JPH0220976Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0220976Y2
JPH0220976Y2 JP6711186U JP6711186U JPH0220976Y2 JP H0220976 Y2 JPH0220976 Y2 JP H0220976Y2 JP 6711186 U JP6711186 U JP 6711186U JP 6711186 U JP6711186 U JP 6711186U JP H0220976 Y2 JPH0220976 Y2 JP H0220976Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
valve body
opening
closing
stopper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6711186U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62178930U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP6711186U priority Critical patent/JPH0220976Y2/ja
Publication of JPS62178930U publication Critical patent/JPS62178930U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0220976Y2 publication Critical patent/JPH0220976Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、魔法瓶などの液体容器に関し、さら
に詳しくはそのような液体容器において液体注出
用の通路をワンタツチ操作で開閉し得るようにし
た注液通路開閉装置に関するものである。
(従来技術) 注液通路をワンタツチ操作で開閉し得るように
した従来の液体容器の中には、第1例として操作
ボタンを押圧することにより栓体内に設けた注液
通路開閉用の弁体を下動させて開弁し、再度操作
ボタンを押圧することによつて弁体を上動させて
閉弁するようにしたラチエツト型開閉式のもの
(実開昭57−187144号公報)、また第2例として弧
回動自在に形成した操作部材で弁体を上下動させ
て開・閉するようにしたシーソー型開閉式のもの
(実開昭60−195645号公報)、さらに第3例として
蓋に開弁操作用押ボタンと閉弁操作用押ボタンの
2つの押ボタンを備え、弁体の開閉操作を別々の
押ボタンで行うようにしたもの(実公昭52−
27410号公報)などが知られている。
ところが、上記従来例のうち、第1例(実開昭
57−187144号公報)のものでは、開弁状態にある
ときに操作ボタンが下動しているため、開弁状態
にあることに気付き難く、閉弁操作をし忘れたま
ま放置することがあつた(開弁状態のまま放置す
ると内部の液体の温度降下が早くなるとともに液
体容器を転倒させたときに内部に液体が注液通路
を通つて外部へ流出することがある)。
又第2例(実開昭60−195645号公報)のもので
は、閉弁時に弁体操作部材が栓体の上面より上方
に突出しているため、その弁体操作部材に手又は
他の物品が触れ易くなり、該弁体操作部材が不用
意に操作されて不測に開弁するおそれがあつた。
さらに第3例(実公昭52−27410号公報)のも
のでは、閉弁時に開弁操作用押ボタンが蓋の上面
より上方に突出していて第2例の場合と同様に不
用意に該開弁操作用押ボタンに触れて不測に開栓
するおそれがあるとともに、閉弁操作用押ボタン
が弁の開閉状態の如何にかかわらず蓋の上面より
常に一定高さだけ上方に突出ししかも開弁時に開
弁操作用押ボタンが降下しているための第1例の
場合と同様に開弁状態にあることに気付かずにそ
のまま放置することがあつた。
(考案の目的) 本考案は上記した従来の液体容器の諸問題に鑑
み、開弁状態にあることを外部に分かり易くする
とともに閉弁状態にある弁体が不用意に開弁操作
され難くなるようにした液体容器の注液通路開閉
装置を提案することを目的とするものである。
(目的を達成するための手段) 本考案の注液通路開閉装置は、液体容器本体の
栓穴に、栓本体内に注液通路と該注液通路を開閉
する弁体をそれぞれ設けてなる栓体を設けた液体
