JPH01314139A - 折り曲げ積層シートの製造方法 - Google Patents

折り曲げ積層シートの製造方法

Info

Publication number
JPH01314139A
JPH01314139A JP63145048A JP14504888A JPH01314139A JP H01314139 A JPH01314139 A JP H01314139A JP 63145048 A JP63145048 A JP 63145048A JP 14504888 A JP14504888 A JP 14504888A JP H01314139 A JPH01314139 A JP H01314139A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
laminated
plastic
plastic sheet
dielectric constant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63145048A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Sato
佐藤 美博
Atsushi Iizuka
飯塚 敦志
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Polymer Co Ltd, Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Polymer Co Ltd
Priority to JP63145048A priority Critical patent/JPH01314139A/ja
Publication of JPH01314139A publication Critical patent/JPH01314139A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C53/00Shaping by bending, folding, twisting, straightening or flattening; Apparatus therefor
    • B29C53/02Bending or folding
    • B29C53/04Bending or folding of plates or sheets
    • B29C53/06Forming folding lines by pressing or scoring
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C59/00Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor
    • B29C59/02Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor by mechanical means, e.g. pressing
    • B29C59/04Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor by mechanical means, e.g. pressing using rollers or endless belts
    • B29C59/046Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor by mechanical means, e.g. pressing using rollers or endless belts for layered or coated substantially flat surfaces
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C35/00Heating, cooling or curing, e.g. crosslinking or vulcanising; Apparatus therefor
    • B29C35/02Heating or curing, e.g. crosslinking or vulcanizing during moulding, e.g. in a mould
    • B29C35/12Dielectric heating
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C37/00Component parts, details, accessories or auxiliary operations, not covered by group B29C33/00 or B29C35/00
    • B29C37/0053Moulding articles characterised by the shape of the surface, e.g. ribs, high polish
