JPH05147988A - 繊維補強セメント板の製造方法 - Google Patents
繊維補強セメント板の製造方法Info
- Publication number
- JPH05147988A JPH05147988A JP33753991A JP33753991A JPH05147988A JP H05147988 A JPH05147988 A JP H05147988A JP 33753991 A JP33753991 A JP 33753991A JP 33753991 A JP33753991 A JP 33753991A JP H05147988 A JPH05147988 A JP H05147988A
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- Japan
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- cement
- fiber
- pulp
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B18/00—Use of agglomerated or waste materials or refuse as fillers for mortars, concrete or artificial stone; Treatment of agglomerated or waste materials or refuse, specially adapted to enhance their filling properties in mortars, concrete or artificial stone
- C04B18/04—Waste materials; Refuse
- C04B18/18—Waste materials; Refuse organic
- C04B18/24—Vegetable refuse, e.g. rice husks, maize-ear refuse; Cellulosic materials, e.g. paper, cork
- C04B18/241—Paper, e.g. waste paper; Paper pulp
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B2111/00—Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
- C04B2111/90—Electrical properties
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/91—Use of waste materials as fillers for mortars or concrete
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐熱性、耐薬品性に優れるパルプ繊維のセメ
ントマトリックスに対する結合性を改良し、より強度な
繊維補強セメント板を製造することを目的とする。 【構成】 解繊したパルプ繊維に、正電荷を有する微粉
末を添加して混合し、該混合パルプをセメント及びシリ
カ分からなるセメント配合物に添加して混合し、成形ベ
ルト上で乾式法により成形する工程よりなる。
ントマトリックスに対する結合性を改良し、より強度な
繊維補強セメント板を製造することを目的とする。 【構成】 解繊したパルプ繊維に、正電荷を有する微粉
末を添加して混合し、該混合パルプをセメント及びシリ
カ分からなるセメント配合物に添加して混合し、成形ベ
ルト上で乾式法により成形する工程よりなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、繊維補強セメント板
の製造方法に関し、詳しくは補強繊維としてパルプ繊維
を使用して、いわゆる乾式法により繊維補強セメント板
を製造していく方法の改良に関する。
の製造方法に関し、詳しくは補強繊維としてパルプ繊維
を使用して、いわゆる乾式法により繊維補強セメント板
を製造していく方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、セメント板材を製造する手段とし
て、成形ベルト上に乾燥状態のセメント、シリカ、及び
補強繊維を混合した粉体材料を層状に供給し、ロールに
より圧縮成形すると共に必要な水分を散布供給して製板
し、これをオートクレーブにより養生硬化させていく乾
式製法が知られている。この乾式製法では、必要最小限
の水分でセメントの水和反応を行うためオートクレーブ
による高温高圧蒸気養生は不可欠であり、また製品強度
向上のためには補強繊維の添加もまた不可欠である。
て、成形ベルト上に乾燥状態のセメント、シリカ、及び
補強繊維を混合した粉体材料を層状に供給し、ロールに
より圧縮成形すると共に必要な水分を散布供給して製板
し、これをオートクレーブにより養生硬化させていく乾
式製法が知られている。この乾式製法では、必要最小限
の水分でセメントの水和反応を行うためオートクレーブ
による高温高圧蒸気養生は不可欠であり、また製品強度
向上のためには補強繊維の添加もまた不可欠である。
【0003】
【従来の技術の問題点】ところで、乾式製法において、
