JPH0221148Y2 - - Google Patents

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JPH0221148Y2
JPH0221148Y2 JP1983131142U JP13114283U JPH0221148Y2 JP H0221148 Y2 JPH0221148 Y2 JP H0221148Y2 JP 1983131142 U JP1983131142 U JP 1983131142U JP 13114283 U JP13114283 U JP 13114283U JP H0221148 Y2 JPH0221148 Y2 JP H0221148Y2
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JP
Japan
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clamp
mold
die
bolt
disk
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JP1983131142U
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  • Punching Or Piercing (AREA)
  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、プレス金型やモールド金型におい
て、その主体となる、例えばパンチ、ダイあるい
はキヤビテイブロツク等を、それを保持する部
材、例えばホルダ、プレートに対して迅速、かつ
確実に固定できるようにしたクランプ装置に関す
るものである。
近時、製品の多様化にともない、プレス金型あ
るいはモールド金型分野においても多品種少量生
産化の傾向にあり、ロツト数の減少に伴つて、金
型の頻繁な交換をきたしている。
したがつて、生産コストの低減、作業効率の向
上を図る上からは、金型段取り時間を短縮化する
ことが必要となり、このような要請に応えて、迅
速金型交換システム、いわゆるクイツクダイチエ
ンジシステム(Quick Die Change System)が
生まれている。
一方、金型自体を安価に、かつ早く製作し、少
ロツトにおいても十分経済的に採算のとれる製造
技術に対する検討も行われ始めている。その一つ
の方向としては、製品ごとに作らねばならない部
材は、可能なかぎり少なくし、汎用性の高い部材
は、共通して使用することである。
例えば、プレス金型においては、その都度作ら
なければならないものとして、所要形状のパン
チ、ダイ、ストリツパ等の金型部材が掲げられ、
また、モールド金型では、キヤビテイ、コア、エ
ジエクタ等がある。また汎用部材としては、プレ
ス金型におけるダイセツト、パンチリテーナ、ダ
イリテーナ、ストリツパプレート、スプリング、
ストリツパボルト等の金型保持部材及び金型標準
部品があり、モールド金型では取付け板、キヤビ
テイリテーナ、受け板、スペーサブロツク、エジ
エクタプレート等により構成される、いわゆるモ
ールドベースが汎用部材となる。
しかして、これらの金型保持部材に、製品ごと
にそのつど製作される部材を着脱自在に交換して
作業を行えるようにすれば、生産コストを低減す
る上からは、きわめて有利となる。
この場合、上述した部材の交換を可能にさせる
ためには、金型の標準化、すなわち、製品ごとに
製作される部材と、これらの部材が着脱自在に装
着されるセツト側部材の標準化が基本となること
はいうまでもない。
一方、これを機構上からみれば、金型部材の保
持部材に対する固定方法が重要となる。すなわ
ち、金型部材が完全な互換性を有し、交換によつ
てアライメントに変動がなく、安定して強固確実
に固定し得るものでなければならないし、さらに
保持部材を分解することなく交換操作が迅速に行
えなければならない。
これらを解決するものとして、例えば第1図
a,bに示すような方法が考えられる。
この第1図a,bは、プレス金型を例にとつた
場合であつて、第1図aは概略側断面図、同図b
は、要部拡大断面図を示している。
すなわち、ダイホルダ1とパンチホルダ2から
成るダイセツトに対して、ダイリテーナ4によ
り、ダイ3をダイホルダ1上に保持固定させ、ま
たパンチホルダ2の下面に、バツキングププレー
ト7、パンチリテーナ6により、パンチ5を保持
固定させる。
さらに、周囲にスプリング11が介装されたス
トリツパボルト9によりストリツパプレート8が