容器において、前記栓本体の上部に前記弁体を開
弁操作する開弁操作部と前記弁体を閉弁操作する
閉弁操作部とを備えた弁体操作部材を設け、さら
に該弁体操作部材は、前記弁体が開弁状態にある
ときは前記閉弁操作部の一部が前記栓本体の上面
より上方に突出し且つ前記弁体が閉弁状態にある
ときは前記開弁操作部と前記閉弁操作部がともに
前記栓本体上面と同一面かそれより低位置となる
如く位置設定されていることを特徴とするもので
ある。
(作用) 本考案は上記手段によつて次のような作用が得
られる。即ち、弁体が開弁状態にあるときにの
み、閉弁操作部が栓本体上面より上方に突出する
ようになり、それによつて該閉弁操作部が外部か
ら見え易くなつて弁体が開弁状態にあることがわ
かり易くなり、又弁体が閉弁状態にあるときには
開弁操作部が栓本体上面と同一面かそれより低位
置となるので不用意に開弁操作部にふれることが
なくなる。
(実施例) 第1図ないし第6図を参照して本考案のいくつ
かの実施例を説明すると、第1図ないし第3図に
は本考案第1実施例の注液通路開閉装置を備えた
液体容器(魔法瓶)が示され、又第4図ないし第
6図には同第2実施例の注液通路開閉装置を備え
た液体容器(魔法瓶)が示されている。
第1図ないし第3図に示す第1実施例の液体容
器において、符号1は液体容器本体で、該液体容
器本体1は内壁5aと外壁5bをともにステンレ
ス鋼板製とした真空二重壁構造を備えた容器部材
5の上部に環状の肩部材4を有している。
液体容器本体1の上部中央には縦長の栓穴6が
形成されている。この栓穴6は液体補給用の開口
となるもので、液体注出時には後述する栓体内の
注液通路が使用される。又、この栓穴6の内面に
は、その上方部分に栓体螺合用の雌ネジ7が、下
方部分に栓体の栓座8がそれぞれ形成されてい
る。
符号2は栓体で、この栓体2は、筒部21の上
端に大径膨出部22を形成してなる外筒部材11
及び該外筒部材11内にあつて筒部31の上端に
大径膨出部32を形成してなる内筒部材12並び
に該内筒部材12の上部開口を被覆している上蓋
18とで構成される栓本体10と、後述するよう
に栓体2内に形成された注液通路13を開閉する
弁体14と、該弁体14を開閉操作するための弁
体操作部材15とを備えて構成されている。
外筒部材11の筒部21の外面上部には、栓穴
6内の雌ネジ7と螺合する雄ネジ27が刻設され
ている。又外筒部材11の筒部21の下端部には
栓体螺入時に前記栓座8に着座する環状パツキン
28が取付けられている。なお、栓体2は、栓穴
6に単にパツキン等を介して嵌入する構成であつ
てもよい。環状パツキン28は栓穴の栓座8を閉
塞するとともに後述する注液通路開閉用の弁体の
弁座に兼用されている。
内筒部材12の筒部31の外径は、外筒部材1
1の筒部21の内径よりかなり小径に形成されて
いて、該内筒部材12を外筒部材11内に嵌装さ
せた状態では外筒部材筒部21の内面と内筒部材
筒部31の外面との間に所定間隔の環状の注液通
路13が形成されるようになつている。
この外筒部材11と内筒部材12とは、その両
者の下方部分において相互に無理嵌メして結合す
るとともに、内筒部材筒部31の上端外面の4ケ
所に外面がそれぞれ外筒部材筒部21の内面に内
接するスペーサ(縦リブ)33,33…を形成し
て、外筒部材11と内筒部材12の上部が相互に
ガタつかないようにしている。
外筒部材11の下面中央部は上方に向けて凹ん
だ凹入部23となつている。この凹入部23を形
成する隔壁24の一部には該凹入部23内と栓体
内の注液通路13とを連通させる連通口25が形
成されている。
栓体2内に形成されている注液通路13は、前
記環状パツキン28内の下端開口部が液入口13
aとなり、外筒部材11と内筒部材12の各大径
膨出部22,32間に形成された隙間が注出口1
3bとなつている。
この注液通路13は弁体14によつて開閉され
るようになつている。
この弁体14は、注液通路13の液入口13a
を下方から開閉可能なる弁板41の上面中央部に
上方に向けて縦長の弁棒42を一体形成して構成
されている。弁棒42は、外筒部材11の凹入部
23中央部に形成しているガイド穴29内を上下
方向に挿通させている。又弁棒42の上端42a
は、弁板41が前記環状パツキン28の下面(注
液通路13の弁座)28aに当接(閉塞)してい
る状態で、栓本体10の上面10a(上蓋18の
上面)よりわずかに低位置となる位置まで延出さ
せている。
又、弁体弁棒42における上下方向中段位置に
