JPH02204016A - 射出成形機の製品取出方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野〕 この発明は、射出成形機において成形された製品の自動
取出し方法に係り１、特に横型射出成形機における合理
的かつ作業性に優れた製品の取出し方法および装置に関
する。

〔従来の技術） 射出成形機において、無人運転を行う場合の製品取出し
ゃ大形製品を成形する場合の労力の軽減および作業の安
全性を保持する等の観点から、製品の自動取出装置が種
々提案され実施化されている。

この種の製品自動取出装置としては、−・成約に製品を
保持するチャック機構と保持した製品を所定位置に移動
させるアーム機構とを備え、これら力機構をそれぞれ流
体圧操作シリンダで作動するよう構成されている。

し７かるに、従来の製品自動取出装置では、成形金型か
らの製品取出し方法として、例えば第３図に示すような
操作を行うよう構成配置される。すなわち、第３図にお
いて、＃照符号１０は横型射出成形機の架台を示し、こ
の架台１０土に射出ユニット１２と型締装置１４とが同
軸的に配！されている。なお、型締装Ｗ、１４は、固定
ダ・イブレート１６と移動グイプレート１８とを有し、
これらのグイプレート１６．１８にそれぞれ金型（図示
せず）が取付けられる。そこで、製品の成形に際しては
、前記移動グイプレート１８による金型の開閉動作に対
応して、矢印で示すように製品取出し操作が行われる。

次に、第３図に示す製品取出し操イｔにつき、第４図に
示す所定の操作部材の動作タイムチャートを参照しなが
ら説明する。、ｔず、製品を０持する〆ごめのチャック
機構が金型の上方Ｍｊ　ｋ　Ｕ？　置Ａに待機しており
、製品の成形完了に住い移動ダイプレート１８と共に金
型の型開が行われると、前記チャック機構が上下シリン
ダの作用下に下降動（Ｈｌ）する、チャック機構が型開
された金型間の所定位置まで下降すると、前後シリンダ
の作用下に一方の金型に位置する製品に向かって前進動
作（２）する、このようにして、チャック機構が製品の
位置に到達すると、チャックシリンダの作用下に製品の
保持動作（３）が行われる。製品が保持されると、前後
シリンダの作用下にチャック機構が所定位置まで後退［
７て製品の取出動作（４）が行われる。その後、製品を
保持したチャック機構は、上下シリンダの作用下に所定
位置Ａまで上昇動作（５）する０次いで、チャック機構
は、適宜の操作手段により射出成形機の横方向に水平前
進移動（６）する、このようにして、製品を取出すのに
適した所定位置までチャック機構を移動すると、姿勢シ
リンダの作用下にチャック機構を変位させて製品の向き
を特定化する姿勢制御動作（７）を行う、そして、再び
上下シリンダの作用下にチャック機構を下降動作（８）
シ、所定の製品取出し位置でチャックシリンダの作用下
に製品をチャック機構から放出するための離反動作（９
）が行われる。製品を放出したチャック機構は、そのま
ま上下シリンダの作用下に所定位ｉｔまで上昇動作（１
０）　Ｌ、、姿勢シリンダの作用下に姿勢復帰動作（１
１）した後、所定位置Ａ、ｔで横方向に水平後退移動（
１２）して、次の製品を取出すための待機状態に至る。

以上の一連のサイクル動作により、射出成形機からの製
品の自動取出しが円滑に行われる。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、前述した従来の射出成形機における製品
取出方法によれば、金型からの製品取出しは、射出成形
機の長手方向に対してその側方に行われるものであるか
ら、例えば第５図に示すように、複数台の射出成形機２
０を設置して製品の址産化を行う場合には、各射出成形
８２０で成形された製品を集中的に回収するための共通
の主コンベヤ２２に対し、射出成形機２０とその製品取
出し用補助コンベヤ２４とをそれぞれ並設する必要があ
る。このため、所要製品の生産ラインにおいて複数台の
射出成形８１２０を設置する場合、各射出成形機２０の
配置ピッチｐは、それぞれ射出成形ｌＲ２Ｏの操作用ス
ペースも考慮すると相当幅広く設定しなければならない
。

また、前記方法は、各射出成形機で成形された製品を主
コンベヤへ集中的に搬送する方法であるが、各射出成形
機に併設した製品取出装置によって、その取出し位置に
配置したパケット等に直接製品を積み重ねるようにして
回収する方法においても、前記パケット等の設置および
搬送を行うためのスペースが各射出成形機間に必要とな
る。

従って、いずれにしても、従来の射出成形機にお８する
製品収出方法によれば、射出成形機の横方向（Ｊ！作ｒ
ｌＩＪまたは反操作側）において製品取出しのためのス
ペースを必要とするため、複数台の射出成形機を設置し
て製品の量産化を行う＃Ｊ合、所定面積当りの射出成形
機の設置台数に制約を受けて製品の生産効率を向上する
ことができない難点がある。

なお、従来の射出成形機における製品取出方法として、
製品取出機構につき前述した従来の機構を９０’旋回し
た状態で型締装置の固定ダイプレートに組付けた構成と
したものも提案されているが、この場合装置の支持位置
に対する長手方向の移動距離が長くなる難点がある。

