JPH0221074Y2 - - Google Patents

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JPH0221074Y2
JPH0221074Y2 JP1984073782U JP7378284U JPH0221074Y2 JP H0221074 Y2 JPH0221074 Y2 JP H0221074Y2 JP 1984073782 U JP1984073782 U JP 1984073782U JP 7378284 U JP7378284 U JP 7378284U JP H0221074 Y2 JPH0221074 Y2 JP H0221074Y2
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JP
Japan
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fiber sheet
hygroscopic
deodorizing
nonwoven fabrics
cotton
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JP1984073782U
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JPS60184547U (ja
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  • Drying Of Gases (AREA)
  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は特定の液体消臭剤処理を施した上下一
対の不織布の間に吸湿性繊維シートを挾持した三
層構造よりなる消臭性繊維シートに関する。
本出願人は脱脂綿帯にスチーム加熱下に圧縮と
エンボス加工を施すことによつて脱脂綿帯の持つ
本来的な高吸湿性、吸水性を保持した上に使用時
に厚み方向に膨張することがなく、しかもエンボ
スによる強度増大を図つたユニークな綿不織布を
特願昭58−133631(特開昭60−28564号公報参照)
によつて開発し、続いてこの綿不織布の特性を生
かした上で、ツバキ科植物の葉中に含有される消
臭成分を有効成分とする液体消臭剤を含浸・乾
燥・担持させた消臭性繊維シートを特願昭59−
24164(特開昭60−468459号公報参照)にて提供し
た。更に、之に続いてこの消臭性繊維シートと組
み合わせて、シリカゲル等の吸湿材の粉粒の層も
しくは吸水性不織布を導入することによつて、そ
の消臭効果が活性炭による消臭効果を上廻る消臭
性繊維シートを特願昭59−29242(特開昭60−
174154号公報参照)にて提供した。
本考案はこの先行発明の変更もしくは発展態様
とも言うべき消臭性繊維シートであり、同じ液体
消臭剤処理を施す対象を綿不織布に代えて通常の
不織布に代替し、消臭剤処理不織布を上下に配し
その間に吸湿性繊維シートを挾挿して、不織布の
持つ消臭効果と、層間の繊維シートの吸湿脱臭と
の二重効果を発揮させんとするものである。この
吸湿性繊維シートしては既述の綿不織布(消臭剤
処理なし)を適用したり、更にこの綿不織布内に
前述の吸湿材層を層在させることも含むものであ
る。
本考案を図にとつて以下に詳述する。
上下一対宛配設される不織布1,2としてはガ
ーゼ状不織布の他に一般の不織布、即ち、繊維が
ランダムに配列されているものいづれも有効であ
り、繊維としても特に限定されるものはなく、化
学繊維単独、化学繊維と天然繊維の混繊いづれを
問わない。この不織布1,2はシートの表裏両面
に於ける曲げ、引張り、摩耗の夫々の強度を保証
すると共に内部の吸湿性繊維シート3の表裏両面
に対する毛羽立ち、脱毛を防止するためのもので
ある。
本考案で用いる液体消臭剤とは、ツバキ科植物
の葉中、すなわち、茶樹、山茶花、椿、サカキ等
の生葉中もしくはその乾燥中に含有される消臭、
脱臭効果を有する成分を、アルコール系、ケトン
系溶媒または水及びそれらの混合溶媒で描出を行
なつた淡黄色油状の液よりなるもので、その有効
成分は上記の消臭効果を持つた成分で、このもの
は白井松新薬(株)製の商品名“フレツシユシライマ
ツ”〔某デイラーでは“フレスカ”とも呼称して
いる。〕として市場入手性があり、このものは芳
香性を有し僅かに甘味を有する。上記成分の化学
的定性・定量については未だ十分な解明がなされ
ていない。その消臭効果は推定の域を出ないが、
フラバノール、フラバノール類、有機高分子等に
より包装作用、中和反応、付加反応等数十種の成
分による複合作用によるものと考えられ、アンモ
ニア、トリメチルアミン、酢酸(この他硫化水
素)に対しても優れた臭気除去率を示す。なお、
その詳細は上記会社の先に出願した特願昭55−
2927(特開昭56−100060)に記述されているので
こゝでは割愛する。本考案はこの液体消臭剤を前
記不織布にデイビング、スプレー等によつて定
着・乾燥させて担持させ消臭剤処理不織布1,2
とするものである。消臭剤の有効濃度は、特に制
限的なものはないがほゞ6%の濃度によつても最
高90%以上の高い消臭・効果を発揮する。消臭剤
処理をした不織布1,2間に挾持される吸湿性繊
維シート3は脱臭されるべき空気中の湿分を積極
的にシート内部に吸湿して繊維間々隙内に担持す
る吸湿による脱脂作用をなすと共にこの吸湿によ
つて空気をして表裏両面の不織布1,2を透通さ
せることにより不織布1,2中の消臭剤と積極的
に接触反応させる作用の2役を兼ねるものであつ
