JPH06286659A - ペダルブラケットの構造 - Google Patents
ペダルブラケットの構造Info
- Publication number
- JPH06286659A JPH06286659A JP9656593A JP9656593A JPH06286659A JP H06286659 A JPH06286659 A JP H06286659A JP 9656593 A JP9656593 A JP 9656593A JP 9656593 A JP9656593 A JP 9656593A JP H06286659 A JPH06286659 A JP H06286659A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pedal bracket
- bent
- car body
- width direction
- pedal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
- Braking Elements And Transmission Devices (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動車の衝突時にペダルブラケットを変形さ
せ運転席の空間を狭めないようにする。 【構成】 インストルメントパネルおよびダッシュパネ
ルで画成したコーナーに、車体前後方向に沿って取付け
るペダルブラケット1において、ペダルブラケット1の
前記コーナーに沿った湾曲部の外側面に車体幅方向に切
欠部9を設け、ペダルブラケット1の後部に車体幅方向
の凹部を形成して折曲部8を設け、ペダルブラケット1
の下端両縁にプレート面が前向きと上向きの略L字形状
となるガイドプレート12を設けた。自動車の衝突時に
は、ペダルブラケット1が切欠部9から前後方向に折れ
曲がり、さらに折曲部8から曲がることになる。また、
ガイドプレート12が後方に折れ曲がる。これにより車体
変形量をペダルブラケット1にて吸収する。また、車体
変形がコラム支持部に影響しないので、ステアリング軸
の安定化を図ることができる。
せ運転席の空間を狭めないようにする。 【構成】 インストルメントパネルおよびダッシュパネ
ルで画成したコーナーに、車体前後方向に沿って取付け
るペダルブラケット1において、ペダルブラケット1の
前記コーナーに沿った湾曲部の外側面に車体幅方向に切
欠部9を設け、ペダルブラケット1の後部に車体幅方向
の凹部を形成して折曲部8を設け、ペダルブラケット1
の下端両縁にプレート面が前向きと上向きの略L字形状
となるガイドプレート12を設けた。自動車の衝突時に
は、ペダルブラケット1が切欠部9から前後方向に折れ
曲がり、さらに折曲部8から曲がることになる。また、
ガイドプレート12が後方に折れ曲がる。これにより車体
変形量をペダルブラケット1にて吸収する。また、車体
変形がコラム支持部に影響しないので、ステアリング軸
の安定化を図ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等のダッシュパ
ネルに連設してステアリングコラムを支持するようにし
たペダルブラケットの構造に関するものである。
ネルに連設してステアリングコラムを支持するようにし
たペダルブラケットの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の運転席の前方に配置されている
ステアリングやペダルは、操作時の安定性を良くするよ
うに、インストルメントパネルやダッシュパネルに堅固
に支持されている。一方、自動車の衝突時には反動によ
ってステアリング等が運転席の空間を狭めないように、
この堅固な構造に衝撃吸収部を設けたりしている。
ステアリングやペダルは、操作時の安定性を良くするよ
うに、インストルメントパネルやダッシュパネルに堅固
に支持されている。一方、自動車の衝突時には反動によ
ってステアリング等が運転席の空間を狭めないように、
この堅固な構造に衝撃吸収部を設けたりしている。
【0003】衝突時の対策としては、マスタシリンダを
後方に移動させない構造にしたものや(実公昭58-45162
号公報)、マスタシリンダの後方にガイド板を斜めに配
置し、衝突時にマスタシリンダが運転者の膝の上方に回
避する構成としたものがある(実公昭61-31887号公
報)。また、実公昭61-32854号公報ではマスタシリンダ
の取付位置を屈曲した支持部材によって車体幅方向にず
らして配置することが開示されている。
後方に移動させない構造にしたものや(実公昭58-45162
号公報)、マスタシリンダの後方にガイド板を斜めに配
置し、衝突時にマスタシリンダが運転者の膝の上方に回
避する構成としたものがある(実公昭61-31887号公
報)。また、実公昭61-32854号公報ではマスタシリンダ
の取付位置を屈曲した支持部材によって車体幅方向にず
らして配置することが開示されている。
【0004】ところで、インストルメントパネルとダッ
シュパネルとのコーナーにステアリングコラムを支持す
る場合、図9ないし図11に示すように、ペダルブラケッ
ト1を介在させて取付けている。ペダルブラケット1は
下部にステアリングコラム2を固定するための突起3が
固着され、また、ダッシュパネルの取付面4を有してい
る。
シュパネルとのコーナーにステアリングコラムを支持す
る場合、図9ないし図11に示すように、ペダルブラケッ
ト1を介在させて取付けている。ペダルブラケット1は
下部にステアリングコラム2を固定するための突起3が
固着され、また、ダッシュパネルの取付面4を有してい
る。
【0005】また、このペダルブラケット1はこの両側
板に軸受5を設けペダル用の軸芯を支持し、ペダル6を
回動自在に設けている。
板に軸受5を設けペダル用の軸芯を支持し、ペダル6を
