JPH02216209A - 偏心鞘芯型複合紡糸口金装置 - Google Patents

偏心鞘芯型複合紡糸口金装置

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JPH02216209A
JPH02216209A JP1035780A JP3578089A JPH02216209A JP H02216209 A JPH02216209 A JP H02216209A JP 1035780 A JP1035780 A JP 1035780A JP 3578089 A JP3578089 A JP 3578089A JP H02216209 A JPH02216209 A JP H02216209A
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中嶋 定明
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    • D01D5/00Formation of filaments, threads, or the like
    • D01D5/28Formation of filaments, threads, or the like while mixing different spinning solutions or melts during the spinning operation; Spinnerette packs therefor
    • D01D5/30Conjugate filaments; Spinnerette packs therefor
    • D01D5/34Core-skin structure; Spinnerette packs therefor
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S425/00Plastic article or earthenware shaping or treating: apparatus
    • Y10S425/217Spinnerette forming conjugate, composite or hollow filaments

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は偏心鞘芯型複合紡糸口金装置に関し、さらに詳
しくは2種の紡糸液を偏心鞘芯型に複合紡糸するための
紡糸口金装置に関するものである。
〔従来の技術〕
通常用いられている偏心鞘芯型複合紡糸口金装置は、同
心鞘芯型複合紡糸口金と兼用されることが多い。この同
心鞘芯型複合紡糸口金は、円形の口金装置であり、鞘芯
型複合糸を紡出するための紡糸孔を備えた口金板と、芯
成分および鞘成分を紡糸孔に分配するための導入孔を備
えた分配板とで構成され、口金板の背面と分配板の腹面
ば比較的狭隘でない空間域を有し、紡糸孔と芯成分導入
孔が同じ直径の環状に配列され、鞘成分導入孔は芯成分
導入孔環状配列の内側または外側一方に穿設されている
。また芯成分導入孔と紡糸孔の間は、狭隘な間隙を形成
するために芯成分導入孔または紡糸孔の一方が平坦な突
起状になっているか、芯成分導入孔が単独の突起状をな
しており、該突起が紡糸孔入口に挿入され、芯成分が個
々に紡糸孔に導入され、比較的狭隘でない空間域に帯留
する鞘成分が輻射状または流れ込むように紡糸孔に導入
され、鞘芯型複合糸を形成して紡糸孔から紡出される。
この口金装置で同心鞘芯型複合糸を紡糸するには、芯成
分導入孔と紡糸孔を同軸に位置して行われるが、偏心鞘
芯型複合糸を紡糸する際には、分配板または口金板を回
転移動させて芯成分導入孔と紡糸孔を任意の偏心軸に位
置させて固定される。
この際の偏心は、芯成分導入孔環状配列と紡糸孔環状配
列のいずれか一方を同軸上または偏心軸上で角度変位す
る方法がとられる。
しかし、このような紡糸口金装置においては、比較的少
ない紡糸孔が疎らに配置された口金では容易に同心また
は偏心鞘芯型複合糸を得ることができるが、多数の紡糸
孔を密に配置しようとする場合には均一性のよい同心ま
たは偏心鞘芯型複合糸を得ることができない。
すなわち、突起を設けるための精密切削加工に多大の工
