JPH02225136A - 全方向移動車 - Google Patents

全方向移動車

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JPH02225136A
JPH02225136A JP4628089A JP4628089A JPH02225136A JP H02225136 A JPH02225136 A JP H02225136A JP 4628089 A JP4628089 A JP 4628089A JP 4628089 A JP4628089 A JP 4628089A JP H02225136 A JPH02225136 A JP H02225136A
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Japan
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steering
wheels
shafts
diameter
gear
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JP4628089A
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Masaharu Shiotani
雅治 塩谷
Yoshiaki Motojo
本條 義昭
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、全ての車輪を走行方向に向けて走行すること
により、前後・左右・斜めの全ての方向に車体の向きを
変えることなく移動することができる全方向移動車に関
し、さらに詳しくは、同一位置でピボット回転をするこ
とも可能な全方向移動車の改良に関する。
[従来の技術] 車輪によりで床面を走行移動する移動車には、一般に、
前輪を操舵して車体の向きを変えながら移動する車両型
のものと、全ての車輪の向きを走行方向に転換させて車
体の向きを変えずに前、横、斜めの全ての方向に移動す
る全方向移動車とがあるが、車両型の移動車は走行方向
を転換する際の旋回半径が大きいために、オフィスロボ
ットのような机の間の狭いスペース等も方向を変えなが
ら移動する移動車や、指定された複雑な移動パターンに
従って移動する移動車のような、急角度の方向転換等を
要求される移動車としては、全ての車輪の向きを走行方
向に転換させて前、横、斜めの全ての方向に走行する全
方向移動車が利用されている。
この全方向移動車としては、従来、各車輪をそれぞれ専
用のステアリング用モータを駆動源とする独立したステ
アリング機構により方向転換させるよう忙するとともに
、各車輪をそれぞれ専用の走行用モータにより駆動して
走行する形式のものがあり、この全方向移動車は、各車
輪をそれぞれ同方向に向けて走行する全方向走行機能だ
けでなく、各車輪の向きを装置本体の中央部を中心とす
る円の接線方向に向けて同一位置でピボット回転する機
能ももっている。
しかしながら、この形式の全方向移動車は、各車輪ごと
に専用のステアリング用モータを備えたものであるため
に1価格が非常に高いし、また。
全ての車輪を一斉に同方向に方向転換させるためには各
ステアリング用モータを同調させて駆動しなければなら
ないから、その制御も面倒であるという問題をもってい
た。
そこで、出願人は、先に、同一位置でピボット回転をす
ることも可能な全方向移動車として、特願昭60−75
568号の明細書及び図面に開示したものを提案した。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記特願昭60−75568号の全方向移動車
にあっては、その図面中温6図に示されるように、全方
向移動車として走行させる場合、機構的に車輪を車体に
対して偏った位置にもってくる必要があるので、車両の
安定性が損われてしまうという欠点があった。
本発明の課題は、車両の安定性を確保しつつ。
同一位置でピボット回転をすることも可能な全方向移動
車を実現することである。
[課題を解決するための手段] 本発明の全方向移動車は、車体の中心に対して4方向に
設けられた4つの車輪と、この4つの車輪の向きを変え
るために上記車体の中心点をはさんで対向する位置に設
けられた第1と第3のステアリング軸及び第2と第4の
ステアリング軸と。
上記第1と第3のステアリング軸及び第2と第4のステ
アリング軸に夫々対応する上記4つの車輪を夫々回転さ
せるための第1と第3の車輪駆動軸及び第2と第4の車
輪駆動軸と、上記第1と第3のステアリング軸を共通に
駆動する第1の駆動手段と、上記第2と第4のステアリ
ング軸を共通に駆動する第2の駆動手段と、上記第1と
第4の車輪駆動軸を共通に駆動する第1の車輪駆動手段
と、上記第2と第3の車輪駆動軸を共通に駆動する第2
の駆動手段と、を有し、上記第1と第3のステアリング
軸は上記第1の駆動手段により、上記第2と第4のステ
アリング軸は上記第2の駆動手段圧より、夫々車輪の向
きが常に同期して変わるように共通に駆動され、上記第
1と第4の車輪駆動軸は上記第1の車輪駆動手段により
、上記第2と第3の車輪駆動軸は上記第2の車輪駆動手
段により、夫々車輪が常に同じ方向に回転するように共
通に駆動され、上記第1の車輪駆動手段及び上記第2の
車輪駆動手段は、 (a)  上記第1の駆動手段と上記第2の駆動手段と
により上記4つの車輪が全て同じ方向に向けられている
ときは、上記第1と第4の車輪駆動軸及び上記第2と第
3の車輪駆動軸を総て同じ方向に駆動することにより上
記4つの車輪を全て同じ方向に回転させ。
(b)  上記第1の駆動手段と上記第2の駆動手段と
により上記4つの車輪が全て上記車体の中心点をその中
心とする円の接線方向に向けられているときは、上記第
1と第4の車輪駆動軸と上記第2と第3の車輪駆動軸と
を夫々互いに異なる方向に駆動することにより上記4つ
