JPH02232802A - 長尺磁気テープ用記録システム、そのシステムに使用する磁気テープ装置及び当該磁気テープ装置に使用する磁気ヘッド - Google Patents

長尺磁気テープ用記録システム、そのシステムに使用する磁気テープ装置及び当該磁気テープ装置に使用する磁気ヘッド

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JPH02232802A
JPH02232802A JP2015956A JP1595690A JPH02232802A JP H02232802 A JPH02232802 A JP H02232802A JP 2015956 A JP2015956 A JP 2015956A JP 1595690 A JP1595690 A JP 1595690A JP H02232802 A JPH02232802 A JP H02232802A
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Johannes C A Muller
ヨハネス・コルネリウス・アントニウス・ミュラー
Abraham Hoogendoorn
アブラハム・ホーゲンドルン
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、装置とハウジングを備えたカセットとを有す
る長尺磁気テープ用記録システムに関し、このシステム
は、２個の実質上平行な主壁と複数の側壁とを有するそ
のハウジングが２個のリールと前記磁気テープとを収納
していて、その磁気テープはリールの一方に少なくとも
部分的に巻き付けられておりかつ前記２個のリールの問
で前記ハウジングの前記側壁の一方に形成された閏口部
の一部を横切って延在し、その装置が前記カセットの第
一ポジション及び前記カセットの第二ポジションにおい
て前記カセットと協動ずるように構成されていて、その
第二ポジションは前記開口部が形成されている前記側壁
に垂直な前記主壁に平行でかつ当該側壁の中心を通る軸
に関し前記第一ポジションに対して少なくとも実質上１
８０°回転させたポジションであって、その装置が前記
磁気テープ上にアナログ形態で情報を読み出し及び／又
は書き込む少なくとも１個の磁気ヘッドを含む磁気ヘッ
ド手段と、前記磁気テープをある移送速度で前記磁気ヘ
ッド手段に通過させるテープ移送手段とを有する． このようなシステムは、磁気テープ上の縦長のトラック
にアナログ形態で一般的には音楽の形で情報を読み込み
及び／又は書き込むための装置を備えた標準「コンパク
ト・カセット」システムの形態で一般に知られている．
このシステムにおいてはカセットは双方向に動作させる
ことが可能であるので、カセットを反転させた後、磁気
テープ上に／またはそれから情報を記録及び／又は再生
することは、カセットを置き換えたりテープを前もって
巻き戻したリせずに継続させることが出来る．情報は磁
気テープ上の縦長のトラックに配置され、磁気テープ上
に長手方向で記録される．この標準システムはＩＥＣ　
ｐｕｂｌｉｃａｔｉｏｎ　９４に定義されている． このシステムの欠点は信号対雑音比及び記録された信号
それ自身の質が元のソース信号に比較してかなり劣化し
ている点である． 音楽の質は、最良の装置と「コンパクト・カセット」シ
ステムの磁気テープカセットを使用した場合でも、　「
コンパクト・ディスク」システムのそれには及ばない．
従来技術のシステムは、この質を向上させるために例え
ば自動アジマス制御及び様々なノイズ減少システムを採
用することによって様々な点で改善されて来ている．こ
れらの改善により装置はかなり高価なものとなるが、そ
れにも関わらず「コンパクト・ディスク」の質に匹敵し
た質を得ることは出来ない．この結果、高品質の「コン
パクト・カセット」システムは、それらの質がかなり劣
る単純な「コンパクト・ディスク」装置よりもかなり高
価なものとなってしまう。
しかしながら、非常に多くの「コンパクト・カセット」
及びそれを使用するテープレコーダーが販売されている
．ある概算によるとほぼｌＯ億台のテープレコーダー　
及びそれの数倍のカセットが存在しているとのことであ
る． 「コンパクト・ディスク」システムのそれと同一の品質
を有するシステムは、例えばＲ　−　ＤＡＴシステムで
ある−．このシステムの欠点はこれが全く新しい磁気テ
ープカセット及びヘリカル・スキャン・デッキを備えた
磁気テープ装置を必要とすることである．この結果、カ
セット及びカセットデッキが高価になり、そして現在使
用されている無数の「コンパクト●カセット」がこのシ
ステムで使用することが出来ない事になる．このような
新規なシステムの基本的な欠点というのは、これらのシ
ステムが周知の『コンパクト・カセット」システムに対
して完全に互換性を持たないので市場に浸透して行くの
に困難があると言う点にある．この非互換性は消費者に
対しては多額の出費を、製造者及びソフトウエア産業に
対しては膨大なかつ不確実な投資を課す事を意味する． 本発明の目的は、信号対雑音比及び信号それ自身がシス
テムの最低限の改造によりかなり改善され、その結果こ
れを徐々に目ざましく浸透させることが出来るシステム
を提供することにある．この目的に対する本発明の特徴
とするところは、前記システムが少なくとも２種類の装
置を有し、つまり第一タイプの磁気ヘッド手段を有する
当該装置である第一タイプの装置に加えて、前記システ
ムが第二タイプの装置を更に有し、この装置が当該カセ
ットと協動する様に構成されておりかつ第二タイプの磁
気ヘッドを有する第二タイプの磁気ヘッド手段を有し、
前記第二タイプの前記磁気ヘッド手段が前記磁気テープ
上の縦長のトラックにデジタル形態の情報を読み出し及
び／又は書き込む様に構成されている点である．デジタ
ル形態の情報を記録及び読み出すことによりテープ雑音
は信号に何等の影響も与えず、更にこれにより周波数範
囲が拡大され、その結果記録信号それ自身も改善される
。この新規なシステムは何等の新しい型のカセットを必
要とせず、例えば従来の「コンパクト・カセット」を使