数を要し、非常に高価な装置となるのみならず、芯成分
導入孔と紡糸孔の環状配列を同軸上で角度変位する場合
は、1重の環状配列でのみ可能であるが、偏心軸上で角
度変位する場合は、紡糸孔人口の大きさに規制され、精
密な偏心カムまたは偏心位での穿孔加工を必要とし、偏
心のための角度変位の余地や該突起を設置する余地さえ
事実上確保できず、紡糸孔密度を5個7ci以上にする
ことは困難である。
また芯成分導入孔と紡糸孔の間を狭隘な間隙にした場合
、前記構造の紡糸口金では、狭隘間隙(帯域)で発生す
る鞘成分の通過抵抗によって該鞘成分を紡糸孔の周辺に
流入させるものであるから、紡糸孔を密に配置するため
に突起の面積を小さくすると、前記帯域における口金板
と背板との間隙を一層狭くしなければならない。したが
って、紡糸中に原液中の異物や流れを阻害し易く、長時
間安定に紡糸することが困難になるのみならず、口金板
や背板表面の微小突起は口金の洗浄や組立作業中に用傷
を受け易く、寿命が短い等多くの問題点を有する。
また偏心鞘芯型複合紡糸において、一般に狭隘帯域の間
隙は鞘成分重合体の粘度が低ければ小さく、該粘度が高
ければ大きくする必要があり、またこの間隙は、芯成分
および鞘成分として用いられる重合体の種類や組み合せ
、紡糸温度や押出量等の種々の紡糸条件に基いて最適な
値に設定させねばならず、従来の狭隘帯域間隙が固定さ
れた紡糸口金装置ではこれらの条件が変るごとに別々の
紡糸口金装置を用いる必要があった。
上述のような問題点を解決する装置として、本出願人は
、特開昭62−37126号公報に示す紡糸口金装置を
提案した。しかし、この装置は同心鞘芯型複合紡糸を製
造する装置であり、この装置を使用して偏心鞘芯型の複
合紡糸を製造することは不可能であった。
[発明が解決しようとする課題〕 本発明の目的は、単糸間の繊度の均一性ならびに任意の
偏心度および芯成分断面を有する均一性に優れた、複合
斑のない偏心鞘芯型複合繊維を長時間に亘って安定に紡
糸することができ、また各種の繊維原料に対する広範な
紡糸条件に対応が可能であり、かつ構造が簡単で工作が
極めて容易で、口金全面に多数の紡糸孔を配置して生産
性を向上させることができる偏心鞘芯型複合紡糸口金装
置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、偏心鞘芯型複合糸口金の上記現状に鑑み
、鋭意研究の結果、紡糸口金の構造を工夫することによ
って多種の重合体紡糸条件に対して普遍的に対応が可能
で、芯成分の偏心度が均一で、単繊維間の品質変動や経
時的な品質変動が小さく、かつ極めて多数の紡糸孔を密
接して設けた偏心鞘芯型複合紡糸口金装置を、容易な工
作で経済的に製作することができることを見出し、本発
明に到達した。
すなわち、本発明は、偏心鞘芯型複合紡糸口金であって
、該口金は、複合糸の鞘成分原液および芯成分原液をそ
れぞれ受け入れる原液溜が隔壁を挟んで前後に配された
キャンプと、原液を濾過するためのフィルターと、フィ
ルターを通過した原液を前後の分配溝に交互に分配する
ための導入孔を有するフィルター支持材を兼ねた第1分
配板と、背面には平行かつ等間隔の直線状分配溝が前後
方向に削設され、その平坦な腹面には上記分配溝で分配
された原液を後記偏心調整板に導く圧力調整孔が穿孔さ
れた第2分配板と、背面には偏心作用をする偏心溝が同
一形状で前後、左右規則的方向に削設され、平坦な腹面
には偏心溝によって偏心した鞘芯成分原液を後記口金板
に導くための導入孔を有する偏心調整板と、前記第2分
配板の芯成分圧力調整孔および偏心調整板の偏心鞘芯成
分導入孔と同軸となる位置に紡糸孔が穿孔された平坦な
背面を有する口金板と、前記第2分配板と偏心調整板の
間に狭隘で均一な間隙を形成するためのスペーサーとか
らなり、前記第2分配板の腹面に穿たれた鞘成分圧力調
整孔が、正方形または長方形の格子の交点に位置するよ
うに配置され、かつ芯成分圧力調整孔が、相隣る4個の
鞘成分調整孔が形成する四角形の2本の対角線の交点に
配置されていることを特徴とする偏心鞘芯型複合紡糸口
金装置に関する。
本発明の偏心鞘芯型複合紡糸口金装置においては、前記
スペーサー12の厚みが0.15〜0.’7mmである
ことが好ましく、また前記偏心溝15の深さがllll
ff1〜5mmであり、かつ偏心溝15の平面の面積が
