JPH02200579A - 車両のブレーキの倍力装置取付構造 - Google Patents

車両のブレーキの倍力装置取付構造

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JPH02200579A
JPH02200579A JP2186089A JP2186089A JPH02200579A JP H02200579 A JPH02200579 A JP H02200579A JP 2186089 A JP2186089 A JP 2186089A JP 2186089 A JP2186089 A JP 2186089A JP H02200579 A JPH02200579 A JP H02200579A
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booster
main body
driver
cab
engine room
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JP2186089A
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Nobuhiro Komatsu
小松 信広
Hisaaki Yamaguchi
山口 久朗
Teruo Hashimoto
橋本 照男
Susumu Makimoto
槙本 邁
Yukito Orimoto
折本 幸登
Naomi Mitani
三谷 尚美
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車両のブレーキの倍力装置の取付構造に関す
るものである。
〔従来の技術〕
車両のブレーキの倍力装置において、倍力装置の本体部
分をフロントボディのエンジンルーム内に配置するとと
もに、ダッシュパネルに形成されたコントロール弁部分
と略同径の開口部を介してコントロール弁部分を運転室
の側に貫通させ、これよって運転室の側のブレーキペダ
ルに倍力装置を連結した構造のものが知られている。
この形式のブレーキの倍力装置は、例えば、実開昭62
−141575号公報に開示されている。
該公報に開示された倍力装置の取付構造では、倍力装置
の本体部分がエンジンルーム内に配置され、この本体部
分に植設されたスタッドボルトがダッシュパネルに形成
されたボルト孔を運転室の側に貫通している。各スタッ
ドボルトは、運転室の側からナツトを締付けられ、これ
によって倍力装置がダッシュパネルに支持されている。
また、倍力装置のコントロール弁部分が、ダッシュパネ
ルに形成された略同径の開口部を貫通して運転室の側に
延び、ブレーキペダルに連結されている。
上記形式の倍力装置の取付構造では又、本明細書第9図
に示す如く、倍力装置をより取付は剛性の高い部材、例
えばブレーキ3のペダルブラケット5に支持させたもの
が知られている。この場合、ペダルブラケット5とダッ
シュパネル1のダツシュロア−パネルlaとの間には、
遮音用インシュレータを配置するための空間13が設け
られており、該空間13には、倍力装置7とペダルブラ
ケット5の組付性を向上させるために各スタッドポル)
7dが貫通するスペーサ6aが配置されている。従って
、倍力装置7はこれらダツシュロア−1a及びスペーサ
6aを介してペダルブラケット5に支持されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ここに、近年のローボンネットスタイル或いはショート
ノーズスタイルの車体デザインの流行に伴って、フロン
トボディのエンジンルーム内較的狭く設計される傾向に
あり、この結果、エンジンの後端部分と倍力装置のマス
ターシリンダの前端部分の間の間隔が比較的狭く設定さ
れることとなる。
しかるに、上記形式の倍力装置の取付構造によれば、倍
力装置を車体から取外す際、少なくともスタッドボルト
がダッシュパネルから引き抜かれるまで、前方に、即ち
略直線的にエンジンの側に倍力装置を移動させなくては
ならはない。このとき、倍力装置に支持されたマスター
シリンダの前端部分がエンジンの後端部分と干渉するた
め、取外し作業が極めて困難となる。また、倍力装置を
取付ける際にも、倍力装置をスタッドボルトの分だけ前
方から挿入する必要があり、マスターシリンダがエンジ
ンと位置的に干渉し合って、極めて煩わしい取付は作業
を要する。
殊に、上記の如くペダルブラケット等に倍力装置を支持
させた構造のものにあっては、空間13の奥行き、即ち
スペーサ6aの長さ分だけスタッドボルト7dを長くし
