JPH02201902A - 永久磁石 - Google Patents

永久磁石

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JPH02201902A
JPH02201902A JP1020094A JP2009489A JPH02201902A JP H02201902 A JPH02201902 A JP H02201902A JP 1020094 A JP1020094 A JP 1020094A JP 2009489 A JP2009489 A JP 2009489A JP H02201902 A JPH02201902 A JP H02201902A
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JP
Japan
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subphase
phase
coercive force
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JP1020094A
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Koichi Yajima
弘一 矢島
Osamu Kawamoto
修 河本
Tetsuto Yoneyama
米山 哲人
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Original Assignee
TDK Corp
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F1/00Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties
    • H01F1/01Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
    • H01F1/03Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
    • H01F1/032Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials
    • H01F1/04Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials metals or alloys
    • H01F1/047Alloys characterised by their composition
    • H01F1/053Alloys characterised by their composition containing rare earth metals
    • H01F1/055Alloys characterised by their composition containing rare earth metals and magnetic transition metals, e.g. SmCo5
    • H01F1/057Alloys characterised by their composition containing rare earth metals and magnetic transition metals, e.g. SmCo5 and IIIa elements, e.g. Nd2Fe14B

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は各種電気機器等に使用される高性能永久磁石、
特に希土類元素を含むFe−R−B系(RはYを含む希
土類元素である。以下同じ)およびFe−Co−R−B
系の合金系の急冷磁石材料を用いた永久磁石に関する。
〈従来の技術〉 高性能を有する希土類磁石としては、粉末冶金法による
Sm−Co系磁石でエネルギー積として、32 M G
 Oeのものが量産されている。
しかし、このものは、Sm、Coの原料価格が高いとい
う欠点を有する。 希土類の中では原子量の小さい希土
類元素、たとえばセリウムやプラセオジム、ネオジムは
サマリウムよりも豊富にあり、価格が安い。 また、F
eは安価である。
そこで、近年Nd−Fe−B系磁石が開発され、特開昭
59−46008号公報では、焼結磁石が、また特開昭
60−9852号公報では、高速急冷法によるものが開
示されている。
焼結法による磁石では、従来のSm−Co系の粉末冶金
プロセスを適用出来るものの、酸化しゃすいNd−Fe
系合金インゴットを2〜10−程度に微粉末化する工程
を有するため、取り扱いが難かしいこと、あるいは粉末
冶金プロセスは工程数が多い(溶解−鋳造→インゴット
粗粉砕→微粉砕→ブレス→焼結→磁石)ため安価な原料
を用いるという特徴を生かせない面がある。
一方、高速急冷法による磁石では工程が簡素化され(溶
解−高速急冷一粗粉砕一冷間ブレス(温間ブレス)−磁
石) かつ微粉末化工程を必要としないという利点があ
る。 しかしながら、高速急冷法による磁石を工業材料
とするためには一層の高1呆磁力化、高エネルギー積化
、低コスト化、着磁特性の改良等が望まれている。
希土類−鉄一ホウ素永久磁石の諸特性の中で保磁力は温
度に鋭敏であり、希土類コバルト永久磁石の保磁力(i
Hc)の温度係数が0.15%/℃であるのに対して、
希土類−鉄−ホウ素永久磁石材料の保磁力(iHc)の
温度係数は0.6〜0.7%/℃と4倍以上高いという
問題点がある。 したがって、希土類−鉄−ホウ素永久
磁石材料は温度上昇に伴って減磁する危険が大きく、磁
気回路上での限定された設計を余儀なくされている。 
さらには、例えば、熱帯で使用する自動車のエンジンル
ーム内の部品用永久磁石としては使用不可能である。
希土類−鉄一ホウ素永久磁石材料は保磁力の温度係数が
大きいところに実用上の問題があることは従来より知ら
れており、保磁力の絶対値が大きい磁石の出現が望まれ
ている(日経ニューマテリアル、1986.4−28(
No、9)第80頁)。
特開昭60−9852号公報には、R−B−Fe合金に
液体急冷法により高い保磁力iHcとエネルギー積を具
備させる旨の提案がなさhている。 これに開示された
組成は、特許請求の範囲に記載されているように希土類
元素R(Nd 、 Pr) = 10%以上、B=0.
