JPH0412864Y2 - - Google Patents

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JPH0412864Y2
JPH0412864Y2 JP1984013018U JP1301884U JPH0412864Y2 JP H0412864 Y2 JPH0412864 Y2 JP H0412864Y2 JP 1984013018 U JP1984013018 U JP 1984013018U JP 1301884 U JP1301884 U JP 1301884U JP H0412864 Y2 JPH0412864 Y2 JP H0412864Y2
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control device
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steering
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【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は自動車等に使用される動力操向装置
の操舵力制御装置に係り、特にその電気系制御装
置の他の機能を有する電気系制御装置類との干渉
防止手段に関するものである。
〔従来技術〕
一般に操舵力制御装置は第1図に示すように、
ポンプ1によりパワーステアリング・コントロー
ル・バルブ2を介して、パワー・シリンダ3に供
給される操舵油圧PCを取り出し、車速センサ8
から車速信号に相当したパルス電気系制御装置7
を介して比例ソレノイド6を制御することによつ
て、油圧制御弁5を制御し、該油圧(PC)を制
御し、この制御された油圧(PR)をコントロー
ル・バルブ2内に設けられた反力室4に導きステ
アリング・ホイールに操舵負荷と車速に応じた操
舵反力を発生している。
しかしながら、上述の様な操舵力制御装置に用
いられる電気系制御装置は車速センサの信号を必
要とするが、該車速センサは一般に一端をアース
されたリードスイツチの近くを多極の永久磁石を
回転させて断続を繰返すものや、磁石の回転をコ
イルで検出しトランジスタのエミツタをアース
し、オープンコレクタで出力するものが多い。従
つて電気系制御装置としては、内蔵の安定化電源
の出力からプルアツプ抵抗と逆流防止のダイオー
ドを順方向に接続して上記車速センサの出力端で
あるリードスイツチの他端や、トランジスタのオ
ープンコレクタに接続することとなる。ところが
最近の車は、この操舵力制御装置とは別の機能
(例えばエンジン制御とか、変速機制御等)用の
電気系制御装置も各種搭載されており、これらの
他機能電気系制御装置も車速を必要とするものは
各種ある。しかし、車としては各制御系ごとに車
速センサを何個もつけることは困難なことであ
り、1つの車速センサを流用せざるを得ない。こ
の時、本操舵力制御用電気系制御装置はアナログ
回路で構成しているため制御範囲を出来る限り広
くとるためにも内蔵の安定化電源の第1の設定電
圧をやや高めの約8Vに選んでいる。これに対し、
その他の電気系制御装置の中にはマイクロコンピ
ユータを用いた機器も多く内蔵の電源電圧約5V
を選ぶことが多い。これ等の装置が上記車速セン
サに並列に接続された場合、上記他の5V装置の
逆流阻止ダイオードがシヨートした時に、車速セ
ンサがオンしてもホフしても本装置の8V電源か
らプルアツプ抵抗、逆流阻止ダイオード、車速セ
ンサ、他装置のプルアツプ抵抗を介して常時車速
検出用PNP形トランジスタに電流が流れ、PNP
形トランジスタは常時オンとなつて車速センサは
断続しているにも係わらず、車速パルスが通過せ
ず、車速を検出することができなくなる。このよ
うに、本装置の故障ではなく他装置の故障でも本
装置が操舵力制御機能を失い、高速走行状態で
も、据え切りと同様の軽い操舵力となつてハンド
ル不安定となり運転者が不要となつたり危険な状
態となる欠点を有していた。
〔考案の概要〕
この考案はかかる欠点を解消すべく、上記
PNP形トランジスタのベースと上記プルアツプ
抵抗と逆流阻止ダイオードの接続点にゼナーダイ
オードを挿入し、約4V以上ではPNP形トランジ
スタをオフすることによつて、他装置の故障によ
る車速信号の処理不能を解消する安全性の高い装
置を提供するものである。
〔考案の実施例〕
以下、この考案を第2図及び第8図の一実施例
によつて説明する。第2図に於て801は車速セ
ンサ8を構成する部品で、車速に比例して回転す
る永久磁石、802は該永久磁石801のN又は
S極が近づいた時オンするリードスイツチ、9は
キースイツチ、10は車載のバツテリ、11はこ
の操舵力制御装置以外(例えば、エンジン制御と
か変速機制御等)の電気系制御装置で、111は
その車速検出部の逆流阻止ダイオード、112は
第2の設定値である+5Vとの間に挿入されたプ
ルアツプ抵抗、7は上記他の電気系制御装置11
と車速センサ8の信号を車速信号として並列に入
力し、該車速信号を反比例した電流を上記比例ソ
レノイド6を流すようにフイードバツク制御する
電気系制御装置で、701は上記車速センサ8と
の間に接続された逆流阻止ダイオード、702は
プルアツプ抵抗、704は約4Vのゼナーダイオ
ード、705は車速検出用PNP形トランジスタ、
706は該トランジスタ705のコレクタ抵抗、
707は上記車速検出用トランジスタ705の出
力を受けて1パルス当り一定時間幅のパルスを発
生する単安定マルチバイブレータ、708は該単
安定マルチバイブレータ707の出力パルス周波
数に応じて電圧を減少する積分回路、709は該
積分回路708の出力電圧を基準電圧とする誤差
増幅回路、710は該誤差増幅回路709の出力
により上記比例ソレノイド6を駆動可能な電流を
供給する比例ソレノイド駆動回路、711は上記
比例ソレノイド6と接地間に直列に挿入され、該
ソレノイド6の流電電流を検出するシヤント抵
抗、712は該シヤント抵抗711の両端に発生
