JPH0222705A - 工程管理システムにおける特急製作指示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要］ 生産活動において製品や部品の納期面での工程管理を行
うための工程管理システムにおいて特急製作を指示する
ための装置に関し、 多数の品目に対しても必要に応して容易に特急、製作指
示票を作成して特急指示を行えるようにすることを目的
とし、 生産される品目、及び品目の完成に至るまでの各工程の
それぞれの予定時期を、項目として含むように構成され
た工程ファイルと、前記工程ファイルの内容を表示する
表示手段とを有してなる工程管理システムにおいて、前
記工程ファイルには、各品目について特２．製作を指示
するための特急指示が項目として設けられており、前記
工程ファイルの予定時期の内容を書き換えるための予定
時期人力手段と、前記工程ファイルに一特急指示を書き
込むための特急指示入力手段と、前記特急指示が書き込
まれた品目について、その品目、及び少なくとも書き換
えられた最終の工程の予定時期を含んだ特急製作指示票
を出力する出力手段とが設けられてなることを特徴とし
て構成される。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、生産活動において製品や部品の納期面での工
程管理を行うための工程管理システムにおいて、特急製
作を指示するための装置に関する。

−船に、工場での生産活動を統制するために生産管理が
行われ、生産管理の一環として工程管理が行われる。

生産管理部門で作成された生産計画を基にして、工程管
理部門内で工程表が作成され、工程表によって進度や納
期などが管理される。

工場で生産される品目が増大している状況の中で、各部
門における日程の変動に対応できるとともに、納期遅れ
などが生じないよう必要に応じて特急指示をタイムリー
に行える工程管理システムの出現が望まれている。

〔従来の技術〕

従来においては、工程管理のために予め定められた様式
が印刷された工程表が用いられ、この工程表には、生産
される品目について、その品目の生産開始から完成に至
るまでの各工程の日程が、人手によって記入されている
。

例えば、プリント板ユニット、及びこのプリント板ユニ
ットを組み込んだ装置を生産（製造）する工場において
は、プリント板ユニットの工程管理は次のようにして行
われていた。

まず、工場の生産管理部門において、生産月度毎に、型
番、機種、装置台数、プリント板ユニット図番（品目）
の種類と枚数、及び完成納期などの生産計画を立て、こ
れらの情報を製造部門（工程管理部門）に引き渡す。

具体的には、生産管理部門は、プリント板ユニットの工
程管理のための工程表に、材料（部品）を材料倉庫から
出庫する予定日（用材予定日）と、完成品（プリント板
ユニ７日の納期（装置入試日）とを筆記具で記入し、こ
れを製造部門へ引き渡す。

製造部門は、生産管理部門から受は取った工程表を見て
、プリント板ユニットの製造に必要な工程、すなわち、
編成、挿入、組立、検査、試験、及び倉入などの各工程
に必要な日数又は時期を、その種類に応じて勘案した上
で、工程表に各工程の完了予定日を筆記具で記入し、こ
れを生産管理部門へ返す。

ところが、生産管理部門で立てられた生産計画は、通常
、製造部門で実際に製造される日の数カ月も以前に立て
られたものであるので、その間に装置納期や製造枚数な
どがしばしば変化する。また、用材予定日に材料が山村
されないこともしばしば起こり得る。

そのため、製造部門での各工程の完了予定日は絶えず変
動することとなり、プリント板ユニットの工程表を修正
し又は確認するため、また完了予定日の遅れているプリ
ント板ユニットについて特急製作の指示を行うために、
生産管理部門と製造部門とは定期的に頻繁に工程会議を
開く必要があった。

〔発明が解決しようとする課題］ 上述のように従来においては、用材予定日や各工程の完
了予定日などを、生産管理部門及び製造部門などの担当
者が筆記具で記入することによって工程表を作成し、そ
の工程表を見ながら特急製作の指示が必要か否かを判断
し、必要であればその都度筆記具で記入することによっ
て特急製作指示票を作成していたので、特急製作指示票
の作成に多くの時期と労力とを要しており、そのため各
工程の現場に対する特浪、指示がタイムリーに行われず
、しばしば納期遅れが生じるという問題があった。

また、品目の種類や製造数量が年々増加している状況に
あって、人手による特栄、製作指示票や工程表の作成、
さらには人手による工程管理そのものが困難となってき
ている。

