JP5165513B2 - 自動製氷機 - Google Patents

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Description

この発明は、自動製氷機に関し、更に詳細には、横または下向きに開口する製氷小室を有する製氷室に、製氷小室の開口を閉成した水皿から製氷水を噴射供給して氷塊を生成し、製氷室に対して離間する開放位置に前記水皿を姿勢変位することで、生成された氷塊を落下放出するよう構成した自動製氷機に関するものである。
下向きに開口する多数の製氷小室に製氷水を下方から噴射供給してブロック状の氷塊を連続的に製造する噴射式の自動製氷機が実用化されている(特許文献1)。図5および図6に示す噴射式の自動製氷機Mは、全体が略箱形をなす筐体10の内部下方に貯氷室11が画成されると共に、該筐体10の内部上方に製氷機構20を備えている。この製氷機構20は、下向きに開口する多数の製氷小室21が画成されて、前記筐体10の頂部に水平に配置した取付枠15に固定支持された製氷室16と、製氷水を貯留する製氷水タンク28を下方に一体的に備えた水皿24等からなる。
前記水皿24は、前記取付枠15の左下部に配設した枢支軸29に正面左側の端部が枢支されると共に、該取付枠15の略中央に配設された水皿開閉機構30に正面右側の端部が支持されている。従って水皿24は、この水皿開閉機構30の作動により枢支軸29を中心として傾動し、前記各製氷小室21(製氷室16)を下方から閉成する略水平状態の閉成位置(図6、図7)と、右端部が下方に移動して製氷小室21(製氷室16)を開放する右下がり状態の開放位置(図8、図9)との間で姿勢変位する。なお、前記製氷水タンク28の底部外方にはポンプモータPMが取付けられ、このポンプモータPMにより吸入された製氷水は、前記水皿24に吐出供給された後に、この水皿24に穿設した各噴水孔26(図9参照)から前記製氷小室21内へ対応的に噴射供給される。
前記水皿開閉機構30は、図6〜図9に示すように、前記取付枠15に設けた軸受31,31に軸支されたカムシャフト32と、このカムシャフト32の前後端部に夫々取着した一対のカム42,42と、各カム42の径方向に延出するアーム42aの先端部と水皿24の開放端部である右端部とを弾性的に接続するコイルばね36,36と、カムシャフト32を回動させるアクチュエータモータAMと、水皿24の傾動を停止する検出手段50とを備えている。そして、前記アクチュエータモータAMを駆動させて、カム42,42を図6における反時計回りに回動させると、アーム42a,42aの先端部が下方に位置するよう該カム42,42が回転し、水皿24は前記開放位置に姿勢変位して氷塊の離脱を許容する(図8、図9)。また、前記アクチュエータモータAMを、水皿24の開放時とは逆方向に駆動させて、アーム42a,42aの先端部が上方に位置するようカム42,42を回転させると、水皿24はコイルばね36,36を介して上方へ弾力的に引き上げられ、該水皿24は前記閉成位置に保持される(図6、図7)。なお、以降の説明では、水皿24を開放させる際のアクチュエータモータAMの駆動を「正駆動」とし、水皿24を閉成させる際のアクチュエータモータAMの駆動を「逆駆動」とする。
前記アクチュエータモータAMは、モータボックス44に収容したロータ等のモータ本体(図示せず)と、ギヤカバー46に収容された減速機構48とからなり、モータ本体の回転が歯車を組合わせて構成した減速機構48で所定の回転数に調節されて、該減速機構48の最終減速段の歯車(以下、「最終歯車」と云う)48aに同軸的に連結した前記カムシャフト32を回動させる。なおアクチュエータモータAMは、図10に示す制御手段Cの制御下に正駆動および逆駆動が可能に制御される。
