JP3950521B2 - 樹脂投入装置及び該樹脂投入装置を備えた樹脂封止装置 - Google Patents

樹脂投入装置及び該樹脂投入装置を備えた樹脂封止装置 Download PDF

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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、樹脂供給位置で顆粒状樹脂を供給されて一定量収容し、モールド金型に形成されたポットに対応する樹脂投入位置まで搬送して該ポットへ顆粒状樹脂を投入する樹脂投入装置及び該樹脂投入装置を備えた樹脂封止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、樹脂封止装置においては、一般にモールド金型に対して封止樹脂を供給する構成としては、塊状(柱状)の樹脂タブレットをパーツフィーダによりポットピッチに応じた収容孔を設けたホルダーに供給し、該ホルダーの収容孔よりローダーに受け渡したり、或いは上記樹脂タブレットを樹脂タブレットカセットに整列収容しておき、該カセットより上記ホルダーに供給し、該ホルダーの収容孔より上記ローダーに受け渡すように構成されていた。そして上記ローダーは、樹脂タブレットとリードフレーム,基板等の被成形品を保持してモールド金型へ搬送し、該モールド金型のキャビティに被成形品を移載し、ポットに樹脂タブレットを投入するように構成されていた。
【0003】
また、上記塊状の樹脂タブレットは、一般にモールド金型において均一に溶融し難いことから、均一に溶融し易い顆粒状樹脂を用いる樹脂投入装置が種々提案されている。これは、ポットピッチに合わせて配設した有底筒状のレジンホルダをローダーに装備し、該ローダーを樹脂供給位置と樹脂投入位置とを往復移動するように構成したものである。上記樹脂供給位置において顆粒状樹脂を樹脂供給部より供給されて一定量収容し、上記移動体をモールド金型へ搬送して、底部に設けられたシャッターを開放して顆粒状樹脂をポットへ投入する。上記ローダーは顆粒状樹脂をリードフレームなどの被成形品と共に搬送するため、上記シャッターは、リードフレームの長手方向に開閉するように構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記レジンホルダに収容された顆粒状樹脂は、顆粒であるため、シャッターを開放して樹脂をポットに投入する際に、ホルダー内に残留する可能性がある。上記顆粒樹脂は溶融が早く、一斉にマルチポット内に投入しなければ、成形品質にぱらつきが生ずるおそれもあり、また、上記レジンホルダ内に残留した樹脂は、熱により溶融し易いため、ホルダ内壁面に付着する可能性がある。
また、上記樹脂は顆粒であり自重も軽いため、ポットとのクリアランスが大きいと全てがポットに投入せず、金型上に飛散するおそれがあった。この場合には、モールド金型のパーティング面を汚し、金型を破損するおそれもあった。
また、樹脂投入位置近傍では、レジンホルダやシャッターに対して熱の伝播があることから、ローダーが樹脂供給位置へ戻った時に、付着した樹脂粉末や次に供給される顆粒状樹脂が溶融させないためにレジンホルダやシャッターが十分冷却されて必要がある。
また、レジンホルダに1回分の顆粒状樹脂が充填される毎に、或いは何回かの使用後定期的に清掃することが、残留樹脂を生じさせないため、引いては歩留りを向上させるためにも必要である。
また、リードフレームのセットミスや他のトラブルが発生した場合、顆粒状樹脂を回収するため、シャッターを手動で開けて行うとすれば作業性が悪く、一旦顆粒状樹脂をモールド金型のポット内に投入して硬化させた後、排出するとしても、歩留りが悪く、装置運転上のリスクも伴う。
【0005】