本発明は、上述の問題に鑑み、多数の品目に対しても必
要に応じて容易に特急製作１旨示票を作成して特栄、指
示を行えるようにすることを目的としている。

品目ＭＯＫについて特急製作を指示するだめの特急指示
ＴＯＫが項目として設けられており、前記工程ファイル
３の予定時期ＹＯＴの内容を書き換えるための予定時期
入力手段１と、前記工程ファイル３に特急指示ＴＯＫを
書き込むための特急指示入力手段２と、前記特急指示Ｔ
ＯＫが書き込まれた品目ＭＯＫについて、その品目ＭＯ
Ｋ、及び少な（とも書き換えられた最終の工程の予定時
期ＹＯＴを含んだ特急製作指示票６を出力する出力手段
５とが設けられてなることを特徴として構成される。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、上述の課題を解決するため、第１図に示すよ
うに、生産される品目ＭＯＫ、及び品目ＭＯＫの完成に
至るまでの各工程のそれぞれの予定時期ＹＯＴを、項目
として含むように構成された工程ファイル３と、前記工
程ファイル３の内容を表示する表示手段４とを有してな
る工程管理システムＳにおいて、前記工程ファイル３に
は、各〔作　用〕 予定時期入力手段１からの入力によって、工程ファイル
３の予定時期ＹＯＴが書き換えられ、特急指示入力手段
２からの入力によって、特浪、指示ＴＯＫに例えば特急
製作の指示を示す特象、フラグが書き込まれる。

表示手段４は、工程ファイル３の内容を表示し、予定時
期入力手段ｌによる書き換え及び特栄、指示入力手段２
による書き込みのそれぞれ前後において、その内容を表
示することが可能である。

出力手段５は、工程ファイル３の品目ＭＯＫの内の特装
、指示ＴＯＫに特栄、フラグが書き込まれた品目ＭＯＫ
について、品目ＭＯＫ、及び少なくとも書き換えられた
最終の工程の予定時期ＹＯＴを含んだ特急製作指示票６
を出力する。

［実施例］ 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。

第２図は、本発明に係る工程管理システムＳのハード構
成を示すブロック図であり、本実施例においては、工程
管理システムＳによってプリント板ユニットの工程管理
を行う場合について説明する。

工程管理システムＳは、主記憶装置１２を有したＣＰＵ
　（中央処理装置）１１、外部記憶装置に格納された機
種ファイル１３、型番ファイル１４、組立ファイル１５
、出社ファイル１６、進度ファイル１７、工程ジャーナ
ルファイル１８、品種対応テーブル１９、及び標準手番
テーブル２０、そして、キーボード２１、表示部２２、
プリンタ２３、及び、ホストコンビエータなどの上位装
置２５及び多数の端末装置２６などと接続するための通
信制御装置２４から構成されている。

機種ファイル１３には当該工場において製造される装置
の機種名が、型番ファイルＩ４には、組立欠番、装置数
、及び倉入完了日などが、組立ファイル１５には、図番
、各図番の版数、組立欠番、ＰＯ３（＆［ｌ立型番の追
番）、オーダ数、品種コード、納期、用材予定日などが
、それぞれ格納されている。

型番ファイル１４及び組立ファイル１５は、生産管理部
門によって立てられた生産計画に基づいて上位装置２５
から送られてくる組立指令データによって、レコードの
追加が行われる。

出社ファイル１６は、組立指令Ｎｏ、図番、組立欠番、
用材指令数などが格納されたファイルであり、材料倉庫
に材料が揃ったときに上位装置２５から送られてくる当
材指令データによって、レコードの追加が行われる。

進度ファイル１７は、組立指令ＮＯ１ロント番号、図番
、版数、組立型番、ＰＯ５、用材予定日及びその他の各
工程の完了予定日、各工程の完了日時、装置入試日（納
期）などが格納されたファイルであり、上述の当材指令
データによってレコードの追加が行われる。

進度ファイル１７は、また、上位装置２５から送られて
くる日程計画データ、他のファイル１３〜１６の内容、
キーボード２１からの入力、端末装置２６からの受信デ
ータなどによって更新される。