の車輪のうち、上記第1と第4のステアリング軸に対応
する2つの車輪と上記第2と第3のステアリング軸に対
応する2つの車輪とを夫々互いに異なる方向に回転させ
ることを特徴とするものである。
[作 用] すなわち、本発明は、同一位置でピボット回転をするこ
とも可能な全方向移動車が1本来の全方向移動車として
走行する場合は、4つの車輪を全て同一方向に駆動して
走行させ、同一位置でピボット回転する場合は、4つの
車輪のうち隣合う2つの車輪の回転方向を残シの相隣り
合う2つの車輪の回転方向とは異なる方向に駆動してピ
メット回転させるようにしたものである。
従って1本発明によれば、前述した従来例のように、全
方向移動車として走行させる場合に車輪の位置を車体く
対して偏らせる必要性がなくなるので、車両の安定性を
確保しつつ、同一位置でピメット回転をすることも可能
な全方向移動車を実現することができる。
[実施例コ 以下、この発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図および第2図において、図中J#i全方向移動車
の車体、21〜2dは4つの車輪であり。
この車輪21〜2dは例えばゴムタイヤとされている。
Ja 、Jbは車体1の中央部に水平に設けられた同一
径の上下一対のステアリング用大径歯車であり、このス
テアリング用大径歯車3*、3bは、車体1に搭載した
ステアリング用モータにより減速機(いずれも図示せず
)を介して回転駆動される同一のステアリング駆動軸4
に固定されて一体回転するように設けられている。また
、5a〜5dは前記ステアリング用大径歯車3に周囲に
その周方向に沿わせて等間隔に配置された第1〜第4の
4本のステアリング軸であり、この各ステアリング軸5
a〜5bはいずれも中空軸とされ、それぞれ図示しない
軸受に垂直に支承されている。
また、この各ステアリング軸5a〜5dの下端にはそれ
ぞれ各ステアリング軸と一体回転する車軸受6が設けら
れており、前記各車輪21〜2dは。
各ステアリング軸51〜5dの車軸受6にベアリング8
.8を介して支持させた車軸7にステアリング軸51〜
5dの中心から一側に偏らせて固定されて、ステアリン
グ軸51〜5dの回転によシ各ステアリング軸を中心と
して旋回して方向転換するように設けられている。
また、各ステアリング軸5a〜5dにはそれぞれ同一径
のステアリング用小径歯車9,9が各ステアリング軸と
一体回転するように設けられており、ステアリング用大
径歯車3*、3bの回転中心をはさんで対向する第1と
第3のステアリング軸5m、5aおよび第2と第4のス
テアリング軸5b 、5dのうち、前記第1と第3のス
テアリング軸5m、5aに設けられたステアリング用小
径歯車9はそれぞれ上側の第1のステアリング用大径歯
車3aに噛合され、第2と第4のステアリング軸5b 
、5dに設けられたステアリング用小径歯車9はそれぞ
れ下側の第2のステアリング用大径歯車3bに噛合され
ている。この各ステアリング用小径歯車9,9は、ステ
アリング用大径歯車3&、3bの回転によりステアリン
グ軸51〜5dとともに回転されるもので、ステアリン
グ用大径歯車Ja 、Jbを回転させると、ステアリン
グ用小径歯車9,9を介して全てのステアリング軸5a
〜5dが同方向に同角度ずつ回転し、これにより各ステ
アリング軸5亀〜5dの車軸受6.6に車軸7を支持さ
れている車輪21〜2dが同方向に旋回して同角度ずつ
方向転換される。
また、前記一対のステアリング用大径歯車3&。
3bは、第3図および第4図に示すように、その外周の
両側のみにそれぞれ前記ステアリング用小径歯車9を1
回転させるのに必要な歯数のギヤ部A、Aを形成し、こ
の両ギヤ部A、A間の外周部分はそれぞれ前記ステアリ
ング用小径歯車9と噛合しない欠歯部B、Bとした欠歯
歯車とされており、この一対のステアリング用大径歯車
3m、Sb社、第1のステアリング用大径歯車3mと第
2のステアリング用大径歯車3bのギヤ部A、Aの位置
を前記ステアリング用小径歯車9を1/4回転させるの
に必要な歯数分だけ周方向にずらして前記ステアリング
駆動軸4に固定されている。なお。
この実施例では、前記第2と第4のステアリング軸5b
 、5dを回転させる第2のステアリング用大径歯車3
bを回転方向にずらして、第2のステアリング用大径歯
車3bが第1のステアリング用大径歯車3&よりも上記
歯数分だけ先行して回転するようにしている。
従って、両方のステアリング用大径歯車3亀。
3bのギヤ部A、Aに全てのステアリング軸51〜5d
のステアリング用小径歯車9,9が噛合しているときは
、全てのステアリング軸5&〜6dがステアリング用大
径歯車3*、3bの回転にともなって同角度ずつ同方向
に回転して全ての車輪2a〜2dが互いに平行な状態で
一斉に同方向に方向転換して行くが、ステアリング用大
径歯車3m、3bが第3図および第4図の状態まで回転
し、さらにこの状態からステアリング用小径歯車を1/
4回転させるまで矢印方向に回転すると、まず第2と第
4のステアリング軸5b、6dのステアリング用小径歯
車9,9がta2のステアリング用大径歯車3bのギヤ
部A、Aから外れて第2と第4のステアリング軸5b 
、 5dが回転を停止し、この状態からさらにステアリ
ング用大径歯車Ja。
3bがステアリング用小径歯車を1/4回転させるまで
回転すると、第1と第3のステアリング軸5*、5aの
ステアリング用小径歯車9,9が第1のステアリング用
大径歯車31のギヤ部A、Aから外れて第1と第3のス
テアリング軸51,5Cが回転を停止する。
また、前記各ステアリング軸6&〜5dの車軸受6,6
に車軸2を支持されてステアリング軸の回転により方向
転換される各車輪2&〜2dは。
ステアリング用小径歯車9.9がステアリング用大径歯
車3h、3bのギヤ部A、Aから外れるまでステアリン
グ軸51〜5dを回転させ九ときにこの車輪が車体1の
中央部を中心とする円の接線方向を向くようにして設け
られており、従って。
