JP2002301745A - 射出成形機における成形品回収システム - Google Patents
射出成形機における成形品回収システムInfo
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Abstract
ることで成形機周辺への回収装置の設置をなくす。移送
ストロークの短縮化によりハイサイクル成形にも適合さ
せる。 【解決手段】 型締装置1の可動盤後退位置から端部ま
での上部を成形品の回収部9に設定して受け箱15や搬
送器14等の回収手段を配設する。回収部9への成形品
の移送手段を有する取出機20を固定盤3上に立設す
る。取出機20により型開後の成形品取出しを行う。そ
のまま成形品を回収部9に移して回収または搬送回収等
を行う。
Description
形品を取出機により金型から取出した後の射出成形機に
おける成形品回収システムに関するものである。
ける成形品(製品やランナー等)の取出機による回収で
は、成形機の外まで成形品を持ち出して、そこに設置し
たコンベアや受け箱に移して回収している。したがって
成形品は金型から取り出した後に、成形機の操作側或い
は反操作側さらには型締装置後方などへ搬送されること
になるので、取出機による成形品の移送ストロークが長
くなり、その往復に時間が掛かるのでハイサイクル成形
に適合しない場合がある。また成形機の周辺に各種の回
収装置を配設するスペースが必要となり、多数台の成形
機の配置に際しては、成形機間に作業スペースと回収ス
ペースとを設けなければならない、という課題を有す
る。
えられたものであって、その目的は、型締装置の上部空
間を成形品の回収に利用することによって、成形機周辺
への回収装置の設置をなくし、また移送ストロークの短
縮化によりハイサイクル成形にも適合する新たな射出成
形機における成形品回収システムを提供することにあ
る。
は、型締装置の可動盤後退位置から端部までの上部を、
成形品の回収部に設定して受け箱や搬送器等の回収手段
を配設する一方、その回収部への成形品の移送手段を有
する取出機を固定盤上に立設し、その取出機により型開
後の成形品取出しを行い、そのまま成形品を回収部に移
して回収または搬送回収等を行う、というものである。
検査手段と分別手段とを備え、上記回収部に移された成
形品の成形良否を検査し、不良品を分別して良品のみ回
収する一連の作業システムを含む、というものである。
ィーダ、エアシリンダ、ロッドレスシリンダ等などが採
用され、それらによる移送の過程でモニター又は重量測
定などによる成形品の良否検査及び不良品との分別を行
い得るものである。
台2上に対設した固定盤3と支持盤4とにわたる四隅の
タイバー5に可動盤6を挿通支持し、その可動盤6と支
持盤4との間に設けたトグル機構7により、固定盤3と
可動盤6とに分割して取付けた金型8の開閉及び型締を
行う構造からなる。
盤側の端部までの上部には、成形品の回収部9としてベ
ースプレート10が、上記トグル機構7を覆うように設
けてある。このベースプレート10は、機台1の端部上
面の両側に立てた支柱11、11と固定盤2の上面両側
に取付けた腕木12,12とに横架して、型締装置1と
並設した左右一対のフレーム13,13に載置固定して
ある。
ア14が、型締装置1の端部に向けて成形品Aが移動す
るように長手方向に設けてあり、またコンベア14の送
出側端部には、成形品Aを機台端部上に据え付けた回収
箱15のシュート16が配設してある。
機で、基台21に横設したトラバース22の上に、取出
アーム23を側部に突設した本体24を摺動自在に備
え、その取出アーム23の側面に、取出ヘッド25を下
端に有する取出杆27を昇降自在に装置したホルダー2
6を往復動自在に取付けた構造からなり、取出アーム2
3が上記固定盤3から回収部9に位置して、型開後に取
り出した成形品Aをコンベア14の上まで持ち運びでき
るように固定盤3に固着してある。
して、回収部9に取出機20を対設した回収システムで
は、型開後に取出杆27を降下して取出ヘッド25を金
型間に挿入し、成形品Aの取り出しを行ったのち、取出
杆27の上昇により取出ヘッド25を成形品Aと共に元
の上方位置に引き上げ、ホルダー26の移動により回収
部9に成形品Aを移してリリースするだけで、コンベア
14により受け箱15に回収を行うことができる。
るシステムでは、取出機20の本体24を成形機の外側
