JPH02218675A - 6―フルオロクロモン―2―カルボン酸及びその製造法 - Google Patents

6―フルオロクロモン―2―カルボン酸及びその製造法

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JPH02218675A
JPH02218675A JP3929589A JP3929589A JPH02218675A JP H02218675 A JPH02218675 A JP H02218675A JP 3929589 A JP3929589 A JP 3929589A JP 3929589 A JP3929589 A JP 3929589A JP H02218675 A JPH02218675 A JP H02218675A
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JP
Japan
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formula
carboxylic acid
compound
acid
fluorochromone
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JP3929589A
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Toshio Koizumi
俊雄 小泉
Yoshinori Saito
義則 斉藤
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Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は新規fx6−フルオロクロモン−2−カルボン
酸及びその製造法に関するものである。
従来の技術 本発明の化合物(6−フルオロクロモン−2−カルボン
酸)はアルドースリダクターゼ阻害作用を有し糖尿病合
併症の治療剤として有用な6−フルオロ−2,3−ジヒ
ドロ−z’、5’−ジオキソースピロ(4H−・1−ベ
ンゾビラン−4,4−イミダゾリジン)−2−カルボン
酸誘導体M(特願昭61−199924 )製造の為の
中間体として有用である。
(Vll) 従来法によれば、前記式Mで示される化合物は6−フル
オロ−4−10マノン−2−カルボン酸帥を経て行なわ
れているが、化合物(vI)に至るまでに多工程を要す
るなど、工業的見地から有利な製造法とはいえない現状
である。例えば、特開昭61−200991公報によれ
ば次式に示されるように、6−フルオe7−4−クロマ
ノンを臭素化したのち、トリエチルアミンで処理して6
−フルオロクロモン(■)とし、こレヲヨウ化亜鉛の存
在下でトリメチルシリルシアニドと反応させてシアノ基
を導入し、選抜に濃塩酸で加水分解させることにより製
造される。
また、特開昭63−250373公報によれば、次式に
示されるように、p−フルオロアニソ−(Vl) ルと無水マレイン酸とのFr1edel−Crafts
アシル化反応と、それに続く炭酸水素ナトリウムによる
閉環反応を経て製造される。
発明が解決しようとする課題 前記の特開昭61−200991公報によれば、工程中
高価なトリメチルシリルシアニドを使用する点及び出発
物質である6−フルオロ−4−クロマノンの製造工程ま
で含めると工程数が非常に多くなる点を考慮すると工業
的製造法としては有利とは言い難い。
一方、特開昭63−250373公報に記載の方法は工
程数は少ないが、反応操作及び処理操作がやっかいであ
り、また純度が低く医薬中間体として用いるには十分で
ない。
課題を解決するための手段 本発明者らは、上記問題点を解決し、工業的製造法とし
て有利な方法を見出すべく鋭意検討した結果、新規な6
−フルオロクロモン−2−カルボン酸(I)を前記化合
物■の製造中間体として提供することにより解決できる
ことを見い出し本発明を完成させた。
即ち5本発明は式(I) で示される6−フルオロクロモン−2−カルボン酸及び
式(Ill で示される化合物を塩基の存在下で式(■1(COOR
)Z (III) (式中、RはCI””’C4のアルキル基を表す)で示
されるしゆう酸ジエステルと反応させて、得られる式(
m (式中、Rは上記に同じ) で示される化合物を酸により閉環させることを特徴とす
る式(I) で示される化合物の製造法を提供する。
本発明の詳細な説明する。
前記式(■1で示される出発物質5−フルオロ−2−ヒ
ドロキシアセトフェノンは公知化合物であり、文献記載
の方法あるいはそれらと類似の方法によって製造するこ
とができる。例えば、J、Med、Chem、、30.