    • B29C37/0057Moulding single grooves or ribs, e.g. tear lines
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2009/00Layered products

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は折り曲げ積層シートの製造方法、特には電気、
電子機器類、日用品雑貨類、工具類、食品、衣類用品、
装身具、身廻り品、化粧品などの包装箱や、繰り返し開
閉頻度の高いブックカバー、アルバムの表紙などのよう
なカバー類に有用とされる折り曲げ積層シートの製造方
法に関するものである。
(従来の技術) 従来、各種商品の包装またはカバーは紙または紙とプラ
スチックとの組合せになるもので行なわれてきていたが
、最近はプラスチックによるものが多く使用されるよう
になってきており、これらのプラスチックはそのシート
化されたものが自動製函機によって所定の形状に、打ち
抜き、折り返し線がつけられ、それぞれの容器に組み立
てられている。
しかして、この種プラスチックシートの折り曲げ加工は
通常ビク刃と罫刃とを用いる機械的手段で行なわれてい
るが、プラスチックシートは紙に比べて折れ線が付きに
くく、機械的に無理に折り返し線を作るとこNにクラッ
クが生じたり、シートが破断し易いなどという不利があ
る。
そのため、このプラスチックシートの折り曲げ加工につ
いてはその一層が耐折特性を有する2層以上の組合せか
らなる積層シートを線材は金型と作業台の間に載置し、
熱パーや高周波電界で積層シートを加熱し軟化させて積
層シートの積層界面に達する深さの折り返し線を設ける
という方法が提案されており(特願昭62−28686
7、特願昭62−286868号明細書参照)、この場
合には折り返し線の深さは耐折特性を有するプラスチッ
クシートには実質的には及ばないので耐折特性は全く損
なわれることがない。
しかし、この方法で使用される積層シートは2層以上の
組合せになるものとされているものの、このものは−殻
内には熱ロール間を何度も通過させたり、加熱金属板を
はさんでプレスするという方法で製造されるために、こ
のプラスチックシートが異種同志の組合せであったり、
これらのプラスチックシートが線膨張係数の異なるもの
であるときには積層シートが反りをもつものとなり、こ
の折り返し線をつけたもので包装容器を組立ると、シー
トの反りがそのま>製品に現われて途中でふくらんだり
、たるんだりして見栄えのよくないものになるという不
利がある。
(発明の構成) 本発明はこのような不利を解決した折り曲げ積層シート
の製造方法に関するものであり、これは耐折特性を有す
る誘電率が2.5以下のプラスチックシートの両面に誘
電率が2.7以上で、かつ線膨張係数がほゞ同一である
少なくとも一層のプラスチックシートを積層した積層シ
ートの表面プラスチック層を高周波加熱で加熱して軟化
させ。
線材は金型をこ−に押圧して実質的に積層界面の深さに
達する深さの折り返し線を設けることを特徴とする折り
曲げ積層シートの製造方法、また耐折特性を有する軟化
点の高いプラスチックシートの両面にこれよりも軟化点
が20℃以上低いが線膨張係数はほり同一であるプラス
チックシートを少なくとも一層以上積層した積層シート
の両面から、軟化点の低いプラスチックシートの軟化点
以上であるが軟化点の高いプラスチックシートの軟化点
よりは低い温度に加熱した線材は金型を押圧して、実質
的に積層界面の深さに達する深さの折り返し線を設ける
ことを特徴とする折り曲げ積層シートの製造方法に関す
るものである。
すなわち、本発明者らは特に反りの発生を防止した折り
曲げ積層シートの製造方法について種々検討した結果、
この積層シートを中間層として耐折特性を有するプラス
チックシートを使用し、この両側に線膨張係数がほゞ同
じであるプラスチックシートを積層した少なくとも3層
構造の積層シートを使用すれば折り曲げ加工時における
線膨張係数の違いによる反りを防止することができるし
、この外側のプラスチックシートを軟化して二Nに積層
界面の深さに達する深さの折り返し線を設けても中間プ
ラスチックシートには実質的に折り返し線が全く設けら
れないのでこの積層シートはその耐折性が全く損なわれ
ず、耐折性の強いものとなり、したがって自己保持性が
すぐれており、包装資料として高い商品価値をもつ箱体
やカバーを得ることができることを見出すと共に、この
積層シートを誘電率の異なる2種以上のプラスチックの
積層物とするときには高周波加熱で外側層を加熱軟化し
てから線材は金型で折り返し線を設ければよく、この積
層シートを軟化点の高いプラスチック中間層と軟化点の
低いプラスチック外側層で作ったときにはこの外側層に
加熱した線材は金型を押圧して折り返し線を設ければよ
いということを確認して本発明を完成させた。
以下にこれを添付の図面にもとづいて説明する。