パンチホルダ2に対して吊下保持され、そのスト
リツパプレート8に対してストリツパインサート
10がボルトにより直接保持固定される。
このような構成になる金型において、例えば前
記ダイリテーナ4に対するダイ3の固定方法を代
表例とすれば、それは第1図bに示すように行う
ことができる。
すなわち、ダイ3及びダイリテーナ4に共通に
形成された凹所にワツシヤ14を挿入し、ボルト
13を前記ダイリテーナ4に対して締め込むこと
により、ワツシヤ14で前記ダイ3を押圧、固定
せしめる構成である。この場合、締め付け部材と
しては、ボルト13及びワツシヤ14に代えて、
第2図aに示すように、ボルトとワツシヤを一体
構造としたフランジ付ボルト13aを用いてもよ
い。しかしながら、この構造ではダイ3を交換す
る際にはダイリテーナ4からボルト部を完全に離
脱しなければならず、交換に時間を要する欠点が
ある。
また、第2図bに示すように、フランジ部に切
り欠き部15を形成し、ボルト部を回転させるこ
とにより、ダイ3の着脱スペースを確保して、ダ
イ3の交換を可能にする構成も考えられる。
しかしながら、この構造では、完全に締め付け
た状態で切り欠き部15がどの位置になるかわか
らないから実用的ではない。
さらに、上記3例のクランプ機構では、たとえ
ばダイリテーナ4のクランプ面4aと、ダイ3の
クランプ面3aの高さが異なれば片締めになる
が、その高さをそろえることは工作上の隘路にな
るという問題点もある。
本考案は、上記の問題点に鑑みてなされたもの
であり、例えば、プレス金型、モールド金型にお
いて、金型部材の各種ホルダ、プレートに対する
交換及び固定が迅速、かつ確実に行えるようなク
ランプ装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成する本考案のクランプ装置
は、ボルトとクランプデイスクの2部分からな
り、ボルトの回転を両者間に介在させた摩擦部材
の摩擦力により、クランプデイスクに伝達する。
そしてこのクランプデイスクは、ボルトのゆるめ
位置では、金型部材が着脱自在な形状となつてお
り、反対にボルトを締め方向に回せば、このクラ
ンプデイスクが金型部材とその保持部材を橋絡保
持する構成になり、かつ前記金型部材とその保持
部材間に、クランプデイスクのゆるめ位置と締め
位置を規制するためのストツプ機構を配設した構
成になるものである。
以下、第1図と同一機能の部分には、同一符号
を付して示す図面により本考案の一実施例を説明
する。
第3図はaは、その平面図、同図b,cは第3
図a中のb−b線及びc−c線に沿う各断面図で
ある。
第3図において、20,21は、本考案の要部
であるボルト及びクランプデイスクである。クラ
ンプデイスク21は、ボルト20の頭下部に遊嵌
している。クランプデイスク21の内周面には、
凹溝が形成され、この凹溝内に摩擦部材としての
ゴムリング22が配設されている。
そして、このゴムリング22により、ボルト2
0及びクランプデイスク21が摩擦係合する構成
になるものである。また、このクランプデイスク
21には、金型部材であるダイ3の外形に適合す
る切欠き部24が形成されている。25は、ダイ
リテーナ4に植設されたストツプピンであり、ク
ランプデイスク21の回転範囲を規制するストツ
プ機構を構成する。
この場合、前記ストツプピン25の植設位置
は、ダイリテーナ4の凹欠部平面のいずれの位置
でもよいが、クランプデイスク21の回転範囲を
最小にとるには、第3図aに示す位置がよい。
さらに21aは、前記クランプデイスク21下
面の第3図aに鎖線で示す位置に形成された突起
部である。以上により、本考案のクランプ装置3
0が構成される。
しかして、上記構成において、ボルト20をゆ
るめ方向に回転させると、前記ボルト20の締め
付け力が弱まり、摩擦部材としてのゴムリング2
2と前記ボルト20との摩擦力により、ボルト2
0の回転につれ、クランプデイスク21が回転す
る。そして、前記クランプデイスク21に形成さ
れた溝26の溝壁26aがストツプピン25に突
当り、クランプデイスク21の回転が停止する。
この位置でダイリ3が取り出し可能に形成された
切り欠き部24がダイ3の外周壁と対面し、ダイ
リテーナ4に対するダイ3の着脱が自由となる。
次に、ダイ3をダイリテーナ4に、前記クラン
プデイスク21によつて固定する場合には、ボル
ト20を締け付け方向に回転させる。すると、ゴ
ムリング22を介してクランプデイスク21も摩
擦力により共に回転し、ダイ3の凹欠部3b内
に、クランプデイスク21の切欠いていない部分
