JPH0223578B2 - - Google Patents

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JPH0223578B2
JPH0223578B2 JP59000247A JP24784A JPH0223578B2 JP H0223578 B2 JPH0223578 B2 JP H0223578B2 JP 59000247 A JP59000247 A JP 59000247A JP 24784 A JP24784 A JP 24784A JP H0223578 B2 JPH0223578 B2 JP H0223578B2
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JP
Japan
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weight
fibers
molding
fiber length
cotton
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP59000247A
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English (en)
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JPS60144354A (ja
Inventor
Takeshi Kato
Yoshio Fukuda
Tetsuo Aso
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Publication date
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、レゾールあるいはノボラツクタイプ
のフエノール樹脂にメリヤス、クレープ、デニム
等の綿の織物を粉砕して得られる繊維長3mm以下
の有機天然繊維を全量に対し5〜20重量%配合し
ロール、押出し機等により溶融混合する(乾式
法)事を特長とするフエノール樹脂成形材料の製
造方法に関するものである。 従来より、重電あるいは弱電分野の電気部品に
は、成形性、品質、コスト等のバランスが取れた
絶縁材料としてフエノール樹脂成形材料が多量に
使用されてきている。 しかし乍ら、昨今の省資源、省エネルギーの世
情動向を反映し、部品の小型化、薄型化が進行す
る中で、材質の改良特に機械強度の向上が求めら
れてきている。従来よりガラス繊維、布細片、有
機繊維等を配合すると、機械強度が向上する事が
知られているが、ガラス繊維を配合した材料は、
金型、スクリユー、シリンダー等の摩耗に問題が
あり、布細片の場合には、乾式法では材料化がう
まくいかない為、溶剤を添加して混合する湿式法
で製造されているが、得られる材料は、成形性、
寸法安定性に問題がある。又、有機繊維の場合
は、補強効果を高めるため、アスペクト比の大き
な繊維長の長いものを使用するため、乾式法で製
造した場合、材料中での繊維の均一分散性に問題
がある。従つて十分な補強効果が現われない、電
気特性がレベルダウンする等特性上に問題を生じ
てくる。又繊維長の長いものを使用し乾式法で製
造された材料は、嵩密度が小さい即ち嵩高い材料
となる為、射出成形時のホツパーブリツジあるい
はチヤージバラツキ等に問題があるものであつ
た。この様な状況を鑑み、前記した分野で従来よ
り使用されている材料の特性を保持しつつ、かつ
機械強度を向上させるため、鋭意検討した結果、
本発明に至つたものである。 以下に発明の詳細を説明する。 使用されるフエノール樹脂は、乾式法で製造す
る為、常温で固形のものであれば、ノボラツク、
レゾールはどんなものでも使用する事ができる。
レジンの取扱い易さ、製造時の安定性等から、樹
脂の軟化点は60〜100℃のものがよい。使用され
る織物粉砕物は、綿の織物即ちクレープ、メリヤ
ス、デニム等を粉砕して得られた繊維長が3mm以
下のものであれば、一種あるいは二種以上を組み
合わせて使用する事ができる。繊維長が3mmを越
えると、製造時、繊維が十分に解繊されないた
め、材料中で均一に分散できないので、十分な機
械強度、電気特性が得られない。場合によつては
成形上の問題を生じる。 乾式法で使用できる補強材の性能として、溶融
混練時の分散性が良好である事、材料化した時嵩
密度が極端小さくならない事、補強効果が十分発
現する事、更にコストが安価である事等がポイン
トとなる。 補強材としての繊維には、本発明のもの以外に
も、ナイロン、ビニロン、テトロン等の合成繊
維、麻、絹、毛、パルプ等の天然繊維があるが、
前記した要件を満たさないので、使用する事がで
きない。又、綿でも原綿パルプ、解繊パルプと称
されているものは、同様に分散性が良くなく十分