回動自在に設けている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のペダ
ルブラケット1にステアリングコラム2を支持したもの
においては、ペダルブラケット1が堅固に製作されてい
るため、衝突時のステアリングコラム2の移動方向は衝
撃の方向により変化することが多く、図9に示すF方向
からの衝撃力では後方に移動する。また、このために運
転席の空間が狭くなり、さらにペダル類の構造物が衝撃
力によって移動して足元を狭くする虞がある。
ルブラケット1にステアリングコラム2を支持したもの
においては、ペダルブラケット1が堅固に製作されてい
るため、衝突時のステアリングコラム2の移動方向は衝
撃の方向により変化することが多く、図9に示すF方向
からの衝撃力では後方に移動する。また、このために運
転席の空間が狭くなり、さらにペダル類の構造物が衝撃
力によって移動して足元を狭くする虞がある。
【0007】本発明は、自動車の衝突時において運転席
の空間を狭めないようなペダルブラケットの構造を提供
することを目的とする。
の空間を狭めないようなペダルブラケットの構造を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、インストルメントパネルおよびダッシュパ
ネルで画成したコーナーに、車体前後方向に沿って取付
けるペダルブラケットにおいて、該ペダルブラケットの
前記コーナーに沿った湾曲部の外側面に車体幅方向に切
欠部を設け、前記ペダルブラケットの後部に車体幅方向
の凹部を形成して折曲部を設け、前記ペダルブラケット
の下端両縁にプレート面が前向きと上向きの略L字形状
となるガイドプレートを設けたことを特徴とする。
するために、インストルメントパネルおよびダッシュパ
ネルで画成したコーナーに、車体前後方向に沿って取付
けるペダルブラケットにおいて、該ペダルブラケットの
前記コーナーに沿った湾曲部の外側面に車体幅方向に切
欠部を設け、前記ペダルブラケットの後部に車体幅方向
の凹部を形成して折曲部を設け、前記ペダルブラケット
の下端両縁にプレート面が前向きと上向きの略L字形状
となるガイドプレートを設けたことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明は上記のように構成したものであるか
ら、自動車の衝突時には、ペダルブラケットが切欠部か
ら前後方向に折れ曲がり、さらに折曲部から曲がること
になる。また、ガイドプレートが後方に折れ曲がること
になる。一方、ガイドプレートは、横方向に剛性が保持
されて変形を難しくさせている。
ら、自動車の衝突時には、ペダルブラケットが切欠部か
ら前後方向に折れ曲がり、さらに折曲部から曲がること
になる。また、ガイドプレートが後方に折れ曲がること
になる。一方、ガイドプレートは、横方向に剛性が保持
されて変形を難しくさせている。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1に示すように、ペダルブラケット1は下
部にステアリングコラム2を固定し、ペダル6を軸受5
により回動自在に設けている。また、ペダルブラケット
1は、エンジンルームとキャビンを隔てるダッシュパネ
ルへの取付面4(図5ないし図7参照)を有している。
ペダルブラケット1の上面はインストルメントパネルへ
の取付面7が形成され、その前方は略コ字形状に曲げら
れて凹部を形成し、凹部に車体幅方向に折曲部8を設け
ている。さらに凹部の前方に車体幅方向に切欠部9を設
けている。
説明する。図1に示すように、ペダルブラケット1は下
部にステアリングコラム2を固定し、ペダル6を軸受5
により回動自在に設けている。また、ペダルブラケット
1は、エンジンルームとキャビンを隔てるダッシュパネ
ルへの取付面4(図5ないし図7参照)を有している。
ペダルブラケット1の上面はインストルメントパネルへ
の取付面7が形成され、その前方は略コ字形状に曲げら
れて凹部を形成し、凹部に車体幅方向に折曲部8を設け
ている。さらに凹部の前方に車体幅方向に切欠部9を設
けている。
【0011】また、図3、図4および図8に示すように
クラッチブラケット10とコラムサポート11との間に略L
字形状のガイドプレート12を設けており、プレート面は
前方向と上方向に向いている。ガイドプレート12はこの
角部より前後方向に曲がり易く、車体幅方向には剛性が
保たれている。
クラッチブラケット10とコラムサポート11との間に略L
字形状のガイドプレート12を設けており、プレート面は
前方向と上方向に向いている。ガイドプレート12はこの
角部より前後方向に曲がり易く、車体幅方向には剛性が
保たれている。
【0012】図2に示すように、自動車の前面衝突時に
矢印Fによりペダルブラケット1に衝撃力が付加される
と、折曲部8および切欠部9から、図中、二点鎖線で示
すように後方や上方に屈曲し衝撃力を吸収する。また、
クラッチブラケット10から伝わる衝撃力をガイドプレー
ト12の変形により吸収することができる。
矢印Fによりペダルブラケット1に衝撃力が付加される
と、折曲部8および切欠部9から、図中、二点鎖線で示
すように後方や上方に屈曲し衝撃力を吸収する。また、
クラッチブラケット10から伝わる衝撃力をガイドプレー
ト12の変形により吸収することができる。
【0013】このように、前後の取付部との間でペダル
ブラケット1を積極的に変形させ、移動量を抑制させる
ことによって、運転席の空間を維持するように働くもの
である。
ブラケット1を積極的に変形させ、移動量を抑制させる
ことによって、運転席の空間を維持するように働くもの
である。
【0014】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したもので
