JPH02206953A - エレベータ乗かご内通話装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、エレベータ乗かご内通話装置に関する。

〈従来の技術〉 第２図は、従来のエレベータ乗かご内通話装置の構成を
示すブロック図で、建屋に設置されているエレベータの
乗かご内に、始動スイッチ２と送受話器３とが接続され
ている通話装置部１が配置されている。この通話装置部
１と、エレベータが設置されている建屋に設置されてい
る他の設備機器４とが、同一の建屋に設けられているビ
ル端末装置Ｔの制御装置１０に接続されている。

このビル端末装置Ｔにおいては、通話装置部１及び設備
機器４からの信号を入力して発報の制御を行う前述の制
御装置１０に、発報データを作成する異常信号作成装置
１４が接続され、この異常信号作成装置１４に自動ダイ
ヤリング装置を具備する発報装置１６が接続されている
。

発報装置１６の出力端子が、電話回線りを介して遠隔地
に設けられている管理センタＣのオペレータ応答操作装
置を備えたオペレータ応答操作卓２０に接続されている
。

このような構成の従来のエレベータ乗かご内通話装置に
対して、乗かご内に設けられている始動スイッチ２、送
受話器３及び通話装置部１からなる通話手段と、管理セ
ンタＣとの間の通話の点検作業は次のようにして行われ
ている。

点検作業を行う保守員が、始動スイッチ２を押すことに
より、通話装置部１から通話信号がビル端末装置Ｔの制
御装置１０に入力される。制御装置１０により通話信号
が認識されると、この通話信号は異常信号作成装置１４
に入力され、異常信号作成装置１４では通話信号に基づ
いて、発報先の電話番号や信号情報等を発報データ信号
に作成し、この発報データ信号が発報装置１６に入力さ
れる。

発報装置１６に発報データ信号が入力されると、発報装
置１６の自動ダイヤリング装置が作動して、電話回線り
を介して、管理センタＣに発報装置１６から発報信号が
伝送される。

この発報信号は、管理センタＣのオペレータ応答操作卓
２０に入力され、オペレータ応答操作卓２０のオペレー
タ応答操作装置によって、発報信号がビル端末装置Ｔか
らの通話信号であることが確認されると、電話回線りを
介して通話手段の送受話器３とオペレータ応答操作卓２
０との通話が可能な状態が設定される。

そこで、乗かご内の保守員は管理センタＣのオペレータ
と通話を行い、通話の点検作業のための通話である旨連
絡して点検作業が完了する。

〈発明が解決しようとする課題〉 前述したようにして行われる乗かご内の通話手段と、管
理センタとの間の通話の点検作業は、例えば１ケ月に１
度程度の割合で定期的に行われている。

エレベータが増設され、建屋が次々と建設され、ビル端
末装置の数が増加すると、それに比例して管理センタで
処理する点検作業のための通話頻度が多くなり、点検作
業のための通話が一時に集中して発生ずる場合も生じる
。

このため、管理センタ側では増加する点検作業のための
通話に応するために、オペレータ応答操作卓を増設し、
オペレータを増員する必要が生じる。

また、点検作業のための通話が一時に集中して発生する
と、管理センタは本来の機能であるビル端末装置からの
異常発報信号に対する対応が、充分に出来なくなるとい
う問題が生じる。

本発明は、前述したような従来のエレベータ乗かご内通
話装置における通話の点検作業の現状に基づいてなされ
たものであり、その目的はオペレータの増員とオペレー
タ応答操作卓の増加を行わずに、ビル端末装置の増加に
対応して、異常発報信号の応答に支障を生じることなく
、点検作業の通話にも適切に応答することの出来るエレ
ベータ乗かご内通話装置を提供することにある。

く課題を解決するための手段〉 前記目的を達成するために、本発明は、エレベータの乗
かご内に設けられた通話手段を、前記エレベータが設置
されている建屋内の設備機器の監視を行う端末装置に接
続し、そして前記通話手段の作動時、前記端末装置に設
けられた自動ダイヤリング装置を作動させ、電話回線を
介して管理センタに設置されているオペレータ応答操作
装置に接続し、通話できるようにしたエレベータ乗かご
内通話装置において、前記管理センタに、前記通話手段
の点検作業時に応答する自動応答装置を設け、一方前記
端末装置に、前記点検作業時に保守員によって操作され
、前記通話手段の発報先を、前記自動応答装置へ切替え
る切替装置と、この切換装置の動作時に、前記自動応答
装置の電話回線が塞がっていると判定すると、応答先を
前記オペレータ応答操作装置へと切替える判断装置とを
設けた構成となっている。