5〜10%、残部Feからなるものである。 従来R−
B−Fe合金が優れた磁石特性を有するのはNd1Fe
zB相化合物によるものと説明されている。 そのため
焼結法および高速急冷法共に磁石特性を改良するための
多(の提案(特開昭59−89401号、同60−14
4906号、同61〜79749号、同57−1419
01号、同61−73861号公報)がなされているが
、対象とする合金はこの化合物に該当する組成の近傍、
すなわち、R=12〜17%、B=5〜8%の範囲のも
のであり、このような合金の実験に基づいている。 希
土類元素は高価であり、その含有量を低下させることが
望まれる。 しかし希土類元素の含有量が12%未満に
なると、保磁力iHcが急激に劣化するという問題があ
る。 実際、特開昭60−9852号ではR=10%と
なるとiHcは6kOe以下になることが示されている
。 すなわち、R−B−Fe系合金において希土類元素
の含有量が12%未満になると、保磁力iHcが劣化す
ることが知られているが、このような組成範囲において
保磁力iHcの劣化を防止するように組成ならびに組織
を設計する方法は従来知られていなかった。
焼結法と高速急冷法においては、基本的にNdzFe+
J化合物を用いているが、応用物理第55巻、第2号(
1986)頁121に示されているように、上記磁石は
単なる製法の違いだけではなく両6H石は合金組織と保
磁力発生機構の観点から全(異なったタイプの磁石であ
る。 すなわち焼結磁石は結晶粒径が約10戸であり、
従来のSm−Co系磁石で言えば、逆磁区の核発生が保
磁力を決めるSmCO5型磁石のようなニュークリエー
ション型であり、一方高速急冷磁石は0.01〜1−の
微細粒子をJ、Appl。
Phys、62(3)vol、1(1987)P2S5
〜971に示されるように、N d 2 F 814B
化合物よりもNdリッチなアモルファス相が取り囲んだ
極めて微細な組織により磁壁のビン止めが保磁力を決定
するSm2 C017型磁石のようなピンニング型磁石
である。 それゆえ、特性向上のための両磁石へのアプ
ローチの考え方としては保磁力発生機構が十分具なるこ
とを考慮して検討する必要があった。
そこで、本発明者等は、RxT +。。□−、−、By
Mz(但し、5.5≦X≦20.0で、ソノ他R1T、
yおよびZは本発明におけるものと同じである。)の組
成を有し、微結晶相あるいは微結晶とアモルファス相と
の混相からなる永久磁石を提案(特願昭62−9070
9号)しているが、必ずしも満足できるものではない。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明の目的は、高保磁力、高エネルギー積を示し、高
性能で実用的であり、着磁特性および耐食性が良好で性
能の安定性がよい永久磁石を提供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 このような目的は、下記の(1)〜(1o)の本発明に
よって達成される。
(1) RXT+oo−x−y−zByMz (但し、
RはYを含む希土類元素の1種以上、TはFeまたはF
eおよびCo、5.5≦x<11.76.2≦y〈15
、z≦10、MはTi、V、Cr、zr、Nb、Mo、
Hf、TaおよびWの少なくとも1種以上)の組成を有
し、実質的に正方晶系の結晶構造の主相のみを有するか
、あるいはこのような主相と非晶質および/または結晶
質のRプアな副相とを有し、かっ主相と副相との体積比
、(副相/主相)vの値を、 (11、76−x ) / x で除した値が2以下である永久磁石材料から形成された
ことを特徴とする永久磁石。
、2)0°1176(100−z) −xに対する (副相/主相)vの比率が1〜2である上記(1)に記
載の永久磁石。
(3)主相と副相とを有し、原子比で副相のR含有量が
主相のR含有量の9/1o以下である上記(1)または
/xに記載の永久磁石。
(4)永久磁石材料が高速急冷により得られた薄帯であ
る上記(1)ないしく3)のいずれかに記載の永久磁石
(5)永久磁石材料が粉体である上記(1)ないしく4
)のいずれかに記載の永久磁石。
(6)粉体が高速急冷により得られた薄帯を粉砕したも
のである上記(5)に記載の永久磁石(7)粉体を圧粉
した上記(6)に記載の永久磁石。
(8)粉体を温間加工により塑性加工した上記(6)ま
たは(7)に記載の永久磁石。
(9)粉体なバインダーと混合した上記(6)に記載の
永久磁石。
(10)前記MがTi、V、Cr、zr、Nb、Mo、
Hf、TaおよびWの少なくとも1種以上と、Cu、N
i、MnおよびAgの1種以上との組合せである上記(
1)ないしく9)のいずれかに記載の永久磁石。
く作用〉 なお、本発明者らは、特願昭62−259373号にて
、RxT+oo−x−y−zByMz (但し、RはY
を含む希土類元素の1種以上、TはFeまたはFeおよ
びC015,5≦x<11.76.2≦y〈15、z≦
10、MはTi、V、Cr、Zr%Nb%Mo、Hf%
TaおよびWの少なくとも1種以上)の組成を有し、実
質的に正方品系の結晶構造の主相のみを有するか、ある
いはこのような主相と非晶質および/または結晶質のR
プアな副相とを有し、かつ主相と副相との体積比、(副
相/主相)vの値が、 より小さい永久磁石材料から形成されたことを特徴とす
る永久磁石を提案している。
本発明は、このものと同等の磁気特性および耐食性を有
する永久磁石を提案するものである〈発明の具体的構成
〉 以下、本発明の具体的構成について詳細に説明する。
本発明の永久磁石は、前記のような組成を有する。
Rについてさらに説明すれば、RはY を含む希土類元素の1種以上で、特に (R’a(CebLa+−、、) I−a )で表わさ
れるものであることが好ましい。
この場合R’はCe、Laを除き、Yを含む希土類元素
の1種以上、0180≦a≦1.00、O≦b≦1であ
る。
前記のような組成とするのは、希土類元素の量Xの値は
5.5以上11.76未満であるが、Xが5.5未満で
は保磁力iHcが低下する傾向があり、Xの値が11.
