JPH0620563Y2 - ロクロ用カメ板の着脱装置 - Google Patents

ロクロ用カメ板の着脱装置

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JPH0620563Y2
JPH0620563Y2 JP1989061128U JP6112889U JPH0620563Y2 JP H0620563 Y2 JPH0620563 Y2 JP H0620563Y2 JP 1989061128 U JP1989061128 U JP 1989061128U JP 6112889 U JP6112889 U JP 6112889U JP H0620563 Y2 JPH0620563 Y2 JP H0620563Y2
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turtle
base plate
plate
rotary table
radial
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泰三 山田
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泰三 山田
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Description

【考案の詳細な説明】 「技術分野」 本考案は、陶芸のロクロ作業に際し、回転テーブル上に
固定して用いるカメ板の着脱装置に関する。
「従来技術およびその問題点」 ロクロ作業におけるカメ板は一般に、壺等の大物を作る
際、ロクロ成型後に、回転テーブルから歪みなく外すた
めに用いられてきた。ところが従来品は、粘土を用いて
回転テーブルに固定しているため、水平および中心が取
りにくく、かつ着脱の作業性が悪い。またロクロ作業中
に外れて、作成中の成型品が壊れてしまうことがあっ
た。特に土殺しの作業においては、大きな力が加わるた
め、回転テーブルからカメ板が外れやすい。
「考案の目的」 本考案は、このような従来品の問題点を解消し、確実に
水平および中心を取ることができ、着脱の作業性に優
れ、作業中に外れることないカメ板の着脱装置を得るこ
とを目的とする。
「考案の概要」 本考案は、カメ板を回転テーブル上に着脱するために、
カメ板と回転テーブル以外の第三の部材としてベースプ
レートを用い、このベースプレートを回転テーブルに対
して容易に着脱可能とするとともに、このベースプレー
ト上にさらにカメ板を容易に着脱可能としたものであ
る。
すなわち本考案は、ロクロの回転テーブルに装着するベ
ースプレートと、このベースプレート上に着脱可能なカ
メ板とを設け、このベースプレートには、その裏面に回
転テーブルを嵌合させる円形凹部を、その表面に、回転
テーブルの回転中心を中心とする放射方向の等角度間隔
の3本以上の突起または溝を形成し、カメ板には、その
裏面に、ベースプレートの突起または溝に放射方向の等
角度間隔の嵌合する溝または突起を形成したことを特徴
としている。
ベースプレートの表面の放射方向の突起または溝は、交
差部分に粘土が付着するのを防止し、清掃をしやすくす
るために、粘土回転テーブルの中心部において切除する
ことが好ましい。
またベースプレートの裏面の円形凹部の周縁には、回転
テーブルによって弾性変形される複数の係止突起を設け
ると、回転テーブルへのベースプレートの固定をより確
実にかつ簡単に行なうことができる。
「考案の実施例」 以下図示実施例について本考案を説明する。全体として
円形をなす一定厚さのベースプレート11は、その裏面
に、円形開口12を有する。この円形開口12の直径D
は、ロクロ13の回転テーブル14の直径dに対応し
て、隙間なく嵌合するように設定されている。この円形
開口12の周縁には、直径Dより僅かに内方に位置する
複数(この実施例では4個)の弾性係止突起15が等角
度間隔で設けられている。この弾性係止突起15は、こ
の実施例では、合成樹脂材料からなる円筒体から形成さ
れていて、円形開口12を回転テーブル14に嵌める
と、弾性変形し、ベースプレート11を回転テーブル1
4上に固定する係止力を発揮する。同時に円形開口12
の中心と回転テーブル14の中心を一致させる作用をす
る。
ベースプレート11の表面には、円形開口12の中心を
中心とする放射方向突起16が等角度間隔で設けられて
いる。この放射方向突起16は、一定幅を有するもの
で、ベースプレート11を木製としたとき、シンチュウ
等の金属材料から形成することが望ましい。この放射方
向突起16は、この実施例では、4本設けられている
が、3本以上であればよい。またこの放射方向突起16
は、ベースプレート11の中心部分において切除されて
いる。これは中心部分で交差していると、粘土が付着し
やすく、清掃が面倒だからである。もっとも、中心部の
切除長さが大きいと、着脱可能なカメ板の最小径が大き
くなるから、両者を勘案して切除長さを決定する。
他方全体として円形をなす平板状のカメ板20には、そ
の裏面に、ベースプレート11の放射方向突起16と放
射方向の位置および幅の一致する放射方向溝21が形成
されている。この放射方向溝21は、放射方向突起16
とできるだけ隙間なく嵌合する正確な幅に加工する。こ
のカメ板20は、複数用意して、ベースプレート11の
放射方向突起16に、選択的に装着するものである。目
的に応じ、径の異なるものを用意することができるが、
その放射方向溝21の放射方向の位置とベースプレート
11の放射方向突起16の位置が一致していることを要
する。
上記構成の本装置は従って、カメ板20を用いたロクロ
作業を行なう場合には、ロクロ13の回転テーブル14
上に、ベースプレート11の円形開口12を嵌める。す
ると弾性係止突起15が弾性変形して、回転テーブル1
4上に確実にベースプレート11が固定状態とされる。
ベースプレート11の水平は、ベースプレート11を平
行に形成し、かつベースプレート11および回転テーブ
ル14上を清潔にすることによって保証される。
次にこのベースプレート11上に、放射方向突起16と
の位置を一致させて、カメ板20をかぶせ、放射方向突
起16と放射方向溝21を嵌め合わせる。すると、放射
方向突起16と放射方向溝21は、放射方向に3本以上