ており、このた島、取外し又は取付けの際、倍力装置7
をより一層エンジンの側に向かって、或いはエンジンの
側から移動させる必要がある。従って、取外し又は取付
は作業が更に困難である。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その
目的とするところは、倍力装置を移動する際の倍力装置
とエンジンとの干渉を回避し、これによって車両に対す
る倍力装置の脱着作業を容易にし、かくして倍力装置の
サービス性を向上させることにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、ブレーキの倍力
装置の本体部分をエンジンルームの側に配置し、この倍
力装置のコントロール弁部分を運転室の側に配置された
ブレーキペダルに連結してなる車両のブレーキの倍力装
置取付構造において、前記エンジンルームと運転室との
間に配置されたダッシュパネルに、前記本体部分より大
きく該本体部分を通過させることのできる内形を有する
開口部を形成し、前記開口部の運転室の側に該開口部に
隣接して、前記本体部分を支持するための支持部材を前
記車両の車体部分に着脱可能に取付け、前記本体部分を
前記開口部に隣接して前記エンジンルームの側に配置す
るとともに、前記開口部を介して前記本体部分を前記支
持部材に支持させた。
上記構成の倍力装置取付構造では、倍力装置を取外す際
に、車体部分から支持部材を取外すことによって支持部
材と倍力装置とを車体から取外すことができる。このと
き、倍力装置がダッシュノくネルに形成された開口部を
通過できるため、倍力装置を運転室の側に移動させる、
即ち引き抜くことができる。また、取付けの際にも、運
転室の側から開口部を介してエンジンルームの側に倍力
装置を挿入できる。従って、倍力装置の脱着を運転室内
から行うことができる。
また、上記目的を達成するために、本発明は、ブレーキ
の倍力装置の本体部分をエンジンルーム内に配置し、こ
の倍力装置のコントロール弁部分を運転室の側に配置さ
れたブレーキペダルに連結してなる車両のブレーキの倍
力装置取付構造において、前記運転室の側に、前記エン
ジンルームと運転室との間に配置されたダッシュパネル
から所定の間隔を隔てて、前記本体部分を支持するため
の支持部材を配置し、前記本体部分の外形より小さく、
前記コントロール弁部分と、該コントロール弁部分の周
囲に配置され且つ前記本体部分の運転室の側面に植設さ
れたスタッドボルトとを挿通し得る開口部を前記ダッシ
ュパネルに形成し、この開口部の内形と前記スタッドボ
ルト及びコントロール弁部分との間に、前記スタッドボ
ルト及びコントロール弁部分を該本体部分の取付は軸線
に対して側方又は上方に傾斜させることができるような
隙間を形成し、前記本体部分を前記開口部の前記エンジ
ンルームの側に隣接して配置するとともに、前記スタッ
ドボルトの先端部分を前記支持部材に係合させて前記本
体部分を該支持部材に着脱可能に取付けるように構成し
た。
上記ブレーキの倍力装置取付構造においては、スタッド
ボルトとスタッドボルトを貫通させるための開口部の内
形との間に隙間が形成されている。
このため、スタッドボルトと支持部材との係合を解イテ
倍力装置をエンジンルーム内に前方に移動させるとき、
即ち倍力装置を取り外すとき、コントロール弁及びスタ
ッドボルトの周囲にコントロール弁及びスタッドボルト
を側方または上方に傾斜させることができる遊びが生じ
る。この結果、エンジンルーム内のエンジンを避けるよ
うに、倍力装置全体を取付は軸線に対して傾斜させた状
態でエンジンルーム内に引き抜くことができる。また取
付けの際にも、倍力装置全体を取付は軸線に対して傾斜
させながら、ダッシュパネルにコントロール弁及びスタ
ッドボルトを貫通できる。かくして、倍力装置はその脱
着の際、上方又は側方にエンジンを避けて取付は位置に
移動でき、この結果、脱着時における倍力装置とエンジ
ンとの位置的干渉を回避できる。
〔実施例〕
第1図は、フロントエンジン式車両のブレーキペダルま
わりの概略縦断面図であり、本発明によるブレーキの倍
力装置取付構造の第1の実施例を示す。
図ニおいて、エンジンルーム20と運転室30との間に
は、ダツシュロア−パネル(以下、ダツシュロア−と称
する)1a及びダッシュアッパーパネル(以下、ダッシ
ュアッパーと称する)lbからなるダッシュパネル1が
配設されている。このダッシュパネル1の運転室30の
側には、ブレーキペダル3を回動可能に支持するペダル
ブラケット5が配置され、また、ダッシュパネルlのエ
ンジンルーム20の側には、マスターシリンダ9を備え