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、樹脂収容部に収容した顆粒状樹脂を残留することなくモールド金型へ供給して安定した成形品質が得られる樹脂投入装置、及び該樹脂投入装置を備えた樹脂封止装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するため次の構成を備える。
すなわち、樹脂供給位置で顆粒状樹脂が一定量供給され、モールド金型の樹脂投入位置まで搬送されてマルチポットへ顆粒状樹脂を投入する樹脂投入装置において、前記樹脂供給位置と前記樹脂投入位置との間を往復移動可能な移動体と、前記移動体に前記モールド金型のマルチポットの配置に対応して設けられ、顆粒状樹脂を所定量収容可能な複数の樹脂収容部と、前記樹脂収容部に収容された顆粒状樹脂を前記樹脂投入位置において前記マルチポットに投入するため開閉可能なシャッターと、前記シャッターを開閉させるためのシャッター開閉手段と、前記樹脂収容部近傍に配置され、前記顆粒状樹脂の投入時に前記樹脂収容部に打ち当てて振動させるノッキング手段と、前記ノッキング手段を往復動させるためのノッキング駆動手段を具備し前記各樹脂収容部の下端部近傍は二重筒状に形成され当該樹脂収容部の下端部を開閉するシャッターに対向してエアー吹き出し口が形成されており、前記顆粒状樹脂をポットに投入後開閉用シャッターを閉じて樹脂投入位置から樹脂供給位置へ復帰する間に前記エアー吹き出し口よりエアーブローして前記シャッター及び樹脂収容部を冷却することを特徴とする。
【0007】
また、前記樹脂収容部は、円筒状をしており、内壁面に樹脂供給口より内部に進入するにしたがって径が小さくなるようにテーパー面が形成されていることを特徴とする。
また、前記樹脂供給位置において前記樹脂収容部内へエアーブローして清掃する清掃手段を設けたことを特徴とする。
【0008】
また、樹脂封止装置においては、樹脂供給位置で供給された顆粒状樹脂を樹脂収容部に収容した後、樹脂投入位置へ移動してモールド金型のマルチポットに顆粒状樹脂を投入する前記樹脂投入装置を備えたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態につき添付図面に基づいて説明する。
図1(a)は樹脂投入装置の平面図、図1(b)は図1(a)の矢印A−A方向断面図、図2は樹脂投入装置の正面図、図3はレジンホルダの拡大断面図及びレジンホルダ底部の説明図、図4(a)は図1(a)の矢印C−C方向断面図、図4(b)はシュート底部の説明図、図5は上記樹脂投入装置のレジンホルダへの顆粒状樹脂の充填動作を示す部分平面図、図6は樹脂封止装置の平面図である。
【0010】
(全体構成)
先ず、図6を参照して樹脂封止装置の概略構成について説明する。
1は被成形品供給部としてのリードフレーム供給部である。このリードフレーム供給部1より半導体素子がボンディンクされたリードフレームがリードフレーム搬送部2へ供給されてローダー3によりチャックされる。上記ローダー3は、リードフレーム搬送部2と後述する樹脂封止部とを往復移動する。
4は樹脂封止部であるモールド金型であり、上記ローダー3により搬送されたリードフレームを搬入され、これを上下金型でクランプして樹脂封止する。
本実施例ではマルチポットタイプの4枚取り用の金型を例示してある。
尚、本実施例では下型が上下動して型閉じ或いは型開きする装置について説明するものとする。
【0011】
5は顆粒状樹脂供給部であり、樹脂供給ホース6、後述するシュート7を介して樹脂収容部であるレジンホルダ8へ顆粒状樹脂を充填する。
9は樹脂投入装置であり、樹脂供給位置Aで上記顆粒樹脂供給部5より顆粒状樹脂を供給されて一定量レジンホルダ8へ収容した後、装置本体に設けられたベース用スライドレール10に沿ってモールド金型4に形成されたポットに対応する樹脂投入位置Bまで搬送して該ポットへ顆粒状樹脂を投入する。
