JP3132025B2 - (−)−ゴニオミチンの製造方法 - Google Patents

(−)−ゴニオミチンの製造方法

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JP3132025B2
JP3132025B2 JP6238991A JP6238991A JP3132025B2 JP 3132025 B2 JP3132025 B2 JP 3132025B2 JP 6238991 A JP6238991 A JP 6238991A JP 6238991 A JP6238991 A JP 6238991A JP 3132025 B2 JP3132025 B2 JP 3132025B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は生理活性化合物として有
用な新規アルカロイドである(−)−ゴニオミチンの製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】(−)−ゴニオミチンはハッソンらによ
って初めてマダカスカル島に生息する植物ゴニオマ マ
ラガッシーの根部分の樹皮から抽出単離されたアルカロ
イドであるが、その構造が新しいことから有用性が注目
されている(L. Randriambola,J. C. Qurion, C. Kan-F
an, and H. P. Husson, Tetrahedron Lett., 28, 2123
(1987)) 。ラセミ体の合成については既にハッソンらに
よって行われている(C.Hashimoto and H. P. Husson, T
etrahedron Lett., 29, 4563(1988))が、完全に立体配
置を制御した方法で光学活性体を合成したものは皆無で
あり、その工業的に優れた合成法は知られておらず久し
く待望されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、完全
に立体制御された有用なアルカロイドである(−)−ゴ
ニオミチンの効率的な製造方法を提供することである。
本発明者らは、(−)−ゴニオミチンを完全に立体配置
を制御し、なおかつ、効率的に合成する方法について鋭
意検討した結果、下記一般式(I)で示される(−)−
ジエノン(I)を出発物質とする合成方法を見出し本発
明に至った。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、一般
【0005】
【化3】
【0006】で示される光学活性ジエノン化合物を出発
原料として用い、更にN−エトキシカルボニル−2−ヨ
ードアニリンを反応させて得られたインドール誘導体を
経由することを特徴とする式
【0007】
【化4】
【0008】で示される(−)−ゴニオミチンの製造方
法である。次に本発明について更に詳細に説明する。本
発明において原料となる(−)−ジエノン(I)は、例
えばジシクロペンタジエンをセレンオキサイドを用いて
酸化することによって得られるラセミ体であるアルコー
ルあるいはそのアセチル体をトリグリセリドの加水分解
酵素としてよく知られているリパーゼによって光学分割
したのち酸化することによって効率よく得られる。(S.
Takano, K. Inomata and K. Ogasawara, J. Chem. So
c., Chem. Commun., 1591(1989)、S. Takano, K. Inoma
ta and K. Ogasawara, Chemistry Lett., 359(1989)、
S. Takano, T. Sato, K. Inomata, M. Takahashi and
K.Ogasawara, J. Chem. Soc., Chem. Commun., 290(199
0)、S. Takano, T. Sato,K. Inomata and K. Ogasawar
a, Heterocycles, 31, 411(1990)) 。
【0009】この様にして得られた(−)−ジエノン
(I)を出発物質として完全に立体配置を制御した方法
により(−)−ゴニオミチンを効率的に合成する方法に
ついて次に例示する。
【0010】
【化5】
【0011】
【化6】
【0012】
【化7】
【0013】まず、(−)−ジエノン体(I)を酢酸−
エタノール混合溶媒中、亜鉛の存在下加熱することによ
りエノン体(IIIa) の化合物が得られる。このものに塩
基性条件下ヨウ化エチルを作用させアルキル化を行うこ
とにより(IIIb)が、さらに、塩基性条件下臭化アリルを
作用させアルキル化を行うことにより(IIIc)が得られ
る。このものは、o−ジクロロベンゼン中、加熱し逆デ
ィールス・アルダー反応を行うことにより(IVa) が、さ
らに水素化リチウムアルミニウムおよびヨウ化銅から得
られる錯体により還元することによりシクロペンテノン
体(IVb)へ誘導される。このものは、カリウムt−ブト
キサイドの存在下プロパン−1,3−ジチオトシレート
を作用させジチオケタール体(V)としたのち、t−ブ
タノール、水酸化カリウム上加熱しカルボン酸(VIa)
へ、ついでジアゾメタンによりエステル化を行いメチル
エステル(VIb)が得られる。
【0014】このものは、炭酸カルシウム、ヨウ化メチ