た倍力袋W7が配置される。
ペダルブラケット5は、前側フランジ部5d及び上側フ
ランジ部5Cを有しており、前側フランジ部5dは取付
はポル)5a、5aによってダツシュロア−1aに取付
けられ、また上側フランジ部5Cは取付はポル)5bに
よってダッシュアッパー1bに取付けられている。また
、ダツシュロア−1aには、開口部2が形成され、ペダ
ルブラケット5のフランジ部5dには開口部5hが形成
されている。倍力装置7は、本体部分7aの運転室側の
側面が開口部2を介してフランジ部5dに当接しており
、またコントロール弁部分7bが開口部5hを貫通して
運転室30の側に延びている。
ロッド7Cがコントロール弁部分7bから更に運転室3
0の側に延び、ブレーキペダル3に連結される。
倍力装置7は又、本体部分7aに植設された複数のスタ
ッドポル)7d、7dを備えている。各スタッドポル)
7dはペダルブラケット5のフランジ部5dを貫通し、
運転室30の側からナツトが螺着される。従って、倍力
装置7は、これらナツトをフランジ部5dに対して締付
けることによって、取付は軸線X−Xを中心にペダルブ
ラケ・ント5に支持される。
ここに、開口部7は、倍力装置7の本体部分7aより大
きく、この本体部分7a及びマスターシリンダ9が通過
し得る形状及び寸法に形成されている。従って、運転室
の側から取付はボJl/ ) 5b及び各取付はポル)
5aを緩めて、ペダルブラケット5を運転室の側に取外
すことによって、倍力装置7及びマスターシリンダ9を
ペダルブラケット5とともに運転室30の側に引き抜く
ことができる。かくして、本例における取付構造では、
倍力装置7を取外す際に、エンジンルーム20内のエン
ジン(図示せず)との干渉を問題とせず、倍力装置の取
外しが容易となる。また、倍力装置7の取付は時にも、
運転室30の側から倍力装置7をエンジンルーム20内
に挿入することができ、この結果、倍力装置7の取付け
が極めて容易である。更に、ペダルブラケット5がブレ
ーキペダル3及び倍力装置7を共に支持する構造のため
、ブレーキペダル3及び倍力装置7をユニット化する、
即ち、倍力装置7、ブレーキペダル3及びペダルブラケ
ット5を一体的な組立体とすることができる。従って、
ブレーキペダル3及び倍力装置7を個々に車体に取付け
た後にブレーキペダル3の微調整を行わなくてはならな
かった従来の構造に比べ、本例の構造では、ブレーキペ
ダル3のあそび等の微調整をこれら装置の車体組付は前
に行うことができ、調整作業が極めて容易となる。
本発明による第2の実施例を第2図に示す。第2図は、
第1図と同様、フロントエンジン式車両のブレーキペダ
ルまわりの概略縦断面図であり、第1図と同様の部材又
は部位については共通の参照符号を付しである。
本例においては、ペダルブラケット5は、前側フランジ
15dの下部が取付はポル1−5aによってダツシュロ
ア−1aの側面に取付けられるとともに、ペダルブラケ
ット5の後方部分にのみに形成された上側フランジ5f
が取付はポル)5bによってダッシュアッパー1bに取
付けられる。ダツシュロア−1aは取付はポル)5aの
僅か上方に位置する折れlidにおいてエンジンルーム
20の側に屈曲してふり、倍力装置7は、この折れ1m
1dとダッシュアッパー1bの下面とによって形成され
る開口部2のエンジンルーム20の側、即ちダツシュロ
ア−18のエンジンルーム20の側への突出によって形
成される略凹状の空間(14)内に配置される。ここに
、開口部2は倍力装置7及びマスターシリンダ9が通過
し得る寸法、形状に形成される。
倍力装置7は、本体部分7aに植設された各スタッドボ
ルト7dによってペダルブラケット5のフランジ部5d
に固定される。また、倍力装置5とダツシュロア−1a
との間には、弾性材料によるシーリング8が施される。
ダツシュロア−1aには又、開口部2aが形成されてお
り、マスターシリンダ9がこの開口部2aを貫通してエ
ンジンルーム20に延入する。なお、開口12aはマス
ターシリンダ9のみが通過し得る形状及び寸法であれば
良い。
上記取付構造では、運転室の側から取付はポル1−5a
、5bを緩めてペダルブラケットを運転室側に引き抜く
ことにより、ブレーキペダル3、ペダルブラケット5及
び倍力装置7を一体的ユニットとして取外すことができ
る。また、これらの装置を装着する際にも、運転室の側
から一体的ユニットとして取付けることができる。
本例の取付構造では又、取付はボルト5bを挿入すべき
ペダルブラケット5の上部、フランジ部5fに形成され
たボルト挿通孔5gが、第3図に示すようにエンジンル
ーム20の側に向かって開口した略U字状の溝に形成さ
