな
くなり、電流制御ができなくなつて、比例ソレノ
イドのコイルに過大電流が流れて過熱や焼損を起
したり、ソレノイド駆動回路のパワー・トランジ
スタを破壊したりすると共に、高速走行時のハン
ドル操作が軽すぎて、ハンドル操作が不安定とな
り、運転者が不安をいだいたり、危険な状態にな
るという欠点を有していた。
本考案は以上の点に鑑み、このような問題を解
決すると共にかかる点を除去すべくなされたもの
で、その目的は高速走行時の安定性を確保すると
共に比例ソレノイドの二次破壊および電気系制御
装置の二次破壊を防止することができる動力操向
装置の操舵力制御装置を提供することにある。
決すると共にかかる点を除去すべくなされたもの
で、その目的は高速走行時の安定性を確保すると
共に比例ソレノイドの二次破壊および電気系制御
装置の二次破壊を防止することができる動力操向
装置の操舵力制御装置を提供することにある。
このような目的を達成するため、本考案は少く
とも、電流制御をする閉ループで故障したとき、
比例ソレノイドへ通電電流を遮断し、キースイツ
チをオフするまで保持することによつて、操舵反
力油圧を上昇したままに保持し、操舵力の重い安
全側に保持する安全機能回路を備えるようにした
ものである。
とも、電流制御をする閉ループで故障したとき、
比例ソレノイドへ通電電流を遮断し、キースイツ
チをオフするまで保持することによつて、操舵反
力油圧を上昇したままに保持し、操舵力の重い安
全側に保持する安全機能回路を備えるようにした
ものである。
以下、図面に基づき本考案の実施例を詳細に説
明する。
明する。
第1図は本考案による動力操向装置の操舵力制
御装置の一実施例を示すブロツク図で、説明に必
要な部分のみを示す。
御装置の一実施例を示すブロツク図で、説明に必
要な部分のみを示す。
図において、1は車載バツテリ、2はこの車載
バツテリ1の正極側に接続されたキースイツチ、
3は車速センサで、この車速センサ3としては実
際にはリードスイツチ式やトランジスタ式のスピ
ードメータのパルスを用いるものが使用されてい
る。4は図示しない反力油圧を制御する油圧制御
弁を通電電流にほぼ比例して制御する比例ソレノ
イドである。
バツテリ1の正極側に接続されたキースイツチ、
3は車速センサで、この車速センサ3としては実
際にはリードスイツチ式やトランジスタ式のスピ
ードメータのパルスを用いるものが使用されてい
る。4は図示しない反力油圧を制御する油圧制御
弁を通電電流にほぼ比例して制御する比例ソレノ
イドである。
5は上記車載バツテリ1を電源とし上記車速セ
ンサ3からの信号を受けて車速に反比例した電流
を出力し、上記比例ソレノイド4を駆動する電気
系制御装置である。そして、この電気系制御装置
5はつぎの各回路によつて構成されている。
ンサ3からの信号を受けて車速に反比例した電流
を出力し、上記比例ソレノイド4を駆動する電気
系制御装置である。そして、この電気系制御装置
5はつぎの各回路によつて構成されている。
すなわち、車速センサ3の車速に比例したパル
スで周波数に反比例した電圧に変換する周波数−
電圧変換回路(F/V変換回路)501と、この
F/V変換回路501によつて変換された車速信
号に相当する出力電圧、基準電圧として比例ソレ
ノイド4に流れる電流に相当する電圧とを比較し
その誤差を増幅する誤差増幅回路502と、比例
ソレノイド4に印加する電圧をパルス幅変調波形
とするための基本周波数(500〜1000Hz)の三角
波または鋸歯状波を発振する発振回路(以下、基
準波発振回路と呼称する)503と、誤差増幅回
路502の出力電圧と基準波発振回路503の出
力電圧とを入力としこれら両入力を比較し、誤差
増幅回路502の出力電圧に相当したパルス幅で
基準波発振回路503のパルス周波数を変調した
パルス幅変調波形を出力するパルス幅制御回路
(PWM)504と、このPWM504のパルス幅
変調電圧波形を受けて比例ソレノイド4に駆動電
流を流し得るような比例ソレノイド駆動回路50
5と、比例ソレノイド4の出力端と接地間に直列
に挿入され駆動電流を検出するためシヤント抵抗
506と、このシヤント抵抗506の両端に発生
する電圧降下を検出し誤差増幅回路502へ比例
ソレノイド4の駆動電流に相当する電圧を帰還す
るソレノイド電流検出回路507と、誤差増幅回
路502の出力電圧を受けて積分し、予め設定し
た所定時間、例えば0.1〜0.5秒以上経過しても誤
差増幅回路502の出力電圧が零とならない場
合、すなわち、F/V変換回路501からの車速
に比例した指令電圧に対しソレノイド電流検出回
路507からの出力電流の誤差がなくならないと
きに作動して車載のバツテリ1からキースイツチ
2を介して比例ソレノイド駆動回路505に電源
を供給する常閉接点と駆動コイルを有する保護リ
レー509の駆動コイルを駆動する電流を出力し
続ける保持機能を有する遅延作動保持回路508
と、車載のバツテリ1からキースイツチ2を介し