まで横移動して回収を行う場合に比べて、移動ストロー
クが短くなり、それに伴って往復時間も短縮されるので
ハイサイクル成形に適合するようになる。また成形品A
の回収に必要な各種機器や受け箱等の全てを上記ベース
プレート10の上に設置できるので、成形機周辺に回収
装置のスペースが不要となり、寸法的にも回収手段が型
締装置外側へはみ出すことがないので、省スペースとも
なる。
をコンベア14の前に設置し、これにより瑕疵のある成
形品を分別除去して、良品のみコンベア14に送り出す
回収システムの実施形態を示すものである。
た成形品受部30と、それに隣設した検査部40とから
なり、その成形品受部30を回収部9の成形品受入側に
置いてベースプレート10の上に設け、検査部40の終
端に成形品送出側の上記コンベア14を接続して、検査
後の成形品Aを機台端部の上記受け箱15に回収できる
ようにしてある。
を示すものである。この装置は4個の成形品(たとえ
ば、長さ14.4mm、横幅4.2mm、肉厚1.8mmの小
型コネクタ)を方形に同時成形した場合を対象とするも
ので、成形の上から前後位置の成形品は向きを反対にし
て成形されている。
転換用の回転面31を有し、その回転面31を横切る二
条の受溝32を上面に並設した成形品受テーブル33
と、その成形品受テーブル33を回収部上を横方向に移
動するエアシリンダ34及びリニアガイド35と、回転
面31をラック31aとピニオン31bにより180°
回転するエアシリンダ36と、上記受溝32の片側に受
け入れられた成形品Aを検査部30Bに送り出すロッド
レスシリンダによる送出装置37とからなる。
にして成形品受テーブル33の先方に設置したシリンダ
38と、そのシリンダ上を移動する可動部材39とから
なり、その可動部材39に受溝32内を移動する送出片
39aを先端に下向きに備えた送出アーム39bが取り
付けてある。
は、上記ピニオン31bを備えた中空の回転体31cの
上部に取り付けられており、その回転体31cの中央に
貫設したバキュウム管31dにより、生成品Aを受溝4
2に吸引支持できるようにしてある。また成形品受テー
ブル33の上面の受溝内も同様に吸引できるように、バ
キュウム管が配設してある。
有するリニアフィーダ42と、その移送溝部41の途中
の片側側部に開閉自在に設けた排出口43の部位に、支
柱50に取付けて上方から斜めに設置した検査用のカメ
ラ44及び照明具45とからなり、排出口43の側部に
不良品の受け箱46がシュート47を配して設けてあ
る。また図では省略したが、排出口43の溝内にはエア
の吹出口が設けてあり、検査による不良品はエアシリン
ダ48により開閉作動する扉49の開放後にシュート4
7に吹き出されて受け箱に回収することができるように
してある。
上記成形品受テーブル33の先方の受溝32の延長線上
に位置するように座板28に固設され、上記送出装置3
7の可動部材39の移動で、送出片39aにより受溝3
2の成形品Aが移送溝部41に押し出されたのちは、バ
イブレーションによって移送溝部41の終端まで移動
し、上記コンベア14に移って回収できるようにしてあ
る。
えた回収システムでは、取出ヘッド25における複数の
成形品の取出位置と、成形品受テーブル33の受溝32
との位置が同一で、成形品Aが取出ヘッド25のリリー
ス操作により両方の受溝32に同時に収まるように予め
設定されている。
の受溝32と成形品受テーブル33上の受溝32の両方
に、前後一対の成形品Aがそれぞれ分けて置かれ、振動
などにより受溝32から外れないように吸引固定され
る。次に回転面31が180°回転の回転により後側の
成形品Aの向きが前側と同じに揃えられると、上記送出
装置37の作動により送出片39aが成形品受テーブル
33の上を移動して、移送溝部41に接続した先方の受
溝32の成形品Aを移送溝部41に送り出す。
と共に元の位置に戻されて、次に待機する。この後に後
方の受溝32が移送溝部41と一致するところまで、成
形品受テーブル33が先方に移動し、再び可動部材39
により残りの成形品Aの移送溝部41への送込みが行わ
れる。
一時的に吸引拘束され、その間にカメラ44により良否
が判別されて、不良品は排出口43の開扉とエア吹きと
により受け箱46に回収される。また良品は吸引拘束の
解除によりコンベア14へと送り出されて、上記受け箱
15に回収される。
成形時に生じた不良品の受け箱で、サンプルや成形不良