前記検出手段50は、前記最終歯車48aに配設された被検知体としての1つの永久磁石52と、最終歯車48aの端面に対向して配置した基板54に配設した検知手段としての2つの磁気センサ56A,56Bとから構成される。前記永久磁石52は、最終歯車48aにおいて軸心から半径方向外側へ所要間隔離間した位置に埋め込まれて該最終歯車48aの前端面から前方に臨み、最終歯車48aの回動により正逆方向に円弧状に回動する。前記第1磁気センサ56Aおよび第2磁気センサ56Bは、ギヤカバー46の内側に固定された基板54における同一半径の回転軌跡上において、前記水皿24における閉成位置と開放位置との間の傾動角度に応じた所要角度だけ永久磁石52の回動方向に沿って離間配置されている。すなわち、永久磁石52が下方に位置する第1磁気センサ56Aに非接触状態で臨むと、水皿24が閉成位置に姿勢変位し(図6)、永久磁石52が上方に位置する第2磁気センサ56Bに非接触状態で臨むと、水皿24が開放位置に姿勢変位するよう設定される(図8)。そして、前記第1磁気センサ56Aおよび第2磁気センサ56Bは、永久磁石52の磁力を検知すると前記制御手段Cに対して検知信号を出力する。
前述のように構成された自動製氷機Mは、電源スイッチS(図10参照)の操作により電源を投入して該自動製氷機Mを起動すると、次のような理由に基づき、先ず除氷運転を実行するように設定されている。第1の理由は、自動製氷機Mの運転を停止するタイミングが、製氷運転中の場合があるからである。すなわち、製氷運転中に自動製氷機Mの運転を停止した場合では、前記水皿24が前記閉成姿勢に停止して製氷水タンク28内に製氷水が貯留された状態となるため、次に自動製氷機Mを起動した際に先ず除氷運転を行なうことで製氷水タンク28内の古い製氷水を全て排出し、新しく供給される新鮮な水道水を製氷水として供給したもとで製氷を行なうようにするためである。また第2の理由は、異形氷塊が生成されることを防止するためである。すなわち、製氷運転中に自動製氷機Mの運転を停止した場合には、製氷室16の各製氷小室21内に生成途中の氷塊または生成完了した氷塊が存在しているため、次に自動製氷機Mを起動した際に先ず除氷運転を行なって当該氷塊を除氷することで、異形氷塊の生成を防止し得る。
図11は、自動製氷機Mにおける従来の運転方法を概略的に示したフローチャートである。電源スイッチSの操作により電源を投入して自動製氷機Mを起動すると(ステップS31)、先ずステップS32において、水皿24の停止位置を確認するため、第2磁気センサ56BがON状態(永久磁石52の検知状態)か否かを確認する。このとき、第2磁気センサ56BがON状態の場合には、水皿24が開放位置で停止しているので、ステップS36に移行して除氷運転を開始する。一方、ステップS32において、第2磁気センサ56BがOFF状態(永久磁石52の非検知状態)の場合には、水皿24が開放位置で停止していないと判断され、ステップS33に移行して、アクチュエータモータAMを正駆動させて水皿24を開放位置となるように傾動させる。そして、第2磁気センサ56Bが永久磁石52を検出してON状態になったら(ステップS34)、アクチュエータモータAMを停止して水皿24を開放位置に停止させ(ステップS35)、ステップS36に移行して除氷運転を開始する。なお、ステップS37において除氷運転の完了が確認されたら、ステップS38に移行して、アクチュエータモータAMを逆駆動させて水皿24を閉成位置に向けて移動させる。そして、ステップS39において、前記第1磁気センサ56Aが永久磁石52を検出してON状態となったら、アクチュエータモータAMを停止して水皿24を前記閉成位置に停止させ、ステップS40に移行して製氷運転を開始する。更に、製氷室16の各製氷小室21に氷塊が生成されて製氷運転が完了したら(ステップS41)、ステップS33に戻り、以降該ステップS33〜ステップS41を繰り返す。
特開2006−183876号公報