進度ファイル１７は、本発明における工程ファイル３を
兼ねており、キーボード２１を操作することによって、
この進度ファイル１７の中から所定の項目が編集され、
表示部２２の画面上に工程表や特２．製作指示表として
表示され、またプリンタ２３によって特急製作指示票な
ど種々の帳票が出力される。これについては後で詳述す
る。

工程ジャーナルファイル１８は、各ファイル１３〜１７
の履歴情報やメツセージなどが格納されるファイルであ
る。

品種対応テーブル１９は、工場において登録された生産
可能な多数のプリント板ユニット（例えば６０００品目
）について、設計区分、基板サイズ、実装形態等の条件
によって複数の品種（例えば２７品種）にグループ分け
し、グループ単位に固有の品種コードを定めたものであ
り、第４図に示すように、それぞれのプリント板ユニッ
トの図番ＺＵＢをキーにして、対応する品種コードＳＹ
Ｕを検索可能に構成したものである。

第４図の品種対応テーブル１９によると、図番Ｚ　ｔＪ
　Ｂが「Ａ１」のプリント板ユニットは、品種コードＳ
ＹＵがｒ２１３０Ｊであり、図番ＺＵＢが「Ｚｌ」の場
合は品種コードＳＹＵが「２１６０」である。

なお、品種対応テーブル１９は、プリント板ユニットの
図番ＺＵＢ及びその版数毎に組立試験条件をファイル化
した図示しないプリント板ユニット製造条件マスク（Ｓ
ＳＭ）の中に組み込まれている。

標準手番テーブル２０は、第５図に示すように、各品種
ＳＹＵについて、それぞれの各品種ＳＹＵに対応する工
程別の標準手番ＴＥＢを定めたもので、品種コードＳＹ
Ｕをキーにして、対応する標準手番ＴＥＢを検索可能に
構成したものである。

プリント板ユニットの製造工程は、編成、挿入、組立、
検査、及び試験の各工程からなる。標準手番ＴＥＢは、
これら各工程に要する標準的な期間を日単位で表したも
のである。

第５図の標準手番テーブル２０によると、例えば品種コ
ードＳＹＵがｒ２１３０」のプリント板ユニットでは、
編成手番ＴＥＨ１挿入手番ＴＥＮ、組立手番ＴＥＫ、検
査手番ＴＥＡ、及び試験手番ＴＢＳが、それぞれ２日、
３日、２日、２日、２日とされている。

また、プリント板ユニットの製造工程は、第６図に示す
ように、出社日（用材予定日又は出社実績日）を基準日
として、この基準日から上述の各工程が開始され、最終
の工程である試験工程が完了した後に、倉入れが行われ
る。したがって、倉入は原則として試験予定日と同日と
なり、倉入予定日が当該プリント板ユニットの完成予定
日となる。工程表には、標準手番が定められた上述の工
程と倉入の予定日ＹＯＴの他に、用材予定、実際に山村
が行われた山林実績、及びプリント板ユニットの納期で
ある装置入試ＳＮＹが日単位で表示される。

そこで、例えば図番ＺＵＢが「ＡＩ」について用材予定
日（基準日）が設定されると、品種対応テーブル１９に
よって図番「Ａ１」に対応する品種コード「２１３０」
が得られ、標準手番テーブル２０によって品種コードｒ
２１３０Ｊに対応する標準手番２日、３日、２日、２日
、２日が得られる。この標準手番と、図示しない記憶装
置に格納された工場稼働日テーブルとによって、用材予
定日より後の各工程の予定日ＹＯＴが自動的に付は込ま
れるのである。

品種対応テーブル１９及び標準手番テーブル２０の内容
は、キーボード２１又は端末装置２６から追加又は修正
が可能である。

表示部２２は、ブラウン管などを用いて、ＣＰＵ１１か
ら出力されるデータを文字、表、又は図形などとしてカ
ラーで表示可能に構成したものである。

プリンタ２３は、ｃｐｕｔｔからの出力をプリントして
、特急、製作指示票ＬＳ、工程表、その他各種のリスト
や帳票を発行するためのものである。

特急製作指示票ＬＳは、後述する特急指示があった図番
のプリント仮ユニソ）について、特急指示があったとき
に即座に作成されるもので、第９図に示すように、特急
指示臼（特急製作指示票ＬＳが発行された日）ＴＯＤ、
図番ＺＵＢ、組立製番Ｓ型番、組立指令ＮＯ，数量ＳＵ
Ｕ、用材予定ＺＡＹや倉入予定ＫＵＲなどの予定日ＹＯ
Ｔ、及び装置入試ＳＮＹなとの各項目について、各図番
ＺＵＢ及び版数毎に進度ファイル１７の内容が編集され
て印刷される。