はバネ受け部材43が固定されている。このバネ
受け部材43は後述する弁体押上げ用のバネの上
端を支持するとともに弁棒42をガイドする作用
を有している。即ち、このバネ受け部材43は円
盤状で且つ外周部の4ケ所に等角度間隔でそれぞ
れ切欠44,44…が形成されており、他方内筒
部材筒部31の内面には周方向の4ケ所にそれぞ
れ縦リブ34,34…が形成されている。そして
前記バネ受け部材43の各切欠44,44…を各
縦リブ34,34…の内側端部に嵌合させること
により、弁体14全体が各縦リブ34,34…に
よつて上下方向にガイドされるとともに水平面内
で回転するのを防止するようにしている。
弁体14のバネ受け部材43と内筒部材12下
端の内向き部上面との間には弁体押上げ用のバネ
(コイルバネ)19が介設されていて、該バネ1
9によつて弁体14を常時閉弁方向に付勢してい
る。
この第1実施例の注液通路開閉装置は、弁体操
作用の2つの押ボタンを備え、該各押ボタンをそ
れぞれ押圧操作することによつて弁体を開閉せし
め得るようになつており、以下、この注液通路開
閉装置について詳述する。
栓本体10の上面10a(上蓋上面)には弁体
14を開弁操作するための開弁操作用押ボタン
(実用新案登録請求の範囲中の開弁操作部に該当
する)16と該弁体14を閉弁操作するための閉
弁操作用押ボタン(実用新案登録請求の範囲中の
閉弁操作部に該当する)17とをそれぞれ備えた
弁体操作部材15が設けられている。開弁操作用
押ボタン16及び閉弁操作用押ボタン17はそれ
ぞれ平面非円形で且つ断面形に形成されてい
る。開弁操作用押ボタン16は栓本体上面10a
における弁体弁棒42の直上方位置に形成されて
いる第1の摺動穴36内で、又閉弁操作用押ボタ
ン17は前記第1の摺動穴36の側部に隔壁38
を隔てて形成されている第2の摺動穴37内で、
それぞれ上下に摺動可能で且つ水平面内で回動不
能に設置されている。開弁操作用押ボタン16に
おける前記隔壁38に対向する側の側壁46部分
には、第2図に示すようにその幅方向中央部分を
適宜長さ範囲Lだけ分離させるために側壁46の
高さ方向全長に亘つて切溝47,47を2ケ所形
成して、該各切溝47,47間に形成される垂下
片48が栓体半径方向に撓むことができる(弾性
を備える)ようにしている。又、上記垂下片48
の下端部には前記隔壁38の下端38aに下方か
ら係合可能なる外向き爪49が形成されていて、
該外向き爪49を隔壁下端38aに係合させるこ
とによりこの開弁操作用押ボタン16が栓本体上
方に抜け出さないようにしている。又この外向き
爪49の外側の側面には、内方側に向つて下り傾
斜する傾斜面50が形成されている。尚、この傾
斜面50の作用については後述する。この開閉操
作用押ボタン16は第1の摺動穴36内において
最上動位置、即ち、外向き爪49が隔壁下端38
aに係合している状態においても、該開弁操作用
押ボタン16の上面が栓本体上面10aより上方
に突出しない(図示例では相互に面一状となる)
ようにしている。
閉弁操作用押ボタン17における前記隔壁38
に対向する側の側壁56下端には、さらに下方に
延びる垂下片58が一体に延出形成されている。
この垂下片58の下端部には前記隔壁38の下端
38aに係合可能な内向き爪59が形成されてい
て、該内向き爪59を隔壁下端38aに係合させ
ることによつてこの閉弁操作用押ボタン17が栓
本体10の上方に抜け出さないようにしている。
又、この内向き爪59の内側の側面には、内方側
に向けて下り傾斜する傾斜面60が形成されてい
る。この閉弁操作用押ボタン17はバネ(コイル
バネ)55によつて上方に付勢された状態で取付
けられている。
開弁操作用押ボタン16側の外向き爪49と閉
弁操作用押ボタン17側の内向き爪59とは、前
記隔壁38の下端38aに択一的に係合するよう
になつており、上記外向き爪49が隔壁下端38
aに係合されている状態(第1図の状態)では上
記内向き爪59が外向き爪49の傾斜面50に下
方から衝合し、逆に内向き爪59が隔壁下端38
aに係合されている状態(第3図の状態)では外
向き爪49が内向き爪59の傾斜面60に下方か
ら衝合するようになつている。
又、上記閉弁操作用押ボタン17は、第1図に
示すように閉弁操作用押ボタン17側の内向き爪
59が開弁操作用押ボタン16側の外向き爪49
の傾斜面50に衝合している状態では該閉弁操作
用押ボタン17の上面が栓本体10の上面10a