ル上加熱し脱チオアセタール化を行うことによりアルデ
ヒド(VIc)へ、さらにトリフェニルホスフィン、トリエ
チルアミンの存在下四臭化炭素を作用させることによっ
てケテンジブロマイド(VId)へと誘導される。更にこの
ものは、低温下リチウムジイソプロピルアミド(LD
A)により処理することによりアセチレン誘導体(VIe)
に変換される。ついでこのものは、触媒量のジクロロビ
ス(トリフェニルホスフィン)パラジウムの存在下N−
エトキシカルボニル−2−ヨードアニリン(VII) と共に
加熱することによってカップリング成績体(VIII)を与え
るが、ナトリウムエチラートと共に加熱することによっ
て、インド−ルラクタム(IX)とエステル(X)の7:1
の混合物が得られる。(IX)はジシクロヘキシルボランを
用いたハイドロボレーション及び過酸化水素を用いた酸
化反応を行うことによりアルコール(XI)へ、さらにフタ
ルイミド、トリフェニルホスフィン、アゾジカルボン酸
ジイソプロピルを用いて光延反応を行った後、抱水ヒド
ラジンで処理することにより(XII) 、(XIII)を経て(XI
V) へと誘導される。
【0015】(XIV) はマンニッチ反応を施した後、ヨウ
化メチル、ついでシアン化ナトリウムを作用させ順次(X
V)、(XVI) 、(XVII)へと誘導される。(XVII)はオキシ塩
化リン中加熱した後、水素化ホウ素ナトリウムで処理す
ることによって環化生成物(XVIII) を与えるが、さらに
ジイソブチルアルミニウム(DIBAL)、水素化ホウ
素ナトリウムで処理することによってイミン(XIX) 、ア
ルデヒド(XX)を経て非天然型トランス配置である(+)
−ゴニオミチン(XXI) へ誘導される。このものは酸性条
件下、加熱処理することにより容易に異性化され、天然
型(−)−ゴニオミチン(II) へと誘導される。
【0016】以上述べた経路により、効率的に、なおか
つ立体選択性よく(−)−ゴニオミチンを得る製造方法
を発明した。上記製造方法において、反応温度、反応時
間、反応溶媒、処理方法等は、当業者の類推できる範囲
で変化させることも可能である。また、出発物質として
用いる(−)−ジエノン体の代わりに(+)−ジエノン
体を用いることにより(+)−ゴニオミチンを製造する
ことも可能である。
【0017】
【発明の効果】本発明における(−)−ゴニオミチンの
製造方法は完全に立体を制御して製造することが可能な
優れた製造方法である。
【0018】
【実施例】以下、実施例により本発明の製造方法につい
て具体的に説明する。 実施例1 天然型(−)−ゴニオミチンの製造 <第一段> エノン体(IIIa)の製造 ジエノン体(I)10.0g(68mmol) 、活性亜鉛22.5g(342m
mol)、酢酸−エタノール(1:3)混合溶媒180ml の混
合物を5時間還流した。反応液をエーテルで抽出しエー
テル層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で
順次洗浄した後無水硫酸マグネシウムで乾燥し減圧下に
溶媒を留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー
により精製しエノン体(IIIa)9.29g(収率92%)を得た。
このものの各種スペクトルデーターは次の如くよく目的
物の構造を支持した。
【0019】IR (cm-1) ; 17201 H-NMR;1.3-1.7(m, 3H), 1.8-2.3(m, 3H), 2.8-3.1(m,
3H),3.1-3.3(m, 1H), 6.06-6.30(m, 2H) MS(m/z) ;148 (M+ ), 66 〔α〕D 30 -268.1 °(c 1.03, CHCl3) 。
【0020】<第二段> エチル体(IIIb)の製造 カリウムt−ブトキシド3.56g(31.7mmol) 、テトラヒド
ロフラン(以下THFと略す)100ml の混合物に<第一
段>で得たエノン体(IIIa)4.27g 、THF15mlの混合物
を滴下し45分攪拌した。このものにヨウ化エチル4.6ml
(57.7mmol) を加え10分攪拌、更に−30℃で30分攪拌し
た後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた。反応液
をエーテルで抽出しエーテル層を飽和炭酸水素ナトリウ
ム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥し減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲ
ルクロマトグラフィーにより精製しエチル体(IIIb)3.04
g(収率60%)を得た。このものの各種スペクトルデータ
ーは次の如くよく目的物の構造を支持した。
【0021】IR (cm-1) ; 17251 H-NMR;0.82(t, 3H), 1.1-1.9(m, 10H), 2.8-2.9(m, 2
H), 2.95(m, 1H),3.20(m, 1H), 6.06(dd, 1H), 6.25(d
d, 1H) MS(m/z) ;176 (M+ ), 66 〔α〕D 30 -273.5 °(c 1.28, CHCl3) 。
【0022】<第三段> アリル体(IIIc)の製造 カリウムt−ブトキシド5.21g(46.5mmol) 、THF130m
