JP2560218Y2 - 液体注出容器 - Google Patents

液体注出容器

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JP2560218Y2
JP2560218Y2 JP1991017200U JP1720091U JP2560218Y2 JP 2560218 Y2 JP2560218 Y2 JP 2560218Y2 JP 1991017200 U JP1991017200 U JP 1991017200U JP 1720091 U JP1720091 U JP 1720091U JP 2560218 Y2 JP2560218 Y2 JP 2560218Y2
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孝之 後藤
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、液体注出容器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】液体注出容器として、容器体の口頚部に
嵌合させた装着筒により容器体内へ下端を垂下させたシ
リンダーを装着するとともに、上記シリンダーの上端面
開口より上方付勢状態で且つ上下動可能に突出する作動
部材のステム上端にノズル付き押下げヘッドを嵌着して
なるものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】これらは、押下げヘッ
ドを上下動させることにより、内蔵したポンプ機構の作
用で容器体内の液体を吸上げ、ノズル孔より注出する如
く構成したものであるが、押下げヘッドの上下動のスト
ロークが一定しているため、注出量が常時略一定してい
る。本考案は、この種の液体注出容器において、簡単な
操作により作動部材の一上下動当たりの注出量を変更さ
せることか出来るものを提案することを目的とするもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案液体注出容器は上
記課題を解決するため、容器体2の口頚部6外周に嵌合
させた装着筒18により下端を容器体内へ垂下させた状
態でシリンダー11上部外周を容器体口頚部に固定させ
るとともに、シリンダー内周上端部に嵌合させた案内筒
12上端縁より外向きフランジ状の頂壁13を延設して
なる補助キャップ16を嵌着固定させてなるシリンダー
部材7と、該部材上端開口より上方付勢状態で上下動可
能に突出するステム22上端にノズル付き押下げヘッド
24を嵌着するとともに、下部にステムの上下動に伴い
シリンダー内を上下に摺動する環状ピストン25を有す
る作動部材8とからなる縦型ポンプ3を備え、作動部材
の上下動により容器体内の液体を吸い上げてノズル注出
口より注出する如く構成した液体注出容器において、上
記補助キャップ及びステムに作動部材の上下ストローク
幅を変更するストローク変換機構4を設けてなり、該機
構は、案内筒12内周面下部又はステム22外周面下部
のいずれか一方に突設した係合突起28と、いずれか他
方に突設するとともに、係合突起28との上下対向面側
に複数の段違い係止端面を有する係止突起29とからな
り、上記係合突起28を係止突起29の任意の係止端面
に当接させた状態によって作動部材8の最上昇位置を規
制する如く構成した。
【0005】
【作用】図1の状態では係止突起29の底部係止端面3
1が係合突起28の下端面に当接して作動部材8の最上
昇位置を規制し、この状態では作動部材の補助キャップ
16上方への突出幅が大きい。また、この状態から作動
部材を上下動させると、ストローク幅の広い上下動を行
い、容器体内の液をノズル23の注出口より注出する。
一方、作動部材8を若干押し下げた後水平方向へ90度
回動させる等して図2に示す如きノズル23を側方へ突
出させた状態にすると、係合突起28の下端面が係止突
起29の高部係止端面30と当接して作動部材の最上昇
位置を規制し、この状態では、作動部材の補助キャップ
上方への突出幅が小さい。また、この状態から作動部材
を上下動させると、ストローク幅の狭い上下動を行い、
作動部材の一上下動当たりの液注出量が減少する。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。図1〜図4は本考案の一実施例を示し、図中1は
