JPH0220329A - 成形方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は特に深孔状部が形成された熱可塑性シート成形
物の製造に適用されて有用な成形方法に関するものであ
る。

〔従来の技術〕

従来から熱可塑性シートを加熱軟化させて所定形状に真
空成形するいわゆる真空成形方法は自動車内装材や食品
材料等の大量生産品の製造に適用されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記真空成形方法においては可成シの深絞シ形状や複雑
形状の成形が可能であるが、極端に深い孔状部を有する
成形物等は成形困難であった。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は上記従来の課題を解決する手段として熱可塑性
シートを加熱軟化させ、成形により所定の間隙を介して
一対の凹部を形成し、−一対の凹部間の間隙の中央部か
ら該熱可塑性シートを折曲げ重ね合わして該一対の凹部
を合一せしめて孔状部を形成する成形方法を提供するも
のである。

本発明において用いられる熱可塑性シートには熱可塑性
合成樹脂シート、熱可塑性合成樹脂発泡体シート、繊維
を熱可塑性合成樹脂結着剤で結着した熱可塑性繊維シー
ト、不織布に熱可塑性合成樹脂を塗布または含浸させた
熱可塑性不織布シート、紙に熱可塑性合成樹脂を塗布ま
たは含浸させた熱可塑性紙、おるいはこれら熱可塑性シ
ートの二種以上の積層シート、あるいはこれら熱可塑性
シートと不織布１紙、金属箔等の他のシートとの積層シ
ート等が包含される。

本発明においては上記熱可塑性シートを加熱抑圧成形す
るか、あるいは−Ｆ記熱可塑性シートを加熱軟化させ、
真空成形あるいは冷間押圧成形により所定の間隙を介し
て一対の凹部を形成するのであるが、−枚の熱可塑性シ
ートに複数個の凹部を形成しておきこれを一対の凹部を
有する熱可塑性シートになるように切離してもよい。

このようにして所定の間隙を介して一対の凹部を形成し
た上記熱可塑性シートは該一対の凹部間の間隙の中央部
から折曲げて該一対の凹部を合一せしめ孔部を形成する
。この際該熱可塑性シートの該間隙の中央部には折曲げ
容易ならしめるために折線を刻設してもよい。該折線の
刻設は真空成形と同時あるいは前後に行われる。

該熱可塑性シートを折曲げて該一対の凹部を合一したら
通常核熱可塑性シートの重ね合わせ部分を粘着剤あるい
は接着剤あるいはタッカ−等によって固定する。

その後所望なればこのようにして形成された孔状部の中
間部から該重ね合わされている熱可塑性シートを切断し
て二個の孔状部を形成した成形物に切離してもよい。

〔作　用〕

本発明は上記構成を有するから熱可塑性シートを加熱軟
化させ、成形により所定の間隙を介して一対の凹部を形
成するのであるが、該凹部は最終的に形成される孔状部
を深さ方向に分割した形状であ〕極端な深絞多形状を該
凹部に付する必要はない。そして該凹部の長さを長くす
れは該孔状部の深さが深くなる。

〔発明の効果〕

したが−て本発明は深い孔状部を有する成形品を容易に
大量生産することを可能ならしめるものである。

〔実施例〕

本発明を第１図〜第７図に示す一実施例によって説明す
れは（１）ハポリスチレン発泡体シートであシ、該ポリ
スチレン発泡体シート〔１）は加熱抑圧成形するか、あ
るいは加熱軟化させ、真空成形あるいは冷間押圧成形す
ることによって第１図に示すように三個の凹部（２）　
、　（ａｌ　、　（４］が形成場れ、該凹部（２１、（
ａ）　、　（４１の間には所定の間１１Ｊｊ（５１、（
６１が介在し、該間隙（５１、（６）の中央部には折れ
線［７＋　、　（８１が刻設される。該折れ線（７１、
（８］は真壁成形時に真空成形により同時に刻設される
。該ポリスチレン発泡体シート（１１の凹部（２）と凹
部（４）とは実質的に同形であシ凹部【８）は実質的に
凹部（２）と凹部（４）とを合わせた形状をしている。