用することが可能である．更に第二タイプの装置は、磁
気ヘッド手段といくつかの電子部品を除けば第一タイプ
の装置をそれほど変更させずに得られる．これにより従
来技術のシステムに最低限の改良を加えることにより、
かなり改善された新規なシステムを得ることが可能にな
る． 本発明のシステ．ムの実施例の特徴とするところは、前
記第二タイプの前記磁気ヘッド手段も又アナログ形態の
情報を前記磁気テープから少なくとも読み出すように構
成されている点である。従って、本発明のシステムは、
少なくともアナログ形態で磁気テープ上に記録された情
報の再生という点では、従来技術のシステムと互換性が
ある．従って、記録済みアナログカセットは常に第二タ
イプの装置によって再生することが出来るので、消費者
が第二タイプの新規な装置に加えて第一タイブの装置を
所有する必要は無い。
本発明のシステムの別の実施例の特徴とする点は、前記
第二タイプの前記磁気ヘッドが、互いに実質上一直線上
に配置されかつヘッド面に形成されている少なくとも実
質上平行な複数のトランスミッション・ギャップを有し
、それらのギャップが一方のテープ移送方向において前
記磁気テープ上に情報を読み出し及び／又は書き込むた
めの少なくとも１個のパターンを形成していて、前記ト
ランスミッション・ギャップに対して垂直である前記へ
・ツド面の中心線に対する鏡像間係において、前記パタ
ーンのトランスミッション・ギャップの鏡像が前記パタ
ーンの２個の隣接するトランスミッション・ギャップの
間に少なくとも実質上形成されるように前記パターンの
前記トランスミッション・ギャップを前記ヘッド面に位
置させる点である。この時のギャップ間の距離は、製造
の閏ほとんど何の問題も発生させずかつヘッドを、例え
ば米国特許明細書第３，５９３，４１４号に記載されて
いるような方法により単純な技術で製造することが出来
る様な距離にする．トランスミッション・ギャップと鏡
像とが重なっても、これは何の問題も生じさせない。事
実、この重なりは、テープが反対方向に移送されている
場合トランスミッション・ギャップも又テーブ移送の別
の方向で動作する間に書き込まれたトラックに部分的に
重なることを意味する．読み出し中このことは何ら重大
な問題を発生させることはないであろう．一方、既に記
録されているトラックの一部分は記録中重ね書きされる
であ−ろう。
本発明のシステムの別の実施例の特徴とする点は、前記
第二タイプの前記磁気ヘッドがヘッド面で実質上互いに
同一直線上に形成されている少なくとも実質上平行な複
数のトランスミッション・ギャップを有し、それらのギ
ャップがテープの移送方向において前記磁気テープ上に
情報を読み出し及び／又は書き込むための少なくとも１
個のパターンを形成し、前記パターン全体が前記トラン
スミッション番ギャップに対して垂直である前記ヘッド
面の中心線の一方の側で前記ヘッド面内に位置している
点である．これの効果は、アナログトラックを複数のギ
ャップによって読み出すことが可能である点であって、
その結果信号ロスが１個のギャップのみにより読み出さ
れる場合よりも少なくなる点である。更に、ヘッド面の
別の面をアナログ用として使用できる効果もある． 本発明のシステムの別の実施例の特徴とする点は、前記
第二タイプの前記磁気ヘッドの前記トランスミッション
・ギャップが、テープ移送の当該方向とは反対のテープ
移送の別の方向において前記磁気テープ上に情報を読み
出し及び／又は書き込むためのパターンを更に形成して
いる点である．これの効果は、オートリバースシステム
を使用する場合前記磁気ヘッドを回転させたり他の位置
に移動させる必要がない点である． 前記第一タイプの前記磁気ヘッドがヘッド面に互いに同
一直線上に形成されている複数の平行なトランスミッシ
ョン・ギャップを有し、それらのギャップがテープ移送
の一方向において前記磁気テープ上にアナログ形態の情
報を読み出し及び／又は書き込むための少なくとも１個
のパターンを形成し、前記パターン全体が前記ヘッド面
で前記トランスミッション・ギャップに対して垂直であ
る前記ヘッド面の中心線の一方の側に位置するシステム
の更に別の実施例の特徴とする点は、前記第二タイプの
前記磁気ヘッドの前記ヘッド面を前記第一タイプの前記
磁気ヘッドの前記ヘッド面に投影した場合、少なくとも
前記第二タイプの前記磁気ヘッドのトランスミッション
・ギャップの投影が前記第一タイプの前記磁気ヘッドの
全てのトランスミッション・ギャップ上に得られる点で
ある。
これにより第一タイプの磁気ヘッドによりアナログ形態
で磁気テープ上に記録された情報を、第二タイプの磁気
ヘッドにより読み出すことが可能となる． 本発明のシステムの更に別の実施例の特徴とする点は、
装置の両方のタイプが同一のテープ移送速度を有してい
る点である．同一の又はほとんど同一のカセットが使用
されると、第一タイプの既知の装置と第二タイプの新規
な装置の両方に対して再生時間を等しくする事が出来る
。
本発明のシステムの更に別の実施例の特徴とする点は、
前記第二タイプの前記装置がデジタル形態の情報を圧縮
及び／又は伸張させる手段を有している点である．デジ
タル形態の情報は、テープ移送の所定速度に対し磁気テ
ープのより少ないトラック数で情報を再生又は記録させ
るために、伸張又は圧縮されるべきである．この時、ト
ラック数は伸張及び圧縮手段を使用しない場合のトラッ
ク数よりも少なくなる．このデータ圧縮及び伸張は又第
二タイプの磁気ヘッドに課される要求という面からも重
要である．それは、当該データを処理する磁気ヘッドの
ギャップの数がデータ・リダクションと書き込み周波数
に依存するからである。
データ・リダクションがない場合には通常の記録周波数
で情報を記録するのにおよそ２０個のトランスミッショ
ン・ギャップが必要となるであろう．単位時閏当りに記
録される量は、データ圧縮を使用することにより減少さ
せることが出来る．その結果記録周波数が同一の場合に
はトランスミッシヨン・ギャップの数は実質上より少な
くて済む。
情報の読み出しに移送速度が一種類しか必要とされない