76以上となると、残留磁化Brが著しく減少するから
である。
なお、Xが5.5〜11となるとより一層好ましい結果
を得る。
また1−aが0.2をこえると最大エネルギー積が低下
する。 さらにはR1中にSmを含有させることもでき
る。 ただし、Smの量は、Xの20%以下とする。 
これは異方性化定数を低下させるからである。
なお、RとしてはNd、PrおよびDyが好適である。
Bの量yの値は、2以上15未満であるが、yが2未満
では保磁力iHcが小さく、15以上ではBrが低下す
る。
この場合yは2〜14であることが好ましい。
TはFe単独であってもよいが、COでFeを置換する
ことで磁気性能が改善し、かつキュリー温度も改良され
る。 しかし、TをFe1−eCOcとしたとき、置換
量Cは0.7をこえると保磁力の低下をまねく。 この
ためCはO〜0.7である。
MはZrlNb%Mo、Hf、Ta、W。
Ti、VおよびCrの1種以上であるが、これらを添加
することにより結晶成長が抑制され、耐食性が向上し、
高温、長時間でも保磁力が劣化せず高い保磁力が得られ
る。
さらに、Cu、Ni、MnおよびAgの1種以上を添加
することによって、磁気特性を劣化させることな(、塑
性加工時の加工性を改善することか可能となる。
しかし、これらのMの総計量Zが10をこえると、磁化
の急激な減少をまね(。
またiHcの増加のためには0.1以上のZが好ましく
、耐食性を上昇させるためには0.5以上、より好まし
くは1以上が良好である。
M元素を2種以上複合添加すると、単独添加の場合より
も保磁力iHc向上効果が大きい。 なお複合添加の場
合の添加量上限は前記したとおり10%である。
Mについて詳述すると、zr、Nb、Mo、Hf、Ta
、W、Ti、■およびCrの1種以上をM、とし、Cu
、Ni、MnおよびAgの1種以上をM2としたとき、
M2が含有される場合のMlとM2の原子比M、:M、
は、2:1〜10:1、より好ましくは3:1〜5:1
であることが、残留磁化および保磁力を低下させずに塑
性加工時の加工性を向上させる点から好ましい。
なお、Bの50%以下をSi、C,Ga、Al1、P、
N、Se%S、0等で置換してもB単独と同様な効果を
有する。
さらに、高保磁力を得るための好ましい領域としてXは
7〜11、より好ましくは8〜10、yは2〜15未満
、より好ましくは4〜12、さらに好ましくは4〜10
.cは0〜0.7、より好ましくはO−0,6,2は0
.1〜10、より好ましくは2〜10の範囲である。
等方性で高エネルギー積を得るための好ましい領域Xは
11未満、より好ましくは、10未満、yは2〜15未
満、より好ましくは4〜12、さらに好ましくは4〜1
0の範囲、Cは0−0.7、ヨリ好ましくはo 〜0.
6、zは0を含まず10まで、より好ましくは2〜10
の範囲である。
等方性で着磁特性が良(高エネルギー積を得るための好
ましい領域Xは6〜11、より好ましくは、6〜10未
満、yは2〜15未満、より好ましくは4〜12、さら
に好ましくは4〜10の範囲、CはO−0,7、より好
ましくは0−0.6、zはOを含ます10まで、より好
ましくは2〜10の範囲である。
異方性で高エネルギー積を得るため好ましいい領域はX
は6〜11.76、より好ましくは6〜lO未満、yは
2〜15未満、より好ましくは4〜12、さらに好まし
くは4〜10.cはO〜0.7、より好ましくは0〜0
.6、zは0を含まず10まで、より好ましくは2〜1
0の範囲である。
このような組成は、原子吸光法、蛍光X線法、ガス分析
法等によって容易に測定できる。
本発明の永久磁石は、実質的に正方晶系の結晶構造の主
相のみを有するか、あるいはこのような主相と非晶質お
よび/または結晶質のRプアな副相とを有する。
Rプアな副相ではな(、副相が主相と同一のR組成であ
るか、主相よりRリッチであると、Brが低下する。
また、本発明による耐食性向上効果も低下する。
さらに、主相と副相との体積比、(副相/主相)vの値
が(11,76−x)/xの2倍以下である。
この値が2倍をこえると、Brが低下し、(BH)、、
、オが低下する。
また、■は の1倍〜2倍であることが好ましい。
この場合(副相/主相)vは電子顕微鏡観察により求め
ればよい。
より具体的には10000〜200000倍程度の倍率
にて、走査型電子顕微鏡にて、無作為に抽出した5〜1
0程度の視野を、例えば画像処理してその階調により主
相と副相を分離して面積比を算出し、それを体積比とす
ればよい。
第2図には、         走査型電子顕微鏡写真
が示される。
ところで、R−T−B化合物として安定な正方晶化合物
はR2Tl4B (R=11.76at%、T=82.