さらに、従来の射出成形機における製品取出装置は、製
品取出し動作が複雑であり、このためこれらの動作を行
う各種アクチュエータの使用個数が多くなって制御操作
も煩雑となり、装置の製造に手間が掛り製造コストも増
大する等の欠点がある。

そこで、本発明の目的は、製品取出しに必要な動作工数
を減らし、製品の量産化に伴う複数台の射出成形機の設
置に際して製品の搬出ラインの簡素化と設置スペースの
狭少化を実現すると共に動作距離の短縮化を図り、さら
に低コストで製造することができる射出成形機における
製品取出方法および装置を提供するにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明に係る射出成形機における製品取出方法は、横型
に配！された射出成形機の型締装置に設けた移動ダイプ
レートの金型取付面を基準として、固定ダイプレートの
金型取付面より離反する方向の領域にチャックＲ梢およ
びアーム機構を設け、これらの機構により金型より取出
す製品を射出成形機の長手方向に沿って移動させて製品
を離反放出することを特徴とする。

前記の製品取出方法において、チャック機構およびアー
ム機構の長平方向の移動が、射出成形機の長手方向と平
行となるようにしたり、あるいは射出成形機の長手方向
と一定の角度をもって移動するようにすることができる
。

また、射出成形機の長手方向に沿って移動させる製品は
該射出成形機の領域外で離反放出するようにすれば好適
である。

さらに、本発明に係る射出成形機における製品取出装置
は、横型に配置された射出成形機の型締装置に設けた移
動ダイプレートの金型取付面を基準として、固定ダイプ
レートの金型取付面より離反する方向の領域において、
金型より取出す製品を射出成形機の長手方向に沿って移
動させて該製品を離反放出するようにチャック機構およ
びアーム機構を設けることを特徴とする。

〔作用〕 本発明に係る射出成形機における製品取出方法によれば
、横型に配置された射出成形機の型締装置に設けた移動
ダイプレートの金型取付面を基準として、固定ダイプレ
ートの金型取付面より離反する方向の領域にチャック機
構およびアーム機構を設けることにより、製品の取出し
位置を従来のように射出成形機の長手方向の側方に設定
することなく、金型より取出す製品を射出成形機の長手
方向に沿って移動させることができ、これにより前記機
構によって占められる上部空間等の作業に全く不要なデ
ッドスペースを製品の取出し位置として有効に活用する
ことができる。

従って、本発明の射出成形機における製品取出方法を実
施する装置によれば、製品の量産化に伴う複数台の射出
成形機の設置に際して製品の搬出ラインの簡素化と設置
スペースの侠少化を容易に実現することができる。

〔実施例〕

次に、本発明に係る射出成形機における製品取出方法お
よび装置の実施例につき、添付図面を参照しながら以下
詳細に説明する。

第１図は、本発明の射出成形機における製品取出方法の
一実施例であって横型射出成形機の概略構成を示すもの
である。なお、第１図に示す射出成形機の構成は第３図
に示す従来の射出成形機と同一である。従って、同一の
構成部分については同一の参照符号を付してその詳細な
説明は省略する。しかるに、第１図に示す実施例におい
ては、図示しないが、製品を保持するチャック機構と保
持した製品を所定位置に移動させるアーム機構とは、型
締装置１４に設（また移動ダイプレート１８の金型取付
面を基準として、固定ダイプレート１６の金型取付面よ
り離反する領域に設けられる。そして、製品を保持する
ための前記チャック機構は、従来と同機に金型の上方所
定位置Ａに待機する。

次に、このように設定された本発明の製品取出方法につ
き説明する。

まず、射出成形機による製品の成形完了に伴い移動ダイ
プレート１８と共に金型の型開が行われると、前記チャ
ック機構が上下シリンダの作用下に下降動作■する。チ
ャック機構が型開された金型間の所定位置まで下降する
と、前後シリンダの作用下に一方の金型に位置する製品
に向かって前進動作■する。このようにして、チャック
機構が製品の位置に到達すると、チャックシリンダの作
用下に製品の保持動作■が行われる。製品が保持される
と、前後シリンダの作用下にチャックＲ棺が所定位置ま
で後退して製品の取出動作■が行われる。その後、製品
を保持したチャック機構は、上下シリンダの４％用下に
所定位置Ａまで上昇動作■する０以上の動作は、基本的
に従来の製品取出方法と同じである。

そこで、本実施例においては、チャック機構を適宜の操
伶手段により射出成形機の長手方向に沿ワて水平前進移
動■させる。このようにして、製品を取出すのに適した
所定位置までチャック機構を移動すると、再び上下シリ
ンダの作用下に該チャック機構を下降動作■し、所定の
製品取出し位置でチャックシリンダの作用下に製品を前
記チャック機構から放出するための離反動作■が行われ
る。その後、製品を放出したチャック機構は、そのまま
」ユ下シリンダの作用下に所定位置まで上昇動作■し、
さらに所定位置Ａまで射出成形機の長手方向に沿って水
平後退移動■して、次の製品を取出すための待機状態に
至る。