別の実施例の特徴とする点は、前記第二タイプの前記装
置がデジタル形態とアナログ形態で前記磁気テープ上に
記録された情報を読み出すように構成されていて、かつ
デジタル形態の前記情報が複数のトラックに配置されて
いてそしてデジタル形態での前記情報がアナログ形態で
の情報を読み出す時に使用されるテープ移送速度と同一
の速度で読み出すことが可能であるようにエンコードさ
れている点である．デジタル形態で情報を磁気テープに
記録する及び／又は磁気テープから読み出すトラック数
は、より多くのトラック数により情報を読み出し及び／
又は書き込む磁気ヘッドを製造する上での問題の観点か
ら限定される。
この様なより少ないトラック数によりアナログ形態の情
報を読み出す際に使用されるテープ移送速度と同じ速度
でデジタル形態の情報を読み出すことを可能とするため
に、情報は前述したデータ圧縮の場合に得られるものと
同じ量のデータ量が得られるようにエンコードされなけ
ればならない。
本発明のシステムの更に別の実施例の特徴とする点は、
前記第二タイプの前記磁気ヘッドのトランスミッション
・ギャップの前記パターンが９個のギャップを有し、そ
れらの内の１個のギャップが補助情報を読み出し及び／
又は書き込むための補助ギャップを構成し、かつ他の８
個のギャップが前記情報を読み出し及び／又は書き込む
ための主ギャップを構成している点である．８個のギャ
ップを使用する場合、情報の量は、伸張した後の再生の
間元の信号と比較してほとんど差が検知出来ない様な状
況を実現するのに適当であることが判った．更に補助ギ
ャップにより、例えばテープの使用可能な残存時閏とテ
ープの使用済時間に対する情報及び／又はその情報に関
するデータをテープ上に記録及び読み出すことも可能と
なる． 本発明は更に本発明のシステムに使用される第二タイプ
の磁気テープ装置にも関係している．そのような磁気テ
ープ装置の実施例の特徴とする点は、前記第二タイプの
前記磁気ヘッド手段が前記第二タイプの磁気ヘッドを有
し、その磁気ヘッドがアナログ形態とデジタル形態の両
方の情報，を読み出すように構成されていて、かつその
磁気ヘッド手段が少なくともデジタル形態の情報を記録
するための前記第二タイプの磁気ヘッドを更に有してい
る点である．読み出しヘッドと書き込みヘッドを別々に
使用することによりこれらのヘッドをより簡単に製造す
ることが出来るという効果がある。
本発明の磁気テープ装置の別の実施例の特徴とする点は
、前記第二タイプの前記磁気ヘッドが、デジタル形態の
情報を読み出し及び書き込み並びにアナログ形態の情報
を少なくとも読み出すことを可能とする様に構成されて
いる点である。これは読み出し及び書き込みギャップの
相互の位置を決める必要がないという効果を有する．こ
れの別の効果は磁気ヘッドと磁気テープの閏の接触領域
を小さくすることができ、その結果磁気テープと磁気ヘ
ッドとの実効的な接触がより単純に得られることである
。
本発明の磁気テープ装置の別の実施例の特徴とする点は
、アナログ形態の情報とデジタル形態の情報の両方を少
なくとも読み出すように構成されている前記′８１気ヘ
ッドが、ヘッド面で互いに一直線上に配置されている平
行な複数のトランスミッション・ギャップを有し、それ
らのギャップが２組のサブパターンに配置されていて、
前記第一サブパターンがテープ移送の一方の方向におい
て前記磁気テープにデジタル形態の情報を少なくとも読
み出すためのトランスミッション・ギャップのパターン
に対応し、そして前記第二サブパターンがテープ移送の
一方の方向において前記磁気テープ上のアナログ形態の
情報を少なくとも読み出すためのトランスミッション・
ギャップのパターンに対応している点である．この磁気
ヘッドの効果は、磁気テープ上のアナログ信号が、デジ
タル形態の情報を読み出し及び／又は書き込むためのギ
ャップ・パターンのギャップの内の１個のギャップによ
りアナログ信号を読み出す磁気ヘッドの場合に於けるよ
りも、読み出し時の損失が少ないことである。その理由
は、アナログ形態の情報を読み出すためのトランスミッ
ション・ギャップは実質上磁気テープ上のアナログ情報
トラックと同じ幅であり、一方デジタル形態の情報を読
み出すトランスミッション・ギャップはずっと狭いから
である．本発明の磁気テープ装置の実施例の特徴とする
ところは、前記第二タイプの少なくとも１個の磁気ヘッ
ドが前記ヘッド面に垂直な軸に関して少なくとも実質上
１８０°回転することが可能である点である．これによ
り、例えばヨーロッパ特許０，１２０，５１８　８１に
記載されている様な第一タイプの従来技術の装置の場合
と同様な方法で、従って何らの新規な改造を必要とせず
に、第二タイプの装置によりオートリバース動作を行う
ことが出来る．本発明の磁気テープ装置の別の実施例の
特徴とす、る点は、前記第二タイプの少なくとも１個の
磁気ヘッドが、同じテープ移送方向において磁気テープ
上のデジタル形態の情報を読み出し／又は書き込むため
に、前記トランスミッション・ギャップに実質上少なく
とも平行である方向において、２個の隣り合うトランス
ミッション・ギャップの中心の間の距離の半分に実質上
少なくとも等しい距離移動することが可能である点であ
る．これは、磁気ヘッドのトランスミッション・ギャッ
プの問の距離が少なくともトランスミッション・ギャッ
プの幅に等しいシステムの実施例においては有利である
．オートリバース動作に対しては磁気ヘッドを回転させ
る必要はなく、わずかな変位で中間のトラックに到達さ
せることが出来る． 本発明は、又本発明の磁気テープ装置の使用に適する前
記第二タイプの磁気ヘッドにも間係する．そのような磁
気ヘッドの実施例の特徴とする点は、前記磁気ヘッドが
ヘッド面に互いに一線上に配置されている寸法の異なる
１１個の平行なトランスミッション・ギャップを有し、
そのヘッド面が前記トランスミッション・ギャップに垂
直な中心線により二分されていて、当該トランスミッシ
ョン・ギャップの９個がデジタル形態の情報の読み出し
及び／又は書き込みに使用できるように構成されており
、かつ当該トランスミッション・ギヤッブの別の２個の