ところで前記アクチュエータモータAMは、第1磁気センサ56Aおよび第2磁気センサ56Bからの検知信号を受取った制御手段Cが該モータAMの停止制御を行なった際に、瞬時に完全停止せずに惰性的に回転することがある。特に、アクチュエータモータAMの性能劣化や、何等かの理由による磁力低下が発生した場合には、該アクチュエータモータAMの惰性回転量が一段と増加してしまう。従って、前記アクチュエータモータAMの惰性回転に伴い、最終歯車48aに配設した前記永久磁石52が、磁気センサ56A,56Bの検知範囲を越えた位置まで移動することになる。このように、永久磁石52が第2磁気センサ56Bの検知範囲を通り越した位置で水皿24が停止している際に、自動製氷機Mの電源を切ると共に該自動製氷機Mを再起動した場合には、図11におけるステップS32においては、第2磁気センサ56BがOFF状態となっている。すなわち、自動製氷機Mの制御手段Cは、水皿24が開放位置で停止しているにも拘わらず、これを認識することができない。従って制御手段Cは、ステップS33において、水皿24を開放位置の方向へ傾動させるべくアクチュエータモータAMを正駆動させるよう駆動制御する。これにより、水皿24が図7および図9に示す開放位置から更に下方(過開放方向)へ傾動することとなり、該水皿24の破損、水皿開閉機構30におけるカムシャフト32やコイルばね36等の破損、アクチュエータモータAMの故障等を招来するおそれがあった。
この発明は、従来の自動製氷機に内在する前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、起動時に水皿やアクチュエータモータ等の破損または故障を防止する自動製氷機を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本発明に係る自動製氷機は、
製氷室に設けた多数の製氷小室の開口側に対向して設けられ、各製氷小室を開閉するよう傾動可能な水皿と、
正逆駆動して前記水皿を開放または閉成させるアクチュエータモータと、
前記アクチュエータモータの正逆駆動に伴って回動する回転体に配設された被検知体と、
前記水皿の開放時に前記被検知体を非接触状態で検知する検知手段と、
前記アクチュエータモータの駆動により前記水皿を開放させる際に前記検知手段が前記被検知体を検知したら、前記被検知体が前記検知手段の非検知位置に移動するまで前記アクチュエータモータを逆に駆動させる制御手段とを備えることを特徴とする。
従って、請求項1に係る発明によれば、アクチュエータモータの駆動により水皿を開放させる際に検知手段が被検知体を検知したら、被検知体が検知手段の非検知位置に移動するまで該アクチュエータモータを逆に駆動させるようにしたので、自動製氷機の再起動時に水皿を開放させると検知手段による被検知体の検知が確実になされる。従って、水皿を開放位置から更に開放させる誤作動が起きることがなく、よって水皿の破損やアクチュエータモータの故障等を好適に防止し得る。
請求項2に記載の発明は、前記制御手段は、前記検知手段が前記被検知体を検知したらタイマによるカウントを開始し、予め設定した時間を該タイマがカウントしたら前記アクチュエータモータを停止することを要旨とする。
従って、請求項2に係る発明によれば、タイマが予め設定された時間をカウントした際にアクチュエータモータを停止させるので、前記被検知体を前記検知手段の非検知位置まで適切に移動させ得る。
本願の発明に係る自動製氷機によれば、水皿を開放させる際に検知手段が被検知体を検知したら、被検知体が検知手段の非検知位置に移動するまでアクチュエータモータを逆に駆動させるため、自動製氷機の再起動時に水皿を開放させると検知手段による被検知体の検知が確実になされる。従って、水皿を開放位置から更に開放させる誤作動が起きることがなく、よって水皿の破損やアクチュエータモータの故障等を好適に防止し得る。
次に、本発明に係る自動製氷機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。なお、実施例の自動製氷機Mは、主要部分の基本的な構成が、図5および図6に示した従来の自動製氷機Mと同一である。従って、自動製氷機Mの構成については、前述した背景技術の項において説明していない構成要素および水皿開放方法に関連する構成要素につき、図5〜図10を引用して説明する。