ステアリング用大径歯車Jm 、3bを全てのステアリ
ング用小型歯車9.9がギヤ部A、Aから外れるまで回
転させてやれば、全ての車輪21〜2dの向きを車体J
の中央部を中心とする円の接線方向を向けてピボット回
転モードとすることができる。なお、先に車輪lb、2
dを前記円の接線方向く向けた状態で回転を停止した第
2と第4のステアリング軸1 b e 5 dのステア
リング用小径歯車9,9が、第1と第3のステアリング
軸5m。
5cが車輪j!m、2eを前記円の接線方向に向ける状
態まで回転する前に再びステアリング用大径歯車3bの
ギヤ部A、Aと噛合すると、第2と第4のステアリング
軸5b 、5dが再び回転されて先に前記円の接線方向
に向けられた車軸2b、2dの向きが変わってしまうが
、前記ステアリング用大径歯車Jm 、3bの欠歯部B
、Bの長さを少なくともギヤ部A、Aの長さの1/4以
上にとっておけば、第1と第3のステアリング軸5m、
5eが車輪2* 、2eを前記円の接線方向に向ける状
態まで回転するまでは先に回転を停止した第2と第4の
ステアリング軸5b、5dは車輪2b 、 2dを前記
円の接線方向に向けた状態で停止しているから、全ての
車輪21〜2dの向きを車体1の中央部を中心とする円
の接線方向を向けてやることができる。
また、第1図において、10m、10bは前記ステアリ
ング駆動軸4に、ステアリング用大径歯車Ja 、jb
と一体回転するように固定された第1と第2の2つの車
輪方向ロック用回転輪であり。
第1の車輪方向ロック用回転輪lOaは第1のステアリ
ング用大径歯車3aの下に設けられ、第2の車輪方向ロ
ック用回転輪10bは第2のステアリング用大径歯車3
bの下に設けられている。この車輪方向ロック用回転輪
10*、10bけ、ステアリング用大径歯車Ja 、J
bの欠歯部B、Bにおける直径とほぼ等しい直径を有し
、かつその両側圧外周側圧突出する突出部11.11を
形成したもので、第1の車輪方向ロック用回転輪10h
の突出部11.11は第5図に示すように第1のステア
リング用大径歯車3aの欠歯部B、Bと対応する部分に
設けられ、第2の車輪方向ロック用回転輪10bの突出
部は第2のステアリング用大径歯車3aの欠歯部B、B
と対応する部分に設けられている。なお、この各突出部
11.11の外周は、車輪方向ロック用回転輪10m、
lObの回転中心を中心とする円弧状に形成されている
また、12.12は前記各ステアリング軸51〜5dに
設けられて各ステアリング軸と一体回転する車輪方向ロ
ック輪であり、第1と第3のステアリング軸5m、5e
に設けられた車輪方向ロック輪12.12は、第1の車
輪方向ロック用回転輪10aの外周面に対向され、第2
と第4のステアリング軸5b 、5dに設けられた車輪
方向ロック輪12,12は、第2の車輪方向ロック用回
転輪10bの外周面に対向されている。この各車輪方向
ロック輪12,12は、その外周の一側に周方向に間隔
をおいて一対の突起13.13を突設したもので、この
各車輪方向ロック輪12,11!は、ステアリング用小
径歯車9,9がステアリング用大径歯車3m、3b(D
ギヤ部A、Aから外れてステアリング軸51〜5dが回
転を停止したときに突起1;1,13を突設した側が車
輪方向ロック用回転輪10m * 1 ’ bと対向す
る状態になるように設けられてhる。この各車輪方向ロ
ック輪12.12は、その一対の突起13.13が共に
車輪方向ロック用回転輪10h、10bの突出部11.
11の外周面に摺接し九ときKこの突出部11.11に
よって回転を阻止されてステアリング軸2八〜2dを回
転停止状態にロックするもので、ステアリング用小径歯
車9.9がギヤ部A。
Aから外れてステアリング軸51〜5dが回転を停止す
るまでステアリング用大径歯車Ja 、 3bが回転す
ると、各本輪方向ロック輪12,12の突起13.13
を突設した側が車輪方向ロック用回転輪1oh、job
と対向する側にくるとともに、ステアリング用大径歯車
3h、3bと一体回転している車輪方向ロック用回転輪
10*、10bの突出部11.11が車輪方向ロック用
回転輪10m、10bと対向する位置にきて、この突出
部JJ、17の外周面に車輪方向ロック輪12゜12の
突起13.13が摺接するから、これによりステアリン
グ軸2&〜2dが回転停止状態にロックされて、車体1
の中央部を中心とする円の接線方向に向けられた各車輪
21〜2dがみだシに向きを変えないようにロックされ
る。
また、第1図および第2図において、74m。
14bは、#11ステアリング用大径歯車3aの上方に
位置させて車体1の中央部に設けられた。全周にギヤ歯
を有する同一径の上下一対の走行駆動用大径歯車であり
、この走行駆動用大径歯車J4J14bは、その回転中
心をステアリング用大径歯車3*、3bの回転中心と一
致させて水平に設けられている。なお、この走行駆動用
大径歯車14a。
14bはそれぞれ図示しない軸受に支持されている。そ
して、この一対の走行駆動用大径歯車14a。
J4bのうち上側の第1の走行駆動用大径歯車14aは
、ステアリング用モータとは別の走行駆動用上−タ(図
示しないが車体1に搭載されている)K:よシ変速機を
介して回転駆動される走行駆動軸15に固定されて走行
駆動用モータによシ回転されるようになっておシ、下側
の第2の走行駆動用大径歯車14hは、第1の走行駆動
用大径歯車ノ4畠の回転により、両走行駆動用大径歯車
14m、14br&11に設けた後述する構成の動力伝
達機構20を介して、第1の走行駆動用大径歯車14m
と等速で回転駆動回転されるようになっている。
マタ、16h〜16dは、前記各ステアリング軸5a〜
5d内にそれぞれ垂直に挿通された車輪駆動軸であり、
この車輪駆動軸ノロ畠〜16dld、その上下端がステ
アリング軸5a〜5dの上下に突出する状態で、ステア
リング軸51〜5dに図示しないベアリングによって回
転自在に支承されている。そして、この各車輪駆動軸1
6a〜16dの下端には、各車輪21〜2dの車軸7.
