JPH02203589A - プリプレグおよび銅張積層板 - Google Patents

プリプレグおよび銅張積層板

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JPH02203589A
JPH02203589A JP2263589A JP2263589A JPH02203589A JP H02203589 A JPH02203589 A JP H02203589A JP 2263589 A JP2263589 A JP 2263589A JP 2263589 A JP2263589 A JP 2263589A JP H02203589 A JPH02203589 A JP H02203589A
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JP
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aromatic polyamide
epoxy resin
paper
copper
formaldehyde
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JP2263589A
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Kunio Nishimura
邦夫 西村
Tadashi Hirakawa
董 平川
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は芳香族ポリアミド繊維からなる補強基材にエポ
キシ樹脂組成物を含浸させてなり銅箔のビール強度が高
く、リフロー後の寸法安定性に優れる銅張積層板および
そのプリプレグに関する。
(従来技術) 近年、平均線膨張係数(以下TEC>が負である芳香族
ポリアミド繊維からなる基材に正のTECを有するエポ
キシ樹脂組成物を含浸させることによりセラミックチッ
プキャリヤー並のTECを有する積層板を作る試みが報
告されている。(例えば特公昭60−52937号、特
開昭61−160500号、特開昭62−261190
号、特開昭62−273792号、特開昭82−274
688号、特開昭62−274689号各公報など)。
これらの積層板はTECのミスマツチがないことからリ
ードレスセラミックチップキャリヤー(LCCC>を搭
載してもそのハンダ接合部にクラックを生じにくいとい
う長所がある。一方芳香族ポリアミド繊維を基材とする
銅張積層板では従来より銅箔のビール強度が低いという
短所がある。これは芳香族ポリアミド繊維表面のエポキ
シ樹脂組成物に対する接着性が乏しいために銅箔のビー
ル時において、銅箔面にエポキシ樹脂組成物が一部移行
しこの結果芳香族ポリアミド1iiilとエポキシ樹脂
組成物の界面でも剥離が発生するためである。
特にエポキシ樹脂組成物中の硬化剤の主成分がフェノー
ル、ハロゲン化フェノール、オルソクレゾール、ビスフ
ェノールA、ハロゲン化ビスフェノールAなどフェノー
ル性水酸基を有する化合物とホルムアルデヒドとの重縮
合物である場合には、銅張積層板の寸法安定性が向上す
る反面−層ビール強度が低下するという欠点があった。
さらに芳香族ポリアミド繊維にカレンダー加工が施され
ている場合は芳香族ポリアミド繊維自身の一部が偏平化
することにより一部ビール強度が減少するという欠点が
おった。カレンダー加工を十分緩和させたり、カレンダ
ー加工を行なわない場合はビール強度は上昇するものの
寸法安定性が著しく低下するため、従来ビール強度と寸
法安定性とを共に満足させることのできる芳香族ポリア
ミド繊維基材のプリプレグおよびその銅張積層板は得ら
れていない。
(発明の目的) 本発明は従来なしえなかったガラスエポキシ樹脂銅張積