第2分配板9の相隣る4個の鞘成分圧力調整孔11A巾
心点で形成される四角形の面積内で、該面積に対して1
0〜90%であることが好ましい。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により詳しく説明する。
第1図は、本発明の一実施例を示す偏心鞘芯型複合紡糸
口金装置の断面(一部省略)図、第2図は、第1図の第
1分配板7の背面図、第3図は、第1図の第2分配板9
0部分背面図、第4図は、第2分配板、スペーサー、偏
心調製板および口金板の関係を示す断面図である。
第1図の装置は、複合糸の鞘成分原液および芯成分原液
をそれぞれ受け入れる原液溜3A、3が隔壁4を挾んで
前後に配されたキャップ1と、原液を濾過するだめのフ
ィルター6と、フィルター〇を通過した原液を後記節2
分配板9の分配溝10A、10に交互に分配するための
導入孔8A、8を有するフィルター支持材を兼ねた第1
分配板7と、背面には平行かつ等間隔の直線状分配溝1
0A、10が前後方向に削設され、その平坦な腹面には
上記分配溝で分配された原液を後記偏心調整板14に導
く圧力調整孔11A、11が穿孔された第2分配板9と
、背面には偏心作用をする偏心溝15が同一形状で前後
、左右規則的方向に削設され、平坦な腹面には偏心溝1
5によって偏心した鞘芯成分原液を後記口金+7i17
に導くための導入孔16を有する偏心調整Fi14と、
前記第2分配板の芯成分圧力調整孔11および偏心調整
板の偏心鞘芯成分導入孔16と同軸となる位置に紡糸孔
18が穿孔された平坦な背面を有する口金板17と、前
記第2分配板9と偏心調整板14の間に狭隘で均一な間
隙13を形成するためのスペーサー12とからなる。
第1分配板7は、フィルター6の支持体として機能する
と共に、第2分配板9の背面に、実質的に平行かつ等間
隔に削設された直線状の芯成分分配溝10および鞘成分
分配溝10Aにそれぞれ対応する成分を分配供給するた
めの芯成分導入孔8および鞘成分導入孔8Aを有しく第
2図参照)、第2分配板9において、芯成分分配溝10
と鞘成分分配溝10Aは交互に位置し、かつ第1列およ
び最終列はいずれも鞘成分分配溝10Aに充当される(
第3図参照)。
第2分配板の腹面において、鞘成分圧力調整孔11Aは
、正方形または長方形格子の交点に位置するように配置
され、芯成分圧力調整孔11は相隣る4個の鞘成分圧力
調整孔lIAが形成する四角形の2本の対角線の交点に
配置される。偏心調整板14には、その下部に位置する
口金板17の紡糸孔18と同数の偏心溝15が同一形状
かつ規則的な方向で削設され、また第2分配板9の芯成
分圧力調整孔11と同軸の位置に導入孔16が穿設され
る。さらに口金板17には、偏心調整板14の導入孔1
6と同軸の位置に紡糸孔18が穿設される。
このような構成において、芯成分Cおよび鞘成分Sは、
キャップ1に独立分離して設けられた流入孔2.2Aを
通り、隔壁4で仕切られたそれぞれの原液溜3.3Aに
導かれ、隔離帯5を有するフィルター6を通って第1分
配板7に達する。
第1分配板7によって第2分配板9の各分配溝に供給さ
れた芯成分(Cで表示)および鞘成分(Sで表示)は、
分配溝10、IOAの底に穿設された芯成分圧力調整孔
11および鞘成分圧力調整孔11Aを経て第2分配板9
の腹面から狭隘な帯域13中に排出される。
鞘成分圧力調整孔11Aから排出された鞘成分は、狭隘
な帯域13に充満し、さらに偏心調整板14に削設され
た偏心溝15に流入して規則的な流量差を生じ、芯成分
圧力調整孔11から排出される芯成分を規則的な偏心量
で包み込みながら紡糸孔18に流入し、偏心鞘芯型複合
紡糸として紡出される。
本発明の装置においては、前記スペーサー12の厚みが
0.15〜0.711101であることが好ましく、ま
た前記偏心溝15の深さが1 mm〜5 +nmであり
、かつ偏心溝15の平面の面積が第2分配板9の相隣る
4個の鞘成分圧力調整孔ILA中心点で形成される四角
形の面積内で、該面積に対して10〜90%であること
が好ましい。
前記スペーサーの厚みがO,15mm未満では紡糸中に
原液中の異物や流れを阻害し易く、長時間安定に紡糸す
ることが困難となり、またスペーサーの厚みが0.7 
+++mを超えると、その隙間において鞘成分が芯成分