11は上記樹脂投入装置9を駆動する樹脂投入装置用駆動源である。上記樹脂投入装置9のレジンホルダ8に収容される顆粒状樹脂は、熱による影響を受け易いことから、できるだけ上記モールド金型4と離れた位置で供給されることが望ましい。このため、上記樹脂供給位置Aと樹脂投入位置Bとの間に上記樹脂投入装置用駆動源11が配設されている。
【0012】
12は成形品取り出し部であり、成形後の成形品をアンローダー13により取り出して不要樹脂と分離した後、成形品のみを成形品収納部14へ搬送して収納する。15は樹脂封止装置全体の樹脂封止動作を制御する制御部である。
【0013】
(樹脂投入装置)
次に上記樹脂封止装置に装備された樹脂投入装置9の具体的な構成について図1〜図4を参照して説明する。
図1(a)及び図2において、16は移動体としてのベースであり、樹脂供給位置Aと前記樹脂投入位置Bとの間を往復移動する。上記ベース16の幅方向両端にはコ字状のスライドガイド17が設けられており、該スライドガイド17は装置本体に設けられたベース用スライドレール10に摺動可能に嵌め込まれている。また、上記ベース16にはベルト用プーリ18に掛け渡れたタイミングベルト19の一部が連繋しており、該ベルト用プーリ18は樹脂投入装置用駆動源11(図4参照)を駆動することにより回転駆動されて上記ベース16はベース用スライドレール10に沿って移動するように構成されている。
【0014】
また、図1(a)において、上記ベース16には、レジンホルダ用ベース20が設けられており、該レジンホルダ用ベース20には、顆粒状樹脂を所定量収容可能な複数のレジンホルダ8が2列分保持されている。このレジンホルダ8はモールド金型4のポット数及びポットピッチに対応して設けられている。
図2において、上記レジンホルダ8は円筒状をしており、内壁面に樹脂供給口8aより内部に進入するにしたがって径が小さくなるようにテーパー面8bが形成されている。この樹脂供給口8aは、上記顆粒状樹脂供給部5に連結するシュート7の下端開口と連通させて顆粒状樹脂を落とし込むため、樹脂供給口8a付近の口径はできるだけ大きい方が好ましい。
【0015】
また、図2において、21は開閉用シャッターであり、上記レジンホルダ8の底部を開閉して該レジンホルダ8に収容された顆粒状樹脂を樹脂投入位置Bにおいてモールド金型4のポットに投入する。上記開閉用シャッター21には、一部にレジンホルダ8の開口に連通可能な孔21aが形成されている。
【0016】
上記開閉用シャッター21は、シャッター押動ピン22に連繋しており、該シャッター押動ピン22は、シャッター連結板23に連繋している。24はシャッター開閉手段としてのシャッター用シリンダであり、該シャッター用シリンダ24のシリンダロッドは上記シャッター連結板23に連繋している。上記シャッター用シリンダ24は、図1(b)に示すように、ベース16の幅方向中央部に紙面に垂直方向にシリンダロッドが互いに反対向きとなるように各々設けられている。上記シャッター押動ピン22は、スプリング25によりベース16の幅方向中心に向かって付勢されており、上記開閉用シャッター21は各レジンホルダ8の底部を常時閉じた状態にしている。上記シャッター用シリンダ24を作動させると、シャッター連結板23を介してシャッター押動ピン22をスプリング25の付勢力に抗してベース16の幅方向両側に向かって押動させて、図2に示すように開閉用シャッター21のスライドガイド21bが、レジンホルダ用ベース20上に設けられたシャッター用ガイドレール21cに沿ってスライドさせて開閉用シャッター21の孔21aをレジンホルダ8の開口に連通させ、該レジンホルダ8を開放する。
【0017】
上記開閉用シャッター21はスライドによりレジンホルダ8を開閉するように構成したが、観音開きにより開閉するようにしても良い。