層板なみのビール強度と寸法安定性とを有する芳香族ポ
リアミド繊維基材エポキシ樹脂銅張積層板を提供せんと
するものである。
(発明の構成) すなわち本発明は、 「(1)水分散性樹脂バインダーで接合されてなる芳香
族ポリアミド繊維紙を基材とするエポキシ樹脂組成物含
浸プリプレグにおいて芳香族ポリアミド繊維紙が下記特
性を有することを特徴とするプリプレグ。
10≦バインダー付着量(%)520 205紙層充填率(%)≦40 0.8≦通気抵抗係数(dyne −sec/cm4 
)≦6.0(2)エポキシ樹脂組成物中の硬化剤の主成
分がフェノールとホルムアルデじドとの重縮合物および
ハロゲン化フェノールとホルムアルデヒドとの重縮合物
およびオルソクレゾールとホルムアルデヒドとの重縮合
物およびビスフェノールAとホルムアルデヒドとの重縮
合物およびハロゲン化ビスフェノールAとホルムアルデ
ヒドとの重縮合物より選ばれた少なくとも一種の重縮合
物からなる請求項(1)に記載のプリプレグ。
(3)請求項(1)のプリプレグを所要枚数積層し、さ
らに銅箔を重ねて加圧加熱により一体に成型してなるこ
とを特徴とする銅張積層板。」である。
本発明において芳香族ポリアミド繊維とは下記反復単位
(I)お°よび/または(II>式からなるものである
十肯−Ar3−δ±        ・・・(II>上
式中、ArL Ar2. Ar3は置換されたもしくは
置換されない芳香環であって 0Xつ (但しXは一〇−,−3−、−C−、−CHz −H3 ― −C−等)である。
曹 H3 Ar+、 Ar2. Ar3の芳香環への置換基として
炭素原子数1〜3のアルキル基、ハロゲン原子、フェニ
ル基などがある。上記反復単位(I>式にお/または−
c>□uであり、残りが0゜軸結合の芳香族残基(但し
芳香族環に直接結合している水素原子の一部がハロゲン
原子、メチル基。
メトキシ基等で置換されていてもよい)で構成される共
重合物を十分に延伸して高度に分子配向させた高モジュ
ラス仝芳香族ポリアミド共重合体域@および/または該
繊維を砕いてフィブリル化させた短繊維が特に好ましい
本発明の芳香族ポリアミド繊維の単糸繊度は、0.1〜
10デニールが好ましい。特に好ましくは0.3〜5デ
ニールである。0.1デニ一ル未満では製糸技術上困難
な点が多い(断糸1毛羽の発生など)。一方10デニー
ルを越えると機械的物性の点で実用的でなくなる。芳香
族ポリアミド繊維は種々の形態をとることができる。
芳香族ポリアミド繊維は短繊維或いはフィブリル状パル
プのいずれの形態でもよく、またこれらの任意の組合せ
からなる混合物であってもよい。
短繊維の場合、繊維長は1〜60111mが好ましく、
さらには3〜5mmが好ましい。繊維長が’1mm未満
の場合、得られる紙の機械的物性が低下し、また繊維長
sommを越えると、得られる紙中における短繊維の分
布状態が不良となり、やはり機械的物性が低下する。短
繊維を機械的剪断力によりフィブリル化させたパルプは
製糸困難な繊度の短繊維まで得ることができ、地合いを
改良することができる。
さらに本発明においては目的を損わない範囲で、他の繊
維、たとえばガラス繊維、炭素繊維、ポリエーテルケト
ン繊維、ポリエーテルエーテルケトン繊維、ポリエーテ
ルイミド繊維、ポリイミド繊維、全芳香族ポリエステル
繊維、ポリフェニレンサルファイド繊維、セラミック繊
維などを混合してもよい。この場合の割合は40重量%
以下、好ましくは30重量%以下である。
本発明における水分散性樹脂バインダーとは、エポキシ
等11000〜7000のビスフェノールへ−エビクロ
ルヒドリン系エポキシ樹脂の炭素骨格にカルボキシル基
を有する共重合性ビニル化合物をグラフトし、カルボキ
シル基を塩基性化合物で中和し自己乳化性を付与した水
分散性エポキシ樹脂100手利部、またはカルボキシル