より上方に突出しない(図示例では面一状)よう
にされ、さらに第3図に示すように上記内向き爪
59が直接に隔壁下端38aに係合されている状
態では該閉弁操作用押ボタン17の上面が栓本体
10の上面10aより所定高さHだけ上方に突出
するように設計されている。尚、開弁操作用押ボ
タン16が第3図に示すように開弁操作位置まで
押し下げられた状態において、該開弁操作用押ボ
タン16の外向き爪49の傾斜面50と内筒部材
筒部31内面に設けた縦リブ34の上面34aと
が上下に近接するようにしており、該開弁操作用
押ボタン16が必要以上、下動するのを規制する
ようにしている。
この第1実施例の注液通路開閉装置は、次のよ
うに作用する。まず第1図に示す閉弁状態におい
ては、開弁操作用押ボタン16及び閉弁操作用押
ボタン17の各上面は、それぞれ栓本体上面10
aとほぼ面一状に揃つている。そして第1図に示
す閉弁状態から開弁操作用押ボタン16を押圧す
ると、該開弁操作用押ボタン16側の外向き爪4
9の傾斜面50に閉弁操作用押ボタン17側の内
向き爪59が衝合していることにより、開弁操作
用押ボタン16側の垂下片48が内側に(又は閉
弁操作用押ボタン17側の垂下片58が外側にあ
るいは両垂下片48,58がそれぞれ内側と外側
に)撓ませられながら下動し、上記外向き爪49
が内向き爪59を越えてその下側まで押し下げら
れたときに閉弁操作用押ボタン17がバネ55の
作用により上動せしめられて第3図に示すように
内向き爪59が隔壁下端38aに係合するととも
に外向き爪49が内向き爪59の傾斜面60に衝
合するようになり、該各爪49,59が相互に上
下位置変換せしめられた状態で両押ボタン16,
17が静止する。この状態では、開弁操作用押ボ
タン16の上面は栓本体上面10aより下方に没
入し、又弁体14はバネ19に抗して押し下げら
れた(即ち、開弁された)状態に維持されるとと
もに、閉弁操作用押ボタン17は栓本体上面10
aより所定高さHだけ上方に突出した状態で静止
されるようになる。尚、このように開弁状態にお
いては閉弁操作用押ボタン17の上部が栓本体上
面10aより上方に突出するようになつているた
め、該閉弁操作用押ボタン17が目につき易くな
り、それによつて弁体14が開弁状態にあること
を確認し易くなる。
液体注出時には第3図に示す開弁状態で液体容
器を傾けると、内容器5a内の液体を栓体内の注
液通路13を通して外部に注出することができ
る。
第3図に示す開弁状態から閉弁させる際には閉
弁操作用押ボタン17を押圧する。すると、閉弁
操作用押ボタン17側の垂下片58が外側に又は
開弁操作用押ボタン16側の垂下片48が内側に
撓ませられながら該閉弁操作用押ボタン17が下
動せしめられて、その内向き爪59の傾斜面60
と外向き爪49との衝合状態が終わつた時点で開
弁操作用押ボタン16が弁体押し上げ用のバネ1
9によつて上方に押し上げられ、各爪49,59
が相互に上下位置変換せしめられて弁体14が第
1図に示すように閉弁状態に切換わる。この第1
図に示す開弁状態では、各押ボタン16,17の
上面は栓本体上面10aと面一状に揃つており、
美観的に良好となるとともに、各押ボタン(特に
開弁操作用押ボタン16)に不用意に触れ難くな
つて誤操作(開弁操作)されることがなくなる。
次に第4図ないし第6図に示す第2実施例につ
いて説明すると、この第2実施例の液体容器で
は、栓本体10は一重の筒部材71の上部を上蓋
72で覆蓋して構成されている。
又この第2実施例の液体容器では、注液通路1
3は、栓本体10の下部に設けた上向きの凹入部
83と該凹入部83の側壁84に設けた通口85
とで構成されている。この通口85は、栓体2の
装着時に栓本体10の外側面と栓穴6の内側面と
の間に形成される隙間(後述の栓外液体通路7
0)に向けて開口するようになつている。尚、こ
の第2実施例では、第5図に示すように栓穴6内
面に形成される雌ネジ7は円周方向に所定の角度
範囲(例えば角度40〜60度の範囲)だけ無ネジ部
7aを設け、他方栓本体10の外周面に形成され
る雄ネジ27にも同じく同程度の角度範囲だけ無
ネジ部27aを設けている。栓穴6における無ネ
ジ部7aの側壁は符号70aで示すように半径方
向外方に膨出させるとともに、栓本体10におけ
る無ネジ部27aの側壁は符号70bで示すよう
に半径方向内方に後退させている。又、この栓体
2は、栓穴6内に完全に締め込んだ際に上記栓本
体10の無ネジ部27aが栓穴6の無ネジ部7a