第1図は本発明を実施するために使用される装置の概略
縦断面図、第2図、第3図はこの第1図の装置を使用し
て折り返し線を設けるときの要部拡大縦断面図、および
本発明で作られた折り曲げ積層シートの折り曲げ部要部
拡大縦断面図を示したものである。
第1図に示した本発明を実施するための装置はシリンダ
ー1.1’、ピストンロッド2.2′の昇降によって平
板状金型3,3′が昇降するようにされており、この金
型3.3′にはこれを冷却または加熱するための流体や
ヒーターなどからなる加熱冷却手段4.4′、積層シー
トを加工するための少なくとも一個の縁付は金型5.5
′が設けられている。この加工は耐折特性を有する誘電
率が2.5以下のプラスチックシート6−1の両面に誘
電率が2.7以上でかつ線膨張係数がほゞ同一であるプ
ラスチックシート6−2−1.6−2−2を積層した積
層シート6、または軟化点の高いプラスチックシート6
−1′の両面にこれよりも軟化点が20℃以上低いが線
膨張係数がほゞ同一であるプラスチックシート6−2’
−1,6−2’−2を積層した積層シート6を縁付は金
型5′の挿入口8を有する定盤7の上に載置したのち、
予じめ縁付は金型5と積層シート6の外側層としてのプ
ラスチックシート6−2 (または6.−2′)を高周
波加熱や超音波加熱により所定温度に加熱して軟化する
か、縁付は金型5を押圧したときにプラスチックシート
6−2(または6−2′)を軟化させるのに十分な温度
に加熱したのち、あるいは縁付は金型5およびプラスチ
ックシート6−2(または6−2’)の両方を加熱した
のち、金型3.3′を降下させて縁付は金型5.5′を
プラスチックシート6−2、または6−2′に押圧し、
ついで金型3を上昇させることによって完了するが、こ
の抑圧時における縁付は金型5,5′の積層シート6へ
の挿入深さは調整用ストッパー9.9′の調整により行
えばよい。
第2図、第3図は本発明によって折り返し線を設けると
きの要部拡大図を示したもので、第2図(a)は縁付は
金型5を耐折特性を有する誘電率が2.5以下のプラス
チックシート6−1の両面に誘電率が2.7以上のプラ
スチックシート6−2を積層した積層シート6に当接す
る前、同図(b)は縁付は金型5を積層シート6に押圧
後引き上げたのちの積層シート6の縦断面図を示したも
のであり、縁付は金型5を押圧する前の積層シート6は
縁付は金型5を押圧すると第2図(b)に示したように
誘電率が2.7以上のプラスチックシート6−2が高周
波による内部発熱作用によって抑圧部が軟化除去されて
こぎに折り返し線10が形成される。この際、下面が多
少変化することがあるが、これはむしろ折り曲げ特性を
よくするのでかえって好都合である。なお、この場合縁
付は金型5の挿入深さが実質的に誘電率が2.5以下の
プラスチックシート6−1の積層界面に達するように調
整されているので耐折特性を有する誘電率が2.5以下
のプラスチックシート6−1には実質的に折り返し線が
形成されず、原形のまNに保持される。
また、第3図は本発明の他の例の要部拡大断面図を示し
たもので、第3図(a)は縁付は金型5を耐折特性を有
する軟化点の高いプラスチックシート6−1′とこの両
面にこれよりも軟化点が20℃以上低いプラスチックシ
ート6−2′を積層した 積層シート6を押圧する前を図示したものであるが、こ
の折り曲げ加工は第3図(b)に示したようにこの軟化
点の低いプラスチックシート6−2′にこのプラスチッ
クシート6−2′の軟化点より高い軟化点をもつプラス
チックシート6−1′の軟化点より低い温度に加熱され
た縁付は金型5.5′が押圧されることによってこれに
はプラスチックシート6−2′の軟化溶融化で抑圧部が
除去されてこ〜に折り返し線10が形成される。また、
図には両側のプラスチックシート6−2′に折り返し線
10の設けられたものが示されているが、これは片側だ
けに折り返し線10がもうけられたものとしてもよいし
、これらの場合でも第2図に示したものと同様にこの積
層シート6はこの軟化点の高いプラスチックシート6−
1′に実質的に折り返し線が形成されず原形のま\で保
持される。
なお、このプラスチックシート6−2−1.6−2−2
(6−2″−1,6−2’−2)に同時に折り返し線を
形成させるには、積層シート6を垂直方向に吊り下げた
状態として、これに縄付は金型をその差右から同時に押
圧するという方法で行なってもよ・い。
本発明でいう実質的に積層界面の深さに達する深さの折
り返し線を設けるという意味は、理想的にはプラスチッ
クシート6−1または6−1′とプラスチックシート6
−2−1.6−2−2または6−2’−1,6−2’−
2の界面にちょうど達する深さの折り返し線を設けるこ
とにあるが、現実的にはプラスチックシート6−2−1
.6−2−2または6−2’−1,6−2’−2の厚さ
の5%以下か、あるいは界面から±0.05mmの範囲
のいずれか大きい方であればよいということである。
このようにして得られた第2図(b)、第3図(b)に
示された積層シート6は折り返し線10が形成されてい