従って、このような動作が行われる本発明の製品取出方
法によれば、例えば第２図に示すように、射出成形機３
０の型締装置側の長手方向端部に製品を回収するための
主コンベヤ３２を配置して、複数台の射出成形機３０の
省スペース的な設置を達成することができる。この場合
、前記主コンベヤ３２に代えてパケット等を配置してら
同様に省スペース的な設置が可能である。ｔ、た、第２
図に鎖線で示すように、射出成形機３０の上部空間に十
分なスペースがある場合は、チャック機構やアーム機構
からなる製品取出装置の上部空間に製品搬送コンベヤ３
４もしくはパケット等を配置し、より省スペース的な製
品回収を行うことができ、これによりさらに射出成形機
３０の省スペース的な設置を実現することができる。

前記実施例においては、製品を保持したチャック機構の
水平前進移動■および水平後退移動■につき、射出成形
機の長手方向に沿って移動する場合を示したが、この場
合チャック機構等は、射出成形機の長手方向と平行であ
ればよく、あるいは射出成形機の長平方向と一定の角度
をもって移動するようにしてもよいことは勿論である。

〔発明の効果〕

前述した実施例から明らかなように、本発明によれば、
製品を保持したチャック機構を射出成形機の長手方向に
沿って移動するよう構成することにより、製品の取出し
を従来のように射出成形機の横方向（操作側または反袴
伴側）に行うことなく、射出成形機の操（？に全く影響
しない型締装置の長手方向外端部もしくは上方に十分な
スペースがあれば型締装置の上方で製品の取出しおよび
回収を行うことができる。

従って、本発明によれば、複数台の射出成形機を制約さ
れたスペース内で最も効率よく省スペース配置し、製品
の取出しと回収とを円滑に達成することができる。

また、本発明によれば、第１図からも明らかなように、
チャックＲ楕がＹ軸方向に位置決めが可能であるから、
チャック機構のチャック動作は別にして、その駆動系は
Ｘ軸方向とＸ軸方向の２方向のみを有すればよく、従来
の３方向を必要とした場合に比べて駆動系が簡略化され
る利点がある。

このような種々の特徴を有する本発明の製品取出方法に
よれば、こハ、を実施する装置についてもその構成を簡
易化することができ、製造の容易化と共に製造コストの
低減ら達成する事ができる。

以上、本発明の好適な実施例についで説明したが、本発
明は前述した実施例に限定されることなく、本発明の精
神を逸脱しない範囲内において種々の設計変更をなし得
ることは勿論である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る製品取出方法の一実施例を示す射
出成形機の概略説明図、第２図は第１図に示す射出成形
機により製品の取出しと回収とを行う場合の複数台の射
出成形機の設置状態を示す説明図、第３図は従来の製品
取出方法の構成例を示す射出成形機の概略説明図、第４
図は第３図に示す射出成形機により製品の取出しと回収
とを行う場合の操作部材の動作タイムチャート図、第５
図は第３図に示す射出成形機により製品の取出しと回収
とを行う場合の複数台の射出成形機の設置状態を示す説
明図である。 ０・・・架台　　　　　１２・・・射出ユニツ）・４・
・・型締装置 ６・・・固定ダイプレー１・ ８・・・移動グイプレート Ｏ・・・射出成形機　　３２・・・主コンベヤ４・・・
搬送コンベヤ ＼ ＦＩＧ、２ 手 続 補 正 初房（方式） ％式％ １゜事件の表示 平成　１年　特許願　第２４０２２号 ２、発明の名称 射出成形機の製品取出方法Ｊ３よび装ｄ３、補正をする
者 事件との関係　　　特許出願人 住　所　　　東京都中央区銀座４丁目２番１１号名　称
　　　（３４５）東芝機械株式会社代表者　　岩　橋　
　昭 ４、代理人 ６、補正の内容

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）横型に配置された射出成形機の型締装置に設けた
   移動ダイプレートの金型取付面を基準として、固定ダイ
   プレートの金型取付面より離反する方向の領域にチャッ
   ク機構およびアーム機構を設け、これらの機構により金
   型より取出す製品を射出成形機の長手方向に沿って移動
   させて該製品を離反放出することを特徴とする射出成形
   機の製品取出方法。
2. （２）チャック機構およびアーム機構の長手方向の移動
   が、射出成形機の長手方向と平行であることからなる請
   求項１記載の射出成形機の製品取出方法。
3. （３）チャック機構およびアーム機構の長手方向の移動
   が、射出成形機の長手方向と一定の角度をもつて移動す
   ることからなる請求項１記載の射出成形機の製品取出方
   法。
4. （４）射出成形機の長手方向に沿って移動させる製品は
   該射出成形機の領域外で離反放出してなる請求項１記載
   の射出成形機の製品取出方法。
5. （５）横型に配置された射出成形機の型締装置に設けた
   移動ダイプレートの金型取付面を基準として、固定ダイ
   プレートの金型取付面より離反する方向の領域において
   、金型より取出す製品を射出成形機の長手方向に沿つて
   移動させて製品を離反放出するようにチャック機構およ
   びアーム機構を設けることを特徴とする射出成形機の製
   品取出装置。