する電圧降下を増幅し上記誤差増幅回路709に
上記ソレノイド6の通電電流に比例した電圧をフ
イードバツクするソレノイド電流検出回路、71
8はバツテリ10からキースイツチ9を介して供
給されるバツテリ電圧(10〜16V)を、第1の設
置値である8Vに安定化し上記比例ソレノイド駆
動回路710を除く電気系制御装置7の全てに供
給する低電圧回路である。
以上の様に構成されたこの考案の装置の動作を
説明する。先ず、他の装置11の逆流阻止ダイオ
ード111が正常な場合は、車が走行し車速セン
サ8の磁石801が回転すると、リードスイツチ
802が断続し、該接点がオンの時にはトランジ
スタ705のエミツタ、ベース、ゼナーダイオー
ド704、抵抗708、ダイオード701、リー
ドスイツチ802を介してトランジスタ705に
ベース電流が流れ、トランジスタ705はオンす
る。次にリードスイツチ802の接点がオフの時
に第2図のA点はプルアツプ抵抗702によつて
第1の設定値8Vまで引上げられ、第8図に示す
様なパルス波形となる。この時、ゼナーダイオー
ド704とトランジスタ705は電流が流れずオ
フとなる。従つて、磁石801が回るのに伴なつ
て、リードスイツチ802、トランジスタ705
が判断し該トランジスタ705の出力によつて単
安定マルチバイブレータ707を駆動し、一定幅
のパルスを出力し、上記積分回路708によつて
車速に反比例した電圧を作ることができるのであ
る。
ここで、何等かの原因で上記装置11内のダイ
オード111がシヨートしたとしても、ゼナーダ
イオード704のため、この考案の装置ではスレ
ツシヨルドレベルが低くリードスイツチ802が
オフした時にも車速パルスは異常なく通過するこ
ととなり、車速センサ8を共用する他の装置11
の逆流阻止ダイオード111がシヨートしても、
この装置7は何等影響を受けることなく正常に動
作する。第8図にこの関係を示す。すなわち、ダ
イオード111がシヨートした場合のリードスイ
ツチ802オフ時のレベル(破線bで示す)は、
ゼナーダイオード704が設けられているこの考
案の装置のスレツシヨルドレベル(二点鎖線cで
示す)より高く、従つて車速パルスを通過させ
る。なお、ゼナーダイオード704を設けていな
い場合には、一点鎖線aで示すようにスレツシヨ
ルドレベルが高く車速パルスが通過しない。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案によれば第1の設定電
源を有する電気系制御装置のパルス検出トランジ
スタのベースと、車速信号を逆流阻止用ダイオー
ドを介して第2の設定電圧の電源を有する他の電
気系制御装置に供給する車速センサの出力端との
間に直列にゼナーダイオードを挿入するようにし
たので、他の電気系制御装置と車速センサを共用
する場合に、電源電圧の異なる電気系制御装置間
で、他の電気系制御装置の逆流阻止用ダイオード
がシヨートした場合の電流回り込みによる誤動作
を防止でき、車速信号が出力されなくなるという
不都合を解消できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案が適用される操舵力制御装置
のブロツク図、第2図はこの考案の操舵力制御装
置の電気系制御装置のブロツク図、第8図はこの
考案の動作を説明する特性図である。 図中、6は比例ソレノイド、7は電気系制御装
置、8は車速センサ、9はキースイツチ、10は
バツテリ、11は他の電気系制御装置、701は
ダイオード、702,703,706は抵抗、7
04はゼナーダイオード、705はPNP形トラ
ンジスタ、801は永久磁石、802はリードス
イツチ、111はダイオード、112は抵抗であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車速に応じてアースとの間の断続を繰り返す開
    閉素子を有する車速センサ、第1の設定電圧の電
    源及び上記車速センサのオンオフによりオンオフ
    制御されるパルス検出トランジスタを有し上記車
    速センサの断続周波数に反比例し出力電流を変化
    させるように働く電気系制御装置、該電気系制御
    装置の出力により駆動され操舵反力油圧を制御す
    る油圧制御弁を制御する比例ソレノイド、上記電
    気系制御装置の電源より低い第2の設定電圧の電
    源を有し上記車速センサからの車速信号を逆流阻
    止用ダイオードを介して入力する他の電気系制御
    装置、及び上記パルス検出トランジスタのベース
    と上記車速センサの出力端との間に直列に挿入さ
    れたゼナーダイオードを備えた動力操向装置の操
    舵力制御装置。
JP1301884U 1984-01-30 1984-01-30 動力操向装置の操舵力制御装置 Granted JPS60124776U (ja)

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JPS60124776U JPS60124776U (ja) 1985-08-22
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS524057A (en) * 1975-06-30 1977-01-12 Hitachi Ltd Air core reactor for electric locomotive

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS524057A (en) * 1975-06-30 1977-01-12 Hitachi Ltd Air core reactor for electric locomotive

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JPS60124776U (ja) 1985-08-22

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