l の混合物に<第二段>で得たエチル体(IIIb)6.82g 、
THF20mlの混合物を−30℃で滴下し20分攪拌した。こ
のものに臭化アリル6.7ml(77.5mmol) を加え10分間攪拌
した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた。反応
液をエーテルで抽出しエーテル層を飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄した後、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥し減圧下に溶媒を留去した。残渣をシ
リカゲルクロマトグラフィーにより精製しアリル体(III
c)7.91g(収率95%)を得た。このものの各種スペクトル
データーは次の如くよく目的物の構造を支持した。
【0023】IR (cm-1) ; 17201 H-NMR;0.75(t, 3H), 1.2-2.2(m, 8H), 2.8-3.0(m, 3
H), 3.15(m, 1H),4.9-5.0(m, 2H), 5.44-5.90(m, 1H),
6.0-6.2(m, 2H) MS(m/z) ;216 (M+ ), 66 〔α〕D -172.8°(c 1.13, CHCl3) 。
【0024】<第四段> シクロペンテノン体(IVa) の
製造 アリル体(IIIc)7.91g(36.6mmol) 、o−ジクロロベンゼ
ン160ml の混合物を24時間還流した後、シリカゲルクロ
マトグラフィーにより精製しシクロペンテノン体(IVa)
4.94g( 収率90%)を得た。このものの各種スペクトル
データーは次の如くよく目的物の構造を支持した。
【0025】IR (cm-1) ; 17051 H-NMR;0.76(t, 3H), 1.42-1.70(m, 2H), 4.93-5.16
(m, 2H),5.30-5.85(m, 1H), 6.15(dt, 1H), 7.66(dt, 1
H) MS(m/z) ;150 (M+ ), 122 〔α〕D -18.2 °(c 1.01, CHCl3) 。
【0026】<第五段> シクロペンタノン体(IVb) の
製造 水酸化リチウムアルミニウム1.25g(32.9mmol) 、THF
80mlの混合物に−75℃でHMPA25ml、ヨウ化銅0.63g
(3.29mmol) を順次加え、30分攪拌した。ここに<第四
段>で得たシクロペンテノン体(IVa)4.94g(32.9mmol)、
THF20mlの混合物を加え30分攪拌した後、アンモニア
水を加えた。析出した結晶をセライトを用いて濾別し、
濾液をエーテルにより抽出した。エーテル層を飽和炭酸
水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄した後、
無水硫酸マグネシウムで乾燥し減圧下に溶媒を留去し
た。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し
シクロペンタノン体(IVb)4.58g (収率91%)を得た。こ
のものの各種スペクトルデーターは次の如くよく目的物
の構造を支持した。
【0027】IR (cm-1) ; 17301 H-NMR;0.84(t, 3H), 1.48(q, 2H), 1.8-2.0(m, 4H),
2.1-2.3(m, 4H),4.92-5.02(m, 1H), 5.13(m, 1H), 5.48
-5.94(m, 1H) MS(m/z) ;152 (M+ ), 67 〔α〕D 28 -22.7°(c 0.99, CHCl3) 。
【0028】<第六段> ジチオケタール体(V)の製
造 カリウムt−ブトキシド15.8g(141mmol)、t−ブタノー
ル60ml、THF140mlの混合物に<第五段>で得たシク
ロペンタノン体(IVb)7.13g(47mmol)、THF30mlの混合
物を氷冷下滴下し30分攪拌した。このものに1,3−プ
ロパンジチオールジトシレートのTHF溶液を加え20分
間攪拌したのち飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え
た。反応液をエーテルで抽出しエーテル層を飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄した後、無
水硫酸マグネシウムで乾燥し減圧下に溶媒を留去した。
残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製しジチ
オケタール体(V)9.57g(収率79.5%)を得た。このも
のの各種スペクトルデーターは次の如くよく目的物の構
造を支持した。
【0029】IR (cm-1) ; 17201 H-NMR;0.89(t, 3H), 1.47-2.62(m, 12H), 3.40-3.75
(m, 2H),4.95-5.03(m, 1H), 5.13(m, 1H), 5.54-6.0(m,
1H) MS(m/z) ;256 (M+ ), 132 〔α〕D 29 -47.6°(c 1.07, CHCl3) 。
【0030】<第七段> ジチオアセタール体(VIb) の
製造 <第六段>で得たジチオケタール体(V)1.43g(5.59mm
ol) 、t−ブタノール20mlの混合物に水酸化カリウム1.