れている。これは、以下の理由によるものである。
一般に、比較的剛性が高く設計されるブレーキのペダル
ブラケットにはステアリング系を支持させており、本例
のペダルブラケット5も又、ステアリング系のステアリ
ングコラム(図示せず)を支持している。しかるに、衝
突時等にエンジン(図示せず)の後端部分がマスターシ
リンダ9の前端部分を後方に強圧すると、倍力装置7は
ペダルブラケット9を後方に押圧してペダルブラケッラ
ケット9が全体的に後方に移動され、或いは、上側の支
持部回りに上方に回動されることがあるため、ペダルブ
ラケット9に支持されたステアリングコラム及びステア
リングホイール(図示せず)も又、運転者に向かって後
方に、或いは後方且つ上方に後退することがあった。
また、従来の取付構造では、倍力装置或いはペダルブラ
ケット5の後退に伴って、ペダルブラケット5を支持す
るダッンユアッパーパネル1bが変形し、かかるダッシ
ュパネルの変形によってカウル部分のウィンドシールド
ガラス支持部が変形し、或いは破壊するおそれがあった
これに対し、本例の取付構造によれば、ボルト挿通孔5
gはエンジンの側に向かって開口した略U字形状に形成
されており、このため取付はボルト5bはその前方に遊
びを有している。このため、取付はポル)5bの支持力
を超える後方への衝撃力が加えられたとき、上側フラン
ジ部5fが後方に移動できる。従って、車両の正面衝突
等によって倍力装置7がペダルブラケット5を後方に強
圧したとき、ブレーキペダル5の上側の支持部、即ち取
付はポル)5bによる支持部が比較的早期に解放される
。この結果、ペダルブラケット5が全体的に取付はポル
)5aによる支持部を中心に後方に回動して、第2図に
仮想線で示すように下側の支持部によってのみ片持ち支
持された状態となる。かくして、車両の衝突時に、ペダ
ルブラケット5が下側の支持部を中心に後方に回動し、
ペダルブラケット5が支持するステアリング系も又、水
平方向に或いは上方に後退することなく、斜め下方に変
移する。
また、ダッシュアッパー1bの側の支持部が比較的早期
に解放されるため、衝突時におけるダッシュアッパー及
びカウル部分の変形も比較的小さい。従って、ウィンド
シールドガラス12の支持部11に対する衝突の影響を
小さくすることができる。
なお、上記取付構造において、ボルト挿通孔5gを、エ
ンジンルーム20の側に開口せずに、単にエンジンルー
ム20の側に延びる長孔として形成しても良い。
第4図及び第5図に本発明による第3の実施例を示す。
第4図は、第1図及び第2図と同様に車両のブレーキペ
ダル廻りの構造を示す概略縦断面図であり、第5図は、
第4図のB−B線における断面図である。また、各図に
おいて、第1図と同様の部材又は部位には共通の参照符
号を付しである。
本例では、倍力装置7の本体部分7aは、エンジンルー
ム20内に配置され、本体部分7aの運転室の側の側面
に固定された取付はブラケット6及びこの取付はブラケ
ット6に溶接等によって植設された複数のスタッドボル
ト7dを介してペダルブラケット5に支持される。取付
はブラケット6には、コントロール弁部分7bの外径よ
りも僅かに大きな内径を有する開口部6bが形成され、
また、ダツシュロア−1aには、開口部6aより大きな
開口部2が形成される。コントロール弁部分7bは、こ
れら開口部6a及び2を貫通し、更に、ペダルブラケッ
ト5の前側フランジ部5dに形成された開口部5hを貫
通して運転室30の側に延び、ロッド7Cによってブレ
ーキペダル3に連結される。
また、ペダルブラケット5とダツシュロア−1aとは、
遮音用インシュレータを配置するための空間13を形成
するために該インシュレータの厚さ分だけ間隔を隔てて
いる。このため、各スタッドポル)7dは、スタッドポ
ル)7dの長さよりも短い長さを有するスペーサ6aを
備え、スペーサ6aはスタッドポル)7dを挿通した状
態で取付はブラケット6に溶接等によって植設される。
このスペーサ6aから突出するスタッドボルト7dの先
端部分は、前側フランジ部5dに形成されたボルト孔を
貫通して運転室の側に延び、運転室の側からナツトが螺
着される。従って、ナツトをフランジ部5dに対して締
付けることによって、倍力装置7がスペーサ6aを介し
てブレーキペダル5に固定される。このとき、取付はブ
ラケット6は、エンジンルーム20の側からダツシュロ
ア−1aに当接して開口部2を閉じる。
ここに、開口部2は、第5図に示すように、各スペーサ
6aの全てが余裕をもって貫通できるように形成されて
おり、各スタッドボルト7dの側方には、開口部2の縁
