JPS5825401Y2 - 柱状物用表示板の取付具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電柱等のような柱状物に標示札或は各種の形状
の表示板をサイズに制約なく大きさの異なるものでも自
由にかつ簡単確実に取付は固定するための取付具に関す
るものである。

従来、電柱のような柱状物に標示札を取付けるためには
、コンクリート柱の場合には成形時に所定個所の周表面
に予めナツトを埋め込んで釦き、また、鋼柱では所定個
所に溶接等によりナツトを取付け、このナツトを利用し
ているが、例えば工事に際しての表示、或は広告媒体と
しての表示板を取付ける場合には柱状物に受止めるため
の設備が設けられてないために、表示板を直接貼り付け
たり、或は表示板の隅角等に孔を設けてこの孔に針金や
紐を通して柱状物に結び付ける等して取付けているため
に手数が掛かり、さらに前者の場合は用済み後の取除き
かう１くいかず、汚ならしさが残り、また後者の場合に
はずり下がる等して安定が悪く、見栄えも劣るといった
ような問題があった。

本考案はこのような問題を解消して、各種表示板をサイ
ズや個数に制約なく簡単にしかも確実に取付けることが
できる取付具を提供することを目的とするものであり、
取付具は基体の周縁より裏面側に向けて側壁を形成し、
該基体の表面にねじ孔を設けると共に、前記側壁の対向
位置にベルト挿通孔を開設した受止部材と、前記ねじ孔
に着脱自在に螺着する止めねじとで構成される。

そして受止部材のベルト挿通孔に緊締ベルトを挿通して
、この際締ベルトを柱状物に周回させ、所望高さ位置で
締付けて固定し、この固定された受止部材上に予め取付
孔を設けた表示板を当てがい、止めねじによって締付は
固定するようにして使用されるものである。

以下に本考案の実施例を図面と共に説明する。

第１図に訃いて１は受止部材であり、基体２周縁より裏
面側に向けて側壁６を形成し該基体２０表面に柱状の突
部３を突設すると共に該突部３内にねじ孔４を形成する
。

そして前記側壁６の先端縁より外側へはり出す鍔片５，
５を設け、さらに左右側壁６，６の中央下部にベルト挿
通孔Ｉ、７を月向状に設けて一体に形成される。

８は前記受止部材１のねじ孔４に螺合する止めねじであ
り、締止め用の鍔部９上につ１み１０を設けて一体に形
成される。

第２図は本考案の取付具の使用状態を示すもので、同図
にネーいて１１は電柱等の柱状物、１２゜１２は緊締ベ
ルト、１３は標示札等の表示板であり、所望個所に取付
孔が設けられる。

受止部材１のベルト挿通孔７，７に緊締ベルト１２を挿
通し、この緊締ベルト１２２本を表示板１３の上下に設
けた取付孔の間隔に合わせて柱状物１１の所望高さ位置
に周回させて締付けて固定する。

そして表石板１３の取付孔を各受止部材１，１のねじ孔
４゜４に合致させ、止めねじ８，８を用いて締付けて表
示板１３を固定させる。

また、第４図は横幅の広い表示板を取付は固定する実施
例を示すものであり、各緊締ベルト１２゜１２に夫々２
個ずつ受止部材を取付けて表示板１３の四隅部を止めね
じ３で締付けて固定するようにしたものである。

このように四隅部を夫々固定することにより表示板が広
い面積を持つものであっても風に煽られることなく安定
した取付状態を保持することができる。

以上に述べたように本考案の取付具は標示孔に限らず、
例えば工事等に際しての各種の表示或は広告媒体等の表
示板をサイズや枚数に制約なく、必要に応じて随時に、
しかも複数個所にも容易にしかも確実に取付は固定する
ことができる。

そして、用済み後に撤去する必要があれば簡単に取外す
ことができ、さらに再使用することもできるといったよ
うに多くの利点がある。

【図面の簡単な説明】

図は本考案に係わるもので第１図は取付具の分解斜視図
、第２図は使用状態を示す正面図、第３図は同上断面図
、第４図は第２図と異なる使用例を示す正面図である。 １・・・受止部材、２・・・基体、６，６・・・側壁、
７゜７・・・ベルト挿通孔、８・・・止めねじ、１１・
・・柱状物、１２・・・緊締ベルト、１３・・・表示板
。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 基体の周縁より裏層側に向けて側壁を形威し、該基体の
   表面にねじ孔を設けると共に、該基体の裏面側で電柱の
   ような柱状物に巻着する緊締ベルトを挿通するためのベ
   ルト挿通孔を前記側壁層の月向位置に開設した受止部材
   と、前記基体の表面側に表示板を取着するため前記ねじ
   孔に螺着する止めねじとからなることを特徴とする柱状
   物用表示板の取付具。