が入り込む。そして、クランプデイスク21に形
成された溝26の溝壁26bがストツプピン25
に衝突し、前記クランプデイスク21は、締め付
け位置に到着して回転を停止するが、さらに、前
記ボルト20をゴムリング22の摩擦力に抗して
回転させてねじ込めば、前記クランプデイスク2
1の下面に形成されている突起部21aによつ
て、ダイ3、ダイリテーナ4のクランプ面3a,
4aが橋絡押圧され、前記ダイ3が前記ダイリテ
ーナ4に強固に保持固定されることになる。
そのうえ、図示実施例では、クランプデイスク
21はボルト20に遊嵌されているので、傾きに
対する若干の自由度を持ち、かつ突起部21a
は、前記クランプデイスク21から突出している
ため、第4図に示すようにダイ3と、ダイリテー
ナ4のクランプ面3a,4aの位置が多少異なつ
ても突起部21aが、前記クランプ面3a,4a
に押圧できる状態にあり、両者のクランプが確実
に行われることになる。
ところで、上述した実施例では、ボルト20の
回転をクランプデイスク21に伝達する摩擦部材
としてゴムリングを用いた例を示しているが、こ
の摩擦部材の材質としては、ゴムに限定されるこ
となく、例えば、合成樹脂など適当な摩擦抵抗を
持ち、容易に変形可能な材質から何でもよい。ま
た、ボルト20及びクランプデイスク21に対す
る装着構造も、前述した実施例ばかりでなく、例
えば、第5図aに示すように、クランプデイスク
21とボルト20との間すべてに、摩擦部材22
aを介在する構造でもよい。
あるいは、第5図bに示すように、クランプデ
イスク21の下面に摩擦部材25bを、ボルト2
0に螺合したナツク27で押圧するようにし、摩
擦部材22bを介して、ボルト20の回転をクラ
ンプデイスク21に摩擦伝達する構造も採用でき
るものである。
また、前記突起部21aは、第3図aに示すよ
うに3点固定に限定されることなく、2点固定あ
るいは4点固定でもよい。また、前記突起部21
aの形状も、前述の実施例に限定されることなく
クランプデイスクの外縁にそつた扇形に形成され
てもよい。
さらに、ストツプピン25を第3図bに示す実
施例とは、逆にクランプデイスク21側に植設
し、溝26をダイリテーナ4側に形成するように
してもよい。
ところで、本考案によるクランプ装置は、ダイ
リテーナ4に対するダイ3の固定に使用される場
合のみに適用されるのではなく、その他の金型部
材を保持部材に着脱自在に固定保持する場合にも
適用できることはもちろんである。
例えば、第6図に示すように、ストリツパイン
サート10をストリツパプレート8に固定保持し
たり、パンチ5をパンチリテーナ6に固定保持す
る際等にも、本考案によるクランプ装置30を適
用すれば、その着脱がきわめて容易になるもので
ある。
また、本考案によるクランプ装置は、プレス金
型部材に対する着脱のほか、モールド金型部材の
着脱にも使用できることはいうまでもない。
したがつて本考案によるクランプ装置を使用す
ることにより、プレス金型及びモールド金型等の
金型保持部材に対する金型部材の着脱が、わずか
にボルトを回転させるだけで迅速かつ確実に行う
ことができ、金型迅速交換、いわゆるクイツクダ
イチエンジの効果が大であつて、多品種少量生産
下における金型材料コスト及び金型製造コストの
大幅な低減と、段取り時間等の大幅な短縮が図ら
れる効果がある。
また、クランプデイスクは、ボルトに対して若
干の自由度を持ち、かつクランプ部がクランプデ
イスク下面から突出して配設されているために、
金型保持部材と金型部材のクランプ面の位置が多
少異つていても片締めするような無理がかから
ず、平均した力で締め付けることができ効果があ
る。
さらに、クランプデイスクはボルトを回転させ
るだけで、正確な締め付け位置あるいは、開放位
置に自動的に停止するため、操作性がよく、きわ
めて簡単な構造で場所をとらず、複雑な金型構造
の場合も使用できるなど、得られる効果はきわめ
て大である。
【図面の簡単な説明】
第1図aは、従来のプレス金型における固定方
法を説明するための概略側断面図、同図bは、第
1図a中の要部拡大断面図、第2図a,bは従来
の他のクランプ装置を示す図、第3図aは本考案
によるクランプ装置の一実施例を示す平面図、同
図b及びcは、第3図a中のb−b及びc−c断
面図、第4図は本考案のクランプ装置の他の適用
例を示す図、第5図a,bは、本考案のクランプ
装置のそれぞれ異なる他の実施例を示す図、第6
図は本考案によるクランプ装置の他の適用例を示
す図である。 3…ダイ、3b…ダイの凹欠部、4…ダイリテ
