JPH022747B2 - - Google Patents

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JPH022747B2
JPH022747B2 JP55049294A JP4929480A JPH022747B2 JP H022747 B2 JPH022747 B2 JP H022747B2 JP 55049294 A JP55049294 A JP 55049294A JP 4929480 A JP4929480 A JP 4929480A JP H022747 B2 JPH022747 B2 JP H022747B2
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JP
Japan
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control device
current
power steering
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current detection
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JP55049294A
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Inventor
Kimio Tamura
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はパワーステアリング制御装置に関し、
特にリニアソレノイドバルブを用いて操舵力を制
御するパワーステアリング制御装置に関する。
一般に自動車用パワーステアリングは停止時や
低速走行時の操舵力を軽くすることを主眼に補助
力が定められており、そのため高速走行時には操
舵抵抗の減少により、操舵力が軽くなり過ぎ、安
定性に欠ける面があつた。これを改善するため、
車速に応じてパワーステアリングの油圧補助力を
減じて高速走行時にも安定性の高い速度感応型パ
ワーステアリングが種々考案されており、その一
種としてリニアソレノイドバルブの通電電流を車
速に応じて変化させ、ポンプ吐出流量を減少させ
る方式がある。この方式の制御回路ではソレノイ
ドを駆動する出力トランジスタの発熱を抑えるた
め、通常スイツチング動作にて電流制御を行つて
いる。またこの制御回路は一般に車速センサから
の車速パルス信号をアナログ電圧変換した車速信
号と、リニアソレノイドバルブ通電電流を電圧変
換した通電電流検出信号とを誤差増幅器に入力し
て誤差信号を得て、これを発振器からの三角波出
力と比較し、その比較出力により出力トランジス
タのオン・オフ比を変化させ、リニアソレノイド
バルブ電流を車速により制御している。
前記のような制御装置においてはポンプ吐出流
量等を制御するリニアソレノイドバルブはエンジ
ンルーム内に設置され、制御回路の方は環境条件
の良い車室内に設置されるのが自動車では一般的
である。従つて制御回路からリニアソレノイドバ
ルブ間には長い配線が存在し、通常電源のマイナ
ス電位に接続されているボデーへ配線が接触する
可能性がある。またリニアソレノイドバルブはエ
ンジンルーム内に設置され高温となるパワーステ
アリング油により内部巻線が絶縁不良となり、巻
線のシヨートが起こる可能性がある。
このような状態が生じた場合、出力トランジス
タの消費電力増大による破壊、それによる装置か
らの発煙、発火を招く危険がある。しかもパワー
ステアリング機能が停止するので操舵力が重くな
り低速時の操舵が困難となつてしまい運転性の面
で問題が生じる。
本発明は上述の問題点を解決するためになされ
たもので、制御回路中に電気故障が生じた場合に
も出力トランジスタの破壊、装置からの発煙、発
火を防ぎ、しかも操舵力を低速時における程度の
軽い状態に保つことにより安全性を高めたパワー
ステアリング制御装置を提供することを目的とす
る。
以下本発明の実施例について付図を参照しなが
ら説明する。
第1図は本発明になるパワーステアリング制御
装置の一実施例を示す概略回路図である。図にお
いて1は車速に比例した周波数のパルスを発生す
る車速センサ、2は車速に比例してリニアソレノ
イドバルブ用のソレノイド3への通電電流を制御
するための制御回路である。21車速パルスをア
ナログ電圧VFに変換する周波数電圧変換器、2
2は車速信号VFと通電電流検出信号VIの差を表
わす誤差信号VDを出力する誤差増幅器、23は
誤差信号VDと発振器26からの三角波出力とを
比較する電圧比較器、24はソレノイド3への通
電電流制御用出力トランジスタ、25は通電電流
を電圧変換する抵抗、27は抵抗25両端の電圧
を検出し通電電流に応じた通電電流検出信号VI
を出力する増幅器で、内部に平滑回路を含んでい
る。28は本発明の特徴となる安全回路で、通電
電流検出信号VIと誤差信号VDとを入力するもの
で、その内部構成は第2図に示している。
今第1図おいて安全回路28が存在しない状態
で作動を考えてみると、車速センサ1からのパル
ス信号は周波数電圧変換器21により車速に比例
したアナログ電圧に変換され、車速信号VFとな
り、誤差増幅器22に入力される。一方、リニア
ソレノイドバルブ用のソレノイド3への通電電流
は抵抗25により電圧変換され、増幅器27で増
幅後、第3図Cに示すような通電電流検出信号
VIとして誤差増幅器22に入力される。誤差増
幅器22は車速信号VFと通電電流検出信号VI
の差を増幅し、第3図aの破線で示すような誤差
信号VDを出力し、比較器23は発振器26から
のこの誤差信号を第3図aの実線で示すような三
角波出力VOと比較し、その比較出力により出力
トランジスタ24をオン・オフすることにより、
VF=VIとなるよう、リニアソレノイドバルブへ
の通電電流を制御し、第3図bに示す如く低速走
行時には通電電流が少なく(操舵力軽い)、高速
