JP2630031B2 - ステアリングコラムの支持構造 - Google Patents

ステアリングコラムの支持構造

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JP2630031B2
JP2630031B2 JP17638690A JP17638690A JP2630031B2 JP 2630031 B2 JP2630031 B2 JP 2630031B2 JP 17638690 A JP17638690 A JP 17638690A JP 17638690 A JP17638690 A JP 17638690A JP 2630031 B2 JP2630031 B2 JP 2630031B2
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晴啓 中務
謹一 田沼
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明はステアリングコラムの支持構造に関するも
のである。
<従来の技術〕 従来のステアリングコラムの支持構造としては、例え
ば第5図〜第7図に示されるようなものがある(自動車
工学全書 (株)山海堂 昭和55年発行 第11巻139頁
参照)。
1がステアリングコラムであり、2がステアリングホ
イールである。そして、ステアリングコラム1は、ステ
アリングコラム1に取付けられたコラムクランプ3をコ
ラムブラケット11を介してステアリングブラケット4の
下端に取付けることにより支持されている。このステア
リングブラケット4は左右一対のブラケット4l、4rより
構成されており、その両ブラケット4l、4rの先端間にコ
ラムクランプ3が固定されている。ここで「左側」とは
自動車の前方を向いて左側を(図中L側)、「右側」と
は自動車の前方を向いて右側を(図中R側)を意味す
る。
一方、5がブレーキブラケットであり、ダッシュロア
6に固定されている。そして、7がブレーキレバーであ
り、その先端にブレーキペダル8が取付けられている。
ブレーキブラケット5は左右一対のブラケット5l、5rか
らなり、その両ブラケット5l、5r間に配されたピン9に
よってブレーキレバー7が回動自在に軸支されている。
そして、Eがエンジンで、10がマスタバックである。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、このような従来の技術にあっては、ス
テアリングブラケット4がブレーキブラケット5と一部
重なりあってブレーキブラケット5の略後方(自動車の
後方向を意味し図中B方向で示す)に位置している。従
って、前面衝突時にブレーキブラケット5が後方に移動
するとピン9がステアリングブラケット4を直撃してス
テアリングホイール2を真っ直ぐ後方に移動せしめるお
それがあった(第7図参照)。このため、安全性の面か
らステアリングブラケット等を必要以上に強度の高いも
のとしたり、板厚を厚くしたりしており、車両重量増大
の要因となっていた。
この発明はこのような従来の技術に着目してなされた
ものであり、車両重量を増加させることなく前面衝突時
にステアリングの後方への移動量を少なくして安全性の
面で有利なステアリングコラムの支持構造を提供せんと
するものである。
<課題を解決するための手段> この発明に係るステアリングコラムの支持構造は、上
記の目的を達成するために、ステアリングコラム支持用
のコラムクランプの両端部が、車体に固定した左右一対
のステアリングブラケットの下端部に、それぞれコラム
ブラケットを介して取付けられており、且つ前記コラム
クランプのほぼ前方位置にブレーキペダル支持用の左右
一対のブレーキブラケットが位置しているステアリング
コラムの支持構造において、前記左右一対のブレーキブ
ラケットはステアリングブラケットに対し左右方向にオ
フセットして、車両前面衝突時に前記ステアリングブラ
ケットと当たらない位置関係にあり、更に、前記コラム
ブラケットのうち、ブレーキブラケット側に位置する一
方側のコラムブラケットをフランジがブレーキブラケッ
ト側へ向けられた断面コ字形状部材で形成すると共に、
該コラムブラケットをブレーキブラケット側に位置する
一方側のステアリングブラケットの下向きの下端部に重
合状態で接続し、且つ一方側のコラムブラケットが車両
前面衝突時にそのフランジとステアリングブラケット側
に位置する他方側のブレーキブラケットとが当たるよう