ギャップがアナログ形態の情報を少なくとも読み出す様
に構成されていて、デジタル形態の情報を読み出し及び
／又は書き込むための９個のトランスミッション・ギャ
ップが前記ヘッド面の一方の半分に設けられていて、前
記中心線から最も離れた前記トランスミッション・ギャ
ップがデジタル形態の補助情報の読み出し及び／又は書
き込み用となる様に構成されており、かつアナログ形態
の情報を少なくとも読み出す前記２個のトランスミッシ
ョン・ギャップが前記ヘッド面の他方の半分に設けられ
ている点である．これによりデジタル形態とアナログ形
態の情報の両方を読み出すことが可能となる。
アナログ形態の情報を少なくとも読み出すためのこれら
の２個のトランスミッション・ギャップは、標準『コン
パクト・カセット」システムに使用されるような周知の
磁気ヘッドのトランスミッション・ギャップと同じ寸法
を有している．これにより「コンパクト・カセット」シ
ステムによって磁気テープに記録されたアナログ形態の
情報を適切な方法で読み出すことが可能となる．トラン
スミッション・ギャップの数は、所定のテープ移送速度
とデータ・コーディングに対して情報が磁気テープから
読み出し及びそれに書き込むことが可能となるように選
択される．補助情報を読み出し及び書き込むトランスミ
ッション・ギャップはヘッド面の中心線から離れた位置
にある．アナログ形態の情報を少なくとも読み出すため
の２個のトランスミッション・ギャップが位置している
ヘッド面の半分に、補助情報を読み出し及び／又は書き
込むための別のトランスミ・ンション会ギヤ・ンブを、
「コンパクト・カセット」標準に従ってアナログ録音の
間補助情報を挿入するために、設けることも可能である
．アナログ形態での情報を読み出す間及びデジタル形態
の情報を読み出す又は書き込む閏の両方において、磁気
ヘッドを１８０”反転させることによりオートリバース
動作が可能となる．オートリバース動作のために磁気ヘ
ッドを変位させる必要がないような磁気ヘッドの別の実
施例の特徴とする点は、前記磁気ヘッドが前記トランス
ミッション・ギャップに垂直な中心線により二分されて
いるヘッド面において互いに一直線上に位置する平行な
トランスミッション・ギャップの２個のグループを有し
、各グループが２個のサブグループを有し、それらのサ
ブグループが、前記ヘッド面の一方の半分においてデジ
タル形態の情報を読み出す及び／又は書き込むトランス
ミッション・ギャップを有する第一サプグループと、前
記ヘッド面の他方の半分においてアナログ形態の情報を
少なくとも読み出すためのトランスミッション・ギャッ
プを有する第二サプグループとであ７て、トランスミッ
ション・ギャップの一方の前記グループの第一サブグル
ープと他方のグループの第二サブグループとが前記ヘッ
ド面の各半分に設けられている点である． ［実施例］ 本発明のシステムの実施例は、第１図に示される第一タ
イプの磁気テープ装置と、第３図に示される第二タイプ
の磁気テープ装置と、第２図に示され７．いる周知のオ
ーディオ・カセット４の形態のカセッ｝　（ＩＥｃ　ｐ
ｕｂｌｉｃａｔｉｏｎ　Ｎｏ．　９４−７で標準化され
ているｒコンパクト・カセット」）とを有している．第
１図に示される第一タイプの磁気テープ装置ｌは、カセ
ット４内に設けられている磁気テープにアナログ形態で
情報を読み出し又は書き込むように構成されている．こ
の目的のために装置ｌは、キャプスタン／ブレッシャ・
ローラ・コンビネーションｌＯ、駆動スピンドル１１及
び１２、並びに磁気ヘッド手段１３（この実施例におい
ては消去ヘッドｌ４及びアナログ形態で情報を読み出１
及び／又は書き込む第一タイプの磁気ヘッド１５として
示されている）とを備えたテープ移送手段を有している
．この装置は通常良く知られているタイプのカセットレ
コーダであるので、簡単化のために詳細は省略してある
． 第２図は、カセット４を詳細に示したものである．この
カセットは、２個の主壁４ｌ及び４２を有しかつ４個の
側壁４３，　４４，　４５及び４６を有しているハウジ
ングを備えている．このハウジングには、リール４７及
び４８に巻き付けられていてかつ側壁４３に形成されて
いる開口４９の一部に延在している磁気テーブ５が設け
られている．カセット４は、第１図に示される第一ポジ
ションと、第２図に示される回転軸４０についてカセッ
ト４を１８０”回転させることによって得られる第二ポ
ジションとにおいて装置ｌと協動するように構成されて
いる。
第３図に示される第二タイプの磁気テープ装置２も又カ
セット４と協動するように構成されている。
この装置２は、キャブスタン／プレッシャ・ローラ●コ
ンビネーション２０と駆動スピンドル２ｌ及び２２とを
有している。磁気ヘッド手段２３は消去ヘッド２４及び
第二タイプの磁気ヘッド２５を有している。
磁気へッド２５はデジタル形態で情報を読み出し及び書
き込み、並びにアナログ形態で情報を読み出すように構
成されている．デジタル形態で情報を読み出し及び書き
込むために、装置２はさらに圧縮及び伸張手段２７を有
している．これらの手段は、デジタル形態で磁気テープ
に情報を書き込むため、又は第一タイプの装置ｌの場合
と同一のテープ移送速度で限られた数の情報トラックの
当該情報を磁気テープから読み出すために必要である．
第４図は、第二タイプの装置３の別の実施例を示してい
る。この装置も又キャブスタン／ブレッシャ・ローラ・
コンビネーション刃、駆動スピンドル３１及び３２、圧
縮及び伸張手段訂、並びに磁気ヘッド手段３３を有して
いる。磁気ヘッド手段３３は、消去ヘッド３４及び第二
タイプの２個の磁気ヘッド、つまり、アナログ又はデジ
タル形態で情報を読み出す磁気ヘッド３５とデジタル形
態で情報を記録する磁気ヘッド３６とを有している． 第３及び４図に示される第二タイプの装置２及び３は第
一タイプの装置１と僅かしか相違しない．その差は、主
に、磁気ヘッド手段２３．　３３が異なっている点と、
圧縮及び伸張手段２７．　３７の様なデジタル電子回路
が存在する点と、アナログ／デジタル及びデジタル／ア