7にそれぞれ固定した傘歯車18と噛合する傘歯車17
が固定されている。また、この各車輪駆動軸16m〜1
6dの上端VcFi、前記一対の走行駆動用大径歯車7
4 a + i 4 bに噛合する同一径の走行駆動用
小径歯車19.19がそれぞれ固定されており、この各
走行駆動用小径歯車19.19のうち、第1と第4のス
テアリング軸5h、5dに挿通した第1と第4の車輪駆
動軸16m、16dK設けられている走行駆動用小径歯
車i9.19は、第1の走行駆動用大径歯車14&に噛
合され、第2と第3のステアリング軸5b、5cに挿通
した第2と第3の車輪駆動軸16b、16cに設けられ
ている走行駆動用小径歯車19.19は、第2の走行駆
動用大径歯車74bに噛合されている。この各走行駆動
用小径歯車19.19は、走行駆動用大径歯車14m、
14bの回転によシ等速で回転されて車輪駆動軸16m
−16dを回転させるもので、各車輪21〜2dは、各
車輪駆動軸16a〜Jgdの等速回転により傘歯車17
.18を介して等速で回転駆動されるようになっている
ここで各車輪2&〜2dの回転方向について説明すると
、全方向移動車の走行時には、前、横、斜めのいずれの
方向に走行する場合にも各車輪2轟〜2dを全て移動車
の走行方向く回転駆動しなければならないが、この場合
、全ての車輪駆動軸161〜16dを同方向に回転させ
たのでは、車体1の中央部をはさんで対向する第1と第
30車輪2m 、2cおよび第2と第4の車輪2b 、
 2dのうち、一方の車輪例えば右側の2つの車輪(第
1と第4の車輪)Ja、2dは走行方向に回転するが、
左側の2つの車輪(第2と第3の車輪)24)、2aは
いずれも走行方向と逆方向に回転することになる。
すなわち、例えば移動車を第6図(亀)に示すようにそ
の前面F方向に走行させようとする場合は、各車輪21
〜2dのうち右側の2つの車輪2a。
2dをステアリング軸側から見て反時計方向く回転させ
、左側の2つの車輪2k)、2cをステアリング軸側か
ら見て時計方向に回転させなければならないが、右側の
2つの車輪2%、2dの車軸7゜7に設けられている傘
歯車18.18の向きと、左側の2つの車輪2b、Je
の車軸7,7に設けられている傘歯車JJ、1Bの向き
とは第1図および第一2図に示したように逆になってい
るから、全ての車輪駆動軸16h〜16dを同方向に回
転させたのでは、左側の2つの車輪2b12Cか、ある
いは右側の2つの車輪2m、2dが、走行方向と逆方向
に回転されてしまうことKなる。これは、全方向移動車
が第6図(c) 、 (1) K示すように横方同圧走
行しようとするときも、菖6図(b) e (d) *
Os)、 (j) K示すように斜め方向く走行しよう
とするときも同じである。
従って全ての車輪21〜2dを全て走行方向に回転駆動
させるには、前、横、斜めのいずれの方向に走行しよう
とする場合にも、右側の1slと第4の車輪駆動軸16
m、16dと、左側のtjIX2と第3の車輪駆動軸1
6b、16oとを、互いに逆方向に回転駆動しなければ
ならず、そのためには。
前記一対の走行駆動用大径歯車14m、14bのうち、
In2と第3の車輪駆動軸16b、16eの走行駆動用
小径歯車19.19を噛合させである第2の走行駆動用
大径歯車14bを、第1の走行駆動用大径歯車74&の
回転方向と逆方向に回転させることが必要となる。
一方、移動装置を第6図(f)に示すように各車輪2亀
〜2dを車体lの中央部を中心とする円の接線方向に向
は九状態で例えば時計方向にピ?ット回転させようとす
る場合は、全ての車輪2a〜2dをステアリング軸側か
ら見て反時計方向に回転させなければならず、従ってこ
のピボット回転時には全ての車輪駆動軸16h〜16d
を同方向に回転させなければならないから、このときは
前記−対の走行駆動用大径歯車J4a、J4bをともに
同方向に回転させる必要がある。
そこで、この全方向移動車では、前記動力伝達機構20
を回転方向の切換えが可能な構成として、第2の走行駆
動用大径歯車14aを、第1の走行駆動用大径歯車74
aの回転方向と逆方向にも同方向にも回転させられるよ
うにしている。
この動力伝達機構20の構成を説明すると、第1図およ
び第2図において、2ノは第1の走行駆動用大径歯車J
J&の下面に固定されてこの走行駆動用大径歯車74a
と一体回転する駆動側傘歯車、22は第2の走行駆動用
大径歯車14bの上面に固定されてこの走行駆動用大径
歯’IIL14bと一体回転する受動側傘歯車であり、
この雨傘歯車;tノ、;pxFi同一径のものとされて
いる。また。
23は前記雨傘歯車21,22の回転中心を中心として
回転するリング状の回転体であり、この回転体23には
、前記雨傘歯車21.22の両方に噛合され九複数(こ
の実施例でFi2個)の遊星傘歯車24.24が回転自
在に軸支されている。この遊星傘歯車24.24は、前
記回転体23が回転不能にロックされているときは公転
を阻止されてその位置で駆動側傘歯車2Jの回転にとも
なって自転し1回転体23のロックが解除されたときは
駆動側傘歯車2Jの回転にと本なって受動側傘歯車22
