JPH02230071A - 自動製氷機 - Google Patents

自動製氷機

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JPH02230071A
JPH02230071A JP4936789A JP4936789A JPH02230071A JP H02230071 A JPH02230071 A JP H02230071A JP 4936789 A JP4936789 A JP 4936789A JP 4936789 A JP4936789 A JP 4936789A JP H02230071 A JPH02230071 A JP H02230071A
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time
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Shinichi Yoshikawa
伸一 吉川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は,例えば冷蔵庫に組み込むことができる自動製
氷機に関する。
(従来の技術) 製氷が完了した製氷皿をモータ等の暉動源により回転さ
せて離氷動作を行わせ、上記製氷皿の下方に備えられた
貯氷庫に離氷した氷が貯蔵され、さらに,離氷後の製氷
皿には給水動作が行われる自動製氷機が知られており,
例えば冷蔵庫に組み込まれて実用に供されている。
かかる自動製氷機では、製氷機から出る冷気によって製
氷機の駆動系が凍りついてしまうなどの理由により,暉
動源としてのモータがロック状態となる場合がある。モ
ータがロック状態のままモータへの給電が長く続くと、
過熱等によってモータが破損してしまう危険性がある。
従って、モータへの給電中にモータがロック状態に陥っ
ているときには、モータへの給電を抑制するような保護
手段を設ける必要がある。
従来の自動製氷機におけるモータの保護手段としては、
正の抵抗一温度特性、即ち、温度が上昇すると電気抵抗
が増大する特性を有する回路素子であるボジスターを、
駆動源としての直流モータに直列に接続することが考え
られている。こうすれば、モータへの給電が行われ、し
かもモータがロック状態であれば、モータ自体の抵抗は
ほとんどが巻線抵抗であって微小な抵抗であるため,上
記ポジスターを通じて直流モータに流れる電流は非常に
大きくなる。ボジスターを通じてモータに非常に大きな
電流が流れるとポジスター自体が発熱して温度が上昇し
、ボジスターの抵抗値が大きくなる。これにより、ボジ
スターを通じてモータに流れる電流は抑制され,モータ
の発熱が抑制されることになる。
(発明が解決しようとする課題) 上記ボジスターを用いたモータの保護手段によれば、モ
ータロック時の電流値と通常の使用時の電流値との差が
小さいと誤動作のおそれがあるから、モータロック時の
電流値と通常の使用時の電流値との間に差をつけておか
なければポジスターを用いることができない。しかも、
温度変化に対するボジスターの抵抗変化率が小さいため
,モータ使用最大電流、ボジスターによる検出電流、モ
ータロック時の電流との間に、 モータ使用最大電流《ボジスターによる検出電流くモー
タロック時の電流 なる関係をもたせる必要がある。そのため、通常の使用
状態でモータに大きな電流を流すことができず、モータ
の能力を最大限に引き出すことができなかった。また、
製氷機内の低温下で使用するため,ボジスターの放熱が
よくなり,ポジスターとしての動作かにぶくなる可能性
もある。
本発明は,かかる従来技術の問題点を解消するためにな
されたもので、モータロックに対する保護装置を設けな
からモータの能力を最大限に活用することができる自動
製氷機を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、モータのロックに対する保護動作
を行なった後、ロック状態の解除にともなって自動的に
通常の動作に復帰することができるようにした自動製氷
機を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、自動製氷機において、製氷皿の動作位置を検
知するための位置検知スイッチ手段と、モータへの給電