に与える押圧に均一性がなくなり、偏心度の均一性がな
くなる。
また前記溝の深さが1IIIII+未満では、第2分配
板9の鞘成分圧力調整孔11Aから狭隘帯域13へ流入
した鞘成分が四方に分散するとき、該流量に差を生じ難
く、芯成分−・充分な偏心効果を与えられないことがあ
る。また溝の深さが5 mmを超えると、偏心調整板1
4の導入孔16において鞘成分が芯成分に与える押圧に
均一性がなくなり、偏心度の均一な偏心鞘芯型複合糸を
得ることができないことがある。
さらに前記面積の割合が10%未満では、第2分配板9
の鞘成分圧力調整孔11Aから狭隘帯域13へ流入した
鞘成分が四方に分散するとき、2該流量に差を生じ難く
、芯成分へ充分な偏心効果を得られないことがある。ま
た90%を超えると、単糸間の偏心度の均一性がなくな
り、偏心溝15の位置によっては芯成分が露出した複合
糸になることがある。
さらに本発明の装置においては、(a)偏心溝15が導
入孔16と同数削設され、かつ偏心溝15の平面形状が
導入孔16の中心点を通過する偏心方向の直接に対して
対称とするか、または(b)偏心溝15が導入孔16の
前後または左右方向の配列数と同数削設され、かつ該偏
心溝に配列された導入孔16の中心点を結ぶ直線に対し
て非対称として偏心溝15を偏心調整板14に配置する
ことができる。従って偏心調整板14の偏心溝15の平
面形状を選定することにより、芯成分の断面形状を容易
に調整でき、かつ単糸間の繊度の均一性が良好で複合斑
のない偏心鞘芯型複合糸を得ることができる。
第5図は、本発明の偏心溝15の平面形状とそれに対応
した複合系断面の一例を示す図である。
図において、(1)は同心鞘芯型複合糸を得る場合であ
り、(2)〜0つは前記(a)によって、また0(i)
〜00は前記(b)によって偏心鞘芯型複合系を得る場
合である。
偏心溝15の形状を円形に削設した偏心調整板14を用
いた場合は、芯成分が円形断面の偏心鞘芯型複合糸にな
り、偏心溝15の形状を楕円に削設した偏心調整板14
を用いた場合は、芯成分が楕円断面の偏心鞘芯型複合系
になり、偏心溝15の形状を長溝に削設した偏心調整板
14を用いた場合は、芯成分が長溝方向に押圧されて変
形した断面の偏心鞘芯型複合糸になる。
また偏心鞘芯型複合糸の断面形状は、偏心調整板14の
偏心溝の削設方向により、偏心方向の直線に対して非対
称または対称になり、例えば、偏心方向の直線に対して
対称となる断面形状の偏心鞘芯型複合糸を得るためには
第2分配板9の鞘成分圧力調整孔11Aの配列によって
異なる。該配列が長方形の場合は、偏心調整板14の導
入孔16の中心を左右または前後に結ぶ直線に対して対
称の偏心溝15を削設した偏心調整機工4が使用され、
該配列が正方形の場合は、偏心調整板14の導入孔16
の中心を左右、前後または頭数1もしくは−lの傾斜角
で結ぶ直線に対して対称の偏心溝15を削設した偏心調
整板が使用される。
偏心の方向は、偏心調整板1・1の導入孔16の中心点
を通る一方が最小面積であり他方が最大面積であるよう
に分割する直線に対し直角方向で、かつ最大面積部から
最小面積部方向となる。偏心度の調整は、該最小面積部
と該最大面積部の比率を調整することによってでき、最
大面積部/最小面積部の値が1に近くなるに従って偏心
度が小さくなり、分割線の一方向だけに偏心溝15を削
設した場合が、該偏心溝にあっては最も偏心した断面形
状の偏心鞘芯型複合糸になる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、下記の効果が得られる。
(1)偏心調整板14の偏心溝15の偏心度を選定する
ことにより複合糸断面の偏心度を調整でき、かつ、偏心
度の均一性が良好な偏心鞘芯型複合糸を得ることができ
る。
(2)多数の紡糸孔を密度高(配置し、しかも比較的単
純な工作で精度良い口金装置を経済的に製作することが
可能となり、また得られた口金装置は損傷を受け難く長
寿命でありその取扱いに細心の注意を要しない。また紡
糸孔の密度は5個/ ci以上とする、:とができる。
(3)非常に広い狭隘帯域13を配置することが可能と
なり、従って該帯域13の間隙を広く設定することが可
能となり異物による狭隘帯域の閉塞の発生がなく長時間
安定な運転が可能となる。
(4)狭隘帯域13の隙間が可変であり、スペーナ−1