基を有する共重合性ビニル化合物とエポキシ等1ioo
o〜7000のビスフェノールへ−エビクロルヒドリン
系エポキシ樹脂をエステル化反応させ、カルボキシル基
を塩基性化合物で中和し自己乳化性を付与した水分散性
エポキシ樹脂100重量部にメラミン樹脂などの架橋剤
を5〜50重量部配合させてなる樹脂組成物である。
本発明における芳香族ポリアミド繊維紙は上述の芳香族
ポリアミド繊維を上述の水分散性樹脂バインダーで抄造
後、一対以上の金属カレンダーロールで熱圧加工を施し
、さらに該バインダー樹脂を熱風などにより後硬化させ
ることにより製造することを特徴とする。該樹脂バイン
ダーの芳香族ポリアミド繊維に対する付着量は10〜2
0重量%、更に好ましくは12〜18重量%が良好であ
る。10重量%未満の場合は芳香族ポリアミド繊維の固
定効果が低いため補強効果が減少し、銅張積層板の寸法
安定性が不良となる。20重間%を越える場合は、芳香
族ポリアミド繊維間に樹脂バインダーが充填されるため
に繊維間へのエポキシ樹脂組成物の含浸性が減少したり
、さらに繊維表面への多量のバインダー付着がエポキシ
樹脂組成物と繊維との接着性を阻害するため銅張積層板
のビール強度が低下する。芳香族ポリアミド繊維紙の紙
層充填率は、20〜40%、さらに好ましくは22〜3
5%が良好である。20%未満の場合は繊維紙としての
偏平性と絡合効果が不充分であり、その結果補強効果が
減少し銅張積層板の寸法安定性が不良となる。一方40
%を越える場合は芳香族ポリアミド繊維自身の偏平化が
増大し繊維とエポキシ樹脂組成物との界面において剥離
しやすくなるため銅張積層板のビール強度が減少する。
紙層充填率の適正化は芳香族ポリアミド繊維の繊度、形
状、バインダー付着量および金属ロールカレンダーの温
度、圧力、速度などの条件、さらに後硬化の温度2時間
などの条件を適性化することにより可能である。芳香族
ポリアミド繊維紙の通気抵抗係数は0.8〜6.0 d
yne−sec/cm4 、さらに好ましくは1.0〜
5.0 dyne−sec/cm4が良好である。0.
8未満のときはエポキシ樹脂組成物の繊維間への浸透が
良好となり、このため銅張積層板のビール強度が増大す
るが繊維の固定効果、交絡効果が減少しこのため寸法安
定性が不良となる。6.0を越える場合には繊維間への
エポキシ樹脂組成物ワニスの含浸性が減少し、この結果
寸法安定性は良好となるもののビール強度が低下する。
通気抵抗係数を最適化するには芳香族ポリアミド繊維の
繊度、形状、バインダー付@量および金属ロールカレン
ダーと後硬化条件を適性化することにより可能である。
すなわち本発明はバインダー付着量2紙層充填率1通気
抵抗係数を適性化した芳香族ポリアミドlIi紺紙にエ
ポキシ樹脂組成物を含浸するごとにより得られるプリプ
レグを積層することにより始めてビール強度。
寸法安定性ともに優れる銅張積層板を製造することがで
きる。
本発明におけるプリプレグおよび銅張積層板のエポキシ
樹脂組成物とはエポキシ樹脂および硬化剤、促進剤、添
加剤などを含むものをいう。エポキシ樹脂としては例え
ばビスフェノールAあるいはブロム化ビスフェノールA
のジグリシジルエーテル化物、タレゾールノボラック型
あるいはフェノールノボラック型ポリグリシジルエーテ
ルとそのブロム化物、その信条官能エポキシ樹脂などが
好ましいが寸法安定性が特に優れるのは下記エポキシ樹
脂(A)である。
エポキシ樹脂(A)=(I>ビスフェノールAとホルム
アルデヒドとの重縮合物のグリシジルエーテル化物、お
よびハロゲン化ビスフェノールAとホルムアルデヒドと
の重縮合物のグリシジルエーテル化物よりなる群から選
ばれた少なくとも一種のグリシジルエーテル化物と(n
)ビスフェノールA、ビスフェノールFおよびテトラブ
ロモビスフェノールAよりなる群から選ばれた少なくと