時間を検知するための給電時間検知手段と、こつ給電時
間検知手段により上記モータへの給電が所定時間経過し
たと検知されたときであって上記位置検知スイッチ手段
からのスイッチ信号がなく所定の動作位置に到達しない
ときに上記モータへの給電を停止する制御手段とを設け
たことを特徴とする。
制御手段は、給電時間検知手段による時間検知に基づい
てモータへの給電が停止された後、さらに一定時間経過
後上記モータヘ再び給電するように構成してもよい. (作用) モータヘ給電が開始されるのと同時に給電時間検知手段
が動作を開始する。モータへの給電によリモータが駆動
されると所定の動作位置に到達して所定の動作が行なわ
れ、位置検知スイッチ手段からスイッチ信号が出力され
るが、このスイッチ信号が出力されないうちに、即ち、
所定の動作位置に到達しないうちに、給電時間検知手段
によりモータへの給電が所定時間経過したと検知される
と、モータがロック状態に陥ったものとして制御手段が
モータへの給電を停止し、モータを保護する。
給電時間検知手段による時間検知に基づいてモータへの
給電が停止された後、さらに一定時間経過後上記モータ
ヘ再び給電することにより,ロック状態が解消していれ
ば正常な動作に復帰する。
(実施例) 以下、第1図ないし第13図を参照しながら本発明にか
かる自動製氷機の実施例について説明する. 第1図ないし第3図において、上側ケース11と下側ケ
ース12とによって箱が形成されており、この箱の一隅
部には検水動作及び離氷動作を行うための駆動源として
のモータ13が固定,されている。モータ13の出力軸
にはウオーム14が固着され、このウォーム14はウォ
ームホイル15と噛み合っている。ウォームホイル15
の回転力は減速歯車列16,17,18,19,20を
介して大径歯車21に伝達される。大径歯車21はその
下面側に三つのカム22,23.24が一体成形される
と共に中心部の上下に軸部29が一体成形され、この軸
部29が上記上側ケース11の軸受部と下側ケース12
の軸受部60によって回転可能に支持されている。
第6図に示すように、上記カム22は溝カムであり,各
カム23.24は外周面がカム面をなしている.このう
ちカム22は原位置検出用のカムで、軸部29を中心と
するほぼ円弧状に形成されると共に一部に回転中心方向
にくぼんだ凹部25が形成されている。カム24は貯水
量検知用のカムで,これもほぼ円弧状に形成されると共
に一部に回転中心方向にくぼんだ凹部26が形成されて
いる。カム23は後述のスライダを変位させるためのカ
ムで、ほぼ270度の範囲で円弧状に形成されると共に
残りの部分が回転中心方向にくぼんだ凹部27となって
いる. 第1図ないし第3図において、大径歯車21の上方には
,歯車32がこれらの歯車21.32の面同志が対峙す
るようにして配置されている。歯車32は歯車21の外
側に位置する軸34を中心に回転可能であり,先端縁部
には軸34を中心とする円弧に沿って歯部33が形成さ
れ、歯車32全体が扇形に形成されている.歯車32に
は弦月状の孔35が形成されている.この孔35は、第
1図に実線で示すように歯車32が原位置にある状態に
おいて大径歯車21の軸部29を中心とする180゜近
い部分円弧部とこの部分円弧部の両端をつなぐ弦に相当
する縁部36によって形成されている。上記弦月状の孔
35は上記軸部29によって貫かれ、また、歯車21の
縁部に形成された突部28が上記孔35内に突出してい
る。歯車21はその突部28が第1図に線aで示すよう
に上記弦月状の孔35の一端部近くにあるときが原位置
である。この原位置から時計方向に線b,線C,線dで
示す位直を通り、かつ、突部28が第1図に1点鎖線2
8Aで示すように弦月状の孔35の弦に相当する縁部3
6に当接するeの位置までは、突部28がその回転軌跡
を遮断されることなく弦月状の孔35の円弧部に沿って
相対移動することにより歯車21のみが回転する。この
状態を第1の状態とする。上記線Cで示す位置は上記第
1の状態の略中央位置であって、カム23の凹部27の
最下点に後述のスライダ40のピン41が対向する位置
である。歯車21がさらに時計方向に回転すると、突部
28が弦月状の孔35の弦に相当する縁部36に当接し
、歯車32が歯車21に従動して回転する。この状態を