57g(27.9mmol) を加え75℃で12時間攪拌した。氷冷下濃
塩酸を加え酸性とした後、エーテルで抽出しエーテル層
を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗
浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し減圧下に溶媒
を留去し残渣としてカルボン酸を得た。
【0031】このものをエーテル10mlに溶解しジアゾメ
タンを加え攪拌した。溶媒を留去した後、残渣をシリカ
ゲルクロマトグラフィーにより精製し、ジチオアセター
ル体(VIb)1.20g ((V)よりの収率74.6%)を得た。こ
のものの各種スペクトルデーターは次の如くよく目的物
の構造を支持した。 IR (cm-1) ; 17301 H-NMR;0.81(t, 3H), 1.48-2.21(m, 8H), 2.33(d, 2
H), 2.79-2.93(m, 4H),3.67(s, 3H), 3.98(t, 1H), 4.9
9(m, 1H), 5.13-5.16(m, 1H),5.46-5.84(m, 1H) MS(m/z) ;288 (M+ ), 119 〔α〕D 31 -39.5°(c 1.10, CHCl3) 。
【0032】<第八段> ジブロミド体(VId) の製造 <第七段>で得たジチオアセタール体(VIb)4.16g(14.4m
mol)、炭酸カルシウム7.2g(72.2mmol)、ヨウ化メチル8.
0ml 、10%アセトニトリル水溶液の混合物を50分還流し
た。水を加えエーテルで抽出しエーテル層を飽和食塩水
で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し減圧下に
溶媒を留去し、残渣としてアルデヒド体(VIc)を得た。
【0033】このものをジクロロメタン60mlに溶解し、
氷冷下攪拌しながら、トリエチルアミン6.0ml(43.2mmo
l) 、トリフェニルホスフィン15.1g(57.6mmol) 、四臭
化炭素9.5g(28.8mmol)を順次加えた。ジクロロメタンを
加え抽出したのち有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液、飽和食塩水で順次洗浄した後、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥し減圧下に溶媒を留去し残渣をシリカゲルクロ
マトグラフィーにより精製しジブロミド体(VId) 4.20g
(収率82.4%)を得た。このものの各種スペクトルデー
ターは次の如くよく目的物の構造を支持した。
【0034】IR (cm-1) ; 17251 H-NMR;0.81(t, 3H), 1.49-1.76(m, 4H), 1.88-2.16
(m, 2H), 2.35(d, 2H),3.69(s, 3H), 5.0(m, 1H), 5.11
-5.21(m, 1H), 5.46-5.92(m, 1H),6.36(t, 1H) MS(m/z) ;142 (M+ ) 〔α〕D 30 -6.1°(c 0.95, CHCl3) 。
【0035】<第九段> アセチレン体(VIe) の製造 ジイソプロピルアミン5.5ml(39.1mmol) 、THF55mlの
混合物に−75℃でブチルリチウム(1.6M ヘキサン溶
液)22.6ml(35.6mmol)を加え15分、続いて、−30℃で15
分攪拌した。再度−75℃とし、<第八段>で得たジブロ
ミド体(VId)4.20g(11.9mmol)、THF15mlの混合物を滴
下し30分攪拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加
えた後、エーテルで抽出しエーテル層を飽和食塩水で洗
浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し減圧下に溶媒
を留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより
精製しアセチレン体(VIe)2.43g (収率100 %)を得た。
このものの各種スペクトルデーターは次の如くよく目的
物の構造を支持した。
【0036】IR (cm-1) ; 17351 H-NMR;0.81(t, 3H), 1.48-2.22(m, 7H), 2.34(d, 2