との間に比較的大きなりリアランスが設けられている。
従って、倍力装置7を取外す際には、運転室30の側か
らナツトを緩めてスタッドボルト7dを解放した後、エ
ンジンルーム20の側から倍力装置7を距離lだけ、即
ちフランジ15bからスタッドボルト7dの先端までの
長さだけ前方に(エンジンの側に)直線的に移動させる
と、それ以降は、倍力装置7を取付は軸線x−Xに対し
て斜め上方或いは斜め側方に傾斜させながら引き抜くこ
とができる”。従って、距離lにスペーサ6aの長さを
加えた距離、即ち距離りまでエンジンの側に直線的に引
き抜く必要があった従来の取付構造(第9図)と異なり
、倍力装置7をエンジンに向かって移動する距離が比較
的少なく、倍力装置の脱着作業が容易である。
本例では又、取付はブラケット6の板厚を大きくして質
量を増大させることによって、全ダッシュパネル1の板
厚を大きくすることなく、ダッシュパネル1の剛性を改
善し、車体の振動特性を向上させることができる。この
場合、車体剛性の設計自由度も増すため、車体設計上も
有利である。
また、本例において、取付はブラケット6の一側部分を
、第6図に示すように、より剛性の高い部分に取付ける
ことによって、ステアリング系の後退を回避することが
できる。図において、取付はブラケット6は、取付はブ
ラケット6の下方且つ側方に位置し且つ比較的剛性が高
い車体のサイドフレーム14の側に延長されており、こ
の延長部分6Cが取付はボルト6eによってサイドフレ
ーム14に堅固に固定される。従って、車体の衝突等に
よって倍力装置が後方に強圧されると、取付はブラケッ
ト6は、仮想線6d付近を中心に後方に屈曲することと
なる。このため、倍力装置5は運転者からみて斜め下方
に向かって回動し、この結果、ペダルブラケット5及び
ペダルブラケット5に支持されたステアリング系も又、
側方且つ下方に向かって移動することとなる。従って、
ステアリングホイール等が後方に直線的に、或いは後方
且つ上方に後退するのを回避できる。
前述した第3の実施例の効果と類似の効果を第7図及び
第8図に示すような取付構造図によっても得ることがで
きる。図示の例では、第9図に示す従来の取付構造にお
いて、スタッドポル)7dのボルト挿通孔の部分のみを
改良しており、従って図示したスタッドポル)7dの周
囲の構造以外の構造は、第9図に示す従来のものと同じ
構造とすることができる。
図において、縦長の外形を有するスペーサ6aがペダル
ブラケット5の前側フランジ部5dとダツシュロア−1
aとの間に介挿され、倍力装置7の本体部分7aに植設
されたスタッドボルト7dがダンシュロアー1aのボル
ト挿通孔1fがスペーサ6aのボルト挿通孔6fを貫通
している。スタンドポル)7dの先端部分にはナツト7
dが螺合しており、ナラ)7dを締付けることによって
倍力装置70本体部分7aがダツシュロア−1a及びス
ペーサ6aを介してペダルブラケット5に支持される。
ここに、フランジ部5dに形成されたボルト孔51はス
タッドポル1−7dより僅かに大きな直径を有する円形
開口として形成されるが、スペーサ6及びダツシュロア
−1aに形成された開口部、即ちボルト挿通孔l「、6
「の各内形は、縦方向、即ち上下方向に延びた長孔とし
て形成される。従って、スタッドボルト7dは、スタッ
ド6bとの間に上下方向の遊びを有する。
この構造では、スタッドポル)7dを距離lだけ前方に
移動させ、即ちフランジ5dから引き抜くと、それ以降
、ボルト挿通孔1f及び6fの上下方向の遊びによりス
タッドポル)7dを上下方向に徐々に傾けることができ
る。このため、倍力装置(図示せず)をエンジン(図示
せず)の側に移動させるにつれて、取付は軸線に対して
倍力装置を上方にずらすことができる。かくして、倍力
装置の取外しの際、倍力装置とエンジンとの位置的な干
渉を回避できる。また、取付けの際にも、倍力装置を斜
め上方から取付は位置に移動させることができ、倍力装
置とエンジンとの干渉を避けることができる。
〔効 果〕
請求項1に記載した車両のブレーキの倍力装置取付構造
によれば、倍力装置を運転室の側から脱着することがで
き、また、請求項2に記載した車両のブレーキの倍力装
置取付構造によれば、倍力装置をエンジンルームの側か
ら脱着するときに、エンジンとの干渉を避けるように倍
力装置を側方又は上方にずらすことができる。この結果
、車両に対する倍力装置の脱着作業が容易となり、倍力
装置のサービス性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、フロントエンジン式車両におけるブレーキの
倍力装置の取付構造縦断面図であり、本発明による第1