36at%、B=5.88at%)である。 そして、
本発明では主相が実質的に正方品構造を有し、副相はR
プアな組成である。
そこで、R−T−Hの3元図を第1図に示す。
第1図の3元図中には、R2T14BをR(11,76
,82,36,5,88)として示すまた、第1図の3
元図においては、ABCDで囲まれる部分が本発明にお
けるMを除外したR−T−Bの組成範囲である。
いま、R−T−Bの3元図において、本発明とする。 
点Qの組成を融点から準静的に冷却すると、R(R,T
、4B)とP (T)との2相に分離することになる。
 この場合、化学量論的にはTとRt T 、4Bとの
原子比(T/R,T、、B)はQ R/P Qとなる。
 そこで、このQR/PQを計算すると QR/PQ = Q’ R′/PQ ’= (0,11
76(100−z)−x  )  / xである。
この際、2=0であれば、 Q R/ P Q = (11、76−x ) / x
である。
そして、(11、76−x) /xでVを除した値が2
以下であれば、Mが存在しても良好な磁気特性iHc、
Br、(B H) 、n、、 、角形性Hk/iHcと
耐食性とが得られることが判明した。
また[0.1176 (100−z)−x]/XでVを
除した値は1〜2、特に1〜1.5である。 これは、
1未満である場合は、この出願の先願でその旨を提案し
ているからである。
上記■を上記の範囲内に制御するには、第1に高速急冷
により行うことが好ましい。
高速急冷については、後に詳述するが、液体急冷法を適
用し、通常、片ロール法を用いる。
具体的には、回転冷却ロールの周速度を制御することに
よる。 この場合の周速度は2〜50 m / s、よ
り好ましくは5〜20m/sとする。
このような周速度とするのは2 m / s未満では、
得られた薄帯のほとんどが結晶化しており、平均結晶粒
径も3μm以上と大きくなりすぎ、50 m / sを
こえると、上記のVが大ぎくなりすぎるからである。
そして、周速度を好ましい範囲にすることにより、さら
に高特性(高保磁力、高エネルギー積等)が得られる。
また、本発明においては、高速急冷により得られたVを
熱処理により上記の範囲にまで小さくなるようにしても
よい。
この場合の片ロール法における回転冷却ロールの周速度
は10〜70 m / s 、より好ましくは20〜5
0m/Sとする。
このような周速度とするのは10m/s未満では薄帯の
大部分が結晶化しており、後の熱処理により非晶質部分
の結晶化あるいは結晶成長が不要な組織となり、70m
/sをこえると、■が大きくなりすぎるからである。
熱処理は、不活性雰囲気もしくは真空中において400
〜850℃の温度範囲にてo、01〜100時間程度焼
鈍する。
このような雰囲気とするのは、薄帯等の酸化防止のため
である。
また、このような温度範囲とするのは、400℃未満で
は結晶化あるいは粒成長がおこらないからであり、85
0℃をこえると、■が太き(なってしまうからである。
0.01時間未満では熱処理による効果が小さく、10
0時間をこλてもそれ以上特性は向上せず、経済的に不
利となるだけである。
このように、本発明においては、必ずしも熱処理を用い
る必要がな(工程が容易である。
本発明において実質的に正方晶系の結晶構造の主相は過
飽和にMが固溶した準安定なR,T、4B相であり、そ
の平均結晶粒径は0.01〜3−1好ましくは0.01
〜1戸である。 このような粒径とするのは、0.01
戸未満では結晶の不完全性のために保磁力iHcがほと
んど発生しなくなり、3%をこえると、保磁力iHcが
低下するからである。
また、本発明においては、このような主相のみならず、
さらに非晶質および/または結晶質のRプアな副相を有
してもよく、副相を有する方が好ましい。
副相は主相の粒界層として存在する。
Rプアな副相としてはa F e 、 Fe−M−B、
Fe−B、Fe−MおよびM−B系の非晶質または結晶
質等が挙げられる。
これらのうち、原子比において、副相のR含有量が主相
のR含有量の9/10以下、好ましくは2/3以下、特
に0〜2/3、より好ましくは1/2以下、特にOより
大で1/2以下であるものが好ましい。
これが2/3を超えると保磁力は増加するが残留磁化が
低下し、その結果として最大エネルギー積が低下する。
なお、これらの主相および副相の組成は透過型分析電子
顕微鏡で測定するが、副相の大きさが、電子線のビーム
径(5〜20nm)よりも小さくなることがあり、その
場合には主相の成分の影響を考慮する必要がある。
副相中のR以外の各元素の含有量は、原子比で、0≦T