H), 3.68(s, 3H),4.99(m, 1H), 5.16(m, 1H), 5.46-5.9
1(m, 1H) 〔α〕D 29 -6.65°(c 1.04, CHCl3) 。 <第十段> カップリング成績体(VIII)の製造 <第九段>で得たアセチレン体(VIe)2.43g(12.5mmol)、
N−エトキシカルボニル−2−ヨードアニリン(VII)4.0
1g(13.8mmol)、トリエチルアミン50ml、ヨウ化銅157mg
(0.83mmol) 、PdCl2 (PPh3)2 316mg(0.45mmol) の混合
物を30分間還流した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を
加え、ジクロロメタンで抽出し有機層を飽和食塩水で洗
浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し減圧下に溶媒
を留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより
精製し、カップリング成績体(VIII)3.63g(収率81.3%)
を得た。このものの各種スペクトルデーターは次の如く
よく目的物の構造を支持した。
【0037】IR (cm-1) ; 3240, 17301 H-NMR;0.85(t, 3H), 1.34(t, 3H), 1.67(q, 2H), 1.8
5-2.10(m, 2H),2.29-2.53(m, 3H), 3.67(s, 3H), 4.25
(q, 2H), 5.04(m, 1H),5.18(m, 1H), 5.50-5.88(m, 1
H), 6.85-7.03(m, 1H),7.18-7.37(m, 3H), 8.11(d, 1H) MS(m/z) ;357 (M+ ), 127 〔α〕D 30 -8.45°(c 0.82, CHCl3) 。
【0038】<第十一段> 環化生成物(IX)の製造 ナトリウム1.24g(53.8mmol) をエタノール35mlに溶解
し、ここに<第十段>で得たカップリング成績体(VIII)
1.92g、トリエチルアミン0.037ml(0.27mmol) 、エタノ
ール5mlの混合物を加え3時間還流した。氷冷下濃塩酸
を加え酸性とした後、エーテルで抽出し無水硫酸マグネ
シウムで乾燥し減圧下に溶媒を留去した。残渣をエーテ
ル10mlに溶解しジアゾメタンを加え攪拌した。溶媒を留
去した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより
精製し、環化生成物(IX)0.95g(収率69.8%)及び化合物
(X)0.225gを得た。このものの各種スペクトルデータ
ーは次の如くよく目的物の構造を支持した。
【0039】IR (cm-1) ; 16731 H-NMR;0.96(t, 3H), 1.61-2.07(m, 4H), 2.26-2.77
(m, 2H), 3.03(t, 3H),5.04(m, 1H), 5.18(m, 1H), 5.6
0-6.06(m, 1H), 6.28(s, 1H),7.14-7.51(m, 3H), 8.43-
8.54(m, 1H) MS(m/z) ;253 (M+ ) 〔α〕D 26 -57.6°(c 0.79, CHCl3) 。
【0040】<第十二段> フタロイド(XII) の製造 <第十一段>で得た環化生成物(IX) 2.63g(10.4ml)、T
HF40mlの混合物に、氷冷下ジシクロヘキシルボラン(1
5.6mmol)のTHF20ml溶液を滴下し30分攪拌した後、水
15ml、10%水酸化ナトリウム水溶液 4.2ml、30%過酸化
水素水溶液を順次滴下した後、30分攪拌した。エーテル
を加え抽出しエーテル層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液、飽和食塩水で順次洗浄した後、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥し減圧下に溶媒を留去し、残渣をシリカゲルク
ロマトグラフィーにより精製しアルコール体(XI) 2.61g
を得た。
【0041】更に、このアルコール体(XI) 2.61g、トリ
フェニルホスフィン3.28g(12.5mmol) 、フタルイミド1.