に、曲折形状を呈してブレーキブラケット側にオフセッ
ト形成されたものである。
<作用> この発明に係るステアリングコラムの支持構造によれ
ば、ステアリングブラケットをブレーキブラケットと当
たらないように配置したため、前面衝突時においてもブ
レーキブラケットとステアリングブラケットとが直接ぶ
つかることがない。そして、一方側のコラムブラケット
が車両前面衝突時にそのフランジとブレーキブラケット
とが当たり得る曲折形状を呈しているため、前面衝突時
にはブレーキブラケットとコラムブラケットのフランジ
がぶつかって、その反撥力によってコラムブラケットが
他方側へ回転するように押される。これによりステアリ
ングコラムが他方側に回転するため運転者をよけると共
に、ステアリングホイールの後方への移動量が減少す
る。
<実 施 例> 以下この発明の好適な一実施例を第1図〜第4図に基
づいて説明する。ここで、従来例と共通する部分には同
一の符号を付し、重複する説明は省略する。
20がステアリングブラケットであり、左右一対のブラ
ケット20l、20rから構成されている。このうち、ブレー
キブラケット24側に位置する右側(一方側)のブラケッ
ト20rは左側(他方側)のブラケット20lに比して短くな
っており、右側のブラケット20rの下向きの下端部の右
側面には右側のコラムブラケット21の一端が背中合わせ
した重合状態で接続されている。ここで、右側のコラム
ブラケット21は、一端に対して他端が所定のオフセット
量Hを得ることができるように、断面コ字状の部材をフ
ランジ21a面内で略クランク状に曲折形成した曲折形状
を呈している。従って、背中あわせで接続することによ
りそのフランジ21aが右方向に突出した状態で接続され
ることになる。そして、このコラムブラケット21と、ス
テアリングブラケット20の左側のブラケット20lに形成
された左向きの下端部に取付けられた左側のコラムブラ
ケット22との間に、コラムクランプ23が接続され、これ
によりステアリングコラム1を固定している。
また、24がブレーキブラケットであり、断面コ字状の
左右一対のブラケット25、26から構成されている。この
ブレーキブラケット24は、前面衝突時に後方へ移動して
も、ステアリングブラケット20とは当たらないようにス
テアリングブラケット20に対し左右方向にオフセットし
た位置関係にある。つまり、左側のブラケット(25)が
車両前面衝突時にステアリングブラケット(20)の右側
のブラケット(20r)と当たらない位置関係にある。そ
して、この左側のブラケット25は、そのフランジ25aが
左方向に突出した形状になっている。
一方、前述の右側のコラムブラケット21のオフセット
量Hは、前面衝突時に右側のコラムブラケット21のフラ
ンジ21aが、ブレーキブラケット24の左側のブラケット2
5のフランジ25aのみと当たるような量に設定されてい
る。
次に、前面衝突時の動きについて説明する。
前面衝突が発生すると、ブレーキブラケット24が後方
へ移動する。この時、ブレーキブラケット24とステアリ
ングブラケット20とが直接ぶつかることはない。そし
て、ブレーキブラケット24の後方への移動量が大きくな
ると、ブレーキブラケット24の左側のブラケット25のフ
ランジ25aが、右側のコラムブラケット21のフランジ21a
にぶつかって互いにフランジ25a、21aを第3図に示すよ
うに曲げようとする。これに伴って右側のコラムブラケ
ット21を図中P方向へ移動させる力が発生し、ステアリ
ングホイール2は左方向へ回転することになる(第4図
参照)。
このように、ステアリングブラケット20をブレーキブ
ラケット24と当たらないように配置したため、前面衝突
時においてもブレーキブラケット24とステアリングブラ
ケット20とが直接ぶつかることがない。そして、前面衝
突時にブレーキブラケット24の左側のブラケット25のフ
ランジ25aが、右側のコラムブラケット21のフランジ21a
にのみぶつかるため、互いに相手のフランジ25a、21aを
曲げると同時にコラムブラケット21を左方向へ回転させ
ながら押しやる。これによりステアリングコラム1が左
方向に回転するため、運転者を避けるとともにステアリ
ングホイール2の後方への移動量が減少するので、安全
性の面で有利な構造となる。
また、コラムブラケット21をステアリングブラケット
20に重合状態で面接続しているため、剛性が低下してア
イドリング時に振動を起こして雑音を発生することがな