また、上記開閉用シャッター21は、樹脂投入位置Bへ移動して開閉することから耐熱性の良いものが好適に用いられ、例えば炭素鋼或いはその表面をテフロン加工したものなどが用いられる。
【0018】
また、図2に示すように、上記開閉用シャッター21近傍には、冷却用エアー吹き出し口26が形成されており、該冷却用エアー吹き出し口26に連通する冷却用エアー供給パイプ27が設けられている。上記冷却用エアー吹き出し口26よりエアーブローして前記レジンホルダ8及び開閉用シャッター21を冷却可能になっている。これは、樹脂投入装置9が樹脂投入位置B近傍においては、モールド金型4より熱伝播による影響を受け易く、次の顆粒状樹脂を供給される前に、レジンホルダ8及び開閉用シャッター21を冷却する必要があるためである。
【0019】
具体的には、図3に示すように、各レジンホルダ8の下端部近傍は、上記冷却用エアー吹き出し口26が形成されていることから、二重筒状に形成されている。上記各レジンホルダ8へのエアーブローは、樹脂投入位置Bにおいて顆粒状樹脂をモールド金型4のポットへ投入した後、該モールド金型が型閉じして樹脂封止動作が行われているとき、即ち樹脂投入装置9が樹脂供給位置Aへ復帰する移動動作中に行われる。また、上記開閉用シャッター21は、閉じた状態で冷却用エアー吹き出し口26よりエアーが吹き出される。このとき、図3に示すように、開閉用シャッター21はエアー圧により、若干下方に押されてレジンホルダ8の下端部8cとの間に隙間が生ずることから、該隙間より矢印方向にエアーが吹き出してレジンホルダ8及び開閉用シャッター21を冷却する。このとき、仮にレジンホルダ8内に顆粒状樹脂が付着していたとしても、モールド金型4は型閉じ状態にあることから、飛散した樹脂が成形品に影響を及ぼすことがない。
上記構成によれば、樹脂投入位置Bから樹脂供給位置Aへ復帰したレジンホルダ8へ次の顆粒状樹脂を充填する前に、レジンホルダ8及び開閉用シャッター21を十分冷却しておくことにより、付着している樹脂粉末や次に充填される顆粒状樹脂が熱により固着するのを防ぎ、樹脂投入作業を円滑に行うことができる。
【0020】
また、図1(a)及び図2において、28はノッキング手段としてのノッカーであり、該ノッカー28より延出するノッカーアーム28aは上記各レジンホルダ8の近傍に配置され、顆粒状樹脂投入時に該ノッカーアーム28aを前記各レジンホルダ8に打ち当てて振動させる。上記ノッカー28やレジンホルダ8の材質としては硬質の炭素鋼などが好適に用いられ、上記レジンホルダ8には顆粒状樹脂の滑りを良くするために表面にテフロン加工しても良い。
【0021】
29はノッキング駆動手段としてのノッカー用シリンダであり、該ノッカー用シリンダ29のシリンダロッドはノッカー押動ピン30に連繋している。上記ノッカー用シリンダ29は、図1(b)に示すように、シャッター用シリンダ24の上側位置に紙面に垂直方向にシリンダロッドが互いに反対向きとなるように各々設けられている。また、上記ノッカー28にはノッカーガイドピン31が連結しており、該ノッカーガイドピン31は装置本体に設けられた支持板32に支持されてノッカー28の往復動をガイドする。また、上記支持板32には受けピン33が設けられており、ノッカー28を往復動させる際の移動範囲を規制している。
【0022】
また、図1(a)及び図4(a)において、34はシュート受け台であり、シュート7の樹脂供給路35を形成する傾斜面に接続する樹脂供給路36が形成されている。上記シュート受け台34にシュート7が載置されており、顆粒状樹脂供給部5より樹脂供給ホース6を介して送り込まれた顆粒状樹脂は、図示しない計量手段により1回の樹脂封止に必要な量だけ顆粒状樹脂が計量されて上記シュート7に落とし込まれて樹脂供給路35,36を経て各レジンホルダ8へ収容される。37はガイドポストであり、ベース16が樹脂供給位置Aに戻った際に、上記ガイドポスト37が上記シュート受け台34の真下に位置して上記シュート7を支持するようになっている。