の実施例を示す。 第2図は、ブレーキの倍力装置取付構造の第2の実施例
を示すフロントエンジン式車両における倍力装置の取付
構造縦断面図である。 第3図は、第2図のA−A線における断面図である。 第4図は、ブレーキの倍力装置取付構造の第3の実施例
を示すフロントエンジン式車両における倍力装置の取付
構造縦断面図である。 第5図は、第4図のB−B′mにふける断面図である。 第6図は、第4図に示す取付構造において、取付はブラ
ケットの部分を変更した場合の例を示す取付はブラケッ
トの正面図である。 第7図は、スタッドボルトの挿通孔に改良を加えたブレ
ーキの倍力装置取付構造を示す部分取付構造図であり、
第8図は、第7図のC−C断面図である。 第9図は、従来のブレーキの倍力装置取付構造を示す縦
断面図である。 ■・・・ダッシュパネル、 la・・・ダンシュロアーバネル、 1b・ ・ダッシュアッパーパネル、 2 ・・開口部、 3・・・ブレーキペダル、 5・・・ペダルブラケット、 5a、5b・ ・取付はボルト、 5C・ ・上側フランジ部・、 5d・ ・前側フランジ部、 6・・・取付はブラケット、 6a・・・スペーサ、 7a 7 b ・ 7 C・ 7 d ・ X−X ・ ・倍力装置、 ・本体部分、 ・コントロール弁部分、 ・ロッド、 ・スタッドボルト、 ・空間、 ・エンジンルーム、 ・運転室、 ・取付は軸線。 第2図 第1図 第3図 第4図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ブレーキの倍力装置の本体部分をエンジンルーム
    の側に配置し、この倍力装置のコントロール弁部分を運
    転室の側に配置されたブレーキペダルに連結してなる車
    両のブレーキの倍力装置取付構造において、 前記エンジンルームと運転室との間に配置されたダッシ
    ュパネルに、前記本体部分より大きく該本体部分を通過
    させることのできる内形を有する開口部を形成し、 前記開口部の運転室の側に該開口部に隣接して、前記本
    体部分を支持するための支持部材を前記車両の車体部分
    に着脱可能に取付け、 前記本体部分を前記開口部に隣接して前記エンジンルー
    ムの側に配置するとともに、前記開口部を介して前記本
    体部分を前記支持部材に支持させることを特徴とする車
    両のブレーキの倍力装置取付構造。
  2. (2)ブレーキの倍力装置の本体部分をエンジンルーム
    内に配置し、この倍力装置のコントロール弁部分を運転
    室の側に配置されたブレーキペダルに連結してなる車両
    のブレーキの倍力装置取付構造において、 前記運転室の側に、前記エンジンルームと運転室との間
    に配置されたダッシュパネルから所定の間隔を隔てて、
    前記本体部分を支持するための支持部材を配置し、 前記本体部分の外形より小さく、前記コントロール弁部
    分と、該コントロール弁部分の周囲に配置され且つ前記
    本体部分の運転室の側面に植設されたスタッドボルトと
    を挿通し得る開口部を前記ダッシュパネルに形成し、 この開口部の内形と前記スタッドボルト及びコントロー
    ル弁部分との間に、前記スタッドボルト及びコントロー
    ル弁部分を該本体部分の取付け軸線に対して側方又は上
    方に傾斜させることができるような隙間を形成し、 前記本体部分を前記開口部の前記エンジンルームの側に
    隣接して配置するとともに、前記スタッドボルトの先端
    部分を前記支持部材に係合させて前記本体部分を該支持
    部材に着脱可能に取付ける、ことを特徴とする車両のブ
    レーキの倍力装置取付構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE38327E1 (en) 1995-07-17 2003-11-25 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Brake apparatus having an improved brake feel
US6918318B2 (en) 2001-01-10 2005-07-19 Ksr Industrial Corporation Brake pedal assembly with variable ratio
JP2019023789A (ja) * 2017-07-24 2019-02-14 豊田鉄工株式会社 車両用操作ペダル装置

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