≦100、特にOAT<100、より好ましくは20≦
T≦90. 0≦B≦60、特に O<B≦60、より好ましくは1
0≦B≦50. 0≦M≦50.特にO<M≦50、より好ましくは10
≦M≦40であることが好ましい。
このような組成範囲とすることにより、保磁力(Hc)
  残留磁化(Br)等の磁気特性が向上し、最大エネ
ルギー積(BH)maxが向上する。
さらに詳述すると、保磁力を向上するためには、0≦T
≦60、特にO<T≦60、より好ましくは10≦T≦
50. 10≦B≦60、より好ましくは20≦B≦50. 10≦M≦50、より好ましくは20≦M≦40である
ことが好ましく、残留磁化を向上するためには、6o≦
Tく100、より好ましくは70≦T≦90゜ ORB≦30、より好ましくはORB≦20.0<M≦
30、より好ましくはOHM≦20であることが好まし
い。
また、この場合、主相は、RとMの含有量の合計が11
〜12at%である組成であることが好ましい。
この範囲からはずれると正方晶構造を維持することが困
難となる。
さらに、これらの場合、主相のRの含有量は、6〜11
.76at%、特に8〜11.76at%であることが
好ましい。
この値が6at%未満であると保磁力が著しく低下し、
11.76at%を超えると保磁力は増加するが残留磁
化が低下し、 最大エネルギー積も低下する。
また、主相中のTおよびBは、80≦T≦85、より好
ましくは82≦T≦83.4≦B≦7、より好ましくは
5≦B≦6とすることが好ましい。 このような範囲と
することにより、希土類元素の含有量が少な(でも高エ
ネルギー積の磁石が得られる。
主相および副相の組成は、透過型分析電子顕微鏡により
調べることができる。
副相の粒界層の平均中は0.3−以下、好ましくは0.
001〜0. 2piであるとよい。
0.3−をこえると、保磁力iHcが低下するからであ
る。
本発明の永久磁石は、前記組成のFe−R−BおよびF
e−Co−R−B系の合金溶湯を、前記したように、い
わゆる液体急冷法によって高速で冷却凝固させて得られ
る。
この液体急冷法は、水冷等により冷却された金属製の回
転体の表面に、ノズルから溶湯を射出して高速で急冷凝
固させ、リボン状の材料を得る方法であり、ディスク法
、単ロール法(片ロール法) 双ロール法等があるが、
この発明の場合には前記のように片ロール法、すなわち
1個の回転ロールの周面上に溶湯な射出する方法が最も
適当である。 このようにロール周速度を前述のように
することにより、片ロール法で前記組成の合金溶湯を急
冷凝固させることによって、保磁力iHcが約2000
00 eまで、磁化σが65〜150 emu/grの
磁石が得られる。
なお、このようなロール法以外にも、アトマイズ法、溶
射等の各種高速急冷法、あるいはメカニカル・アロイイ
ング等も本発明に適用できる。
また、このようにして得られる磁石は、温度特性も良好
なものである。
すなわち、残留磁化をBr、温度をTとすると、例えば
20℃≦T≦120℃にて、d B r / d T =−0,09〜−0.06%/”C d i Hc / d T =−0,48〜−0,31%/℃ 程度の温度特性を有する。
このように溶湯から直接急冷凝固させれば、極めて微細
な結晶質の組織あるいはこのような主相と結晶質および
/または非晶質の副相とを有する組織が得られ、その結
果前述のように磁石特性が優れた磁石が得られるのであ
る。
このようにして得られるリボン状の薄板は、−Mに20
〜80−程度の厚さのものであるが、好ましくは30〜
60−1より好ましくは40〜50pとすると、膜厚方
向の結晶粒径の分布が小さく、粒径による磁気特性のば
らつきが低減し、平均特性値が上昇する点で好ましい。
急冷後の組織は急冷条件により異なるが、微結晶または
これと非晶質との混合組織からなるが、さらには適宜用
いられる熱処理、すなわち焼鈍により、その微結晶また
は非晶質と微結晶からなる組織およびサイズをさらにコ
ントロール出来、より高い高特性が得られる。
液体急冷法によって急冷凝固された磁石は、場合によっ
て前述のように熱処理、すなわち焼鈍する。 このよう
な焼鈍熱処理を施すことによって、この発明で対象とす
る成分の急冷磁石では、前記したような条件を満足する
ようにさせるばかりではな(、さらに安定した特性が容
易に得られる。 得られたリボン状の磁石を、好ましく
は30〜500μmの粒径に粉砕して、冷間プレスまた
は温間プレスすることにより高密度のバルク体磁石とす
ることが出来る。
さらに本発明の永久磁石は、液体急冷法の他に粉末結合