【0023】
また、図4(a)(b)において、上記シュート受け台34には、清掃手段としてのエアー供給部(図示せず)に連繋する清掃用エアー吹き出し口38が形成されている。樹脂投入装置9が樹脂供給位置Aにあるとき、開閉用シャッター21を図4(a)に示すように開放した状態で、ベース16を矢印F方向に移動させながら、各レジンホルダ8が清掃用エアー吹き出し口38の真下に移動すると、上記エアー供給部よりエアーを供給して各レジンホルダ8内へエアーブローを行う。このとき、各レジンホルダ8の下部には図示しない吸引装置によりエアーを吸引することが望ましい。また、上記エアーブローする際に、ノッカー用シリンダ29を作動させてノッカー28をレジンホルダ8に突き当てて振動させるとより効果的な清掃を行うことができる。この清掃工程は、樹脂投入装置9が顆粒状樹脂を1回供給する毎に行っても良いし、何回かの供給動作後に定期的に清掃を行っても良い。
上記構成によれば、湿気などによりレジンホルダ8内に顆粒状樹脂が詰まった場合にも、手作業によらず清掃することができ、吸引装置を併用することで、粉塵が樹脂投入位置Bへ飛散することも防止できる。
尚、上記清掃手段は、上記シュート受け台34に連繋して形成したが、別体で形成してもよく、更には清掃動作は各レジンホルダ8毎に行う場合に限らず、全体(本実施例では6本分全部)を一度に清掃するように構成しても良い。
【0024】
(樹脂投入動作)
次に上述のように構成された樹脂投入装置の樹脂投入動作について説明する。先ず、シュート7への樹脂供給動作について説明すると、図5において、樹脂投入装置9は、樹脂供給位置Aに待機した状態で、顆粒状樹脂供給部5より顆粒状樹脂が吸い上げられて樹脂供給ホース6を介して図示しない計量部に搬送され、一定量計量されてシュート7に落とし込まれる。このとき、ベース16は先頭側のレジンホルダ8がシュート受け台34の下方になるようにベース用スライドレール10に沿って移動して停止している。そして、1回分の顆粒状樹脂が充填されると、樹脂投入装置用駆動源11を起動してベース16をベース用スライドレール10に沿ってモールド金型4側へ1ポットピッチ分だけ移動させて次のレジンホルダ8へ同様に顆粒状樹脂を充填する。同様の動作を繰り返して、全てのレジンホルダ8に顆粒状樹脂を充填し終わると(図4(a)参照)、ベース16をベース用スライドレール10に沿って型開きしたモールド金型4へ搬送する(図6参照)。
【0025】
次に上記ベース16が樹脂投入位置Bへ移動すると、各レジンホルダ8はモールド金型4のポットに対応して配置されている。そして、シャッター用シリンダ24を作動させて、図4(a)に示すように開閉用シャッター21を開放して、レジンホルダ8内の顆粒状樹脂をポット側へ落とし込む。また、このとき、図1(a)に示すノッカー用シリンダ29を作動させてノッカー28を往復動させて、ノッカーアーム28aの円弧面を各レジンホルダ8の外周に突き当てて振動させることにより、該レジンホルダ8内に顆粒状樹脂が残留することなく落下させることができる。
【0026】
上記モールド金型4への顆粒状樹脂の充填が行われ、ローダー3によるリードフレームの供給が行われると、下型を上動させて上型との間でクランプされて、樹脂封止が行われる。
上記樹脂投入装置9は樹脂投入装置用駆動源11を逆転駆動してベース16がベース用スライドレール10に沿って樹脂供給位置Aまで再び戻る。この樹脂供給位置Aに戻る途中で、上記開閉用シャッター21を閉じた状態で、図示しないエアー供給源より冷却用エアー供給パイプ27を介して冷却用エアー吹き出し口26よりエアーを吹き出させて、レジンホルダ8及び開閉用シャッター21を冷却する。(図3参照)。
そして、上記樹脂投入装置9が樹脂供給位置Aに復帰すると、顆粒状樹脂供給部5より顆粒状樹脂が供給されて、同様の樹脂投入動作が行われる。