く作用〉 本発明では、乗かご内に設けられている通話手段の点検
作業に際しては、保守員の操作によって端末装置におい
て切替装置が作動し、通話手段による点検作業の通話の
発報先が、管理センタに設けられている自動応答装置に
切替えられる。

このため、通話手段からの点検作業の通話は、電話回線
を介して、管理センタの自動応答装置で受信され、管理
センタのオペレータ応答操作装置による異常発報信号に
対する応答に支障を生じることなく、点検生業の通話に
対する応答が行われる。

また、切替装置の作動時に、端末装置の判断装置が、管
理センタの自動応答装置の電話回線が塞がっていると判
定すると、点検作業の通話は、判断装置によって管理セ
ンタのオペレータ応答操作装置に、その発報先が切替え
られて点検作業の通話に対する応答は、支障なく行われ
る。

〈実施例〉 以下、本発明の実施例を第１図を用いて説明する。

第１図は、本発明の実施例の構成を示すブロック図であ
り、すでに説明した第２図と同一部分には同一符号が付
されている。

第１図に示すように、実施例においては、ビル端末装置
Ｔにおいて、制御装置１０に通話点検スイッチ１１が設
けられ、制御装置１０の出力端子には、判断装置１２と
切替装置１３の共通端子ｔｏとが接続されている。

切替装置１３の切替端子ｔ１は、異常信号作成袋Ｗ１４
を介して発報装置１６に接続され、切替装置１３の切替
端子ｔ２は、点検信号作成装置１５を介して発報装置１
６に接続されている。

そして、発報装置１６は電話回線りを介して、それぞれ
管理センタＣのオペレータ応答操作卓２０と、自動応答
装置２１とに接続されている。

特に実施例においては、制御装置１０は通話点検スイッ
チ１１からの信号を入力すると、制御信号を作成して出
力し、この制御信号によって切替装置１３は、切替端子
ｔ１から切替端子ｔ２への切替えを行うように構成され
ている。

また、点検信号作成装置１５は、切替装置１３の切替端
子ｔ２側への切替え時に、点検発報データ信号を作成し
、判断装置１２は、切替端子ｔ２側への切替え時に発報
装置１６と自動応答装置２１との接続を判定し、接続不
能時には切替装置を制御して、切替端子ｔ１側への切替
えを行わせるように構成されている。

さらに、自動応答装置２１は、電話回線りを介して点検
作業の通話を受信し、それに対する応答処理を行うよう
になっている。

実施例のその他の部分の構成は、すでに第２図で説明し
た従来のエレベータ乗かご内通話装置と同一である。

このような構成の実施例において、始動スイッチ２、送
受話器３及び通話装置部１が発明の通話手段を構成して
いる。また、発明の自動ダイヤリング装置とオペレータ
応答操作装置とは、それぞれ実施例の発報装置１６とオ
ペレータ応答操作卓２０に具備されている。

次に、実施例の動作を説明する。

乗かご内に設けられている通話手段の通話の点検作業時
には、保守員は制御装置１０の通話点検スイッチ１１を
押した後に、通話装置部１１に接続されている始動スイ
ッチ２を操作する。

制御装置１０は、通話点検スイッチ１１からの信号で通
話の点検作業の判定をし、通話装置部１からの通話信号
が入力されると、切替装置１３に制御信号を出力する。

この制御信号が切替装Ｗ１３に入力されると、切替装置
・１３は通話点検発報の発生と判定し、出力端子を切替
端子ｔ２側に切替える。

この切替えによって点検信号作成装置１５が作動し、点
検信号作成装置１５によって管理センタＣの自動応答装
置２１の電話番号や発報先であるビル端末装置Ｔの認識
番号を含む点検発報データ信号を作成し、この点検発報
データ信号を発報装置１６に供給する。

発報装置１６の自動ダイヤリング装置が、この点検発報
データ信号に基づいて、自動ダイヤリング動作を行い、
電話回線りを介して発報装置１６から自動応答装置２１
に、通話点検のための発報信号が伝送される。

この通話点検のための発報信号が、自動応答装置２１で
受信されると、自動応答装置によって乗かご内の保守員
に対して、何らかの通報、例えばビル名、ビル認識番号
の通報要求が発せられる。