て供給されるバツテリ電圧を上記比例ソレノイド
駆動回路505を除く各回路の電源として必要な
所定の定電圧(約5〜8V)を供給する定電圧回
路510によつて構成されている。
スで周波数に反比例した電圧に変換する周波数−
電圧変換回路(F/V変換回路)501と、この
F/V変換回路501によつて変換された車速信
号に相当する出力電圧、基準電圧として比例ソレ
ノイド4に流れる電流に相当する電圧とを比較し
その誤差を増幅する誤差増幅回路502と、比例
ソレノイド4に印加する電圧をパルス幅変調波形
とするための基本周波数(500〜1000Hz)の三角
波または鋸歯状波を発振する発振回路(以下、基
準波発振回路と呼称する)503と、誤差増幅回
路502の出力電圧と基準波発振回路503の出
力電圧とを入力としこれら両入力を比較し、誤差
増幅回路502の出力電圧に相当したパルス幅で
基準波発振回路503のパルス周波数を変調した
パルス幅変調波形を出力するパルス幅制御回路
(PWM)504と、このPWM504のパルス幅
変調電圧波形を受けて比例ソレノイド4に駆動電
流を流し得るような比例ソレノイド駆動回路50
5と、比例ソレノイド4の出力端と接地間に直列
に挿入され駆動電流を検出するためシヤント抵抗
506と、このシヤント抵抗506の両端に発生
する電圧降下を検出し誤差増幅回路502へ比例
ソレノイド4の駆動電流に相当する電圧を帰還す
るソレノイド電流検出回路507と、誤差増幅回
路502の出力電圧を受けて積分し、予め設定し
た所定時間、例えば0.1〜0.5秒以上経過しても誤
差増幅回路502の出力電圧が零とならない場
合、すなわち、F/V変換回路501からの車速
に比例した指令電圧に対しソレノイド電流検出回
路507からの出力電流の誤差がなくならないと
きに作動して車載のバツテリ1からキースイツチ
2を介して比例ソレノイド駆動回路505に電源
を供給する常閉接点と駆動コイルを有する保護リ
レー509の駆動コイルを駆動する電流を出力し
続ける保持機能を有する遅延作動保持回路508
と、車載のバツテリ1からキースイツチ2を介し
て供給されるバツテリ電圧を上記比例ソレノイド
駆動回路505を除く各回路の電源として必要な
所定の定電圧(約5〜8V)を供給する定電圧回
路510によつて構成されている。
なお、6は電気系制御装置5の比例ソレノイド
駆動回路505と比例ソレノイド4の間を接続す
る(+)側車体配線、7はその比例ソレノイド4
と電気系制御装置5のシヤント抵抗506および
ソレノイド電流検出回路507の間を接続する
(−)車体配線である。
駆動回路505と比例ソレノイド4の間を接続す
る(+)側車体配線、7はその比例ソレノイド4
と電気系制御装置5のシヤント抵抗506および
ソレノイド電流検出回路507の間を接続する
(−)車体配線である。
つぎにこの第1図に示す実施例の動作を第2図
を参照して説明する。この第2図は各部の特性を
示す特性図で、aは車速に対する比例ソレノイド
4の電流特性を示したものであり、bは時間に対
する誤差増幅回路502の出力電圧、cは時間に
対する遅延作動特性を示したものである。そし
て、横軸のtは時間、縦軸のIsおよびVはソレノ
イド電流および電圧を示し、NOMは正常時、
ABNは異常時を示す。また、第2図cにおける
DETは誤差増幅回路502の異常作動検出レベ
ルを示す。
を参照して説明する。この第2図は各部の特性を
示す特性図で、aは車速に対する比例ソレノイド
4の電流特性を示したものであり、bは時間に対
する誤差増幅回路502の出力電圧、cは時間に
対する遅延作動特性を示したものである。そし
て、横軸のtは時間、縦軸のIsおよびVはソレノ
イド電流および電圧を示し、NOMは正常時、
ABNは異常時を示す。また、第2図cにおける
DETは誤差増幅回路502の異常作動検出レベ
ルを示す。
まず、閉ループを形成する誤差増幅回路50
2、PWM回路504、比例ソレノイド駆動回路
505、車体配線6、比例ソレノイド4、車体配
線7、シヤント抵抗506、ソレノイド電流検出
回路507が正常の場合には、F/V変換回路5
01から出力する車速に相当する指令電圧に相当
した電流が比例ソレノイド4に供給され、一定に
制御されている。このとき、車速の変化に対する
比例ソレノイド4の電流は第2図aの正常時
NOMに示すような特性となる。
2、PWM回路504、比例ソレノイド駆動回路
505、車体配線6、比例ソレノイド4、車体配
線7、シヤント抵抗506、ソレノイド電流検出
回路507が正常の場合には、F/V変換回路5
01から出力する車速に相当する指令電圧に相当
した電流が比例ソレノイド4に供給され、一定に
制御されている。このとき、車速の変化に対する
比例ソレノイド4の電流は第2図aの正常時
NOMに示すような特性となる。
そして、例えば車速が減少方向に変化し、F/
V変換回路501の指令電圧が変化すると、ソレ