尚、シュート受け台34に形成された清掃用エアー吹き出し口38を用いた上記レジンホルダ8の清掃は、1回顆粒状樹脂を投入するたびに或いは何回かの投入動作後定期的に行えば良い。
【0027】
上記構成によれば、開閉用シャッター21を開放させてノッカー28によりレジンホルダ8を振動させながら顆粒状樹脂をポットに落とし込むので、上記レジンホルダ8に収容された顆粒状樹脂を残留することなくモールド金型のポットに充填することができる。よって、顆粒状樹脂を一斉にポット内に投入できるので、安定した成形品質を保つことができる。
また、上記レジンホルダ8は、円筒状をしており、内壁面に樹脂供給口8aより内部に進入するにしたがって径が小さくなるようにテーパー面8bが形成されているので、上記レジンホルダ8とポットとのクリアランスに余裕があっても、顆粒状樹脂が金型上に飛散するおそれはない。
また、樹脂投入位置Bから樹脂供給位置Aへ復帰した樹脂投入装置9のレジンホルダ8へ次の顆粒状樹脂を充填する前に、レジンホルダ8及び開閉用シャッター21を十分冷却しておくことにより、付着している樹脂粉末や次に充填される顆粒状樹脂が熱により固着するのを防ぎ、樹脂投入作業を円滑に行うことができる。
また、湿気などによりレジンホルダ8内に顆粒状樹脂が詰まった場合にも、手作業によらず清掃することができ、吸引装置を併用することで、粉塵が樹脂投入位置Bへ飛散することなく環境を汚さずに清掃を行える。
また、リードフレームのセットミスや他のトラブルが発生した場合に、樹脂投入装置9を樹脂供給位置Aに退避させて、開閉用シャッター21を開放して清掃用のエアーブローを行うことにより顆粒状樹脂を効率良くしかも安全に回収できる。
【0028】
尚、本発明は上記実施の態様に限定されるものではなく、ノッカー28には全てのレジンホルダ8に突き当て可能なノッカーアーム28aを形成したが、単に突部を形成して各レジンホルダ8に突き当てるようにしても良い。また、上記ノッカー28の駆動手段はシリンダーに限らずソレノイド等でも良い。また、上記レジンホルダ8の個数や配列は、モールド金型4の種類に応じて適宜変更可能であることはいうまでもない
【0029】
【発明の効果】
本発明は前述したように、シャッターを開放してノッキング手段により樹脂収容部を振動させながら顆粒状樹脂をポットに落とし込むので、前記樹脂収容部に収容された顆粒状樹脂が該樹脂収容部内に残留することなくモールド金型のポットに充填することができる。よって、顆粒状樹脂を一斉にポット内に投入できるので、安定した成形品質を保つことができる。
また、前記樹脂収容部は、円筒状をしており、内壁面に樹脂供給口より内部に進入するにしたがって径が小さくなるようにテーパー面が形成された場合には、前記樹脂収容部とポットとのクリアランスに余裕があっても、顆粒状樹脂が金型上に飛散するおそれはない。
また、樹脂投入位置から樹脂供給位置へ復帰した樹脂収容部へ次の顆粒状樹脂を充填する前に、前記樹脂収容部及びシャッターを十分冷却しておくことにより、付着している樹脂粉末や次に充填される顆粒状樹脂が熱により固着するのを防ぎ、樹脂投入作業を円滑に行うことができる。
また、湿気などにより樹脂収容部内に顆粒状樹脂が詰まった場合にも、手作業によらず清掃することができ、吸引装置を併用することで、粉塵が樹脂投入位置へ飛散することなく環境を汚さずに清掃を行える。
また、リードフレームのセットミスや他のトラブルが発生した場合に、樹脂投入装置を樹脂供給位置に退避させて、シャッターを開放して清掃用エア吹き出し口よりエアーブローすることにより、顆粒状樹脂を効率良くしかも安全に回収できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】樹脂投入装置の平面図及び矢印A−A方向断面図である。