が設けられているから、ベースプレート11とカメ板2
0のセンタが自動的に一致し、かつ横方向の力をカメ板
20に加えても動くことがない。そしてベースプレート
11の上面とカメ板20の下面とを密着させれば、自動
的にカメ板20の水平が出る。勿論カメ板20は平行平
面板である。
また、放射方向突起16と溝21は、等角度間隔で形成
されているため、ベースプレート11とカメ板20のセ
ンタが一致していない状態において、任意の1本の突起
16と溝21を嵌合させ、そのまま両者のセンタが一致
する方向にカメ板20をスライドさせると、センタが一
致したとき、残りの突起と溝を同時に嵌合させることが
できる。このため、ベースプレート11に対するカメ板
20の装着作業性が非常によい。
回転テーブル14を回転させてカメ板20上でロクロ作
業を行なって成形が終了したら、カメ板20をベースプ
レート11から外す。この際には、カメ板20を単に持
ち上げればよい。
以下同様にして、異なるカメ板20をベースプレート1
1上に着脱して、ロクロ作業を行なうことがでできる。
なおベースプレート11の円形開口12周縁に設けた弾
性係止突起15は、円形開口12の直径Dを回転テーブ
ル14のdに正確に一致させれば、省略することが可能
である。
「考案の効果」 以上のように本考案によれば、ロクロ上にカメ板を固定
するために、回転テーブルに装着するベースプレートを
設け、このベースプレートの裏面に、回転テーブルを嵌
合させるための円形凹部を設けるとともに、その表面
に、回転テーブルの回転中心を中心とする放射方向の等
角度間隔の3本以上の突起または溝を形成し、カメ板に
は、その裏面に、ベースプレートの突起または溝に嵌合
する、放射方向の溝または突起を形成したから、回転テ
ーブルの突起または溝をカメ板の溝または突起に嵌合さ
せるという簡単な作業で、カメ板の水平と中心を出すこ
とができる。
特に、任意の1本の溝と突起を嵌合させた状態でベース
プレートに対してカメ板をスライドさせることにより、
簡単に残りの溝と突起を嵌合させることができるので、
カメ板の装着作業性が非常によい。
また放射方向の突起と溝の嵌合関係で、カメ板を固定す
るために、大小のカメ板を一つのベースプレート上に自
由に着脱することができる。よって成形品の大きさを選
ばない。
さらにベースプレートは、その裏面の円形開口によって
回転テーブルと嵌合状態とされるから、ベースプレート
が不用意に動くことがなく、従って作業中にカメ板が外
れたり動くことがない。
【図面の簡単な説明】
第1図はロクロの回転テーブルと、これに装着するベー
スプレートの裏面の形状を示す斜視図、第2図は同ベー
スプレートの表面とカメ板の裏面の形状を示す斜視図、
第3図は回転テーブル上にベースプレートとカメ板を装
着した状態の斜視図、第4図はベースプレートの裏面
図、第5図は同表面図、第6図はカメ板の裏面図であ
る。 11…ベースプレート、12…円形開口、13…ロク
ロ、14…回転テーブル、15…弾性係止突起、16…
放射方向突起、20…カメ板20、21…放射方向溝。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロクロの回転テーブルに装着するベースプ
    レートと、このベースプレート上に着脱可能なカメ板と
    からなり、 上記ベースプレートは、その裏面に上記回転テーブルを
    嵌合させる円形凹部を、その表面に、回転テーブルの回
    転中心を中心とする放射方向の等角度間隔の3本以上の
    突起または溝をそれぞれ有し、 上記カメ板は、その裏面に、ベースプレートの上記突起
    または溝に嵌合する放射方向の等角度間隔の溝または突
    起を有することを特徴とするロクロ用カメ板の着脱装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1において、ベースプレートの表面
    の放射方向の突起または溝は、回転テーブルの中心部に
    おいて切除されているロクロ用カメ板の着脱装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、ベースプレートの裏面
    の円形凹部の周縁には、回転テーブルによって弾性変形
    される複数の係止突起が設けられているロクロ用カメ板
    の着脱装置。
JP1989061128U 1989-05-26 1989-05-26 ロクロ用カメ板の着脱装置 Expired - Lifetime JPH0620563Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989061128U JPH0620563Y2 (ja) 1989-05-26 1989-05-26 ロクロ用カメ板の着脱装置

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH031008U JPH031008U (ja) 1991-01-08
JPH0620563Y2 true JPH0620563Y2 (ja) 1994-06-01

Family

ID=31589102

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4668422B2 (ja) * 1999-02-16 2011-04-13 ルーベック カンポヴェッロ, リミテッド ライアビリティ カンパニー 汎用通信プロトコル変換機
JP6553667B2 (ja) * 2017-03-24 2019-07-31 株式会社ハーメックス 手回しろくろの外部回転駆動ユニット

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JPS555237U (ja) * 1978-06-26 1980-01-14
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JPS6372552U (ja) * 1986-10-30 1988-05-14

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JPH031008U (ja) 1991-01-08

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