も一種の化合物骨格のみを骨格とする三官能エポキシ樹
脂と(III)ビスフェノールA、ビスフェノールFお
よびテトラブロモビスフェノールAよりなる群から選ば
れた少なくとも一種のビスフェノールとを反応させて得
られたエポキシ樹脂。
上記エポキシ樹脂(A)のうちビスフェノールAあるい
はブロム化ビスフェノールAとホルムアルデヒドとの重
縮合物のグリシジルエーテル化物を約50〜90部、ビ
スフェノールA型エポキシ樹脂を約5〜50部、ビスフ
ェノールAあるいはテトラブロモビスフェノールAを約
10〜50部の割合で触媒(たとえばイミダゾール類な
ど)の存在下で反応させて得られるエポキシ樹脂が最適
である。
硬化剤としては、ジシアンジアミド、芳香族ポリアミン
類、酸無水物類等があるが、このうち特に寸法安定性の
優れるのは、主成分がフェノールとホルムアルデヒドと
の重縮合物およびハロゲン化フェノールとホルムアルデ
ヒドとの重縮合物およびオルソクレゾールとホルムアル
デヒドとの重縮合物およびビスフェノールAとホルムア
ルデヒドとの重縮合物およびハロゲン化ビスフェノール
Aとホルムアルデヒドとの重縮合物より選ばれた少なく
とも一種の重縮合物からなる硬化剤であり、さらに好ま
しいのは下記硬化剤(8)である。
硬化剤(B):ビスフェノールAとホルムアルデヒドと
の重縮合物およびハロゲン化ビスフェノールAとホルム
アルデヒドとの重縮合物より選ばれた少なくとも一種の
重縮合物からなる硬化剤。
上記エポキシ樹脂と硬化剤との組合せのうち、芳香族ポ
リアミド繊維紙基材に対して最も寸法安定性の優れるエ
ポキシ樹脂組成物は上記エポキシ樹脂(A)を主成分と
するエポキシ樹脂に対し、硬化剤(B)を主成分とする
硬化剤よりなる組成物である。
上記エポキシ樹脂(A)と硬化剤(8)とはエポキシ当
量に対するフェノール性水酸基当量が0.6〜1.3、
望ましくは0.7〜1.2になるように配合することが
好ましい。該当母比が1.3を越える場合には硬化剤が
一部未反応で残り、また0、6未満ではエポキシ樹脂が
未反応で残るためいずれの場合も各性能が低下する。
本発明のエポキシ樹脂組成物に更に高度の難燃性が必要
の場合はブロム含量45〜55重量%のブロム化ビスフ
ェノールA型エポキシ樹脂をエポキシ樹脂組成物の全固
形分対比10〜30重量%配合する。
10重足%未満では難燃性向上に対する効果は少なく、
30重但%を越えると銅張積層板の耐熱性とビール強度
が低下する。
更に本発明のエポキシ樹脂組成物中の硬化促進剤として
はイミダゾール類またはイミダシリン類が良好である。
イミダゾール類としては2−メチルイミダゾール、2−
エチルイミダゾール、4−メチルイミダゾール、2−エ
チル−4−メチルイミダゾール、2−ウンデシルイミダ
ゾール、1−ベンジル−2−メチルイミダゾールなどが
良好である。イミダシリン類としては2−エチル−4−
メチルイミダシリン、2−ウンデシルイミダシリン、2
−メチルイミダシリンなどが良好である。
またその他の硬化促進剤としてトリフェニルホスフィン
なども良好である。
更に本発明のエポキシ樹脂組成物は硬化物の性能を損わ
ない範囲内で例えば滑剤、接着促進剤。
難燃剤、安定剤(M化防止剤、紫外線吸収剤2重合禁止
剤など)、離型剤、メツキ活性剤、その他無機または有
機の充填剤などを添加してもよい。
特に無機難燃剤としては酸化アンチモンが良好であり、
その中でも待に五酸化アンチモンはワニス分散性や安定
性に優れ、かつ無電解メツキ中への溶出汚染がなく最も
優れる。酸化アンチモンの配合口はエポキシ樹脂組成物
の全固形分対比0.2〜10重量%の範囲が良好である
。0.2重量%未満では離燃性に対する効果が少なく、
10重量%を越えるとビール強度が低下する。
本発明のエポキシ樹脂組成物の溶剤としては種々のもの
が使用できる。たとえばアセトン、メチルエチルケトン