との噛合いにより自転しながら公転するもので、この遊
星傘歯車24.24は、回転体23が回転不能にロック
されているときに駆動側傘歯車21のトルクを受動側傘
歯車22に伝達して受動側傘歯車22を駆動側傘歯車2
10回転方向と逆方向に回転させ1回転体23のロック
が解除されたときは駆動側傘歯車21の回転にともなり
て公転して駆動側傘歯車2ノから駆動側傘歯車22に伝
達されるトルクを吸収するようになっている。
また、25は前記駆動側傘歯車21の下に設けられて第
1の走行駆動用大径歯車14mと一体回転する駆動側ク
ラッチ板、26は受動側クラッチ板であり、この受動側
クラッチ板26は、前記第2の走行駆動用大径歯車J4
bの中心に垂直に挿通されたスライド軸22の上端に固
定されている。
このスライド軸27は、第2の走行駆動用大径歯車J4
bと一体回転するとともに、上下にスライド移動されて
受動側クラッチ板26を駆動側クラッチ板25に接離さ
せるもので、第2の走行駆動用大径歯車J4bは、受動
側クラッチ板26を駆動側クラッチ板25に接触させる
ことによって第1の走行駆動用大径歯車J4&と同方向
に回転されるようになっている。
すなわち、上記動力伝達機構20は1回転体23が回転
不能九ロックされているときは第2の走行駆動用大径歯
車14bを第1の走行駆動用大径歯車14aと逆方向に
回転させ、回転体23のロックが解除されるとともに受
動側クラッチ板26が駆動側クラッチ板25に接触され
たときは第2の走行駆動用大径歯車14bを第1の走行
駆動用大径歯車14mと同方向に回転させるもので、回
転体23が回転不能にロックされているときは受動側ク
ラッチ板26は駆動側クラッチ板25から離されている
一方、28は、移動車の走行時に前記回転体23を回転
不能にロックし、ピボット回転時には回転体23のロッ
クを解除するブレーキ機構である。
このブレーキ機構28は1回転体23の外周面に接離す
るブレーキ部材29と、このブレーキ部材29を回転体
23から離すブレーキ解除ばね30とからなっており、
前記ブレーキ部材29は、第1の走行駆動用大径歯車7
4mによって駆動される車輪駆動軸16m、16dを挿
通した右側の2本のステアリング軸5m、5dの一方例
えば第1のステアリング軸5aに形成したブレーキ用カ
ム31によシ後端を押されて回転体23の外周面に押付
けられるようになっている。このブレーキ用カム31は
、車輪2aと対応する側を切欠した円板状のもので、ブ
レーキ部材29は、移動車の走行時には常時ブレーキ用
カム3Jで押されて回転体23に押付けられており、車
輪2&がピボット回転時の向きになるまでステアリング
軸5&を回転させたときにブレーキ用カム31による抑
圧を解除されてブレーキ解除ばね3oのばねカで後退さ
れるよう和なっている。
また、32は、移動車の走行時は前記受動側クラッチ板
26を駆動側クラッチ板25から離し、ピボット回転時
には受動側クラッチ板26を駆動側クラッチ板25に接
触させるクラッチ接離機構であり、このクラッチ接離機
構32は、上面が傾斜するスライド軸押上げ部材33と
、このスライド軸押上げ部材33を後退させるクラッチ
解除バネ34とからなっている。このクラッチ接離機構
32Fi、スライド軸押上げ部材33をその先端方向に
押出すことによりその傾斜面でスライド軸27を押上げ
て受動側クラッチ板26を駆動側クラッチ板2511C
接触させるもので、前記スライド軸押上げ部材33も、
前記第1のステアリング軸6aに形成したクラッチ用カ
ム35で後端を押されて先端方向に押出されるようにな
っている。このクラッチ用カム35は、前記ブレーキ用
カム31と逆に車輪2aと対応する側を外周側に突出さ
せた形状のもので、スライド軸押上げ部材33は、移動
車の走行時には常時クラッチ解除バネ34のばね力で後
退状態に保持されておシ、車輪2aがピボット回転時の
向きになるまでステアリング軸5aを回転させたときに
、クラッチ用カム35で押されて受動側クラッチ板26
を駆動側クラッチ板25に接触させるようになっている
この全方向移動車は、全ての車輪21〜2dを等速で回
転駆動して走行するもので、この移動車は、各車輪2a
〜2dの向きを変えることで走行方向を転換しながら前
、横、斜めの全ての方向に走行する。
この移動車の走行方向の転換について説明すると、第6
図はこの移動車の走行パターンを示したもので、第6図
(A)は移動車が前方に走行しているときの状態を示し
ており、このときは、各車輪2a〜2dは第1図および
第2図に示した状態にある。
この移動車の走行方向く転換は、ステアリング用モータ
を駆動してステアリング用大径歯車31゜3bを回転さ
せることによって行なわれるもので。
全てのステアリング用小径歯車9.9がステアリング用
大径歯車3 m 、 、? bのギヤ部A、AIC噛合
している間は、ステアリング用大径歯車3*、3bの回
転にともなって全てのステアリング軸5&〜5dが同方
向に同角度ずつ一斉に回転するから、全ての車輪2a〜
2dを一斉に同方向に方向転換させることができる。
第6図(b)〜(j)は、第6図(4)の状態から反時