ノイド電流検出回路507から出力する帰還電圧
との間に誤差を生じ、この誤差電圧を非常に大き
な増幅率を有する誤差増幅回路502で増幅し積
分するので、その誤差増幅回路502の出力電圧
は第2図bの正常時NOMに示すような特性とな
り、徐々に出力電圧Vが上昇することにより、比
例ソレノイド4の電流も増加し、これに伴つてソ
レノイド電流検出回路507の帰還電圧も徐々に
上昇し、ある時間後には逆に徐々に誤差電圧を減
少する。
V変換回路501の指令電圧が変化すると、ソレ
ノイド電流検出回路507から出力する帰還電圧
との間に誤差を生じ、この誤差電圧を非常に大き
な増幅率を有する誤差増幅回路502で増幅し積
分するので、その誤差増幅回路502の出力電圧
は第2図bの正常時NOMに示すような特性とな
り、徐々に出力電圧Vが上昇することにより、比
例ソレノイド4の電流も増加し、これに伴つてソ
レノイド電流検出回路507の帰還電圧も徐々に
上昇し、ある時間後には逆に徐々に誤差電圧を減
少する。
したがつて、遅延作動保持回路508の作動特
性は第2図cの正常時NOMに示すような特性と
なり、誤差増幅回路502の異常作動検出レベル
DETに達するまでに減少し、遅延作動保持回路
507は出力電圧を出さないので、保護リレー5
09の常閉接点は閉路のまま維持し、比例ソレノ
イド駆動回路505には正常な電圧が印加され、
正常な動作を維持する。
性は第2図cの正常時NOMに示すような特性と
なり、誤差増幅回路502の異常作動検出レベル
DETに達するまでに減少し、遅延作動保持回路
507は出力電圧を出さないので、保護リレー5
09の常閉接点は閉路のまま維持し、比例ソレノ
イド駆動回路505には正常な電圧が印加され、
正常な動作を維持する。
つぎに、前記閉ループのうち、電気系制御装置
5の内部回路であるPWM504、比例ソレノイ
ド駆動回路505、シヤント抵抗506、ソレノ
イド電流検出回路509の異常や、車体配線6,
7、比例ソレノイド4の線間・層間短絡や地絡の
異常が生じた場合には、誤差増幅回路502への
ソレノイド電流検出回路509からの比例ソレノ
イド4に実際に流れる電流に相当する帰還電圧が
なくなり、誤差増幅回路502の入力回路に接続
されたF/V変換回路501の車速に相当した指
令電圧との誤差が大きくなり、誤差増幅回路50
2の出力電圧は第2図bの異常時ABNに示すよ
うな特性となる。そして、いつまでたつても高い
電圧を出力しているのに、帰還電圧が上昇してこ
ないので、誤差電圧が減少せず、高い電圧を信号
し続けることとなる。
5の内部回路であるPWM504、比例ソレノイ
ド駆動回路505、シヤント抵抗506、ソレノ
イド電流検出回路509の異常や、車体配線6,
7、比例ソレノイド4の線間・層間短絡や地絡の
異常が生じた場合には、誤差増幅回路502への
ソレノイド電流検出回路509からの比例ソレノ
イド4に実際に流れる電流に相当する帰還電圧が
なくなり、誤差増幅回路502の入力回路に接続
されたF/V変換回路501の車速に相当した指
令電圧との誤差が大きくなり、誤差増幅回路50
2の出力電圧は第2図bの異常時ABNに示すよ
うな特性となる。そして、いつまでたつても高い
電圧を出力しているのに、帰還電圧が上昇してこ
ないので、誤差電圧が減少せず、高い電圧を信号
し続けることとなる。
したがつて、遅延作動保持回路508の作動
は、第2図cの異常時ABNのような特性となり、
ある時間を経過すると、誤差増幅回路502の異
常作動検出レベルDETを越えるので作動し、保
護リレー509の駆動コイルを駆動し保持する。
このため、保護リレー509の常閉接点は開路を
維持する。この常閉接点が開路になると、比例ソ
レノイド駆動回路505への電源供給は遮断さ
れ、比例ソレノイド4へは電流が流れなくなり、
高速走行状態に相当するハンドルの重い状態に保
持される。したがつて、高速走行時にハンドル操
作が軽すぎるためにハンドル操作が不安定とな
り、運転者の不安や危険な状態を回避することが
できる。遅延作動保持回路508の構成として
は、例えば入力側の積分回路と出力側の比較回路
とを縦続接続したものがある。すなわち、第2図
bのABNで示すような信号を入力した場合に第
2図cの曲線ABNで示すような信号を積分回路
から出力し、上記積分回路の出力レベルが第2図
cに示すレベルDETを越えた場合に保護リレー
509の接点を「開」とするような信号を比較回
路から出力することにより、第2図bにABNで
示すレベルの信号が誤差増幅回路502から所定
時間以上連続して出力された場合に比例ソレノイ
ド駆動回路505への電源供給を遮断するように
できる。
は、第2図cの異常時ABNのような特性となり、
ある時間を経過すると、誤差増幅回路502の異
常作動検出レベルDETを越えるので作動し、保
護リレー509の駆動コイルを駆動し保持する。
このため、保護リレー509の常閉接点は開路を