、トルエン、キシレン、メチルイソブチルケトン、酢酸
エチル、エチレングリコールモノメチルエーテル、N、
N−ジメチルホルムアミド、N、N−ジメチルアセトア
ミド、メタノール、エタノールなどの単独あるいは混合
溶剤を用いることができる。
本発明のプリプレグは上記エポキシ樹脂組成物を芳香族
ポリアミド繊維基材に従来公知の方法で含浸乾燥させる
ことにより製造することができる。
更に該プリプレグは従来公知の方法で所要枚数積層し、
その表面へ銅箔を重ねて加圧加熱により一体に成型する
ことにより銅張積層板を製造することができる。
(本発明の効果) 本発明の銅張積層板は芳香族ポリアミドm雑紙を基材と
しエポキシ樹脂組成物を含浸してなる積層板であり銅箔
のビール強度が高く、かつリフロー後の寸法安定性に優
れるために従来の芳香族ポリアミド繊維基材の銅張積層
板では不可能であった多層配線板などの用途に用いるこ
とができる。
(実施例) 以下実施例により本発明をさらに詳しく説明する。実施
例中で用いた測定方法は下記の通りである。
バイン −イ・着量(重量%) 芳香族ポリアミド繊維紙を硝酸の70℃、 60%水溶
液に24時間浸漬してバインダーを溶解することにより
繊維重量あたりのバインダー付着量を算出した。メラミ
ン樹脂の付着分については溶解しないので添加但より縁
付着量を補正した。
板!五見杢ユ5上 紙の坪量をピーコック厚み計により測定した厚みで除し
て算出した嵩密度(MCm2 )を芳香族ポリアミド繊
維の真密度(1,4Mcm2 )で除して算出した。
気   係   d ne−sec/cm4  )フラ
ジール通気量をJIS L−1078Aの方法で測定し
下記式より算出した。
通気抵抗係数= (2,5x980 xl、4)/ (坪量X通気量)ビ
ール強度(Kg/cm) 35μm厚の銅箔を用いてJIS C−6481の方法
で測定した。
丈迭支定皿 銅張積層板の銅箔をエツチング後230℃で10分間熱
風処理を行ない、熱風処理後のエツチング前に対する寸
法変化率を二次元測長機を用いて測定した。
実施例1 全芳香族ポリアミド繊維(テクノーラ■、1.5デニー
ル、3mm長:帝人■製)に、カルボキシル基を有する
共重合性ビニル化合物とエポキシ当量1ooo〜700
0のビスフェノールへ−エビクロルヒドリン系エポキシ
樹脂をエステル化反応させカルボキシル基を塩基性化合
物で中和し自己乳化性を付与した樹脂10000重量メ
ラミン樹脂を10重信部配合させてなる水分散性樹脂バ
インダーを、付着量10.15.20重量%添加して抄
紙することにより全芳香族ポリアミド繊維(坪ff16
0MTd)の抄上紙を作成した。
次に一対の金属ロールカレンダーの温度を190〜22
0℃、圧力を50〜300 KMcm、速度を2〜10
m/分に調節することにより紙層充填率29〜40%。
通気抵抗係数0.8〜6.0 dyne −sec/c
m4の芳香族ポリアミド繊維紙基材を3種作成した。
次にビスフェノールAとホルムアルデヒドとの重縮合物
のグリシジルエーテル化物(エポキシ当量208 ) 
80重量部、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エポキ
シ化1i187 ) 20重量部、およびテトラブロモ
ごスフエノールA30重量部をジメチルイミダゾール0
.03重量部の存在下で反応させてエポキシ化1342
 、ブロム含有量23重量部のエポキシ樹脂A−1を得
た。次にビスフェノールAとホルムアルデヒドとを重縮
合させて硬化剤B−1を得た。エポキシ樹脂A−155
重量部、ブロム化ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エ
ポキシ当量470、ブロム含有量48重量%)20重量
部、硬化剤B−125重量部とを配合しこれに2−エチ