端末装置２６は、製造部門の各工程の現場に設けられて
おり、それぞれの工程現場において、当日の作業順序表
などを表示可能であり、また、カードを読み込ませるこ
とによってその工程の完了日時などを入力するようにな
っている。

ｃｐｕｔｉは、上述した各ファイル１３〜１８又はテー
ブル１９〜２０などへの読み書きを行う他、表示部２２
や通信制御装置２４などを制御する。

次に、第３図に示すフローチャートを参照しながら、工
程管理システムＳの動作を特急製作指示が行われた場合
も含めて説明する。

まず、上位装置２５から送られてきた組立指令データ、
出社指令データ、及び日程計画データなどによって、進
度ファイル１７に新しいレコードを追加する（ステップ
＃１）。

これによって、新しく設けられた組立型番、及びその組
立型番に含まれた図番、版数、出社予定日、装置入試日
などが、進度ファイル１７に書き込まれる。

ところで、進度ファイル１７の内容は、表示部２２の画
面上で工程表として表示されることについて先に述べた
が、その工程表には、組立型番を指定することによって
表示される型番別工程表ＴＭと、図番を指定することに
よって表示される図番別工程表ＴＮとがある。なお、工
程表を表示させる場合に、いずれかの工程表ＴＭ、ＴＮ
の指定、及び組立型番ＳＥ［又は図番ＺＵＢの指定は、
オペレータが画面を見ながらキーボード２１から入力す
ることによって行う。

第６図ａ　−ｄは表示部２２の画面に表示される型番別
工程表ＴＭを、第７図ａ　−Ｃ及び第８図ａ。

ｂは同じく図番別工程表ＴＮを、それぞれ示す。

表示部２２の画面は、それぞれの図においてアルファベ
ント順に進行する。なお、組立型番［ＧＢＩＪには、図
番「Ａ１」及び「Ｚｌ」が含まれるとする。

まず、第６図ａの工程表ＴＭ（Ｃ，１）は、図示しない
メニュー画面において型番別工程表ＴＭを指定し、型番
別工程表ＴＭの項目名が表示された画面において、組立
型番ＳＢｆとしてｒＧＢ　１　。

を指定することによって、進度ファイルｚ７から所定の
項目にしたがってデータが編集されて表示される。

工程表ＴＭ（Ｇｌ）には、指定した組立型番ｒＧＢ　１
　、に関するデータが第１行に表示され、第２行以下に
画面に表示可能な範囲で後に続く組立型番に関するデー
タが表示される。

組立型番ｒＧＢ１．では、用材予定ＺＡＹが９月３０日
（９／３０）、装置入試ＳＮＹが１０月１６日（１０／
１６）である。これらの予定日付は、原則として上位装
置２５からのデータに含まれているが、含まれていない
場合には、この画面上でキーボード２１から入力する（
ステップ＃２）。

用材予定ＺＡＹが付は込まれると、組立型番ｒＧＢＩＪ
に含まれる図番「Ａ１」及び「ＺＩＪについて、用材予
定ＺＡＹの日付を基準日として、上述したように品種対
応テーブル１９、標準手番テーブル２０、及び工場稼働
日カレンダーを参照し、各工程に対する予定日（完了予
定日）ＹＯＴが進度ファイル１７に書き込まれる（ステ
ップ＃５）。

この状態において、図番別工程表ＴＮを指定し、図番Ｚ
ＵＢとして「Ａ１」を指定すると、第７図ａに示す工程
表ＴＮ　（Ａ２）が表示される。工程表ＴＮ　（Ａ２）
には、指定した図番「Ａ１」を含んだ組立型番に関する
データが表示される。