るので、これを容器形成用機械に挿入して折り曲げれば
容易に折り曲げ加工することができ、この折り返し線1
0を軸に所望の角度、例えば直角に折り曲げたものは第
2図(c)、第3図(c)に示したようにきれいに折り
曲げることができる6 本発明に使用される積層シートは前記したように耐折特
性を有する誘電率が2.5以下のプラスチックシートの
両面に、誘電率が2.7以上で、かつ線膨張係数がほゞ
同一である少なくとも1層のプラスチックシートを積層
したもの、または耐折特性を有する軟化点の高いプラス
チックシートの両面に、これよりも軟化点が20℃以上
低いが線膨張係数はは望同−である少なくとも1層のプ
ラスチックシートを積層したものとされるが、これらは
包装資材とされるものであるということから、この中心
層となる誘電率が2.5以下のプラスチックシートまた
は軟化点の高いプラスチックシートは厚さが0.05〜
Q、2mmのものとすることがよく、外側層を形成する
誘電率が2.7以上のプラスチックシートまたは軟化点
の低いプラスチックシートは厚さが0.1〜1.5鵬閣
で、積層後の総厚が0.15〜3.O+++m程度のも
のとすることがよいが、この積層シートについては積層
後における反りの発生を防止するために各プラスチック
シートは線膨張係数がほゞ同一のものとすることが必要
であり、これは一方のプラスチックシートの線膨張係数
がAであるときに他方のプラスチックシートの線膨張係
数はAX (0,8〜1.2)程度のものとすればよい
なお、本発明で使用される耐折特性を有する、誘電率が
2.5以下であるプラスチックシートとしては好ましく
はポリエチレン(誘電率2.3゜以下数字は誘電率を示
す)、ポリプロピレン(2゜O〜2.1)ポリ四フッ化
エチレン(2,0)などが、また誘電率が2.7以上の
プラスチックシートとしては硬質または軟質のポリ塩化
ビニル(2゜8〜3.0.3.5〜4.5)、ポリ塩化
ビニリデン(3,0〜4.0)、ナイロン(4,0〜4
.7)、ポリエチレンテレフタレート(2,8〜4.1
)などが例示され、さらに耐折特性を有する軟化点の高
いプラスチックシートとしてはポリエチレンテレフタレ
ート(軟化点245〜255℃)、ナイロン(215〜
225℃)、ポリカーボネート(215〜225℃)、
ポリアセタール(200〜210℃)などが、また軟化
点の低いプラスチックシートとしてはポリ塩化ビニル(
180〜200℃)、ポリ塩化ビニリデン(160〜1
80℃)、ポリスチレン(180〜200℃)、ポリエ
チレン(120〜140℃)などが例示されるが、これ
らは同種のものでも異種の組合せであってもよく、この
積層シートの製造はこれらのプラスチックシートを1対
のまたは複数の熱ロール間を通しながら積層させたり、
ステンレスなどからなる鏡面板にはさんで上下方向から
プレスすればよく。
これは接着剤や溶剤で接着させたものであってもよい。
本発明による積層シートへの折り返し線形成は上記した
ように行われるので、これには特に高精度の装置や金型
が必要とされないという工業的な有利性があるが、この
縄付は金型5の加熱温度、加圧の度合、加工時間は目的
とする折り返し線の深さ、大きさに応じて任意に設定す
ればよく、さらにこの折り返し線先端形状も線材は金型
5の先端形状をその横断面を7字、U字、W字状や平型
、けんざん状などに変えることによって任意に変えるこ
とができる。
なお、この折り返し線10は必ずしも直線である必要は
なく、これは線材は金型5を適宜選択することによって
所望の曲線、断続線(破線、−点鎖線など)や2本線、
3本線あるいはこれらの組合せとすることも可能である
つぎに本発明の実施例をあげるが、例中における耐折特
性はつぎの方法による測定゛結果を示したものである。
〔耐折特性〕
折り返し線を設けた折り曲げシートの折り返し線を支点
として張力1kg重、繰り返し折り曲げ速度180回/
分、折り曲げ角度270°の条件下で耐折特性試験を行
ない、破断するまでの回数を測定した。
実施例1 第1図に示した装置を使用し、厚さ0.1mmのポリプ
ロピレンシートを中間層とし、この両側に厚さ0.3■
−の硬質ポリ塩化ビニルシートを積層した3層構造の積
層シートを定盤上に載置し、この上部に厚さ1m+s、
巾300−一で先端部のRが0゜511Imである線材
は金型を設け、二〜に発振周波数が40MHzの高周波
ウエルダー装置から高周波発振させて積層シートを12
0℃に加熱し、線材は金型を4kg/aJの加圧力で2
秒間押圧し、ついで2秒間冷却したところ、両面の硬質
ポリ塩化ビニルシート層に厚さQ、3mmに相当する深
さ(下面は平坦形状)の折り返し線のついた積層シート
が得られた。
この積層シートはシート厚さが0.7+amであるにも
かかわらず折り返し線に沿って90°に折り曲げること
ができた。なお、このものについて耐折特性試験を行な
ったところ、これは850回で破断したが、比較のため
に厚さ0 、7 amの硬質ポリ塩化ビニル単層シート
に上記と同じ線材は金型でその両面にそれぞれ深さ0.