維持する。この常閉接点が開路になると、比例ソ
レノイド駆動回路505への電源供給は遮断さ
れ、比例ソレノイド4へは電流が流れなくなり、
高速走行状態に相当するハンドルの重い状態に保
持される。したがつて、高速走行時にハンドル操
作が軽すぎるためにハンドル操作が不安定とな
り、運転者の不安や危険な状態を回避することが
できる。遅延作動保持回路508の構成として
は、例えば入力側の積分回路と出力側の比較回路
とを縦続接続したものがある。すなわち、第2図
bのABNで示すような信号を入力した場合に第
2図cの曲線ABNで示すような信号を積分回路
から出力し、上記積分回路の出力レベルが第2図
cに示すレベルDETを越えた場合に保護リレー
509の接点を「開」とするような信号を比較回
路から出力することにより、第2図bにABNで
示すレベルの信号が誤差増幅回路502から所定
時間以上連続して出力された場合に比例ソレノイ
ド駆動回路505への電源供給を遮断するように
できる。
また(−)側車体配線7の地絡やシヤント抵抗
506の短絡、ソレノイド電流検出回路507の
不良などで、帰還電圧がなくなつたときには、誤
差増幅回路502は出力を出し続けるので、車速
対比例ソレノイド電流特性は第2図aの異常時
ABNに示すような特性となり、正常時NOMに
比して多くの電流が流れ、比例ソレノイド4は過
熱したり、焼損の可能性があるのを、保護リレー
509で電源供給を遮断して防止し、二次破壊の
発生を防止することができる。
506の短絡、ソレノイド電流検出回路507の
不良などで、帰還電圧がなくなつたときには、誤
差増幅回路502は出力を出し続けるので、車速
対比例ソレノイド電流特性は第2図aの異常時
ABNに示すような特性となり、正常時NOMに
比して多くの電流が流れ、比例ソレノイド4は過
熱したり、焼損の可能性があるのを、保護リレー
509で電源供給を遮断して防止し、二次破壊の
発生を防止することができる。
以上の説明から明らかなように、この考案によ
れば、複雑な手段を用いることなく、電流制御を
する閉ループで故障したとき、比例ソレノイドへ
の通電電流を遮断し、操舵力の重い安全側に保持
する安全機能回路を備えた簡単な構成によつて、
高速走行時の安全性を確保すると共に、比例ソレ
ノイドの二次破壊および電気系制御装置の二次破
壊を防止することができるので、実用上の効果は
極めて大である。また、運転者の不安や危険な状
態を回避することができるという点において極め
て有効である。
れば、複雑な手段を用いることなく、電流制御を
する閉ループで故障したとき、比例ソレノイドへ
の通電電流を遮断し、操舵力の重い安全側に保持
する安全機能回路を備えた簡単な構成によつて、
高速走行時の安全性を確保すると共に、比例ソレ
ノイドの二次破壊および電気系制御装置の二次破
壊を防止することができるので、実用上の効果は
極めて大である。また、運転者の不安や危険な状
態を回避することができるという点において極め
て有効である。
第1図は本考案による動力操向装置の操舵力制
御装置の一実施例を示すブロツク図、第2図は第
1の動作説明に供する各部特性図である。 1……車載のバツテリ、2……キースイツチ、
3……車速センサ、4……比例ソレノイド、5…
…電気系制御装置、501……F/V変換回路、
502……誤差増幅回路、503……基準波発振
回路、504……PWM回路(パルス幅制御回
路)、505……比例ソレノイド駆動回路、50
6……シヤント抵抗、507……ソレノイド電流
検出回路、508……遅延作動保持回路、509
……保護リレー。
御装置の一実施例を示すブロツク図、第2図は第
1の動作説明に供する各部特性図である。 1……車載のバツテリ、2……キースイツチ、
3……車速センサ、4……比例ソレノイド、5…
…電気系制御装置、501……F/V変換回路、
502……誤差増幅回路、503……基準波発振
回路、504……PWM回路(パルス幅制御回
路)、505……比例ソレノイド駆動回路、50
6……シヤント抵抗、507……ソレノイド電流
検出回路、508……遅延作動保持回路、509
……保護リレー。
Claims (1)
- 車速に応じた制御信号を比例ソレノイドに印加
し、この比例ソレノイドのコイルに流れる通電電
流を加減することにより油圧制御弁を制御し、適
正な操舵反力油圧を得るようになし、かつ車速が
低速のときは前記比例ソレノイドに流れる通電電
流を減少して操舵反力油圧が徐々に上昇する電気
系制御装置を有する動力操向装置において、前記
車速に比例したパルスで周波数に反比例した電圧
に変換する周波数−電圧変換回路と、この周波数
−電圧変換回路によつて変換された車速信号に相
当する出力電圧と前記比例ソレノイドに流れる電
流に相当する電圧の基準電圧とを比較しその誤差
を増幅する誤差増幅回路と、この誤差増幅回路の
出力電圧と基準波発生回路の出力電圧とを比較し
該誤差増幅回路の出力電圧に相当したパルス幅で