計方向にステアリング用大径歯車3m、3bを回転させ
て各車輪21〜2dの向きを45度ずつ時計方向に転換
させて行った状態を示したもので、第6図(b)は各車
輪21〜2dの向きを第6図(a)の状態から45度右
方向に変えて斜め右前方に走行するときの状態を示して
いる。なお、この走行方向の変換は、緩やかなカーブで
方向変換するときは車輪2a〜2dを駆動し九まま走行
を停止せず罠行なわれ、急角度に方向変換するときは、
走行駆動用モータを停止させて車輪2&〜2dの駆動を
停止した走行停止状態で行なわれる。これは、以下の走
行方向の変換においても同様である。
第6図(e) #i右横方向に走行するときの状態を示
しておシ、このときステアリング用大径歯車Jm。
3bは第3図および第4図の状態まで回転した状態にあ
る。
tた、第6図(d)は斜め右後方に走行するときの状態
を示しており、この状態まで各車輪21〜2dを方向転
換させると、第2と第4の車輪2b、2dが装置本体l
の中央部を中心とする円の接線方向を向く状態となシ、
この時点で第2と第4のステアリング軸5b、5dのス
テアリング用小径歯車9.9が第2のステアリング用大
径歯車3bのギヤ部A、Aから外れて、この第2と第4
のステアリング軸5b 、5dの回転駆動が停止される
とともに、ステアリング軸5b 、5dが第2の車輪方
向ロック用回転輪10bによってみだ9に回転しないよ
うにロックされる。
また、第6図(e)〜(f)は移動車がピメット回転モ
ードに移行するときの状態を示したもので、第6図(d
)の状態からさらにステアリング用大径歯車Ja 、J
bを反時計方向に回転させて行くと、ステアリング用小
径歯車9,9が第2のステアリング用大径歯車3bのギ
ヤ部A、Aから外れている第2と第4のステアリング軸
sb、5dFi回転されないから、第2と第4の車輪2
b 、2dは向きを変えずに車体1の中央部を中心とす
る円の接線方向を向いたままの状態を保つが、ステアリ
ング用小径歯車9,9が第1のステアリング用大径歯車
3&のギヤ部A、Aに噛合している第1と第3のステア
リング軸5*、5cはさらに回転されるために、第1と
第3の車輪2h、2eは第6図(d)の状態から第6図
(e)〜(f)に示すように向きを変えて行く、そして
、第6図(d)の状態からステアリング用大径歯車3m
 、3bがステアリング用小径歯車を1/4回転させる
まで回転して第1と第3の車輪2m、2cが第6図(f
)に示すように車体1の中央部を中心とする円の接線方
向を向く状態となると、この時点で第1と第3のステア
リング軸5m。
5Cのステアリング用小径歯車9.9が第1のステアリ
ング用大径歯車31のギヤ部A、Aから外れて、この第
1と第3のステアリング軸5m、5eの回転駆動が停止
されるとともに、ステアリング軸5m、5dが第1の車
輪方向ロック用回転輪10bによってみだり九回転しな
いようにロックされる。なお、上記ピボット回転モード
への移行は、走行駆動用モータを停止させて車輪21〜
2dの駆動を停止した状態で行なわれる。また、第1と
第3の車輪J!*、2eが車体1の中央部を中心とする
円の接線方向を向く状態となると、第1のステアリング
軸5aに形成されているブレーキ用カム31が前記動力
伝達機構20のブレーキ部材29の押圧を開放して回転
体23のロックを解除させるとともに、クラッチ用カム
35がスライド軸押上げ部材33を押出して受動側クラ
クチ板26を駆動側クラッチ板25に接触させ、これに
より第2の走行駆動用大径歯車14bが第1の走行駆動
用大径歯車141と同方向に回転されるようになる。
しかして、この上うに全ての車輪2息〜2dを車体1の
中央部を中心とする円の接線方向を向く状態とした後は
、走行駆動用モータを再び駆動して車輪21〜2dを回
転駆動すればよ(、このときは、第1の走行駆動用大径
歯車14%と第2の走行駆動用大径歯車14bとが同方
向に回転するために全ての車輪2a〜2dがピボット回
転方向に回転駆動されるから、移動車は同一位置でピボ
ット回転する。なお、このピボット回転時はステアリン
グ用モータは停止されている。″また、このピボット回
転は1例えば移動装置のUターン時など、移動車の向き
を変えてやる場合に行なわれる。
また、このピボット回転後に移動車を再び走行させると
きは、再びステアリング用モータを駆動してステアリン
グ用大径歯車3m、3bを回転させればよく、このよう
にステアリング用大径歯車3* 、3bを回転させると
、まず第2のステアリング用大径歯車3bのギヤ部A、
Aが第2と第4のステアリング軸5b 、5dのステア
リング用小径歯車9.9と噛合して第2と第4のステア
リング軸5b、5dが回転されるから、第2と第4の車
輪jb 、2dが第6図(f)め状態から第6口伝)に
示すように向きを変えて行く、そして、第6図(りの状
態からステアリング用大径歯車3m、3bがステアリン
グ用小径歯車を174回転させるまで回転して第2と第
4の車輪2b、2dが第6図6)に示すように第1と第
3の車輪2h、;!cの向きと平行になるまで方向転換