【図2】樹脂投入装置の正面図である。
【図3】レジンホルダの拡大断面図及びレジンホルダ底部の説明図である。
【図4】図1の樹脂投入装置のの矢印C−C方向断面図及びシュート底部の説明図である。
【図5】樹脂投入装置のレジンホルダへの顆粒状樹脂の充填動作を示す部分平面図である。
【図6】樹脂封止装置の平面図である。
【符号の説明】
1 リードフレーム供給部
2 リードフレーム搬送部
3 ローダー
4 モールド金型
5 顆粒状樹脂供給部
6 樹脂供給ホース
7 シュート
8 レジンホルダ
8a 樹脂供給口
8b テーパー面
9 樹脂投入装置
10 ベース用スライドレール
11 樹脂投入装置用駆動源
12 成形品取り出し部
13 アンローダー
14 成形品収納部
15 制御部
16 ベース
17,21b スライドガイド
18 ベルト用プーリ
19 タイミングベルト
20 レジンホルダ用ベース
21 開閉用シャッター
21a 孔
21c シャッター用スライドレール
22 シャッター押動ピン
23 シャッター連結板
24 シャッター用シリンダ
25 スプリング
26 冷却用エアー吹き出し口
27 冷却用エアー供給パイプ
28 ノッカー
28a ノッカーアーム
29 ノッカー用シリンダ
30 ノッカー押動ピン
31 ノッカーガイドピン
32 支持板
33 受けピン
34 シュート受け台
35,36 樹脂供給路
37 ガイドポスト
38 清掃用エアー吹き出し口

Claims (4)

  1. 樹脂供給位置で顆粒状樹脂が一定量供給され、モールド金型の樹脂投入位置まで搬送されてマルチポットへ顆粒状樹脂を投入する樹脂投入装置において、
    前記樹脂供給位置と前記樹脂投入位置との間を往復移動可能な移動体と、
    前記移動体に前記モールド金型のマルチポットの配置に対応して設けられ、顆粒状樹脂を所定量収容可能な複数の樹脂収容部と、
    前記樹脂収容部に収容された顆粒状樹脂を前記樹脂投入位置において前記マルチポットに投入するため開閉可能なシャッターと、
    前記シャッターを開閉させるためのシャッター開閉手段と、
    前記樹脂収容部近傍に配置され、前記顆粒状樹脂の投入時に前記樹脂収容部に打ち当てて振動させるノッキング手段と、
    前記ノッキング手段を往復動させるためのノッキング駆動手段を具備し
    前記各樹脂収容部の下端部近傍は二重筒状に形成され当該樹脂収容部の下端部を開閉するシャッターに対向してエアー吹き出し口が形成されており、前記顆粒状樹脂をポットに投入後開閉用シャッターを閉じて樹脂投入位置から樹脂供給位置へ復帰する間に前記エアー吹き出し口よりエアーブローして前記シャッター及び樹脂収容部を冷却することを特徴とする樹脂投入装置。
  2. 前記樹脂収容部は、円筒状をしており、内壁面に樹脂供給口より内部に進入するにしたがって径が小さくなるようにテーパー面が形成されていることを特徴とする請求項1記載の樹脂投入装置。
  3. 前記樹脂供給位置において前記樹脂収容部内へエアーブローして清掃する清掃手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の樹脂投入装置。
  4. 樹脂供給位置で供給された顆粒状樹脂を樹脂収容部に収容した後、樹脂投入位置へ移動してモールド金型のマルチポットに顆粒状樹脂を投入する請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項記載の樹脂投入装置を備えたことを特徴とする樹脂封止装置
JP23942697A 1997-09-04 1997-09-04 樹脂投入装置及び該樹脂投入装置を備えた樹脂封止装置 Expired - Fee Related JP3950521B2 (ja)

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