814(I987)に記載の方法によれば、次式に示さ
れるようにp−フルオロフェノールと無水酢酸の混合物
に触媒量の濃硫酸を加えて反応させ、得られる4−フル
オロフェニル酢酸を1〜2当量の塩化アルミニウムの存
在下でFr1es転位させることにより5−フルオロ−
2−ヒドロキシアセトフエノンヲ製造スルことができる
5−フルオロ−2−ヒドロキシアセトフェノン(Il)
ノロ−フルオロクロモン−2−カルボン酸への変換は例
えば以下のようにして行なわれる。
本発明の製造法の第1工程では、まず5−フ(頂は文献
未知の新規化合物である。)(式中、Rは前記に同じ) 反応に用いられる塩基としては化合物(Illのアセチ
ル基よりアニオンが発生する程度のものでよく、その具
体的な例としてはナトリウムメトキシド、ナトリウムエ
トキシド、カリウムt−アトキシド、金属ナトリウム、
金属カリウム、水素化ナトリウム等を挙げることができ
、金属ナトリウムが最も良い結果を与える。
反応時の溶媒としてはメタノール、エタノール、プロパ
ツール、ブタノールのようなアルカノール類、あるいは
使用する塩基に対して不活性な溶媒、例えばエーテル、
テトラヒドロフラン、トルエン等を単独であるいは混合
して用いることができ、エタノールを用いたときに最も
良い結果を与える。これらの溶媒は式(Illの化合物
に対して通常5〜15倍(重量比)用いられる。
しゅう酸ジエステルはメチルエステル、エチルエステル
、プロピルエステル、ブチルエステル等を用いることが
できるが、特にエチルエステルが好ましい。反応は使用
溶媒の還流温度下で0.5〜2時間で完結するが、特に
加温しなくとも反応は進行する。反応終了後は塩化メチ
レン、酢酸エチル、エーテル等の通常の抽出溶媒により
抽出し溶媒を留去すれば化合物潤を得ることができる。
又、本発明の製法の第2工程で化合物■を閉環して目的
化合物であろ6−フルオロクロモン−2−カルボン酸と
する反応に用いられる溶媒の例としては、酢酸、プロピ
オン酸等の低級脂肪酸、メタノール、エタノール、イソ
プロピルアルコール等の低級アルカノール、水、a化メ
チシン、1.2−ジクロロエタン等が挙ケラれる。
これらの溶媒は式■の化合物に対して通常1〜IQ倍(
重量比)程度用いられる。また、この工程では酸が添加
され、用いうる酸の例としては塩酸、硫酸、メタンスル
ホン酸、トリフルオロ酢酸等が挙げられる。しかし、上
記に限定されるものではない。−例として、氷酢酸と濃
塩酸から成る酸性の溶媒を用いれば加熱還流下で0.5
〜2時間で反応は完結する。反応終了後は(式中、Rは
前記に同じ) 沈澱した生成物を戸数することにより閉環化合物であ6
ローフルオロクロモンー2−カルボン酸(I1を容易に
単離することができる。目的物の純度は例えば液体クロ
マトグラフィーによって測定出来る。本発明の判決によ
ってえられた6−フルオロクaモン−2−カルボン酸は
十分な純度を有するが必要なら再結晶法等により精製す
ることも出来る。
実施例 以下に実施例により本発明を更に具体的に説明する。な
お、出発物質は以下のようにして製造した。
原料の製造例 a)4−フルオロフェニル酢酸の製造 p−フルオロフェノール100gを無水酢酸96gに溶
解し、これに濃硫酸1滴を加えた。30分間撹拌後、反
応液を氷水300 mlに注ぎ、塩化メチレンで抽出し
た。塩化メチレン層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で
振り、無水硫酸す) IJウムで乾燥後、塩化メチシン
ヲ留去し、4−フルオロフェニル酢酸136gを得た(
収率99%)。
’H−NMI((CDCtl )δ2.22(S、 3
)、 6.93(s、2H)、7.03(s、2H) b)5−フルオロ−2−ヒドロキシアセトフェノン p−フルオロフェニル酢酸120gを塩化アルミニウム
156gと共K11o℃で3時間撹拌した。反応終了後
、反応混合物を、氷200gと濃塩酸90w1とから成
る塩酸氷水中へ圧加し、析出結晶を戸数し、水洗い、乾
燥すること釦より5−フルオロ−2−ヒドロキシアセト
フェノン103gを得た(収率86%)。