84g(12.5mmol) 、THF50mlの混合物に氷冷下アゾジカ
ルボン酸ジイソプロピル2.5ml(12.5mmol) を加え20分攪
拌した。溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルクロマト
グラフィーにより精製しフタロイド(XII)3.23g (収率7
7.6%)を得た。このものの各種スペクトルデーターは
次の如くよく目的物の構造を支持した。
【0042】IR (cm-1) ; 1720, 16681 H-NMR;0.92(t, 3H), 1.22-2.05(m, 8H), 3.01(t, 2
H), 3.69(m, 2H),6.26(s, 1H), 7.16-7.48(m, 3H), 7.6
2-7.87(m, 4H),8.34-8.51(m, 1H) MS(m/z) ;400 (M+ ), 212 〔α〕D 29 -30.8°(c 0.92, CHCl3) 。
【0043】<第十三段> インドール体(XIV) の製造 フタロイド(XII) 3.23g(8.07mmol) 、抱水ヒドラジン1.
6ml(32.3mmol) 、エタノール60mlの混合物を1.5 時間還
流した。セライトを加えて濾過を行い、濾さいはジクロ
ロメタンで洗浄した。溶媒を留去したのち、残渣をシリ
カゲルクロマトグラフィーにより精製しインドール体(X
IV) 1.82g(収率83.5%)を得た。このものの各種スペク
トルデーターは次の如くよく目的物の構造を支持した。
【0044】IR (cm-1) ; 3360, 3210, 16051 H-NMR;0.90(t, 3H), 1.5-2.3(m, 8H), 2.45-2.89(m,
2H), 3.27(br, 1H),6.19(s, 1H), 6.35(br, 1H), 6.94-
7.32(m, 3H), 7.45-7.55(m, 1H),8.70(br, 1H) MS(m/z) ;470 (M+ ), 127 〔α〕D 30 -34.4°(c 0.48, MeOH) mp; 208-209℃。
【0045】<第十四段> シアノメチル体(XVII)の製
造 インドール体(XIV) 502mg(1.86mmol) 、N,N−ジメチ
ルメチレンアンモニウムクロライド261mg 、ジクロロメ
タン12mlの混合物を室温で30分攪拌した。10%水酸化ナ
トリウム水溶液を加えジクロロメタンで抽出し、有機層
を炭酸カリウムで乾燥した後、溶媒を留去し粗製のジメ
チルアミノ体(XV)を得た。次にこのものにメタノール10
ml、ヨウ化メチル5mlを加え室温において5分間攪拌し
た後、溶媒を留去し粗製のヨウ化メチル塩(XVI) を得
た。このものにジメチルホルムアミド10ml、シアン化ナ
トリウム118mg を加え100 ℃で10分攪拌した後、酢酸エ
チルを加え攪拌した。水で数回、飽和食塩水で洗浄した
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し溶媒を留去した後、
残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製しシア
ノメチル体(XVII)446mg(収率77.6%)を得た。シアノメ
チル体(XVII)の各種スペクトルデーターは次の如くよく
目的物の構造を支持した。
【0046】IR (cm-1) ; 3254, 16451 H-NMR;0.90(t, 3H), 1.5-2.3(m, 8H), 2.45-3.12(m,
2H), 3.34(m, 2H),3.75(s, 2H), 6.17(br, 1H), 7.07-
7.35(m, 3H), 7.47-7.57(m, 1H),9.12(br, 1H) MS(m/z) ;309 (M+ ), 127 〔α〕D 29 -30.8°(c 1.26, MeOH) mp; 161-162℃。
【0047】<第十五段> 四環化合物(XVIII) の製造 <第十四段>で得たシアノメチル体(XVII) 446mg(1.44m
mol)、オキシ塩化リン0.81ml(8.66mmol)、トルエン10ml
の混合物を2時間還流した後、溶媒を留去しメタノール
8mlを加えた。このものに氷冷下水素化ホウ素ナトリウ
ム109mg(2.89mmol) を加え20分間攪拌したのち水を加え
ジクロロメタンで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥し溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルクロ
マトグラフィーにより精製し四環化合物(XVIII) 354mg
(収率83.9%)を得た。このものの各種スペクトルデー
ターは次の如くよく目的物の構造を支持した。
【0048】IR (cm-1) ; 33201 H-NMR;0.89(t, 3H), 1.13-2.02(m, 8H), 2.72-3.05
(m, 4H),3.23-3.44(m, 1H), 3.68(s, 2H), 4.63(s, 1
H), 6.99-7.19(m, 2H),7.38-7.52(m, 1H), 8.35-8.56