走行時には通電電流が多く(操舵力重い)なるよ
うに制御している。このようにパワーステアリン
グ制御装置の正常時には誤差信号VDは三角波VO
の振幅VOL〜VOH内を変化して制御を行ない、ま
た通電電流検出信号VIは電源電圧VBとソレノイ
ド3の抵抗RLとで決まる最大電流を越えないよ
うになつている。
ところが、例えばソレノイド3への配線のうち
いずれかが、第4図の時刻T1で接地すると、通
電電流検出信号VIは0となるため、誤差信号VD
は第4図aの破線で示すように増大し、三角波出
力VOの上限VOHを越えてしまう。従つて、出力ト
ランジスタ24はオン状態を維持して、通電電流
は第4図bに示すように流れ続け、操舵力は重い
ままになつてしまう。
またソレノイド3の巻線が第5図の時刻T2
シヨートしたとすると、誤差信号VDは第5図a
に示すように下がるが、三角波VOの下限VOLを越
えることはなく、また出力トランジスタ24のオ
ン時には非常に小抵抗の負荷を通電することにな
るため、通電電流検出信号VIのピーク値は第5
図cで示すように前記正常時の最大電流値を越え
る。
従つて、ソレノイド3への配線が接地したよう
な故障の発生は、第4図aに示すように誤差信号
VDが電圧VOHより高い設定電圧VR1を越えたかど
うかを検出すれば良く、またソレノイド巻線がシ
ヨートしたような故障の発生は第5図cで示すよ
うに通電電流検出信号VIが正常時の最大値より
大きい設定電圧VR2を越えたかどうか検出すれば
良い。
本発明の安全回路28はこの点に着目したもの
で、第2図の実施例では誤差信号VD、通電電流
検出信号VIがそれぞれ設定値VR1,VR2を越えた
時に出力が“L”レベルとなる比較器281,2
82を備えている。これら比較器281,282
は出力部がオープンコレクタ型のものを用いてワ
イヤード・オア結線しており、いずれかの比較器
が“L”レベルになれば、トランジスタ283を
“オン”させる。トランジスタ283が“オン”
になると警報ランプ284は点灯し、またダイオ
ード285を介して通電電流検出信号VIを強制
的に上昇させることにより、リニアソレノイドバ
ルブ用のソレノイド3への通電を遮断し、電源が
オフになるまでその状態を保持している。この場
合増幅器27の出力電圧は強制的に高められるこ
とになるが、増幅器27の出力部に抵抗分を設
け、これに対する配慮を行なつておけば問題はな
い。このようにして出力トランジスタ24の破壊
を防ぐと共に操舵力を低速時の状態に保ち、運転
性の劣化を防いでいる。
なお第1図図示の実施例において増幅器27に
平滑回路を含むと説明したが、この平滑回路によ
る平滑に度合があまり強いと第5図cに示した通
電電流検出信号VIのピーク波形をにぶらせる可
能性がある。この場合、誤差増幅器22側を第6
図に示すような積分形に構成することによつて、
増幅器27の平滑機能を代替させるか、平滑機能
を弱めることができる。第6図において、221
は演算増幅器、222は積分抵抗、223は積分
コンデンサである。
また本実施例では、安全回路28の出力により
通電電流検出信号VIを強制的に上昇させてソレ
ノイド3の通電を遮断したが、負荷通電経路に設
けたリレー、ヒユーズ等を遮断させて、通電を遮
断させることも可能である。また、リニアソレノ
イドバルブ用のソレノイド3を流れる電流を検出
する手段として抵抗25を用いているが、これ以
外にソレノイド3自身が発生する磁界に応答する
検出器(例えばホール素子)を使用してもよい。
以上述べたように本発明になるパワーステアリ
ング制御装置では出力トランジスタをスイツチン
グ動作としているため発熱が少なく、また誤差信
号と通電電流検出信号による安全回路を備えてい
るため、負荷であるリニアソレノイドのシヨート
及び配線の接地時にも出力トランジスタの破壊、
発熱、発火を防ぐと共に、低速時の操舵力を保ち
運転性の劣化を防ぐという優れた効果を有してい
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明になるパワーステアリング制御
装置の概略構成図である。第2図は第1図図示の
制御装置における安全回路の構成を示す電気回路
図である。第3図は制御装置の正常時動作の説明
に供する各部波形図である。第4図および第5図
は制御装置の故障時動作の説明に供する各部波形
図である。第6図は本発明の他の実施例の説明に
供する誤差増幅器の構成を示す電気回路図であ
る。 3……リニアソレノイドバルブのソレノイド、
21……周波数電圧変換器、22……誤差増幅
器、23……電圧比較器、24……出力トランジ
スタ、25……抵抗、26……発振器、27……
増幅器、28……安全回路、281,282……
比較器、283……トランジスタ、284……警
報器、285……ダイオード。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 リニアソレノイドバルブへの通電電流により
    ステアリング操舵力を制御すべく構成されたパワ
    ーステアリング制御装置であつて、車速を表わす
    アナログ信号と該通電電流を電圧変換して得た通
    電電流検出信号との誤差を表わす誤差信号を発振
    器からの所定波形出力と比較器において比較し、
    その比較出力に応じて前記リニアソレノイドバル
    ブの通電電流を断続制御するパワーステアリング
    制御装置において、前記誤差信号が第1の設定値
    を越えるかあるいは前記電流検出信号が第2の設
    定値を越えたとき、前記通電電流を遮断保持する
    安全回路を備えたことを特徴とするパワーステア
    リング制御装置。
JP4929480A 1980-04-15 1980-04-15 Power steering controller with safety circuit Granted JPS56146473A (en)

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