法、すなわち液体急冷法により得たリボンまたは粉末を
必要ならばさらに焼鈍処理および粉砕した後に、樹脂等
のバインダーで結合していわゆるボンディッド磁石とす
ることが出来る。
公知の等方性ボンディッド磁石は最大エネルギー積10
MGOe程度が最高である。
本発明によれば、密度を6g/cm3を超える値とする
ことにより、最大エネルギー積が10MGOeを超える
ボンディッド磁石が可能となる。
従来の高速急冷法により得られたリボン状の磁石あるい
は、それを粉砕後バルク体となした磁石およびボンディ
ッド磁石は特開昭59−211549号公報に開示され
ている。 しかし従来の磁石はJ、A、P 60 (1
0)、 vol 15(198[1) 3685頁に示
されるように飽和磁化まで着磁させるためには、40k
Oe以上110koeにもおよぶ着磁磁場が必要である
が、本発明におけるZr、Ti等を含有させた磁石合金
は15〜20kOeで十分飽和磁化まで着磁可能である
という利点を有し、そのため15〜20kOeでの着磁
後の特性は大幅に改良される。
液体急冷法により得られたリボン状の磁石を直接もしく
は粉砕した後の塑性加工等を用いて高密度かつ異方性化
することにより約2〜3倍の磁石特性の向上が見られる
この塑性加工時の温度・時間条件は、焼鈍に関して説明
した微結晶相が得られ、粗粒化を妨げるように選択する
必要がある。 この点に関し、本発明におけるNb、z
r、Ti、■等の添加元素Mは結晶成長を抑制し、高温
、長時間でも保磁力を劣化させず高い保磁力が得られる
ため温間塑性加工条件を改善するという利点を有してい
る。
塑性加工法はホットプレス、押出し、圧延、スウェージ
、鍛造などにより行なわれる。
ホットプレスの条件は550〜1100℃、200〜5
000  Kg/cofが好ましい。 特性上はホット
プレス、押出加工が好ましい。 ホットプレスは一次プ
レスだけでもよいが、さらに2次プレスを行うと、良好
な磁石特性が得られる。
押出し成形の場合500〜1100℃、400〜200
00Kg/cゴが好ましい。
さらにこのように異方性化された磁石もボンディッド磁
石として使用される。
また、本発明では、単に液体急冷法の製法だけではなく
、結晶粒径制御をするように条件を選定すればホットプ
レス法等の温間加工も製法として採用できる。 このホ
ットプレス法において、M元素の添加の作用により、温
度・時間条件の結晶成長に対する敏感性が緩和されるた
め、本磁石は製造しやすいとの利点がある。
〈実施例〉 以下、本発明の具体的実施例を示し、本発明の詳細な説
明する。
実施例1 10.5Nd −6B −3Zr −IMn −bag
 Feの組成〔組成1)とする。 数値は原子百分率を
表わす。〕を有する合金をアーク溶解により作製した。
 得られた合金を溶湯急冷法を用いて30〜60戸厚に
薄帯化した。 5〜40m/秒で回転するロール表面に
石英ノズルを介して溶湯合金をアルゴンガス圧(噴出圧
カニ〇、2〜2kg/crd)で射出冷却して表1に示
すようなサンプルを得た。
なお、表1に示すサンプルの副相の体積は、上記の冷却
条件、すなわちロールの回転速度を変化させることによ
り制御した。
これらのサンプルの磁気特性を表1に示す。
また、これらのサンプルのうち、サンプルNO62につ
いて薄帯断面を電解研磨した後、走査型電子顕微鏡(S
EM)により観察した。 この写真を第2図に示す。
この写真から副相の存在がはっきりと観測される。
同様に他のサンプルについてもSEM像を得、主相の平
均結晶粒径と副相の粒界の平均厚さを調べた。
この結果を表1に示す。
さらに、このサンプルNo、2について、X線回折分析
を行った。 この結果を第3図に示す。
第3図より、主相がR2F 614Bであること、副相
が非晶質であることが示される。
さらに、SEM像を画像処理して(副相/主相)vを求
めた。
なお、(11,76−x ) / xは、0.12であ
る。
これらの結果を表1に示す。
また、各サンプルの副相のR含有量(R,)と主相のR
含有量(R2)との比R,/R,を表1に示す。
なお、これらは、透過型分析電子顕微鏡により測定した
なお、特願昭62−259373号の実施例1のサンプ
ルNo、5は、低い磁気特性を示すが、これはR,/R
,が1以上となっているからである。
また、下記の組成において、上記の組成の場合と同様に
副相の体積を変化させたサンプルをそれぞれ作製したと
ころ、v / (11,76−x、 )/Xが2以下、
かつ、R,/R,が0.2〜0.6にて上記と同等の結
果が得られた。