第2の状態とする。
この第2の状態では、歯車21が第1図に線fで示すと
共に突部28が2点鎖線28Bで示す位置まで回転した
とき歯車32が時計方向に最も回転したときであり,歯
車21がさらに回転すると突部28が上記孔35の縁部
36から逃げる向きに移動するため、歯車32は反時計
方向に回転し、各歯車21.32は第1図に線aで示す
原位置に至る。
上記扇形の歯車32の歯部33は出力歯車37と噛み合
っている。出力歯車37は製氷皿駆動用の軸38と共に
一体成形され、軸38がケース12の軸受部59に嵌め
られることによって回転自在に支持されている。歯車3
7はその軸38の外周に配置されたコイルばね39によ
り第1図において時計方向に回転付勢されている。従っ
て、歯車32は反時計方向に付勢され、通常は実線で示
す原位置にある.軸38には第12図、第13図に示す
製氷皿3が一体に連結される。軸38と一体の出力歯車
37は第2の歯車32が回転するときにのみ回転廓動さ
れるから、歯車2lがその突部28が第1図に線eから
線fを通り線aで示す原位置に至るまでの間に往復回転
駆動され,これと共に製氷皿3が往復回転駆動される。
製氷皿3はその一端が軸38と一体に連結され、他端部
はある一定の位置以上に回転することのないようにスト
ツパで規制され、これにより製氷皿3が捻じられて製氷
皿3内の製氷が完了した氷6が離氷され貯氷庫5内に貯
蔵される。製氷皿3を捻じって製氷皿3から氷6を放出
する離氷機構自体は公知であるから詳細な説明は省略す
る。
第1図ないし第6図において、ケース12には、軸64
と一体成形されたレバー46が回転可能に嵌められてい
る。レバー46はコイルばね47により第4図において
反時計方向に回転付勢されている。レバー46の先端部
は軸45によってスライダ40の一端部に相対回転可能
に連結されている。スライダ40はその長手力向に長孔
42を有し、この長孔42が前記軸受部60の外周側に
嵌まることにより軸受部60をガイドとしてかつ長孔4
2によって許容される範囲内で長手方向に移動すること
ができる。スライダ40の先端部にはピン41が固着さ
れていて、ピン41が前記カム23のカム面に摺接する
ことにより、上記レバー46の回転付勢に基づくスライ
ダ40の第4図における下方への移動が規制される。
上記軸64には、第12図、第13図に示す検水部材4
の一端が一体に連結される。検水部材4はクランク状に
形成され、鎖線4Aで示すように軸4の回転と共に検水
部材4が貯氷皿5内を揺動する。このとき貯氷皿5内に
所定量以上の氷6があると検氷部材4の揺動が氷6によ
って規制され,軸64とレバー46の回転及びスライダ
40の移動が規制される。第4図は前記歯車21と共に
力ム23が原位置にある状態を示しており,上記ピン4
1がカム23の大径部に摺接することによりスライダ4
0が上昇した位置にあり、レバー46が付勢力に抗して
時計方向に回転した位置にある。
このとき検水部材4は貯氷庫5の上方に退避し、氷取り
出し口7から氷を取り出すときの邪魔にならないように
なっている。スライダ40の第4図において右側面には
突起43が一体に形成されている。突起43の先端面に
は第4図において左下から右上に向かって傾斜した傾斜
面44が形成されている. 前記歯車37の軸38を回転自在に支持する軸受部59
の外周には検水用レバー50と原位置検出用レバー55
がそれぞれ回転可能に上下に嵌められている。レバー5
0は第4図に示すようにベルクランク状に形成されてい
て、一方の腕の端部に設けられたピン51が前記カム2
4の周面に摺接するように回転付勢されている。レバー
50の他方の腕52の端部側面は検水用スイッチ53の
アクチュエータと対向している。第6図に示すように,
カム23の凹部27とカム24の凹部26はそれらの回
転中心に対しほぼ90度の位置関係に形成されているが
、カム23の凹部27がカム24の凹部26よりも広い
範囲にわたりかつ深く形成されている。従って,第5図
のようにスライダ40のピン41が上記凹部27の最下
部の中心に対向したときレバー50のピン51がカム2
4の凹部26の中心に対向するが、ピン41が凹部27
に先に対向してスライダ40が先に移動し始め、次にレ
バー50のピン51がカム24の凹部26に対向する.