て、この意から吸湿性のよい脱脂綿帯、綿不織
布、バルブ綿帯が好ましく用いられるが、化学的
処理を施した吸湿性不織布31、例えば旭化成工
業(株)製の商品名“SAB(スーパー、アブソーベン
トベンリーゼ)不織布”の適用も望まれる。繊維
シート3の吸湿力を強化するために、シリカゲ
ル、シラスバーン、吸水性ポリマ〔例えば、日本
触媒化学工業(株)製の商品名“アクアリツクCA”〕、
活性炭、焼成蛭石、多孔質セラミツクス等の夫々
の粉粒4の撤布層を繊維シート3内に層在させる
ことを結果としてシート全体の消臭効果を高める
上で有効であることが明らかとなつた。不織布
1,2をもつて吸湿性繊維シート3を挾持して積
層一体とするには、該不織布1,2に熱融着可能
な繊維を吸湿性繊維シート3内に混繊してホツト
プレスによつて、熱融着一体とするか或は不織布
1,2、吸湿性繊維シート3の三者に圧縮とエン
ボスとをかけて一体とするかであるが、後者の技
術に関しては、特願昭58−133631明細書・図面
(特開昭60−28564号公報)を参照されることを望
む。添付図面第1図の実施例では、消臭剤を含
浸・乾燥、担持した不織布1,2間に脱脂綿帯、
綿不織布、パルプ綿のいずれかよりなる吸湿性繊
維シート3がサンドイツチ一体とされている例
を、第2図ではこのシート3として吸水性不織布
31が用いられている例を、第3図では第1図の
吸湿性繊維シート3内に吸湿材の粉粒4を含んだ
例を夫々示している。
本考案は以上の説明及び実施例から明らかなよ
うに、従来最も一般的に使用されている活性炭の
持つ消臭効果とほゞ同等の70%台の効率を最低維
持出来るのは勿論、更に吸湿材層を導入したもの
はほゞ90%以上の高消臭効果を発揮出来るもの
で、しかも表裏両面の不織布の持つ強度によつて
内部の吸湿性繊維シートが補強されている繊維シ
ートの利点である薄くて場所をとらない、扱い易
い、シートの可撓性の範囲で種々の曲折した部位
にも適用出来る、コスト安である等の効果を奏し
得るのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案シートの一実施例を示す縦断正
面図、第2図は別の実施例の縦断正面図、第3図
は更に別の実施例の縦断正面図である。 符号の説明、1,2……不織布、3……吸湿性
繊維シート、4……吸湿材粉粒。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ツバキ科植物の葉中に含有される消臭成分を
    有効成分とする液体消臭剤を含浸・乾燥担持せ
    る上下一対の不織布1,2をもつて吸湿性繊維
    シート3をサンドウイツチ一体として成る消臭
    性繊維シート。 2 吸湿性繊維シート3内にシリカゲル、シラス
    バーン、吸水性ポリマ、活性炭、焼成蛭石、多
    孔質セラミツクス等の吸湿材粉粒4を含んでな
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の消臭性
    繊維シート。 3 吸湿性繊維シート3が脱脂綿帯、綿不織布、
    パルプ綿帯のいづれかである実用新案登録請求
    の範囲第1項及び第2項記載の消臭性繊維シー
    ト。 4 吸湿性繊維シート3が吸水性不織布である実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の消臭性繊維
    シート。 5 吸湿性繊維シート3と不織布1,2とが熱融
    着一体とされている実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の消臭性繊維シート。 6 吸湿性繊維シート3と不織布1,2とが圧縮
    とエンボスによつて積層一体とされている実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の消臭性繊維シ
    ート。
JP7378284U 1984-05-18 1984-05-18 消臭性繊維シ−ト Granted JPS60184547U (ja)

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JPS60184547U JPS60184547U (ja) 1985-12-07
JPH0221074Y2 true JPH0221074Y2 (ja) 1990-06-07

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ID=30613462

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JPH0336355Y2 (ja) * 1985-12-25 1991-08-01
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JPS5366434A (en) * 1976-11-26 1978-06-13 Tanabe Seiyaku Co Ltd Deodorant
JPS5424287A (en) * 1977-07-27 1979-02-23 Hamamatsu Kosan Deodorization element for air cleaner or indoor deodorizer

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JPS60184547U (ja) 1985-12-07

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