品は事前にそれらの受け箱51,52に回収されるよう
に取出機20が作動するように予め設定されている。ま
た、成形品に方向性がない場合には方向転換用の上記回
転面31は不要となる。また成形品が2個で向きを同じ
に前後2個所のキャビティで成形されるような場合に
は、受溝32は一条で済むことになる。
を可能とする射出成形機における型締装置の側面図であ
る。
態を示す射出成形機における型締装置の側面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 型締装置の可動盤後退位置から端部まで
の上部を、成形品の回収部に設定して受け箱や搬送器等
の回収手段を配設する一方、その回収部への成形品の移
送手段を有する取出機を固定盤上に立設し、その取出機
により型開後の成形品取出しを行い、そのまま成形品を
回収部に移して回収又は搬送回収等を行うことを特徴と
する射出成形機における成形品回収システム。 - 【請求項2】 上記回収手段は、成形品の検査手段と分
別手段とを備え、上記回収部に移された成形品の成形良
否を検査し、不良品を分別して良品のみ回収する一連の
作業システムを含むことを特徴とする請求項1記載の射
出成形機における成形品回収システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001105096A JP2002301745A (ja) | 2001-04-03 | 2001-04-03 | 射出成形機における成形品回収システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001105096A JP2002301745A (ja) | 2001-04-03 | 2001-04-03 | 射出成形機における成形品回収システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002301745A true JP2002301745A (ja) | 2002-10-15 |
Family
ID=18957848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001105096A Pending JP2002301745A (ja) | 2001-04-03 | 2001-04-03 | 射出成形機における成形品回収システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002301745A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110182570A (zh) * | 2019-05-21 | 2019-08-30 | 苏州奥比特精密注塑有限公司 | 一种用于固定剃须刀内电池的后盖的自动化生产设备 |
CN113561434A (zh) * | 2021-09-26 | 2021-10-29 | 江苏麦科多电子科技有限公司 | 用于固定剃须刀内电池后盖的自动化生产设备 |
CN113601802A (zh) * | 2021-09-02 | 2021-11-05 | 高岩 | 一种注塑浇口剪切的瓶盖生产系统 |
-
2001
- 2001-04-03 JP JP2001105096A patent/JP2002301745A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110182570A (zh) * | 2019-05-21 | 2019-08-30 | 苏州奥比特精密注塑有限公司 | 一种用于固定剃须刀内电池的后盖的自动化生产设备 |
CN113601802A (zh) * | 2021-09-02 | 2021-11-05 | 高岩 | 一种注塑浇口剪切的瓶盖生产系统 |
CN113561434A (zh) * | 2021-09-26 | 2021-10-29 | 江苏麦科多电子科技有限公司 | 用于固定剃须刀内电池后盖的自动化生产设备 |
CN113561434B (zh) * | 2021-09-26 | 2021-12-14 | 江苏麦科多电子科技有限公司 | 用于固定剃须刀内电池后盖的自动化生产设备 |
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