また、レバー50のピン51がカム24の凹部26に対
向してスライダ4oが第4図において下方に移動しよう
とするときスライダ40の突起43の傾斜面44がレバ
ー50のピン51の通路上に進出するようになっている
。レバー50のピン51がカム24の凹部26に対向し
てスライダ40が第4図において下方に移動することに
よってレバー46が回転し,レバー46と共に前記検水
部材4が回転して検水動作を行う。
このとき貯氷庫5内に氷6がなければレバー46の回転
は規制されず、よってスライダ40は許容される最大限
の位置まで移動してその傾斜面44が上記ピン51の移
動通路上に進出し,レバー50の回転が規制され、スイ
ッチ53が切り換えられることはない。しかし、貯氷庫
5内に所定量の氷6が貯蔵されていると、検水部材4と
一体のレバー46の回転が途中で規制されてスライダ4
0の移動が途中で規制され、その傾斜面44が上記ピン
51の移動通路にまで至ることはない.従って、レバー
5oは第5図に鎖線50Aで示すようにそのピン51が
カム24の凹部26に落ち込むまで回転し、その一つの
腕52の端部側面でスイッチ53のアクチュエー夕を押
しスイッチ53を切り換える。このスイッチ53の切り
換えによって、第8図に示すような氷社フル(Full
)信号が出力される。
第6図に示すように、前記レバー55は上記レバ−50
の他方の腕52とほぼ平行に伸びていて、その先端寄り
の側部にはピン56が設けられている。また、レバー5
5の先端部57は原位置検出用スイッチ58のアクチュ
エー夕と対向している。
上記ピン56は前記原位置検出用のカム22に嵌まり,
一体のカム22,23.24が原位置にあるときは上記
ピン56がカム22の凹部25の位置にあってレバー5
5は第6図において時計方向に回転し、その先端部S7
がスイッチ58のアクチュエー夕から離間しているが、
上記カム22,23.24が原位置からずれると上記ピ
ン56がカム22の大径部に押されてレバー55が反時
計方向に回転させられ、その先端部57がスイッチ58
のアクチュエータを押してスイッチ58を切り換えるよ
うになっている。スイッチ58は位置検知スイッチ手段
を構成している. 以上述べた機構において、検水動作や離氷動作を行わせ
るための駆動源は前に述べたモータ13であり,モータ
13の起動は第12図,第13図に示す貯氷庫5の氷取
り出し口7を開閉する扉に連動する扉開閉スイッチの動
作に基づいて行われる。すなわち、扉が開閉されない限
り貯氷庫5内の氷6が取り出されることはなく、氷6が
取り出されなければ検水及び離氷を行う必要もないから
である。
第7図は、以上述べた機構部分の動作を制御するための
簡単な制御系統の例を示すもので、検水用スイッチ53
,原位置検出用スイッチ58,B%開閉スイッチ69、
給電時間検知手段としての保護タイマー70の動作態様
によって検出される各信号は制御手段としてのコントロ
ーラ67に入力され、コントローラ67は上記各信号に
基づき朴動回路68を介して検氷動作及び離氷動作を行
わせるためのモータ13を正転又は逆転制御する。
モータ13の回転制御により検水レバー4が動作し、そ
の結果に応じて検水スイッチ53の動作態様が決まる。
このスイッチ53の動作態様に応じてコントローラ67
は上記モータ13の正転、又は逆転を制御し、製氷皿3
を回転させあるいは回転させないままとする。保護タイ
マー70はコントローラ67に内蔵させてもよい。
なお、図示されてはいないが、製氷皿3の回転及び捻じ
りによって離氷動作が行われた後,製氷皿に給水するた
めの給水手段が設けられる。
次に,以上述べた実施例の動作を第8図ないし第11図
を併せて参照しながら説明する。
第9図に示すように、パワーオンで動作がスタートし,
準備動作として初期原位置確認動作のあと製氷タイマー
がスタートし、製氷完了に必要な所定時間が経過したあ
と貯氷庫のドアが閉じていることを確認した上でモータ
13が正転させられ、前述の機+W部の動作が始まる。
なお、製氷完了の検知は,第9図の上右側に示すように
、製氷皿3の温度が製氷完了に達する所定の基準温度以
下となったかどうかを検出することによって行なうよう
にしてもよい。上記モータ正転開始と同時にチェックタ
イマーおよび保護タイマーがスタートする.上記チェッ
クタイマーは、次に述べる検水スイッチがオンになるか