該基準波発生回路のパルス周波数を制御するパル
ス幅制御回路と、このパルス幅制御回路の電圧波
形を受けて前記比例ソレノイドに駆動電流を流し
得る比例ソレノイド駆動回路と、前記比例ソレノ
イドの駆動電流に相当する電圧を前記誤差増幅回
路に帰還するソレノイド電流検出回路とからなり
電気系制御装置の内部で電流制御をする閉ループ
と、前記誤差増幅回路から所定レベルの信号が所
定時間以上出力された場合に前記比例ソレノイド
駆動回路への電源供給を遮断する遅延作動保持回
路とを備えたことを特徴とする動力操向装置の操
舵力制御装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983166316U JPS6072366U (ja) | 1983-10-25 | 1983-10-25 | 動力操向装置の操舵力制御装置 |
US06/664,416 US4569411A (en) | 1983-10-25 | 1984-10-24 | Power steering control apparatus |
EP84307361A EP0141626B1 (en) | 1983-10-25 | 1984-10-25 | Power steering control apparatus |
DE8484307361T DE3473253D1 (en) | 1983-10-25 | 1984-10-25 | Power steering control apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983166316U JPS6072366U (ja) | 1983-10-25 | 1983-10-25 | 動力操向装置の操舵力制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6072366U JPS6072366U (ja) | 1985-05-22 |
JPH0224698Y2 true JPH0224698Y2 (ja) | 1990-07-06 |
Family
ID=15829087
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1983166316U Granted JPS6072366U (ja) | 1983-10-25 | 1983-10-25 | 動力操向装置の操舵力制御装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4569411A (ja) |
EP (1) | EP0141626B1 (ja) |
JP (1) | JPS6072366U (ja) |
DE (1) | DE3473253D1 (ja) |
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---|---|---|---|---|
BR8707748A (pt) * | 1986-07-19 | 1989-08-15 | Zahnradfabrik Friedrichshafen | Direcao de forca auxiliar,especialmente para veiculos automotores |
FR2602567B1 (fr) * | 1986-08-08 | 1988-11-18 | Peugeot | Electrovanne proportionnelle avec securite integree |
JPS63141875A (ja) * | 1986-12-02 | 1988-06-14 | Mitsubishi Electric Corp | モ−タ駆動式パワ−ステアリング装置 |
JPH0624940B2 (ja) * | 1986-12-04 | 1994-04-06 | 三菱電機株式会社 | 電動式後輪操舵装置 |
JPS63180562A (ja) * | 1987-01-22 | 1988-07-25 | Aisin Seiki Co Ltd | 電動式パワ−ステアリングの誤動作防止装置 |
DE3863646D1 (de) * | 1987-01-23 | 1991-08-22 | Mitsubishi Electric Corp | Servolenksteuerungseinrichtung. |
JPH0796388B2 (ja) * | 1987-04-13 | 1995-10-18 | 株式会社日立製作所 | 電動式パワ−ステアリング装置 |
US5029660A (en) * | 1990-04-06 | 1991-07-09 | Ford Motor Company | Steering control method and control system for wheeled vehicles |