ル−4−メチルイミダゾール0504重量部、さらにこ
れにメチルエチルケトン/エチレングリコールモノメチ
ルエーテル混合溶剤(混合重量比1/1)を加えてエポ
キシ樹脂組成物ワニスを調製した。
上述の芳香族ポリアミド繊維紙に該ワニスを含浸せしめ
120℃で10分間の乾燥を行ない各々のプリプレグを
得た。これらのプリプレグを4枚重ねてその両面に10
7の銅箔を重ねて170℃、 40K(1/Cm2で1
時間成型後200℃で1時間アフターキュアーを行ない
厚さo、4mmの銅張積層板を製造した。
この銅張積層板のビール強度と寸法安定性を測定した結
果を第1表に示す。
比較例1,2,7.8 実施例1〜3と同様の方法により水分散性樹脂バインダ
ーの付着量が7〜28重母%手利芳香族ポリアミド繊維
(坪160Mm)の抄上紙を作成した。
次に一対の金属ロールカレンダーの温度、圧力。
速度を調節することにより紙層充填率16〜51%。
通気抵抗係数0.5〜11.5dyne −sec/c
m4の芳香族ポリアミド繊維紙基材を各種作成した。
該芳香族ポリアミド繊維紙に実施例1〜3と同様のワニ
スを含浸せしめ実施例1〜3と同様な方法で厚さ0.4
mmの銅張積層板を製造した。
この銅張積層板のビール強度と寸法安定性を測定した結
果を第1表に示す。
比較例3,5 全芳香族ポリアミド繊維(テクノーラ■、0.75デニ
ール、3mm長:帝人■製)50重量%と該繊維を機械
的剪断力によりフィブリル化させたパルプ50重山%と
を混合し、実施例1と同様の方法により水分散性樹脂バ
インダーの付着量が15重量%の全芳香族ポリアミド繊
維(坪ff160(It/Tl1)の抄上紙を作成した
次に一対の金属ロールカレンダーの温度、圧力。
速度を調節することにより紙層充填率18および29%
1通気抵抗係数1.40および6.3 dyne −s
ec/cm4の芳香族ポリアミド繊維紙基材を各種作成
した。
該芳香族ポリアミド繊維紙に実施例1〜3と同様のワニ
スを含浸せしめ実施例1〜3と同様な方法で厚さ0.4
mmの銅張積層板を製造した。
この銅張積層板のビール強度と寸法安定性を測定した結
果を第1表に示す。
比較例4.6 全芳香族ポリアミドm維(テクノーラ■、7.5デニー
ル、3mm長:帝人■製)90重量%と比較例3,5で
使用したパルプ10重量%を混合し実施例1と同様の方
法により水分散性樹脂バインダーの付着量が15重量%
の仝芳香族ポリアミド[1(坪!180Mm>の抄上紙
を作成した。
次に一対の金属ロールカレンダーの温度、圧力。
速度を調節することにより紙層充填率29および43%
9通気抵抗係数0.6および1.4 dyne −se
c/cm4の芳香族ポリアミド繊維紙基材を各種作成し
た。
該芳香族ポリアミド繊維紙に実施例1〜3と同様のワニ
スを含浸せしめ実施例1〜3と同様な方法で厚さ0.4
mmの銅張積層板を製造した。
この銅張積層板のビール強度と寸法安定性を測定した結
果を第1表に示す。
比較例9 ビスフェノールAのジグリシジルエーテルのブロム化物
をエポキシ樹脂とし、ジシアンジアミドを硬化剤とし、
2−メチル−4−エチルイミダゾールを促進剤とするエ
ポキシ樹脂組成物を実施例1で用いた芳香族ポリアミド
繊維紙に含浸して実施例1と同様の方法で厚さ0.4m
mの銅張積層板を製造した。
この銅張積層板のビール強度と寸法安定性を測定した結
果を第1表に示す。
比較例10 ビスフェノールAのジグリシジルエーテルのブロム化物
およびオルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂の混
合物をエポキシ樹脂とし、ジシアンジアミドを硬化剤と
し、2−メチル−4−エチルイミダゾールを促進剤とす
るエポキシ樹脂組成物を実施例1で用いた芳香族ポリア
ミド繊維紙に含浸して実施例1と同様の方法で厚さ0.