組  成(原子百分率) 10.5Nd−6B−3Nb−ITi−bat Fal
o  Nd−0,5Pr−6B−2,5Zr−IV−b
al Fe10.5Nd−5B−10Co−3Nb−I
Ti−bal Fe10.5Nd−58−ITi−IM
o−bal Fe10.5Nd−58−ITi−IW−
bal Fe10.5Nd−58−1Ti−IMo−7
C:o−bal  Fe10.5Nd−58−ITi−
IW−7Co−bal Fe11  Nd−6B−2N
b−INL−bal Fe10.5Nd−6B−3Zr
−0,5Cr−bal Fe10.5Nd−6B−3Z
r−ITt−10Co−bal Fe11  Nd−l
Pr−5B−3Zr−ITi−bal Fe]、0.5
Nd−6B−2,5Nb−1,5V−bal Fe10
  Nd−lLa−5B−10Co−3Nb−ITi−
bal Fe11  Nd−5,5B−2Ti−INi
−bal、 Fe8.5Nd  −8B−2,5Nb 
 −INi  −10Go−baff7.5Nd−8B
−3Nb−INi−bal  Fe9   Nd−7,
5B−3Zr−ICu−bal  Fe9   Nd4
.5B−3Zr−IMn−bal  Fe9   Nd
−7,5B−2,52r−1,5Cr−bal  Fe
8   Nd−8B−3Zr−ITi−10Co−ba
l  Fe?、5Nd−8B−3Zr−ITi−10c
o−bal  Fe9   Nd−7B−2Hf−2V
−bal  Fe8.5Nd−8B−2,5Nb−IZ
r−0,5Ag−bal  Fe9   Nd−7B−
2Zr−2Ti−10Go−bal  Fe8.5Nd
−8B−3Ti−ICu−8Co−bal  Fe1O
Nd−7B−2Zr−balFe 9.5Nd−5B−2Nb−IMn−balFe8.5
Nd−68−IHf−IZr−balFe8Nd−7B
−2Cr−20Co−balFe8Nd−58−2Zr
−1cu−balFelONd−7B−4Nb−bal
Fe 9Nd−7B−3Zr−IV−balFe9Nd−9B
−3Ti−2Ni−balFe8Nd−8B−4Nb−
IMn−balFee 8Nd−10B−5Zr−10Co−balFe9.4
Nd−7B−2,2Zr−LOCo−baLFe9Nd
−0,5Pr−7B−3Nb−balFe上記の本発明
のサンプ、ルを振動式磁力計を用いまず18kOeで着
磁後測定し、次に40kOeでパルス着磁後測定し、そ
れぞれについて着磁率を求めたところ、いずれにおいて
も着磁が容易であることが判明した。
実施例2 実施例1のサンプル2を約100−に粉砕し、熱硬化性
樹脂と混合しプレス成形し、密度的5.80g/ccの
ボンディッド磁石を得た。
40kOeのパルス着磁を施した。 これをサンプルA
とする。
これについて磁気特性を調べた。 この結果を下記に示
す。
Br         6.4kG iHc        12.OkOe(BH)max
       8 、 5 MGOeまた、上記のボン
ディッド磁石としても実施例1のサンプル2と主相の平
均結晶粒径、副相の粒界の平均厚さおよび■については
変化がなかった。
実施例3 実施例1の組成1)を有する合金が得られるように原料
を配合し、高周波加熱によってこれらの原料を溶解し、
アルゴン雰囲気中にてロールに石英ノズルから溶湯な噴
出し、厚さ約20−1幅5mmのリボンを得た。 これ
に700℃で30分間熱処理を施した。 これをサンプ
ルBとする。 次いでリボンを50〜200μs程度の
粒径の粒子に粉砕した。 得られた粉末を用いてアルゴ
ン雰囲気内にて約700℃、加圧力2700Kg/cば
、10分間の条件でホットプレスによる加工を行なって
成形体を得た。
これをサンプルCとする。
これらについて磁気特性を調べた。 この結果を下記に
示す。
サンプルB  サンプルC Br(kG)     8.3    8. 11Hc
(kOe)      l  2. 0     1 
1. 3(BH)max(MGOe)  13 、 6
    13 、 2また、上記のサンプルB、Cにつ
いてVを調べたところ、粉砕前後で変化がないことが判
明した。
く効果〉 本発明によれば、高速急冷法を適用して永久磁石を製造
しているため、平衡相以外に非平衡相を用いることが可
能であり、R含有量が5.5以上11.76原子%未満
と少なくとも、また等方性であっても高保磁力、高エネ
ルギー積を示し、実用に適した高性能の永久磁石が得ら
れる。
Rを例えばNdとした場合、Mの添加は約10原子%N
d以上では特に高保磁力化に寄与し、また低コスト化が
可能な約10原子%Nd未満では特に最大エネルギー積