このような凹部（２）　、　（８１、（４）を形成した
ポリスチレン発泡体シート（１）を第１図に示す点線に
沿って切断すると第２図に示すように所定の間隙［１３
を介して一対の凹部ＨＡ、（２）Ｂが形成されポリスチ
レン発泡体シートαυが得られ、該間隙側の中央部には
折れ線（７）または（８１が存在している。

このようなポリスチレン発泡体シートｃＬ１１の凹部（
２）Ａ両端縁に第８図に示すように粘着剤層α４を部分
的に設け、折れ線（７１（（ｇｌ　）の部分から折曲げ
て重ね合わせ、凹部（１３Ａ　、　０３Ｂを合一させ該
ポリスチレン発泡体シートαＤの重ね合わせ部分である
凹部ａ２Ａの両端縁と凹部０Ｂの両端縁とを該粘着剤層
α４によって固定する。このようにして第４図に示すよ
うな孔状部＠を有する成形物６２１）が得られる。

本実前例の成形物（ハ）は例えば第５図に示すような基
板６ｍ上に立設されたフック掛け（至）のマスキングに
用いられる。即ち該成形物ａを第６図に示すように該フ
ック掛け（至）罠被着してからスプレー等で塗膜ｔｉａ
を基板ｃｌη表面に形成させる。その後該成形物（ハ）
を取除くと第７図に示すようにフック掛け（至）部分の
みは塗膜（至）が形成されずその他の基板０υ表面には
塗膜（至）が形成された状態となる。

本実施例以外、例えば第８図に示すように粘着剤層（ロ
）の代シに凹部Ｑ３Ａの両側縁に小孔α４１Ａを設け、
凹部Ｑ３Ｂの両側縁に小突起Ｃ１４）Ｂを設け、ポリス
チレン発泡体シート（ロ）を折曲げ重ね合わせた時該小
孔（１４Ａに該小突起α４Ｂが嵌入することによりて固
定されるようにしてもよい。

また更に第９図に示すように所定の間隙（８）Ａを介し
て熱可胆性シー）（ＩＩＡに凹部（２）Ａ、（２１Ｂを
真空成形によって形成し、これを核間Ｆｌｊｊ（８）Ａ
の中央部から折曲げ重ね合わせ、点線位置で切断して第
１０図に示すような孔状部＠人を有する成形物■ηＡを
製造することも出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第７図は本発明の一実施例を示すものであシ、
第１図は真空成形式れたポリスチレン発泡体シートの斜
視図、第２図は切出されたポリスチレン発泡体シートの
斜視図、第８図は該ポリスチレン発泡体シートの凹部両
側縁に粘着剤層を形成した状態の斜視図、第４図に該ポ
リスチレン発泡体シートを折曲げ重ね合わせて得られる
成形物の斜視図、第５図はフック掛けの斜視図、第６図
は該フック掛けに該成形物を被着した状態の斜視図、第
７図は塗膜形成後に該成形物を取除いた状態の斜視図、
第８図は他の実施例のポリスチレン発泡体シートの斜視
図、第９図は他の実施例の熱可塑性シート折曲げ重ね合
わせ扶助の斜視図、第１０図は第９図の切断後の斜視図
である。 図中、ｆｌｌ、Ｃ１１ｌ・−・・ポリスチレン発泡体シ
ート、（１）Ａ　・−＝熱可塑性シー　ト、（２］、（
８１，（４）、（１２Ａ　、（１２Ｂ　、　（２）Ａ・
・−凹部、ｒ５１．（６１，Ｃ３，Ｃｌ５Ａ・・・−間
隙、Ｑｌ）、（ハ）Ａ・・・・成形物、

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 熱可塑性シートを加熱軟化させ、成形により所定の間隙
   を介して一対の凹部を形成し、該一対の凹部間の間隙の
   中央部から該熱可塑性シートを折曲げ重ね合わして該一
   対の凹部を合一せしめて孔状部を形成することを特徴と
   する成形方法。