添加される補強繊維として石綿繊維が伝統的に使用され
てきたが、石綿は公害の原因となることよりその使用の
制限ないしは全廃が強く要請されその代替繊維を採用す
る必要性が非常に高まっている。しかし、乾式製法にお
いては上述のようにオートクレーブが不可欠な工程であ
るので、代替繊維は耐熱性、耐アルカリ性を有するもの
でなくてはならず、このため、有機合成繊維などは耐熱
性の点で、またガラス繊維は耐アルカリ性の点で不十分
であり、一応、パルプ繊維がこのような難点が無いこ
と、及びコスト的な面でも有利であるとして使用される
に至っている。しかし、パルプ繊維は表面がかなり平滑
でセメント粒子との結合性が悪く、さらにパルプ繊維は
通常負電荷を有し、セメント粒子も同様に負電荷を有す
るので両者が反発しあってさらに付着性を阻害し、石綿
ほどの付着性を有せず、添加に見合った補強効果が得ら
れないといった問題が有った。
添加される補強繊維として石綿繊維が伝統的に使用され
てきたが、石綿は公害の原因となることよりその使用の
制限ないしは全廃が強く要請されその代替繊維を採用す
る必要性が非常に高まっている。しかし、乾式製法にお
いては上述のようにオートクレーブが不可欠な工程であ
るので、代替繊維は耐熱性、耐アルカリ性を有するもの
でなくてはならず、このため、有機合成繊維などは耐熱
性の点で、またガラス繊維は耐アルカリ性の点で不十分
であり、一応、パルプ繊維がこのような難点が無いこ
と、及びコスト的な面でも有利であるとして使用される
に至っている。しかし、パルプ繊維は表面がかなり平滑
でセメント粒子との結合性が悪く、さらにパルプ繊維は
通常負電荷を有し、セメント粒子も同様に負電荷を有す
るので両者が反発しあってさらに付着性を阻害し、石綿
ほどの付着性を有せず、添加に見合った補強効果が得ら
れないといった問題が有った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記問題点
に鑑み、耐熱性、耐薬品性に優れるパルプ繊維のセメン
トマトリックスに対する結合性を改良し、より強度な繊
維補強セメント板を製造する方法を提供することを目的
としてなされたものである。
に鑑み、耐熱性、耐薬品性に優れるパルプ繊維のセメン
トマトリックスに対する結合性を改良し、より強度な繊
維補強セメント板を製造する方法を提供することを目的
としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明の繊維補
強セメント板の製造方法は、解繊したパルプ繊維に、正
電荷を有する微粉末を添加して混合し、該混合パルプを
セメント及びシリカ分からなるセメント配合物に添加し
て混合し、成形ベルト上で乾式法により成形することを
特徴とするものである。
強セメント板の製造方法は、解繊したパルプ繊維に、正
電荷を有する微粉末を添加して混合し、該混合パルプを
セメント及びシリカ分からなるセメント配合物に添加し
て混合し、成形ベルト上で乾式法により成形することを
特徴とするものである。
【0006】
【作用】繊維補強セメント板の製造において添加される
補強繊維としてのパルフ繊維は既述のようにそのままで
あると表面が平滑でセメントマトリックスに対する結合
性が悪くまた、その有する負電荷によりセメント粒子と
反発し結合性をさらに阻害する。パルプ繊維は解繊を行
うと表面がかなりささくれ立った状態となり、これによ
ってセメントマトリックスとの結合性が良くなるのであ
るが、乾式製法の場合解繊した繊維を再度乾燥する必要
があり、この乾燥時に折角の繊維のけば立ちが元の状態
に戻ってしまい、結局セメントマトリックスとの十分な
結合性が得られなくなる。
補強繊維としてのパルフ繊維は既述のようにそのままで
あると表面が平滑でセメントマトリックスに対する結合
性が悪くまた、その有する負電荷によりセメント粒子と
反発し結合性をさらに阻害する。パルプ繊維は解繊を行
うと表面がかなりささくれ立った状態となり、これによ
ってセメントマトリックスとの結合性が良くなるのであ
るが、乾式製法の場合解繊した繊維を再度乾燥する必要
があり、この乾燥時に折角の繊維のけば立ちが元の状態
に戻ってしまい、結局セメントマトリックスとの十分な
結合性が得られなくなる。
【0007】そこで、この発明において、パルプ繊維を
解繊する際、正電荷を有する微粉末を添加し電気的に付
着させ、電荷を低くすると共にけば立ったパルプ繊維間
に粒子を入り込ませる。この状態でパルプ繊維を乾燥さ
せればけば立ちがそのままの状態で乾燥する。従って、
これをセメント配合物に添加して乾式混合すればパルプ
繊維とセメントマトリックスの物理的結合性が改善され
ると同時に、電荷が低くされているのでセメント粒子と
の電荷による反発も軽減され十分な強度発現に寄与する
のである。なお、正電荷を有する微粉末としては親水性
を有するもので、例えば顔料(ベンガラ)などが適す
る。
解繊する際、正電荷を有する微粉末を添加し電気的に付
着させ、電荷を低くすると共にけば立ったパルプ繊維間
に粒子を入り込ませる。この状態でパルプ繊維を乾燥さ
せればけば立ちがそのままの状態で乾燥する。従って、
これをセメント配合物に添加して乾式混合すればパルプ
繊維とセメントマトリックスの物理的結合性が改善され
ると同時に、電荷が低くされているのでセメント粒子と
の電荷による反発も軽減され十分な強度発現に寄与する