3mmの折り返し線をつけたものは200回で破断した
ので、本例のものは耐折特性のすぐれたものであること
が判った。
実施例2 第1図に示した装置を使用し、厚さQ 、 1 amの
ポリエチレンテレフタレートシートの両面に厚さ0 、
51mmの硬質ポリ塩化ビニルシートを積層した3層構
造の積層シートを定盤上に載置し、この上部および下部
に厚さ0.711IIm、巾300mm、先端部のRが
0.35mmである線材は金型を取りつけ、これを18
0℃に加熱すると共にこの積層シートに線材は金型を上
下から同時に5kg/a&の圧力で2秒間押圧してこれ
を硬質ポリ塩化ビニルシート中に0 、5 m+a押入
れでから線材は金型を引き上げたところ、両面の硬質ポ
リ塩化ビニルシートに厚さ0.51amに相当する深さ
の巾0 、7 vanの断面U字形状の折り返し線のつ
いた積層シートが得られた。
この積層シートはシート厚さが1.[1であるにもか−
わらず折り返し線に沿って90°に容易に折り曲げるこ
とができた。また、このものにつぃて耐折特性試験を行
なったところ、これは2゜000回でも破断しなかった
が、比較のために厚さ1 、1 mmの硬質ポリ塩化ビ
ニル単層シートに上記と同じ方法でその上面、下面に0
.5mmの深さの折り返し線をつけたものは100回で
破断したので1本例のものが耐折特性のすぐれたもので
あることが確認された。
実施例3 第1図に示した装置を使用し、厚さO* 1 rays
のポリエチレンシートの上面に厚さ0 、4 mvaの
硬質ポリ塩化ビニルシートを、また下面に厚さ0.3−
mのポリ塩化ビニリデンシートを積層した3層構造の積
層シートを定盤状に載置し、この上部に厚さ1m1t、
巾300禦■、先端部のRが0.5−閣である線材は金
型を設け、二Nに発振周波数が40MHzの高周波ウエ
ルダー装置から高周波を発振させて積層シートを120
’Cに加熱し、二へに線材は金型を5kg/alの加圧
力で2秒間押圧し、ついで2秒間冷却したところ、硬質
ポリ塩化ビニルシート層には厚さ0.4eui、ポリ塩
化ビニリデンシ−ト層には厚さ0.3閣墓の平坦形状面
の折り返し線のついた積層シートが得られた。
この積層シートはシート厚さが0.8m−であるにもか
かわらず折り返し線で容易に90°に折り曲げることが
できた。なお、この折り曲げ部はポリエチレンシートだ
けであるが、このものについて耐折特性試験を行なった
ところ、これは1,500回で破断したが、比較のため
に厚さ0.8m−の硬質ポリ塩化ビニル単層シートに上
記と同じ線材は金型でその上面に深さ0.4閣票下面に
深さ0゜31の折り返し線をつけたものは70回で破断
したので1本例のものは耐折特性のすぐれたものである
ことが判った。
実施例4 第1図に示した装置を使用し、厚さ0.15mmのポリ
カーボネートシートの上面に厚さ0.3mmと0.41
の硬質ポリ塩化ビニルシートを、また下面には厚さ0.
511mのポリスチレンシートを積層した4層構造の積
層シートを定盤上に載置し。
この上部および下部に厚さ1鵬鵬、巾300mm、先端
部のRがQ、5mmである線材は金型を取りつけ。
これらを190℃に加熱すると共に、この積層シートの
上下に常温下で線材は金型を5kg/adの圧力で2秒
間押圧して、この線材は金型を積層シートの上面に0.