ーナ、5…パンチ、6…パンチリテーナ、20…
ボルト、21…クランプデイスク、21a…突起
部、22…ゴムリング、24…切り欠き、25…
ストツプピン、26…溝、30…クランプ装置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 金型保持部材に、金型部材を着脱自在に保持
    固定させるためのクランプ装置において、一部
    に前記金型部材の外形形状に適合する切欠き部
    を有し、他部が前記金型保持部材のクランプ面
    を橋絡する形状のクランプデイスクと前記金型
    保持部材に螺合し、かつ前記クランプデイスク
    が遊嵌するボルトと、このボルトと前記クラン
    プ部材間に介在し、前記ボルトの回転をクラン
    プデイスクに摩擦伝達する摩擦部材と、前記金
    型保持部材あるいはクランプデイスクのいづれ
    か一方に植設され、他方に形成された溝に係合
    して、前記クランプデイスクの回転範囲を規制
    するストツプ機構を備えた構成になるクランプ
    装置。 (2) 前記クランプデイスクの下面には、前記金型
    保持部材のクランプ面に接触する突起部が形成
    された実用新案登録請求の範囲第1項記載のク
    ランプ装置。
JP13114283U 1983-08-26 1983-08-26 クランプ装置 Granted JPS6038627U (ja)

Priority Applications (1)

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JP13114283U JPS6038627U (ja) 1983-08-26 1983-08-26 クランプ装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP13114283U JPS6038627U (ja) 1983-08-26 1983-08-26 クランプ装置

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Publication Number Publication Date
JPS6038627U JPS6038627U (ja) 1985-03-18
JPH0221148Y2 true JPH0221148Y2 (ja) 1990-06-07

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ID=30296582

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JP13114283U Granted JPS6038627U (ja) 1983-08-26 1983-08-26 クランプ装置

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JP (1) JPS6038627U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1992013657A1 (en) * 1991-02-04 1992-08-20 Institute Of Technology Precision Electrical Discharge Work's Punch die set

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5255480U (ja) * 1975-10-20 1977-04-21

Patent Citations (1)

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JPS5255480U (ja) * 1975-10-20 1977-04-21

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1992013657A1 (en) * 1991-02-04 1992-08-20 Institute Of Technology Precision Electrical Discharge Work's Punch die set

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JPS6038627U (ja) 1985-03-18

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