(BH)maxの向上に寄与する。
またMは保磁力向上に対する寄与も太きい。 このよう
な傾向はNdのみならず、他の希土類元素を用いた場合
もほぼ同様な傾向を示す。
上述のような高保磁力化の原因としては、R含有量が本
発明の範囲、特に10原子%未滴の場合は従来のR−F
e−881石に見られるような安定な正方晶RaFe+
 4B化合物を使用する保磁力機構ではなく、高速急冷
法により過飽和にM元素が固溶した準安定なRzFe+
J相を主相とした微細組織が原因となるものであると考
えられる。 通常Mは約2at%までは安定に高温に固
溶しつるが、2at%以上固溶するためには高速急冷法
を用いなければ不可能であり、準安定に存在するものと
考えられる。
それゆえ、添加元素Mは低R組成でも R2FezB相を安定化するが、この作用は高速急冷法
においてのみ得られるものであり、焼結磁石ではこのよ
うな効果はない。
また、本発明においては上記の主相のみならずRプア結
晶質および/または非晶質の副相を有する方が好ましい
。 このような副相を有することによってピンニングサ
イトのための境界相として働き、主相同士の結合を強化
する働きを有する。
また着磁も容易であり、耐食性も十分である。
従来のR−T−B磁石は、RAT、4B相以外に腐食さ
れ易いB−リッチ相および/またはR−リッチ相を含む
ため、厳重な錆対策が必要であった。
本発明の磁石は、はぼR2T14Bからなる主相および
Rプアな副相より成るため、耐食性が改善され、錆対策
を殆んど必要としないか、あるいは簡単な処理で使用す
ることも可能である。
ける永久磁石材料の結晶の構造を示す走査型電子顕微鏡
写真である。
第3図は、本発明の永久磁石のX線回折図である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の永久磁石の組成を説明するための3
元図である。 第2図は、図面代用写真であり、本発明におFtG、1 図面の浄書 工 G。 事件の表示 平成1年特許願第20094号 発明の名称 永久磁石 補正をする者 事件との関係   特許出願人 住  所  東京都中央区日本橋−丁目13番1号名 
 称  (306)ティーデイ−ケイ株式会社代表者 
佐 藤   博 、代理人 住  所 〒113 東京都文京区湯島3丁目23番1号 天神弥栄興産ビル3階

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)R_xT_1_0_0_−_x_−_y_−_z
    B_yM_z(但し、RはYを含む希土類元素の1種以
    上、TはFeまたはFeおよびCo、5.5≦x<11
    .76、2≦y<15、z≦10、MはTi、V、Cr
    、Zr、Nb、Mo、Hf、TaおよびWの少なくとも
    1種以上)の組成を有し、実質的に正方晶系の結晶構造
    の主相のみを有するか、あるいはこのような主相と非晶
    質および/または結晶質のRプアな副相とを有し、かつ
    主相と副相との体積比、(副相/主相)vの値を、 (11.76−x)/x で除した値が2以下である永久磁石材料から形成された
    ことを特徴とする永久磁石。
  2. (2)0.1176(100−z)−x/xに対する(
    副相/主相)vの比率が1〜2である請求項1に記載の
    永久磁石。
  3. (3)主相と副相とを有し、原子比で副相のR含有量が
    主相のR含有量の9/10以下である請求項1または2
    に記載の永久磁石。
  4. (4)永久磁石材料が高速急冷により得られた薄帯であ
    る請求項1ないし3のいずれかに記載の永久磁石。
  5. (5)永久磁石材料が粉体である請求項1ないし4のい
    ずれかに記載の永久磁石。
  6. (6)粉体が高速急冷により得られた薄帯を粉砕したも
    のである請求項5に記載の永久磁石。
  7. (7)粉体を圧粉した請求項6に記載の永久磁石。
  8. (8)粉体を温間加工により塑性加工した請求項6また
    は7に記載の永久磁石。
  9. (9)粉体をバインダーと混合した請求項6に記載の永
    久磁石。
  10. (10)前記MがTi、V、Cr、Zr、Nb、Mo、
    Hf、TaおよびWの少なくとも1種以上と、Cu、N
    i、MnおよびAgの1種以上との組合せである請求項
    1ないし9のいずれかに記載の永久磁石。
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