2を変換することにより自由に設定できる。
従って、安価に製作可能なスペーサー12を変換するこ
とによって容易に狭隘帯域13の間隙を自在に調整する
ことが可能であり、1個の紡糸口金装置本体で広範な紡
糸条件に対応することが可能となり極めて経済的である
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す偏心鞘芯型複合紡糸
口金装置の断面(一部省略)図、第2図は、第1図の第
1分配板7の背面図、第3図は、第1図の第2分配板9
の部分背面図、第4図は、第2分配板、スペーサー、偏
心調製板および口金板の関係を示す断面図、第5図は、
本発明の偏心溝15の平面形状とそれに対応した複合糸
断面の一例を示す図である。 1・・・キャップ、3・・・芯成分導入孔、3A・・・
鞘成分導入孔、6・−・フィルター、7・・・第1成分
板、8・・・芯成分導入孔、8A・・・鞘成分導入孔、
9・・・第2分配板、10・・・芯成分分配溝、IOA
・・・鞘成分分配溝、11・・・芯成分圧力調整孔、I
IA・・・鞘成分圧力調整孔、12・・・スペーサー 
13・・・帯域、14・・・偏心調整板、15・・・偏
心溝、16・・・導入孔、17・・・口金板、18・・
・紡糸孔。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)偏心鞘芯型複合紡糸口金であって、該口金は、複
    合糸の鞘成分原液および芯成分原液をそれぞれ受け入れ
    る原液溜3A、3が隔壁4を挟んで前後に配されたキャ
    ップ1と、原液を濾過するためのフィルター6と、フィ
    ルター6を通過した原液を前後の分配溝10A、10に
    交互に分配するための導入孔8A、8を有するフィルタ
    ー支持材を兼ねた第1分配板7と、背面には平行かつ等
    間隔の直線状分配溝10A、10が前後方向に削設され
    、その平坦な腹面には上記分配溝で分配された原液を後
    記偏心調整板14に導く圧力調整孔11A、11が穿孔
    された第2分配板9と、背面には偏心作用をする偏心溝
    15が同一形状で前後、左右規則的方向に削設され、平
    坦な腹面には偏心溝15によって偏心した鞘芯成分原液
    を後記口金板17に導くための導入孔16を有する偏心
    調整板14と、前記第2分配板の芯成分圧力調整孔11
    および偏心調整板の偏心鞘芯成分導入孔16と同軸とな
    る位置に紡糸孔18が穿孔された平坦な背面を有する口
    金板17と、前記第2分配板9と偏心調整板14の間に
    狭隘で均一な間隙13を形成するためのスペーサー12
    とからなり、前記第2分配板9の腹面に穿たれた鞘成分
    圧力調整孔11Aが、正方形または長方形の格子の交点
    に位置するように配置され、かつ芯成分圧力調整孔11
    が、相隣る4個の鞘成分調整孔11Aが形成する四角形
    の2本の対角線の交点に配置されていることを特徴とす
    る偏心鞘芯型複合紡糸口金装置。
  2. (2)スペーサー12の厚みが、0.15〜0.7mm
    であることを特徴とする請求項(1)記載の偏心鞘芯型
    複合紡糸口金装置。
  3. (3)偏心溝15の深さが1mm〜5mmであり、かつ
    偏心溝15の平面の面積が、第2分配板9の相隣る4個
    の鞘成分圧力調整孔11Aの中心点で形成される四角形
    の面積に対して10〜90%であることを特徴とする請
    求項(1)または(2)記載の偏心鞘芯型複合紡糸口金
    装置。
  4. (4)偏心溝15が導入孔16と同数削設され、かつ偏
    心溝15の平面形状が導入孔16の中心点を通過する偏
    心方向の直線に対して対称であることを特徴とする請求
    項(1)ないし(3)記載の偏心鞘芯型複合紡糸口金装
    置。
  5. (5)偏心溝15が導入孔16の前後または左右方向の
    配列数と同数削設され、かつ該偏心溝に配列された導入
    孔16の中心点を結ぶ直線に対して非対称であることを
    特徴とする請求項(1)ないし(3)記載の偏心鞘芯型
    複合紡糸口金装置。
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