実施例の自動製氷機Mにおける製氷機構20は、図5および図6に示すように、前記製氷室16と、該製氷室16の下方(製氷小室21の開口に臨む側)に配設されて該製氷小室21を閉成する閉成位置および製氷小室21を開放する開放位置に姿勢変位可能な水皿24と、この水皿24を姿勢変位させる水皿開閉機構30とから基本的に構成される。製氷室16は、貯氷室11内に水平に配置した製氷板17の下面に仕切板18が縦横に配設されて、下方(製氷板17から離間する側)に開口する複数の前記製氷小室21が碁盤目状に画成されている。この製氷板17の上面には蒸発器22が蛇行状に配設され、図示しない冷凍系から到来する冷媒またはホットガスが流通するようになっている。
水皿開閉機構30は、図6〜図7に示すように、前記取付枠15に設けた軸受31,31に軸支されたカムシャフト32と、このカムシャフト32の前後端部に夫々取着した一対のカム42,42と、各カム42の径方向に延出するアーム42aの先端部と水皿24の開放端部である右端部とを弾性的に接続するコイルばね36,36と、カムシャフト32を回動させるアクチュエータモータAMと、水皿24の傾動を停止する検出手段50とを備えている。アクチュエータモータAMは、カムシャフト32の前端側に配設されたカム42を覆うように取付枠15に取付けた取付部材23の前側に配設され、該モータAMの正逆駆動によりカムシャフト32が正逆回転する。各カム42,42は、前記アクチュエータモータAMを正駆動させると、アーム42a,42aの先端部が下方に位置するように回転して、コイルばね36,36を介して水皿24を前記開放位置に姿勢変位させると共に該開放位置に保持させる。また各カム42,42は、前記アクチュエータモータAMを逆駆動させると、アーム42a,42aの先端部が上方に位置するように回転して、コイルばね36,36を介して水皿24を上方へ弾力的に引き上げ、該水皿24を前記閉成位置に保持させる。なお、各コイルばね36,36は、図6および図7に示すように、ピン25を介して水皿24に掛止されると共に、ピン37を介してカム42におけるアーム42aの先端側に掛止される。
前記アクチュエータモータAMは、モータボックス44に収容したロータ等のモータ本体(図示せず)と、ギヤカバー(カバー)46に収容された減速機構48とからなり、該減速機構48の最終歯車(回転体)48aに連結されたカムシャフト32に回転を付与する。すなわち、アクチュエータモータAMに通電すると、モータ本体の回転は、減速機構48を構成する各歯車を伝達される過程で所定の回転数に減速されて、最終歯車48aに同軸的に連結したカムシャフト32が回動される。なおアクチュエータモータAMは、図10に示す制御手段Cにより正逆駆動が制御され、該制御手段Cが前記検出手段50から信号を受取ると停止するよう制御される。
前記検出手段50における検知手段としての第1磁気センサ56Aおよび第2磁気センサ56Bは、図2に拡大して示すように、前記水皿24における閉成位置と開放位置との間の開閉角度に応じたカム42の回転角度(例えば135°程度)だけ離間して基板54に配設されている。これら第1磁気センサ56Aおよび第2磁気センサ56Bは、前記基板54に対してはんだ付け等で固定され、前記制御手段Cと電気的に接続されている。そして、アクチュエータモータAMの回転時に最終歯車48aが回動して被検知体としての永久磁石52が各磁気センサ56A,56Bに相対し、該磁気センサ56A,56Bが非接触状態で該永久磁石52の磁力を検知すると、前記制御手段Cに対して検知信号を出力する。前記磁気センサ56A,56Bの検知信号を受取った制御手段Cは、アクチュエータモータAMを停止するよう制御する。すなわち、対をなす第1磁気センサ56Aおよび第2磁気センサ56Bの基板54における配設位置により水皿24の閉成位置および開放位置が規定されると共に、両センサ56A,56Bの離間角度によって水皿24の開閉角度が設定される。