液体注出容器を示す。該容器1は、容器体2と、該容器
体2に装着させた縦型ポンプ3とから構成しており、こ
の縦型ポンプにストローク変換機構4を設けている。
【0007】容器体2は、合成樹脂等で形成し、胴部5
より口頚部6を起立して構成している。
【0008】又、縦型ポンプ3は、シリンダー部材7
と、作動部材8とを主要部材として構成している。又、
上記シリンダー部材7は、上下端面を開口した円筒状を
なすとともに、周壁外周上部より外向きフランジ9を突
設し、又、内部下端には玉状弁体を有する吸込弁10を
設けてなるシリンダー11と、該シリンダー11上端内
周に垂下させた案内筒12の上端縁より外向きフランジ
状の頂壁13を延設するとともに、頂壁13外周縁より
周壁14を垂下させ、且つ頂壁13裏面中央より垂設し
た嵌合筒15をシリンダー11上端外周に嵌着してなる
補助キャップ16と、該補助キャップ16の嵌合筒15
とシリンダー11の外向きフランジ9間に回動可能に嵌
合させた内向きフランジ状頂壁17の外周縁より内周面
に螺条を施した装着筒部18を垂下させた装着キャップ
19とから構成している。そして、シリンダー11下端
を容器体2内に垂下させるとともに、シリンダー11の
外向きフランジ9をパッキン20を介して容器体口頚部
6上面に載置させ、更に装着キャップ9の装着筒部18
内面を容器体口頚部6外周に螺合させることにより、シ
リンダー部材7を容器体2に装着させている。
【0009】又、上記作動部材8は、シリンダー11内
下部に設けたコイルスプリング21により常時上方に付
勢させるとともに、上端をシリンダー部材7の上端開口
より上下動可能に突出させた円筒状のステム22と、こ
のステム22の上端外周に嵌着させたノズル23付き押
下げヘッド24と、上記ステム22下部に設けた環状ピ
ストン25とから構成している。又、上記ピストン25
は、円筒状基部の内面より突設した上向きスカート部を
上記ステム22外周面に液密且つ摺動可能に当接させる
とともに、基部外面より突設した上向き及び下向きスカ
ート部をシリンダー11内面に液密且つ摺動可能に当接
させて装着している。又、このピストン25は、ステム
22周壁下端外周より突設した外向きフランジ26と、
該フランジ26上方のステム周壁に該フランジ26と所
定間隔をもって周設した後述する係止突起間に装着し、
作動部材を押下げた際に、円筒状基部上面が上記係止突
起に押されて下降し、又、作動部材8がスプリング21
の作用で上昇する際に、円筒状基部下面が上記外向きフ
ランジ26上面に押されて上昇する如く構成している。
又、上記係止突起と外向きフランジ26間のステム周壁
下部には一対の透孔27を穿設し、ステム22内外を連
通している。
【0010】上記の如き縦型ポンプ3は、作動部材8下
降の際、ステム22外周の上記係止突起が環状ピストン
25を押下げてピストン25下方のシリンダー11内液
体を加圧し、又、この際ピストン25下端と上記外向き
フランジ26間に隙間が生じる為、ピストン25下方の
シリンダー内液体は透孔27よりステム22内を通り、
ノズル23の注出口29より外部に注出される如く構成
している。又、作動部材8上昇の際、ステム22外周の
外向きフランジ26が環状ピストン25を押上げ、この
際ピストンにより透孔27が閉塞される為、ピストン2
5下部のシリンダー11内が負圧化し、吸込弁10が開
弁して容器体2内の液体をシリンダー11内に吸い込
み、従って、押下げヘッド24の上下動により容器体2
内の液体は順次ノズル23の注出口より注出される様構
成している。
【0011】又、上記ストローク変換機構4は、補助キ
ャップ16及びステム22に設られたものて、作動部材
8の上下動幅を変更するものであり、案内筒12内周面
下部又はステム外周面下部のいずれか一方に突設した係
合突起28と、いずれか他方に突設するとともに、係合
突起28との上下対向面側に複数の段違い係止端面を有
する係止突起29とから構成している。本実施例では、
補助キャップ16に設けた一対の係合突起28と、ステ
ム22に設けた係止突起29とから構成しており、係合
突起28は、補助キャップ16の案内筒12内周面下部
前後に突設した縦長の突条として構成している。又、係
止突起29は、ステム22外周下部に帯状に周設した突
部の前後に、その上面を凹ませて上記係合突起28が挿