融点55.0〜56.5℃ 憤−NMR(CD(?t、)δ2.56 (S、 3 
)、 6.7〜7.5(m、 3)、 11.9(sy
 1)実施例1゜ 金属ナトリウム25gをエタノール500m1に加えて
溶解し、これにしゆう酸ジエチル66.3gと5−フル
オロ−2−ヒドロキシアセトフェノン70gを加え、1
時間還流した。冷却後、エタノールを減圧下に留去し、
残留物に2N−塩酸水溶液500m1加え、塩化メチレ
ンで抽出した。塩化メチレン層を無水硫酸マグネシウム
で乾燥後、塩化メチレンを留去し、残留物に酢酸230
m/と濃塩酸230m/を加え1.5時間還流した。冷
却後、析出物を戸数し、水洗い、乾燥することにより6
−フルオロクロモン−2−カルボン酸81gを得た(収
率86%)。
液体クロ・マドグラフィーによる純度は99%であった
融 点 252.0〜253、O’C(分解)MasS
、x、ベクトル、(mle)208(M )t  16
3(M+−COOH) IR(KBr) 2300−3300 (br、)、 
t 740(s)。
1640(31,1590(s) cm”’HNMR(
DMSO−da>δ6.86 (S、  IH)、 7
.5〜7.9(m、3H) 実施例2゜ ナトリウムエトキシド17.7 gをエタノール13C
)I/に溶解させ、これにしゆ5酸ジエチル9.5gと
5−フルオロ−2−ヒドロキシアセトフェノン10gを
加えて1時間還流した他は実施例1とほぼ同様に反応を
行なった。反応終了後、沈澱物を戸数することにより6
−フルオロクロモン−2−カルボン酸8.6gを得た。
(収率65%)。
クロマトグラフィーによる純度は99%であった。
融  点  251.5−252.5°C(分解)発明
の効果 糖尿病合併症の治療剤として有効な6−フルオロ−2,
3−ジヒドロ−2151−ジオキソ−スピロ(4H−1
−ベンゾビラン−4,4′−イミダゾリジン)−2−カ
ルボン酸誘導体の合成用原料として有用な6−フルオロ
クロモン−2−カルボン酸及びその有利な製造法が確立
された。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) で示される化合物 2、式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) で示される化合物を塩基の存在下で式(III)(COO
    R)_2(III) (式中、RはC_1〜C_4のアルキル基を表す)で示
    されるしゅう酸ジエステルと反応させて得られる式(I
    V) ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) (式中、Rは上記に同じ) で示される化合物を酸により閉環させることを特徴とす
    る式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) で示される化合物の製造法。
JP3929589A 1989-02-21 1989-02-21 6―フルオロクロモン―2―カルボン酸及びその製造法 Pending JPH02218675A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59130286A (ja) * 1982-12-23 1984-07-26 アイ・シ−・アイ・アメリカス・インコ−ポレイテツド クロマン誘導体、その製造方法及びα↓2−「きつ」抗作用を有する製剤組成物
JPS60132977A (ja) * 1983-12-05 1985-07-16 ジヤンセン・フアーマシユーチカ・ナームローゼ・フエンノートシヤツプ 2,2,‐イミノビスエタノールの誘導体

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59130286A (ja) * 1982-12-23 1984-07-26 アイ・シ−・アイ・アメリカス・インコ−ポレイテツド クロマン誘導体、その製造方法及びα↓2−「きつ」抗作用を有する製剤組成物
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