従って実施例の自動製氷機Mは、製氷運転においては、前記水皿開閉機構30により水皿24を閉成位置に保持すると共に、前記蒸発器22に供給された冷媒により製氷室16を強制冷却したもとで、前記製氷水タンク28に貯留された製氷水を、ポンプモータPMで水皿24の噴水孔26から製氷小室21に向けて噴射供給して、各製氷小室21に氷塊を生成する(図6、図7参照)。また、除氷運転においては、前記水皿開閉機構30により水皿24を前記開放位置に姿勢変位させると共に、前記蒸発器22に供給されたホットガスにより製氷室16を加温して、製氷小室21に生成された氷塊群を自重により落下させる(図8、図9参照)。なお、実施例の自動製氷機Mでは、前記製氷室16と水皿24との間に若干の隙間が画成される構造とし、この隙間に氷層が生成されるようにして、各氷塊が該氷層により連結生成された氷塊群として放出するように構成される。
前記制御手段Cは、図10に示すように、実施例の自動製氷機Mの全体的な制御を行なうもので、電源スイッチS、第1磁気センサ56A、第2磁気センサ56B、水皿タイマ(タイマ)Tからの検知信号または検出信号が入力される。また、本発明の制御には直接的に関係しないが、製氷室16の温度を検知する製氷サーミスタ、除氷タイマ、貯氷スイッチ等からの検知信号または検出信号も入力される。また制御手段Cは、前記各検知信号および検出信号の入力に基づき、前記水皿開閉機構30におけるアクチュエータモータAMを駆動制御すると共に、冷凍機構における圧縮機、ファンモータ、ホットガス弁、ポンプモータおよびウォーターバルブ等を制御する、
また実施例の自動製氷機Mは、前記第2磁気センサ56Bによる永久磁石52の検知信号が制御手段Cに入力されるとカウントを開始する水皿タイマTを備えている。この水皿タイマTには、後述するように、水皿24の開放時に第2磁気センサ56Bが永久磁石52を検知して前記アクチュエータモータAMを逆駆動させるに際し、前記永久磁石52が第2磁気センサ56Bの検知範囲を外れた非検知位置まで逆移動するのに要する時間として「モータ逆駆動時間」が予め設定されている。すなわち水皿タイマTは、第2磁気センサ56Bの検知信号が制御手段Cに入力された時点でカウントを開始し、前記モータ逆駆動時間が経過した時点でカウントを停止するよう作動する。そして制御手段Cは、前記水皿タイマTがモータ逆駆動時間をカウントした時点で、逆駆動している前記アクチュエータモータAMを停止制御する。
次に、前述のように構成された実施例の自動製氷機の運転方法について、図1のフローチャートと、図2および図3を引用して説明する。
電源スイッチSの操作により自動製氷機Mを起動すると(ステップS1)、先ずステップS2において、水皿24の停止位置を確認するため、第2磁気センサ56BがON状態(永久磁石52の検知状態)か否かを確認する。このとき、第2磁気センサ56BがON状態の場合には、水皿24が開放位置に停止しているので、ステップS9に移行して除氷運転を開始する。一方、ステップS2において、第2磁気センサ56BがOFF状態(永久磁石52の非検知状態)の場合には、水皿24が開放位置に停止していないと判断され、ステップS3に移行して、アクチュエータモータAMを正駆動させて水皿24を開放させる。
そして、ステップS4において、第2磁気センサ56Bが永久磁石52を検出してON状態になったら、水皿タイマTによるカウントを開始する(ステップS5)。また制御手段Cは、アクチュエータモータAMを逆駆動するように制御して、水皿24を閉成方向に向けて逆移動させる(ステップS6)。この時、アクチュエータモータAMは、逆駆動するよう駆動制御されているが、慣性により完全に停止するまで正回転方向へ適宜回転するため、図3(a)に示すように、最終歯車48aが更に回転して、永久磁石52が第2磁気センサ56Bの正面を通過することもある。従ってアクチュエータモータAMは、正回転方向へ適宜慣性回転した後に、停止して逆駆動するようになる。
アクチュエータモータAMの逆駆動中に、ステップS7において、水皿タイマTが前記「モータ逆駆動時間」をカウントしたら、ステップS8に移行して、制御手段Cは逆駆動しているアクチュエータモータAMを停止制御する。これにより永久磁石52は、図3(b)に示すように、第2磁気センサ56Bよりも第1磁気センサ56A側において、該第2磁気センサ56Bの検知領域から外れた非検知位置に停止している。すなわち水皿24は、図8に示す従来の開放位置より僅かに閉成位置側に逆戻りした位置において停止するようになる。