どうかを監視するのに必要な時間を設定する。上記保護
タイマーは、モータ13への給電時間を検知するための
給電時間検知手段を構成するものであって、第7図に符
号70で示す部分に該当する。上記チェックタイマーが
タイムアップするまでに検水スイッチがオンとなるかど
うかによって検水動作が行なわれる。即ち,検水スイッ
チがオンになれば氷が所定量以上に貯蔵された水量フル
の状態であり、チェックタイマーがタイムアップするま
でに検水スイッチがオンにならなければ貯水量不足の状
態である。
ここでは貯水量不足の場合と氷が所定量以上に貯蔵され
ている場合とに分けて説明する.1.貯水量不足時 製氷が完了すると、モータ13が正転し、ウォーム14
、減速歯車列15,16,17,18,19,20を介
して大径歯車21及びこれと一体のカム22,23.2
4が第1図において時計方向に回転駆動される.歯車2
1はその突部28が第1図において線aで示す位置にあ
るときが原位置であり、歯車21がこの原位置にから時
計方向に回転することによって突部28が歯車32の弦
月状の孔35の円弧部に沿って移動するため、歯車21
の回転力が歯車32に伝達されることはない。一方、歯
車21が原位置から回転を始めると間もなく、線bで示
す位置でスライダ40のピン41がカム23の凹部27
に落ち込み始め、スライダ40がばね47の付勢力によ
って第4図において下方に移動し始める。これに伴いレ
バー46が反時計方向に回転し,レバー46と一体成形
された検氷部材4が貯氷庫5内を揺動する。ここでは貯
水量不足のため、検水部材4は何の規制もなく揺動する
. モータ13はなおも正転させられて歯車21及びカム2
2,23.24はなおも時計方向に回転旺動される。こ
うして、突部28が第1図に線Cで示す位置に至るまで
歯車21が回転したとき、第5図に示すようにレバー5
0のピン51がカム24の凹部26の中心位置と対向す
る。このときカム23の凹部27の最下点にスライダ4
0のピン41が対向し、スライダ40は検水の基準位置
よりも下降し、レバー40の傾斜面44によってレバー
50のピン51の移動が規制され、レバー50の第5図
における反時計方向への回転が規制される。従って、レ
バー50の腕52でスイッチS3が作動させられること
はなく、モータ13は引き続き正転方向に回転旺動され
る。モータ13が引き続き正転することにより各カム2
2,23.24も時計方向に回転味動され5レバー50
が原位置に復帰させられると共に続いてスライダ40も
原位置に復帰させられて検水・動作を終了する。
こうして、歯車21が第1図に線eで示す位誼、従って
突部28が鎖線28Aで示す位置まで回転して突部28
が歯車32の孔35の弦状の縁部36に当接してもなお
歯車2lは時計方向に回転卵動されるため、それ以後は
歯車21に従動して歯車32が時計方向に回転し始める
。歯車32の回転力は出力歯車37に伝達され、出力歯
車37と一体の製氷皿3が回転廓動される。製氷皿3は
、前述のように一定の角度までは全体が回転させられ、
それ以上の回転角度になると先端部分の回転が規制され
て捻じられ、これによって製氷皿3内の製氷が完了した
氷が離氷されて貯氷庫5内に貯蔵される。歯車32の時
計方向への最大回転位置,従って製氷皿3の最大回転位
置は、歯車21が、第1図に線fで示し,かつ歯車21
の突部28が鎖線28Aで示す位置まで移動したときで
あり、歯車21がそれ以上に回転するに従って歯車32
は反時計方向に回転し,製氷皿3も原位置の方に向かっ
て回転する,歯車21と共にカム22,23.24が1
回転すると、原位置検出用のカム22の凹部25にレバ
ー55のピン56が落ち込み、レバー55が回転してそ
の先端部57が位置検知スイッチ手段としてのスイッチ
58のアクチュエー夕から離間する。これによりスイッ
チ58がオンからオンに切り替わり、全てが原位置に復
帰したことを検出し、モータ13を停止させる。以上述
べた離氷動作は、第11図に示すように、貯氷庫のドア
が閉じていることを確認したのち位置検出スイッチ58
がオンからオフに切り替わるまでの間に行なわれる. 位置検出スイッチ58がオンからオフに切り替わって離
氷動作が完了したことを検知すると、オーバーランタイ
マーによって一定時間だけモータをオーバーランさせて
停止させ、次に製氷皿3に給水し,かつ,温度センサ等