また、図番ＺＵＢとしてｒＺｌ、を指定すると、第８図
ａに示す工程表ＴＮ（Ｚ２）が表示される。

このときに、型番別工程表ＴＭを指定し、組立型番ｒＧ
Ｂ　ＩＪを指定すると、第６図すに示す工程表ＴＭ　（
Ｇ２）が表示される。工程表ＴＭ　（Ｇ２）には、図番
「Ａ１」と「Ｚｌ」との内、工程の予定日の遅い方の日
付が編集表示され、この場合には、図番ｒＡ１．の各工
程の予定日が組立型番ｒＧＢＩＪの各工程の予定日とし
て表示される。

なお、工程表ＴＭ（Ｇｌ）及び工程表ＴＮ　（Ａ２）以
外の工程表においては、組立型番ｒＧＢｌ」に関係しな
いデータの表示を省略する。

工程表ＴＮ　（Ａ２）、ＴＮ　（Ｚ２）において、倉入
予定ＫＵＲが装置入試ＳＮＹよりも以前であるので、こ
の時点では工程管理上の問題がない。

次に、実際に出社が行われると、端末装置２６から出社
実ｍＺＡＪのデータが入力されて進度ファイル１７に書
き込まれる（ステップ＃６）。

そうすると、書き込まれた自材実績ＺＡＪを基準日とし
て、上述の自材予定ＺＡＹの場合と同様に、品種対応テ
ーブル１９、標準手番テーブル２０、及び適当な記憶装
置に格納された工場稼働日カレンダーを参照し、各工程
に対する修正された予定日ＹＯＴが進度ファイル１７に
書き込まれる（ステップ＃７）。

第６図Ｃに示す工程表ＴＭ（Ｇ３）、第７図すに示す工
程表ＴＮ（Ａ３）、第８図すに示す工程表ＴＮ（Ｚ３）
には、いずれも自材実績ＺＡＪにより修正された予定日
ＹＯＴが表示されている。

したがって、工程進捗の実績が自動的に反映されること
となる。

ところが、工程表ＴＭ　（Ｇ３）及び工程表ＴＮ（Ａ３
）に表示されているように、装置入試ＳＮＹが１０月１
６日であるにもかかわらず、図番「Ａ１」の倉入予定Ｋ
ＵＲが１０月２４日となっており、これでは図番ｒＡＬ
Ｊのプリント板ユニットが納期遅れとなってしまうため
、納期調整の必要が生じる（ステップ＃８でイエス）。

納期調整は、装置入試ＳＮＹを遅らせるか、又はプリン
ト板ユニットの各工程の手番を短縮するかのいずれかで
ある。ここでは装置入試ＳＮＹを変更せず、各工程の予
定日ＹＯＴを早い方に修正することとし、画面を見なが
らキーボード２１から修正した予定日ＹＯＴを入力する
（ステップ＃１０）。

予定日ＹＯＴの修正が終わったときの画面が、第６図ｄ
に示す工程表ＴＭ（Ｇ４）及び第７図Ｃに示す工程表Ｔ
Ｎ　（Ａ４）である。

これらの工程表ＴＭ（Ｇ４）及びＴＮ　（Ａ４）では、
倉入予定ＫＵＲと装置入試ＳＮＹとが同日であり、納期
は間に合うこととなる。しかし、各工程の手番を大幅に
短縮したので、図番「ＡＩ」のプリント板ユニットを最
優先管理品に指定し、各工程での作業着手順位を優先さ
せるため、キーボード２１からの入力によって特象、指
示を行う（ステップ＃ｌｌでイエス）。

これによって、工程表ＴＮ（Ａ４）の特象、指示ＴＯＫ
の欄に特急フラグＦＴが付けられ、図番「ＡＩ」のプリ
ント板ユニットについての特急製作指示票ＬＳが、プリ
ンタ２３により印刷され発行される（ステップ＃１２）
。

第９図は、特急製作指示票ＬＳを示す図である。

上述の特急指示が１０月１０日に行われたとすると、特
急製作指示票ＬＳには、特象、指示日Ｔ。

Ｄにその日付が、他の項目に進度ファイル１７の該当す
る項目の内容が、それぞれ印刷される。特急製作指示票
ＬＳは、それ自体が人目を引くように着色されている。

なお、自材予定ＺＡＹの日付に下線が付されているのは
、この日付が予定日ではなく実績日であるためである。

しかし、下線に代えて括弧を用いたり印刷色を変更して
もよく、又は項目名を自材実績としてもよい。

作成された特急製作指示票ＬＳは、その図番ＺＵＢに該
当する仕掛かり中の現物に取り付けられ（ステップ＃１
３）、それが特急指示されたプリント板ユニットである
ことを示すとともに、各工程の予定日及び納期（装置入
試５ＮＹ）が何日であるかなどを示す。