アクチュエータモータAMが停止して、水皿24が開放位置より閉成位置側に停止したら、ステップS9に移行して除氷運転を開始する。そして、ステップS10において除氷運転の完了が確認されたら、ステップS11に移行して、アクチュエータモータAMを逆駆動させ、水皿24を閉成位置に向けて移動させる。そして、ステップS12において、前記第1磁気センサ56Aが永久磁石52を検出してON状態となったら、アクチュエータモータAMを停止して水皿24を前記閉成位置に停止させ、ステップS13に移行して製氷運転を開始する。更に、製氷室16の各製氷小室21に氷塊が生成されて製氷運転が完了したら(ステップS14)、ステップS3に戻り、以降ステップS3〜ステップS14を繰り返す。
また、水皿24が前記停止位置(開放位置より閉成位置側に停止し、永久磁石52が第2磁気センサ56Bより第1磁気センサ56A側に位置している)に停止した状態において、自動製氷機Mの電源を切ると共に適宜後に該自動製氷機Mを再起動した場合には、第2磁気センサ56BがOFF状態となっているので、ステップS2からステップS3に移行して、アクチュエータモータAMを正駆動させて水皿24を更に開放させる。このとき、前述したように、永久磁石52が第2磁気センサ56Bより第1磁気センサ56A側に位置していたので、水皿24が僅かに開放方向へ姿勢変位することで第2磁気センサ56Bが永久磁石52を検知するようになり、前記ステップS5〜ステップS14が順次実行される。
なお、自動製氷機Mの振動や水皿24の自重等に起因して水皿24が僅かに開放方向へ傾動し、電源投入時に永久磁石52が第2磁気センサ56Bの検知範囲内に位置していることもあり得る。この場合には、ステップS2において第2磁気センサ56BがON状態となっていることが確認されると、前述したように、ステップS9に移行して直ちに除氷運転が実行される。
従って、実施例の自動製氷機によれば、水皿24を開放させる際に第2磁気センサ56Bが永久磁石52を検知したら、第2磁気センサ56Bが永久磁石52の非検知位置に移動するまでアクチュエータモータAMを逆駆動させるため、水皿24を開放位置より閉成位置側で停止させるようになる。これにより、アクチュエータモータAMの慣性回転により永久磁石52が第2磁気センサ56Bを通過して、該第2磁気センサ56Bの非検知位置で該永久磁石52が停止することを防止し得る。従って、自動製氷機Mの再起動時に水皿24を開放させた際に、第2磁気センサ56Bによる永久磁石52の検知が確実になされるので、該水皿24を開放位置から更に開放させる誤作動を好適に防止でき、水皿24の破損、水皿開閉機構30におけるカムシャフト32やコイルばね36等の破損、或いはアクチュエータモータAMの故障等を好適に防止し得る。また、水皿タイマTが予め設定したモータ逆駆動時間をカウントした際にアクチュエータモータAMを停止させるので、永久磁石52が第2磁気センサ56Bの非検知位置まで移動した位置で水皿24を適切に停止させ得る。
(変更例)
前記実施例の自動製氷機Mでは、水皿タイマTが予め設定した「モータ逆駆動時間」をカウントした時点で、制御手段CによりアクチュエータモータAMを停止するよう制御したが、該アクチュエータモータAMの逆駆動は、水皿タイマTを使用せずに行なうことも可能である。例えば、アクチュエータモータAMを逆駆動させて、最終歯車48aの回転により永久磁石52が第2磁気センサ56Bから第1磁気センサ56Aの方向へ移動する際に、第2磁気センサ56Bによる永久磁石52の非検知状態(OFF状態)となった時点、すなわち制御手段Cへの第2磁気センサ56Bの検知信号の出力が解除された時点で、アクチュエータモータAMを停止する制御態様であってもよい。