7mm、下面に0.5m−圧入し、ついでこれを引き上
げたところ、上面のポリ塩化ビニルシート層に厚さ0 
、7 amに相当する深さで、また下面のポリスチレン
シート層には深さ0.5mmに相当する深さで巾1.0
+*mの断面U字形状の折り返し線のついた積層シート
が得られた。
この積層シートはシート厚さが1.35鵬−であるにも
かNわらず折り返し線で容易に90’折り曲げることが
できた。なお、この耐折特性試験を行なったところ、こ
のものは1,300回で破断したが、比較のために厚さ
1.35mmの硬質ポリ塩化ビニル単層シートに上記と
同じ線材は金型で上面に深さ0.7■■、下面に深さ0
.5++u++の折り返し線をつけたものは50回で破
断したので1本例のものが耐折特性のすぐれたものであ
ることが判った。
実施例5 第1図に示した装置を使用し、厚さ0.1閣墓のポリエ
チレンシート(誘電率2.3)を中間層とし、この上面
に厚さ1.51の6−6ナイロンシートを、下面には厚
さ0.3mmの6−6ナイロンシートと厚さ0.1鳳−
の6−12ナイロンシートを積層した4層構造の積層シ
ートを定盤上に載置し、この上部に厚さ1閣墓、巾30
0mmで先端部のRが0.5閣墓である線材は金型を設
け、二2に発振周波数が40 M Hzの高周波ウェル
ダー装置から高周波発振させて積層シートを120℃に
加熱し、ニーに線材は金型を5kg/aJの加圧力で2
秒間押圧し、ついで2秒間冷却したところ、上面のナイ
ロン層には厚さ1.5mmの折り返し線部が形成され、
この折り返し線部の裏面は下面のナイロン層がほゞ厚さ
O醜■となり、かっや−巾広の折り返し線のついた積層
シートが得られ、このものは折り返し線に沿って90°
に容易に曲げることができた。
つぎにこのものは折り曲げ部がポリエチレンシートだけ
であるが、このものについて耐折特性試験を行なったと
ころ、これは1,800回で破断した。
つぎに、比較のために厚さQ 、 1 +*mのポリ塩
化ビニリデンシート(誘電率3.0〜4.0)の両面に
厚さ1mmの軟質ポリ塩化ビニルシート(誘電率3.5
〜4.5)を積層した3層積層シートを用いたほかは上
記と同様に処理して折り返し線をつけたものは10回で
破断し、また厚さO、l amのポリプロピレンシート
(誘電率2.0〜2.1)の両面に厚さ1.0m−のポ
リエチレンシート(誘電率2.3)を積層した3層積層
シートを上記と同様に処理して折り返し線をつけたもの
は30回で破断した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施するために使用される装置の概略
縦断面、第2図(a)、(b)、および第3図(a)、
(b)はこの装置を使用して折り返し線を設けるときの
要部拡大縦断面図、第2図(c)および第3図(c)は
本発明で作られた折り曲げ積層シートの折り曲げ部縦断
面図を示したものである。 1.1′・・・シリンダー、 2.2′・・・ピストンロッド、 3.3′・・・平板状金型。 4.4″・・・加熱冷却手段、 5.5′・・・線材は金型、 6・・・積層シート、 ・・・誘電率2.5以下のプラスチックシート、6−2
−1.6−2−2 ・・・誘電率2.7以上のプラスチックシート。 6−11・・軟化点の高いプラスチックシート6−2’
−1,6−2’−2 ・・・軟化点の低いプラスチックシート7・・・定盤、 8・・・挿入口、 9.9′・・・挿入深さ調整用ストッパー、10・・・
折り返し線、 第1図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、耐折特性を有する誘電率が2.5以下のプラスチッ
    クシートの両面に誘電率が2.7以上で、かつ線膨張係
    数がほゞ同一である少なくとも一層のプラスチックシー
    トを積層した積層シートの表面プラスチック層を高周波
    加熱で加熱して軟化させ、線付け金型をこゝに押圧して
    実質的に積層界面深さに達する深さの折り返し線を設け
    ることを特徴とする折り曲げ積層シートの製造方法。 2、耐折特性を有する軟化点の高いプラスチックシート
    の両面にこれよりも軟化点が20℃以上低いが線膨張係
    数はほゞ同一であるプラスチックシートを少なくとも一
    層以上積層した積層シートの両面から、軟化点の低いプ
    ラスチックシートの軟化点以上であるが軟化点の高いプ
    ラスチックシートの軟化点よりは低い温度に加熱した線
    付け金型を押圧して、実質的に積層界面の深さに達する
    深さの折り返し線を設けることを特徴とする折り曲げ積
    層シートの製造方法。
JP63145048A 1988-06-13 1988-06-13 折り曲げ積層シートの製造方法 Pending JPH01314139A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63145048A JPH01314139A (ja) 1988-06-13 1988-06-13 折り曲げ積層シートの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63145048A JPH01314139A (ja) 1988-06-13 1988-06-13 折り曲げ積層シートの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01314139A true JPH01314139A (ja) 1989-12-19