あるから、自動車の衝突時の車体変形量をペダルブラケ
ットにて吸収するので、運転席の空間を確保することが
できる。また、これにより車体変形がコラム支持部に影
響しないので、ステアリング軸の安定化を図ることがで
きる。
あるから、自動車の衝突時の車体変形量をペダルブラケ
ットにて吸収するので、運転席の空間を確保することが
できる。また、これにより車体変形がコラム支持部に影
響しないので、ステアリング軸の安定化を図ることがで
きる。
【図1】本発明による実施例のペダルブラケット周辺の
斜視図である。
斜視図である。
【図2】図1に示すペダルブラケット周辺の側面図であ
る。
る。
【図3】図1に示すペダルブラケット部分の側面図であ
る。
る。
【図4】図1に示すペダルブラケット部分のa方向矢視
図である。
図である。
【図5】図1に示すペダルブラケット部分のb方向矢視
図である。
図である。
【図6】図5に示すペダルブラケット部分のc方向矢視
図である。
図である。
【図7】図1に示すペダルブラケット部分のd方向矢視
図である。
図である。
【図8】図4に示すペダルブラケット部分のe方向矢視
図である。
図である。
【図9】従来のペダルブラケット周辺の側面図である。
【図10】図9に示すペダルブラケット部分のm方向矢
視図である。
視図である。
【図11】図9に示すペダルブラケット部分のn方向矢
視図である。
視図である。
1 ペダルブラケット 8 折曲部 9 切欠部 12 ガイドプレート
Claims (1)
- 【請求項1】 インストルメントパネルおよびダッシュ
パネルで画成したコーナーに、車体前後方向に沿って取
付けるペダルブラケットにおいて、該ペダルブラケット
の前記コーナーに沿った湾曲部の外側面に車体幅方向に
切欠部を設け、前記ペダルブラケットの後部に車体幅方
向の凹部を形成して折曲部を設け、前記ペダルブラケッ
トの下端両縁にプレート面が前向きと上向きの略L字形
状となるガイドプレートを設けたことを特徴とするペダ
ルブラケットの構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9656593A JPH06286659A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | ペダルブラケットの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9656593A JPH06286659A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | ペダルブラケットの構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06286659A true JPH06286659A (ja) | 1994-10-11 |
Family
ID=14168555
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9656593A Pending JPH06286659A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | ペダルブラケットの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06286659A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0867938A2 (en) | 1997-03-28 | 1998-09-30 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Semiconductor device comprising electrode pads and leads |
EP0893310A1 (de) | 1997-07-23 | 1999-01-27 | Daimler-Benz Aktiengesellschaft | Pedalanordnung in einem Kraftfahrzeug |
EP0822112A3 (de) * | 1996-08-02 | 1999-06-16 | DaimlerChrysler AG | Fahrpedaleinheit |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP9656593A patent/JPH06286659A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0822112A3 (de) * | 1996-08-02 | 1999-06-16 | DaimlerChrysler AG | Fahrpedaleinheit |
EP0867938A2 (en) | 1997-03-28 | 1998-09-30 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Semiconductor device comprising electrode pads and leads |
EP0893310A1 (de) | 1997-07-23 | 1999-01-27 | Daimler-Benz Aktiengesellschaft | Pedalanordnung in einem Kraftfahrzeug |
US6089342A (en) * | 1997-07-23 | 2000-07-18 | Daimler Chrysler Ag | Motor vehicle with two longitudinal projecting frame members |
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