この通報要求に対して保守員が行った通報が、録音され
、また録音・再生されることで通話の点検作業が行われ
る。

この場合、自動応答装置２１の電話回線が、他のビル端
末装置からの点検作業の通話で塞がっていると、判断装
置１２がこの通話不能状態を判定し、判定装置１２によ
って切替装置１３が制御され、切替装置’１１Ｂは出力
端子を切替端子ｔ１側に切替える。

この切替えによって異常信号発生装置１４が作動し、す
でに第２図を用いて説明した従来装置の場合と同様に、
異常信号発生装置１４が発報データ信号を作成し、この
発報データ信号が発報装置１６に入力される。

そして、発報装置１６の自動ダイヤリング装置が作動し
て、電話回線りを介して管理センタＣのオペレータ応答
操作卓２０のオペレータ応答操作装置に、通話点検を行
うための発報信号が伝送される。

この通話点検のための発報信号が、オペレータ応答操作
装置で受信されると、オペレータ応答操作卓２０の表示
灯が点滅し、オペレータに応答するように指示する。オ
ペレータが応答することにより、乗かご内の通話手段の
送受話器３とオペレータ応答操作卓２０間で通話が行わ
れ、通話手段の通話機能の点検作業が行われる。

このように、実施例によると乗かご内に設けられる通話
手段の通話機能の点検作業に際しては、ビル端末装置Ｔ
の発報装置１６から、電話回線りを介して管理センタＣ
の自動応答装置２１に、通話点検のための発報信号が伝
送され、自動応答装置２１によって、この発報信号に対
する自動応答による点検作業が行われる。このなめに、
管理センタＣのオペレータ応答操作卓２０での異常発報
信号の応答に支障を与えずに、点検作業の通話に効率的
に応答することができ、オペレータの増員やオペレータ
応答操作卓の増設を行わずに、ビル端末装置の増加に対
応することが出来る。

また、実施例では、管理センタＣの自動応答装置２１の
電話回線が塞がっていると、判断装置１２が通話不能を
判定し、判断装置１２によって切替装置１３が制御され
て、発報装置１６がらは、電話回線りを介して、管理セ
ンタＣのオペレータ応答操作卓２０のオペレータ応答操
作装置に、通話点検のための発報信号が伝送される。こ
のため、自動応答装置２１の電話回線が塞がっていても
、オペレータ応答操作卓２０で通話点検の処理が円滑に
行われる。

従って、通話点検作業が集中する事態に備えて、自動応
答装置２１に余分な能力を持たせる必要もなくなり、設
備コスト上の問題も解決される。

〈発明の効果〉 以上詳細に説明したように、本発明によると異常発報信
号の応答に支障を与えずに、自動応答装置で点検作業の
通話に対応することができ、オペレータやオペレータ応
答操作装置を増加せずに、端末装置の増設に対応して通
話手段の通話点検作業を効率的に処理することが出来る
。

また、自動応答装置の回線が塞がっていると、通話点検
作業の通話処理がオペレータ応答操作装置へ切替えられ
るので、通話点検作業は迅速且つ確実に行われる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の実施例の構成を示すブロック図、第
２図は、従来のエレベータ乗かご内通話装置の構成を示
すブロック図である。 １・・・・・・通話装置部、２・・・・・・始動スイッ
チ、３・・・・・・送受話器、４・・・・・・設備機器
、１０・・・・・・制御装置、１１・・・・・・通話点
検スイッチ、１２・・・・・・判断装置、１３・・・・
・・切替装置、１４・・・・・・異常信号作成装置、１
５・・・・・・点検信号作成装置、１６・・・・・・発
報装置、２０・・・・・・オペレータ応答操作卓、２１
・・・・・・自動応答装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. エレベータの乗かご内に設けられた通話手段と、前記エ
   レベータが設置されている建屋内の設備機器の監視を行
   う端末装置に接続し、そして前記通話手段の作動時には
   、前記端末装置に設けられた自動ダイヤリング装置を作
   動させ、電話回線を介して管理センタに設置されている
   オペレータ応答操作装置に接続し通話できるようにした
   エレベータ乗かご内通話装置において、前記管理センタ
   に、前記通話手段の点検作業時に応答する自動応答装置
   を設け、一方前記端末装置に、前記点検作業時に保守員
   によつて操作され、前記通話手段の発報先を、前記自動
   応答装置へ切替える切換装置と、この切換装置の動作時
   に、前記自動応答装置の電話回線が塞がつていると判定
   すると、応答先を前記オペレータ応答操作装置へ切替え
   る判断装置とを設けたことを特徴とするエレベータ乗か
   ご内通話装置。