Family

ID=15376180

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63145048A Pending JPH01314139A (ja) 1988-06-13 1988-06-13 折り曲げ積層シートの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01314139A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002000424A1 (fr) * 2000-06-29 2002-01-03 P.W.F. Group Plaque predecoupee, permettant d'obtenir un volume, notamment un emballage, procede de fabrication d'une telle plaque, et emballage ainsi obtenu
JP2011081471A (ja) * 2009-10-05 2011-04-21 Kobayashi Ori Name Kk Icタグの製造方法
US9067371B2 (en) 2011-11-23 2015-06-30 Airbus Operations Limited Wrinkle control method and tool therefor

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002000424A1 (fr) * 2000-06-29 2002-01-03 P.W.F. Group Plaque predecoupee, permettant d'obtenir un volume, notamment un emballage, procede de fabrication d'une telle plaque, et emballage ainsi obtenu
JP2011081471A (ja) * 2009-10-05 2011-04-21 Kobayashi Ori Name Kk Icタグの製造方法
US9067371B2 (en) 2011-11-23 2015-06-30 Airbus Operations Limited Wrinkle control method and tool therefor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4642086A (en) Apparatus for forming flexible fold lines in a thermoplastic sheet
KR960014026B1 (ko) 금속-폴리프로필렌-금속 적층판 및 상기 적층판으로 된 성형시이트 재료를 제조하는 방법
US20070197363A1 (en) Polylactic acid based containers and methods of making the same
US20140087147A1 (en) Self-corrugating laminates and methods of making them
US3274047A (en) Locally deformed and locally delaminated scores and the method and apparatus for making same
JPH01314139A (ja) 折り曲げ積層シートの製造方法
WO2012049878A1 (ja) 樹脂積層ボード部材及びその端末処理方法
CA2032598C (en) Process for thermoforming thermoplastic resin sheet and apparatus therefor
US8601774B2 (en) Facial tissue product with a clip riser
JPH01271219A (ja) 塩化ビニル系樹脂折り曲げ積層シートの製造方法
EP0938963B1 (en) Method of forming a cassette from a metal-thermoplastic-metal laminate
JP4281438B2 (ja) プラスチック気泡ボードの端面閉鎖処理方法
JPS6139544Y2 (ja)
JP4339088B2 (ja) 樹脂ボードの端末構造及び端末処理方法
JPH01128824A (ja) 積層シートに折り返し線を付ける方法
JPH01128823A (ja) 積層シートに折り返し線を付ける方法
JPH0239915A (ja) プラスチックシートの折り曲げ加工方法
JP2001018308A (ja) 積層板の端末構造及びその端末処理方法
JPH0588664B2 (ja)
JPS6036134A (ja) 熱可塑性樹脂製段ボ−ル折曲成形材の製造方法
WO2022097527A1 (ja) 紙シートの嵌合方法および紙成形品
JPH0499614A (ja) 熱可塑性樹脂シートの折曲方法及び折曲装置
JP2000501034A (ja) シート材の折り目つけ
JPS60917B2 (ja) 発泡合成樹脂積層版の成形方法
JPH04164611A (ja) 積層板の製造方法