い。
尚、上記実施例においては、「一方側」として右側
を、「他方側」として左側を意味する場合について示し
たが、本発明はこれに限らず各々反対の場合も含むもの
である。
また、ステアリングブラケット20の右側のブラケット
20rと、ブレーキブラケット24の左側のブラケット25と
の間隔をできるだけ大きくとることができれば、コラム
ブラケット21のオフセット量Hが大きくなるためステア
リングホイール2を横に逃がす機能は一層増大する。
<発明の効果> この発明に係るステアリングコラムの支持構造は、以
上説明してきた如き内容のものであって、前面衝突時に
ブレーキブラケットが直接ステアリングブラケットに当
たることがないので、ステアリングホイールの後方への
移動量を抑えることができる。また、ブレーキブラケッ
トとコラムブラケットのフランジとがぶつかって互いに
変形する際に、ステアリングホイールを側方へ逃がすた
め、後方への移動量を一層減少させることができる。こ
のため、安全性の面で有利な構造となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係るステアリングコラム
の支持構造を示す車両後方から見た正面図、 第2図は第1図中II−II方向に見た断面図、 第3図は前面衝突時におけるブレーキブラケットのフラ
ンジがコラムブラケットのフランジにぶつかる状態を示
す第2図中III−III線の断面に相当する説明図、 第4図は前面衝突時におけるステアリングの移動状態を
示す概略説明図、 第5図は従来におけるステアリングコラムの支持構造を
示す側面図、 第6図は第5図中矢示VI方向から見た正面図、そして、 第7図は前面衝突時におけるステアリングの移動状態を
示す概略説明図である。 1……ステアリングコラム 8……ブレーキペダル 20……ステアリングブラケット 20r……右側のブラケット(一方側のステアリングブラ
ケット) 21……右側のコラムブラケット(一方側のコラムブラケ
ット) 21a……右側のコラムブラケットのフランジ 23……コラムクランプ 24……ブレーキブラケット 25……左側のブラケット(他方側のブレーキブラケッ
ト) 25a……左側のブラケットのフランジ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステアリングコラム(1)支持用のコラム
    クランプ(23)の両端部が、車体に固定した左右一対の
    ステアリングブラケット(20)の下端部に、それぞれコ
    ラムブラケット(21、22)を介して取付けられており、
    且つ前記コラムクランプ(23)のほぼ前方位置にブレー
    キペダル(8)支持用の左右一対のブレーキブラケット
    (24)が位置しているステアリングコラムの支持構造に
    おいて、 前記左右一対のブレーキブラケット(24)はステアリン
    グブラケット(20)に対し左右方向にオフセットして、
    車両前面衝突時に前記ステアリングブラケット(20)と
    当たらない位置関係にあり、 更に、前記コラムブラケット(21、22)のうち、ブレー
    キブラケット(24)側に位置する一方側のコラムブラケ
    ット(21)をフランジ(21a)がブレーキブラケット(2
    4)側へ向けられた断面コ字形状部材で形成すると共
    に、該コラムブラケット(21)をブレーキブラケット
    (24)側に位置する一方側のステアリングブラケット
    (20r)の下向きの下端部に重合状態で接続し、且つ一
    方側のコラムブラケット(21)が車両前面衝突時にその
    フランジ(21a)とステアリングブラケット(20)側に
    位置する他方側のブレーキブラケット(25)とが当たる
    ように、曲折形状を呈してブレーキブラケット(24)側
    にオフセット形成されたことを特徴とするステアリング
    コラムの支持構造。
JP17638690A 1990-07-05 1990-07-05 ステアリングコラムの支持構造 Expired - Lifetime JP2630031B2 (ja)

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JPH0466370A JPH0466370A (ja) 1992-03-02
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