JP4571096B2 - 飲料抽出機用液体容器 - Google Patents

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Description

本発明は、飲料抽出機用の液体容器に関するものである。
コーヒーメーカーなどの飲料抽出機は、水を受け入れる水タンクと、飲料抽出原料を収容するバスケットとを備え、該バスケットの下部に位置するように、抽出した飲料を受け入れる液体容器を着脱可能に設置する構成としている。なお、飲料抽出機は、前記水タンクに、前記バスケットの上方に配管される給湯パイプが接続され、この給湯パイプに、内部の水を加熱する加熱手段が配設されている。
本発明の飲料抽出機用液体容器に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。
特開2005−192592号公報
この特許文献には、容器本体の上部に肩体を配設し、該肩体に対して中栓を着脱可能に配設する構成とした液体容器が記載されている。前記中栓には、上面から下面まで延びる飲料貯留用通路が形成されている。また、この飲料貯留用通路を構成する筒体と肩体の内周面との間は飲料注出用通路を構成している。そして、肩体には、把手の逆側に位置するように、先端に注口を有する注出通路が設けられ、把手の側に位置するように通気路が設けられている。
しかしながら、飲料を注出するための通路および通気を行うための通路を肩体に設けた液体容器は、構造が複雑であり、コスト高になるという問題がある。
本発明は、従来の問題に鑑みてなされたもので、構造の簡素化を図り、コストダウンを図ることが可能な飲料抽出機用液体容器を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明の飲料抽出機用液体容器は、抽出原料を収容したバスケットに加熱した水を供給することにより飲料を抽出する飲料抽出機において、前記バスケットの下部に配置され、上面から下面まで延びる飲料貯留用通路を有する中栓を着脱可能に配設した液体容器であって、前記中栓の外周部に、容器本体の内周面との間を密閉するパッキンを配設する環状凹部を設けるとともに、該環状凹部より深い凹状の溝からなり前記容器本体内と連通し前記パッキンの内側を迂回して通過する通気溝を設けた構成としている。
本発明の飲料抽出機用液体容器によれば、中栓の外周部に通気溝を設けているため、該中栓の構成を簡素化でき、コストダウンを図ることができる。そして、前記通気溝は、容器本体との間を密閉するパッキンの内側を迂回するように設けているため、容器本体を密閉した状態では、転倒しても飲料の流出を最大限に抑制できる。そのうえ、正立させて飲料を貯留する状態では、確実な通気作用を得ることができ、容器本体内部の空気が飲料貯留用通路から逆流して貯留作用を妨げることを確実に防止できる。
具体的には、この液体容器は、前記容器本体の内周面に内向きに突出する段部を設け、前記中栓を締め付けることにより前記段部にパッキンを上方から圧接してシールするものである。
また、前記中栓のパッキンを容器本体に対して非圧接状態の注出位置にすることにより、これら中栓の外周面と容器本体の内周面との間に、前記容器本体の内部と上部の注口とを連通させる飲料注出用通路を形成するものである。
そして、この液体容器では、前記通気溝の上部に、前記飲料注出用通路を構成する凹部を設け、該凹部を前記容器本体の注口に位置させて注出することが好ましい。このようにすれば、注出時に飲料が凹部に溜まり易いため、注出量の確保が可能になり、作業性の向上を図ることができる。
また、前記中栓により前記容器本体内の飲料を注出不可能に閉塞した状態で、前記通気溝を容器本体上部の注口に対して反対側に位置するように設けることが好ましい。このようにすれば、非注出時に注口の側に液体容器を傾けた際に通気溝を通して飲料が注出されることを防止できる。
本発明の飲料抽出機用液体容器では、中栓の外周部に通気溝を設けているため、該中栓の構成を簡素化でき、コストダウンを図ることができる。そして、通気溝は、容器本体との間を密閉するパッキンの内側を迂回するように設けているため、転倒による飲料流出を最大限に抑制できるうえ、飲料貯留時には確実な通気作用により飲料貯留用通路からの空気の逆流を確実に防止できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1および図2は、本発明の実施形態に係る飲料抽出機を示す。この飲料抽出機は、側面視略コ字形状をなす抽出機本体10に保温性能が高い二重容器からなる液体容器25を着脱可能に配置するものである。