すると、この時点で第1のステアリング用大径歯車3a
のギヤ部A、Aが第1と第3のステアリング軸5m、5
aのステアリング用小径歯車9,9と噛合して第1と第
3のステアリング軸5%、5oが回転されるから、第1
と第3の車輪2%、2eも第2と第4の車輪2b 、a
dと一緒に向きを変えて行くようになって移動車が走行
モードとなる。なお、このピボット回転モードから走行
モードへの移行も、走行駆動用モータを停止させておい
て行なワレル。
また、ピボット回転モードから走行モードに切換えた後
の移動車の走行は、第1のステアリング用大径歯車3a
のギヤ部A、Aが第1と第3のステアリング軸5*、5
cのステアリング用小径歯車9,9と噛合して第1と第
3のステアリング軸5h、5cが回転されるようになっ
てから開始させればよく、この状態になるとS第1のス
テアリング軸5aに形成されているブレーキ用カム31
が動力伝達機構20のブレーキ部材29を押圧して回転
体23を回転不能にロックするとともに、クラッチ用カ
ム35がスライド軸押上げ部材33の抑圧を開放して受
動側クラッチ板26を駆動側クラッチ板25から離すか
ら、第2の走行駆動用大径歯車14bが第1の走行駆動
用大径歯車14mと逆方向に回転されるようになる。従
って、この後に走行駆動用モータを駆動して走行駆動用
大径歯車14m、14bを回転させれば、第1の走行駆
動用大径歯車J4mの回転によって回転駆動される右側
の車輪2*、2dと、第2の走行駆動用大径歯車14b
の回転によって回転駆動される左側の車輪2b、2cと
がいずれも走行方向に回転することになる。
このように移動車を走行モードに戻した後は、ステアリ
ング用モータを駆動して車輪21〜2dの向きを変えな
がら移動車を任意の方向に走行させればよく、例えば第
6図ch)の状態では移動車は斜め左後方に走行し、こ
の状態から車輪2&〜2dを第6図(1)に示す方向に
向けてやれば移動車は左横方向に走行し、さらに車輪2
a〜2dを第6図(1)に示す方向に向けてやれば、移
動車は斜め左前方に走行する。!!た、この第6図(1
)の状態からさらに車輪21〜2dを45度方向転換さ
せれば、移動車は第6図(&)の状態に戻って前方に走
行する状態になる。
なお、第6図では反時計方向にステアリング用大径歯車
3*、3bを回転させて各車輪バー26の向きを45度
ずつ時計方向に転換させて行った場合の走行パターンの
変化を示したが、ステアリング等モータを逆回転させれ
ば、どの走行パターンからでも前の走行ツクターンに戻
してやることができるし、また、走行駆動用モータの回
転方向を切換えれば、各走行/母ターンにおいて移動車
を前後いずれにも走行させることができる。
すなわち、この全方向移動車は、前記一対のステアリン
グ用大径歯車3*、3bを同方向に回転させることKよ
って、第1のステアリング用大径歯車JaKよりステア
リング用小径歯車9,9を介して回転される第1と第3
の2本のステアリング軸5*、5cと、第2のステアリ
ング用大径歯車3bによシステアリング用小径歯車9,
9を介して回転される第2と第4の2本のステアリング
軸5b、5dとを全て同方向に回転させて4つの車輪2
1〜2dの方向を転換させるよう忙したものであり、従
って前記一対のステアリング用大径歯車Ja 、3bを
同方向に回転させるだけで4つの車輪2a〜2dを一斉
に同方向に方向転換させることができる。
また、この全方向移動車では、ステアリング用大径歯車
3m、3bの回転中心をはさんで対向する2本ずつのス
テアリング軸5m、5cおよび5b、5t1をそれぞれ
別のステアリング用大径歯車Ja 、Jbによって回転
させるようにするとともに、前記一対のステアリング用
大径歯車Ja。
3bを上記のような欠歯歯車としてそのギヤ部人。
への位置をステアリング用小径歯車9を1/4回転させ
るのく必要な歯数外だけ周方向にずらし、さらに前記各
車輪21〜2dをステアリング用小径歯車9が前記ステ
アリング用大径歯車Jm 、 3bのギヤ部A、Aから
外れるまでステアリング軸51〜5dを回転させたとき
にこの車輪21〜2dが車体1の中央部を中心とする円
の接線方向を向くように設けているから、ビメット回転
させる場合にも、一対のステアリング用大径歯車Ja 
、 Jbを同方向に回転させて行けば、まず同方向に一
斉に方向転換される4つの車輪2a〜2dのうちのステ
アリング用大径歯車Jm 、3bの回転中心をはさんで
対向する2つの車輪2b 、2tlが前記円の接線方向
に向いたときにそのステアリング軸5b 、5dのステ
アリング用小径歯車9.9がステアリング用大径歯車3
bのギヤ部から外れてこのステアリング軸5b、adの
回転が停止され、この時点では前記2つの車輪2b、:
2dと同じ向きにありで前記円の接線方向く対して90
度ずれた方向を向いている他の2つの車輪2* 、2a
はさらにl/4回転されて前記円の接線方向に向いたと
きにそのステアリング軸5*、5cのステアリング用小
径歯車9,9がステアリング用大径歯車5bのギヤ部A
、Aから外れてこのステアリング軸5&、5cの回転が
停止されるから、前記一対のステアリング用大径歯車3