で給水されたことを確認する。その後第9図のフローに
戻り、製氷が完了したら再び検水動作に移行する。第8
図のチャートの左側の部分は、以上のような検水動作に
続く離氷動作の各部の動作タイミングを示す。
以上のような検水動作、離氷動作、あるいはオーバーラ
ン動作中にも、前記保護タイマーが動作し,第9図に示
すようにチェックタイマーがタイムアップしない状態、
従って検水動作が完了しない状態で保護タイマーがタイ
ムアップすると、モ一夕13から機構部分全体に至るま
でのどこかに異常があってモータ13がロック状態に陥
ったものと判断し、モータ13への給電を停止してモー
タ13を停止させる。なお、保護タイマーのタイムアッ
プ前にチェックタイマーがタイムアップすると保護タイ
マーをストップさせ、次の動作に進める。保護タイマー
の設定時間は、モータの最大動作所要時間よりも長いも
のとする。保護タイマーのタイムアップに基づくモータ
の停止後、冷蔵庫の霜取り装置の動作により、あるいは
モータの発熱等によって凍結が解除され、モータのロッ
ク状態が解消していることがあるので、一定時間が経過
すると再び保護タイマーをスター1〜させた上でモータ
に給電して正転させ、第11図に示す離氷動作に進める
。上記モータス1〜ソプから一定の時間とは、モータの
ロックによる発熱が十分に下がるに要する時間をいう。
この一定の時間が経過するのを計測する手段として、第
9図の下右側に記載されているように、所定の時間に設
定された周期タイマーを用いることができる。
第11図に示すように、位置検出スイノチがオンからオ
フに切り替わらないうちに、従って離氷動作が完了しな
いまま位置検知スイッチ手段からの信号がなく所定の動
作位置に到達しないときに保護タイマーがタイムアップ
すると、この場合もモータがロック状態に陥って異常が
生じているものとして第9図の下側のフローに戻ってモ
ータへの給電を停止する。また、第11図に示すように
、原位置で停止させる動作において、オーバーランタイ
マーがタイムアップしないうちに保護タイマーがタイム
アップしたときもモータがロック状態に陥って異常が生
じているものとして第9図の下側のフローに戻ってモー
タへの給電を停止する。
このようにしてモータへの給電を停止したあとは、一定
時間経過後再び保護タイマーをスター1〜させかつモー
タに給電して正転させ、原位置に復帰して位置検出スイ
ッチがオンからオフに切り替わるのを待つ。
2.所定の貯水址を満たしているとき 歯車21が第1図に示す線bの位置を過ぎて検氷部材4
が揺動し始める過程は貯水量不足時と同様である。ここ
では十分な貯水量があるため検氷部材4の揺動が氷で阻
止され、スライダ40の移動が一旦停止させられる。
モータ13が正転させられて歯車21及びカム22,2
3.24が時計方向に回転駆動され、突部28が第1図
に線Cで示す位置に至るまで歯車21が回転したとき、
第5図に示すようにレ2バー50のピン51がカム24
の凹部26と対向する。
また,このときカム23の凹部27の最下点にスライダ
40のピン41が対向する。しかし、上記のようにスラ
イダ40はその全移動工程の途中で停止させられてその
傾斜面44かピン51の移動通路上に進出することはな
いので、ピン51が上記凹部26に落ち込んでレバー5
0は第5図に鎖線50Aで示す位置まで反時計方向に回
転し、検水用スイッチ53を切り換えて所定量の氷が貯
蔵されていることを検知し、水量フル(Full)信号
を出力する。第10図にも示すように、水量フル信号の
出力によってモータ13が逆転させられ、歯車21及び
これと一体のカム22,23.24は前述の場合と逆向
きに回転駆動されて線aで示す原位置まで復帰させられ
る。このとき、カム23に従動してスライダ40が上方
に移動するためレバー50は時計方向に回転し、その腕
52がスイッチ53のアクチュエー夕から離れて水量フ
ル信号の出力は停止する。原位置では前述のように位置
検知スイノチ手段としてのスイッチ58が動作して原位
置が検出され、.オーバーランタイマーによリ一定距離
オーバーランさせられたあとモータ13への給電が停止
してモータ13が停止し、訟の扉開閉信号が入力される
まで待機状態となる。
なお、第8図,第10図の動作例では,氷を取り出すた
めに扉の開閉動作が行われた後、動作保留タイマーで一
定の保留時間(例えば5分程度)をおき,そのあと第9