ナログコンバータが必要である点である． 第５図は、第一タイプの従来技術の磁気ヘッドｌ５を示
しているが、これは中心線１７によって二分割されてい
るヘッド面１６の一方の半分に設けられている２個のト
ランスミッション・ギャップ１８を有している．この磁
気ヘッドｌ５はアナログ形態の情報を読み出し及び書き
込みするように構成されている． 第６．７．８ａおよび８ｂ図は、第３図に示される第二
タイプの装置２に使用される第二タイプの磁気ヘッド２
５，２８および２９の実施例を示す。第６図に示される
磁気ヘッド２５においては、トランスミッション・ギャ
ップ６２および６３もまた中心線６ｌによって二分割さ
れているヘッド面６０の一方の半分に設けられている．
第７図に示される磁気ヘッド２８においては、トランス
ミッション・ギャップ７２および７３はヘッド面７０の
幅全体に分割されていて、中心線７ｌに閏する鏡像間係
においてトランスミッション・ギャップ７２．　７３の
鏡像７４が、第７ａ図に示されるように重複せずにトラ
ンスミッション・ギャップ７２．　７３の閏に位置する
様に配置されている．第８ａ図に示される第二タイプの
磁気ヘッド２９ａの実施例は、第６図に示されるトラン
スミッション・ギャップのトラック中パターンに加えて
、アナログ形態の情報の読み出し用に２個のトランスミ
ッション・ギャップ８４を有するトラック・パターンを
更に備えている。この磁気ヘッド２９ａを２個の半分か
ら構成することも可能である。複合磁気ヘッド２９ａは
、第６図に示される磁気ヘッド２５の一方の半分を第５
図に示される従来技術の磁気ヘッドｌ５の一方の半分と
結合させることによって得ることもできる。これとは別
に、磁気ヘッド２９ａを１個のヘッド内でトランスミッ
ション・ギャップ８２　，　８３および８４を一体化さ
せて一体のユニットとしても構成することが出来る。
第８ｂ図は、複合磁気ヘッド２９ｂの別の変形例を示す
。この変形例においては第５図に示される従来技術の磁
気ヘッド１５及び第６図に示される磁気ヘッド２５が並
置されている．この構造は第８ａ図に示されるものより
単純に製造することが出来る．磁気ヘッド２９ｂは、２
個のヘッド面８６ａと８６ｂを有している．中心線８７
の一方の側に位置する一方の半分においてヘッド面８６
ａは、主ギャップ８９及び情報をデジタル的に読み出し
及び書き込む補助ギャップ８９ａを有している。中心線
８７の他方の側の他方の半分においてはヘッド面８６ｂ
がアナログ情報を少なくとも読み出すトランスミッショ
ン・ギャップ８８を有している。補助トランスミッショ
ン・ギャップ６３，　７３，８３および８９ａは、補助
情報の読み出しと書き込み用として設けられている．こ
の補助情報は、例えば、テープの先頭または終端からの
ヘッドの位置に間するデータまたはテープに記録されて
いる情報に間するデータを含んでいる．主トランスミッ
ション番ギャップ６２，　７２，　８２および８９はデ
ィジタル情報の読み出しと書き込み用に設けられている
。
加えて、ギャップ６２と７２はアナログ形態の情報も読
み出せる様に構成されている．第二タイプの磁気ヘッド
２８のヘッド面７０を第一タイプの磁気ヘッドＩ５のヘ
ッドＷ１６に投影すると、磁気ヘッド２Ｂのトランスミ
ッション・ギャップの少なくとも１個の投影ｌ００は、
第７ｂ図に示されるように磁気ヘッドｌ５の各トランス
ミッション●ギャップ１８上に位置する。第二タイプの
磁気ヘッド２８のトランスミッシヨン・ギャップの投影
１００は、第７ｂ図に示されるように、第一タイプの磁
気ヘッドｌ５の各トランスミッション・ギャップｌ８の
中心に位置するのが望ましい。オート・リバース動作に
対して、磁気ヘッド２５，　２８および２９は、第７ａ
図に示されるように、テープの反転した移動方向での読
み出し及び／又は書き込みのために磁気テープ上の情報
のトラック・パターンと協動する様に軸１０１に関して
１８００回転することが出来る．第７図に示される磁気
ヘッド２８は、第７ａ図に示されるように、オート・リ
バース動作の目的のために距離１０２の間を移動するこ
とが出来る．この距離１０２は２個の隣接するトランス
ミッション・ギャップ７２の中心問の距７９１１０３の
半分に実質上等しい． 第９図は、第４図に示される装置の使用に適した第二タ
イプの２個の磁気ヘッド３５と３６との組合せを示す。
磁気ヘッド３５は、トランスミッション・ギャップ９２
と９３によるディジタル情報の読み出しとトランスミッ
ション・ギャップ９４によるアナログ形態の情報の読み
出しの両方を可能とするように構成されている．磁気ヘ
ッド３６はギャップ９６と９７によってディジタル情報
を書き込むように構成されている．ギャップ９３と９７
が補助トランスミッション・ギャップを構成し、ギャッ
プ９２と９６が主トランスミッション・ギャップを構成
している．８個のトランスミッション・ギャップ９２．
　９６および１個の′補助トランスミ゛ツション●ギャ
ップ９３．　９７が、中心！１９１によって二分されて
いるヘッド面９０の一方の半分に位置し、アナログ形態
の情報用のトランスミッション・ギャップ９４は他方の
半分に位置している． 第１０図は、トランスミッション・ギャップのパターン
が２個形成されている第二タイプの磁気へッド１０５を
示している．補助トランスミッション・ギャップ１０９
ａと主トランスミッション・ギャップ１０８ａとを有す
る１個のパターンが、テープの一方の移動方向において
磁気テープと協動するように設計されている．補助トラ
ンスミッション・ギャップ１０９ｂと主トランスミッシ
ョン・ギャップ１０８ｂとからなる別のパターンは、当
該テープ移動方向とは反対のもう一方のテープ移動方向
で磁気テープと協動するように設計されている。この結
果、オート・リバース動作の場合においてもヘッドを回
転または変移させる必要がなくなる。この磁気ヘッドは
、テープが反対方向に移動する場合、順方向用パターン
を不活性化し逆方向用パターンを活性化させることによ
って動作させることが出来る．第ｌＯ図に示される磁気
ヘッド１０５の一パターンを構成するギャップは、全て
、中心線１０７によって二分されているヘッド面１０６