前記実施例では、被検知体である永久磁石52を、アクチュエータモータAMのギヤカバー46内に収容された回転体としての最終歯車48aに配設すると共に、検知手段である第1磁気センサ56Aおよび第2磁気センサ56Bを、該ギヤカバー46内に収容されて最終歯車48aに対向して配置した基板54に配設した形態を例示したが、検出手段50を配置する位置はこれに限定されない。例えば、図4に示すように、アクチュエータモータAMの外部に設けられてカムシャフト32に固定した回転体としての回転板60に被検出体である永久磁石52を配設すると共に、ギヤカバー46の外側に固定した基板54に、検知手段である第1磁気センサ56Aおよび第2磁気センサ56Bを配設して、検出手段50をアクチュエータモータAMの外部に配置するようにしてもよい。
実施例の自動製氷機Mでは、被検知体として永久磁石52を使用し、この永久磁石52を非接触状態で検知する手段として磁気センサ56を使用し、検知方法として磁気を利用したものを採用したが、被検知体および検知手段は磁気検知式に限定されない。例えば、被検知体として発光体を使用し、この発光体を検知する手段として光センサを使用する光学検知式や、これ以外の非接触で検知可能な検知手段を採用することができる。また永久磁石52は、最終歯車48a以外の減速機構48を構成する他の歯車に配設することも可能である。
実施例では、角状の氷塊を生成する製氷機構20を備えた自動製氷機について説明したが、実施例の水皿開放方法は、球状氷を生成する製氷機構を備えた自動製氷機に対しても適用することができる。
実施例に係る自動製氷機の運転方法を示すフローチャートである。 水皿傾動機構における検出手段を示す正面図である。 (a)は、水皿を開放位置に姿勢変位させた際に、停止させたアクチュエータモータが慣性回転することで永久磁石が第2磁気センサを通過した状態を示す説明図であり、(b)は、アクチュエータモータを逆駆動させることで、永久磁石を第2磁気センサより第1磁気センサ側に移動させた状態を示す説明図である。 検出手段の変更例を示す部分断面図である。 自動製氷機の製氷機構を示す概略斜視図である。 自動製氷機の製氷機構および水皿開閉機構を、水皿の閉成状態で一部切り欠いて示す正面図である。 図6の状態を一部切り欠いて示す側面図である。 自動製氷機の製氷機構および水皿開閉機構を、水皿の開放状態で一部切り欠いて示す正面図である。 図8の状態を一部切り欠いて示す側面図である。 自動製氷機の制御ブロック図である。 自動製氷機の従来の運転方法を示すフローチャートである。
符号の説明
16 製氷室,21 製氷小室,24 水皿,48a 最終歯車(回転体)
52 永久磁石(被検知体),56B 第2磁気センサ(検知手段),60 回転板(回転体)
AM アクチュエータモータ,C 制御手段,T 水皿タイマ(タイマ)

Claims (2)

  1. 製氷室(16)に設けた多数の製氷小室(21)の開口側に対向して設けられ、各製氷小室(21)を開閉するよう傾動可能な水皿(24)と、
    正逆駆動して前記水皿(24)を開放または閉成させるアクチュエータモータ(AM)と、
    前記アクチュエータモータ(AM)の正逆駆動に伴って回動する回転体(48a/60)に配設された被検知体(52)と、
    前記水皿(24)の開放時に前記被検知体(52)を非接触状態で検知する検知手段(56B)と、
    前記アクチュエータモータ(AM)の駆動により前記水皿(24)を開放させる際に前記検知手段(56B)が前記被検知体(52)を検知したら、前記被検知体(52)が前記検知手段(56B)の非検知位置に移動するまで前記アクチュエータモータ(AM)を逆に駆動させる制御手段(C)とを備える
    ことを特徴とする自動製氷機。
  2. 前記制御手段(C)は、前記検知手段(56B)が前記被検知体(52)を検知したらタイマ(T)によるカウントを開始し、予め設定した時間を該タイマ(T)がカウントしたら前記アクチュエータモータ(AM)を停止する請求項1記載の自動製氷機。
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