また、図示しないメニュー画面において、キーボード２
１から特急製作指示表を１旨定することによって、進度
ファイル１７から所定の項目にしたがってデータがｍｌ
され、第１０図に示すような特急製作指示表ＴＬＳが表
示部２２の画面に表示される。なお、特急、製作指示表
ＴＬＳの用材予定ＺＡＹの日付は出社実績日を表すため
に表示色が変更されている。

その他、特急指示が行われると、各工程の現場に設けら
れた端末装置２６の画面に表示される作業順序表におい
て、その図番「Ａ１」のプリント板ユニットの作業順位
が優先的に繰り上がり、これによって各工程の作業者に
対する特ｅ、指示が徹底される。さらに、この工程管理
システムＳの下位システムとして作動している作業管理
システム又は自動機器管理システムに対しても特急指示
に関するデータが送られ、例えば自動機器管理システム
では、特急指示が行われたプリント板ユニットに関する
加工や組立が優先されるように自動機器の作業プログラ
ムの順位が変更され、そのための段取り変えが自動的に
行われる。

さて、各工程が現場において実際に行われ、その工程の
完了日時が入力されると、工程表ＴＭ。

ＴＮの該当する工程の日付の表示色が変更され、工程が
完了したことが表示される。したがって、工程表ＴＭ、
ＴＮにおいても、表示色が変更されている日付はその工
程の予定日ではなく実績日であるということになる。実
！貞日については、キーボード２１などから変更するこ
とはできない。

なお、用材予定ＺＡＹを過ぎても用材実績ＺＡＪが上が
らないものについては（ステップ＃３でイエス）、用材
促進指示票がプリンタ２３によって発行される（ステッ
プ＃４）。

また、倉入予定ＫｔＪＲが装置入試ＳＮＹより遅いもの
については、納期調整指示票がプリンタ２３によって発
行される（ステップ＃９）。したがって、発行された納
期調整指示票により、納期調整の必要なプリント板ユニ
ットが事前に分かり、納期調整指示票にリストアツブさ
れている組立型番ＳＥＩ又は図番ＺＵＢを指定して工程
表ＴＭ。

ＴＮを表示させ、各工程の予定日ＹＯＴの修正を行うこ
ともできる。

また、キーボード２１を操作することにより、組立型番
、ＰＯ３，図番、版数、機種、ロット番号、及び各工程
の予定日及び実績日などを一覧することのできる一覧表
をプリンタ２３から出力することができる。このような
−賢夫によっても、各工程の予定状況及び実績状況など
を知ることができ、また、組立型番ＳＥＩにどのような
図番ＺＵＢが含まれているかを知ることができる。

上述したフローチャートでは、用材予定ＺＡＹを基準日
とした各工程に対する予定日ＹＯＴの付は込みステップ
（ステップ＃５）が、用材予定ＺＡＹのキーボード２１
からの付は込みステップ（ステップ＃２）の後となって
いるが、このステップ＃５と同一の処理は、用材予定Ｚ
ＡＹが上位装置２５からのデータに含まれている場合に
おいては、実際にはステップ＃ｌの直後に行われている
。その他、フローチャートのステップの順序の変更、又
は他の適当なステップの挿入などは、適宜可能である。

上述の実施例においては、各工程の予定日ＹＯＴの修正
を、図番側工程表ＴＮの画面から行ったが、これを型番
別工程表ＴＭの画面から行うことも可能である。その場
合には、型番別工程表ＴＭにおいて予定日ＹＯＴを修正
すると、その組立型番ＳＥＩに含まれる全ての図番ＺＵ
Ｂの予定日ＹＯＴが修正されることとなる。

上述の実施例において、工程表ＴＭ、ＴＮの中に、機種
名、ＰｏＳ、ロントＮＯ、ロット枚数、装置数、又は１
日当たりの製造数量を示すディリイ台数などを表示する
ようにしてもよい。