WO1992007415A1 (de) * | 1990-10-18 | 1992-04-30 | Zahnradfabrik Friedrichshafen Ag | Stromregelschaltung für ein elektromagnetisches proportional-stellglied |
DE19633632A1 (de) * | 1996-08-21 | 1998-02-26 | Zahnradfabrik Friedrichshafen | Steuergerät für eine Hilfskraftlenkung für Kraftfahrzeuge |
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---|---|---|---|---|
JPS524057B2 (ja) * | 1972-02-05 | 1977-02-01 | ||
US4077490A (en) * | 1977-04-15 | 1978-03-07 | Deere & Company | Total power fluid system vehicle with steering control |
JPS6132850Y2 (ja) * | 1978-12-05 | 1986-09-25 | ||
JPS56146473A (en) * | 1980-04-15 | 1981-11-13 | Nippon Denso Co Ltd | Power steering controller with safety circuit |
JPS5722967A (en) * | 1980-07-16 | 1982-02-06 | Tokai T R W Kk | Power steering system |
JPS57178972A (en) * | 1981-04-30 | 1982-11-04 | Nissan Motor Co Ltd | Vehicle speed responsing type power steering |
JPS5847657A (ja) * | 1981-09-16 | 1983-03-19 | Toyoda Mach Works Ltd | 動力舵取装置の制御装置 |
DE3136708A1 (de) * | 1981-09-16 | 1983-03-31 | Zahnradfabrik Friedrichshafen Ag, 7990 Friedrichshafen | "vorrichtung in einer servolenkung eines fahrzeugs" |
JPS58188751A (ja) * | 1982-04-28 | 1983-11-04 | Hitachi Ltd | パワ−ステアリング用センサ断線保護回路 |
JPS5942266A (ja) * | 1982-09-02 | 1984-03-08 | Yoshikuni Nakano | 振動減衰装置内蔵平面研削盤 |
JPS5948264A (ja) * | 1982-09-09 | 1984-03-19 | Mazda Motor Corp | パワ−ステアリング制御装置 |
JPS59120571A (ja) * | 1982-12-27 | 1984-07-12 | Kayaba Ind Co Ltd | 車速感応型パワ−ステアリングの制御装置 |
-
1983
- 1983-10-25 JP JP1983166316U patent/JPS6072366U/ja active Granted
-
1984
- 1984-10-24 US US06/664,416 patent/US4569411A/en not_active Expired - Lifetime
- 1984-10-25 EP EP84307361A patent/EP0141626B1/en not_active Expired
- 1984-10-25 DE DE8484307361T patent/DE3473253D1/de not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4870234A (ja) * | 1971-12-27 | 1973-09-22 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0141626B1 (en) | 1988-08-10 |
DE3473253D1 (en) | 1988-09-15 |
EP0141626A3 (en) | 1986-04-30 |
JPS6072366U (ja) | 1985-05-22 |
EP0141626A2 (en) | 1985-05-15 |
US4569411A (en) | 1986-02-11 |
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