 m 、 、1 bを同方向に回転させるだけで最終的
4つの車輪2&〜2dを全て前記円の接線方向に向けて
やることができる。
このように、この全方向移動車は、動力伝達機構20等
を設けることにより、全方向移動車として走行する場合
と同一位置でピメット回転する場合とで車輪の回転方向
を異ならせるようにし九ので、全方向移動車として走行
する場合にも同一位置でビ?ット回転する場合にも車輪
の位置を車体に対して偏らせる必要性がなくなり、車両
の安定性を確保することができる。
[発明の効果] 本発明によれば、同一位置でピ?ット回転をすることも
可能な全方向移動車が、本来の全方向移動車として走行
する場合は、4つの車輪を全て同一方向に駆動して走行
させ、同一位置で一ゲット回転する場合は、4つの車輪
のうち隣合う2つの車輪の回転方向を残シの相隣合う2
つの車輪の回置を車体に対して偏らせる必要性がなくな
り、車両の安定性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図はこの発明の一実施例を示したもので、
第1図および第2図は全方向移動車の縦断正面図および
平面図、第3図および第4図は第1および第2のステア
リング用大径歯車の平面図、第5図は車輪方向ロック用
回転輪の平面図、第6図は移動車の走行パターン図であ
る。 l・・・車体、21〜2d・・・車輪、3m、3b・・
・ステアリング用大径歯車、A・・・ギヤ部、B・・・
欠歯部、4・・・ステアリング駆動軸、5h〜5d・・
・ステアリング軸、6・・・車軸受、1・・・車軸、9
・・・ステアリング用小径歯車、IO*、Jab・・・
車輪方向ロック用回転輪、11・・・突出部、12・・
・車輪方向ロック輪、14*、14b・・・走行駆動用
大径歯車、15・・・走行駆動軸、161〜16d・・
・車輪駆動軸、19・・・走行駆動用小径歯車、20・
・・動力伝達機構、21・・・駆動側傘歯車、22・・
・受動側傘歯車、23・・・回転体、24・・・遊星傘
歯車、25・・・駆動側クラッチ板、26・・・受動側
クラッチ板、28・・・ブレーキ機Jf11.31・・
・ブレーキ用カム、32・・・クラッチ接離機構、35
・・・クラッチ用カム。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  車体の中心に対して4方向に設けられた4つの車輪と
    、 この4つの車輪の向きを変えるために上記車体の中心点
    をはさんで対向する位置に設けられた第1と第3のステ
    アリング軸及び第2と第4のステアリング軸と、 上記第1と第3のステアリング軸及び第2と第4のステ
    アリング軸に夫々対応する上記4つの車輪を夫々回転さ
    せるための第1と第3の車輪駆動軸及び第2と第4の車
    輪駆動軸と、 上記第1と第3のステアリング軸を共通に駆動する第1
    の駆動手段と、 上記第2と第4のステアリング軸を共通に駆動する第2
    の駆動手段と、 上記第1と第4の車輪駆動軸を共通に駆動する第1の車
    輪駆動手段と、 上記第2と第3の車輪駆動軸を共通に駆動する第2の駆
    動手段と を有し、 上記第1と第3のステアリング軸は上記第1の駆動手段
    により、上記第2と第4のステアリング軸は上記第2の
    駆動手段により、夫々車輪の向きが常に同期して変わる
    ように共通に駆動され、上記第1と第4の車輪駆動軸は
    上記第1の車輪駆動手段により、上記第2と第3の車輪
    駆動軸は上記第2の車輪駆動手段により、夫々車輪が常
    に同じ方向に回転するように共通に駆動され、上記第1
    の車輪駆動手段及び上記第2の車輪駆動手段は、 (a)上記第1の駆動手段と上記第2の駆動手段とによ
    り上記4つの車輪が全て同じ方向に向けられているとき
    は、上記第1と第4の車輪駆動軸及び上記第2と第3の
    車輪駆動軸を総て同じ方向に駆動することにより上記4
    つの車輪を全て同じ方向に回転させ、 (b)上記第1の駆動手段と上記第2の駆動手段とによ
    り上記4つの車輪が全て上記車体の中心点をその中心と
    する円の接線方向に向けられているときは、上記第1と
    第4の車輪駆動軸と上記第2と第3の車輪駆動軸とを夫
    々互いに異なる方向に駆動することにより上記4つの車
    輪のうち、上記第1と第4のステアリング軸に対応する
    2つの車輪と上記第2と第3のステアリング軸に対応す
    る2つの車輪とを夫々互いに異なる方向に回転させる ことを特徴とする全方向移動車。
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WO2006118080A1 (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Equos Research Co., Ltd. 制御装置及び車両

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