の一方の半分に位置している．２個の交互のギャップ・
パターンを有する磁気ヘッドを得るためには、あるパタ
ーンのギャップと別のパターンのギャップを並置させる
事も可能である事は明らかである． 第１１図は、オート・リバースのために回転または移動
させる必要がないためオート・リバース動作に特に適し
ている磁気ヘッド１１０を示している。
中心線１！３がヘッド面を２個の半分１０と１１２に分
割している．各半分には、アナログ情報を読み出しまた
は書き込むトランスミッション令ギャップの各第一サブ
グループ１１７と１１８およびディジタル形態の情報を
読み出しまたは書き込む各第二サプグループ１１６と１
１９が設けられている。サブグループ１１６と１１７お
よびサブグループ１１Ｂと１１９は、各々、第８図に示
されるトランスミッション・ギャップに対応するトラン
スミッション・ギャップの２個のグループ１１４と１１
５を形成している．その違いは、磁気ヘッド１１０にお
いては少なくともアナログ形態の情報を読み出すための
トランスミッション・ギャップに隣接する、補助情報の
読み出しおよび書き込み用のトランスミッション・ギャ
ップが省略されている点である． これまでの記載においては数多くの実施例が、線図的に
示された図面を単なる図示として参照して記載されてき
た。しかしながら、本発明はここまでに記載された実施
例に限定されず、記載された方法以外に本発明の原理（
長尺アナログ記録として既知のシステムが、デジタル記
録器を加えることによってデジタル長尺記録を行うこと
が可能になるという原理）を使用する数多くの他の実施
例が、添付の特許請求の範囲に定義された発明の権利範
囲内で可能である。更に、少なくともそれらがアナログ
記録のカセットを少なくとも再生する様に設計されてい
る限り元の記録システムと互換性を持つ様にデジタルレ
コーダを構成すると言う本発明の原理が使用されるなら
ば、このようなシステムは大きな効果をもたらす． 例えば、今までに述べた実施例と異なり、装置がデジタ
ル及びアナログ信号の再生のみの、例えば、カーカセッ
トプレーヤ又はポータブルカセットプレーヤにより構成
するか、又は装置がアナログ及びデジタルの両方の記録
及び読み出しが可能であるように、構成する本発明の実
施例も可能である．更に消去ヘッドを省略することも可
能である。磁気ヘッドに対してテープを適切にガイドし
かつ位置決めすることにより、記録されるべき新しい情
報を含むトラックを既に存在しているトラックにほとん
ど完全に重ね書きさせることも可能である．
【図面の簡単な説明】
第１図は、第一タイプの磁気テープ装置を示し、第２図
は、カセットの一例を示し、 第３図は、第二タイプの磁気テープ装置の一実施例を示
し、 第４図は、第二タイプの磁気テープ装置の別の実施例を
示し、 第５図は、第一タイプの磁気ヘッドの実施例を示し、 第６図は、第二タイプの磁気ヘッドの第一実施例を示し
、 第７図は、第二タイプの磁気ヘッドの第二実施例を示し
、 第７ａ図は、第７図に示される第二タイプの磁気ヘッド
の中心線に対して鏡像を形成する場合にトランスミッシ
ョン・ギャップとそれらの鏡像がどの様に得られるかを
示し、 第７ｂ図は、第一タイプの磁気ヘッドのトランスミッシ
ョン・ギャップにおいて第二タイプの磁気ヘッドの第二
実施例のトランスミッション・ギャップの投影を示し、 第８ａ図は、第二タイプの磁気ヘッドの第三実施例を示
し、 第８ｂ図は、第８ａ図の磁気ヘッドの別の実施例を示し
、 第９図は、第４図に示される装置に使用される第二タイ
プの２個の磁気ヘッドを示し、 第ｌＯ図は、トランスミッション・ギャップの２個のパ
ターンが設けられている第二タイプの磁気ヘッドの別の
実施例を示し、 第１ｌ図は、オートリバース動作に特に適している磁気
ヘッドを示す。 ｌ・・・第一タイプの磁気テープ装置、２．３・・・第
二タイプの磁気テープ装置、４・・・カセット、５・・
・磁気テープ、１０，　２０．　３０・・・キャブスタ
ン／ブレッシャ・ローラ・コンビネーション １１，　１２，　２１，　２２，　３１，　３２・・・
駆動スピンドル、＋３．　２３．　３３・・・磁気ヘッ
ド手段、１４，　２４，　３４・・・消去ヘッド、！５
，　２５．　２８．　２９，　３５，　３６，　１１０
・・・磁気ヘッド、１６，　６０，　ＴＯ，　９０，　
　１０７・・・ヘッド面、１８，６２，７２，８２，８
４，９２，９６，１０８ａ，１０８ｂ・・・主トランス
ミッション・ギャップ、２７．　３７・・・圧縮及び伸
張手段、４０・・・回転軸、４１，　４２・・・主壁、
４３，　　４４，　４５．　　４６・・・側壁、４７．
　　４８・・・リール、　４９・・・閏日、６１，　７
１，　９１．　１７，　１０７，　１１３・・・中心線
、６３，　７３，　８３，　９３，　９７，　１０９ａ
，　ｌ０９ｂ・・・補助トランスミッション・ギャップ
７４・・・鏡像、 ９４・・・トランスミッション・ギャップ、１００・・
・投影、　１０１・・・軸、　１０２，　　１０３・・
・距離、ｌ０５・・・第二タイプの磁気ヘッド、１１１
，　１１２・・・半分、　　　１１４，　１１５・・・
グループ、１１６，　１１９・・・第二サブグループ、
１１７，　１１８・・・第一サブグループ．ｌ・・・第
一クイフの磁気テープ装置，２・・・第二タイプの磁気
テープ装置．４・・・力ｔフト， 」− ４・・・カセット．　５・・・磁気テープ，４０・・・
回転軸，　４１．　４２・・・主壁．４３，　４４，　
４５．　４６・・・側壁，４７．　　４８　・・リール
， ４９・・・開口。 １５．　　２８・・・磁気ヘッド． １６．　　７０・・・＾フド面， １ｇ．　　７２，　　８２．　　８４ ・・・主トランスミフシ１ン畳ギャフ九１７，　７１・
・・中心線． ７３．　　８３・・・補助トランスミフション・ギャブ
プ，７４・・・鏡像．１００・・・投影． １０１・・・軸．　　１０２，　１０３・・・距離。 ３５，　　３６，　　１１０・・・磁気ヘッド，９０・
・・ヘッド面． ９１，　１０７，　１１３−・・中心線，９２．　　９
６，　　１０８ａ，　　１０８ｂ・・・主トランスミツ