入可能な一対の凹部を形成して、左右に一対の高部係止
端面30を、又、前後に一対の低部係止端面31を有す
る如く構成している。そして、作動部材8がそのノズル
23を前方に突出した状態では、各係合突起28下端面
が、係止突起29の各低部係止端面31と当接して作動
部材8の上下ストローク幅を広く設定し、又、作動部材
8を水平方向へ90度回動させてノズル23を側方へ突
出させた状態では、各係合突起28下端面が、係止突起
29の各高部係止端面30と当接して作動部材8の上下
ストローク幅を狭く設定する如く構成している。尚、本
実施例では、係合突起28をシリンダー部材7の装着キ
ャップ16に、係止突起29をステム22に各々設けて
いるが、その逆であっても良い。又、本実施例では、係
止突起の係止端面を2段階に設定しているが、3段階以
上に設定することも可能である。
【0012】
【考案の効果】以上説明した如く本考案液体注出容器
は、既述構成としたことにより、特に、作動部材の上下
ストローク幅を変更するストローク変換機構を設けてお
り、該機構は、案内筒12内周面下部又はステム22外
周面下部のいずれか一方に突設した係合突起28と、い
ずれか他方に突設するとともに、係合突起28との上下
対向面側に複数の段違い係止端面を有する係止突起29
とからなり、上記係合突起28を係止突起29の任意の
係止端面に当接させた状態によって作動部材8の最上昇
位置を規制する如く構成したので、、極めて簡単な操作
により、作動部材の単位上下動当たりの注出量を変更さ
せることがてきるという特有の効果を発揮するものであ
る。また、作動部材の上方突出幅によりストロークの幅
が一目瞭然であり、従って、吐出量の多少が容易に判断
出来るという利点を備えている。また、ストローク変換
機構は外部に露出しないため外観を損なわず、しかも、
作動部材の押し下げ前の状態では、係合突起と係止端面
とが常時当接状態にあるため、ストロークを変換する場
合も特別の手段を施すことなく手の感触により簡単且つ
正確に行えるという利点を備えている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案液体注出容器の一実施例を示す要部縦断
面図である。
【図2】同実施例の要部縦断面図である。
【図3】同実施例の要部縦断面図である。
【図4】同実施例のステムを構成する部材を示す斜視図
である。
【符号の説明】
2…容器体,3…縦型ポンプ,4…ストローク変換機
構,6…容器体口頚部,7…シリンダー部材,8…作動
部材,18…装着筒部,22…ステム,24…押下げヘ
ッド,25…環状ピストン,28…係合突起,29…係
止突起,30…高部係止端面,31…低部係止端面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器体2の口頚部6外周に嵌合させた装着
    筒18により下端を容器体内へ垂下させた状態でシリン
    ダー11上部外周を容器体口頚部に固定させるととも
    に、シリンダー内周上端部に嵌合させた案内筒12上端
    縁より外向きフランジ状の頂壁13を延設してなる補助
    キャップ16を嵌着固定させてなるシリンダー部材7
    と、該部材上端開口より上方付勢状態で上下動可能に突
    出するステム22上端にノズル付き押下げヘッド24を
    嵌着するとともに、下部にステムの上下動に伴いシリン
    ダー内を上下に摺動する環状ピストン25を有する作動
    部材8とからなる縦型ポンプ3を備え、作動部材の上下
    動により容器体内の液体を吸い上げてノズル注出口より
    注出する如く構成した液体注出容器において、上記補助
    キャップ及びステムに作動部材の上下ストローク幅を変
    更するストローク変換機構4を設けてなり、該機構は、
    案内筒12内周面下部又はステム22外周面下部のいず
    れか一方に突設した係合突起28と、いずれか他方に突
    設するとともに、係合突起28との上下対向面側に複数
    の段違い係止端面を有する係止突起29とからなり、上
    記係合突起28を係止突起29の任意の係止端面に当接
    させた状態によって作動部材8の最上昇位置を規制する
    如く構成してなることを特徴とする液体注出容器。
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