のである。なお、正電荷を有する微粉末としては親水性
を有するもので、例えば顔料(ベンガラ)などが適す
る。
【0008】
【実施例】次に、この発明の実施例を説明する。市販の
シートパルプを解繊する際、解繊機にベンガラをパルプ
と同量添加してして解繊を行った。次に、このパルプ繊
維を乾燥させたのち、粉砕機にかけて平均繊維長2.0 mm
となるように粉砕し、セメント56〜58重量%、シリカ
(微粉珪砂) 36〜38重量%、に前記粉砕パルプ繊維を 3
〜6 重量%添加してミキサーにて乾式混合しセメント配
合物を調整した。次いで、このセメント配合物を成形ベ
ルト上に層状に供給し、常法の乾式法で厚さ5.0mm 、巾
45cm、長さ90cmの板状体を成形した。次に、この板状成
形体を3日間自然養生後、180 ℃×10時間の条件でオー
トクレーブ養生を行った。
シートパルプを解繊する際、解繊機にベンガラをパルプ
と同量添加してして解繊を行った。次に、このパルプ繊
維を乾燥させたのち、粉砕機にかけて平均繊維長2.0 mm
となるように粉砕し、セメント56〜58重量%、シリカ
(微粉珪砂) 36〜38重量%、に前記粉砕パルプ繊維を 3
〜6 重量%添加してミキサーにて乾式混合しセメント配
合物を調整した。次いで、このセメント配合物を成形ベ
ルト上に層状に供給し、常法の乾式法で厚さ5.0mm 、巾
45cm、長さ90cmの板状体を成形した。次に、この板状成
形体を3日間自然養生後、180 ℃×10時間の条件でオー
トクレーブ養生を行った。
【0009】なお、比較例として、解繊時にベンガラ粉
末を添加せずに解繊したパルプを使用した他は実施例と
同様にして同大寸法の板状体を成形し同条件で養生硬化
させた。実施例及び比較例で得た板材について曲げ強度
試験、比重測定及び吸水率試験を行ったところ表1のよ
うな結果となった。
末を添加せずに解繊したパルプを使用した他は実施例と
同様にして同大寸法の板状体を成形し同条件で養生硬化
させた。実施例及び比較例で得た板材について曲げ強度
試験、比重測定及び吸水率試験を行ったところ表1のよ
うな結果となった。
【0010】
【表1】
【0011】表1より明らかなように、比重、吸水率の
点では差がなかったが、曲げ強度のに関しては10〜20%
の強度向上が認められた。
点では差がなかったが、曲げ強度のに関しては10〜20%
の強度向上が認められた。
【0012】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、パルプ
繊維を解繊する際に正電荷を有する微粉末を添加して電
気的に付着させてパルプ繊維の電位を下げ、同時にけば
立ち繊維の間に介在させるので、乾燥してもパルプのけ
ば立ちがそのままの状態となり、このためにセメントマ
トリックスとの結合性が改善され、強度向上が図れるの
である。
繊維を解繊する際に正電荷を有する微粉末を添加して電
気的に付着させてパルプ繊維の電位を下げ、同時にけば
立ち繊維の間に介在させるので、乾燥してもパルプのけ
ば立ちがそのままの状態となり、このためにセメントマ
トリックスとの結合性が改善され、強度向上が図れるの
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C04B 28/18 16:02 Z 2102−4G 20:02) Z 2102−4G
Claims (1)
- 【請求項1】 解繊したパルプ繊維に、正電荷を有する
微粉末を添加して混合し、該混合パルプをセメント及び
シリカ分からなるセメント配合物に添加して混合し、成
形ベルト上で乾式法により成形することを特徴とする繊
維補強セメント板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33753991A JPH05147988A (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | 繊維補強セメント板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33753991A JPH05147988A (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | 繊維補強セメント板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05147988A true JPH05147988A (ja) | 1993-06-15 |
Family
ID=18309609
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33753991A Pending JPH05147988A (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | 繊維補強セメント板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05147988A (ja) |
-
1991
- 1991-11-26 JP JP33753991A patent/JPH05147988A/ja active Pending
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