シ１シーギ▼フブ．９３，　　９７，　　１０９ａ，　
　１０９ｂ・・・補助トランスミッシ１シ・ギャフブ．
１０５・・・第二タイプの磁気＾フド．１１１，　１１
２・・・半分． １１４．　　１１５・・・づ鳥−ブ， １１６．　　１１９・・・第二サブグループ，１１７．
　１１８・・・第一雫プ鶏−も第７図 第７ｂ図 第７ｏ図 第８０図

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. （１）装置とハウジングを備えたカセットとを有する長
    尺磁気テープ用記録システムであつて、２個の実質上平
    行な主壁と複数の側壁とを有するそのハウジングが２個
    のリールと前記磁気テープとを収納していて、その磁気
    テープは前記リールの一方に少なくとも部分的に巻き付
    けられておりかつ前記２個のリールの間で前記ハウジン
    グの前記側壁の１個の壁に形成された開口部の一部を横
    切って延在し、その装置が前記カセットの第一ポジショ
    ン及び前記カセットの第二ポジションにおいて前記カセ
    ットと協動するように構成されていて、その第二ポジシ
    ョンは前記開口部が形成されている前記側壁に垂直な前
    記主壁に平行でかつ当該側壁の中心を通る軸に関し前記
    第一ポジションに対して少なくとも実質上１８０°回転
    させたポジションであって、その装置が前記磁気テープ
    上にアナログ形態で情報を読み出し及び／又は書き込む
    少なくとも１個の磁気ヘッドを含む磁気ヘッド手段と、
    前記磁気テープをある移送速度で前記磁気ヘッド手段に
    通過させるテープ移送手段とを有する前記システムにお
    いて、前記システムが少なくとも２種類のタイプの装置
    を有し、つまり第一タイプの磁気ヘッド手段を有する当
    該装置である第一タイプの装置に加えて、前記システム
    が第二タイプの装置を更に有し、この装置が当該カセッ
    トと協動する様に構成されておりかつ第二タイプの磁気
    ヘッド手段を有し、第二タイプの磁気ヘッドを有する前
    記第二タイプの前記磁気ヘッド手段が前記磁気テープ上
    の縦長のトラックにデジタル形態の情報を読み出し及び
    ／又は書き込む様に構成されていることを特徴とする長
    尺磁気テープ用記録システム。
  2. （２）前記第二タイプの前記磁気ヘッド手段も又アナロ
    グ形態の情報を前記磁気テープから少なくとも読み出す
    ように構成されていることを特徴とする請求項（１）に
    記載のシステム。
  3. （３）前記第二タイプの前記磁気ヘッドが、互いに実質
    上一直線上に配置されかつヘッド面に形成されている少
    なくとも実質上平行な複数のトランスミッション・ギャ
    ップを有し、それらのギャップが一方のテープ移送方向
    において前記磁気テープ上に情報を読み出し及び／又は
    書き込むための少なくとも１個のパターンを形成してい
    て、前記トランスミッション・ギャップに対して垂直で
    ある前記ヘッド面の中心線に対する鏡像関係において、
    前記パターンのトランスミッション・ギャップの鏡像が
    前記パターンの２個の隣接するトランスミッション・ギ
    ャップの間に少なくとも実質上形成されるように前記パ
    ターンの前記トランスミッション・ギャップを前記ヘッ
    ド面に位置させることを特徴とする請求項（１）又は（
    ２）に記載のシステム。
  4. （４）前記第二タイプの前記磁気ヘッドがヘッド面で実
    質上互いに同一直線上に形成されている少なくとも実質
    上平行な複数のトランスミッション・ギャップを有し、
    それらのギャップがテープの移送方向において前記磁気
    テープ上に情報を読み出し及び／又は書き込むための少
    なくとも１個のパターンを形成し、前記パターン全体が
    前記トランスミッション・ギャップに対して垂直である
    前記ヘッド面の中心線の一方の側で前記ヘッド面内に位
    置していることを特徴とする請求項（１）又は（２）に
    記載のシステム。
  5. （５）前記第二タイプの前記磁気ヘッドの前記トランス
    ミッション・ギャップが、テープ移送の当該方向とは反
    対のテープ移送の別の方向において前記磁気テープ上に
    情報を読み出し及び／又は書き込むためのパターンを更
    に形成していることを特徴とする請求項（３）又は（４
    ）に記載のシステム。
  6. （６）前記第一タイプの前記磁気ヘッドがヘッド面に互
    いに同一直線上に形成されている複数の平行なトランス
    ミッション・ギャップを有し、それらのギャップがテー
    プ移送の一方向において前記磁気テープ上にアナログ形
    態の情報を読み出し及び／又は書き込むための少なくと
    も１個のパターンを形成し、前記パターン全体が前記ヘ
    ッド面で前記トランスミッション・ギャップに対して垂
    直である前記ヘッド面の中心線の一方の側に位置するシ
    ステムにおいて、前記第二タイプの前記磁気ヘッドの前
    記ヘッド面を前記第一タイプの前記磁気ヘッドの前記ヘ
    ッド面に投影した場合、少なくとも前記第二タイプの前
    記磁気ヘッドのトランスミッション・ギャップの投影が
    前記第一タイプの前記磁気ヘッドの全てのトランスミッ
    ション・ギャップ上に得られることを特徴とする請求項
    （３）、（４）又は（５）に記載のシステム。
  7. （７）装置の両方のタイプが同一のテープ移送速度を有
    していることを特徴とする前記請求項の何れかに記載の
    システム。
  8. （８）前記第二タイプの前記装置がデジタル形態の情報
    を圧縮及び／又は伸張させる手段を有していることを特
    徴とする請求項（７）に記載のシステム。
  9. （９）前記第二タイプの前記装置がデジタル形態とアナ
    ログ形態で前記磁気テープ上に記録された情報を読み出