(m, 1H) MS(m/z) ;293 (M+ ), 56 〔α〕D +104.1°(c 1.26, CHCl3) mp; 121.5-123℃ <第十六段> 非天然型ゴニオミチン(XXI) の製造 <第十五段>で得た四環化合物(XVIII) 150mg(0.512mmo
l)、ジクロロメタン4mlの混合物に−70℃で1M 水素化
ジイソブチルアルミニウムトルエン溶液0.77ml(0.768mm
ol) を加え10分攪拌した。飽和塩化アンモニウム水溶
液、ジクロロメタン、1.5N硫酸を順次加え攪拌した後、
有機層を分離し無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒
を留去し残渣をエタノール水に溶解し、氷冷下水素化ホ
ウ素ナトリウム29mg(0.768mmol) を加え30分攪拌した。
溶媒を留去しジクロロメタンを加え抽出し、水、飽和塩
化ナトリウム水溶液で順次洗浄した後、無水硫酸マグネ
シウム上で乾燥した。溶媒を留去した後、残渣をシリカ
ゲルクロマトグラフィーにより精製し非天然型ゴニオミ
チン(XXI) 75mg(収率49.1%)を得た。このものの各種
スペクトルデーターは次の如くよく目的物の構造を支持
した。
【0049】IR (cm-1) ; 3390, 33081 H-NMR;0.90(t, 3H), 1.2-2.01(m, 11H), 2.6-3.1(m,
4H),3.25-3.45(m, 1H), 3.84(t, 2H), 4.64(s, 1H), 7.
01-7.16(m, 2H),7.39-7.54(m, 1H), 8.34-8.52(m, 1H) MS(m/z) ;298 (M+ ), 267 〔α〕D 29 +110.7°(c 0.97, CHCl3) mp; 140-142℃。
【0050】<第十七段> 天然型ゴニオミチン(II)の
製造 <第十六段>で得た非天然型ゴニオミチン(XXI) 50mg
(0.168mmol) 、メタノール−塩酸−水混合物(90:3:
7)の混合物を30分加熱した後、溶媒を留去しジクロロ
メタンを加え攪拌した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウ
ム水溶液、飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した
後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留去した
後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し
天然型(−)−ゴニオミチン(II)41mg(収率82.0%)を
得た。このものの各種スペクトルデーターは次の如くよ
く目的物の構造を支持した。また、融点及び比旋光度は
文献(L.Randriambola, J. C. Qurion, C. Kan-Fan, and
H. P. Husson, Tetrahedron Lett., 28, 2123(1987))
で報告された天然物のデータとよく一致していた。
【0051】IR (cm-1) ; 32881 H-NMR;0.85(t, 3H), 1.05-2.02(m, 9H), 2.28-3.15
(m, 7H),3.73(t, 2H), 4.75(s, 1H), 7.02-7.51(m, 4H) MS(m/z) ;298 (M+ ), 267 〔α〕D -87.1°(c 0.42, CHCl3) (文献値 〔α〕D 20 -80°(c 0.9, CHCl3) mp; 149-150℃ (文献値 150 ℃)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 Tetrahedron Let t.,Vol.29,No.36,p.4563 −4566 Tetrahedron Let t.,Vol.28,No.19,p.2123 −2126 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 471/00 - 471/22 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I) 【化1】 で示される光学活性ジエノン化合物を出発原料として用
    い、これを位置選択的還元方法に付してそのカルボニル
    基に隣接する二重結合のみを還元し式(IIIa) 【化8】 で示されるケトン化合物を得、このケトン化合物に対し
    そのカルボニル基のα’位に位置選択的にエチル基とア
    リル基を導入して式(IIIc) 【化9】 で示される化合物を得、この化合物から逆ディールス・
    アルダー反応を経て式(IVa) 【化10】 で示されるシクロペンテノン化合物を得ることからなる
    第1工程、このシクロペンテノン化合物の二重結合を水
    素化還元した後そのカルボニル基のα’位にジチオアセ
    タール骨格を導入して式(V) 【化11】 で示される化合物とし、このものを塩基性条件下で処理
    してその五員環構造を開環し式(VIa) 【化12】 で示されるカルボン酸化合物を得ることからなる第2工