4mmの銅張積層板を製造した。
この銅張積層板のビール強度と寸法安定性を測定した結
果を第1表に示す。
比較例11 ビスフェノールAとホルムアルデヒドとの重縮合物のジ
グリシジルエーテル化物をエポキシ樹脂とし、オルソク
レゾールノボラック樹脂を硬化剤とし、2−メチル−4
−エチルイミダゾールを促進剤とするエポキシ樹脂組成
物を実施例1で用いた芳香族ポリアミド繊維紙に含浸し
て実施例1と同様の方法で厚さ0.4mmの銅張積層板
を製造した。
この銅張積層板のビール強度と寸法安定性を測定した結
果を第1表に示す。
これらの結果、バインダー付着ff110〜20重量%
紙層充填率20〜40%2通気抵抗係数0.8〜B、0
dyne −sec/cm4の芳香族ポリアミドIli
維紙を基材とするプリプレグを使用した場合のみ銅張積
層板のビール強度と寸法安定性が良好であることがわか
る(実施例1〜3)。
一方バインダー付着量が少ないときは見かけの紙層充填
率や通気抵抗係数が適切であっても特にワニス含浸時に
繊維の固定効果が減少し、その結果銅張積層板の寸法安
定性が不良となる(比較例1)。バインダー付着量が多
いときはワニスに代わりバインダーが銅張積層板内部の
繊維表面を覆うためビール強度が減少する(比較例2)
。さらに細繊度の繊維や極細フィブリルを有するパルプ
を使った場合は適切な通気抵抗係数があるにもかかわら
ず紙層充填率が十分とはならず銅張積層板の寸法安定性
が不良となる(比較例3)。繊度の大きい繊維を使った
場合は必要な紙強度を発現させるために紙層充填率を極
めて大きくする必要があり、この結果適切な通気抵抗係
数があるにもかかわらず銅張積層板のビール強度が不良
となる(比較例4)。同様に比較例3〜4で使った抄上
紙を用いた熱圧加工条件や後硬化条件を変更して適切な
紙層充填率を達成すると通気抵抗係数が極端に増大して
含浸性が低下しビール強度が不良となったり(比較例5
)、通気抵抗係数が極端に減少して寸法安定性が不良と
なる(比較例6)。さらにバインダー付着量2紙層充填
率が極端に小さいときは通気抵抗係数も極端に低下し寸
法安定性が極めて悪化する(比較例7)。バインダー付
着量2紙層充填率が極端に大きいときは通気抵抗係数も
極端に増大しビール強度が極めて悪化する(比較例7)
さらに適切な芳香族ポリアミド繊維紙を基材としてもビ
ール強度や寸法安定性が不良なエポキシ樹脂組成物を含
浸した場合は良好な銅張積層板の性能は得られない(比
較例9〜11)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水分散性樹脂バインダーで接合されてなる芳香族
    ポリアミド繊維紙を基材とするエポキシ樹脂組成物含浸
    プリプレグにおいて芳香族ポリアミド繊維紙が下記特性
    を有することを特徴とするプリプレグ。 10≦バインダー付着量(%)≦20 20≦紙層充填率(%)≦40 0.8≦通気抵抗係数(dyne−sec/cm^4)
    ≦6.0
  2. (2)エポキシ樹脂組成物中の硬化剤の主成分がフェノ
    ールとホルムアルデヒドとの重縮合物およびハロゲン化
    フェノールとホルムアルデヒドとの重縮合物およびオル
    ソクレゾールとホルムアルデヒドとの重縮合物およびビ
    スフェノールAとホルムアルデヒドとの重縮合物および
    ハロゲン化ビスフェノールAとホルムアルデヒドとの重
    縮合物より選ばれた少なくとも一種の重縮合物からなる
    請求項(1)に記載のプリプレグ。
  3. (3)請求項(1)のプリプレグを所要枚数積層し、さ
    らに銅箔を重ねて加圧加熱により一体に成型してなるこ
    とを特徴とする銅張積層板。
JP2263589A 1989-02-02 1989-02-02 プリプレグおよび銅張積層板 Pending JPH02203589A (ja)

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