図のフローに戻って検水動作を行うようになっている。
こうすれば、扉を開閉することによって一部が解けた氷
が再び完全に凍結してから検水動作、さらにはそれに基
づいて離氷動作が行われることになり、離氷後の氷が貯
氷庫内において互いに結合してしまうというようなこと
を防止することができる。
第8図のチャートの中央部分は、以上のような検水動作
の結果水量フル信号が出力されたとき、原位置復帰動作
を行うことを示している。
第10図のフローで示すように、モータの逆転による原
位置復帰動作においても、位置検出スイッチ58がオン
からオフに切り替わらないうちに、従って原位置に復帰
しないうちに保護タイマーがタイムアップし、また、原
位置復帰時に設定したオーバーランタイマーがタイムア
ップする市に保護タイマーがタイムアンプすると、モー
タ13から機構部分全体に至るまでのどこかに異常があ
ってモータ13がロック状態に陥ったものと判断し、モ
ータ13への給電を停止してモータ13を停止させる。
その後,一定時間が経過すると、再び保護タイマーをス
タートさせた上でモータに給電し、再び原位置復帰動作
を行なわせる。
第8図の動作例によれば、その右側の部分に示されてい
る通り,扉開閉スイッチの動作によっても水量検出動作
を行い、その結果に基づき前述の場合と同様に離氷動作
を行い、又は、離氷動作を行うことなくモータを逆転さ
せて原位置復帰動作を行わせる。なお、離氷動作後製氷
皿に給水する給水手段自体は公知のものを適用できるの
でその詳細な説明は省略する。
第8図ないし第11図の動作例ではまた、位置検知スイ
ッチ手段により原位置信号が検出された後一定のオーバ
ーラン時間をおいている。このオーバーラン時間をおい
た理由は,レバーのピンがカムの凹部の傾斜面の途中で
停止するのを避け、確実に凹部の最下点にピンを停止さ
せ、又は凹部から乗り上げた位置にピンを停止させて安
定位置でモータを停止させるためである。
なお、検水動作及びこれに続く離氷動作は、扉開閉によ
る氷取り出しの場合のほかに、一定の時間ごとに定期的
に行うようにしてもよい。
第9図に示す動作例では、以上述べたような扉開閉に基
づく一連の検水動作、そしてその後必要な場合の離氷動
作を行う前に、初期原位置確認動作を行い、次に、製氷
皿で製氷が完了したかどうかを判断し、製氷が完了した
場合にのみ上記の検氷動作及び離氷動作を行うようにな
っている。初期原位置確認動作を行わせる理由は次の通
りである。すなわち、例えば動作途中で停電したりコン
セントを抜いたりすると、次に停電が解消したりコンセ
ントを差し込んだりしてモータに通電されたとき誤動作
するおそれがある。そこで、製氷機に通電されたとき、
まず最初にモータを原位置に設定して誤動作を避けるた
めに初期原位置確認動作を行わせるのである。
なお、以」二述べた実施例における検氷部材4を貯氷ボ
ックス9(第13図参照)の有無の検出に利用すること
もできる。また、検水部材と同様の構成の部材を2個用
いることによって貯水量の検知と貯水ボックスの検知の
両方を行うようにしてもよい。
Oq記実施例では、カムを有する第1の歯車(以下「カ
ム歯車」という)から第2の歯車を介して出力歯車を呼
動し離氷動作を行うようになっていたが、カム歯車を欠
歯歯車とし、この欠歯歯車に出力歯車を直接対峙させる
ことによって上記第2の歯車を省略することができる。
すなわち、出力歯車がカム歯車の欠歯領域と対峙すると
きはカム歯車のみが回転するので、この歯車と一体のカ
ムによって検水動作を行わせることができる。また、出
力歯車がカム歯車の有歯領域と対峙するときは歯車が互
いに噛み合って両者が回転するので、製氷皿を回転させ
て離氷動作を行わせることができる。
本発明に適用されるモータの種類は特に限定されるもの
ではなく,直流モータでも誘導モータでも差し支えない
。また,図示の実施例では、給電時間検知手段による時
間検知に基づいてモータへの給電を停止した後、一定時
間後再度モータヘ給電するようになっていたが,一定時
間後再度モータヘ給電するようにするかどうかは任意で
ある。
そして,給電時間検知手段による時間検知に基づいてモ
ータへのM電を停止した後,一定時間後再度モータヘ給
電する場合でも,停止したときの動作態様から継続して
再起動してもよいし、システムを一旦原位置にリセット