に対面するように設計されていて、栓体の装着状
態においては栓本体外側面と栓穴内面との間に液
体を注出するのに充分な大きさの栓外液体通路7
0が形成されるようになる。
又、この第2実施例の注液通路開閉装置では、
弁体操作部材75は、横向きで1枚ものの板部材
80を有しており、該板部材80を栓本体10の
上部、即ち、上蓋72に形成した窓穴74内で上
下方向にシーソー状に揺動し得るように取付けて
構成されている。この弁体操作部材75の板部材
80は、栓本体10の上部における外端部付近か
ら該栓本体10の中心(弁体弁棒42の直上方位
置)を通つてかなり他方側に延出する範囲の長さ
を有している。又該板部材80はその外端80a
と弁体弁棒42の直上方位置80bとの中間部を
栓本体10内に設けたブラケツト89に取付けた
軸90によつて案内されてシーソー運動し得るよ
うにされている。この弁体操作部材75は、板部
材80における軸支部(符号90)より内方側
(第4図における右側)が開弁操作部76となり、
又板部材80の軸支部より外方側(第4図におけ
る左側)が閉弁操作部77となるものである。又
この弁体操作部材75は、弁体14が閉弁状態
(第4図)にある場合は水平姿勢に維持されてし
かも栓本体上面10a(上蓋72の上面)と面一
状になり、又弁体14が開弁状態(第6図)にあ
るときには閉弁操作部77が栓本体上面10aよ
り上方に突出するようになつている。即ち、第4
図に示す閉弁状態では、開弁操作部76が弁体弁
棒42に下方から押圧され且つ閉弁操作部77の
下面が上蓋72の段下げ部72aの上面に衝合し
て弁体操作部材75が水平姿勢に維持されるよう
になり、又その状態から開弁操作部76を押し下
げて第6図に示すように開弁させると弁体操作部
材75が傾斜せしめられてその閉弁操作部77が
栓本体上面10aより上方に突出するようにな
る。閉弁操作部77の下面側には開弁操作時にお
いて上蓋72の段下げ部72aの端縁72bに衝
合するL形の衝合部81が形成されていて、開弁
操作時にこの弁体操作部材75が必要以上傾斜し
ないようにしている。又栓本体10内の上部に
は、第6図の如く弁体操作部材75が傾斜せしめ
られた状態において該弁体操作部材75をそのま
ま傾斜せしめた(開弁状態となつている)状態で
保持するための板バネ79が設けられている。即
ち、この板バネ79は、弁体操作部材75を開弁
方向に操作した際に開弁操作部76側の端部に下
向き延出させた垂下片82の下端係合部82aを
第6図において右回転方向に付勢する如く接触す
るようになつており、該板バネ79の付勢力によ
つて弁体操作部材75を傾斜姿勢のままで維持さ
せるようにしている。
尚、この第2実施例の液体容器におけるその他
の構成は、前記第1実施例のものとほぼ同様に構
成されており、各実施例において同一部材につい
ては相互に同一符号を付してその説明を省略す
る。
(考案の効果) 本考案の液体容器の注液通路開閉装置は次のよ
うな効果がある。
(1) 弁体14が開弁状態にあるときのみに、弁体
操作部材15,75の閉弁操作部17,77が
栓本体10の上面10aより上方に突出するよ
うになつているので、このような閉弁操作部が
栓本体10の上面10aより上方に突出するこ
とにより該閉弁操作部が外部から見え易くなつ
て弁体が開弁状態にあることがわかり易くな
り、使用者に閉弁操作をすべきことを知らしめ
ることができる。
(2) 弁体14が閉弁状態にあるときには開弁操作
部16,76が栓本体10の上面10aより上
方に突出しないようになつているので、手や他
の物品などが不用意に開弁操作部に触れること
がなくなり、不測に弁体14が開弁されるとい
うトラブルが発生しなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例にかかる注液通路
開閉装置を備えた液体容器の上部縦断面図、第2
図は第1図の栓体の平面図、第3図は第1図の状
態変化図、第4図は本考案の第2実施例にかかる
注液通路開閉装置を備えた液体容器の上部縦断面
図、第5図は第4図の−断面図、第6図は第
4図の状態変化図である。 1……液体容器本体、2……栓体、6……栓
穴、10……栓本体、10a……上面、13……
注液通路、14……弁体、15,75……弁体操
作部材、16,76……開弁操作部、17,77
……閉弁操作部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 液体容器本体1の栓穴6に、栓本体10内に注