前記抽出機本体10は、図2中右側に位置する背部に水タンク11を備えている。この水タンク11は、上下方向に延びるように設けられており、その上端は、水を受け入れるために開口され、この上端開口が着脱可能な蓋12によって閉塞されている。
また、抽出機本体10の下端には、後述するバスケット18から流出する飲料を受け入れる液体容器25を着脱可能に配置するベース部13が前方に突出するように形成されている。さらに、抽出機本体10の上端には、ベース部13の上方を覆うように前方に突出するノーズ部14が形成されている。このノーズ部14の内部には、バスケット18内にお湯を均一に散布するための給水部材15が配設されている。
前記抽出機本体10の上部において、前記ノーズ部14の下部には、略半円筒状をなす内壁16aを有するバスケット収容部16が設けられている。そして、このバスケット収容部16には、垂直方向に延びる回転軸で水平方向に開閉可能なホルダー17が配設されている。このホルダー17の内部には、飲料の抽出原料を収容する断面略逆三角形状のバスケット18が着脱可能に配設されている。また、このバスケット収容部16には、ベース部13に液体容器25を配設することにより、該液体容器25の外面に当接してバスケット18に設けた止水弁19を開弁させる開弁部材20が揺動可能に配設されている。
そして、前記抽出機本体10の内部には、前記水タンク11の下部に連続し、迂回してバスケット18の上方に配管される金属製の給湯パイプ21が配設されている。この給湯パイプ21の基部、即ち、水タンク11の下部の迂回部分には、給湯パイプ21の内の水を加熱することによる圧力上昇を利用し、お湯を上方のバスケット18に供給する供給手段の役割をなすヒータ22が配設されている。このヒータ22の近傍には、サーモスタットからなる温度センサ23が配設されている。
前記飲料抽出機は、図1に示す抽出機本体10の表面に配設したスイッチ24が操作されると、ヒータ22がフルパワーで常に100%の通電率で通電される。そうすると、給湯パイプ21の下部の水が加熱され、その昇温により内圧が高まると、加熱されたお湯が給水部材15を介してバスケット18に供給される。そして、このバスケット18に供給されたお湯が、バスケット18内の抽出原料を通過する際に飲料として抽出され、液体容器25に貯留される。一方、給湯パイプ21の内部の水が完全に無くなると、異常昇温することにより温度センサ23であるサーモスタットがオフし、抽出制御を終了する。
一方、本実施形態の液体容器25は、図2に示すように、容器本体26と、該容器本体26の上端に配設した肩体33と、該肩体33に対して締め付けにより着脱可能に配設した中栓37とからなる。そして、中栓37には、上面(蓋体52)から下面(栓本体38の底)まで延びる飲料貯留用通路27が設けられ、中栓37と容器本体26との間には、容器本体26内に貯留した飲料を注出するための飲料注出用通路28が設けられている。
具体的には、前記容器本体26は、それぞれ有底筒状をなす内筒29および外筒31を備えた金属(ステンレス)製の二重構造のものである。内筒29の内周面上部には、内向きに円環状に突出する段部30が設けられている。外筒31には、肩体33を離脱不可能に係止するために、環状をなすように内向きに窪んだ係止段部32が設けられている。
前記肩体33は樹脂製であり、前記外筒31の係止段部32から内筒29および外筒31の上端縁にかけて覆う円筒状のものである。この肩体33には、外方に向けて先細に突出する注口34が設けられ、該注口34の反対側に把手35が設けられている。また、肩体33の内周面上部には、後述する中栓37を締め付けて装着するためのネジ部36が設けられている。
前記中栓37は、液体容器25をベース部13に装着することにより前記バスケット18の下部に位置されるもので、図3(A),(B)に示すように、樹脂製の栓本体38と蓋体52とからなり、これらを溶着により離脱不可能に一体化したものである。