な機械強度が得られない。 又、配合量は5重量%以下では全く効果がな
く、20重量%を越えると、材料の嵩密度が極端に
小さくなる事、材料中の繊維の分散性が悪くなる
事より、材料として使用できなくなる。 従つて、配合量は5〜20重量%が望ましい。 又、充填材としては、木粉、フエノール積層板
あるいはメラミン積層板の粉砕物等の有機充填
材、炭酸カルシウム、クレー、タルク、アスベス
ト等の無機充填材を一種ないし二種以上組み合わ
せて全量の25〜40重量%を必要性能に応じて配合
するのが良い。 以上説明してきた様にして得られたフエノール
樹脂成形材料は、圧縮成形、移送成形、射出成形
等の通常用いられている成形法で加熱加圧して成
形される。このフエノール樹脂成形材料には、配
合されている繊維の種類、長さ、配合量が規制さ
れているので、成形性が良好でかつ従来の特性を
損わずに機械強度にすぐれた成形品を得る事がで
きるものである。以下に実施例を示す。 (実施例 1) ホルマリンとフエノールをモル比(F/P,
E:ホルムアルデヒド、P:フエノール)0.80で
塩酸を触媒にして、常法に従い、付加縮合反応を
行ない軟化点90℃のノボラツクレジンを得た。こ
のレジンを45重量%、メリヤスを粉砕して得られ
た繊織物粉砕物0.5mmの綿繊維15重量%、木粉20
重量%、クレー8重量%、ヘキサメチレンテトラ
ミン7重量%、硬化促進剤3重量%、離型剤1重
量%、着色剤1重量%を混合し、熱ロールで混練
して成形材料を得た。 (実施例 2) 住友デユレズ(株)製レゾールPR−51141 50重量
%、クレープを粉砕して得られた繊維長1mmの綿
織物粉砕物20重量%、炭酸カルシウム粉25重量
%、硬化促進剤3部、離型剤1重量%、着色剤1
重量%を混合し、押出し機で混練して成形材料を
得た。 (実施例 3) ホルマリンとフエノールをモル比0.85でシユウ
酸を触媒にして、常法に従い、付加縮合反応を行
ない軟化点96℃のノボラツクレジンを得た。この
レジンを48重量%、デニムを粉砕して得られた繊
維長0.7mmの綿織物粉砕物10重量%、フエノール
積層板の微粉砕物22重量%、タルク8重量%、ヘ
キサメチレンテトラミン7重量%、硬化促進剤3
重量%、離型剤1重量%、着色剤1重量%を混合
し押出し機で混練して成形材料を得た。 (比較例 1) 実施例1と同じノボラツク45重量%、メリヤス
を粉砕して得られた繊維長0.5mmの綿織物粉砕物
25重量%、木粉10重量%、クレー8重量%、ヘキ
サメチレンテトラミン7重量%、硬化促進剤3重
量%、離型剤1重量%、着色剤1重量%を混合
し、熱ロールで混練して成形材料を得た。 (比較例 2) 実施例2と同じレジン50重量%、クレープを粉
砕して得られた繊維長6mmの綿織物粉砕物20重量
%、炭酸カルシウム粉25重量%、硬化促進剤3重
量%、離型剤1重量%、着色剤1重量%を混合
し、押出し機で混練して成形材料を得た。 (比較例 3) 実施例1と同じノボラツク45重量%、綿糸を切
断して得られた繊維長1.0mmの綿繊維15重量%、
木粉20重量%、クレー8重量%、ヘキサメチレン
テトラミン7重量%、硬化促進剤3重量%、離型
剤1重量%、着色剤1重量%を混合し、熱ロール
で混練して成形材料を得た。 以上の実施例、比較例で得られた成形材料を使
用し、常法に従い成形した成形品について評価し
た結果を表1に示した。本発明により得た成形材
料は電気特性、機械特性にすぐれている事が分
る。 【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 メリヤス、クレープ、デニム等の綿の織物を
    粉砕して得られる繊維長3mm以下の織物粉砕物を
    成形材料全量に対し5〜20重量%配合し、溶融混
    合することを特徴とするフエノール樹脂成形材料
    の製造方法。
JP24784A 1984-01-06 1984-01-06 フェノール樹脂成形材料の製造方法 Granted JPS60144354A (ja)

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JP2888384B2 (ja) * 1990-06-26 1999-05-10 住友ベークライト株式会社 フェノール樹脂成形材料
CN105802121A (zh) * 2016-03-25 2016-07-27 苏州莱特复合材料有限公司 一种制造拉杆箱杆体用复合材料及其制备方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51122144A (en) * 1975-03-24 1976-10-26 Hitachi Chem Co Ltd Preparation of molding materials

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