してから再起動するようにしてもよい。本発明のポイン
トは、モータロック状態となった場合にモータを保護す
るために保護タイマーを設けた点にあり、離氷機構その
他の機構部分は図示の例のものに限定されるものではな
い。
(発明の効果) 本発明によれば、製氷皿を駆動して離氷動作を行なわせ
るためのモータへの給電時間を検知する給電時間検知手
段を設け、この給電時間検知手段によりモータへの給電
が所定時間経過したと検知されたときであって、位置検
知スイッチ手段からのスイッチ信号がなく所定の動作位
置に到達しないときにモータへの給電を停止するように
したため、凍結等によってモータがロック状態に陥った
としても、所定時間経過後モータへの通電が停止され、
モータの過熱が未然に防止されると共に、電力の浪費を
防止することができる。しかも、従来のようにモータに
直列にボジスターを接続するものではないので、ポジス
ターによってモータの能力が制限を受けることがなく、
モータの能カを最大限に活用することができるし、ポジ
スターが不要な分だけコストメリソトがあり、また、低
温時などに外部の温度によって動作特性が変わるという
ような不具合を防止することもできる。
また,給電時間検知手段による時間検知に基づいてモー
タへの給電が停止された後,さらに一定時間経過後上記
モータへ再び給電するように構成することにより、仮り
にロック状態が解除されているものとすれば、自動的に
通常の動作に復帰することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる自動製氷機の実施例を示す平面
図、第2図は同上実施例の各軸に沿って切断し展開して
示す正面断面図,第3図は同しく製氷皿駆動用の軸と検
水部材の軸とカム部分との関係を一部を展開した断面で
示す正面図、第4図は上記実施例中の検水機構部分の平
面図、第5図は同上機構部分の別の作動態様を示す平面
図、第6図は上記実施例中の原位置検出機構部分の平面
図、第7図は本発明に用いることができる制御系統の例
を概略的に示すブロック図、第8図は上記実施例の動作
例を示すタイミングチャー1−、第9図は同」二動作例
の一部を示すフローチャート、第10図は同しく動作の
別の部分を示すフローチャー1〜、第11図は同じ《動
作のさらに別の部分を示すフローチャート、第12図は
本発明にかかる自動製氷機の外観の例を概念的に示す正
面図、第13図は同上一部断面側面図である。 3・・・・製氷皿、  13・・・・モータ、  58
・・・・位置検知スイッチ手段、 67・・・・制御手
段、70・・・・給電時間検知手段。 第4図 第5図 8:{6図 第 O図 小 第 図 第 2図 第 .3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、製氷が完了した製氷皿をモータにより回転させて離
    氷動作を行い、上記製氷皿の下方に備えられた貯氷庫に
    離氷された氷が貯蔵される自動製氷機において、 上記製氷皿の動作位置を検知するための位置検知スイッ
    チ手段と、 上記モータへの給電時間を検知するための給電時間検知
    手段と、 上記給電時間検知手段により上記モータへの給電が所定
    時間経過したと検知されたときであって上記位置検知ス
    イッチ手段からのスイッチ信号がなく所定の動作位置に
    到達しないときに上記モータへの給電を停止する制御手
    段とを設けたことを特徴とする自動製氷機。 2、制御手段は、給電時間検知手段による時間検知に基
    づいてモータへの給電が停止された後、さらに一定時間
    経過後上記モータへ再び給電する請求項1記載の自動製
    氷機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03271672A (ja) * 1990-03-20 1991-12-03 Matsushita Refrig Co Ltd 自動製氷装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH03271672A (ja) * 1990-03-20 1991-12-03 Matsushita Refrig Co Ltd 自動製氷装置

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