前記栓本体38は、上端を開口し下端を閉塞した有底円筒状のものである。この栓本体38には、外周部の上側に前記ネジ部36に螺合するネジ部39が設けられ、外周部の下端近傍にパッキン40を配設する環状凹部41が設けられている。前記パッキン40は、中栓37を肩体33に対して締め付けると、前記内筒29の段部30に上方から圧接されることにより、容器本体26の内周面との間を密閉(シール)するものである。そして、この栓本体38には、パッキン40の内側を迂回して通過するように、前記環状凹部41より深い凹状の溝からなる通気溝42が設けられている。
本実施形態では、密閉状態で注口34が下側に位置するように液体容器25を傾けた際の飲料漏出を防止するために、図2に示すように通気溝42が注口34に対して径方向の反対側に位置する状態が、パッキン40を圧接状態とする注出不可能な密閉位置とし、前記通気溝42が注口34の側に位置する状態が、パッキン40を非圧接状態とする注出可能な非密閉位置として、設定している。そして、栓本体38において、通気溝42の上部には、飲料注出用通路28を構成する凹部43が設けられている。具体的には、液体容器25において、注口34に連通させる飲料注出用通路28は、中栓37の外周面と容器本体26の内周面との間に形成される空間により構成される。そして、この状態での通過可能面積を増大させるために、栓本体38における通気溝42の上部に凹部43を形成している。
また、前記栓本体38の内部には、通気溝42に対して径方向の反対側に位置するように、飲料貯留用通路27を構成する第1円筒部44が設けられている。なお、飲料貯留用通路27の下端である第1円筒部44の下端は、容器本体26内への抽出口45となる。そのため、中栓37のパッキン40を容器本体26に対して非圧接状態の注出位置にした状態では、前記抽出口45が、前記容器本体26の注口34に対して反対側に位置するように構成されている。
具体的には、栓本体38の下端には、略全面にかけて上向きに窪む第1凹部46が設けられ、前記第1円筒部44の下端に位置するように、更に下端面の一部が上向きに窪むように第2凹部47が設けられている。この第2凹部47は、図3(C)に示すように、第1円筒部44の内径に略一致する円状凹部47aと、通気溝42に対して径方向逆向きに延びる矩形状凹部47bとを有する形状をなす。そして、この第2凹部47において、円状凹部47aの内部には、抽出口45の一部を遮蔽するように突出する遮蔽板48が設けられている。そして、この遮蔽板48により抽出口45は、第1円筒部44の軸に沿って垂直方向下側から見て、該第1円筒部44の内周面と遮蔽板48の先端縁との間に形成される水平開口部45aと、図3(D)に示すように、第1円筒部44を水平方向から見て、該第1円筒部44の下端である矩形状凹部47bの底面と遮蔽板48との間に形成される垂直開口部45bとを有する構造をなす。そのため、飲料貯留用通路27の抽出口45は、遮蔽板48により水平開口部45aの面積が小さくなるが、垂直開口部45bにより全体の開口面積を十分に確保できる。しかも、本実施形態では、遮蔽板48を下向きに傾斜するように突設し、垂直開口部45bの開口面積を増大することにより、容器本体26内への飲料の流動性を向上できるようにしている。また、遮蔽板48は、飲料注出用通路28を構成する凹部43に対して径方向逆向きに延びるように設けることにより、垂直開口部45bが、凹部43に対して径方向逆向きの外方を臨むように開口されている。
なお、前記第1円筒部44の上端内周面には、環状に切り欠いたパッキン配設部49が設けられている。また、第1円筒部44の内周面下部には、液体容器25の転倒時に容器本体26内の飲料が漏出することを抑制する球状部材50を規制するためのリブ51が設けられている。
前記蓋体52は、該栓本体38の上端開口を閉塞するもので、前記栓本体38への組付状態で第1円筒部44に対応する位置が最下端になるように下向きに窪む案内凹部53が設けられている。そして、この案内凹部53の最下端位置には、前記第1円筒部44内に嵌め込まれる第2円筒部54が設けられている。この第2円筒部54は、案内凹部53に連続した大径筒部55と、該大径筒部55に連続した中径筒部56と、該中径筒部56に連続した逆円錐筒部57と、該逆円錐筒部57に連続した小径筒部58とからなる。そのうち、大径筒部55と中径筒部56との段差は、パッキン配設部49とで第1円筒部44との間を密閉するパッキン59を位置決めする役割をなす。また、小径筒部58の下端開口は、前記球状部材50より小径とされている。