    液通路13と該注液通路13を開閉する弁体14
    をそれぞれ設けてなる栓体2を設けた液体容器に
    おいて、前記栓本体10の上部には前記弁体14
    を開弁操作する開弁操作部16,76と前記弁体
    14を閉弁操作する閉弁操作部17,77とを備
    えた弁体操作部材15,75が設けられており、
    さらに該弁体操作部材15,75は、前記弁体1
    4が開弁状態にあるときは前記閉弁操作部17,
    77の一部が前記栓本体10の上面10aより上
    方に突出し且つ前記弁体14が閉弁状態にあると
    きは前記開弁操作部16,76と前記閉弁操作部
    17,77がともに前記栓本体上面10aと同一
    面かそれより低位置となる如く位置設定されてい
    ることを特徴とする液体容器の注液通路開閉装
    置。
JP6711186U 1986-05-02 1986-05-02 Expired JPH0220976Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6711186U JPH0220976Y2 (ja) 1986-05-02 1986-05-02

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6711186U JPH0220976Y2 (ja) 1986-05-02 1986-05-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62178930U JPS62178930U (ja) 1987-11-13
JPH0220976Y2 true JPH0220976Y2 (ja) 1990-06-07

Family

ID=30905718

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6711186U Expired JPH0220976Y2 (ja) 1986-05-02 1986-05-02

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0220976Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4571096B2 (ja) * 2006-05-12 2010-10-27 象印マホービン株式会社 飲料抽出機用液体容器
WO2016102409A1 (en) 2014-12-24 2016-06-30 Koninklijke Philips N.V. Drip-stop attachment for a food processing device

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62178930U (ja) 1987-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3749286A (en) Actuator cap with actuation disabling means
JPH0220976Y2 (ja)
US6123196A (en) Insulating jugs stackable one over the other
JP5642329B2 (ja) 液体容器用中栓
JPH0220977Y2 (ja)
JPH0243327Y2 (ja)
JPH0430127Y2 (ja)
JP4536279B2 (ja) 定量液注出容器
JP3716721B2 (ja) 液体容器の栓
JPH0231096Y2 (ja)
JPS64203Y2 (ja)
JPS636036Y2 (ja)
JPH0144439Y2 (ja)
JPH0454140Y2 (ja)
JPS636996Y2 (ja)
JP2560218Y2 (ja) 液体注出容器
JPH0428535Y2 (ja)
JP3683214B2 (ja) 液体容器
JPH0752044Y2 (ja) 弾性反転形キャップ
JPH049339Y2 (ja)
JP2500650B2 (ja) 液体容器の栓装置
GB2264109A (en) Liquid dispenser with magnetically operated valve
JPS64204Y2 (ja)
JPH0114281Y2 (ja)
JPS5935173Y2 (ja) コップ付き容器