上述の実施例においては、プリント板ユニットの品目Ｍ
ＯＫを図番によって表示したが、図番以外の適当なコー
ドなどによってもよい。工程を開始する基準日として、
用材予定日及び出社実績日を用いたが、他の基準日を用
いてもよい。また、日付によらず又は日付とともに時刻
を用いてもよい。品種の分類方法及び品種コードの構成
は適宜変更することができる。

上述の実施例においては、進度ファイル１７自体の中に
工程ファイル機能を含ませることとしたが、進度ファイ
ル１７とは別に工程ファイルを作成し、その工程ファイ
ルに基づいて工程表を表示するようにしてもよい。また
、特２．製作指示票ＬＳや特急製作指示表ＴＬＳを出力
するための特急製作ファイルを、進度ファイル１７とは
別に作成しておいてもよい。

上述の実施例においては、特急製作指示票ＬＳ及び特や
、製作指示表ＴＬＳの項目として版数を省略したが、図
番ＺＵＢに対する改版が行われた場合には、版数をも表
示してプリント板ユニットを特定すればよい。その他、
種々の項目を必要に応じて追加し又は削除することが可
能である。

上述の実施例においては、キーボード２１からの入力に
よって、特急指示ＴＯＫに特急フラグを書き込み、また
予定日ＹＯＴの内容を書き換えるようにしたが、キーボ
ード２１に代えてライトペンやその他の入力手段を用い
てもよい。

〔発明の効果〕

本発明によると、特急指示人力手段からの入力により工
程ファイルに特急指示を書き込むことにより、特象、指
示が書き込まれた品目について特急製作指示票が出力さ
れるので、多数の品目に対しても必要に応して容易に特
急製作指示票を作成してタイムリーに特急指示を行うこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の構成を示すブロック図、第２図は本発
明に係る・工程管理システムのハード構成を示すブロッ
ク図、 第３図は本発明に係る工程管理システムの動作を示すフ
ローチャート、 第４図は品種対応テーブルの一部を示す図、第５図は標
準手番テーブルの一部を示す図、第６図ａ　−ｄは表示
部の画面に表示される型番別工程表の図、 第７図ａ−ｃは表示部の画面に表示される図番別工程表
の図、 第８図ａ、ｂは表示部の画面に表示される図番別工程表
の図、 第９図は特急製作指示票を示す図、 第１０図は表示部の画面に表示される特急製作指示表の
図である。 ２１はキーボード（予定時期入力手段及び特急指示入力
手段）、 ２２は表示部（表示手段）、 ２３はプリンタ（表示手段又は出力手段）、ＭＯＫは品
目、 ＹＯＴは予定時期（予定日）、 ＴＯＫは特急指示、 ＬＳは特急製作指示票、 ＺＵＢは図番（品目）、 Ｓは工程管理システムである。 図において、 ■は予定時期入力手段、 ２は特急指示入力手段、 ３は工程ファイル、 ４は表示手段、 ５は出力手段、 ６は特急製作指示票、 １１はＣＰＵ、 １７は進度ファイル（工程ファイル）、本発明の構成を
示すブロック図 第１図 品種対応テーブルの一部を示す図 第４図 標準手番テーブルの一部を示す図 第５図 本発明に係る工程管理システムの動作を示すフローチャ
ート第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）生産される品目（ＭＯＫ）、及び品目（ＭＯＫ）
   の完成に至るまでの各工程のそれぞれの予定時期（ＹＯ
   Ｔ）を、項目として含むように構成された工程ファイル
   （３）と、 前記工程ファイル（３）の内容を表示する 表示手段（４）と を有してなる工程管理システム（Ｓ）にお いて、 前記工程ファイル（３）には、各品目（Ｍ ＯＫ）について特急製作を指示するための特急指示（Ｔ
   ＯＫ）が項目として設けられており、 前記工程ファイル（３）の予定時期（ＹＯ Ｔ）の内容を書き換えるための予定時期入力手段（１）
   と、 前記工程ファイル（３）に特急指示（ＴＯ Ｋ）を書き込むための特急指示入力手段（ ２）と、 前記特急指示（ＴＯＫ）が書き込まれた品 目（ＭＯＫ）について、その品目（ＭＯＫ）、及び少な
   くとも書き換えられた最終の工程の予定時期（ＹＯＴ）
   を含んだ特急製作指示票（６）を出力する出力手段（５
   ）と が設けられてなることを特徴とする工程管 理システムにおける特急製作指示装置。