図3(A),(B)に示すように、本実施形態では、中径筒部56、逆円錐筒部57および小径筒部58の外径は、第1円筒部44の内径より小さくされ、これらの間に所定間隔の隙間を形成することにより、この隙間を注出時に飲料貯留用通路27から飲料が漏出することを抑制する領域として設定している。即ち、第1円筒部44と第2円筒部54とからなる飲料貯留用通路27を通して飲料を容器本体26内に貯留すると、第1円筒部44の内周面や球状部材50には飲料が付着している。この状態で、液体容器25を傾けて注口34から飲料を注出した場合、飲料貯留用通路27内に付着している飲料が逆流して漏出する可能性がある。しかし、本実施形態では、第1円筒部44と第2円筒部54との間に隙間を設けているため、内部に残留している飲料は、第1円筒部44の内面を伝って空間内に流入するため、第2円筒部54の下端開口から該第2円筒部54内に流入することを防止できるように構成している。また、蓋体52の上面外周部には、栓本体38への組付状態で、前記通気溝42および凹部43と平面視で一致する位置に、注出位置であることを意味する印60が設けられている。
前記飲料抽出機用の液体容器25は、バスケット18から案内凹部53上に飲料が抽出されると、第1円筒部44および第2円筒部54からなる飲料貯留用通路27に案内される。そして、飲料は、垂直方向に延びる飲料貯留用通路27を流下し、大半が遮蔽板48上に衝突して抽出口45の垂直開口部45bから容器本体26内に流出される。この際、抽出口45と径方向反対側に位置する通気溝42、および、中栓37と容器本体26および肩体33との隙間を通して、注口34から容器本体26内の空気が排気される。そのため、確実な通気作用を得ることができ、容器本体26内部の空気が飲料貯留用通路27から逆流して貯留作用を妨げることなく、効率的に貯留を行うことができる。また、飲料貯留用通路27の抽出口45は、遮蔽板48により水平開口部45aの面積を小さくしているが、垂直開口部45bを設けているため、抽出口45全体の開口面積は十分に確保されている。そのため、抽出した飲料の漏出を防止し、確実に容器本体26内に貯留することができる。
また、貯留した飲料を注出する場合には、把手35を持って抽出機本体10から液体容器25を取り出し、印60が注口34に位置するように中栓37を肩体33に対して回転させた後、注口34が下側に位置するように傾斜させて、希望の容器に飲料を注ぐ。この際、容器本体26内の飲料は、中栓37を緩めることによりパッキン40と段部30との圧接が解除されているため、中栓37の外周と容器本体26の内面との間から注口34に流動して注出される。しかも、この状態では、注口34の下部に凹部43が位置しているため、その凹部43に飲料が溜まり易く、注出量の確保できるため、作業性の向上を図ることができる。一方、飲料貯留用通路27の抽出口45は、凹部43に対して径方向逆側に位置するため、容器本体26の内部では最も上方に位置しているうえ、遮蔽板48により水平開口部45aの開口面積を小さくしている。しかも、垂直開口部45bは、凹部43に対して径方向逆向きの外方を臨むように開口されている。そのため、注出時に飲料が抽出口45から飲料貯留用通路27を逆流して漏出することを確実に防止できるうえ、確実に通気路としても作用する。
なお、中栓37を緩めるように回転させることなく、パッキン40を注出不可能に圧接した図2の状態では、通気溝42を介してのみ、注口34から容器本体26の内部まで連通している。しかし、この状態では、通気溝42が注口34に対して径方向の反対側に位置するようにしているため、注口34が下側に位置するように傾斜させた場合には、通気溝42は、容器本体26の内部では最も上方に位置している。そのため、誤使用状態での飲料注出を防止できる。因みに、この状態では、注口34の側には飲料貯留用通路27の抽出口45が位置している。しかし、垂直方向に延びる飲料貯留用通路27からは飲料が漏出することはない。勿論、この状態で液体容器25が転倒しても、球状部材50により飲料貯留用通路27からの漏出を抑制できるとともに、通気溝42からの漏出も最大限に抑制できる。