    すように構成されていて、かつデジタル形態の前記情報
    が複数のトラックに配置されていてそしてデジタル形態
    での前記情報がアナログ形態での情報を読み出す時に使
    用されるテープ移送速度と同一の速度で読み出すことが
    可能であるようにエンコードされていることを特徴とす
    る請求項（７）又は（８）に記載のシステム。
  10. （１０）前記第二タイプの前記磁気ヘッドのトランスミ
    ッション・ギャップの前記パターンが９個のギャップを
    有し、それらの内の１個のギャップが補助情報を読み出
    し及び／又は書き込むための補助ギャップを構成し、か
    つ他の８個のギャップが前記情報を読み出し及び／又は
    書き込むための主ギャップを構成していることを特徴と
    する請求項（３）〜（９）の何れかに記載のシステム。
  11. （１１）前記請求項の何れかに記載のシステムに使用さ
    れる前記第二タイプの磁気テープ装置。
  12. （１２）前記第二タイプの前記磁気ヘッド手段が前記第
    二タイプの磁気ヘッドを有し、その磁気ヘッドがアナロ
    グ形態とデジタル形態の両方の情報を読み出すように構
    成されていて、かつその磁気ヘッド手段が少なくともデ
    ジタル形態の情報を記録するための前記第二タイプの磁
    気ヘッドを更に有していることを特徴とする請求項（１
    １）に記載の磁気テープ装置。
  13. （１３）前記第二タイプの前記磁気ヘッドが、デジタル
    形態の情報を読み出し及び書き込み並びにアナログ形態
    の情報を少なくとも読み出すことを可能とする様に構成
    されていることを特徴とする請求項（１１）に記載の磁
    気テープ装置。
  14. （１４）アナログ形態の情報とデジタル形態の情報の両
    方を少なくとも読み出すように構成されている前記磁気
    ヘッドが、ヘッド面で互いに一直線上に配置されている
    平行な複数のトランスミッション・ギャップを有し、そ
    れらのギャップが２組のサブパターンに配置されていて
    、前記第一サブパターンがテープ移送の一方の方向にお
    いて前記磁気テープにデジタル形態の情報を少なくとも
    読み出すためのトランスミッション・ギャップのパター
    ンに対応し、そして前記第二サブパターンがテープ移送
    の一方の方向において前記磁気テープ上のアナログ形態
    の情報を少なくとも読み出すためのトランスミツション
    ・ギャップのパターンに対応していることを特徴とする
    請求項（１２）又は（１３）に記載の磁気テープ装置。
  15. （１５）前記第二タイプの少なくとも１個の磁気ヘッド
    が前記ヘッド面に垂直な軸に関して少なくとも実質上１
    ８０°回転することが可能であることを特徴とする請求
    項（１２）、（１３）又は（１４）の何れかに記載の磁
    気テープ装置。
  16. （１６）前記第二タイプの少なくとも１個の磁気ヘッド
    が、同じテープ移送方向において磁気テープ上のデジタ
    ル形態の情報を読み出し／又は書き込むために、前記ト
    ランスミッション・ギャップに実質上少なくとも平行で
    ある方向において、２個の隣り合うトランスミッション
    ・ギャップの中心の間の距離の半分に実質上少なくとも
    等しい距離移動することが可能であることを特徴とする
    請求項（１２）、（１３）、（１４）又は（１５）の何
    れかに記載の磁気テープ装置。
  17. （１７）前述した請求項（１２）〜（１６）の何れかに
    記載の磁気テープ装置の使用に適する前記第二タイプの
    磁気ヘッド。
  18. （１８）前記磁気ヘッドがヘッド面に互いに一直線上に
    配置されている寸法の異なる１１個の平行なトランスミ
    ッション・ギャップを有し、そのヘッド面が前記トラン
    スミッション・ギャップに垂直な中心線により二分され
    ていて、当該トランスミッション・ギャップの９個がデ
    ジタル形態の情報の読み出し及び／又は書き込みに使用
    できるように構成されており、かつ当該トランスミッシ
    ョン・ギャップの別の２個のギャップがアナログ形態の
    情報を少なくとも読み出す様に構成されていて、デジタ
    ル形態の情報を読み出し及び／又は書き込むための９個
    のトランスミッション・ギャップが前記ヘッド面の一方
    の半分に設けられていて、前記中心線から最も離れた前
    記トランスミッション・ギャップがデジタル形態の補助
    情報の読み出し及び／又は書き込み用となる様に構成さ
    れており、かつアナログ形態の情報を少なくとも読み出
    す前記２個のトランスミッション・ギャップが前記ヘッ
    ド面の他方の半分に設けられていることを特徴とする請
    求項（１７）に記載の磁気ヘッド。
  19. （１９）前記磁気ヘッドが前記トランスミッション・ギ
    ャップに垂直な中心線により二分されているヘッド面に
    おいて互いに一直線上に位置する平行なトランスミッシ
    ョン・ギャップの２個のグループを有し、各グループが
    ２個のサブグループを有し、それらのサブグループが、
    前記ヘッド面の一方の半分においてデジタル形態の情報
    を読み出す及び／又は書き込むためのトランスミッショ
    ン・ギャップを有する第一サブグループと、前記ヘッド
    面の他方の半分においてアナログ形態の情報を少なくと
    も読み出すためのトランスミッション・ギャップを有す
    る第二サブグループとであって、トランスミッション・
    ギャップの一方の前記グループの第一サブグループと他
    方のグループの第二サブグループとが前記ヘッド面の各
    半分に設けられていることを特徴とする請求項（１７）
    に記載の磁気ヘッド。
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