    程、このカルボン酸化合物をアルキルエステル化した
    後、そのジチオアセタール骨格を脱保護して式(VIc) 【化13】 で示されるアルデヒド化合物とし、このアルデヒド化合
    物を四臭化炭素とのウィッティッヒ反応に付して式(VI
    d) 【化14】 で示されるエステル化合物を得、このエステル化合物を
    塩基存在下で処理してそのジブロモオレフィン部を三重
    結合に変換し式(VIe) 【化15】 で示されるアセチレン化合物を得ることからなる第3工
    程、このアセチレン化合物と式(VII) 【化16】 で示されるアニリン化合物をカップリングさせて式(VI
    II) 【化17】 で示される成積体を得、これを塩基性条件下で処理して
    式(IX) 【化18】 で示されるインドール誘導体を得ることからなる第4工
    程、このインド−ル誘導体をハイドロボレ−ション及び
    酸化反応に付して式(XI) 【化19】 で示される、アルキル鎖末端に水酸基を有する化合物を
    得、この水酸基を光延反応に付してアミノ基に変換し、
    次いで抱水ヒドラジンで処理して式(XIV) 【化20】 で示されるラクタム化合物を得ることからなる第5工
    程、このラクタム化合物をN,N’-ジメチルメチレンアン
    モニウムクロリドとマンニッヒ反応させることにより式
    (XV) 【化21】 で示される化合物とした後、ヨウ化メチルとシアン化ナ
    トリウムを順次作用させてそのジメチルアミノ基をシア
    ノ基に変換し式(XV11) 【化22】 で示されるシアン化合物を得ることからなる第6工程、
    このシアン化合物をオキシ塩化リン中で加熱した後水素
    化ホウ素ナトリウムで処理することにより式(XV11I) 【化23】 で示される環化生成物を得ることからなる第7工程、こ
    の環化化合物を還元剤で処理することにより式(XIX) 【化24】 で示されるイミン化合物を経て式(XXI) 【化25】 で示される非天然型(+)−ゴニオミチンを得ることか
    らなる第8工程、およびこの非天然型(+)−ゴニオミ
    チンを酸性条件下で加熱処理することにより式(II) 【化26】 で示される天然型(−)−ゴニオミチンを得ることから
    なる第9工程、以上の各工程を含む天然型(−)−ゴニ
    オミチンの製造方法。
  2. 【請求項2】 第1工程において式(I)で示される光
    学活性ジエノン化合物の還元に用いられる還元剤が亜鉛
    末である請求項1に記載の天然型(−)−ゴニオミチン
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 第3工程において式(VId)で示される
    エステル化合物を処理する際の塩基がリチウムジイソプ
    ロピルアミンである請求項1または2に記載の天然型
    (−)−ゴニオミチンの製造方法。
  4. 【請求項4】 第4工程においてアセチレン化合物と式
    (VII)で示されるアニリン化合物のカップリング反応
    がジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム
    の存在下で行われることを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれか1項に記載の天然型(−)−ゴニオミチンの製造
    方法。
  5. 【請求項5】 第4工程において式(VIII)で示される
    成積体の塩基性条件下の処理に用いられる塩基がナトリ
    ウムエチラ−トである請求項1〜4のいずれか1項に記
    載の天然型(−)−ゴニオミチンの製造方法。
  6. 【請求項6】 第5工程において式(IX)で示されるイ
    ンド−ル誘導体をハイドロボレ−ションする際に用いら
    れるホウ素化合物がジシクロヘキシルボランである請求
    項1〜5のいずれか1項に記載の天然型(−)−ゴニオ
    ミチンの製造方法。
  7. 【請求項7】 第5工程において式(XI)で示される化
    合物を光延反応に付す際の反応剤がフタルイミドである
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の天然型(−)−ゴ
    ニオミチンの製造方法。
  8. 【請求項8】 第8工程において式(XV11I)で示され
    る環化生成物を処理する還元剤がジイソブチルアルミニ
    ウムと水素化ホウ素ナトリウムである請求項1〜7のい
    ずれか1項に記載の天然型(−)−ゴニオミチンの製造
    方法。
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Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Tetrahedron Lett.,Vol.29,No.36,p.4563−4566

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