このように、本発明の液体容器25は、中栓37の外周部にパッキン40を配設し、そのパッキン40を迂回するように外周部の一部に通気溝42を設けた簡単な構成であるため、コストダウンを図ることができる。しかも、飲料貯留用通路27は、逆止弁などの別部品は設けることなく、確実に逆流を防止できるため、構造の簡素化を図ることができるとともに、更にコストダウンを図ることができる。
一方、前記液体容器25を洗浄する場合には、中栓37を緩める方向に回転させ、肩体33から取り外す。そして、この状態で、肩体33が固着された容器本体26の内部を洗浄するとともに、中栓37の外周面を洗浄する。この際、中栓37には、底面に第1凹部46を設けるとともに、飲料貯留用通路27の形成位置に第2凹部47を設けている。そのため、この中栓37をシンクなどに置いた場合に、注出時に中栓37の底に付着している飲料がシンクに付着することを防止できる。なお、これらの構成は、本実施形態のように、飲料貯留用通路27の抽出口45に傾斜する遮蔽板48を設ける場合、この遮蔽板48がシンクに当接することを防止できるため、より効果的である。
しかも、本実施形態では、パッキン40の内側を迂回するように通気溝42を設けているため、この通気溝42に細い線条部材を挿入し、パッキン40を内側から外向きに変形させることにより、該パッキン40を簡単に取り外すことができる。そのため、水と比較して菌が繁殖し易いコーヒーなどの飲料を貯留するものとしては、非常に衛生的である。因みに、前記通気溝42には注出時に飲料が侵入して表面張力により残留し易い。しかし、段部30への圧接および圧接解除の繰り返しにより、パッキン40が若干変形するため、残留液を取り除くことも可能である。
なお、本発明の飲料抽出機用液体容器25は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、容器本体26を金属製の二重容器により構成したが、真空二重容器、単層のガラス容器、単層の樹脂容器などにしてもよい。
本発明の液体容器を装着した飲料抽出機を示す側面図である。 図1の断面図である。 液体容器の中栓を示し、(A)は断面斜視図、(B)は断面図、(C)は飲料貯留用通路を垂直方向から見た要部底面図、(D)は飲料貯留用通路を水平方向から見た要部断面図である。
符号の説明
10…抽出機本体 18…バスケット
25…液体容器 26…容器本体
27…飲料貯留用通路 28…飲料注出用通路
30…段部 33…肩体
34…注口 37…中栓
38…栓本体 40…パッキン
42…通気溝 43…凹部
44…第1円筒部 45…抽出口
45a…水平開口部 45b…垂直開口部
46…第1凹部 47…第2凹部
48…遮蔽板 52…蓋体
54…第2円筒部

Claims (5)

  1. 抽出原料を収容したバスケットに加熱した水を供給することにより飲料を抽出する飲料抽出機において、前記バスケットの下部に配置され、上面から下面まで延びる飲料貯留用通路を有する中栓を着脱可能に配設した液体容器であって、
    前記中栓の外周部に、容器本体の内周面との間を密閉するパッキンを配設する環状凹部を設けるとともに、該環状凹部より深い凹状の溝からなり前記容器本体内と連通し前記パッキンの内側を迂回して通過する通気溝を設けたことを特徴とする飲料抽出機用液体容器。
  2. 前記容器本体の内周面に内向きに突出する段部を設け、前記中栓を締め付けることにより前記段部にパッキンを上方から圧接してシールすることを特徴とする請求項1に記載の飲料抽出機用液体容器。
  3. 前記中栓のパッキンを容器本体に対して非圧接状態の注出位置にすることにより、これら中栓の外周面と容器本体の内周面との間に、前記容器本体の内部と上部の注口とを連通させる飲料注出用通路を形成することを特徴とする請求項2に記載の飲料抽出機用液体容器。
  4. 前記通気溝の上部に、前記飲料注出用通路を構成する凹部を設け、該凹部を前記容器本体の注口に位置させて注出するようにしたことを特徴とする請求項3に記載の飲料抽出機用液体容器。
  5. 前記中栓により前記容器本体内の飲料を注出不可能に閉塞した状態で、前記通気溝を容器本体上部の注口に対して反対側に位置するように設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の飲料抽出機用液体容器。
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